【エヴァンゲリオン】ガギエルは噛みつきが得意な第6使徒！弐号機との戦闘シーンを考察

アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中でアダムのサンプルと弐号機を載せた太平洋艦隊を襲撃した第6使徒ガギエル。第6使徒ガギエルとは使徒の中で最も強い強靱な顎を持つ使徒であり、アスカが搭乗するエヴァンゲリオン弐号機と太平洋で戦闘を繰り広げました。しかしガギエルは強い顎を活かせず、情けない最後を遂げてしまいます。本記事では第6使徒ガギエルについて強い噛みつき攻撃や弐号機との戦いなどをご紹介していきます。

ではまず第6使徒ガギエルの強い噛みつき攻撃やアスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機との戦い、本当に強いのかの考察などをご紹介する前に、第6使徒ガギエルが登場するアニメ新世紀エヴァンゲリオンについてご紹介していきます。第6使徒ガギエルが登場する新世紀エヴァンゲリオンとは｢GAINAX｣が制作した日本のオリジナルアニメ作品です。アニメ新世紀エヴァンゲリオンは1995年に放送が開始し、1996年まで放送されました。

1995年から1996年にかけて放送されたアニメ新世紀エヴァンゲリオンは少年少女達が生きたロボット・エヴァンゲリオンに搭乗して謎の敵｢使徒｣と戦う姿を描いた作品であり、戦闘よりも人間の心情に重きを置いた内容となっています。本作が放送されるまで、ロボットアニメは基本戦闘に重きを置いた作品ばかりでした。そのため斬新なストーリーが高く評価され、アニメ新世紀エヴァンゲリオンは放送当初より高い人気を博しました。

放送終了後アニメ新世紀エヴァンゲリオンは社会現象になるほどの大ブレイクを巻き起こし、2020年11月現在｢宇宙戦艦ヤマト｣や｢機動戦士ガンダム｣に並ぶ日本を代表するアニメ作品の1つに数えられています。海外でも非常に高く評価されており、アニメ新世紀エヴァンゲリオンは近年のアニメ作品に多大な影響を与えています。この人気からアニメ新世紀エヴァンゲリオンは漫画やアニメ映画など数々のメディア展開が行なわれています。

特に映画は高い人気を博しており、2006年には｢ヱヴァンゲリヲン新劇場版｣という題目でテレビアニメ版のリメイク作品が発表されました。このリメイク作品は合計4部構成の作品となっており、物語やキャラクターが新たに描き直されています。ヱヴァンゲリヲン新劇場版は2020年11月現在までに序・破・Qといった3作品が公開されており、2021年の1月には最終章である｢シン・エヴァンゲリオン劇場版｣の公開が予定されています。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンは大災害｢セカンドインパクト｣で人類の大半が失われた世界を舞台に、エヴァンゲリオンに乗る少年少女達と使徒との戦いを描いたロボットアニメ作品です。セカンドインパクトが起きて15年が経った後、父親に第3新東京市へ呼び出された主人公の碇シンジはエヴァンゲリオンのパイロットになるよう命令を受けます。この命令により碇シンジは人類を襲う謎の敵・使徒と戦うことを余技無くされてしまいます。

本記事で強い噛みつき攻撃やアスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機との戦闘シーン、本当に強いのかの考察などをご紹介するガギエルとはアニメ新世紀エヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の1体です。一度アニメ新世紀エヴァンゲリオンを見たことがある方はご存知の通り、使徒は人間（リリン）を含め合計18体存在しています。本記事で強さや戦闘シーンなどをご紹介する使徒のガギエルは18体の中で6番目の使徒に数えられてます。

第6使徒のガギエルは深海魚やシャチに似た姿をした巨大な使徒であり、アニメ新世紀エヴァンゲリオンの第8話で初登場を飾りました。残念ながら原画紛失が理由で第6使徒ガギエルはヱヴァンゲリヲン新劇場版には一切登場していません。一方アニメを原作にした漫画には登場しています。テレビアニメ版と漫画版に登場している第6使徒ガギエルは非常に強靱な強い顎が特徴であり、戦艦さえも簡単に沈めてしまう強さを持っています。

身体に纏ったATフィールドも非常に強い強力なものとなっており、戦艦の魚雷や爆雷を簡単に防ぐことが可能となっています。そんな第6使徒ガギエルはアニメ新世紀エヴァンゲリオン第8話で初登場した時、第1使徒アダムのサンプルとエヴァンゲリオン弐号機を乗せた太平洋上の艦隊を襲撃しました。この戦いで第6使徒ガギエルは多数の戦艦を沈没させ、持ち前の強い噛みつき攻撃でエヴァンゲリオン弐号機を海に引きずり込みました。

しかし第6使徒ガギエルは惣流・アスカ・ラングレーが搭乗するエヴァンゲリオン弐号機に強い強靱な顎を破られ、戦艦による一斉砲撃で殲滅されてしまいます。なので第6使徒ガギエルはエヴァンゲリオンの手で倒されていない使徒なのです。実際第6使徒ガギエルは水中を自由に動き回ることが出来る強力な使徒となっています。しかし普通の兵器で倒されてしまったため、第6使徒ガギエルはあまりファンに強さを高く評価されてません。

ではここからはアニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する第6使徒ガギエルの見た目の特徴について詳しく見ていきましょう。アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する第6使徒ガギエルの見た目の中で一番特徴的なのがその骨格と大きさです。上述で少しご紹介した通り第6使徒ガギエルは深海魚やシャチのような姿をした使徒となっています。その容姿から分かる通り、第6使徒ガギエルは水の中で力の真価を発揮する使徒となっています。

しかし水中でしか行動が出来ないという大きな弱点があり、一度陸に上がってしまうと一切戦うことが出来ないと考えられています。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第6使徒ガギエルはアスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機を水中に引きずり込み、独壇場を作り上げました。基本エヴァンゲリオンは水中で戦うことが出来ません。なのでこのエヴァンゲリオン弐号機との水中戦は第6使徒ガギエルに軍配が挙ることになりました。

もう1つの大きな特徴点であるその巨体ですが、第6使徒ガギエルはだいたい300mほどの身体を有しているといわれています。水中を泳ぐ尾びれも巨大であり、尾びれを入れた身長は500mを越えると考察されています。アニメエヴァンゲリオンに登場する使徒のほとんどはエヴァンゲリオンと同じぐらいか少し上の大きさとなっています。なので第6使徒ガギエルは使徒の中でも特に大きな肉体を持つ使徒だということが分かります。

また他にも第6使徒ガギエルにはワニのような鋭い牙や口に付いた髑髏模様、真っ白な肉体も大きな特徴の1つに挙げられます。上述でご紹介した通り、第6使徒ガギエルの一番の武器はその強い顎を使った噛みつき攻撃です。そのため第6使徒ガギエルの牙はどんなものでも突き刺して離さない非常に鋭いものになっています。もし第6使徒ガギエルに強い噛みつき攻撃を受けると、例えエヴァンゲリオンでも簡単に逃れることが出来ません。

ではここからはアニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する第6使徒ガギエルとアスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機との戦闘シーンをご紹介していきます。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの第8話で初登場を飾った第6使徒ガギエル。第6使徒ガギエルが初登場した第8話の作中で太平洋艦隊はエヴァンゲリオン弐号機と第1使徒アダムのサンプルを輸送していました。第6使徒ガギエルはそんな太平洋艦隊に狙いを定め、突如出現しました。

日本近海で突如第6使徒ガギエルが出現したため、太平洋艦隊は魚雷や爆雷を大量に撃ち込みます。しかし強力なATフィールドを全身に纏っている第6使徒ガギエルには全く効きませんでした。逆に太平洋艦隊は突進攻撃を行なった第6使徒ガギエルにより、壊滅状態となってしまいます。この時最早太平洋艦隊に生き残る道は無いかと思われました。するとドイツから日本に来日しようとした惣流・アスカ・ラングレーが立ち上がります。

第6使徒ガギエルの危機にアスカは独断でエヴァンゲリオン弐号機に搭乗し、すぐに出撃しました。そしてアスカはエヴァンゲリオン弐号機を空母の上に立たせ、海上を捜索します。しかしアスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機は突然海から出現した第6使徒ガギエルに強い噛みつき攻撃を受け、水中へ引きずり込まれてしまいました。上述でご紹介した通り、エヴァンゲリオンは本来水中で使徒と戦うように作られたロボットではありません。

なのでアスカはエヴァンゲリオン弐号機を持ってしても水中戦に特化した第6使徒ガギエルに苦戦を強いられてしまいます。このアスカの苦戦を見た葛城ミサトはある作戦を思い付き、｢アイオワ級戦艦｣の｢イリノイ｣と｢ケンタッキー｣の2隻を海に沈めました。この戦艦2隻を連携を取るようにアスカはエヴァンゲリオン弐号機で強力なATフィールドを破り、自身に強い噛みつきを行なう第6使徒ガギエルの強靱な顎を無理矢理こじ開けます。

そして第6使徒ガギエルのこじ開いた口へ｢イリノイ｣と｢ケンタッキー｣の｢アイオワ級戦艦｣2隻は強力な艦砲射撃をお見舞いしました。この艦砲攻撃により｢イリノイ｣と｢ケンタッキー｣の2隻は大破してしまいました。しかし2隻による艦砲射撃により、第6使徒ガギエルは爆散し、倒すことに成功しました。そう第6使徒ガギエルは通常兵器で倒されてしまった使徒なのです。通常兵器で倒された使徒は第6使徒ガギエル以外に存在しません。

そのため第6使徒ガギエルは強い強靱な顎を持った使徒であるものの、噛ませ犬扱いされてしまっています。一方漫画版の新世紀エヴァンゲリオンでは少し最後が違っています。漫画新世紀エヴァンゲリオンの第6使徒ガギエルは艦砲射撃で倒されておらず、アスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機によって倒されることになりました。なので第6使徒ガギエルはアニメでは無く、漫画版の新世紀エヴァンゲリオンで日の光が当ったといえます。

上述でご紹介した通り、アニメ新世紀エヴァンゲリオンの第8話で初登場を飾った第6使徒ガギエルは太平洋上にてエヴァンゲリオン弐号機と第1使徒アダムのサンプルを運ぶ戦艦を襲撃しました。第6使徒ガギエルはその巨体を活かし、次々と太平洋艦隊を殲滅していきます。この時第6使徒ガギエルは何かを探しているような不自然な行動を取っていました。葛城ミサトは艦隊が殲滅される光景を見てすぐにその不自然さに気が付きました。

この何かを探すような不自然な行動は第6使徒ガギエルの目的に大きく関係しています。では太平洋艦隊を突然襲撃した第6使徒ガギエルの目的とは一体何なのでしょうか？ここからは第6使徒ガギエルの目的についてご紹介していきます。結論から言うと、第6使徒ガギエルの目的は輸送されていた第1使徒アダムのサンプルです。アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する使徒は全てある理由からアダムを人間の手から奪おうとしています。

その第1使徒アダムを狙う理由は人類を滅亡させるためです。元々第1使徒のアダムは｢白き月｣から生まれた存在であり、第3から第17の使徒を生み出しました。このアダムから生まれた使徒には全て｢創世記｣に登場する｢生命の実｣を有していました。しかしアダムは突然飛来した｢黒き月｣により活動を停止してしまいます。アダムの停止後、突然飛来した｢黒き月｣から第2使徒リリスが出現し、人類を含む全ての生命体を産み落としました。

リリスによって生まれた生命体は寿命という欠点があったものの、物事を考える｢知恵の実｣を持っていました。なのでアニメ新世紀エヴァンゲリオンの世界の人類は全てリリスから生まれた｢知恵の実｣を持つ存在なのです。本来何事も無かったら話はここで終わるはずでした。しかしアダムはセカンドインパクトを引き起こし、人類の大半を殲滅させます。さらにこのセカンドインパクトにより、全ての使徒が目覚めてしまいました。

｢生命の実｣だけ持って｢知恵の実｣を持たない使徒はいわば不完全な生命体です。そのため使徒は人類が持っているとされるアダムと接触し、インパクトを起こして人類を滅ぼし、｢知恵の実｣を得ようと企んでいます。いわばアニメ新世紀エヴァンゲリオンは｢生命の実｣と｢知恵の実｣を賭けた人類と使徒との戦いなのです。本記事でご紹介している第6使徒ガギエルもインパクトを起こすため、アダムのサンプルを入手しようとしていました。

そのため第6使徒ガギエルはアダムのサンプルを輸送している太平洋艦隊を襲撃しました。実は第6使徒ガギエルを除く全ての使徒は第2使徒リリスを第1使徒アダムと勘違いしていました。なので第6使徒ガギエルは唯一本物の第1使徒アダムを察知した使徒といわれています。しかしアダムのサンプルを持った加持リョウジが戦闘前に逃亡したため、第6使徒ガギエルは目的を達成すること無く戦艦の艦砲射撃で最後を遂げてしまいました。

ではここからはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第6使徒ガギエルは本当に強いのかについて得意技や攻撃方法を交えながら考察紹介していきます。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの第8話で初登場を飾った第6使徒ガギエルは突進攻撃を得意としています。上述でご紹介した通り、第6使徒のガギエルは尾びれを入れて500m以上といったエヴァンゲリオンや戦艦さえも圧倒的に越える巨大な肉体を持つ使徒となっています。

第6使徒ガギエルはこの500m以上もの巨体を活かし、突進攻撃で周囲の敵を一瞬で撃滅することが出来ます。また第6使徒ガギエルは使徒の中でもトップクラスの移動速度を持った使徒です。作中でも第6使徒ガギエルは水の抵抗を一切受けずに高速移動する姿を見せています。突進攻撃は身体とスピードが力の源となっている攻撃です。なので巨体とスピードを併せ持つ第6使徒ガギエルの突進攻撃は非常に強力であることが分かります。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第6使徒ガギエルはこの非常に強い突進攻撃を使い、エヴァンゲリオン弐号機と第1使徒アダムのサンプルを運ぶ太平洋艦隊を一瞬で蹴散らしてしまいました。その後空母の上に立つアスカが乗ったエヴァンゲリオン弐号機へ向かって第6使徒ガギエルは飛びかかるような突進攻撃を行ないました。もし戦艦と比べものにならない第6使徒ガギエルの巨体が迫ってきたら、大急ぎで逃げるのが普通です。

しかしアニメ新世紀エヴァンゲリオンのメインキャラクターの1人であるアスカはエヴァンゲリオン弐号機に搭乗し、巨大な身体で迫り来る第6使徒ガギエルに臆せず戦いを挑みました。そしてアスカは水中で苦戦するものの、｢イリノイ｣と｢ケンタッキー｣の戦艦2隻と連携し、見事第6使徒ガギエルを倒すことに成功します。なので第6使徒ガギエルとの戦いはアスカの勇気と精神面の強さが非常に濃く描かれたエピソードとなっています。

2つ目にご紹介する第6使徒ガギエルの得意技は強い噛みつき攻撃です。上述でご紹介した通り、第6使徒ガギエルは突進攻撃だけで海上兵器を殲滅してしまう強さを持った使徒です。しかしエヴァンゲリオン弐号機のように、突進攻撃だけでは倒せない敵が存在しています。そんな時に使うのが噛みつき攻撃です。上述の見た目でご紹介しましたが、第6使徒ガギエルは強靱な顎とワニのような鋭い牙を持った使徒として知られています。

そんな第6使徒ガギエルの噛みつき力は桁違いであり、どんなものでも簡単に破壊することが可能となっています。また牙がワニのような形をしているため、第6使徒ガギエルは一度噛みついた敵を決して離すことがありません。実際ワニは一度噛みついた敵を絶対に離さず、そのまま殺して捕食してしまいます。このワニのケースと同じであり、第6使徒ガギエルの非常に強い噛みつき攻撃を受けてしまうと、絶対に逃れることが出来ません。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第6使徒ガギエルはアスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機に突進攻撃を行なうものの、仕留めきることが出来ませんでした。そこで第6使徒ガギエルはエヴァンゲリオン弐号機に噛みつき攻撃を行ない、そのまま海の中に引きずり込んでしまいます。第6使徒ガギエルは水中に特化した使徒です。そのためエヴァンゲリオン弐号機は水中で第6使徒ガギエルの噛みつき攻撃を防ぐことが出来ませんでした。

しかし｢イリノイ｣と｢ケンタッキー｣の2隻の戦艦が水中に突入した時、アスカはエヴァンゲリオン弐号機を使って無理矢理第6使徒ガギエルの口をこじ開けました。そして第6使徒ガギエルは口内に艦砲射撃を受けて最後を遂げてしまいます。確かに第6使徒ガギエルは唯一通常兵器に負けた噛ませ犬的な使徒となっています。しかし戦艦がいたから倒せただけであり、仮に一対一ではエヴァンゲリオンよりも遙かに強いのではないでしょうか？

ではここからはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第6使徒ガギエルの名前の由来についてご紹介していきます。第6使徒ガギエルを含むアニメエヴァンゲリオンシリーズの使徒は全て天使の名前が付けられています。全ての使徒の名前の由来となった天使は聖書偽典の｢エノク書｣で知られるユダヤ・キリスト教の天使です。全ての使徒の名前がユダヤ・キリスト教の天使に由来しているため、海外では｢Angel｣と呼ばれています。

一番使徒の名前の由来で有名な天使は｢アダム｣です。第1使徒アダムの名前の由来となっている｢アダム｣は世界で最初の人間として有名な存在であり、｢知恵の実｣を食べたことでエデンの園を追放されたことで知られています。また第6使徒ガギエルを除く全ての使徒がアダムと勘違いしていた第2使徒リリスの名前はイヴよりも先に作られた世界最初の女性で｢夜の魔女｣とあだ名されている悪魔｢リリス｣が由来となっていると判明しています。

アニメエヴァンゲリオンシリーズで高い人気を博す第3使徒（新劇場版では第4使徒）の名前は｢水を覆うもの｣とあだ名されている水を司る天使｢サキエル｣が由来です。葛城ミサトによる｢ヤシマ作戦｣でようやく倒すことが出来た第5使徒ラミエルは｢神の高揚｣を意味する｢七大天使｣の1人｢ラミエル｣が名前の由来です。第7使徒イスラフェルは最後の審判の日にラッパを吹き鳴らす｢四大天使｣の1人｢イスラーフィール｣が由来となっています。

宇宙空間から地表へ落下した第10使徒サハクィエルの名前は四十九万六千もの天使を従える空を司る天使｢サハクィエル｣が由来であり、第14使徒のゼルエルは｢神の腕｣とあだ名される戦場の天使｢ゼルエル｣が名前の由来です。しかし人間である第18使徒リリンはリリンとアダムの間に生まれた悪魔の子が名前の由来だといわれています。基本どれも有名な天使であるため、本記事をご覧の方も一度は耳にしたことがあるやもしれません。

上述でご紹介した通りアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の名前は一部を除いてユダヤ・キリスト教の天使が由来となっています。ではアニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中でエヴァンゲリオン弐号機と戦った第6使徒ガギエルの名前の由来は何なのでしょうか？第6使徒ガギエルの名前の由来となったのはその名の通り天使｢ガギエル｣です。しかし名前の由来となった天使｢ガギエル｣はあまり詳しい情報が残っていません。

ただ天使｢ガギエル｣の名前は｢吠える神獣｣という意味があるということは判明しています。上述でご紹介した通りユダヤ・キリスト教に登場する天使達はそれぞれ自然界や生命体などを司っています。その中で｢ガギエル｣は魚を司る天使だといわれています。おそらく｢ガギエル｣が魚を司るユダヤ・キリスト教の天使であることからアニメ新世紀エヴァンゲリオンの第6使徒ガギエルは水中に特化した魚のような見た目をしているのでしょう。

詳しい情報があまり残っていない第6使徒ガギエルの名前の由来となった天使｢ガギエル｣は｢七大天使｣や｢四大天使｣に名を連ねてません。そのためあまり天使としての階級は高く無いと考えられます。しかし天使｢ガギエル｣は天使トゥビエルの副官を務めていたそうです。天使の中でも大天使と称される存在は第六天という場所で生活を送っています。トゥビエルの副官を務めていた天使｢ガギエル｣はそんな第六天の守護を担当しています。

なので｢ガギエル｣は天使の上流階級が住んでいる第6天におそらく足を踏み入れることが出来る数少ない天使なのでしょう。しかしなぜか悪魔に関する情報を記した魔術書（グリモア）には階級の名前で｢ガギエル｣が登場しています。ユダヤ・キリスト教において悪魔は別の宗教の神であったり、悪事を働いた神が行き着く先とされています。もしかすると｢ガギエル｣はある理由で天界から堕とされ、悪魔の1人となったのやもしれません。

ではここからはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第6使徒ガギエルのゲームでの強さやグッズ情報についてまとめてご紹介していきます。第6使徒ガギエルが登場したアニメ新世紀エヴァンゲリオンのゲームは｢バトルオーケストラ｣です。第6使徒ガギエルが登場した｢バトルオーケストラ｣とは2007年にPS2専用として発売された格闘ゲームであり、プレイヤーが碇シンジとなってストーリーを追体験する内容となっています。

｢バトルオーケストラ｣はかなり昔のゲーム作品であるものの、エヴァンゲリオンの動きの派手さやバトル画面の演出の凄さから根強い人気を博しています。またゲーム｢バトルオーケストラ｣は敵である使徒も使うことが出来る珍しい作品となっています。そんなゲーム｢バトルオーケストラ｣で第6使徒ガギエルはバトル画面を水中にし、超音波を使って至近距離から遠距離まで戦うことが出来るプレイヤブルキャラとして登場しています。

このゲーム｢バトルオーケストラ｣はバトル画面が水中になると、ダメージを受け続けてしまいます。しかし水中戦に特化した第6使徒ガギエルはバトル画面が水中になっても一切ダメージを受けず、一方的に攻撃することが可能となっています。また第6使徒ガギエルをアンロックするための資金も他の使徒と比べて格段に安いです。そのためゲーム｢バトルオーケストラ｣で第6使徒ガギエルは最強キャラクターの1人に数えられています。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンは2020年11月現在も非常に高い人気を博している作品であるため、数多くのグッズが発売されています。特に人気が高いメインヒロインの綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーなどはフィギュアを中心に数多くのグッズがこれまで発売されています。もちろん敵である使徒も同じであり、第3使徒サキエルや第14使徒ゼルエルといった人気使徒はフィギュア化まで行なわれています。

では第6使徒ガギエルのグッズははたして発売されているのでしょうか？残念ながら第6使徒ガギエルはテレビアニメ版にしか登場しないため、フィギュア化されていません。しかし｢バンダイ｣のカードダスやキーホルダーといった第6使徒ガギエルのグッズは発売しています。もし第6使徒ガギエルのグッズにご興味がある方は是非公式ショップやAmazonなどのネットストアで一度チェックしてみて下さい。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する第6使徒ガギエルに関する感想では第6使徒ガギエルが好きといった感想が多く寄せられていました。第6使徒ガギエルは残念ながら通常兵器で倒されてしまったものの、怪獣感溢れる非常にかっこいい見た目をした使徒となっています。このかっこいい見た目から第6使徒ガギエルは密かに高い人気を博しています。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する第6使徒ガギエルに関する感想では新劇場版で見たかったといった感想も多く寄せられていました。本記事でご紹介した通り、第6使徒ガギエルは原画が全て紛失してしまったため、ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズに一切登場していません。もし登場しておれば、おそらく第6使徒ガギエルは他の使徒と同じくデザインが一新され、能力も強化されていたことでしょう。

アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する第6使徒ガギエルに関する感想では第6使徒ガギエルが可哀想といった感想も多く見受けられました。第6使徒ガギエルは原画が全て無くなった上、唯一通常兵器で倒されてしまった可哀想な使徒となっています。そのため不憫な扱いばかり受けている第6使徒ガギエルにはファンから同情の声が数多くネット上に浮上していました。

本記事ではアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第6使徒ガギエルについて強い噛みつき攻撃やエヴァンゲリオン弐号機との戦闘シーン、本当に強いのかの考察などをまとめてご紹介しました。第6使徒ガギエルは強い噛みつき攻撃でアスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機を苦戦させたものの、通常兵器に負けたことから噛ませ犬扱いされています。このことから第6使徒ガギエルは使徒の中でも特に可哀想な使徒だといえるでしょう。