【エヴァンゲリオン】青葉シゲルはロンゲオペレーター！声優や補完シーンを考察

エヴァンゲリオン・青葉シゲルは、ネルフ本部に勤務するオペレーターで、男性キャラでは珍しいロンゲスタイルや、担当声優・子安武人さんの声が良さが注目される、人気キャラクターの1人です。以下では、「新世紀エヴァンゲリオン」のロンゲオペレーター・青葉シゲルのプロフィールをはじめ、大量のレイに囲まれて怯える補完登場シーン、青葉シゲルに対する不遇の扱いやネタキャラの真相などを紹介します。

空前のアニメブームを巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」は、GAINAX制作のSF・ロボットアニメで、近未来の日本を舞台に、ロボット兵器・エヴァのパイロットとなった少年少女たちと、謎の敵・使徒との戦いを描いた作品です。「エヴァ」等の略称で親しまれる「新世紀エヴァンゲリオン」は、1995年～1996年のテレビアニメ放送から始まり、アニメファンを中心に根強い人気を誇っています。

テレビアニメ放送から始まった「新世紀エヴァンゲリオン」は、従来のイメージを逸脱したエヴァのしなやかな動きや、複雑に絡み合った人間模様・ストーリーが注目され、様々なメディアミックスが展開されています。また、エヴァンゲリオンは、テレビアニメ版・旧劇場版・漫画版・新劇場版では、ストーリー後半からそれぞれ異なる展開・結末を迎えていることも特徴に挙げられます。

新劇場版シリーズは、テレビアニメ版のリメイク作品であり、2007年に第1部「序」、2009年に第2部「破」、2012年に第3部「Q」が公開されました。シリーズ完結作にあたる第4部「シン・エヴァンゲリオン新劇場版:‖」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、上映延期を余儀なくされましたが、2021年1月23日の公開予定と発表されました。

未曾有の大災害・セカンドインパクトの発生から15年後、14歳の碇シンジは、特務機関・ネルフの総司令官である父親の命令で、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンの初号機パイロットとなり、使徒との戦いに繰り出します。エヴァのパイロットには、同世代のレイやアスカもおり、仲間との交流や父親との確執、苦悩や葛藤を経ながら、シンジは使徒との熾烈な戦いに身を投じていきます。

青葉シゲルは、特務機関ネレフ本部中央作戦司令室所属のオペレーターで、階級は中尉、年齢は20代と推測され、男性キャラには珍しいロンゲが特徴です。オペレーターの伊吹マヤ・日向マコトとは同僚関係にあるものの、2人と異なり直属の上司が明言されていません。しかし、エヴァの中央作戦指令室のシーンから、一部では、冬月コウゾウが上司ではと考えられています。

誕生日は、担当声優・子安武人さんと同じ5月5日とされ、エレキベースが趣味です。また、青葉シゲルの名前の由来は、旧日本海軍の青葉型重巡洋艦一番艦「青葉」と、映画「青葉繁れる」から命名されました。

劇中ではキャラ設定の薄さや、登場回数の少なさが目立つ青葉シゲルですが、担当声優・子安武人さんの声が良いとの評価から、コアなファンからは絶大な人気を集めています。以下では、エヴァンゲリオン・人気ナンバーNo.1オペレーターである青葉シゲルの担当声優・子安武人さんのプロフィールや、子安さんの主な出演作品を紹介します。

青葉シゲルの担当声優・子安武人さんは、1967年生まれ、神奈川県横浜市出身の声優で、声優事務所・ティーズ・ファクトリーの代表取締役です。1988年にアニメ「どんどんドメルとロン」で声優デビューを果たし、翌年の「天空戦記シュラト」でレギュラーを獲得しました。また、声優・塩沢兼人さんの逝去後は、塩沢さんの後任として、各作品のキャラクターの声を引き継ぎました。

声優・子安武人さんの主な出演作品は、「楽しいムーミン一家」のスナフキン役や、「メジャー 第1シリーズ」の本田茂治役、「銀魂」の高杉晋助役、「ボボボーボ・ボーボボ」の主人公・ボーボボ役、「進撃の巨人」ジーク・イェ―ガー等です。また、ガンダム作品への出演経験が多いことでも知られ、名前のあるセミレギュラー役を含めて、2016年までに計10作品に出演しています。

声の良さに定評のある子安武人さんは、悪役を演じる機会も多く、クールな悪役のイメージを塗り替えた「∀ガンダム」のギム・ギンガナム役や、「ジョジョの奇妙な冒険」のディオ・ブランドー（DIO）役を演じました。また、アニメ以外にも、ゲーム作品やドラマCD、海外作品の日本語吹き替えなど、幅広いジャンルで活躍する人気声優です。

人類補完計画の実行による補完シーンは、エヴァンゲリオンの全作品共通の演出であり、補完シーンでは、各キャラがそれぞれの想い人の幻想を見せられることが特徴です。それぞれが幸せを感じながら補完されていく中、青葉シンジだけは、大量のレイのクローンに囲まれ絶叫する異様な補完シーンとなり、大きな話題を呼びました。以下では、青葉シゲルのアニメ版や新劇場版での補完登場シーンを紹介します。

人類補完計画は、劇場版26話「まごころを、君」にて、その全貌が明らかにされました。人類補完計画のシーンでは、他の人々が想い人によるアンチATフィールドで補完されていく中、青葉シゲルだけは、綾波レイのクローンと思われるアンチATフィールドで補完されました。その時の青葉シゲルの様子は、大量のレイに囲まれながら絶叫しており、強引に補完された印象が強いでしょう。

この描写から、青葉シゲルは、綾波レイに対して何かしらの感情を持っていたのではと言われる一方、想い人がいなかったため、レイが登場したとも考えられています。また、青葉シゲルは、他のネルフ職員と比べて、特定の人物に対する想いが描写されておらず、そのため、青葉シゲルの想い人が想定しずらく、補完シーンでレイを登場させたのではとも、考察されています。

エヴァンゲリオン新劇場版：序と破では、ネルフ本部中央作戦司令部情報局第二課に所属し、通信・データ解析を担いながら、使徒との戦いをサポートしています。一方、新劇場版：序の付属リーフレットでは、同僚のオペレーターである伊吹マヤ・日向マコと異なり、登場人物紹介蘭に名前が記載されていません。また、続編にあたる「破」では、青葉シゲルの部署が、ネルフ調査部情報局第1課に変更されています。

怒涛の展開を迎えた「エヴァンゲリオン新劇場版：Q」では、葛城ミサト率いるネルフ反乱組織・ヴィレに加わり、ネルフ職員時代の同僚・伊吹マヤと日向マコトも所属しています。劇中では、AAAヴィンダーの艦艇の艦橋要員としてオペレーター業務に携わっており、前作に比べて登場回数が増えています。

青葉シゲルは、劇中で名前が登場しないことや、綾波レイのクローンに囲まれて補完されていくシーンの強烈なインパクトさから、一部では不遇の扱いと受けていると言われています。しかし、エヴァファンの中には、担当声優・子安武人さんの声が良いことや、ゲーム版ではギターを教えるなど、前向きな意見も寄せられています。以下では、青葉シゲルの不遇の扱いを受けていることや、ネタキャラについて考察しました。

声優・子安さんの演技や、ゲーム版でギターを教えるシーンから優しいお兄さんという印象も持たれている青葉シゲルですが、TV版・旧劇場版では本編で名前が呼ばれなかったことが大きな話題を呼び、ファンからは不遇な扱いを受けているとも言われています。また、青葉シゲルは、劇場版のキャラ紹介蘭でも、名前が記載されていなかったり、ゲーム版でも特務機関ネレフ職員と紹介されるなど、本名を目にする機会が少ないです。

しかし、青葉シゲルの劇中での扱いは、決して悪くはなく、単純に名前を呼ばれるシーンがなかったり、マヤやマコトのように、キャラ付けが少なかったことが、不遇な扱いをされていると言われる原因となっているでしょう。一方、ゲーム版「新世紀エヴァンゲリオン セカンド・インプレッション」では、シンジから名前を呼ばれており、青葉シゲルの名シーンとして注目を浴びています。

ファンの間では、声優・子安さんの声の良さが人気に拍車をかけた青葉シゲルですが、劇中では名前を呼ばれない不遇な扱いや、綾波レイのアンチATフィールドによる補完シーンから、一部ではネタキャラではと言われています。そして、青葉シゲルのネタキャラは、人類補完計画が登場した劇場版の公開直後に刊行された、雑誌「アニメージュ」に、それらをネタにしたハガキが数多く投稿され、話題となりました。

また、青葉シゲルのネタキャラは、2006年のYahoo!人気投票でも見られ、2ch住人の悪ノリによる組織票により、ランキング1位を獲得する異例の展開が起りました。このように、一部ではネタキャラ扱いされている青葉シゲルですが、スーパーロボット大戦Fのキャラクター図鑑では、エヴァのネルフ職員唯一のボイス付きとなり、他のキャラより優遇されていたでしょう。

エヴァンゲリオンシリーズでは、オペレーター・青葉シゲル以外にも、主人公・碇シンジや彼の上司・葛城ミサトなど魅力的なキャラクターが多数登場しており、エヴァの根強い人気の源となっています。以下では、青葉シゲル以外のエヴァンゲリオンの登場キャラや、エヴァンゲリオンの他作品を紹介します。

2021年1月に新劇場版の公開が予定されている「エヴァンゲリオン」では、テレビアニメ版とは異なる、予測不可能な展開や、ネルフに反旗を翻した葛城ミサト率いる反乱組織「ヴィレ」の動向、シンジやレイたちの結末が注目されています。以下では、エヴァンゲリオンの登場キャラクターを紹介します。

エヴァシリーズの主人公・シンジこと碇シンジは、エヴァ初号機の専属パイロットで、第3新東京市立第壱中学校に通う14歳の少年です。使徒との熾烈な戦いや、同世代のパイロット・アスカやレイとの交流、父親との確執、心の内に潜む苦悩や葛藤を乗り越えながら、少しずつ精神的な成長をみせていきます。碇シンジの担当声優は、緒方恵美さんです。

綾波レイは、エヴァンゲリオン零号機の専属パイロットで、エヴァのキーパーソンにあたる14歳の少女です。水色の髪と赤い瞳が特徴で、その正体は、人類補完計画の為に生み出され、リリスの魂を宿した、ユイとアダムスの遺伝子を受け継いだハイブリッドとされています。綾波レイの担当声優は、林原めぐみさんです。

碇ゲンドウは、特務機関ネルフの最高司令官であり、妻・ユイを復活させるべく、人類補完計画の発動を目論んでいます。息子・シンジとは、意図的に距離を取っており、目的を遂行する手段として、シンジをエヴァ初号機パイロットに任命しました。また、目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格も持ち主です。碇ゲンドウの担当声優は、立木文彦さんです。

冬月コウゾウは、ネルフ副司令官で、碇ゲンドウと共に人類補完計画を進める人物です。かつては、京都のある大学で形而上生物学を研究していた教授であり、ゲンドウ・ユイ夫妻とは師と教え子の関係にありました。ネルフでは、ゲンドウの方が立場が上である一方、彼の最大の理解者として、人類補完計画を進めています。冬月コウゾウの担当声優は、清川元夢さんです。

加持リョウジは、ネルフ・特殊監査部に所属するスパイで、ドイツ支部時代には、アスカ・ラングレーの保護責任者を務めていました。ネルフ本部職員・ミサトやリツコとは大学時代の友人でした。劇中では、セカンドインパクトを真相を求めていた点からミサトの同志となり、再び恋人関係になりました。加持リョウジの担当声優は、山寺宏一さんです。

葛城ミサトは、ネルフ戦術作戦部作戦局第一課所属の職員で、階級は一尉（後に三佐）、役職は劇中前半は作戦部長・後半は作戦課長となっています。エヴァンゲリオンの戦闘指揮官を担っており、シンジとアスカの上司・保護者を務めています。また、新劇場版：Qでは、反乱組織ヴィレを立ち上げ、空中戦艦・AAAヴィンダーの艦長に就任しています。葛城ミサトの担当声優は、三石琴乃さんです。

赤木リツコは、ネルフの技術開発部技術局第一所属の職員で、エヴァンゲリオン開発総責任者を担っています。劇中では、綾波レイの保護者であり、ネルフの重要な機密をする数少ない人物です。碇ゲンドウとは、テレビアニメ版では愛人関係にあるも、新劇場版ではそのような描写はなく、「Q」ではAAAヴィンダーの副長を担っています。赤木リツコの担当声優は、山口由里子さんです。

日向マコトは、ネルフ本部中央作戦司令部作戦局第一課所属のオペレーターで、階級は二尉、眼鏡が特徴の男性職員です。やや軽口なところが玉にキズである一方、上司であるミサトに好意を持っており、ネルフ本部で起きた危機的状況にも、ミサトと決死の覚悟で挑んでいます。「新劇場版：Q」では、AAAヴィンダーの艦橋要員として活動しています。日向マコトの担当声優は、結城比呂さんです。

伊吹マヤは、ネルフ本部技術開発部技術局一課所属の女性オペレーターで、階級は二、尉青葉シゲル・日向マコトの同僚です。上司であるリツコから技術指導を受けていた経緯から、コンピューターオペレーターを担っており、「新劇場版：Q」では、AAAヴィンダーの整備長に就任しています。伊吹マヤの担当声優は、長沢美樹さんです。

「エヴァンゲリオン」は、シリアスかつ複雑なストーリー展開が特徴のアニメ・劇場版シリーズだけでなく、学園コメディを題材にした派生作品も人気を集めています。以下では、エヴァファンなら一度は見てほしい、エヴァンゲリオンの他作品を紹介します。

「新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド」は、同名のゲーム作品を題材にした漫画作品で、林ふみの作画で、2003年～2005年にかけて「月刊Asuka」で連載されました。物語は、テレビアニメ版最終回後を舞台とし、シンジたちの学園生活や、ゲンドウ・ユイの中学時代、ミサト・リツコ・加持のその後を描いており、全6巻構成となっています。

「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」は、同名のゲーム版を題材にした漫画作品で、高橋脩作画で2005年～2016年にかけて「月刊少年エースで連載されました。物語はゲーム版のキャンパス編をベースに、シンジの母・ユイの生存やゲンドウの親馬鹿な一面など、従来のエヴァにはないコメディ要素満載の楽しい作風となっています。

「ぷちえゔ ぁ」は、新世紀エヴァンゲリオンの公式デフォルメシリーズで、濱元隆輔画による四コマ漫画が「月刊少年エース」にて2007年～2009年にかけて連載されました。単行本・全2巻で構成される「ぷちえゔ ぁ」は、デフォルメ化したキャラ・エヴァ初号機が織りなす学園コメディが特徴で、角川書店・ガイナックスの公認パロディ作品です。

一部では、エヴァ本編で名前を呼ばれないことや、ネタキャラではという噂から多くの注目を集める青葉シゲルですが、かっこいい外見や声がファンを魅了し続けています。以下では、「新世紀エヴァンゲリオン」のロンゲオペレーター・青葉シゲルに関する感想や評価を紹介します。

担当声優・子安武人さんの声の良さで人気を集める青葉シゲルは、子安さんとおなじ5月5日が誕生日です。そして、SNS上では、青葉シゲルと一緒に子安武人さんの誕生日を祝福するメッセージも投稿されています。2人の誕生日の一致は、偶然とされていますが、キャラと担当声優の誕生日が同じは珍しく、その点も青葉シゲルへの注目を高めているでしょう。

エヴァンゲリオンでは、不遇なキャラとも称されている青葉シゲルですが、男性キャラには珍しいロンゲと優しい雰囲気が女性ファンを中心に人気を集めています。「新劇場版：Q」では、髭を生やすなどの外見の変化が見られたものの、ヴィレ所属時の青葉シゲルもかっこいいとの感想も見られ、劇場版新作での登場やオペレーターとしての活躍に期待が高まっています。

ネルフ本部のオペレーターである青葉シゲルら3人は、新劇場版でも登場を果たしており、「Q」では反乱組織ヴィレの構成員として所属しています。劇中での登場回数こそ少ないものの、頼りがいのあるオペレーター・3人の活躍は、エヴァファンを虜にしています。また、新劇場版の完結作は、2021年1月23日に公開予定となり、青葉シゲルの名前がようやく呼ばれるのか、彼の動向にも注目が集まっています。

およそ8ヶ月に及ぶ延期期間を経て、2021年1月に公開予定となった「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」は、新劇場版シリーズの完結作にあたり、上映を心待ちにしていたファンにとって待望の発表となりました。一方、「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」の公開を楽しみにすると同時に、エヴァシリーズの完結を寂しいと述べるファンもおり、完結作の公開について、様々な声が飛び交っています。

新世紀エヴァンゲリオンのロンゲオペレーター・青葉シゲルのプロフィールや、担当声優、アニメ版・新劇場版での補完登場シーン、不遇な扱いを受けている・ネタキャラと噂される原因などを紹介しました。エヴァ本編では、名前を呼ばれることがなかった青葉シゲルでしたが、最新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」では、その名前を聞くことができるのか、シリーズ完結と共に期待が高まっています。