2020年11月17日公開
2020年11月17日更新
【エヴァンゲリオン】アルミサエルは浸食・融合する最強使徒!零号機の自爆で倒した?
アルミサエルとはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の1体です。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場するアルミサエルは対象の相手を侵食して融合出来る能力を持った「人の心」に迫った使徒であり、第16番目の使徒に数えられています。その強さは最強クラスとされており、度々アニメエヴァンゲリオンシリーズファンの間で話題となっています。しかし最後はエヴァ零号機の自爆によって倒されてしまいました。本記事では第16使徒アルミサエルについて浸食・融合の能力や最強と称される理由、最後などをご紹介します。
目次
エヴァンゲリオンとは?
アニメエヴァンゲリオンシリーズの作中を通して最強の使徒と称されている第16使徒アルミサエル。最強といわれる第16使徒アルミサエルは浸食と融合、精神攻撃を得意とした「人の心」に迫る使徒とされており、作中でエヴァンゲリオン零号機と対峙しました。この戦いでアルミサエルは綾波レイを苦しめるものの、自爆により最後を遂げました。本記事ではそんなアルミサエルについて浸食・融合の能力や最後などをご紹介していきます。
新世紀エヴァンゲリオンの概要
ではまず第16使徒アルミサエルの浸食・融合の能力や最強といわれる理由、零号機との戦いでの最後などをご紹介する前に、第16使徒アルミサエルが登場するアニメ新世紀エヴァンゲリオンの作品情報についてご紹介していきます。第16使徒アルミサエルが登場する新世紀エヴァンゲリオンとは元々1995年から1996年に渡って放送されていたアニメを原作に、漫画や劇場版アニメなどのメディア展開が行なわれているシリーズ作品です。
1995年から1996年の間に放送されたアニメ新世紀エヴァンゲリオンは旧約聖書の物語を軸に、人類を脅かす謎の敵「使徒」と人造人間ロボット「エヴァンゲリオン」の壮絶な戦いを描いた作品となっています。そのストーリーはこれまで無かった斬新なものとなっており、放送当時社会現象になるほどのブームを巻き起こしました。またブームは2020年11月現在も続いており、近年の多くのアニメ作品が本作に強い影響を受けています。
そんな社会現象となったアニメ新世紀エヴァンゲリオンは1997年に「Air/まごころを、君に」といったタイトルで映画化されました。この映画「新世紀エヴァンゲリオンAir/まごころを、君に」はアニメ版と違う結末を描いた作品となっており、アニメエヴァンゲリオンシリーズファンから「旧劇場版」と呼ばれています。その後アニメ新世紀エヴァンゲリオンは2006年に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」というリメイク映画公開が発表されました。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版はアニメ版のリメイク作品であるものの、ストーリーやキャラクターを新たに描き直すなど全く別の作品となっています。このヱヴァンゲリヲン新劇場版は合計4部構成の作品となっており、2007年に1作の「序」が公開され、2009年には2作目の「破」、2012年には3作目の「Q」が公開されました。そして最終章となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は2021年1月に公開が予定されており、注目が集まっています。
新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ
アニメ新世紀エヴァンゲリオンはシリーズを通してセカンドインパクトで半数の人類が減った世界を舞台にした作品となっています。そんな世界で主人公の碇シンジは突然父親の碇ゲンドウからエヴァンゲリオン初号機に乗って使徒と戦うよう命令されます。当初碇シンジは困惑するものの、綾波レイや惣流・アスカ・ラングレーといった仲間達と共に戦うことで成長し、自らの意思で使徒と戦う勇気溢れる少年になっていきます。
エヴァのアルミサエルは浸食・融合する最強使徒!特徴を紹介
特徴①核となる固定形態を持たない存在
本記事で浸食・融合の能力や最強と謳われる理由、最後などについてご紹介するアルミサエルとはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の1体です。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒は人間(リリン)を含む合計18体おり、本記事の主役・アルミサエルは16番目の使徒に数えられています。16番目の使徒として登場したアルミサエルは二重螺旋の円環構造のような姿が一番大きな特徴となっている特殊な使徒です。
見た目が二重螺旋の円環構造であるため、第16使徒アルミサエルは光るDNAのような使徒だといわれています。基本アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒は不完全な生命体と呼ばれている存在であり、「コア」という心臓のような赤い光球が身体に入っています。そのため使徒はそれぞれコアを守るような姿が特徴となっています。しかし第16使徒のアルミサエルは他の使徒と違い、核となる固定形態を一切持っていません。
簡単にいうと、第16使徒アルミサエルは肉体を持たない使徒なのです。そのため第16使徒はアルミサエルは二重螺旋の円環構造となった身体を好きに変形させることが出来ます。例えばアニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中でエヴァンゲリオン零号機と対峙した第16使徒アルミサエルは線の先端を人型に変形させていました。核となる固定形態を一切持っていないため、第16使徒アルミサエルはパターンが不定の使徒となっています。
アニメエヴァンゲリオンに登場する使徒は遺伝子が人間と共通していると考えられており、青色の波長パターンを持っています。人類は青色のパターンを読み取り、使徒の出現を確認しています。しかし第16使徒アルミサエルの波長パターンは青色やオレンジ色に変化するため、その実態を把握することが出来ません。この核となる固定形態を持たず、パターンが変化することはアルミサエルが最強といわれる大きな理由となっています。
特徴②対象を浸食し融合しようとする
確かに核となる固定形態を持っていないことやパターンが不定であることは第16使徒アルミサエルが最強といわれる大きな理由の1つとなっています。しかし本当に最強だと評されているのはその能力にあります。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒は触手攻撃や絶対防御といった数々の能力を持っています。その中で16番目の使徒に数えられているアルミサエルは侵食と融合といった特殊な能力を持った使徒となっています。
まず侵食はその名の通り、対象の相手の身体を蝕むことが出来る能力です。核となる固定形態を一切持たない第16使徒アルミサエルは身体をウィルスのような形状に変え、自由に相手の身体を侵食することが可能となっています。侵食が完了した後、第16使徒アルミサエルは対象の相手と融合して完全に支配してしまいます。基本的にこの侵食・融合能力は対処方法が無いため、アルミサエルが最強といわれる一番の理由となっています。
そんな最強と謳われる第16使徒アルミサエルはエヴァンゲリオン零号機との戦いで能力の真価を発揮しました。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第16使徒アルミサエルが出現した時、メインヒロインの1人である綾波レイはエヴァンゲリオン零号機に搭乗して迎え撃ちました。すると第16使徒アルミサエルは二重螺旋の円環構造の身体を線状に変化させ、綾波レイが乗るエヴァンゲリオン零号機の身体に突進後浸食を開始しました。
そして第16使徒アルミサエルは浸食した部分をすぐに自身と融合させようとします。そこで援軍に駆けつけたエヴァンゲリオン初号機は浸食と融合を止めるため、プラグ・ナイフで第16使徒アルミサエルを攻撃しました。最強と謳われる第16使徒アルミサエルもさすがにエヴァンゲリオン初号機の攻撃に苦しみます。しかしエヴァンゲリオン初号機も第16使徒アルミサエルに浸食され、そのまま融合されそうになってしまいました。
特徴③精神攻撃
浸食と融合の能力を持った最強の使徒・アルミサエル。実は第16使徒アルミサエルには精神攻撃という能力も持っています。この精神攻撃は数多くいる使徒の中でも最強レベルの能力となっています。第16使徒アルミサエルが登場するまでに、レリエルとアラエルといった精神攻撃を行える使徒が登場していました。このレリエルとアラエル、そして第16使徒アルミサエルは精神攻撃から「人の心」に迫った使徒だと評されています。
まずレリエルは12番目の使徒であり、身体内部に広がる虚数空間を使ってエヴァンゲリオンのパイロットへ精神攻撃を仕掛ける能力を持っています。またアラエルとは125番目の使徒としてアニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場した使徒であり、謎の可視光エネルギー波を衛星軌道上から放って精神に攻撃する能力を持っています。そして第16使徒アルミサエルは浸食と融合を行なうことにより、精神攻撃の能力を発動することが出来ます。
精神攻撃を発動した第16使徒アルミサエルはエヴァンゲリオンのパイロットを精神世界へ引きずり込み、対話することで内部から相手を倒すといった手段をアニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中内で行なっています。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中でエヴァンゲリオン零号機を浸食・融合した第16使徒アルミサエルは自身の身体を綾波レイに変化させ、エヴァンゲリオン零号機の支配を握るために彼女を精神世界へ引きずり込みます。
そして第16使徒アルミサエルは精神世界で綾波レイの心を揺さぶり、エヴァンゲリオン零号機を一時的に乗っ取りました。その後浸食・融合したエヴァンゲリオン零号機の部分を綾波レイに変え、援軍に駆けつけたエヴァンゲリオン初号機も浸食・融合しようとします。しかしこの時綾波レイは碇シンジへの想いから自我を取り戻し、自爆してしまいました。自爆により、浸食・融合していた第16使徒アルミサエルも最後を遂げました。
エヴァのアルミサエルは零号機の自爆で倒された?
考察①精神世界でレイにアルミサエルが接触を図る
ではここからはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第16使徒アルミサエルの最後についてご紹介していきます。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの第23話で第16の使徒として登場したアルミサエル。第16使徒アルミサエルの出現を察知した「NERV」は綾波レイにエヴァンゲリオン零号機を使って迎撃するよう命令します。エヴァンゲリオン零号機の迎撃を見た第16使徒アルミサエルは身体を線状に変化させ、攻撃を開始しました。
身体を線状に変化させた第16使徒アルミサエルは貫くような体当たり攻撃を行ない、エヴァンゲリオン零号機と接触します。そして第16使徒アルミサエルは最強といわれる理由の1つ・浸食・融合の能力を発動させます。この浸食と融合の攻撃を受けたエヴァンゲリオン零号機は浸食・融合の攻撃を止めるため必死に抵抗します。しかしエヴァンゲリオン零号機はどんどんと身体を第16使徒アルミサエルに浸食・融合されてしまいました。
その後第16使徒アルミサエルは浸食と融合を行なう中で自身の身体を綾波レイに変化させ、彼女を精神世界へ引きずり込みます。第16使徒アルミサエルは精神世界で「痛い」や「寂しい」といった負の感情を語り、綾波レイの心を揺さぶります。精神攻撃により綾波レイとリンクした第16使徒アルミサエルはそのままエヴァンゲリオン零号機の支配を握りました。この危機にアスカはエヴァンゲリオン弐号機に乗り、援軍に向かおうとします。
しかしアスカは第15使徒アラエルの精神攻撃で廃人状態となっており、エヴァンゲリオン弐号機を動かすことが出来ませんでした。そこで主人公の碇シンジはエヴァンゲリオン初号機に搭乗し、綾波レイとエヴァンゲリオン零号機を助けるために出撃します。しかしエヴァンゲリオン初号機も第16使徒アルミサエルに浸食・融合されそうになってしまいます。そのため綾波レイはここで最後を遂げてしまうのではないかと思われていました。
考察②最後は零号機の自爆で倒された?
精神攻撃により、エヴァンゲリオン零号機とそのパイロット・綾波レイを追い詰めた第16使徒アルミサエル。上述でご紹介した通り、アスカが乗るエヴァンゲリオン弐号機が起動出来ないため、碇シンジがエヴァンゲリオン初号機に乗ってエヴァンゲリオン零号機と綾波レイの救援に向かいました。そこで第16使徒アルミサエルは救援に駆けつけたエヴァンゲリオン初号機にも突進し、身体を接触させることで浸食・融合しようとします。
この時碇シンジが乗るエヴァンゲリオン初号機はプラグ・ナイフを使い、浸食・融合しようとする第16使徒アルミサエルに大きなダメージを与えました。しかし第16使徒アルミサエルは浸食・融合したエヴァンゲリオン零号機の情報を使い、身体の先端を綾波レイの姿に変化させました。上述でご紹介した通り、第16使徒アルミサエルは浸食と融合で読み込んだ情報を使い、「人の心」に迫ることが出来る最強の使徒の1体となっています。
最強の第16使徒アルミサエルが身体の先端を綾波レイに変化させたことにより、エヴァンゲリオン初号機に乗る碇シンジは苦戦を強いられてしまいました。この第16使徒アルミサエルの行動を見た反融合状態の綾波レイは自分の心が原因で碇シンジを苦しめているのではないかと考えます。それを察知した綾波レイは第16使徒アルミサエルをエヴァンゲリオン初号機から離すため、ATフィールドを無理矢理反転させる方法を取りました。
ATフィールドを反転させた綾波レイは第16使徒アルミサエルと強引に一体化し、エヴァンゲリオン零号機を自爆させます。この自爆によって最強の使徒・アルミサエルは最後を遂げるのでした。しかし第16使徒アルミサエルが自爆により最後を遂げたことで綾波レイも死亡し、最後を遂げてしまいます。その後精神崩壊を起こしたアスカに続いて綾波レイも最後を遂げた碇シンジは心に大きな傷を背負うことになってしまうのでした。
エヴァのアルミサエルの名前の由来
使徒の名前はユダヤ・キリスト教の天使に由来している
ではここからはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第16使徒アルミサエルの名前の由来をご紹介していきます。アニメエヴァンゲリオンシリーズで人類の最大の敵である使徒はユダヤ・キリスト教の文書とされている「聖書偽典」の「エノク書」に登場する天使の名前が由来となっています。まず第1使徒アダムはイヴと共に知恵の食し、エデンの園と呼ばれる楽園を追放されてしまった最初の人間「アダム」が名前の由来となっています。
全生命体の始祖とされている第2使徒リリスは初めて神の手で作られた最初の女性であり、「夜の魔女」とあだ名されている「リリス」が名前の由来です。碇シンジが初めて戦った第3使徒サキエルは水を司っている「神を覆うもの」こと天使の「サキエル」が名前の由来であり、第4使徒シャムシエルは「神の強き太陽」とあだ名されている天使「シャムシエル」が由来です。第5使徒ラミエルは「七大天使」の1人である「ラミエル」が由来となってます。
また第6使徒ガギエルは「吠える神獣」とあだ名される魚を司る天使「ガギエル」が名前の由来であり、第7使徒イスラフェルは「神の火」や「燃え上がるもの」といった意味があるとされる四天使の1人「イスラーフィール」が名前の由来となっています。第8使徒のサンダルフォンは天国で歌を司っているとされている七大天使の1人「サンダルフォン」が由来であり、第9使徒マトリエルは世界を導く支配者とされている天使「マトリエル」が由来です。
そして第10使徒サハクィエルは四十九万六千の天使を従えている空を司る天使「サハクィエル」が名前の由来であり、第11使徒イロウルは恐怖を司る天使「イロウル」が名前の由来となっています。他の使徒達もそれぞれ天使の名前が付けられており、英語では使徒では無く「エンジェル」と呼ばれています。一度天使が登場する聖書などの教典を読めば、もしかするともっとアニメエヴァンゲリオンシリーズを楽しむことが出来るやもしれません。
アルミサエルの名前の由来
上述でご紹介した通り、アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒は全てユダヤ・キリスト教の教典に登場する天使が名前の由来となっています。では最強の使徒・アルミサエルの名前の由来となった天使は何なのでしょうか。第16使徒アルミサエルの名前の由来となった天使はその名の通り「アルミサエル」です。上述でご紹介した内容を見ると分かるのですが、ユダヤ・キリスト教の天使はそれぞれ様々なものを司っています。
例えばサキエルは水を司る天使であり、サンダルフォンは天国の歌を司っている天使といわれています。そんな天使の1体に数えられているアルミサエルは子供を産むための子宮を司っています。そのためアルミサエルは「子宮の天使」とあだ名されています。ユダヤ・キリスト教の教典の世界には「出産の天使」と呼ばれる天使が合計で70人存在しています。子宮を司っている天使のアルミサエルはこの「出産の天使」の1人に数えられてます。
アルミサエルを含む合計70人の「出産の天使」は邪悪な悪魔の手から妊婦や赤ちゃんを守ることが一番の仕事となっています。なので天使のアルミサエルも難産や分娩の補助などで呼び出されると伝えられています。アルミサエルをもし呼び出す際は「タルムード」と呼ばれるユダヤ教の聖典の詩編二十章を九回唱えなければいけません。しかし「タルムード」の詩編二十章を九回唱えたとしても、100%アルミサエルを呼び出せません。
もし運悪くアルミサエルを呼び出すことが出来なければ、妊婦はアルミサエルに祈りを捧げるしか無いといわれています。そんな天使のアルミサエルが名前の由来となっている第16使徒アルミサエルは二重螺旋の円環構造といったDNAに似た姿をしています。また人の形になって心を揺さぶる能力を持っています。おそらくこの姿と能力は「子宮の天使」とあだ名される天使のアルミサエルをモデルに描いているのではないでしょうか。
エヴァのアルミサエルのグッズ
アルミサエルのファスナーアクセサリー
本記事の最初にご紹介した通り、アニメエヴァンゲリオンシリーズは1990年代を代表する超人気アニメ作品です。2020年11月現在も新劇場版の公開などにより、一切人気が衰えていません。そんなアニメエヴァンゲリオンシリーズはこれまでフィギュアやアクセサリー、コスプレ衣装といった様々なグッズが発売されています。特にフィギュアは非常に人気が高く、数多くのキャラクターが2020年11月現在までにフィギュア化されてます。
もちろん使徒も同じであり、第3使徒サキエルや新劇場版で第10の使徒として登場した第14使徒ゼルエルなどはフィギュアを中心に多数のグッズが展開されています。おそらくこれは使徒もアニメエヴァンゲリオンシリーズファンに高い人気を博しているからなのでしょう。では第16使徒アルミサエルのグッズはこれまで発売されているのでしょうか。ここからは第16使徒アルミサエルの発売されてるグッズについてご紹介していきます。
上述でご紹介した通り、アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第16使徒アルミサエルは二重螺旋の円環構造のような姿をした使徒です。そのためフィギュア化されている第3使徒サキエルは第14使徒ゼルエルなどのように第16使徒アルミサエルはあまり特徴的な見た目がありません。なので、第16使徒アルミサエルは他の使徒やキャラクター達と違い、フィギュア化が2020年11月現在までに一切行なわれていませんでした。
しかし第16使徒アルミサエルは公式よりファスナーアクセサリーというグッズが発売されています。このファスナーアクセサリーは使徒をかわいくマスコット化したグッズとなっており、第13から第17の使徒までが発売されています。この第16使徒アルミサエルのファスナーグッズは他の使徒とのセット販売であり、公式サイトより購入することが出来ます。もしご興味ある方は是非公式サイトでこのグッズをチェックしてみて下さい。
アルミサエルのその他のグッズはある?
マスコット化したかわいいファスナーアクセサリーが発売されている第16使徒アルミサエル。では第16使徒アルミサエルはこのファスナーアクセサリーの他にグッズが発売されているのでしょうか。アニメエヴァンゲリオンシリーズは登場するメインキャラクターのほとんどがフィギュアを中心に多数のグッズが発売されています。しかしアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒は敵であるため、そこまで人気が高くありません。
確かに第3使徒のサキエルや第14使徒のゼルエルは使徒の中でも高い人気を博しているので、数々のグッズが発売されています。また第3使徒サキエルと第14使徒ゼルエルはグッズがし易い特徴ある見た目をしています。しかし本記事でご紹介している第16使徒アルミサエルは非常にグッズがしにくい見た目をした使徒です。さらに第16使徒アルミサエルは新劇場版に登場していないため、そこまで高い人気を博している訳ではありません。
もしかするとヱヴァンゲリヲン新劇場版からアニメエヴァンゲリオンシリーズを好きになった方は第16使徒アルミサエルを知らないかもしれません。このことから第16使徒アルミサエルはファスナーアクセサリー以外一切発売されていません。グッズを発売する場合、売上が見込めないと作るはずがありません。おそらく売上が見込めないという理由から第16使徒アルミサエルはグッズがあまり発売されていないのではないでしょうか。
エヴァのアルミサエルの登場
アルミサエルの初登場
ここからは第16使徒アルミサエルのテレビアニメ版と漫画版の登場回についてまとめてご紹介していきます。第16使徒アルミサエルがアニメ新世紀エヴァンゲリオンに初登場したのは第23話の「涙」です。アニメ新世紀エヴァンゲリオン第23話「涙」の作中で第16使徒アルミサエルは大涌谷の上空に突如として出現します。上述でご紹介した通り「NERV」は第16使徒アルミサエルを迎撃するため、エヴァンゲリオン零号機を発進させます。
当初第16使徒アルミサエルは二重螺旋の円環構造の身体をずっと回転させていました。しかしエヴァンゲリオン零号機の出撃を受け、第16使徒アルミサエルは身体を線状に変化させます。そして第16使徒アルミサエルは貫くようにエヴァンゲリオン零号機に突進し、侵食と融合を開始しました。侵食と融合の能力を発動させた第16使徒アルミサエルはエヴァンゲリオン零号機の情報を読み取り、綾波レイを精神世界に引きずり込みます。
精神世界で第16使徒アルミサエルは綾波レイの姿となり、彼女の心を揺さぶることでエヴァンゲリオン零号機を支配しようとします。一方現実世界では碇シンジがエヴァンゲリオン初号機に乗ってエヴァンゲリオン零号機の援軍に駆けつけていました。しかし碇シンジが搭乗しているエヴァンゲリオン初号機は先端を綾波レイの姿に変化させた第16使徒アルミサエルに捕まってしまい、浸食と融合の攻撃を受けてしまいます。
この時第16使徒アルミサエルに精神攻撃を受けた綾波レイは目を覚まし、浸食・融合される碇シンジを助けようとします。そこで綾波レイはエヴァンゲリオン零号機を使ってATフィールドを反転させ、第16使徒アルミサエルを無理矢理自身と一体化させた上で自爆しました。これにより第16使徒アルミサエルは最後を遂げてしまいます。しかし第16使徒アルミサエルと共に自爆してしまった綾波レイも無惨な最後を遂げてしまいました。
アルミサエルの漫画版での登場
漫画新世紀エヴァンゲリオンはテレビアニメ版を原作にしているものの、少しだけストーリーやキャラクターの性格などが変更させています。漫画新世紀エヴァンゲリオンに登場する第16使徒アルミサエルも最後が同じだけで、能力や戦う相手が少し変更が加えられています。第16使徒アルミサエルは漫画新世紀エヴァンゲリオンで分離能力が追加されて最強さが増しており、テレビアニメ版と同じく綾波レイの零号機と戦闘になります。
しかしテレビアニメ版と違い、漫画新世紀エヴァンゲリオンの第16使徒アルミサエル戦には渚カヲルが乗ったエヴァンゲリオン弐号機も出撃します。2体相手でも最強の使徒・アルミサエルはエヴァンゲリオン零号機を浸食・融合した上でエヴァンゲリオン弐号機の左足を破壊するといった圧倒的な強さを見せつけます。しかしアニメと同じくエヴァンゲリオン零号機が自爆したことにより、第16使徒アルミサエルは最後を遂げました。
エヴァのアルミサエルに関する感想や評価
未だにエヴァで最強の使徒はアルミサエルだと思ってる。コアがないし触れたもの全て侵食できるしパターンオレンジにもなるしで
— 荒巻鮭 (@syakechiku) November 25, 2012
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第16使徒アルミサエルに関する感想では第16使徒アルミサエルが最強だといった感想が多く寄せられていました。第16使徒アルミサエルはコアが無く、浸食と融合や精神攻撃といった反則クラスの能力を持っています。このことから第16使徒アルミサエルは使徒の中で最強の使徒だと評されています。
最強の侵食タイプだよね彼
— ミクロライカー (@GABOmic_user) June 10, 2017
レリエルとアルミサエルはどう頑張っても暴走と自爆以外で殲滅できないと思うんだけど、もし想定外の事が起きなかったらどうするつもりだったんだろうね
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第16使徒アルミサエルに関する感想では暴走や自爆以外に倒せないのではといった感想も多く寄せられていました。上述でご紹介した通り、第16使徒アルミサエルは身体を保つのに必要なコアを持っていないため、一切の弱点がありません。このコアが無い点は第16使徒アルミサエルが最強と称される大きな理由の1つとなっています。
エヴァはアルミサエル戦がしんどくて好き
— うりQ (@uriQ_cherry) April 15, 2020
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第16使徒アルミサエルに関する感想では第16使徒アルミサエル戦が好きといった感想も多く見受けられました。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの第16使徒アルミサエル戦は綾波レイの心情や最後、碇シンジの悲しみといった数々の魅力的なエピソードが描かれた回となっています。そのため第16使徒アルミサエル戦はアニメ新世紀エヴァンゲリオンの物語の中でも高い人気を博しています。
エヴァのアルミサエルまとめ
本記事ではアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第16使徒アルミサエルについて能力や最強といわれる理由、最後などをまとめてご紹介しました。第16使徒アルミサエルはエヴァンゲリオン零号機の自爆によって最後を遂げたものの、浸食や融合、精神攻撃といった圧倒的な強さを持った使徒となっていました。おそらく能力だけを見れば、第16使徒アルミサエルは本記事でご紹介した通り最強の使徒なのではないでしょうか。