【空の境界】玄霧皐月の能力は最強？悲惨な最期と誰に殺されたのか考察

統一言語を話し、神話時代を自身で作り出すという最強の能力を持った空の境界に登場する玄霧皐月。玄霧皐月は最強の魔術師として登場するのですが、空の境界の作中で謎の人物に刺され、悲惨な最期を遂げてしまいます。そのため多くのファンから玄霧皐月が誰に殺されたのか気になるといった声が多数浮上しています。本記事ではそんな玄霧皐月について最強の能力や誰に殺されたのかなどをまとめて考察紹介していきます。

ではまず玄霧皐月が持つ最強の能力や誰に殺されたのかなどをご紹介する前に、玄霧皐月が登場する空の境界の作品情報や物語のあらすじをご紹介していきます。玄霧皐月が登場する空の境界とは元々web小説で連載されていた同人サークル「土箒」の小説作品です。同人サークルとして連載されていた空の境界は合計第5章まで制作され、その後2004年に「Fateシリーズ」で知られる奈須きのこによって一般書籍として刊行されました。

文庫本として発売された空の境界は完結しており、合計3巻もの単行本が発売されています。元々根強い人気があった空の境界は劇場版アニメが制作されることになり、2006年から2009年まで合計7部作全国で放映されました。劇場版アニメが制作されたことで空の境界は一躍多くの人々に知られ、大ブレイクを記録しました。この人気から空の境界は2010年に漫画化されることになり、2020年1月現在も連載され続けています。

また空の境界は「Fateシリーズ」を制作している「TYPE-MOON」が制作に関わっているため、大人気スマホゲーム「Fate/grand order」でコラボ化が実施されています。このように空の境界は物語が完結しているものの、2020年1月現在まで多数のメディア展開が行われているほどの人気を博しており、今後も「TYPE-MOON」系列の作品に登場するであろうと考えられています。

時は1995年の4月、空の境界の主人公である黒桐幹也は観上高等学園に入学した際、入学式である1人の謎の少女と出会います。この少女は1ヶ月前の1995年3月に一度街で出会っており、黒桐幹也はその少女が持つ透き通った不思議な瞳に一目惚れしていました。なので黒桐幹也にとって入学式で出会ったことは運命の再開でした。その少女の名は両儀式という和服を身に纏った美女であり、あまり人と関わることを嫌う性格をしていました。

そんな両儀式に黒桐幹也は積極的に話しかけ、当初人嫌いな性格をしていた両儀式は少しずつ黒桐幹也に心を開いていきました。しかし両儀式には「識」と名乗るもう1つの人格が隠れていました。両儀式に眠る「識」は人を殺すことを躊躇わない殺人者の人格であり、ある日黒桐幹也はこの殺人者の人格である「識」と出会ってしまいます。その後両儀式は突如車に轢かれて意識を失ってしまい、長い間昏睡状態に陥ってしまいます。

昏睡状態となった両儀式はそのまま病院に入院することとなり、黒桐幹也は学校に通いながら毎日両儀式のお見舞いを行いました。その後約2年の時が経ち、病院で入院する両儀式は昏睡状態から目覚めることになりました。本来ながら助かるはずの無い怪我であり、両儀式の回復は奇跡といっても過言ではありませんでした。しかしこの事故で両儀式の中に眠る「識」が消滅してしまい、代わりに「死の線」が見える能力を手に入れます。

この世にある全ての物体や生命にはほころびというものがあり、「死の線」はそのほころびを見ることが出来る能力を秘めていました。「死の線」を通してほころびを切るとどのような存在でも消し去ることが出来る最強の能力を会得したものの、両儀式は当初自身の能力を当初理解することが出来ませんでした。しかしこのことがきっかけで数々の怪奇に見舞われることになり、両儀式は自ら戦いの中へと身を投じていくのでした。

本記事で最強と謳われる能力や最期、誰に殺されたなどをご紹介する玄霧皐月とは空の境界に登場するキャラクターの1人です。空の境界に登場する玄霧皐月は眼鏡をかけたイケメンの青年であり、空の境界の第6章である「忘却録音」で初登場します。空の境界の作中で主人公黒桐幹也の妹である黒桐鮮花が通う礼園女学園が放火事件に遭い、この事件で辞めた教師の代わりに玄霧皐月は英語の先生として礼園女学園に赴任してきました。

礼園女学園に赴任してきた玄霧皐月はいつも笑顔を絶やさない先生として有名となり、礼園女学園の生徒達からどこか抜けている忘れっぽい先生だと評されることになります。黒桐鮮花はその見た目と雰囲気から玄霧皐月を黒桐幹也と似ている人と評価しています。実は元々玄霧皐月はウェールズの田舎町で生まれ、頭が非常に良いことから神童といわれていました。しかし玄霧皐月は10歳の時、妖精に攫われてしまいました。

妖精に攫われたことで玄霧皐月はどのような物事も再度認識することが出来なくなってしまい、無理やり日本へ容姿として出されることになりました。このことから玄霧皐月はウェールズ出身でありながら日本人の名前をしているのです。実は礼園女学園の教師である玄霧皐月の正体は魔術協会の1角であるアトラス院出身の魔術師であり、空の境界の作中で最強に近い魔術師であることから黄路美沙夜に師匠として魔術を教えました。

しかしそんな最強といわれるほど強力な能力を持っている魔術師玄霧皐月ですが、原作版空の境界で何者かに攻撃されてしまい、悲惨な最期を遂げてしまいます。誰に殺されたかは空の境界の作中で明かされることが最期まで無く、玄霧皐月の最期については多くの謎に包まれています。本記事ではそんな玄霧皐月の能力や誰に殺されたかなどの謎に満ちた最期について追及し、徹底考察していきます。

ではここからは空の境界に登場する玄霧皐月の能力についてご紹介します。上述でもご紹介した通り、空の境界の作中で礼園女学園に教師として赴任してきた玄霧皐月の正体はアトラス院出身の魔術師です。魔術師という正体を隠す玄霧皐月は元々魔術の才能が一切無い普通の人間だったのですが、突然変異が起きたことで魔術を使用することが出来るようになりました。ではいったい玄霧皐月はどのような能力を持っているのでしょうか。

魔術師である玄霧皐月は神話時代を再現することが出来る能力を秘めています。空の境界の世界では誰も神話時代を再現することが出来ず、空の境界の作中で唯一神話時代を再現することが出来る玄霧皐月は現代で最も魔術師に近い存在であると評されています。この神話時代を再現することが出来る能力に注目したラスボスの荒耶宗蓮は両儀式の記憶を取り戻すために玄霧皐月へ依頼し、作中で玄霧皐月は両儀式と対峙しました。

空の境界の作中で唯一神話時代を再現することが出来る能力を持つ玄霧皐月。この神話時代を再現する能力を発動させる際、玄霧皐月はある言語を話すことで能力を使用します。この言語とは統一言語といわれている言語です。旧約聖書に登場するバベルの塔は元々人間が天まで届かせるために作った欲望の建造物であり、人間の欲望に起こった神々は人間が使用する言語を乱して言葉が通じないようにし、バベルの塔を破壊しました。

この神々がバベルの塔を破壊する前に人間が使用していた言語こそ統一言語であり、玄霧皐月はこの統一言語を話すことで神話時代を再現することが出来るのです。神話時代を再現することが出来る玄霧皐月は自身の言葉を世界からの言葉に変換し、相手を操ることが出来ます。世界からの言葉になった玄霧皐月の統一言語は誰一人として逆らうことが出来ず、玄霧皐月は世界からの命令という形でどのような要求も呑ませることが出来ます。

確かに戦闘能力自体は高くないのですが、どのような人間でも命令することが出来る能力を持っているので、実質玄霧皐月は空の境界に登場する魔術師の中でも最強の強さを持ったキャラクターといえます。この最強の能力から玄霧皐月は空の境界の作中で「統一言語師（マスター・オブ・バベル）」や「偽神の書（ゴドーワード）」といったあだ名で恐れられ、悪用されることを防ぐために魔術協会は彼を封印指定しています。

ではここからは本記事の本題である玄霧皐月の悲惨な最期や誰に殺されたかについてご紹介していきます。空の境界に登場する玄霧皐月の最期はアニメ版と原作小説版とで少し違っています。荒耶宗蓮に両儀式の記憶を取り戻すよう依頼された玄霧皐月は黄路美沙夜に自身の魔術を教え、黄路美沙夜に礼園女学園へ通う生徒達の記憶を奪うという行動に出ます。その後玄霧皐月は両儀式と対峙し、激戦を繰り広げることになります。

世界からの言葉を発する玄霧皐月は最強の魔術師だったのですが、両儀式のみ自身の能力が効きませんでした。アニメ版空の境界で玄霧皐月は両儀式に隙を突かれて右腕を殺されてしまい、逃亡します。結局アニメ版でそれ以降玄霧皐月は消息不明となり、再登場することはありませんでした。一方原作版の空の境界では両儀式に腕を殺された後、逃亡し、統一言語の能力を使用することで破壊された腕を復活させます。

しかし腕を復活させた後玄霧皐月はある日突然とある女子生徒に腹部を刺されてしまい、悲惨な最期を遂げてしまいます。この原作版空の境界で描かれた悲惨な最期を見ると、玄霧皐月は自身が持つ最強の能力に驕りがあったのではないでしょうか。もし驕らず油断していなければ、女子生徒に殺害されず、玄霧皐月は再度両儀式と戦っていたのやもしれません。

空の境界の原作版でとある女子生徒に刺され、悲惨な最期を遂げた玄霧皐月。でははたして玄霧皐月はいったい誰に殺されたのでしょうか。残念ながら空の境界の作中や公式で玄霧皐月が誰に殺されたのかは公表されておらず、まったくの不明となっています。しかし空の境界の作中で玄霧皐月がとっていた行動から誰に殺されたのか予想することが出来ます。

空の境界の作中で玄霧皐月は自身の統一言語を話すという最強の催眠魔術を使用し、多くの礼園女学園の生徒の記憶を奪いました。この時玄霧皐月は礼園女学園に通う黄路美沙夜に魔術を教え、彼女を使って多くの女子生徒の記憶を奪いました。名前の出ていないキャラクターが玄霧皐月を殺すとは考えにくいので、おそらく玄霧皐月は手駒にしていた黄路美沙夜に隙を突かれて殺されたと考えることが出来ます。

アニメ空の境界で玄霧皐月を演じたのは置鮎龍太郎です。置鮎龍太郎は1969年の11月17日生まれの男性声優であり、青二プロダクションに所属しています。置鮎龍太郎はアニメキャラのモノマネがきっかけで声優を志し、1989年のアニメ「ドラゴンクエスト」で声優デビューを飾りました。そんな置鮎龍太郎は2020年1月現在まで多数のアニメ作品に出演し、ベテラン声優として多くの人気キャラクターを演じ続けています。

• 1994年のアニメ「スラムダンク」：三井寿役
• 1995年のアニメ「機動戦士ガンダムW」：トレーズ・クシュリナーダ役
• 2001年のアニメ「テニスの王子様」：手塚国光役
• 2002年のアニメ「キン肉マンⅡ世」：ケビンマスク役
• 2005年のアニメ「BLEACH」：朽木白哉訳
• 2015年のアニメ「黒子のバスケ」：虹村修造役

空の境界に登場する玄霧皐月に関する感想では玄霧皐月が作中で最強といった感想が非常に多く寄せられていました。玄霧皐月は統一言語を話すことで自身の言葉を世界からの命令に変えることが出来、どのような人間でも操ることが出来ます。この能力は言葉を一度耳にするだけで打ち破ることが困難なものになっており、実質空の境界の作中で最強の魔術師なのではないかとファンの間ではいわれています。

空の境界に登場する玄霧皐月に関する感想ではアニメで最期を描いて欲しかったといった感想も多く寄せられていました。アニメ空の境界で玄霧皐月の最期は描かれておらず、両儀式に敗れた後行方不明となって退場してしまいます。この最期には多くの玄霧皐月ファンから不満の声が浮上することになってしまいました。

空の境界に登場する玄霧皐月に関する感想ではアニメで弱体化してしまったことに不満を抱く声も多数見受けられました。アニメ版空の境界で玄霧皐月は原作より弱体化されてしまっており、原作と同じように最強と謳われる力を発揮することなく退場してしまっています。そのため玄霧皐月が登場するアニメ空の境界の回はあまり高い評価を得ることが出来ませんでした。

本記事では空の境界に登場する玄霧皐月について能力や誰に殺されたのかなどをまとめて考察紹介しました。残念ながら最強の魔術師である玄霧皐月は誰に殺されたのか不明となっており、2020年1月現在も公表されていませんでした。もし本記事をご覧になって玄霧皐月にご興味頂けましたら、アニメではなく強さがしっかりと描かれている原作版空の境界で玄霧皐月の活躍を是非一度チェックしてみてください。