【空の境界】黒桐幹也が普通なのに異常?両儀式との関係や名言も紹介

当記事では『空の境界』に登場する主人公・黒桐 幹也(こくとう みきや)を紹介しています。黒桐幹也とは、両儀式の同級生だった青年で、主要人物の中で唯一平凡な人物でした。ただ、製作陣やファンの間では、幹也の平凡さや普通という特徴が逆に異常と言われています。周囲でどんな奇怪な出来事が起きても、ただ正常であり続けれるのが黒桐幹也という人物なのです。今回はそんな幹也の異常性や身長、左目などの特徴から、両儀式との関係や名言に焦点を当てています。

【空の境界】黒桐幹也が普通なのに異常?両儀式との関係や名言も紹介のイメージ

目次

  1. 黒桐幹也とは?
  2. 黒桐幹也は普通なのに異常?魅力や両儀式との関係を紹介
  3. 黒桐幹也の名言や名セリフ集
  4. 黒桐幹也の劇場版アニメやドラマCDの声優
  5. 黒桐幹也に関する感想や評価
  6. 黒桐幹也まとめ

黒桐幹也とは?

『空の境界』では真面目な好青年・黒桐幹也の姿を見ることができます。至って普通のキャラクターですが、ファンから寄せられた感想ではそんな「普通」という特徴が逆に異常だと言われているようです。では、幹也の普通とはどのような特徴から受ける印象なのでしょうか?そこで、ここでは黒桐幹也のプロフィールや身長などから彼の特徴に迫りましょう。それではまず、『空の境界』の作品情報から見ていきます。

空の境界の作品情報

空の境界の概要

『空の境界(からのきょうかい)』は、事故によって2年間昏睡状態だった少女・両儀式と、彼女の周辺人物たちとの関係性を描いた伝奇小説および同作を原作とした漫画、劇場アニメ作品です。

Web小説として1998年からタイトル『空の境界式』で、本作の作者である奈須きのこと武内のサークル「竹箒」のホームページに、第1章から第5章まで掲載されたのが初出となっています。その後、講談社ノベルスから2004年に一般書籍として刊行され、2007年からは講談社文庫にて文庫版が刊行されました。

空の境界のあらすじ

ここでは『空の境界』の物語序盤となる「第一章 俯瞰風景 Thanatos.」のあらすじを紹介していきます。舞台は1998年の観布子市。そこでは、巫条ビルで少女たちによる飛び降り自殺が多発していました。さらに、自殺した少女たちの関連性は不明。

そんな中、両儀式はその巫条ビルの上空に浮遊する少女たちを目撃しました。その頃、式の友人・黒桐幹也は巫条ビルに近づいたことが原因で昏睡状態に陥ってしまいます。それを知った式は幹也を救うため、夜の巫条ビルに赴きます…

黒桐幹也のプロフィール

『空の境界』に登場する黒桐 幹也(こくとう みきや)は、両儀式の同級生だった青年です。作中の主要人物の中で唯一平凡なキャラクターですが、「物を探す」という点においては常軌を逸した才能を発揮します。

式とは高校時代からの友人で、卒業後は一緒に大学へ進学する約束をしていたのですが、彼女が事故で昏睡状態になったため1人で進学。ところが、人形師・蒼崎橙子が作る人形に惹かれたため、すぐに大学を中退して橙子の事務所「伽藍の堂」で働き始めています。

黒桐幹也の身長

黒桐幹也の身長は一切公開されていないようです。ただ、両儀式の身長は、公式で160㎝と記載されていました。幹也と式の体格差から見ると、2人の身長差は10~15㎝程度あると考えられます。そこから幹也の身長を推測すると、おそらく身長は170㎝を越えていることは間違いありません。

幹也の身長に関する体型面を見ると、彼はやせ型で理系男性をイメージさせるルックスをしているのが分かります。そのため、印象だけを見ると身長が高く見えるかもしれませんが、実際の推定身長は173㎝ほどと考えられるのではないでしょうか?

空の境界 - TYPE-MOON

黒桐幹也は普通なのに異常?魅力や両儀式との関係を紹介

それでは早速、黒桐幹也が普通なのに異常と言われる理由について見ていきましょう。幹也の異常性や両儀式との関係性、前髪で隠された左目の秘密について紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。

かっこいい魅力①異常者?

黒桐幹也が異常と言えば、それを疑問に思う方はきっといらっしゃるのではないでしょうか?確かに、幹也は身長も性格もごく一般的な人間です。橙子や両儀式のような特殊能力を持っておらず、人間として持っている価値観も一般的な人物でした。ただ、そんなヒロインたちに囲まれている中で、幹也だけはその普通さや正常さがずば抜けているのです。つまり、幹也だけが正常という特性が逆に異常で、個性と言えるものは特にありません。

むしろ異常とも言える凡庸さが幹也の個性と言えるでしょう。実は、幹也の異常性に焦点を合わせると、製作陣やファンからも一番の異常者だと称されているようです。周囲で奇怪な出来事が起きたとしても、発狂せずに正常な状態を保つというのは異常でなければできないこと。何かが大きく欠落した異常者だからこそ、正常であり続けることができると言えるのかもしれません。

かっこいい魅力②両儀式との関係

黒桐幹也と両儀式は高校時代からの友人で、一緒に大学進学も考えているような関係でした。その後、各章でさまざまな出来事を乗り越えて、完結編映画『空の境界 未来福音』では2人が結婚している描写があります。最終的に2人は恋人から伴侶の関係となるのですが、それに至るまでの恋路は多難でした。

両儀式のことを心配する幹也や、幹也のことを無意識に信頼している両儀式など知らぬ間に惹かれ合っていた2人の姿を見ることができます。さらに、幹也が最初に恋をしていたのは、式の別人格である「両儀式」だったと言われているようです。

かっこいい魅力③左目は失明している?

黒桐幹也の左目は失明しているのか?という疑問についてですが、これについては明確な描写が漫画で描かれています。その描写が第七章・殺人考察の終盤で、人物・白純 里緒によって左目を斬りつけられた場面です。幹也が左目を斬りつけられそうになった時は式が救出に駆けつけていたのですが、それでも間に合わず、里緒に斬りつけられたことで左目は潰されてしまいました。

左目を潰されたことで失明した幹也は、左の前髪を伸ばして左目を隠すような髪型になっています。眼鏡をかけている上に左目の部分を隠しているとなれば、異常性が増した印象を受けるのですが、それと同時に演出されるミステリアスな雰囲気もかっこいい魅力と言えるかもしれません。

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黒桐幹也の名言や名セリフ集

黒桐幹也の名言①「いいかい?傷は耐えるもの…」

下記の名言は、物体を凶(ま)げる能力を有する少女・浅上藤之に向けて放った黒桐幹也のセリフです。藤之は特殊能力を持つがゆえに自身のバランスを保つことができずにいました。

「いいかい?傷は耐えるものじゃない、痛みは訴えるものなんだよ。」

さらに無痛症も患っていたため痛みを感じない体質をしていたのですが、この場面ではなぜか腹痛を感じています。感じたことが無い痛みにどうすればいいのか分からない藤之を見た幹也が優しく語りかけたのがこの名言です。名言からは自分の痛みを誰かに気付いてもらうためには、言葉にしなければ相手に伝わらないということが分かります。

黒桐幹也の名言②「いくら正しくても立派でも…」

下記の名言は、自殺をする人に対して黒桐幹也が放ったセリフです。おそらく、幹也は自分が弱い存在だということを認めているのでしょう。しかし、それでも弱い自分を受け入れて、死に結びつけるような考え方をしていません。本作は「死」という概念について、さまざまな人物が苦悩したり、根源を探すために研究をしたりしています。

「いくら正しくても立派でも、死を選ぶのは愚かなんだ」

その中でも黒桐幹也という人物は唯一普通の人間でした。そんな幹也から放たれた名言は普通の考え方から飛び出たセリフですが、逆に考えさせる部分もあると言えるのではないでしょうか?この名言からは異能力者という特殊な人物や普通の人物に限らず、安易に死を選んではならないということを伝えたいのが分かります。

黒桐幹也の名言③「君と君を囲むこの世界が…」

どうか。君と君を囲むこの世界が、これからも幸せでありますように

上記の名言は『空の境界』の最終場面で放たれた黒桐幹也のセリフです。幹也の「大切な人を包む世界がこれからも幸せであって欲しい」という切実な思いが伝わり、心に深く染み込んでいきます。この名言には、これ以上ないくらいの愛情が籠っていると言えるのではないでしょうか?本作における幹也と両儀式との立ち位置で、式に対する思いを1つのセリフに詰め込んだのがこの名言なのかもしれません。

黒桐幹也の劇場版アニメやドラマCDの声優

ここまで黒桐幹也のプロフィールや身長などの特徴から、異常性や両儀式との関係性、隠された左目、名言などを紹介してきました。では、至って「普通」という特徴が逆に異常と言われる幹也の声を担当したアニメ声優は誰なのでしょうか?ここでは、『劇場版 空の境界』とドラマCDの黒桐幹也を演じた声優・鈴村健一と伊藤健太郎のプロフィールを紹介していきます。

黒桐幹也の声優①鈴村健一

  • 本名:鈴村 健一(すずむら けんいち)
  • 出生地:新潟県
  • 出身地:大阪府豊中市
  • 生年月日:1974年9月12日
  • 職業:声優、歌手、ナレーター
  • 所属事務所:インテンション

劇場版『空の境界 未来福音』の黒桐幹也役を演じていたアニメ声優は、声優事務所「インテンション」で声優、歌手、ナレーターとして活動中の鈴村健一です。声優としては、主にアニメやゲーム、ラジオ、ナレーションを中心に活動しています。デビュー作は1994年から放送されたテレビアニメ『マクロス7』です。

声優になるきっかけとなったのが、鈴村の友人が持ってきた「声優になりませんか?」と書かれた新聞の切り取りとのことでした。その後、代々木アニメーション学院や日本ナレーション演技研究所などを経て『マクロス7』に出演しています。2008年には第2回声優アワードにてベストパーソナリティ賞・シナジー賞を受賞しており、同年10月にはレコードレーベル「ランティス」よりメジャーデビューを果たしていました。

黒桐幹也の声優②伊藤健太郎

  • 本名:伊藤 健太郎(いとう けんたろう)
  • 出生地:東京都八王子市
  • 生年月日:1974年1月3日
  • 職業:声優、舞台俳優
  • 所属事務所:マウスプロモーション

ドラマCD『空の境界 未来福音』の黒桐幹也役を演じていたアニメ声優は、声優事務所「マウスプロモーション」で声優、舞台俳優として活動中の伊藤健太郎です。声優としては、主にアニメやゲーム、吹き替えを中心に活動しています。デビュー作は1995年から放送されたテレビアニメ『黄金勇者ゴルドラン』です。1995年に劇団21世紀FOXに入ると同時に、声優としてのデビューも果たしていました。

声種は男声のバスとテノールの中間の声域を持つバリトン。デビュー当初は主に二枚目役で出演していたのですが、河井リツコによるアニメ『とっとこハム太郎』のタイショーくん役を演じたことで三枚目役を演じることが増えたようです。主な出演作には『機動戦艦ナデシコ』のアオイ・ジュン役、『NARUTO -ナルト-』の秋道チョウジ役、『BLEACH』の阿散井恋次役、『殿といっしょ シリーズ』の真田昌幸、島津貴久役などがあります。

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黒桐幹也に関する感想や評価

こちらは『空の境界』に登場する黒桐幹也に関する感想です。感想では、黒桐幹也が「最初から普通」という要素が異常と言われています。一般人とは微妙に違うカテゴリーとも言われているのですが、これは一般人でも何かしらの個性を持っているということなのでしょうか?まず、どんな人であっても個性はあるはずです。そんな中で普通であり続けるというのはかなり難しいと言えるでしょう。

こちらでは『空の境界』の黒桐幹也が哲学と言われています。確かに黒桐幹也の「普通」という特徴に焦点を当てると、かなり哲学的な考えが展開できるのではないでしょうか?感想の通り、どんな異常な状況でも普通でいられる人は普通と呼べないかもしれません。むしろ普通であり続けることこそが難しいと言えます。

こちらは『空の境界』に登場する黒桐幹也の左目に関する感想です。感想では左目が色々あったことで幹也のような髪型になったと言われています。投稿された画像を見ると、左目の部分の前髪だけが長い幹也の姿が描かれているのですが、かなり前髪が目立っていると言えるでしょう。左目の前髪と言えば、黒桐幹也という印象が強いのでしょうか?

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黒桐幹也まとめ

『空の境界』に登場する黒桐幹也ついて、異常性や両儀式との関係性、失明した左目などのかっこいい魅力から、名言を交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか?黒桐幹也の異常性については、彼があまりにも凡庸であり正常、そして普通ということが逆に異常という印象に繋がりました。さらに、左目を失明し、左目の部分を隠すようになってからさらに彼の異常性が際立つようになっています。

ただ、周囲でどんな奇怪な出来事が起こっても発狂せずにただ正常であり続けるということが冷静沈着な印象を受け、さらに左目を隠していることで演出されるミステリアスな雰囲気がかっこいい魅力へと繋がっていると言えるのではないでしょうか?当記事がきっかけで黒桐幹也に興味を持たれた方は、ぜひ『空の境界』で活躍する幹也のかっこいい姿をチェックしてみてください。

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