【呪術廻戦】祈本里香の正体とは?乙骨憂太との関係や死因・呪いを考察

大人気のアニメ『呪術廻戦』の前日譚第0巻としてコミック化されている『東京都立呪術高等専門学校』があります。その主人公は乙骨憂太と祈本里香です。祈本里香は呪いの中でも過去最強の呪いであり、呪いの女王とさえ形容されるほどの力を発揮しています。連載時には未発表であった祈本里香と乙骨憂太との関係が第0巻として刊行された『東京都立呪術高等専門学校』において、少しだけ判明しました。祈本里香の死因や過去、呪いになったいきさつなど、祈本里香の正体について考察します。

【呪術廻戦】祈本里香の正体とは?乙骨憂太との関係や死因・呪いを考察のイメージ

目次

  1. 祈本里香とは?
  2. 祈本里香の正体を考察!乙骨憂太との関係や死因は?
  3. 祈本里香に呪いを掛けていたのは憂太?再登場はある?
  4. 祈本里香の父親や母親は?過去を考察
  5. 祈本里香に関する感想や評価
  6. 祈本里香まとめ

祈本里香とは?

集英社の『週刊少年ジャンプ』に連載中のダークファンタジーバトル漫画『呪術廻戦』の人気が高まってきています。『呪術廻戦』は、同じく『週刊少年ジャンプ』から過去に出た大ヒット作品の『鬼滅の刃』や『BLEACH』に続く『週刊少年ジャンプ』の看板作品といえます。人気急上昇中の『呪術廻戦』の前日譚として、『週刊少年ジャンプ』の増刊号である『ジャンプGIGA』に連載されたた『東京都立呪術高等専門学校』があります。

2017年の作品である『東京都立呪術高等専門学校』には、『呪術廻戦』に登場するキャラクターたちの過去や若かりし頃などが描かれています。その中に「最強の呪い」「呪いの女王」と形容される「折本里香」がいます。祈本里香は乙骨憂太に取り憑いていた過去を持ちます。祈本里香は過去存在したことがない特級過呪怨霊に分類され、その力は例えるならばクラスター弾を使った絨毯爆撃レベル以上とされています。

呪術廻戦の作品情報

徐々に人気が高まってきている『呪術廻戦』は、近年人気ジャンルのダークファンタジーと、『週刊少年ジャンプ』などの少年誌が得意とする「バトル系」が融合した作品です。人間の負の感情といわれる「恨み」「妬み」「後悔」「未練」などが固まって出来上がった怨霊(『呪術廻戦』では「呪い」と言われる呪霊などの化け物)と、独自の術式を持つ「呪術師」たちとの戦いが軸になっています。

呪術廻戦の概要

『呪術廻戦』や『東京都立呪術高等専門学校』は、岩手県出身の若手漫画家である芥見下々(あくたみげげ)による作品です。『呪術廻戦』は、2018年3月から集英社の『週刊少年ジャンプ』に連載が始まりました。2021年1月現在で、『呪術廻戦』のコミックスは既刊14巻となっています。『呪術廻戦』の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』のコミックスも『呪術廻戦』の第0巻として2018年に発売されました。

呪術廻戦のあらすじ

本編である『呪術廻戦』の主人公は、人間離れした身体能力を持つ高校生の虎杖悠仁です。もともとは非呪術師であった虎杖悠仁でしたが、呪物を食べたことにより力を得ます。危険人物として死刑宣告された虎杖悠仁でしたが、特級呪術師の五条悟の提案で都立呪術高専で預かることになります。その後、様々な「呪い」と戦うことになっていきます。『東京都立呪術高等専門学校』は、その『呪術廻戦』のエピソードゼロです。

東京都立呪術高等専門学校の概要

『呪術廻戦』の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』を読むと、「呪い」「呪術師」などについての理解が深まります。『東京都立呪術高等専門学校』の主人公は乙骨憂太です。乙骨憂太に危険が迫ると、怨霊である祈本里香が現れ乙骨憂太を守ります。危険人物と判断された乙骨憂太は東京都立呪術高等専門学校に編入され、五条悟のもとで呪術師として訓練されていきます。

祈本里香のプロフィール

祈本里香は2011年に交通事故で亡くなりました。享年11歳でした。その際に乙骨憂太に取り憑きました。祈本里香の呪いとしてのレベルは、特級過とされ計測不可能とされています。このため「呪いの女王」と呼ばれることがあります。祈本里香は乙骨憂太以外の人間を嫌い、祖母の作った茄子の煮浸しが大嫌いです。乙骨憂太に危害を加える相手には、たとえ乙骨憂太の家族であっても容赦しない狂暴さを持っています。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

祈本里香の正体を考察!乙骨憂太との関係や死因は?

2018年12月に『東京都立呪術高等専門学校』のコミックスが発売され、その58ページ目に祈本里香のプロフィールが挿入されていました。この発表で、それまで明らかになっていなかった祈本里香の設定や過去が解明されました。『東京都立呪術高等専門学校』は、主人公の乙骨憂太と取り憑いた祈本里香の物語です。そのため、祈本里香の正体や過去が分かるようになっています。

考察①乙骨憂太と結婚の約束をする?指輪は母の?

両親を失った祈本里香は父方の祖母に引き取られます。祖母は祈本里香が原因で息子夫婦が死んだと思い込んでいて、関係は良くはありませんでした。病院で知り合った乙骨憂太が大好きになりました。祈本里香はタンスにあった母親の形見である結婚指輪を持ち出し、それを乙骨憂太に「大人になったら結婚しようね」とプレゼントします。そして祈本里香が死亡後、この指輪に祈本里香の「念」が宿り、乙骨憂太と繋がります。

考察②不慮の事故で死亡し呪いになった?

祈本里香は11歳の時、交通事故で死亡します。祈本里香が交通事故にあったのは、乙骨憂太の目の前でした。祈本里香は車に轢かれましたが、頭部を轢かれたので即死でした。呆然と交通事故現場に立ち尽くす乙骨憂太は「祈本里香が死んだなんて、信じない」と強く念じました。その結果、死亡直後の祈本里香は「呪い」に転じ、乙骨憂太に取り憑いたのです。

考察③呪いの女王と呼ばれる強さ

呪いになった祈本里香は、乙骨憂太に対しての愛情の強さから、乙骨憂太を守るためには限度を超した力を発揮します。祈本里香は、学校で乙骨憂太をいじめた4人に対して、ロッカーに4人を折りたたんで閉じ込めました。祈本里香の力は変幻自在で底なしであると危険視され、五条悟や呪術界上層部からはマークされていました。夏油でさえも「呪いの女王である祈本里香さえ手に入れば最強」と高く評価するほどでした。

考察④夏油傑の切り札

夏油傑は、五条悟や家入硝子とは同級生の関係です。夏油は「呪術を持たない人間が呪いを生み出しているのだから、彼らを抹殺すれば呪術師さえも不要な世界になる」という考えを公言しています。呪いを飲み込み自分の力にする能力を持つため、「最強の呪い」とも言われた祈本里香を手に入れたら世界を牛耳ることができると考えていました。夏油は、乙骨憂太と祈本里香によって倒されました。

考察⑤二度目の完全顕現

怨霊である「呪い」が、その姿をはっきりと現すことを顕現(けんげん)といいます。一般に、力の弱い妖怪や怨霊は完全には姿を現しません。ところが、祈本里香は乙骨憂太が危害を加えられると姿を現し、容赦なく相手を叩きのめします。一度目は高校時代に、二度目は夏油との戦いで完全顕現しました。規定レベルをはるかに超えている「特級過」といわれる祈本里香であるからこそ長い時間の権限が可能であったのです。

考察⑥キスで制限解除

祈本里香は乙骨憂太に危害を加える相手を容赦なく叩き潰します。乙骨憂太が祈本里香以外の人間に優しくすると強烈に嫉妬します。つまり、祈本里香の力は乙骨憂太にコントロールされていたのです。夏油傑との壮絶な戦いの時、呪術師としての力の差を目の当たりにした乙骨憂太は、自らの死をいけにえとし、祈本里香にキスをして祈本里香の力の制限を解除します。キスされた祈本里香は最強となり、夏油に致命傷を与えます。

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祈本里香に呪いを掛けていたのは憂太?再登場はある?

コミック『東京都立呪術高等専門学校』の後半で、様々な事実が判明していきます。実は乙骨憂太は、日本最強の呪術師である菅原道真の遠い子孫でした。五条悟も菅原道真の子孫だったので、二人は遠い親類の関係だったのです。一方、祈本里香を調べると非呪術師の家系であり、最強の呪いになる素質が天性のものではなかったことが分かったのです。つまり乙骨憂太が祈本里香に呪いを掛けていたのです。

考察①憂太が里香に呪いを掛けていた理由

『呪術廻戦』における「呪い」は、人間の持つ「負の気持ち」によって作られているとされています。祈本里香の場合、乙骨憂太の強い気持ちで呪いになったと考えられます。目の前で祈本里香が交通事故にあって即死状態になり、現場を目撃して無心になった乙骨憂太は単に離れたくないと強く思いました。その強い思いが呪術師としての能力を開花させ、祈本里香に呪いを掛けてしまったというわけです。

考察②里香は憂太に別れを告げ成仏

乙骨憂太が祈本里香に呪いを掛けてしまったのではないかという仮説は、乙骨憂太自身が立てていました。夏油との激戦の後、乙骨憂太が約束通り自分の死を捧げます。その途端、乙骨憂太と祈本里香の主従関係が崩れます。その結果、祈本里香にかけられていた呪いが解け、さまよっていた祈本里香の魂が成仏します。呪いとなっていた過去6年間は生きていた5年間よりも幸せだったと言い、祈本里香は「またね」と消えていきました。

考察③再登場の可能性

原作コミックス『呪術廻戦』にも、乙骨憂太の名前や祈本里香の名前は既に登場しています。しかし、キャラクターとしての登場シーンはありません。乙骨憂太が修行のためにミゲルとともにマダガスカルにいる挿絵はありました。乙骨憂太が再登場することは考えられますが、祈本里香の再登場はありません。なぜなら、祈本里香は成仏したからです。非呪術師であることも判明した祈本里香なので、キャラとしての再登場は無いでしょう。

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祈本里香の父親や母親は?過去を考察

五条悟たちによって祈本里香の家系は非呪術師であることが判明しました。わずか11歳で急死した祈本里香ではありますが、『東京都立呪術高等専門学校』に挿入されたプロフィールページで様々な過去が判明します。非呪術師家系ではあるものの、祈本里香の短い人生には不可解な出来事や負の感情を生み出す過去がありました。祈本里香の過去の出来事と乙骨憂太の強い思いが結合し、最強の呪いである祈本里香が出現したのです。

考察①幼い時に母親が急死した?

祈本里香が5歳の時に、母親が原因不明の急死を遂げています。「原因不明」とあるので、事故などではなく病死と考えられます。母親の死亡が「呪い」によるものであるようなイメージを与えてはいますが、はっきりとは書かれていません。父方の祖母は祈本里香に疑いを持っており、祈本里香が母親を殺したのではないかと思っています。非呪術師の家系であるものの、祈本里香は過去から何らかの力を持っていたかのような設定です。

考察②父親は行方不明?

小学校に入学する二日前に、父親と山登りに出かけます。ところが二人は行方不明となります。一週間後に、祈本里香だけが山頂付近の山小屋の中に一人でいるところを発見されます。父親は行方不明のまま失踪となりました。父親の生死は不明であり、それ以上の父親に関する情報は一切ありません。なぜ山登りをしたのか、失踪したことも含めて謎のままです。この不可解な過去も、祈本里香の力に関係しているのかもしれません。

考察③祖母との関係

幼くして母親も父親もなくした祈本里香は、父方の祖母に引き取られます。祈本里香と祖母との関係は決して良好ではありませんでした。祖母は祈本里香が両親を殺害したと強く思い込んでいましたし、過去において祈本里香も周囲を操るような言動をとることがあったからです。祖母の作る茄子の煮浸しが祈本里香の大嫌いなものであることも、二人の過去の関係の悪さを表すもののひとつとなっています。

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祈本里香に関する感想や評価

『呪術廻戦』のエピソードゼロである『東京都立呪術高等専門学校』において、乙骨憂太と祈本里香の「純愛」が描かれました。集英社の『週刊少年ジャンプ』が得意とするところの「友情」「努力」「勝利」を作品に取り入れた『呪術廻戦』は、『鬼滅の刃』や『BLEACH』に続くヒット作品に育っています。ネットなどには、「呪いの女王」といわれる祈本里香に対する感想や評価が見られます。

意外と多い祈本ファン

「全力で守ってくれる、里香ちゃん素敵」「やり過ぎ感は否めないけど、でも、守護霊と同じだよね」「大好きだと言葉にする里香ちゃんって、かわいくないかい」など、祈本里香の乙骨憂太に対しての愛情表現を評価する声が多くみられます。「束縛ってレベルじゃないけどね」「ここまで束縛されたら、束縛ってかんじないよ」などという意見も見られ、祈本里香のファンが多いことが分かります。

乙骨ファン

「男から見ても、乙骨憂太は格好いいと思います」「運命背負った男は強い」など、乙骨憂太の生きざまに共感する声が目立ちます。ビビりで泣き虫の乙骨憂太が、夏油との決戦の頃には立派な呪術師に成長しているところに対して、ネットでは「いいね」という感想や「感動した」などという高い評価が見られるのです。

純愛の物語

『呪術廻戦』の連載が始まる前に発表された『東京都立呪術高等専門学校』は、読者からの反応をみるプロトタイプだったといわれています。本編の前日譚としての作品として『呪術廻戦』の0巻として刊行されています。「これはこれで、二人の純愛の物語」「ホラーものではなく、純愛漫画」「少女漫画としても通用すると思います」などと、二人の深い愛情に感動する声が多くみられます。

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祈本里香まとめ

『東京都立呪術高等専門学校』は、『呪術廻戦』の前日譚として発表されました。その作品の主人公は乙骨憂太と祈本里香です。二人は相思相愛であり、伝説の呪術師の血を引く乙骨憂太が無意識のうちに祈本里香に呪いを掛けてしまっていました。夏油との戦いの後、呪いが解けた祈本里香は成仏します。呪いを掛けられた祈本里香は、その6年間の生活を幸せだったと告白しています。

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