ポケモン声優のうえだゆうじを紹介！タケシ以外に演じたキャラや演技力の評価は？

この記事では、声優・うえだゆうじさんのプロフィールや出演アニメ、結婚や交友関係、演技力などを紹介しますが、その前にうえださんの代表作『ポケットモンスター』シリーズや、うえださんの担当キャラであるタケシについての情報をお届けします。

声優・うえだゆうじさんの代表作であるアニメ『ポケットモンスター』は、通称「ポケモン」と呼ばれ、1997年4月1日の放送開始から現在まで、絶大な人気を誇る国民的アニメです。ポケモンの原作は、1996年2月27日に任天堂から発売されたゲーム『ポケットモンスター』となります。

アニメのポケモンには、ゲームとは異なる独自の設定が加わり、主人公・サトシとピカチュウの絆や成長が主に描かれています。うえだゆうじさんが演じるタケシは、サトシやカスミと共にポケモンアニメを支えてきた初期メンバーです。

ポケモンアニメのストーリーは、ポケモンマスターを目指している10歳の少年・サトシが、ピカチュウと出会い、故郷のマサラタウンから旅立つところから始まります。幼い頃にアニメを観ていた世代が、親世代となり、親子でポケモンにハマっている家庭も少なくありません。ポケモンアニメは、平成から令和にかけて製作が続けられている長寿アニメだと言えるでしょう。

ポケモンアニメに登場するタケシは、カントー地方のニビシティ出身の15歳の少年です。タケシは、ポケモンアニメの第5話「ニビジムのたたかい!」で、ニビジムのジムリーダーとして初登場し、以後サトシとカスミと共に旅をする仲間となりました。細目であることが特徴で、一見静かそうなキャラに見えますが、タケシは情に厚い性格で、仲間やポケモン達のことを一番に考えている熱血漢なのです。

弟・妹が9人もいるためか、面倒見がとても良く、頼れるお兄ちゃんキャラでもあります。世界一のポケモンブリーダーになる夢を掲げ、サトシ達と共に旅をしていたタケシでしたが、旅の間でポケモンドクターという存在に強く惹かれ、ブリーダーではなくドクターを志すようになりました。以上がタケシのプロフィール…なのですが、何かが足りません。

やはりタケシと言えば「お・ね・え・さ・ん！」です。年上の女性をこよなく愛するタケシは、美人なお姉さんと出会うと、もっと情熱的になり、愛を過剰に振り撒いてしまうキャラとなります。カスミがタケシのストッパー役となる光景は、アニメで何回も見られました。兄貴肌で優しいところも、お姉さん好きなところも、タケシの愛すべき個性だと言えるでしょう。

うえだゆうじさんは、国民的アニメ『ポケットモンスター』シリーズの登場キャラであるタケシ役の声優です。タケシ役として有名なうえだゆうじさんですが、他作品で主演を務めることもあります。うえだゆうじさんが演じるキャラはかっこいいキャラであったり、個性的なキャラである場合も少なくありません。

以下の項目では、ポケモン声優・うえだゆうじさんのプロフィールや代表キャラ、あまり公にされていない結婚相手や気になる交友関係なども調査し、演技力についてもお届けします。

うえだゆうじさんは、1967年6月15日生まれ、福岡県北九州市出身の声優です。所属事務所はポマランチ。身長(公称サイズ)は170cm。血液型はA型。声優としては、1992年から活動をスタートし、テレビCMにおけるナレーターなども務めています。うえださんの旧芸名は、本名と同様に漢字表記の「上田祐司」でした。2004年からは、ひらがな表記の芸名「うえだゆうじ」を使用しています。

また、旧芸名・上田祐司として活動していた際は、同じく声優である上田燿司(うえだようじ)さんと間違えられることが度々あったとか。うえだゆうじさんは、SNSに現れることがあまり多くありません。そのため、アニメなどの公式Twitterを通じて写真がアップされる度に、誰なのか認識されない現象が起こるようです。その都度で雰囲気や見た目も変化しているため、ファンでも一瞬「誰？」となってしまうと言われています。

1992年から声優として活動し始めたうえだゆうじさんは、1996年のテレビアニメにて初めて主演を務めます。1つは『機動戦艦ナデシコ』のテンカワ・アキト役、もう1つは『ハーメルンのバイオリン弾き』のハーメル役でした。その後、 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』にて、相楽左之助役の担当声優となり、一気に人気声優として昇りつめます。

それ以後も、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』にて、ジャンプ作品の主演を務めます。1997年からは、前述した通り、タケシ役として『ポケットモンスター』シリーズに出演し続けました。

タケシ役以外にも、サトシのバリヤードやムサシのソーナンス、ジュカインやマグマラシ、ゲッコウガやゴウカザルなど、主要なポケモン役を演じています。ポケモンアニメのED楽曲を歌ったこともあり、2000年に「タケシのパラダイス」を披露しました。「タケシのパラダイス」はカオスの極みで、現在でもファンから支持されています。

うえだゆうじさんは、ポケモンシリーズ以外にも多数の代表作があり、数々の個性的なキャラを演じています。うえだゆうじさんは、演技の幅が広いため、「このキャラもうえださんなの！？」と、視聴者に驚かれることも少なくありません。この項目では、演技力に定評のあるうえだゆうじさんの主な代表作＆キャラを紹介します。

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』とは、「週刊少年ジャンプ」にて、1994年19号～1999年43号まで連載されていた漫画です。原作者は和月伸宏先生で、ジャンルは剣劇・時代劇・歴史となります。テレビアニメは、1996年1月10日～1998年9月8日まで、放送され、全94話でした。うえだゆうじさんが演じたキャラは、相楽左之助(さがら さのすけ)という19歳の熱血漢です。

生年月日は1860年(万延元年)の2月(魚座)。血液型はB型。身長は179cmで、体重は71㎏。出身は信濃国(長野県諏訪)。元・赤報隊一番隊準隊士。政府に恨みを持っており、喧嘩の代行人即ち「喧嘩屋」として活動していましたが、剣心と出会ったことで、段々と心変わりし、喧嘩屋から足を洗います。佐之助役としてるろうに剣心に出演したことで、うえださんの知名度・人気は一気にうなぎ登りしました。

『おじゃる丸』とは、原案・犬丸りんさんによる子供向けアニメ作品です。アニメの放送開始日は1998年10月5日。うえだゆうじさんが演じたキャラは、キスケと呼ばれる可愛らしい黄色の子鬼です。年齢は5歳で、語尾に「ピィ」を付けて喋ります。その語尾や黄色の容姿から、ヒヨコに間違えられることが少なくありません。

そのことについて、キスケ本人は憤りを感じており、「キーくん、ヒヨコじゃないっピ！」と毎回訂正するセリフを発しています。ちなみに、キスケの前世はヒヨコです。そのため、見た目や語尾もヒヨコっぽいのかもしれません。

うえださんは他の『おじゃる丸』キャラも演じており、オコリン坊役の声優を務めました。狛犬ツインズの兄の方であるオコリン坊は、満願神社を住処とする狛犬です。石像姿だったり、動き回れる姿も見せています。キスケを演じる際は、とても甲高い声を出しているうえださん。一方、オコリン坊の声はかなり低く、ドスが効いているため、キスケとの演じ分けが素晴らしいと評判です。

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ！！マサルさん』は、「週刊少年ジャンプ」にて、1995年～1997年まで連載されていた漫画です。テレビアニメ化の際は、1998年1月～4月まで、全50話が放送されました。原作者・うすた京介先生が描いた原作を、巧みに再現した『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』は、シュールギャグアニメであり、うえだゆうじさんの主な代表作として語り継がれている作品です。

うえださんが演じた主人公・花中島マサルは、県立わかめ高校2年7組に所属するセクシーコマンドー部の設立者兼部長です。そのせいか、「7組の変態マスター」という異名があります。ちなみに、アニメは10分という短い放送時間で、原作の1話分＝アニメの1話分でした。

放送は10分間でしたが、ギャグネタで溢れたストーリーが濃すぎるため、視聴者に強烈なインパクトを与えました。また、OP楽曲として使用されたPENICILLINの「ロマンス」も印象に残りやすい曲で、オリコン週間4位を記録したヒット曲です。

『蟲師』とは、「アフタヌーンシーズン増刊」「月刊アフタヌーン」にて、1999年～2008年まで連載していた漫画作品で、原作者は漆原友紀さんです。アニメは、2005年～2006年に第1期、2014年に第2期が放送されました。

第1期・第2期は、どちらも分割されて(休止期間を経て)放送されました。うえだゆうじさんが、演じる化野(あだしの)は、主人公・ギンコの友人であり、職業は医者です。化野は蟲を見ることができませんが、蟲関連の品物をとても愛しています。

『テニスの王子様』とは、許斐剛先生によって描かれたテニス漫画です。「週刊少年ジャンプ」での連載期間は、1999年～2008年でした。また、続編として描かれている『新テニスの王子様』は2009年から連載が始まり、『ジャンプSQ.』にて現在も連載中です。

テニスの王子様シリーズの放送期間は、『テニスの王子様』が2001年～2005年、『新テニスの王子様』が2012年に放送されました。うえだゆうじさんが演じる芥川慈郎は、無邪気で愛らしく、ファンから「天使」と呼ばれています。プロフィールには、氷帝学園中等部3年C組2番と記載されています。誕生日・星座は5月5日生まれの牡牛座。

血液型はAB型。身長・体重は160cmの49kg。「天使」と呼ばれる理由は他にもあり、常に天使のような寝顔で眠っていることも由来しています。うえださんのセリフが光り輝く時は、テニス中の芥川を演じている時です。覚醒した芥川は、氷帝No.2の見事なプレーを見せ、楽しそうに試合に挑みます。

羽海野チカ先生の『ハチミツとクローバー』略して「ハチクロ」は、2000年～2006年まで「CUTiEcomic」を始めとした3誌にて連載されていた作品です。アニメの放送期間は、第1期(全24話)が2005年、第2期(全12話)が2006年となります。

うえだゆうじさんは、ハチクロで森田忍という大学生を演じました。森田は、先輩ポジションのキャラですが、「変人」と称されている神出鬼没キャラです。初登場時の年齢は24歳で、ヒロイン・花本はぐみに一目惚れします。

増田こうすけ先生が描く『ギャグマンガ日和』は、「月刊少年ジャンプ」「ジャンプSQ.」にて、2000年～2015年まで連載されていたギャグ漫画です。『ギャグマンガ日和』は何度もアニメ化されており、第4期まで制作されました。

うえださんは、歯茎がキモいペン介、後頭部が魚のフィッシュ竹中など、クセが強すぎるキャラを複数担当しています。また、うえださんは1～4期まで、全てのOP曲を歌っており、『ギャグマンガ日和』にとって欠かせない存在です。

うえだゆうじさんは、南央美さんと結婚している…とはっきり申し上げたいのですが、 2人の結婚については、現在公表されていません。しかし、2人が結婚していることは事実のようです。この項目では、うえだゆうじさんと南央美さんの馴れ初めや結婚を伏せる理由、そして2人の子供についても調査しました。

うえだゆうじさんと南央美さんは結婚していますが、結婚した時期は不明です。しかし、結婚するまでの過程、つまり馴れ初めとなった共演作はいくつか存在しているようです。主な共演作としては、『機動戦艦ナデシコ』『おじゃる丸』などが挙げられます。『機動戦艦ナデシコ』にて、うえだゆうじさんはテンカワ・アキトというキャラを演じ、南央美さんはホシノ・ルリというキャラを演じました。

うえだゆうじさんは、現実では南央美さんと結婚しています。しかし、彼が演じたキャラであるテンカワ・アキトは、桑島法子さんの担当キャラであるミスマル・ユリカと結婚しました。作中の話とはいえ、「ややこしい！」とファンの間で話題になったとか。また、うえだゆうじさんと南央美さんの有名な共演作はもう1つあります。そのアニメは『おじゃる丸』です。

『おじゃる丸』には、小鬼トリオという可愛い敵キャラが登場します。弟分キャラの黄鬼・キスケ役はうえだゆうじさんが演じ、姉御肌キャラの赤鬼・アカネ役は南央美さんが演じました。共演をきっかけに、結婚をする声優は少なくありません。うえだゆうじさんと南央美さんも、そのパターンで結婚したのかもしれません。

うえだゆうじさんと南央美さんが、結婚していることは事実ですが、お互い結婚していることを公表していません。では、何故2人の結婚は、ネット上などで知られているのでしょうか？どうやら、昔は結婚を公表していた時期があったようで、結婚を伏せていませんでした。結婚を隠すようになった原因は不明です。

これは考察ですが、自分達の結婚を伏せることで、演じるキャラに偏見が向かないように配慮している可能性もあります。または、プライベートを守り、なるべく普通の生活を送りたいという思いもあるのかもしれません。元々公表していた事実を含め、何かしらの理由があると言えるでしょう。

うえだゆうじさんと南央美さんが結婚していることは確かなようですが、子供の存在は公表されていません。つまり、子供がいるのかいないのかは不明なのです。結婚している情報も公表されていないため、もし子供がいたとしても、プライベートを守るために伏せている可能性があります。

うえだゆうじさんも南央美さんも50代なので、大きな子供がいても不思議ではありませんが、公表されていないので、何とも言えません。情報公開の少なさを見る限り、今後も子供の存在は公表されないと推測できます。子供の有無は気になりますが、プライベートを守るためならば、情報を伏せることは、致し方ないと言えるでしょう。

うえだゆうじさんは、小野坂昌也さんを始め、様々な声優との交友関係があります。特にときメモ声優やポケモン声優と仲が良いようです。一方、うえださんの趣味は料理で、アニメ業界でも料理上手であると知られています。この項目では、うえだゆうじさんの交友関係や趣味(料理)について紹介します。

『テニスの王子様』シリーズで、芥川慈郎役として出演しているうえだゆうじさん。同じくテニプリ声優で、桃城武役を演じる小野坂昌也さんとは、とても長い付き合いだと言われています。うえださんと小野坂さんは、1997年から共同でトークライブを行っており、2011年の東日本大震災以後には、チャリティー活動として、全国ツアーも開催しています。

さらに、2人は恋愛育成シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』でも共演したことがあり、『月刊ときめきメモリアル』というラジオCDでは、「小野坂昌也＆上田祐司のきらめき高校進路指導室」と呼ばれるコーナーが設けられており、投稿者のお悩み相談を承っていました。うえださんと小野坂さんの仕事・交友関係は深いと言えるでしょう。

小野坂昌也さん以外の声優との交友関係はどうなのでしょうか？うえだゆうじさんと仲が良いと言われている声優は、三木眞一郎さんや林原めぐみさんなど、主にポケモン声優を務めている人物となります。ポケモンレギュラー声優とは何かしら縁があるため、仲良くなるのも頷けます。

ポケモン声優以外でも、『テニスの王子様』シリーズで共演している置鮎龍太郎さんや、初代『ときめきメモリアル』の共演者とも交友があるようです。また、うえださんは、仲の良い声優からは「ゆうちゃん」と呼ばれており、仲の良さが覗えます。

うえだゆうじさんは演技力の高い声優として知られていますが、実は料理がとても上手い人物だと評価されています。アニメ監督・演出家の大地丙太郎さんは、声優としてのうえださんを讃えながら、料理の腕も最高だと評しました。さらに、同じくアニメ監督・演出家である佐藤竜雄さんも、うえださんの料理の腕を絶賛しています。両監督の日記には、料理人のうえださんを称賛する文章が書かれていると言われています。

うえだゆうじさんの演技力に惹かれて、気づけば大好きな声優になっていることは、アニメファンあるあるなのかもしれません。うえだゆうじさんが演じるキャラは、より一層個性が磨かれ、魅力的に感じられると言えるでしょう。

どんなセリフでも名言(または迷言)になってしまうのは、うえだゆうじさんの演技力があってこそです。例えば「お前ら人間じゃねえ！」というセリフは、字面でもインパクト大ですが、うえださんの演技力があれば、このような衝撃的なセリフでも、自然に難なくこなしてしまうのです。

うえだゆうじさんが演じるキャラは、るろうに剣心の左之助やシャーマンキングのホロホロなど、熱血漢が少なくありません。マサルさんやギャグマンガ日和に至っては、強烈なギャグキャラも演じ切っているので、演技力の素晴らしさを感じざるを得ません。

この記事では、声優・うえだゆうじさんのプロフィールを始め、主な出演作や代表キャラ、結婚や交友関係などのプライベート、演技力の評価などをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか？うえだゆうじさんは、多才な声優なので、代表作などが気になった方は、是非うえださんの出演作を視聴してみてください！