ケンガンアシュラはバキのパクリ？あらすじ・キャラが似てる？設定の違いを比較

2021年1月現在、漫画刃牙（バキ）のパクリだと物議を醸している漫画ケンガンアシュラ。確かに漫画ケンガンアシュラはあらすじやキャラクターが漫画刃牙（バキ）と似ており、パクリといわれても仕方ありません。では比較すると、本当に違いが無いのでしょうか？本記事では漫画ケンガンアシュラのパクリ疑惑についてその理由やストーリーのあらすじ及び登場キャラクター、違いなどを比較しながらまとめてご紹介していきます。

では漫画ケンガンアシュラのパクリ疑惑や漫画刃牙とのあらすじ及び登場キャラの違いを比較紹介する前に、漫画ケンガンアシュラと漫画刃牙（バキ）の基本的な作品情報についてご紹介していきます。本記事でパクリ疑惑や漫画刃牙との違いなどを比較紹介するケンガンアシュラとは2012年に｢裏サンデー｣で連載が開始されたサンドロビッチ・ヤバ子の漫画作品です。本作は2018年まで連載され、全27巻の単行本で完結しています。

2018年に完結した漫画ケンガンアシュラは大企業に雇われた格闘家達が戦う｢拳願トーナメント｣という闘技大会を舞台に、主人公・十鬼蛇王馬が優勝を目指すといったあらすじの格闘作品となっており、コミックスアプリの｢マンガワン｣でも連載されていました。そんな漫画ケンガンアシュラはNetflixで2019年にアニメ化され、一躍注目を集めました。2021年1月現在は｢裏サンデー｣にて続編の漫画ケンガンオメガが連載されています。

本記事で漫画ケンガンアシュラと比較紹介する刃牙（バキ）とは1991年から2021年1月現在まで｢週刊少年チャンピオン｣で連載されている板垣恵介の大人気コミックシリーズです。漫画刃牙（バキ）シリーズは主人公の範馬刃牙が地上最強の生物と謳われる父親を目指して数々の強敵と戦うといったあらすじの格闘漫画作品となっており、｢グラップラー刃牙｣や｢範馬刃牙｣、｢刃牙道｣や｢バキ道｣といった作品がこれまで制作されています。

30年以上連載されている作品であることから漫画刃牙（バキ）は単行本も非常に多く、2021年1月現在までに100巻を越えるコミックスが刊行されています。そんな漫画刃牙（バキ）シリーズは｢バキ外伝疵面ースカーフェイスー｣や｢バキ外伝拳刃｣といった外伝作品他にテレビアニメやOVAといったメディア展開が多数行なわれています。その人気は非常に高く、漫画刃牙（バキ）はシリーズの累計発行部数が8000万部を記録しています。

大人気格闘漫画ケンガンアシュラが漫画刃牙（バキ）のパクリだと評されているのはそのストーリーのあらすじが一番大きな要因となっています。ではなぜあらすじがパクリだといわれているのでしょうか？ここからは漫画ケンガンアシュラと漫画刃牙（バキ）のあらすじを比較してパクリだといわれる理由をご紹介していきます。上述で少しご紹介しましたが、漫画ケンガンアシュラは格闘大会｢拳願トーナメント｣を舞台にした作品です。

昔江戸時代の日本では企業や商人同士が衝突し、商売上の戦いを繰り広げていました。その状況を見た将軍の徳川家は企業の代理として雇った闘技者同士を戦わせて決着を付けるという方法を考えます。これが｢拳願仕合｣の誕生になります。そんな｢拳願仕合｣の大会｢拳願トーナメント｣に主人公・十鬼蛇王馬が｢乃木グループ｣の代理として出場し、最強を目指していきます。実はこのあらすじは非常に漫画刃牙（バキ）と酷似しているのです。

漫画刃牙（バキ）シリーズは漫画ケンガンアシュラの｢拳願トーナメント｣に酷似した地下闘技場の｢最強トーナメント｣を舞台にした作品となっています。この漫画刃牙（バキ）の舞台となっている｢最強トーナメント｣の会場は東京ドームの地下深くにある闘技場であり、大昔から数々の格闘家達が最強を目指して命を懸ける戦いを繰り広げていました。この漫画刃牙（バキ）のあらすじの舞台は漫画ケンガンアシュラと非常に似ています。

そんな東京ドームの地下深くで行なわれる｢最強トーナメント｣で主人公の範馬刃牙は最強の強さを持った父親・範馬勇次郎を超えるため、数々の強敵と激戦を繰り広げながら成長していきます。なので大まかなあらすじ自体もあまり漫画ケンガンアシュラと違いがありません。漫画刃牙（バキ）は1991年から連載されている漫画作品です。そのため漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）のパクリ作品だと読者に疑われてしまっています。

ではここからは漫画ケンガンアシュラのキャラクターや設定を漫画刃牙（バキ）と比較しながらご紹介していきます。上述のあらすじ比較でご紹介した通り、漫画ケンガンアシュラは｢拳願仕合｣の｢拳願トーナメント｣を舞台にした作品です。そして漫画刃牙（バキ）は地下闘技場を舞台にした作品となっています。漫画ケンガンアシュラの｢拳願トーナメント｣はトーナメント制であるため、勝った闘技者同士が戦いあって優勝を目指します。

一方漫画刃牙（バキ）の地下闘技場もトーナメント制となっているため、最後まで勝ち残った闘技者が最強を名乗ることが出来ます。この比較を見ると分かる通り、漫画ケンガンアシュラと漫画刃牙（バキ）の舞台は全くといいほど違いが存在していません。また優勝した闘技者が最強を名乗れるという設定も同じとなっています。この舞台や設定に違いが無いことから漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）のパクリだといわれています。

舞台や設定にほとんど違いが無く、非常に似ている漫画ケンガンアシュラと漫画刃牙（バキ）。では登場するキャラクターに違いはあるのでしょうか？漫画ケンガンアシュラの主人公キャラである十鬼蛇王馬は最強を目指すために｢拳願トーナメント｣に参加した青年です。一方漫画刃牙（バキ）の主人公キャラである範馬刃牙は地上最強の生物と呼ばれている父親・範馬勇次郎を越えて最強になるため、地下闘技場に出場した少年です。

この比較から漫画ケンガンアシュラと漫画刃牙（バキ）は主人公もほとんど違いが無いほど似ていると断言出来ます。また十鬼蛇王馬と範馬刃牙は容姿や雰囲気もかなり似ています。さらに漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）にも登場している相撲取りや薬物中毒者、戦いに似合わない美形といった闘技者が登場しています。この主人公以外のキャラクターも非常に似ていることもパクリだといわれる大きな理由の1つとなっています。

ではここからは漫画ケンガンアシュラの漫画刃牙（バキ）との違いについて2点ご紹介していきます。確かに漫画ケンガンアシュラはあらすじやキャラクターなど漫画刃牙（バキ）と似ている点が非常に多い作品です。しかし完全なパクリ作品ということは無く、違いが存在しています。まず最初にご紹介する違いはバトルの勝敗です。漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）と同じく、トーナメントで闘技者同士が1対1で戦う作品です。

漫画刃牙（バキ）はバトルが始まる前からほとんど勝敗が喫しており、決勝や準決勝以外ほとんど一瞬で戦いが終わってしまいます。しかし漫画ケンガンアシュラに登場する闘技者のキャラクターは全員高い実力を持っており、全く勝敗が読めません。また闘技者同士のバトルシーンは中々勝敗が決まることがありません。この勝敗が分からないバトルシーンは多数の漫画ケンガンアシュラ読者にドキドキハラハラ感を味合わせています。

2つ目にご紹介する漫画ケンガンアシュラの漫画刃牙（バキ）との違いは作画です。漫画刃牙（バキ）シリーズは最初、劇画タッチの現実味溢れる作画が特徴の作品となっていました。しかし漫画刃牙（バキ）はシリーズが進む度に作画が劣化し、現実と離れたアクションシーンや日常シーンが増えてしまっています。一方漫画ケンガンアシュラは劇画タッチとアニメ風の絵柄を融合させた作品であり、キャラを非常に丁寧に描いています。

また最初から最後まで現実味溢れるシーンと現実味が無いシーンをバランス良く描いており、全く劣化していません。さらに漫画ケンガンアシュラはバトルシーンに強い力を入れているため、全く飽きること無く読むことが出来ます。なので漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）とは全く違う面白さを味わえる格闘作品となっています。このことから漫画ケンガンアシュラは決して漫画刃牙（バキ）のパクリ作品ではないといえます。

ではここからは漫画ケンガンアシュラを描いた原作者についてプロフィールや顔写真、過去作品をまとめてご紹介していきます。上述の作品情報でご紹介しましたが、漫画ケンガンアシュラの原作者は日本の漫画原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子です。漫画ケンガンアシュラの原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子とは1984年の11月1日に鳥取県で生まれた日本の男性漫画原作者であり、漫画ケンガンアシュラで原作者デビューしました。

原作者であることからサンドロビッチ・ヤバ子は作画を担当しておらず、だろめおんという日本の漫画家が漫画ケンガンアシュラの作画を担当しています。そのため生年月日や出身地以外のプロフィールをサンドロビッチ・ヤバ子は公表しておらず、本名も全く不明となっています。ただフルコンタクト空手やブラジリアン柔術、総合格闘技の経験者であることが分かっており、漫画ケンガンアシュラのきっかけとなったと考察されています。

上述でご紹介した通り、漫画ケンガンアシュラの原作者であるサンドロビッチ・ヤバ子は本名や身長といった詳しいプロフィールが分かっていません。ではサンドロビッチ・ヤバ子は顔写真も公開していないのでしょうか？実はサンドロビッチ・ヤバ子は自身の顔写真を公開しています。上記の写真を見ると分かる通りサンドロビッチ・ヤバ子は髭と眼鏡が特徴の野性味溢れる男性であり、経験している多数の格闘技と非常にマッチしています。

サンドロビッチ・ヤバ子のようにペンネームで活動している原作者や漫画家はあまり顔写真を公開しないものです。そのため取材では絵を描いた仮面を被って写真撮影に答えています。このことから顔写真を公開しているサンドロビッチ・ヤバ子は原作者の中でもかなり珍しい原作者だといえるでしょう。顔写真を公開しているということは、もしかすると今後サンドロビッチ・ヤバ子の詳しいプロフィールが判明するかもしれません。

元々サンドロビッチ・ヤバ子は漫画の原作者では無く、普通のサラリーマンとして生活を送っていました。その中でサンドロビッチ・ヤバ子は｢求道の拳｣という漫画をWEBサイトに連載していました。このWEB漫画｢求道の拳｣が高く評価され、スカウトされました。WEB漫画でスカウトされたサンドロビッチ・ヤバ子は2012年に｢裏サンデー｣の漫画ケンガンアシュラの原作者を務めることになり、漫画の原作者デビューを飾ります。

原作を務めた漫画ケンガンアシュラはNetflixでアニメ化されるほど非常に高い人気を博し、サンドロビッチ・ヤバ子に一躍注目が集まりました。その後サンドロビッチ・ヤバ子は漫画ケンガンアシュラの原作を務めながら漫画ダンベル何キロ持てる？の原作も担当することになりました。この漫画ダンベル何キロ持てる？も大ヒットを記録し、2021年1月現在サンドロビッチ・ヤバ子は続編の漫画ケンガンオメガの原作を担当しています。

ではここからは漫画ケンガンアシュラのアニメに出演している声優をまとめてご紹介していきます。まず最初にご紹介するキャラクターは主人公の十鬼蛇王馬を演じた鈴木達央です。十鬼蛇王馬を演じた鈴木達央とは1983年の11月11日に千葉県で生まれた男性声優であり、2021年1月現在アイムエンタープライズに所属しながら活動しています。鈴木達央は2003年のアニメ｢DEAR BOYS｣の石井努役に抜擢され、声優デビューしました。

2003年に声優デビューを飾った鈴木達央は翌年の2004年頃から頭角を現していき、2021年1月現在までにアニメ｢バカとテストの召喚獣シリーズ｣の坂本雄二やアニメ｢黒子のバスケシリーズ｣の高尾和成、アニメ｢七つの大罪シリーズ｣のバンといった人気キャラクターを数多く演じています。また鈴木達央は声優の他に歌手としても活動しています。ちなみに私生活では2020年に大人気歌手のLiSAと結婚し、一時期話題となりました。

アニメケンガンアシュラで準主人公の山下一夫を演じたのは日本の男性声優であるチョーです。山下一夫を演じたチョーとは1984年にデビューしたベテラン俳優兼声優であり、2021年1月現在東京俳優生活協同組合に所属しながら活動しています。そんなチョーは｢ONE PIECE｣のブルックや｢夏目友人帳｣のちょびひげなどのキャラクターの声優を担当しており、俳優や声優の他にナレーターや作詞家といった幅広い分野で活躍しています。

アニメケンガンアシュラで乃木グループの会長を務める乃木英樹を演じたのは日本の男性声優である中田譲治です。乃木英樹を演じた中田譲治とは4月22日に東京都で生まれた年齢非公開の男性声優であり、2021年1月現在大沢事務所に所属しています。元々中田譲治は短大で演技を学び、声優ではなく俳優として活動していました。その中で中田譲治は1985年のアニメ｢蒼き流星SPTレイズナー｣に出演し、声優デビューを飾りました。

1985年にデビューした中田譲治は1990年頃から声優業に本腰を入れ、数多くの人気アニメ作品に出演するようになりました。そんな中田譲治はセクシーさがある低音ボイスが特徴の声優として知られています。この持ち前の低音ボイスを活かし、声優の中田譲治はこれまでアニメ｢Fate/stay nightシリーズ｣の言峰綺礼やアニメ｢ケロロ軍曹シリーズ｣のギロロ伍長、OVA｢ヘルシング｣のアーカードなどのキャラクターを演じています。

アニメケンガンアシュラで乃木英樹の秘書・秋山楓を演じたのは日本の女性声優である内山夕実です。秋山楓を演じた内山夕実とは2005年にデビューした日本の若手女性声優であり、2021年1月現在大沢事務所に所属しながら活動しています。そんな内山夕実は若手声優でありながら多数の人気アニメに出演しており、これまで｢ニセコイ｣の宮本るりや｢魔法科高校の劣等生シリーズ｣の千葉エリカといった人気キャラを多数演じています。

アニメケンガンアシュラで｢超人｣とあだ名される闘技者・理人を演じたのは日本の男性声優である金子隼人です。アニメケンガンアシュラで理人を演じた金子隼人とは2016年にデビューした若手男性声優であり、2021年1月現在マウスプロモーションに所属して活動しています。そんな金子隼人はデビューしたばかりであることからあまりアニメ作品に出演しておらず、理人を演じたアニメケンガンアシュラが彼の代表作となっています。

アニメケンガンアシュラで闘技者の1人・関林ジュンを演じたのは日本の男性声優である稲田徹です。関林ジュンを演じた稲田徹とは1994年にデビューした日本の男性声優であり、2021年1月現在青二プロダクションに所属しています。そんな稲田徹は野太い低音ボイスを活かした高い演技力の持ち主であり、これまで｢∀ガンダム｣のハリー・オードや｢BLEACHシリーズ｣の狛村左陣などの人気キャラクターを多数演じています。

アニメケンガンアシュラで闘技者の1人・若槻武士を演じたのは日本の男性声優である加瀬康之です。若槻武士を演じた加瀬康之とは1995年にデビューした日本の男性声優であり、2021年1月現在大沢事務所に所属しながら活動しています。そんな加瀬康之はアニメと映画の吹き替えを多数担当しており、これまで｢ナルトシリーズ｣のカンクロウや｢すべてがFになる｣の犀川創平などのキャラクターを演じています。

漫画ケンガンアシュラに関する感想では漫画ケンガンアシュラが面白いといった感想が多く寄せられていました。漫画ケンガンアシュラは非常に迫力満点の格闘漫画であり、最後まで飽きずに楽しめる作品として有名となっています。この面白いストーリーや迫力満点の作画から漫画ケンガンアシュラは非常に高い人気を博しています。

漫画ケンガンアシュラに関する感想では漫画刃牙（バキ）のパクリ作品だといった感想も多く寄せられていました。漫画ケンガンアシュラは登場キャラクターや闘技者同士が戦うトーナメントなど漫画刃牙（バキ）と似ている箇所が多数存在しています。このことから漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）のパクリ作品だと一部に酷評されてしまっています。

漫画ケンガンアシュラに関する感想では漫画刃牙（バキ）より面白いといった感想も多く見受けられました。本記事で比較紹介した通り、漫画ケンガンアシュラは勝敗が分からないバトルや迫力満点の作画といった漫画刃牙（バキ）と違う要素も多数存在している作品です。なので漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）のパクリ要素が多いものの、2021年1月現在も人気が全く衰えていません。

本記事では漫画ケンガンアシュラの漫画刃牙（バキ）のパクリ疑惑についてあらすじやキャラクターなどを比較しながらご紹介しました。漫画ケンガンアシュラは漫画刃牙（バキ）と類似点が多く、パクリ作品といわれても仕方ありませんでした。しかし漫画刃牙（バキ）に無い魅力もあり、非常に高い人気を博しています。なので漫画ケンガンアシュラはパクリ疑惑が心配な方でも最後まで楽しむことが出来るでしょう。