【ワールドトリガー】歌川遼は風間隊随一の常識人？実力・強さや人物像を考察

ワールドトリガーでも実力者であり常識人であるとされているのが歌川遼です。今回は歌川遼についてまとめて紹介していきます。

ワールドトリガーは2013年から週刊少年ジャンプにて葦原大介先生が連載しているSFアクション漫画です。漫画の中でも多いと言われる個性豊かなキャラクター達、多対多の戦闘描写の巧みさが高い人気を集める作品として注目を集めました。2016年から2018年にかけて葦原大介先生の病気により長期休載した後、2019年からは月刊誌のジャンプスクエアに移籍し連載が継続されています。

ワールドトリガーはメディアミックス展開も積極的に行われている作品でVOMIC化を始め、2014年から1年半に渡り展開されたアニメ化、ワールドトリガー作中でも度々登場するぼんち揚げとのタイアップを行うなど幅広い展開が行われている作品でもあります。

突如異世界「近界（ネイバーフット）」からの門が開いた三門市、後に近界民（ネイバー）と呼ばれる化物に侵略を受けますが、そんなネイバーの侵略を防いだのがボーダーでした。初めての侵攻から4年半後、ボーダーは街の防衛を固め三門市も平穏な生活が送られるようになった頃、ボーダーの訓練生であるC級隊員の三雲修がネイバーの少年、空閑遊真と出会う所から物語がスタートします。

歌川遼はボーダーの誇るエリート部隊であるA級部隊の中でも3位に序列される風間隊のメンバーの1人です。ポジションはオールラウンダーであり、風間隊の特徴であるカメレオンを使用した奇襲戦を得意とし、遠征を経験した事のある実力者でもあります。トリガーは風間隊の特徴であるカメレオンの他、双方にスコーピオンとシールドを入れている他、メインにメテオラとアステロイド、サブにバックワームを入れた構成になっています。

その他判明しているプロフィールとしては、年齢は16歳で誕生日は6月10日でうさぎ座、身長173cmのA型、学校は進学校の六頴館高等学校に通っており、好きなものは犬、焼き鳥、スポーツ全般、家族構成は父と母の他姉がいる事が明らかになっています。

歌川遼は風間隊の良心とも言われる程で、隊長の風間、菊地原と毒舌キャラが多い風間隊において常識的な性格の持ち主であるとされています。年齢に対して大人びた冷静なキャラクターが多いと言われるワールドトリガーのキャラクターの中でもとりわけ年齢と落ち着きっぷりがミスマッチしているとも言われる程で、精神面が成熟しているキャラクターでもあります。

風間隊は毒舌で勘違いを生みやすい風間隊長、サイドエフェクト「強化聴覚」によって部隊のコンセプトである「隠密」を高いレベルで実現している菊地原によって構成されており、請け負う任務の特性も相まって周囲と軋轢があってもおかしくないです。しかし風間隊にその様子がないのは常識人な性格の歌川遼が上手く周囲とのクッションになってフォローしているのではないかとも考えられています。

ちなみに戦闘面に置いてもサポート的な立ち回りが多く、風間隊の中で唯一中距離攻撃であるメテオラやアステロイドをトリガーにセットしており、精神面でも戦闘面でもフォロー役という立ち位置にいるキャラクターになっています。

風間隊は元々は風間と宇佐美によって結成されたチームであり、菊地原を風間が、歌川遼を宇佐美がスカウトする形で結成されました。そのような過去がある為か、宇佐美が本部を離れ玉狛支部に移った後も良好な関係を維持しています。ワールドトリガー作中でも自然な流れで社交辞令を言える程であり、とても16歳とは思えないと言われる様子を見せています。

また決まった愛称などは持たない歌川遼ですが同じ部隊にいたという事もあってか宇佐美からは「うってぃー」という愛称を付けられており、今尚その愛称で呼ばれています。

歌川遼は風間隊での役割はサポーターである為、目立った活躍はそこまであるわけではありません。隊のエースでありアタッカーの風間、サイドエフェクトで戦術的中核を担う菊地原と比較するとどうしても目立てない役回りをする事が多いのです。しかし本人の性格的にサポートに徹する事を良しとしている為か、ボーダーでも高い援護能力の実力を持っていると評価されています。

風間隊はカメレオンを使った奇襲性の高い攻撃に特化した部隊という特性を持っており、戦術がハマれば相手を瞬殺出来ますが戦いにおいては必ずしも攻撃だけを行うわけではない為、歌川遼の高い援護能力もあっての風間隊のA級3位とされる実力に上り詰めていると考えられています。

ワールドトリガーでは能力が数値化されて紹介されていますが歌川遼のパラメータは「トリオン6、攻撃7、防御・援護9、機動8、技術8、射程3、指揮4、特殊戦術8」で合計が53となっています。特筆すべきはやはり援護能力の高さと、総合的な数値の高さで、合計53という数値もパラメータが明らかになっているキャラの中ではトップクラスになっています。

単純なパラメータだけみれば、他の部隊のエースや隊長クラスの強さを誇っているとも言える反面、10を超えるような突出した能力を持っているわけではなく、やはり本人の性格的にも能力的にもサポートとして動くのがあっているとも言えるパラメータになっています。

アニメワールドトリガーで歌川遼の声優を担当したのが1998年から声優として活躍する三浦祥朗さんです。涼やかな低音ボイスが特徴と言われる声優さんで、熱血漢から冷静なキャラクターまで幅広く演じていますが主に10代～20代の青年キャラクターを演じる事が多い声優さんです。

三浦祥朗さんがこれまでに出演した作品としては「俺たちに翼はない」の千歳鷲介役、「ドラゴンボール改」のザーボン役、「刀語」の真庭蜜蜂役、「聖闘士星矢Ω」のディオネ役、「正解するカド」の真道幸路朗役、「ワンピース」のアブロサム役、「エリアの騎士」の李秋俊役、ゲーム「真・三國無双」シリーズの甘寧/関索役などがあります。

ここからは既にワールドトリガーを視聴している人の歌川遼に関しての感想を紹介していきます。歌川遼に関して特に多い感想が年齢についてです。風間隊は風間だけが突出して年齢が高く、歌川遼が菊地原と同い年で高校のクラスも一緒という事には驚いたという人も多くなっています。風間隊以外のキャラクターと比較しても歌川遼は性格的に20歳前後でもおかしくないという声も多くなっています。

そんな歌川遼だからこそ普段の高校生活でどのような生活を送っているのか見てみたいという声も多くなっています。ボーダー外の生徒との絡みなどがイメージできないと言われる一方で、本人の性格も相まって高校生らしくしているのかも知れないとも考えられています。

ワールドトリガー作中普段冷静な判断力を持っている姿が目立つ歌川遼だからこそ大規模侵攻での対エネドラ戦での「怒り」シーンは感じ入るものがあるとする声も多くなっています。感情を爆発させるわけではありませんが、風間を好きな事が分かるシーンとして高い人気を誇るシーンになっています。

ワールドトリガーの歌川遼は風間隊を支えるサポーターとして高い実力を持つキャラクターです。同時に精神面でも部隊を支える存在であるとして、見えない強さを持ったキャラクターであると評価されています。その性格や役回りから目立ちこそしないものの今後の活躍も期待されるキャラクターなのでまだワールドトリガーを視聴していないという人は歌川遼にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？