【ヒプノシスマイク】碧棺左馬刻のおにぎりの意味とは？壮絶な過去や合歓との関係は？

今回は「ヒプノシスマイク」のキャラクター、ヨコハマ・ディビジョンの碧棺左馬刻について、ファンの間でネタにされているおにぎりの意味やソロ曲の歌詞から分かる壮絶な過去を考察していきます。さらに、左馬刻と妹の合歓、山田一郎との関係やお守りのブレスレットを考察し、他のキャラとの関係、アニメ声優の浅沼晋太郎さんについてもみていきます。まず、ここでは「ヒプノシスマイク」の作品情報をみていきます。

「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-（通称：ヒプマイ）」は男性声優キャスト陣18人が6チームに分かれて、それぞれのキャラを演じながらラップバトルをするという音楽原作のラッププロジェクトです。2017年10月からキャラCDが発売され、コミック版の発売や声優キャスト陣によるライブも行われています。

さらに、2020年3月26日にはゲーム「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-（通称：ARB）」も発売。アニメ「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Rhyme Anima」も2020年10月〜12月までTOKYO MXなどで全13話が放送され、大人気作となっています。

H歴、一切の武力闘争が禁止され、争いばかりの男性を完全に追い出した中央区で女性が政治を行なうようになります。しかし、中央区以外の区画で暮らす男性たちは争うことをやめられません。そこで、男性たちは武力ではなく精神干渉可能なヒプノシスマイクを使用し、区画同士で領土を巡って、激しくて熱いラップバトルを繰り広げるようになったのでした。

「ヒプノシスマイク」の碧棺左馬刻（あおひつぎさまとき）は、ヨコハマ・ディビジョンのチーム「MAD TRIGGER CREW（マッドトリガークルー）」のメンバーで、世界的に有名なヨコハマに拠点を置く暴力団「火貂組」の若頭、つまりヤクザです。そして、MCネームは「Mr.Hc（ミスターハードコア）」で、元「TDD」こと「TheDirtyDawg（ダーティードッグ）」のメンバーでもあります。

左馬刻はいつも不機嫌そうな顔をしており、喧嘩っ早くて敵に対しては情け容赦のない彼ですが、女性には絶対に手を上げません。そして、卑怯なことは絶対にしないと心に決めています。さらに、左馬刻は格下相手ならたとえ相手がヒプノシスマイクで武装していても、素手で打ち負かすことができます。その一方で、妹の合歓（ねむ）を非常に可愛がっており、ヤクザになったのも妹のためだそうです。

また、左馬刻は毒島メイソン理鶯（ぶすじまめいそんりおう）のつくった料理がゲテモノだと知っていても、彼の気持ちを考えてイヤイヤながら口に運びます。そして、ゲテモノ料理が苦手だと弱音を吐く、もう1人の仲間の入間銃兎（いるまじゅうと）に対し、左馬刻は「テメーも男なら腹括れや！」と一喝。自身もきちんと食べきっていました。このことから、仲間思いで義理堅い一面があることが分かります。

また、左馬刻はコーヒーを淹れるのが上手いことでも知られています。ディビジョンバトルシーズンの決勝後「MAD TRIGGER CREW」のメンバー・銃兎と理鶯は左馬刻に呼び出されます。左馬刻は「悪いな、朝早くから呼んじまって」と2人を気遣い、自ら入れたコーヒーを「俺様をコーヒーを入れさせたらプロ並みだからな」と言いながら振る舞います。その機嫌の良さに銃兎は面食らいます。

銃兎は左馬刻に「熱でもあるのか？」と尋ね、シンジュク・ディビジョンに負けた八つ当たりされると思っていたことを明かします。そこで左馬刻は下のセリフを発し、銃兎もそんな素直になった左馬刻の言葉を戸惑いながらも受け止めます。そして、3人は次の戦いに向けて更に絆を深めたのでした。このエピソードについて、普段は暴君で荒っぽいツンデレな一面を垣間見れたとして、ファンから絶賛の声が上がっています。

ネットで「左馬刻」と検索すると「おにぎり」という予測ワードが出てきます。さらに、ネット上には左馬刻と「おにぎり」を関連付けたツイートやイラストなどが溢れ、左馬刻といえば「おにぎり」というイメージが定着しているようです。彼の容姿や職業からは考えられない「おにぎり」は左馬刻とどのような関係があるのでしょうか？

実は左馬刻のソロ曲である「G anthem of Y－CITY」の歌詞中に「おにぎり見せるヨコハマのプライド」と聞こえる部分があるそうです。実際は下のように歌っているのですが、左馬刻（CV：浅沼晋太郎さん）が歌うときに「ヒプノシスマイク」と「を握り見せる」の間で区切っているため、聴いている側には「おにぎり見せる」に聞こえるそうです。

ここまで、左馬刻とおにぎりの関係について、ソロ曲「G anthem of Y-CITY」の歌詞が「おにぎり」に聞こえることから、左馬刻とおにぎりを関連付けたツイートやイラストがネット上で溢れ、話題になっていることが分かりました。次に、左馬刻のソロ曲「G anthem of Y-CITY」に隠された左馬刻の過去やタイトルの「G」の意味などを考察していきます。

「おにぎり見せる」と聞こえると話題の左馬刻のソロ曲「G anthem of Y－CITY」の歌詞中には左馬刻の壮絶な過去や家族との関係、信念が表れていると言われています。まず、下のフレーズから、左馬刻が母親と妹の合歓のことを大切に思っていることが分かります。

実は、左馬刻の母親は父親からDVを受けていたことが雑誌で明かされています。彼の母親と父親について、歌詞以外では触れられていませんが、下のフレーズから、DVを受けていた母親が父親を殺害して自殺したこと、生きていくために道を外れながらも大事な妹と2人で暮らしてきたこと、そんな中でも仲間ができたことが分かります。

また、歌詞中には「Mad Trigger Crew」や「45ラビット(銃)しょっぴくぞ)」「もちろん居るぜ理鶯(理)survivor)」など、チーム名やメンバーを歌っている部分が登場することから、上のフレーズの「フザけた仲間」とは「Mad Trigger Crew」の仲間であることが分かります。さらに、コミック版では左馬刻の過去について、2年前に何かが起きたことが明らかになっています。

何が起きたのかは明らかになっていませんが、TDDを結成する前の左馬刻はまだヤクザにはなっておらず、今よりも笑顔が多く、ふざける姿も描かれています。彼がヤクザになったのは妹の合歓のためのようで、自ら進んで選んだ道ではないようです。

また、左馬刻の座右の銘「公平なものなど存在しない/Life is not fair.」です。彼のソロ曲の歌詞中には、何かを得るためには代償を払わなければならない、というその座右の銘を基にした現実的な彼のポリシーが表現されているとも言われています。

左馬刻のソロ曲「G anthem of Y-CITY」」の「G」は何を意味するのでしょうか？そもそも左馬刻の所属する「Mad Trigger Crew」はアメリカのウエストサイドやウエストコースト（西側の地域や西海岸）で生まれたラップのスタイルをモデルとしています。そもそも西海岸のヒップホップは治安の悪さを背景に「ギャングスタラップ」の影響を強く受け、Mad Trigger Crewでもそんな音楽性を取り入れているようです。

特にリーダーの左馬刻もヤクザという職業柄、その影響を強く受けているようです。そして、彼のソロ曲「G anthem of Y-CITY」のタイトルの「G」は別名「Gラップ」と呼ばれる「ギャングスタラップ」を意味していると言われています。

さらに「ギャングスタ」という言葉は俗語ですが「男気」や「タフな人」などの意味で使用されることもあるそうです。そんなダブル・ミーニングなタイトルを持つソロ曲は左馬刻にとって、壮絶な過去を乗り越え、妹と一緒に生き抜いてきた自分への賛歌なのではないかとも言われています。

ここまで、話題の左馬刻とおにぎりの関係やソロ曲中で明らかにされた彼の過去、タイトルの「G」の意味などをみてきました。そして、左馬刻は壮絶な過去を経験したこと、タイトルの「G」は「Gラップ」こと「ギャングスタラップ」を意味していることなどが分かりました。次に、左馬刻と山田一郎、左馬刻の妹である合歓との関係をみていきます。

左馬刻は妹の合歓を溺愛しているシスコンです。過去が描かれたコミック版での2人は両親のいない2人暮らしで、合歓は左馬刻を「お兄ちゃん」と呼んで慕っていました。そして、普段は合歓が家事をこなしていますが、彼女の誕生日には左馬刻がごちそうをつくって、2人で仲良く祝っていました。そんな仲の良い左馬刻と合歓ですが、現在の2人の関係についてはずっと謎とされていました。

しかし、合歓が中央区を取り仕切る言の葉党の行政監察局副局長として登場し、左馬刻を逮捕。久々の再会にも関わらず、合歓はまるで別人のようにかつて慕っていた兄に対し、「恥ずかしい」「消えて下さい」などの言葉で罵ります。普段は強気な左馬刻も意気消沈した様子でしたが、左馬刻はそれが彼女の本音でないことを見抜き、何度も彼女に呼びかけ続けます。その結果、操られていた合歓が本来の人格に引き戻されます。

本当の合歓に戻すため、2人はラップバトルを展開します。その中で左馬刻は下のセリフを言います。結局、そのときは合歓が中央区の人間と共に引き上げていったため、合歓の精神も左馬刻との関係も不安定なままでした。それでも、左馬刻の合歓に対する想いがひしひしと伝わってくる、感動の名シーンだと言われています。

かつてTDDで一緒だった左馬刻と山田一郎は、現在ではライバル同士で会うたびに喧嘩になる犬猿の中です。本当にTDDで仲間だったのか疑いたくなるほど、互いに嫌悪している2人が、シスコンの左馬刻とブラコンの一郎（弟が2人）のラップバトルが繰り広げられたことがありました。

一郎が左馬刻のことを「シスコン」と罵ると、左馬刻は「合歓は可愛い、オレが守ってやらないと」と過保護な発言をします。そして、一郎に対して「お前が甘やかすから二郎と三郎が成長しないんだ」と、兄貴目線の言葉を投げかけました。このバトルから、かつて仲間同士だった2人の関係が少し垣間見れたと言われています。

左馬刻と妹の合歓は腕に同じブレスレットをつけています。そして、過去が描かれたコミック版でも、左馬刻も妹の合歓もそれをつけています。このブレスレットについて、左馬刻のソロ曲「G anthem of Y-CITY」では「母親からもらったおまもり」と歌っていますが、現在では「妹の合歓からもらったおまもり」とされています。

そのため、本当はどちらからもらったおまもりなのか分からず、混乱を招きました。しかし、その後のドラマトラックにて、母親からもらったブレスレットのお守りを妹の合歓が作り直した、ということが判明。どちらにしても、左馬刻にとっては何物にも代えがたい大切なものだということが分かります。さらに、合歓にとってもそのブレスレットのお守りは「宝もの」であることが判明しています。

ここまで、左馬刻とおにぎりについてやソロ曲の歌詞から分かる左馬刻の過去、タイトルの「G」の意味を紹介し、左馬刻と一郎、妹の合歓との関係、兄弟おそろいのお守りのブレスレットについてみてきました。次に、左馬刻がかつて所属していた「TDD」や現在所属している「MAD TRIGGER CREW」の他のキャラとの関係をみていきます。

TDDのメンバーだった頃の左馬刻と山田一郎は仲良しで、互いに信頼し合い、認めあっていました。そして、一郎は左馬刻に憧れを抱き、兄貴のように慕っていました。さらに、TDDを結成する前の左馬刻は白膠木簓（ぬるでさらら）と共に、愚連隊を前身としたラップチーム「Mad Comic Dialogue（マッドコミックダイアログ）」をつくり、イケブクロ2大勢力の1つに成長させていました。

一方、山田一郎と波羅夷空却（はらいくうこう）は、イケブクロの2大勢力のもう1つのチーム「天国へノ階段」の傘下のチーム「Naughty busters（ノーティーバスターズ）」に所属していました。2チームが白熱したバトルを展開した結果、互いに力を使い果たし、互角の勝負だったため決着がつきませんでした。

しかし、天国へノ階段の代表であり、山田一郎の直属の上司にあたる紫藤百舌九（しとうもずく）がこの状況を好機と見て姿を現し、バトル直後で満身創痍の左馬刻と簓に勝負を挑みます。卑怯な手を使う百舌九に一郎も納得がいかないようですが、上司であるため、何も言えません。そんな山田一郎のはっきりしない様子を見ていた左馬刻は敵である一郎に対して、下の言葉をかけます。

「後は野となれ山となれ」は目先のことさえ解決できれば、後のことはどうなってもよい、という意味のことわざです。その言葉で心の決まった一郎と空却は、左馬刻と簓と一緒になって、百舌九を倒しにかかります。左馬刻の言葉が一郎の心に届いた名シーンとして知られており、ここから左馬刻と一郎の過去やTDDの序章が始まっていきます。

左馬刻にとって飴村乱数（あめむららむだ）はかつてのTDDの仲間で、TDD時代には飴村乱数が左馬刻をからかい、追いかけ回すシーンが描かれるなど、仲の良い様子が描かれていました。そして、ディビジョンバトルの前に久しぶりに左馬刻に再会した際も飴村乱数は、左馬刻ベタベタくっついていました。

しかし、そんな2人もラップバトルでは互いに熱戦を繰り広げ、相手を罵りまくります。それについて、相手の実力を互いに認めっている証拠だと言われています。

神宮寺寂雷（じんぐうじじゃくらい）もかつてのTDDのメンバーで、現在はイケブクロ・ディビジョンの摩天楼に所属する医者です。そして、左馬刻はMAD TRIGGER CREWが摩天楼と初対面した際には、礼儀正しく彼に挨拶した上で銃兎と理鶯にもきちんと挨拶するように促しました。左馬刻は年上の神宮寺寂雷のことを尊敬しているようです。

しかし、神宮寺寂雷とのラップバトルでは、打って変わって左馬刻は神宮寺寂雷に対して「牙のない狼に皆ブーイング」というセリフを投げかけていました。ファンの間でも、普段いがみ合っていない2人のラップバトルが新鮮だったと好評でした。

左馬刻は「MAD TRIGGER CREW」の仲間である銃兎と互いに言いたいことを言い合える仲です。しかし、突発的な左馬刻は銃兎の冷静な判断を頼りにしており、まともな意見を発したり、場がまとめたりするのが上手い銃兎の言うことに大人しく従うときもあります。

左馬刻と「MAD TRIGGER CREW」の仲間である理鶯は、互いに第一印象はよくありませんでしたが、一緒に戦っていく中で、男の友情のようなものが芽生えていきます。

「ヒプノシスマイク」で碧棺左⾺刻の声優を務める浅沼晋太郎さんは1976年1月5日生まれ、年齢は44歳（2020年12月現在）で出身地は岩手県盛岡市です。そして、身長は175cm、血液型はO型、ダンデライオンに所属しており、1999年から脚本家や演出家として、2006年から声優として活動しています。さらに、浅沼晋太郎さんは他にも俳優やコピーライター、デザイナーとしても活躍しています。

浅沼晋太郎さんの主な出演作品をみていくと「ゼーガペイン」十凍京/ソゴル・キョウ役、「かみちゃまかりん」烏丸キリオ役、「D.C.II 〜ダ・カーポII〜」桜内義之役、「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」ジュウザ（青年期）役、「遊☆戯☆王5D's」クロウ・ホーガン役、「にゃんこい!」高坂潤平役、「生徒会役員共」津田タカトシ役、「四畳半神話大系」私（ナレーション）役などです。

他に浅沼晋太郎さんは「ファイ・ブレイン 神のパズル」大門カイト役、「もしドラ」二階正義役、「アクセル・ワールド」タクム（黛拓武）/シアン・パイル役、「絶園のテンペスト」早河巧役、「ダイヤのA」倉持洋一役、「一週間フレンズ。」九条一役、「東京喰種トーキョーグール」西尾錦（オロチ）役、「のうりん」畑耕作役、「暗殺教室」前原陽斗役などを演じています。

他に浅沼晋太郎さんは「落第騎士の英雄譚」有栖院凪役、「刀剣乱舞-花丸-」鳴狐役、「はじめてのギャル」羽柴ジュンイチ役、「Cutie Honey Universe」早見青児役、「ツルネ -風舞高校弓道部-」滝川雅貴役、「ギヴン」村田雨月役、「あんさんぶるスターズ!」月永レオ役、「A3!」茅ヶ崎至役、「啄木鳥探偵處」石川啄木役、「アニメガタリ」西麻布先輩役なども演じています。

こちらは「ヒプノシスマイク」の左馬刻のおにぎりに関するツイートです。このツイートのように、左馬刻のソロ曲の「おにぎり見せる」と聞こえる部分が話題になっています。

こちらも「ヒプノシスマイク」の左馬刻のおにぎりに関するツイートです。左馬刻のソロ曲中で「おにぎり見せる」と聞こえる部分から、「左馬刻」で検索すると「おにぎり」という予測ワードが出る疑問が解けたようです。

こちらも「ヒプノシスマイク」の左馬刻に関するツイートです。こちらのツイートのように左馬刻のソロ曲中の「おにぎり見せる」の部分が本当は「を握り」と歌っていたことを知り、驚いた人・笑った人が多くいるようです。

いかがでしたか？「ヒプノシスマイク」の左馬刻とおにぎりについて、ソロ曲中の歌詞が「おにぎり」に聞こえることから、左馬刻と「おにぎり」が関連付けられるようになったことが分かりました。

また、そんな「おにぎり」で話題の左馬刻のソロ曲から明らかになった左馬刻の壮絶な過去や、タイトルの「G」の意味を考察し、妹の合歓との関係や、かつて所属していたTDDやMAD TRIGGER CREWのメンバーとの関係についてもみてきました。皆さんもぜひ「おにぎり」で話題の碧棺左馬刻に注目してみて下さい！