【エヴァンゲリオン】綾波レイが死亡した回数は?三人いる?正体や感情の変化を考察

『新世紀エヴァンゲリオン』は世界で熱狂的なファンを獲得しているSFアニメ作品です。14歳の少年少女が巨大な汎用人型決戦兵器に乗り謎の敵「使徒」と戦う物語となっているのですが、そんな物語のキーパーソンと言える人物が綾波レイ。常に無表情で感情を表に出さないなどミステリアスな雰囲気を纏っているのですが、彼女は作中で何度も死亡し最後を迎えていました。そこで当記事では、綾波レイの正体や死亡回数などを紹介していきます。また、彼女の名言・セリフなどを紹介していますので伏せてご覧ください。

【エヴァンゲリオン】綾波レイが死亡した回数は?三人いる?正体や感情の変化を考察のイメージ

目次

  1. 綾波レイとは?
  2. 綾波レイが死亡した回数は?三人いる?最後・正体を考察
  3. 綾波レイと他キャラの関係
  4. 綾波レイの名言や名セリフ集
  5. 綾波レイのアニメ声優
  6. 綾波レイに関する感想や評価
  7. 綾波レイの死亡まとめ

綾波レイとは?

『新世紀エヴァンゲリオン』の作中で何度も死亡している綾波レイ。さらに常に無表情で感情を表に出さないなどミステリアスな雰囲気に包まれています。ここでは、そんな綾波レイの正体や性格、感情の変化、死亡回数などを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

新世紀エヴァンゲリオンの作品情報

新世紀エヴァンゲリオンの概要

『新世紀エヴァンゲリオン』は、セカンドインパクトといった大災害が起きた世界を舞台に描いたSFアニメ作品です。本作では、汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとして、14歳の少年少女達が謎の敵「使徒」と戦いを繰り広げている様子が描かれています。1995年からは全26話のアニメがテレビ東京系列にて放送され、後のアニメへ影響を与えた作品として有名になりました。

新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ

ここでは『新世紀エヴァンゲリオン』の簡単なあらすじを紹介していきます。物語の舞台となったのは、西暦2000年に起きた大災害によって世界の人口が半数に減少した世界です。それから15年が経った2015年、主人公・碇シンジは実父から巨大な汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」初号機のパイロットとして敵「使徒」と戦うことを命じられ、その後たびたび窮地に追い込まれるも次々と襲来する使徒を迎撃していきます。

綾波レイのプロフィール

『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する綾波レイは、EVA零号機のパイロットです。色白で赤い瞳を持ち、水色のショートカットといった髪型が特徴的。初登場時は包帯姿となっており、これはEVA零号機の起動実験の事故によって負傷を負った後となっていました。そして綾波レイの経歴は全て抹消済みで詳細不明となっていますが、本作におけるキーパーソンとしてのちに重大な役割を果たすこととなります。

綾波レイの性格

正体不明の綾波レイですが、彼女の性格もそれを助長していると言えます。ではそんな綾波レイの性格ですが、彼女は寡黙で常に無表情を貫き、ほとんど感情を表に出すことがありません。当初は碇ゲンドウにのみ心を開いている描写が多かったのですが、その後碇シンジと出会ったことで彼との絆を深めていき、様々な感情を見せていくことになりました。

また悲観主義とも違った希薄さを持ち合わせており、それもエヴァンゲリオンに乗ることこそが全てと言い切るほど。ただ、どんな危険な任務でも自らの命を顧みない所があるようですが、エヴァンゲリオンに乗ることが他者と繋がりを持つ手段と考えていることから、彼女は他者との絆を求めているのがうかがえます。それと同時に自分の存在価値を見出しているようです。

綾波レイの部屋

綾波レイの性格は部屋の特徴にも表れていました。彼女の家は古い集合団地の402号室で、そこに1人で住んでいます。部屋の様式はコンクリート柄の壁紙だけが貼られた殺風景な空間となっており、さらに昼間からカーテンが閉め切られているため部屋には僅かな光しか入り込んでいません。部屋の生活用品も必要最低限の家電製品が置かれている状態で、調度品や装飾品の類は一切無いようです。

エヴァンゲリオン公式サイト

綾波レイが死亡した回数は?三人いる?最後・正体を考察

綾波レイは何回死亡している?

名前と誕生日など基本的な情報以外、一切の経歴が抹消されている正体不明の綾波レイですが、後に彼女の正体がクローン人間であることが分かりました。綾波レイの肉体においては人間と同じように大きな衝撃を受けてしまえば死亡してしまうため、彼女は普通の人間と全く違いがありません。しかし、死亡すると碇ゲンドウと技術部責任者・赤木リツコによって新たな肉体に魂を入れて作りだされます。

ただ、その際は前任者の記憶は受け継いでいないため、初期状態では必要な情報以外全く知識を持ち得ていないという状態です。綾波レイ自身は死亡し、新たな肉体によって作り出されていることを自覚しており、自分が今何体目なのかまでを冷静に把握していることが分かっています。そして病院でシンジと再会を果たした際に記憶が喪失していたため、彼女自身が死亡したのは2回目と言っていました。

綾波レイの正体や碇ユイとの関係

綾波レイの正体がクローン人間であることが分かりましたが、そこで彼女の肉体は誰のクローンなのか?という疑問が生じます。実は、綾波レイの肉体は碇ユイをサルベージして得られたものとなっており、碇ユイとアダムのDNAを半分づつ受け継いでいるということになります。

そして作られたレイの肉体にはまだ魂が宿っていませんでした。そこでリリスの魂を注入されて誕生したのが綾波レイというわけです。ちなみに、碇ユイはエヴァンゲリオン初号機のシンクロテスト中に取り込まれてしまっています。

綾波レイのアニメ版・旧劇場版と新劇場版の違い

『エヴァンゲリオン』の旧劇場版と新劇場版における綾波レイの違いですが、彼女の設定はそれほど大きな違いはありません。ただ、新劇場版では旧劇場版とは違って閉鎖的な雰囲気ではなくシンジ以外の人物に対しても能動的に接する場面が多いです。例えば、「碇くんと一緒にいるとぽかぽかする」と、アスカとエレベーターに乗っている際に正直な気持ちを伝えるなど、会話中にも相手への気遣いがうかがえます。

また碇親子のために食事会を催したり、料理の腕を上達させるために練習に励んでいるなど女の子っぽいところも見せていました。そのほか、第10使徒との戦闘後にはMark.091に搭乗している綾波レイを見ることができ、その時に着用しているスーツが白ではなく漆黒の色となっています。

三人の綾波レイと感情の変化

一人目の綾波レイ

1人目の綾波レイは幼児の姿でした。初登場したのはシンジがエヴァンゲリオン初号機の起動実験を見学しに来た時です。その時にゲンドウが1人目の綾波レイをネルフの前身となっているゲルヒンに連れてきています。ゲルヒンで技術部責任者を務めるのはナオコだったのですが、その時はまだナオコとゲンドウは愛人関係となっており、ナオコが一方的にゲンドウに好意を寄せていました。

しかし、ゲンドウはただ技術者としてのナオコの能力が欲しかっただけでした。そしてゲンドウはエヴァンゲリオンが完成し、MAGIの稼働に成功すればナオコを排除する予定だったのです。そんな思惑が絡んでいたところで綾波レイが登場。彼女はゲンドウの思惑をナオコに話した所で、逆上された結果絞め殺され死亡してしまいました。

二人目の綾波レイ

綾波レイの1人目が死亡し、零号機の正規パイロットになるまでに担当したのが2人目の綾波レイです。この2人目の綾波レイが彼女の特徴とも言える無感情といった状態で、常に無表情であり人付き合いも非常に悪い少女となっていました。ベット以外何もない状態の部屋も彼女の状態がよく表れています。ただ、1つだけ興味を持っていた存在がゲンドウでした。碇ユイの記憶が彼女に残っていたため、ゲンドウにだけ特別な感情を抱いていたようです。

そして彼女の最後は、16使徒であるアルミサエルが零号機に肉体融合をしようと計った時でした。アルミサエルは初号機まで取り込もうとATフィールドを逆転させて融合を促進させようとしたのですが、それを阻止するために綾波レイが自爆したことで殲滅に成功。しかしそれと同時にレイ自身も自爆に巻き込まれて死亡してしまいました。

三人目の綾波レイ

最後・3人目の綾波レイは、2人目が零号機自爆と共に死亡した後に誕生しました。最後の綾波レイは2人目までに見られなかった感情を持つようになっており、碇シンジに対して明確な恋心を抱くようになっています。それに伴い、自分の中に抱いていた碇ユイの感情を遠ざけ、ゲンドウと距離を置くようになりました。

そして彼女の最後についてですが、ゼーレによる人類補完計画が遂行された所でネルフのセントラルドグマに安置されていたリリスと一体となっており、それからの動向が曖昧になっているため死亡してしまったのかが判別できなくなっています。

その後、14年経ったある日、ネルフの後継組織「ヴィレ」でエヴァンゲリオンMark.9に乗っている綾波レイの姿を確認できるのですが、このレイは死亡した後の4人目なのか、あるいは14年の間に死亡したことがあるのか分かっていません。そもそも、綾波レイに入れていたリリスの魂が消滅しているため、本来の彼女の魂は封入されているのか定かではないと言えるでしょう。

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綾波レイと他キャラの関係

綾波レイと碇ゲンドウとの関係

綾波レイが碇ユイの記憶を持っていたため、ゲンドウに対して特別な感情を抱いていると前述しましたが、ゲンドウ自身も彼女に依存していると言えるでしょう。綾波ユイはゲンドウの妻・碇ユイのDNAを用いて作られたクローンであるため、碇ユイの姿にとても似ていました。そしてゲンドウは碇ユイのことを愛していたため、そんな彼女と瓜二つである綾波ユイに特別な想いを抱いていたようです。

一方、綾波ユイは他者と関わらずに生活しており、その生活の中で関わる人物がゲンドウだけでした。この関係は信頼というよりむしろ依存と言ってもいいような関係。しかし、その状態も綾波ユイがシンジやアスカ、ミサトと関わるうちに以前のような依存性は薄れていっています。

綾波レイと碇シンジ との関係

主人公・碇シンジは碇ゲンドウからエヴァへの搭乗を命じられたものの、彼はそれを拒否しており、その代わりとして綾波レイが連れてこられました。この場面が綾波レイと主人公・碇シンジとの出会いとなっています。その後、二人はパイロット同士だったため会う機会が増えたのですが、当初はシンジに対して無関心でした。しかし、その後ヤシマ作戦を2人で遂行した時に彼に対する感情が大きく変化します。

作戦終了後における綾波レイの態度は、碇シンジのことを「碇くん」と呼ぶようになったり、シンジと接する中で様々な感情を見せていくようになるなど好意的な様子でした。さらにアニメ版では「1つになりたい」と言ったり、劇場版では「一緒にいるとぽかぽかする」と言ったりするなど恋心を抱いているのがよく分かります。

綾波レイと渚カヲルとの関係

渚カヲルは物語終盤で綾波レイに対して「君は僕に似ている」と指摘していました。なぜなら、綾波レイと渚カヲルは使徒の魂を宿した存在、といった点が共通しているからです。綾波レイは第2使徒・リリスの魂、一方渚カヲルは第1使徒・アダムの魂となっています。また2人とも人類補完計画の重要人物という立ち位置であり、シンジと深い関係にあった存在でした。

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綾波レイの名言や名セリフ集

綾波レイの名言①「あなたは死なないわ…」

「あなたは死なないわ、私が守るもの」

こちらの名言は第6話「決戦、第3新東京市」で綾波レイが残したセリフです。第6話は第5使徒のラミエルが出現し、その使徒に対してシンジが砲手となり、レイが盾を使って使徒からの加粒子砲攻撃を防ぐといったヤシマ作戦の場面となっています。このヤシマ作戦を前に、悲観的な考えを持っていたシンジに対してレイが述べたセリフとなっており、心に全く迷いを見せないレイと迷いを見せているシンジの対照的な2人が描かれていました。

綾波レイの名言②「ごめんなさい、こういう時…」

「ごめんなさい、こういう時どんな顔をすればいいかわからないの」

こちらの名言も第6話「決戦、第3新東京市」で綾波レイが残したセリフです。シンジが綾波レイのエントリープラグをこじ開けて救いだし、話の最後に彼女が生還を喜んでいるシンジに対してこのセリフを述べました。これに対し、シンジは「笑えばいいと思うよ」と返答しており、非常に有名な言葉となっています。

綾波レイの名言③「命令があればそうするわ…」

「命令があればそうするわ」

こちらの名言は第9話「瞬間、心重ねて」で綾波レイが残したセリフです。惣流・アスカ・ラングレーから挨拶された時に綾波レイがこのセリフを述べており、これには少々言葉足らずな印象を受けます。この時はまだ無感情といった状態で必要最低限の内容しか話さない性格が分かります。

綾波レイの名言④「私が死んでも…」

「私が死んでも代わりはいるもの」

こちらの名言は第19話「男の戦い」で綾波レイが残したセリフです。初号機の起動に失敗し破損した後、まだ修復されていない状態で搭乗を試みる際にこのセリフを述べました。初号機に否定されたことによって心にダメージを受けている様子で、自分が最後に死んでも代わりの肉体がある、自分が初号機に搭乗できなくてもシンジがいる、といった考えに至り二重の意味で自分の存在意義に疑問を持っている心情がうかがえます。

綾波レイの名言⑤「私は人形じゃない…」

「私は人形じゃない」

こちらの名言は第22話「せめて人間らしく」で綾波レイが残したセリフです。エレベーターの中で綾波レイとアスカが一緒にいる際に残されたセリフとなっています。2人のやり取り内で綾波レイがアドバイスをした時にアスカを怒らせてしまい、言いたい放題言われた後、最後に「機械人形みたい」と言われてしまいました。

綾波レイの名言⑥「これが涙…」

「これが涙。泣いてるの私。」

こちらの名言は第23話「涙」で綾波レイが残したセリフです。第16使徒であるアルミサエルが綾波レイの意識に語りかけている状況で残されたセリフとなっており、彼女は侵食されながらも最後に涙を流していました。

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綾波レイのアニメ声優

林原めぐみのプロフィール

  • 本名:林原 めぐみ
  • 生年月日:1967年3月30日
  • 出生地:東京都
  • 職業:声優、歌手、作詞家、ラジオパーソナリティ
  • 所属事務所:ウッドパークオフィス

綾波レイを担当した声優・林原 めぐみは、声優養成所在籍中に『めぞん一刻』でアニメ声優としてデビューを飾りました。そして1988年には『魔神英雄伝ワタル』の忍部ヒミコ役で初メインキャラクターを演じ、この時期に『いきなりダゴン』『おそ松くん』『燃える!お兄さん』の3本のレギュラー仕事を獲得するなどデビュー当初から活躍し、今もなお様々な役をこなすベテラン声優です。

林原めぐみの主な出演作品

  • 1988年~:いきなりダゴン(メリィル 役)
  • 1988年~:おそ松くん(松野トド松 役)
  • 1988年~:魔神英雄伝ワタル(忍部ヒミコ 役)
  • 1989年~:らんま1/2(早乙女らんま 役)
  • 1993年~:幽☆遊☆白書(幻海の若年期 役)
  • 1995年~:新世紀エヴァンゲリオン(綾波レイ 役)
  • 1995年~:スレイヤーズ(リナ=インバース 役)
  • 1997年~:ポケットモンスター(ムサシ 役)
  • 1999年~:名探偵コナン(灰原哀 役)
  • 2014年~:監督不行届(ロンパース 役)

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綾波レイに関する感想や評価

こちらは『エヴァンゲリオン:破』の内容について言及されたツイートです。このツイートでは「綾波レイ死亡」という内容がのせられているため、その要素がかなり印象深いものとして残っているのがうかがえます。

こちらは綾波レイのクローンと死亡について述べられたツイートです。死亡しても2体目3体目と出てくるのが印象深いようで、また「なぜか作中で死亡させてしまう」といった疑問が述べられています。

こちらでは綾波レイのクローンが水槽に出てくるシーンを思い出したとツイートされています。レプリカといった言葉がクローンを連想させるものだったのでしょうか?綾波レイのクローンが多く出てくるシーンは衝撃的だったのかもしれません。

綾波レイの死亡まとめ

『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する綾波レイの正体や最後、死亡回数などを紹介してきましたがいかがでしたか?正体がクローン人間であったため、当初は無感情で常に無表情であった綾波レイ。そんな彼女は分かっているだけで2度も最後を迎え死亡しています。

しかし、最後を迎え死亡した後に様々な感情の起伏を見せるようになり、名言・セリフからは生へ執着している様子がうかがえます。3人目以降は死亡したのか生きているのか定かではありませんが、やはり死亡していないことを願うばかりです。これを機に正体と感情との関係を理解し死亡説について予測してみるのもいいかもしれません。

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