2020年11月18日公開
2020年11月18日更新
【エヴァンゲリオン】サハクィエルは第10使徒!テレビ版と新劇場版の違いは?
サハクィエルとはアニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で10番目に数えられている使徒です。アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する第10使徒サハクィエルは宇宙空間に存在する使徒であり、他の使徒よりも圧倒的な大きさを持つ使徒として知られています。サハクィエル戦ではその巨大な大きさの肉体を活かし、宇宙空間からの落下を試みました。そんな第10使徒サハクィエルは新劇場版で第8の使徒として登場しています。本記事では第10使徒サハクィエルについて大きさや戦闘シーン、新劇場版とアニメの違いなどをご紹介します。
目次
エヴァンゲリオンとは?
アニメ新世紀エヴァンゲリオンに登場する使徒の中で一番の大きさを誇る第10使徒サハクィエル。大きさが巨大な第10使徒サハクィエルは宇宙空間に出現した特殊な使徒であり、作中内で3機ものエヴァンゲリオンと交戦を繰り広げました。新劇場版では第8使徒として登場し、エヴァンゲリオン初号機を苦戦させました。本記事ではそんなサハクィエルについて大きさや戦闘シーン、新劇場版とアニメの違いなどをまとめてご紹介します。
新世紀エヴァンゲリオンの概要
では第10使徒サハクィエルの大きさや戦闘シーン、新劇場版とアニメの違いなどをご紹介していく前に、第10使徒サハクィエルが登場するアニメ新世紀エヴァンゲリオンの作品情報について簡単にご紹介します。第10使徒サハクィエルが登場する新世紀エヴァンゲリオンとは1994年から1995年に放送された日本のアニメ作品であり、少年少女が乗る人造人間エヴァンゲリオンと人類を襲う謎の敵・使徒との壮絶な戦いが描かれています。
エヴァンゲリオンと使徒との戦いを描いたアニメ新世紀エヴァンゲリオンは人間の心情や残酷さといったそれまで無かった描写をふんだんに盛り込んだ人間ドラマとなっており、放送当初より非常に高い人気を博しました。その人気は凄まじく、放送終了後瞬く間にアニメ新世紀エヴァンゲリオンは社会ブームとなりました。これが理由となってアニメ新世紀エヴァンゲリオンは日本を代表するロボットアニメの1つに数えられています。
そんなアニメ新世紀エヴァンゲリオンは1996年に放送が終了した後、1997年に「Air/まごころを、君に」といったタイトルで映画化されました。この映画はアニメ新世紀エヴァンゲリオンとは違う結末を描いた作品となっており、ファンからは「旧劇場版」とあだ名されています。この旧劇場版が公開された後アニメ新世紀エヴァンゲリオンは2006年に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」といったタイトルの映画化が発表されることになりました。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版はテレビアニメ版を原作にストーリーやキャラクターなどを新たに描き直したリメイク作品であり、合計4部構成となっています。まず2007年に第1作目である「序」が公開され、2年後の2009年に2作目となる「破」が公開されました。その後2012年に第3作目となる「Q」が公開されました。そして最終章は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」というタイトルで2021年1月に公開が予定されており、注目が集まってます。
新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ
アニメ及び新劇場版のエヴァンゲリオンはセカンドインパクトという大災害で人類の大半が失われた世界を舞台にした作品です。そんな世界で主人公の碇シンジはある日、長年連絡を取っていなかった父親の碇ゲンドウに呼び出され、第3新東京市という場所を訪れました。しかし第3新東京市を訪れた碇シンジはエヴァンゲリオンに乗ることを命令され、人類を襲う謎の敵・使徒との人類の存亡を懸けた戦いに身を投じることになるのでした。
エヴァのサハクィエルは第10使徒
サハクィエルの特徴①大きさ
本記事で大きさや戦闘シーン、新劇場版とテレビアニメ版の違いなどをご紹介するサハクィエルとはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の1体です。アニメエヴァンゲリオンシリーズには人間を含め合計18体の使徒がおり、サハクィエルはその中で10番目の使徒に数えられています。そんな第10使徒サハクィエルはアニメ新世紀エヴァンゲリオンの第12話で初登場を飾り、宇宙空間から「NERV」本部へ攻撃を行いました。
「NERV」に宇宙空間から攻撃を行なった第10使徒サハクィエルは自身の身体の1部をATフィールドごと切り離し、質量爆弾として地上へ落下させました。最終的に第10使徒サハクィエルは自身の身体を地球に落下させるものの、3体ものエヴァンゲリオンに止められて最後を遂げました。一方新劇場版の第10使徒サハクィエルは第8の使徒となっており、エヴァンゲリオンの初号機と弐号機との壮絶な戦いで最後を遂げることになりました。
ではここからはそんな第10使徒サハクィエルの大きさや見た目といった特徴をまとめてご紹介していきます。まず第10使徒サハクィエルの一番の特徴はその大きさです。基本的にアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の大きさはエヴァンゲリオンと同じぐらいかそれより少し上ぐらいです。同じぐらいの大きさであるため、碇シンジなどの少年少女達が乗るエヴァンゲリオンは近接攻撃を中心に戦い、敵である使徒を倒してます。
しかし本記事の主役である第10使徒サハクィエルの大きさは他の使徒よりも圧倒的に違います。第10使徒サハクィエルの大きさはエヴァンゲリオンよりも数十倍大きく、40mから200mもの大きさがあるのではと考察されています。その大きさのためか第10使徒サハクィエルは地球では無く、宇宙空間に突如として出現しました。そんな圧倒的な大きさの第10使徒サハクィエルが落下してきたと考えると、ひとたまりもありません。
サハクィエルの特徴②球体の形
エヴァンゲリオンや他の使徒と比べて圧倒的な大きさを誇る第10使徒サハクィエルは宇宙空間を漂っている際、真っ黒な球体の形をしています。またその身体の構造は左右対称のシンメトリ構造となっています。しかし戦闘態勢に入ると、第10使徒サハクィエルはその黒い球体の形を大きく変化させます。上述で少しご紹介した通り、アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第10使徒サハクィエルは身体を地球へ落下させようとしました。
この時第10使徒サハクィエルはまるで翼が生えたかのような姿に変わり、虹色の球体をした独特な使徒となりました。しかし新劇場版のエヴァンゲリオンの第10使徒サハクィエルは黒い球体の形をしている訳ではありません。ヱヴァンゲリヲン新劇場版の第10使徒サハクィエルは巨大な目玉が付いた蝶のような姿をした使徒として描かれています。その全身は非常に強力なATフィールドが纏っており、光すらも歪める存在となってます。
この光すらも歪める強力なATフィールドから第10使徒サハクィエルは遠目だと、真っ黒な球体の形をした使徒のように見えます。一方地球にある「NERV」本部に落下する際は、テレビアニメ版同様に虹色の球体へ変貌していました。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒はほとんどが人のような形をしています。そのため球体の形をした第10使徒サハクィエルは使徒の中でも珍しい形をした使徒といえるのではないでしょうか。
サハクィエルの特徴③見た目
上述でご紹介した通り、第10使徒サハクィエルは圧倒的な大きさをした黒い球体の使徒となっています。それではそんな第10使徒の詳しい見た目について見ていきましょう。第10使徒サハクィエルは黒い球体のように見えるのですが、実際はアメーバのような見た目をした使徒となっています。アメーバのような見た目をした第10使徒サハクィエルには巨大な目玉が中央に位置しており、左右には目玉に似た模様が中央に描かれてます。
また大気圏に突入すると、他の使徒と同じく第10使徒サハクィエルの頭上に天使の輪っかが出現します。一方エヴァンゲリオンの新劇場版ではそのアメーバのような見た目に毒々しさが増しています。ヱヴァンゲリヲン新劇場版の作中で第8使徒として登場した第10使徒サハクィエルは触覚のようなものが生えた虹色の翼を持った使徒となっており、テレビアニメ版と同じく中央に青白く光っている巨大な大きさの目玉が描かれています。
また左右の翼の中央に描かれた目玉のような模様もテレビアニメ版エヴァンゲリオンとヱヴァンゲリヲン新劇場版は全く同じとなっています。人型の使徒は少しかわいらしさもあり、アニメエヴァンゲリオンシリーズファンから非常に高い人気を博しています。しかし第10使徒サハクィエルは上記の画像の通りかなり禍々しい見た目をした化物となっています。なので第10使徒サハクィエルは他の使徒よりあまり高い人気を博していません。
サハクィエルの特徴④飛行能力がある
最後にご紹介する第10使徒サハクィエルの特徴は飛行能力です。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第10使徒サハクィエルには常に上空を滑空出来る飛行能力を持った使徒となっています。また真空状態でも第10使徒サハクィエルは活動が可能であり、初めて宇宙空間で発見された使徒として知られています。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で突然衛星軌道上の宇宙空間に出現したため、かなり特殊な使徒だといえます。
この使徒の中でも珍しい宇宙空間でも滑空出来る飛行能力の他に第10使徒サハクィエルは非常に素早く動くことが出来る移動能力も兼ね備えています。おそらくこの優れた移動能力は飛行能力を持つ使徒を代表するという意味で付けられたのではないでしょうか。さらに第10使徒サハクィエルは落下能力と情報遮断能力も持っています。上述でご紹介した通り、第10使徒サハクィエルは地表に落下して「NERV」本部を破壊しようとしました。
第10使徒サハクィエルの肉体は部分的に切り離しが可能であり、第10使徒サハクィエル戦で切り離した身体を地球に落下させようとしました。見た目に関係無いものの、情報遮断能力も非常に優れています。第10使徒サハクィエルはサーチ衛星を破壊した後、宇宙から地球までという広範囲に渡って通信を遮断するジャミング攻撃を行ないました。このことから第10使徒サハクィエルはトップクラスの強さを持っていると考察出来ます。
エヴァのサハクィエルのテレビ版・新劇場版の違い
テレビアニメ版のサハクィエル
ここからは第10使徒サハクィエルのアニメ新世紀エヴァンゲリオンとヱヴァンゲリヲン新劇場版の違いについてまとめてご紹介していきます。ではまずテレビアニメ版の第10使徒サハクィエルについて見ていきましょう。第10使徒サハクィエルはアニメ新世紀エヴァンゲリオンの12話で初登場を飾りました。第12話で登場した第10使徒サハクィエルはインド洋上空の衛星軌道上に出現し、ATフィールドごと身体の一部を落下させます。
元々「NERV」は第10使徒サハクィエルをあまり危険視していませんでした。しかしこれは第10使徒サハクィエルの高度な情報遮断能力であり、突如として落下を始めたことから「NERV」を混乱させます。身体の一部を切り離した落下は第10使徒サハクィエルの誤差修正方法となっていたため、混乱している「NERV」本部へそのまま身体全てを急速に落下させました。圧倒的な大きさをした使徒であるため、防ぐことは不可能に近い存在です。
しかし落下する第10使徒サハクィエルはATフィールドを全開にしたエヴァンゲリオン初号機に止められ、エヴァンゲリオン零号機とエヴァンゲリオン弐号機の連携で破壊されてしまいます。これにより第10使徒サハクィエルは最後を遂げることになりました。そんなアニメ新世紀エヴァンゲリオンの第10使徒サハクィエルはアメーバのような形をした地味な使徒として描かれていたため、あまり注目を集めることはありませんでした。
新劇場版のサハクィエル
それでは次にヱヴァンゲリヲン新劇場版の第10使徒サハクィエルについて見ていきましょう。ヱヴァンゲリヲン新劇場版に登場した第10使徒サハクィエルは見た目や登場の仕方など設定の全てに変更が加えられています。まず見た目ですがテレビアニメ版の第10使徒サハクィエルは注目を集め無いアメーバに似た地味な見た目をしていたものの、アニメエヴァンゲリオンの新劇場版では強い印象を与える派手な見た目に一新されてます。
また使徒の番号も違います。ヱヴァンゲリヲン新劇場版に登場したサハクィエルは第10使徒では無く、第8の使徒として描かれていました。さらに身体の構造や戦闘シーンにも大きく変更が加えられています。第10使徒サハクィエルはヱヴァンゲリヲン新劇場版の2作目にあたる「破」で第8使徒として初登場を飾りました。新劇場版で登場した第8使徒サハクィエルは突然宇宙に飛来し、ATフィールドを纏いながら地球へ落下を始めました。
この時第8使徒サハクィエルはテレビアニメ版以上に黒い球体からサイケデリックで派手な翼が生えた姿に変貌を遂げました。その変貌した派手な姿はテレビアニメ版より羽の数が多く、非常に禍々しいオーラを纏っていました。そんな禍々しい第8使徒サハクィエルの落下をエヴァンゲリオン初号機は受け止めます。すると突然第8使徒サハクィエルの体内から人型の使徒が出現し、受け止めるエヴァンゲリオン初号機を苦戦させました。
上述でご紹介した通りアニメ新世紀エヴァンゲリオンの第10使徒サハクィエルには人型の使徒が体内に潜んでいません。なのでこの体内にいた人型の使徒も新劇場版で新たに追加された設定となっています。第8使徒サハクィエルはエヴァンゲリオン初号機を苦戦させるものの、エヴァンゲリオン弐号機のナイフによって破壊されてしまいました。そんな第10使徒サハクィエルは劇場版の変更のお陰で一躍注目を集めることになりました。
エヴァのサハクィエルの攻撃パターン
攻撃パターン①落下攻撃
ではここからは戦闘の際の第10使徒サハクィエルの攻撃パターンについてまとめてご紹介していきます。まず最初にご紹介する銭湯の際の第10使徒サハクィエルの攻撃パターンは落下攻撃です。黒い球体の形からまるで蝶のような翼が生えた形に変形出来る第10使徒サハクィエルは好きに身体の一部を分離することが出来ます。第10使徒サハクィエルはその切り離した分離部分を使い、宇宙から地上への落下攻撃を一番得意としてます。
そのためこの身体の一部を使った落下攻撃は第10使徒サハクィエルの一番代表的な攻撃パターンとなっています。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第10使徒サハクィエルは身体を切り離し、「NERV」本部への落下攻撃を敢行しました。実はこれは「NERV」本部破壊を目的にした攻撃ではありませんでした。第10使徒サハクィエルはこの落下攻撃で「NERV」本部の着弾点を誤差修正し、確実に「NERV」本部を破壊しようとしました。
攻撃パターン②槍型腕突き刺し
2つ目にご紹介する第10使徒サハクィエルの攻撃パターンは槍型腕での突き刺し攻撃です。この槍型腕での突き刺し攻撃は第10使徒サハクィエルの身体に潜む人型の使徒の攻撃であり、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破にしか描かれていません。そんな新劇場版だけで見せた第10使徒サハクィエルの槍型腕での突き刺し攻撃はその名前の通り、内部に潜んだ人型の使徒が腕を槍のような形に変え、対象の相手へ突き刺す攻撃となっています。
槍型腕での突き刺し攻撃を行なう人型の使徒はいつも第10使徒サハクィエルのコアに隠れています。なので人型の使徒による槍型腕での突き刺し攻撃は奇襲での戦闘に特化した攻撃といえるでしょう。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の作中で碇シンジが乗るエヴァンゲリオン初号機は宇宙から落下する第10使徒サハクィエルを食い止めます。この時第10使徒サハクィエルは槍型腕での突き刺し攻撃を行ない、初号機を非常に苦戦させました。
攻撃パターン③特攻
3つ目にご紹介する第10使徒サハクィエルの攻撃パターンは特攻による攻撃です。上述でご紹介した落下攻撃は落下地点の誤差修正を行なう攻撃となっています。落下攻撃での誤差修正後、第10使徒サハクィエルは自身の身体を使ってそのまま地表へ特攻による攻撃を行ないます。特攻攻撃の時、第10使徒サハクィエルは新の姿を現します。この特攻攻撃はまさに第10使徒サハクィエルの十八番といってもいい必殺攻撃といえるでしょう。
アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第10使徒サハクィエルは身体の一部分による落下攻撃の後、特攻攻撃で「NERV」本部を破壊しようとします。しかしエヴァンゲリオン初号機がATフィールドを全開したため、第10使徒サハクィエルの特攻攻撃は止められることになりました。新劇場版でも第10使徒サハクィエルはエヴァンゲリオン初号機によって特攻を阻止され、エヴァンゲリオン弐号機の攻撃で最後を遂げることになりました。
攻撃パターン④通信を妨害できる
4つ目にご紹介する第10使徒サハクィエルの攻撃パターンは通信の妨害攻撃です。本来使徒は通信技術や索敵技術を持たない無知なる存在です。しかし第10使徒のサハクィエルは使徒でありながら強力なジャミング攻撃を行なって通信を妨害する能力を持っています。またその距離も異常に広く、宇宙から地上までジャミング攻撃を行なうことが出来ます。さらに第10使徒には自身を驚異と感じさせない欺瞞の能力も兼ね備えています。
アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で第10使徒サハクィエルは欺瞞の能力を使い、自身が驚異となる使徒ではないと人類に錯角させていました。その隙に第10使徒サハクィエルは目に見えないジャミング攻撃で通信妨害を発生させます。なので第10使徒サハクィエル戦は肉弾戦というよりかは情報戦が大半を占めています。このことから第10使徒サハクィエルは他の使徒より高度な知識と学習能力を持ってる使徒だといえるでしょう。
攻撃パターン⑤ATフィールド
5つ目にご紹介する第10使徒サハクィエルの攻撃パターンはATフィールドです。ATフィールドとはエヴァンゲリオンと使徒の全てが持っている強力なバリアです。ATフィールドはオレンジ色をした八角形の形をしたバリアであり、どのような攻撃も防ぐことが可能となっています。しかしこのATフィールドは無くなってしまうと肉体そのものを維持することが出来なくなってしまう大きな欠点があり、「自我境界」という別名が存在します。
エヴァンゲリオンはATフィールドを破壊することで使徒を完全に殲滅しています。ちなみにこのATフィールドの正式名称は「絶対恐怖領域」といわれています。もちろん使徒の1体である第10使徒サハクィエルもATフィールドを持っています。第10使徒サハクィエルのATフィールドは非常に強力であり、大気圏の熱量すらも耐えることが出来ます。新劇場版では強力なATフィールドにより光が歪み、黒い球体の形にしか見えませんでした。
エヴァのサハクィエルの名シーンや最後
サハクィエル戦での名シーン
ではここからは第10使徒サハクィエル戦の名シーンや第10使徒サハクィエルの最後についてまとめてご紹介していきます。アニメ新世紀エヴァンゲリオンの第12話で突然宇宙空間に出現した第10使徒サハクィエル。衛星軌道上の宇宙空間に出現した第10使徒サハクィエルは身体の一部を切り離した落下攻撃で誤差修正を行ない、「NERV」本部へ特攻攻撃を行ないます。この巨大な第10使徒サハクィエルの落下に「NERV」は危機に陥ります。
するとアニメ新世紀エヴァンゲリオンのメインキャラクターの1人である葛城ミサトはエヴァンゲリオンの手で第10使徒サハクィエルを受け止める無茶な作戦を立案します。もちろんこの作戦の成功率は奇跡でも起きない限り成功しません。しかし葛城ミサトは「奇跡ってのは、起こしてこそ初めて価値が出るものよ」と言って無茶な作戦を強行させます。この前述のセリフは葛城ミサトを代表するかっこいい名言の1つに数えられてます。
この葛城ミサトの名言の後、アニメ新世紀エヴァンゲリオンの主人公である碇シンジはエヴァンゲリオン初号機に乗って落下する第10使徒サハクィエルを受け止めようとします。そしてエヴァンゲリオン初号機に乗る碇シンジは第10使徒サハクィエルの落下を手で食い止め、見事「NERV」崩壊の危機を防ぐことに成功しました。もし葛城ミサトの作戦が無かったら、「NERV」本部は第10使徒サハクィエルに破壊されていたことでしょう。
サハクィエルの最後
アニメ新世紀エヴァンゲリオンの作中で通信妨害を使って「NERV」本部に落下しようとする第10使徒サハクィエル。「NERV」本部に落下しようとする第10使徒サハクィエルの目的は「NERV」本部の地下に磔となったアダムもしくはリリスの身体と融合し、人類を滅亡させるためでした。上述でご紹介した通り、この第10使徒サハクィエルの落下を止めるため、エヴァンゲリオンの初号機・零号機・弐号機の3体はすぐに出撃を行ないました。
しかし高い機動力を持つ第10使徒サハクィエルは予想よりも遙かに早く「NERV」本部に到達しようとします。そこで3体のエヴァンゲリオンは全速力で落下地点へ駆け抜け、初号機が一番最初に到達しました。そして碇シンジが乗るエヴァンゲリオン初号機は落下する第10使徒サハクィエルを素手で食い止めます。しかし圧倒的な大きさを持つ第10使徒サハクィエルの落下を食い止めるのはエヴァンゲリオン初号機でも苦戦してしまいます。
するとそこに遅れて綾波レイが乗ったエヴァンゲリオン零号機と惣流・アスカ・ラングレーが乗ったエヴァンゲリオン弐号機が到着します。そして第10使徒サハクィエルは2本のプログレッシブナイフを使うエヴァンゲリオン弐号機に攻撃され、最後を遂げました。その後大破した第10使徒サハクィエルからは大量の血が噴き出しました。一方新劇場版の第10使徒サハクィエルの最後までの戦闘シーンは上述の通り少しだけ違っています。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破で第8の使徒として登場したサハクィエルはテレビアニメ版と同じく宇宙から「NERV」本部に落下を始めます。この時エヴァンゲリオン初号機は第8使徒サハクィエルを受け止めました。しかしエヴァンゲリオン初号機は第8使徒サハクィエルのコアに潜む人型の使徒に攻撃され、苦戦します。すると横からエヴァンゲリオン弐号機がプログレッシブナイフで攻撃し、第8使徒サハクィエルは破壊されました。
エヴァのサハクィエルの名前の由来やグッズ
サハクィエルの名前の由来
ではここからはアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第10使徒サハクィエルの名前の由来やグッズについてまとめてご紹介していきます。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒の名前は全てユダヤ・キリスト教の教典である聖書偽典のエノク書に描かれた天使が由来となっています。まず筆頭として挙げられる第1使徒のアダムはイヴと共に知恵の実を食べてエデンの園を追放された最初の人間アダムが名前の由来です。
また他にも第3使徒のサキエルは「神を覆うもの」といわれる水を司る天使「サキエル」が名前の由来であり、第14使徒のゼルエルは戦場で活躍する「神の腕」こと天使「ゼルエル」が名前の由来となっています。このようにアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する使徒は有名な天使の名前がそれぞれに付けられています。では本記事でご紹介する第10使徒サハクィエルはどのような天使が名前の由来となっているのでしょうか。
第10使徒サハクィエルの名前の由来となっているのでは空を司る天使として知られている「サハクィエル」です。天使・サハクィエルは「七大天使」の1人に数えられている天使であり、四十九万六千もの天使の軍を従えているといわれています。上述でご紹介した通り、第10使徒サハクィエルは宇宙を漂う巨大な使徒です。なので空を司っている天使・サハクィエルは第10使徒サハクィエルにぴったりの名前だといえるでしょう。
サハクィエルのグッズ
1990年代を代表するアニメエヴァンゲリオンシリーズはこれまで数多くのグッズが発売されています。第10使徒サハクィエルも擬人化したかわいいフィギュアやキーホルダーといったグッズが発売されています。しかし第10使徒サハクィエルそのもののフィギュアは残念ながら発売されていません。もし今後第10使徒サハクィエルに注目が集まって人気が高まったとすれば、フィギュアが公式より発売されることになるやもしれません。
エヴァのサハクィエルに関する感想や評価
第8使徒サハクィエル戦
— ぽりりき (@PolilIki) September 24, 2020
シンジが使徒を支え、レイがコアを掴み、アスカがそのコアを破壊する。この役回りが少しでも違かったらこの使徒は倒せていなかったかも知れませんね。このシーンはいつ見ても胸が熱くなります。 pic.twitter.com/0HrIJGacFO
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第10使徒サハクィエルに関する感想では新劇場版のサハクィエル戦が好きといった感想が非常に多く寄せられていました。新劇場版の第8使徒サハクィエル戦は碇シンジ・綾波レイ・アスカの3人がそれぞれ共闘して奮戦した非常に熱いストーリーが描かれています。そのため第8使徒サハクィエル戦は新劇場版の中で特に高い人気を博しています。
サハクィエルやっぱ破壊力じゃ使徒最強なのでは
— テッテレー太郎P:3 (@tetteretaro) July 21, 2019
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第10使徒サハクィエルに関する感想では第10使徒サハクィエルが最強だといった感想も多く寄せられていました。第10使徒サハクィエルはその巨体を活かした落下攻撃に重きを置いた使徒であり、どのような使徒よりも圧倒的な破壊力を有しています。また情報を遮断する高度な知識も兼ね備えているため、第10使徒サハクィエルは最強の使徒の1体に数えられています。
エヴァ見直して思ったんだけど、17体の使徒のうち第10使徒サハクィエルってデザインがコメディちっくでかわいい。この巨体が第3新東京市に向かってべったーん!って落ちてくるんだけど、攻撃パターンが『ほぼ落ちるしかない』という手段しかない単純さも好き。本当に落ちたら日本地図変わっちゃうけど pic.twitter.com/yixFToQcn0
— ゆきむし (@SEVEN_8th) May 26, 2020
アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第10使徒サハクィエルに関する感想では第10使徒サハクィエルがかわいいといった感想も多く見受けられました。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第10使徒サハクィエルはアメーバのようなかわいい見た目が特徴のコメディ感溢れる使徒となっています。このかわいい見た目から第10使徒サハクィエルはアニメエヴァンゲリオンシリーズファンに高い人気を博しています。
エヴァのサハクィエルまとめ
本記事ではアニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する第10使徒サハクィエルについて大きさや戦闘シーン、新劇場版とアニメの違いなどをまとめてご紹介しました。使徒の中でも圧倒的大きさを誇る第10使徒サハクィエルは高度な知識と強力な能力を持った完全無欠の使徒となっていました。本記事をご覧になった方は是非第10使徒サハクィエルが登場するアニメ版と新劇場版を一度チェックしてみて下さい。