ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序・破・Qのあらすじまとめ！アニメや旧劇場版との違いは？

2007年に第1作目が放映されたアニメヱヴァンゲリヲン新劇場版。アニメヱヴァンゲリヲン新劇場版とは合計4部作で構成されたアニメエヴァンゲリオンのリメイク作品であり、2020年11月現在序・破・Qといった題名で合計3作品制作されています。2021年1月には最終章である4作品目の公開が決定しており、多くのファンに期待されています。本記事ではそんなヱヴァンゲリヲン新劇場版の序・破・Qのあらすじについてご紹介します。

ではアニメヱヴァンゲリヲン新劇場版の序・破・Qのあらすじをまとめてネタバレ紹介していく前に、アニメヱヴァンゲリヲン新劇場版の作品情報について簡単に見ていきましょう。ヱヴァンゲリヲン新劇場版とは日本を代表するSFロボットアニメであるエヴァンゲリオンをリメイクしたアニメ映画作品です。アニメエヴァンゲリオンとはエヴァに乗る少年少女達と使徒との戦いを描いた作品であり、1995年から1996年まで放送されました。

1995年から1996年まで放送されたアニメエヴァンゲリオンは斬新な物語や壮大な世界観から一気に注目を集め、日本のアニメ界に大きな影響を与えました。またアニメエヴァンゲリオンは非常に謎が多い作品としても有名であり、2020年11月現在も多くのファンの間で様々な考察が浮上しています。テレビアニメ放送後アニメエヴァンゲリオンは社会的ブームを巻き起こし、｢Air/まごころを君に｣という映画が1997年に公開されました。

このアニメ映画は旧劇場版と呼ばれており、原作アニメと同じく高い人気を博しています。そんなアニメエヴァンゲリオンは2006年に｢ヱヴァンゲリヲン｣という表記変えを行なって4部作のリメイク映画制作が発表され、2007年にヱヴァンゲリヲン新劇場版序が公開されました。その後ヱヴァンゲリヲン新劇場版は破とQが公開され、2021年の1月にはリメイク映画の最終章となる｢シン・エヴァンゲリオン劇場版｣の放映が決定しています。

序・破・Qといった3部作公開されているアニメヱヴァンゲリヲン新劇場版はテレビアニメ版のエヴァンゲリオンと同じく、数多くの用語が登場します。アニメエヴァンゲリオンシリーズの用語はどれも非常に重要となっており、分からないとストーリーを全て理解することが出来ません。ではここからはアニメヱヴァンゲリヲン新劇場版序・破・Qの3部作でストーリーに大きく関わっている用語を合計3つまとめてご紹介していきます。

まず最初にご紹介するのはアニメエヴァンゲリオンシリーズを通して最も重要となる用語であるエヴァンゲリオンです。ヱヴァンゲリヲン新劇場版序・破・Qを含めエヴァンゲリオンシリーズに登場するエヴァンゲリオンとは人類が｢使徒｣と呼ばれる謎の敵と戦うために作った人型ロボットです。エヴァンゲリオンシリーズでは｢EVA（エヴァ）｣と表記されており、汎用型人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンが正式名称となっています。

正式名称に｢人造人間｣という言葉が入っている通り、エヴァンゲリオンはロボットでもあり、1つの生命体でもあります。元々エヴァンゲリオンは｢生命の起源｣と呼ばれている｢アダム｣及び｢リリス｣を人間がコピーした人造人間であり、パイロットとシンクロすることでようやく機動することが出来る仕組みとなっています。作中では主人公の碇シンジやヒロインの綾波レイとアスカが搭乗し、人類を脅かす｢使徒｣と死闘を繰り広げています。

2つ目にご紹介する用語の使徒とはアニメヱヴァンゲリヲン新劇場版序・破・Qで人類の最大の敵となる存在です。使徒とは人類を脅かし続ける謎の存在であり、アニメヱヴァンゲリヲン新劇場版序・破・Q以外にテレビアニメ版や旧劇場版などのエヴァンゲリオンシリーズにも登場します。使徒はテレビアニメ版の合計18体が最大数となっており、それぞれに｢サキエル｣や｢サンダルフォン｣といった旧約聖書の天使の名前が付けられてます。

そんな使徒はなぜか第3新東京市にしか攻撃しないなど非常に多くの謎に包まれており、最初期から登場しているにも関わらず詳しい概要が判明していません。ただ人類は使徒が｢パターン青｣という波長パターンを持っていること・｢ATフィールド｣という不可視の壁を持っていること・コアを破壊すれば倒せることが分かっています。なので人類側は人造人間のエヴァンゲリオンにATフィールドを搭載し、謎の敵・使徒に対抗しています。

3つ目にご紹介する用語は人類補完計画です。アニメエヴァンゲリオンシリーズに登場する人類補完計画とはシリーズを通して非常に重要となる用語であるものの、未だにその詳細が明らかとなっていません。未だ多くの謎に包まれている人類補完計画は使徒殲滅のために結成された｢特務機関NERV（ネルフ）｣の総司令官・碇ゲンドウが最大の目的としている計画となっており、彼自身が計画の詳細を知る数少ない人間の1人となっています。

また｢ゼーレ｣と呼ばれる大昔から存在していた秘密結社もこの人類補完計画を遂行しようとしています。多くの詳細が分かっていないものの、人類補完計画は｢生命の実｣と｢知恵の実｣というエデンの園にあったとされる2つの実を人類に与え、完全単一生命体に人類を進化させる計画なのではないかと考えられています。またエヴァンゲリオンの製造や使徒との戦いは発案者である碇ゲンドウが目指す人類補完計画の課程といわれています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序とはヱヴァンゲリヲン新劇場版の第1作目として2007年に公開された作品です。ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序はテレビアニメエヴァンゲリオンの第1話から第6話までを原作にリメイクされた作品となっており、絵柄やアクションシーン、ストーリーなどの全てが新たに書き下ろされています。ではここからはそんなヱヴァンゲリヲン新劇場版：序のあらすじについてまとめてネタバレ紹介していきます。

地球は｢セカンドインパクト｣と呼ばれる大災害に見舞われ、半分以上の人類の命が失われてしまいました。ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序はこの｢セカンドインパクト｣から15年が経った世界を舞台にしています。｢セカンドインパクト｣から15年後、主人公の碇シンジは碇ゲンドウという長年会っていない父親から呼び出され、第3新東京市を訪れました。第3新東京市を訪れた碇シンジは国連軍と使徒との戦いに巻き込まれてしまいます。

その混乱の中で碇シンジは国連に所属している特務機関｢NERV｣の本部を訪れ、碇ゲンドウと対面しました。実は碇ゲンドウは｢NERV｣の総司令官を務める人物であり、碇シンジへ使徒と戦うエヴァンゲリオンの初号機を見せました。そして碇ゲンドウは碇シンジへエヴァンゲリオン初号機のパイロットとなり、使徒と戦うよう命令します。突然パイロットになるよういわれた碇シンジは当たり前ですが、その碇ゲンドウの命令を拒否します。

すると碇シンジはエヴァンゲリオンのパイロットの1人である綾波レイが重傷を負っているのを目にします。それを見た碇シンジは使徒と戦うとを決意し、エヴァンゲリオン初号機のパイロットになることを決めます。当初碇シンジはシンクロ率の高さからエヴァンゲリオン初号機の操縦に成功しました。しかし第3新東京に襲来した第4使徒との戦いで転んでしまい、むちゃくちゃにされて頭部と腕を破壊されるという大ダメージを負います。

この第4使徒の強烈な攻撃で碇シンジはエヴァンゲリオン初号機の中で気絶してしまいました。その瞬間、エヴァンゲリオン初号機は暴走を開始して圧倒的な力を覚醒し、苦戦を強いられた第4使徒に逆転します。そしてエヴァンゲリオン初号機と碇シンジは第4使徒の自爆により、見事初陣での勝利を飾りました。

エヴァンゲリオン初号機の暴走によって使徒との戦いで勝利を飾った碇シンジは葛城ミサトという｢NERV｣の上司の家に居候を始めます。そして碇シンジは中学校に通うことになりました。しかし先の使徒との戦いで妹が怪我をしてしまった鈴原トウジは碇シンジへ怒りを感じていました。その後間もなくして第5使徒が襲来し、碇シンジは出撃します。しかし碇シンジは第5使徒の触手攻撃に苦戦し、山の中腹に投げ飛ばされてしまいます。

するとそこには使徒との戦いに巻き込まれそうになっていた鈴原トウジと相田ケンスケがいました。2人を見た碇シンジは葛城ミサトの撤退命令を無視してエヴァンゲリオン初号機に乗り込み、強行突破で第5使徒撃破に成功します。しかしその後、休む間もなく第6の使徒が第3新東京に襲来しました。この戦いでエヴァンゲリオン初号機が第6使徒の遠距離攻撃によって大ダメージを負い、パイロットの碇シンジは負傷してしまいました。

一方襲来した第6使徒は｢セカンドインパクト｣に続く｢サードインパクト｣を起こすべく、｢NERV｣の深部に磔となっている第2使徒リリスと接触しようとします。それを察知した碇ミサトは｢ヤシマ作戦｣と呼ばれる陽電子砲で第6使徒を狙撃する作戦を立案しました。当初碇シンジは負傷の恐怖で作戦参加を拒んでしまいます。しかし碇シンジは｢NERV｣で働く全員が命を賭けていることを知り、エヴァンゲリオン初号機への搭乗を決意します。

碇シンジは陽電子砲を放つものの、第6使徒を仕留めきれませんでした。これに碇シンジが絶望したことで、碇ゲンドウは見放そうとします。しかし碇シンジは奮い立ち、綾波レイとの共闘で見事第6使徒撃破に成功しました。その後碇シンジはどういう表情をしたらいいか迷う綾波レイへ、笑みを浮べながら｢笑えばいいと思うよ｣と話しかけます。一方その頃月面では、渚カヲルという謎に包まれた少年が棺桶から目覚めるのでした。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破とはヱヴァンゲリヲン新劇場版：序の続編にあたる作品です。エヴァンゲリオン新劇場版：破はヱヴァンゲリヲン新劇場版：序の公開から2年経った2009年に全国で公開されました。そんなヱヴァンゲリヲン新劇場版：破は原作アニメの第8話から第19話を軸に、原作に無い登場人物や物語が描かれています。ではここからはヱヴァンゲリヲン新劇場版：破のあらすじについてまとめてネタバレ紹介します。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破は真希波・マリ・イラストリアスというシリーズ初登場の新キャラクターが描かれています。マリは旧北極の｢NERV｣基地で実験途中に暴走した第3使徒を止めるため、エヴァンゲリオン仮設5号機で対処にあたります。そこでマリは第3使徒を撃破するものの、旧北極基地が自爆により無くなってしまいました。一方｢ヤシマ作戦｣を失敗した碇シンジは父と共に、亡くなった母・碇ユイのお墓参りをしてました。

その帰宅途中、碇シンジは海上から襲来する第7使徒の姿を発見します。するとエヴァンゲリオンシリーズのメインキャラクターの1人である式波・アスカ・ラングレーがエヴァンゲリオン2号機に搭乗し、一瞬で第7使徒を撃破しました。その後アスカは葛城ミサトの家に居候し、碇シンジと同じ中学校に通うことになりました。一方その頃碇ゲンドウは月面で開発途中のエヴァンゲリオン6号機（Mark.06）の視察を行なっていました。

しかしその間に第8使徒が衛星軌道上に出現し、｢NERV｣本部へと落下しようとしていました。それを知った碇シンジはエヴァンゲリオン初号機に搭乗し、エヴァンゲリオン2号機に乗るアスカとエヴァンゲリオン零号機に乗る綾波レイと協力し、第8使徒撃破に成功します。この戦いで碇シンジは碇ゲンドウに認められると共に、アスカとも強い絆を結びました。その頃アメリカではエヴァンゲリオン4号機消滅の事故が発生してしまいます。

これにより新たに開発していたエヴァンゲリオン3号機がアメリカから日本へ送られ、アスカがテストパイロットに志願します。しかしエヴァンゲリオン4号機は使徒により侵食されており、暴走してしまいます。碇シンジは4号機が使徒認定されたことから出撃するものの、アスカが搭乗していたため拒否します。すると碇ゲンドウの命令でエヴァンゲリオン初号機は無人操縦に変わり、アスカごと4号機の操縦席を破壊してしまいました。

アスカはエヴァンゲリオン初号機によって噛み砕かれたものの一命を取り留め、｢NERV｣内で｢貴重なサンプル体｣にされてしまいます。一方碇シンジはアスカの件で怒りが爆発し、｢NERV｣のジオフロントを破壊して葛城ミサトの家から出て行ってしまいました。その後第10使徒が来襲し、来日していたマリはエヴァンゲリオン2号機に乗って応戦します。しかしマリは第10使徒のA.T.フィールドに苦戦し、敗北してしまいました。

マリの敗北により、綾波レイがプロトタイプとされるエヴァンゲリオン零号機に搭乗して無謀ながら第10使徒に立ち向かいます。この時綾波レイはN2航空誘導弾を使い、自爆しようと考えていました。しかし自爆攻撃が防がれ、綾波レイが乗るエヴァンゲリオン零号機は第10使徒に捕食されてしまいます。このエヴァンゲリオン零号機が捕食される光景を見た碇シンジは碇ゲンドウの下へ戻り、再度エヴァンゲリオン初号機に搭乗しました。

その頃第10使徒は綾波レイが乗るエヴァンゲリオン零号機を捕食したことによって人型となり、｢NERV｣の奥深くまで進撃を開始します。そこでエヴァンゲリオン初号機に搭乗した碇シンジは迫る第10使徒を地表まで押し戻すことに成功します。しかし力を使い切った結果、エヴァンゲリオン初号機は活動限界により停止してしまいました。その瞬間、エヴァンゲリオン初号機は｢神に近いもの｣に覚醒し、第10使徒を見事撃破しました。

そして第10使徒を撃破したことにより、綾波レイは碇シンジによって救い出されます。しかし覚醒したエヴァンゲリオン初号機は｢疑似シン化第2形態｣と呼ばれる光の巨人となり、サードインパクトを引き起こそうとしてしまいました。その瞬間、光の巨人となったエヴァンゲリオン初号機は月面から襲来した渚カヲルが乗るエヴァンゲリオン6号機（Mark.6）のロンギヌスの槍がコアに命中し、サードインパクトが停止するのでした。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Qとはヱヴァンゲリヲン新劇場版：破の続編にあたる作品です。ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Qはストーリーなどの問題で制作の時間を有し、ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破の公開から2012年に公開されました。そんなヱヴァンゲリヲン新劇場版：Qは序と破から14年後の世界を舞台にした作品となっています。ではここからはヱヴァンゲリヲン新劇場版：Qのあらすじについてまとめてネタバレ紹介します。

渚カヲルが放ったロンギヌス槍により停止したサードインパクト。しかし人類は大災害を止めることが出来ず、｢ニア・サードインパクト｣が発生してしまいました。その後14年の時が経ち、｢NERV｣は内部分裂により｢ヴィレ｣という反｢NERV｣の組織が結成されていました。その頃碇シンジはエヴァンゲリオン初号機と共に衛星軌道上で漂っていました。実はニア・サードインパクトを引き起こしたのはエヴァンゲリオン初号機だったのです。

衛星軌道上に漂っていたエヴァンゲリオン初号機はエヴァンゲリオン殲滅を目論む｢NERV｣によって封印されていました。そんなエヴァンゲリオン初号機と碇シンジを奪うため、エヴァンゲリオン改2号機に乗った飛鳥とエヴァンゲリオン8号機に乗ったマリは出撃します。そして碇シンジはアスカとマリによって救出され、地球へ帰還を果たしました。その後｢AAAヴンダー｣と呼ばれる｢ヴィレ｣の旗艦の中で碇シンジは目覚めます。

しかし碇シンジはニア・サードインパクトを引き起こした張本人として危険人物扱いになり、エヴァンゲリオン初号機に二度と乗らせないよう自爆する首輪を付けられてしまいました。そこにはかつて第10使徒からすく出した綾波レイの姿はありませんでした。すると突然エヴァンゲリオン9号機（Mark.9）が｢AAAヴンダー｣に襲来します。そこで碇シンジは綾波レイの声を聞き、Mark.9と共に｢ヴィレ｣から立ち去ることを決意しました。

エヴァンゲリオン9号機に搭乗していたのはクローンとなった綾波レイであり、｢ヴィレ｣と敵対している｢NERV｣に所属していました。Mark.9と共に碇シンジは｢NERV｣本部を訪れ、渚カヲルと対面します。そこで碇シンジはニア・サードインパクトの経緯を聞き、エヴァンゲリオン13号機に乗るよう渚カヲルに命令されました。碇シンジは拒否するものの、渚カヲルから世界を再度やり直せるという話を聞かされるのでした。

世界復活の話を聞き、首輪を外された碇シンジはエヴァンゲリオン13号機の搭乗に承諾します。そしてエヴァンゲリオン13号機に乗った碇シンジと渚カヲルはエヴァンゲリオン9号機に乗るアヤナミレイと共に、セントラルドグマ最深部というニア・サードインパクトの爆心地へ向かいました。そこで碇シンジ達はかつてロンギヌスの槍を放ったエヴァンゲリオン6号機と第2使徒リリスの2体に刺さった巨大な2本の槍を発見します。

その2本の槍は人類補完計画を発動する鍵になっており、本来あるべき存在ではありませんでした。するとエヴァンゲリオン改2号機に乗ったアスカとエヴァンゲリオン8号機に乗ったマリが登場し、碇シンジ達の前に立ち塞がりました。激戦の中碇シンジは奮闘し、6号機と第2使徒に刺さった2本の槍を引き抜きます。しかしこの2本の槍は引き抜いては駄目なものであり、突然エヴァンゲリオン6号機の中にいた第12使徒が復活します。

復活した第12使徒はエヴァンゲリオン13号機を取り込み、コアを破壊しました。これがトリガーとなってエヴァンゲリオン13号機は覚醒し、｢ファーストインパクト｣が始まってしまいます。実はこれは第1使徒であった渚カヲルを使った碇ゲンドウの策略だったのです。そこで渚カヲルは2人のパイロットによってエヴァンゲリオン13号機が動いていることを見て首輪を使って自殺します。これによりファーストインパクトは阻止されます。

しかし碇シンジは渚カヲルと希望を失ったため、反応しないほど絶望してしまいました。すると生き延びたアスカが現れ、絶望する碇シンジを無理矢理｢ヴィレ｣の下へと連れて行きました。一方エヴァンゲリオン9号機に乗っていたアヤナミレイは｢ヴィレ｣の下へ行くアスカと碇シンジの後ろを付いていきました。そしてエヴァンゲリオン新劇場版：Qの結末を迎え、物語はシン・エヴァンゲリオン劇場版へと引き継がれるのでした。

ここまでヱヴァンゲリヲン新劇場版の序・破・Qのあらすじをまとめてネタバレ紹介しました。上述でご紹介した通り、ヱヴァンゲリヲン新劇場版序・破・Qはテレビアニメ版を原作に、ストーリーを新たに書き下ろした作品となっています。ではテレビアニメ版のエヴァンゲリオンはどういったあらすじになっているのでしょうか？ここからはテレビアニメ版と旧劇場版のエヴァンゲリオンのあらすじについてまとめてネタバレ紹介します。

時はセカンドインパクトによって人類の約半数が失われた世界。主人公の碇シンジは訪れた第3新東京市で碇ゲンドウからエヴァンゲリオン初号機に乗るよう命令されます。そこで碇シンジはエヴァンゲリオンに搭乗するボロボロの少女・綾波レイを目撃し、エヴァンゲリオン初号機に乗って使徒と戦うことを決意します。エヴァンゲリオン初号機に搭乗することを決意した碇シンジは数々の使徒との激戦をかいくぐり成長していきます。

その中で碇シンジは人類が第1使徒のアダムを発見したことでセカンドインパクトが起き、使徒を倒さなければサードインパクトも起こってしまうと葛城ミサトに聞かされます。その後惣流・アスカ・ラングレーが合流し、碇シンジは戦う覚悟を決めたことでエヴァンゲリオン初号機の本当の力を覚醒させました。しかし碇シンジは使徒との戦いで綾波レイを亡くしてしまいます。さらにアスカも戦いの中で廃人状態となってしまいました。

アスカと綾波レイを失ったことで、渚カヲルが新たなパイロットとして合流します。しかし渚カヲルの正体はタブリスと呼ばれる使徒であり、エヴァンゲリオン初号機に乗る碇シンジは渚カヲルの意思で彼を握りつぶして殺害します。その後絶望した碇シンジは精神世界へと行き、エヴァンゲリオンや使徒がいない可能性に満ちあふれた世界を目にします。自分の存在意義を見出した碇シンジは｢おめでとう｣と登場人物達に祝福されるのでした。

旧劇場版のアニメエヴァンゲリオンは｢DEATH&REBIRTH（シト新生）｣と｢Air/まごころを、君に｣、｢DEATHE（TRUE）2/Air/まごころを、君に｣といった3作品があります。まず｢シト新生｣はテレビアニメ版の内容を再編集した｢DEATH｣パートと最終回で回収出来ていないストーリーを描いた｢REBIRTH｣パートに分かれています。｢DEATH｣パートはテレビアニメ版と同じく、渚カヲルこと最後の使徒を倒して結末を迎えます。

その後テレビアニメ版では碇シンジが精神世界へと旅立ってしまいます。しかし旧劇場版の｢REBIRTH｣パートでは突如秘密結社｢ゼーレ｣が碇ゲンドウに反旗を翻し、｢NERV｣の基地を占拠してしまいます。そこで碇シンジは葛城ミサトを失いながらもエヴァンゲリオンに再度搭乗します。一方精神が崩壊してしまったアスカも復活し、エヴァンゲリオンへ乗り込みました。そしてエヴァンゲリオンの量産型が登場したところで結末を迎えます。

｢シト新生｣の物語は｢Air/まごころを、君に｣で完結します。エヴァンゲリオン2号機に乗り込んだアスカは｢ゼーレ｣が送り込んだエヴァンゲリオン量産型と死闘を繰り広げます。しかしアスカは数に圧倒され、最終的にロンギヌスの槍で沈黙し、捕食されてしまいます。その光景を見て碇シンジが精神崩壊させたことでエヴァンゲリオン初号機は依り代となり、｢ゼーレ｣が目的として掲げていたサードインパクトが始まってしまいました。

サードインパクトが起こったことで人類は全て液状化し、｢黒い月｣と呼ばれる場所へ集まって全人類が補完されます。しかし碇シンジは従来の世界を望んで補完された世界を拒絶し、アスカと2人で元の世界に戻ります。そしてアスカが自身の首を絞める碇シンジへ｢気持ち悪い｣と言い、結末を迎えます。そして最後の｢DEATH（TRUE）2/Air/まごころを、君に｣は全ての旧劇場版のストーリーを繋げた本当の完成品になっています。

基本的にエヴァンゲリオンシリーズはテレビアニメを原作にして展開されています。まず旧劇場版はテレビアニメの結末を変更した作品であり、本当のストーリーの完結までが描かれています。漫画版はテレビアニメでキャラクターデザインを担当した貞本義行が作画を務め、独自の解釈が追加されています。そしてヱヴァンゲリヲン新劇場版序・破・Qはテレビアニメをリメイクした作品であり、全く違うストーリーが描かれています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズは序と破とQの3部作が公開された後、2018年にタイトルを従来に戻した最終章｢シン・エヴァンゲリオン劇場版｣の放映が正式発表されました。当初新劇場版シリーズ最終章であるシン・エヴァンゲリオン劇場版は2020年に公開される予定でした。しかし公開が延期されることになり、2020年の10月にシン・エヴァンゲリオン劇場版は2021年の1月23日に全国公開されることが発表されました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版は2019年に｢0706作戦｣というイベントで冒頭10分の映像を公開しました。この冒頭10分映像はコア化されたパリの市街が舞台となっていました。コア化により赤く染まったパリ市街で｢ユーロNERV第1号封印柱｣の復元作業をするため、エヴァンゲリオン8号に乗るマリを筆頭に｢AAAヴンダー｣やリツコとマヤによる作業員、｢パリカチコミ艦隊｣が登場しました。

しかし航空に特化したエヴァンゲリオン｢EVA44A｣や陽電子砲を装備したエヴァンゲリオン｢EVA4444C｣、電力供給を専門とするエヴァンゲリオン｢EVA44B｣といった｢NERV｣の部隊が襲来します。そんな｢NERV｣の部隊をマリがエヴァンゲリオン8号機で殲滅し、無事パリ市街は元の状態に復元されました。そして｢ヴィレ｣が旧ユーロ｢NERV｣が所持していたエヴァンゲリオンのパーツや設備を回収したところで10分映像は終了しています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qに関する感想では新劇場版シリーズが面白いといった感想が多く寄せられていました。ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qはテレビアニメ版を原作にストーリーやキャラクター達が一新されており、新しいエヴァンゲリオンとして楽しむことが出来る作品となっています。そのためヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qはエヴァンゲリオンシリーズファンから非常に高い人気を博しています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qに関する感想では内容が難しいといった感想も多く寄せられていました。エヴァンゲリオンシリーズは独自の用語や謎が非常に多い作品として知られており、未だに考察がネット上に多数浮上しています。なのでヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qも難解な描写が多々あり、多数のエヴァンゲリオンファンの頭を悩ませています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qに関する感想ではテレビアニメ版と旧劇場版を見てから見るべきといった感想も多く見受けられました。本記事でご紹介した通り、ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qはテレビアニメ版を原作に制作したリメイク作品となっているため、テレビアニメ版と旧劇場版の内容が引き継がれています。このことからテレビアニメ版と旧劇場版を見ることでより一層楽しむことが出来るといえるでしょう。

本記事ではヱヴァンゲリヲン新劇場版：序・破・Qについて物語のあらすじやシン・エヴァンゲリオン劇場版の概要などをまとめてご紹介しました。ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズは2021年の1月に公開が予定されているシン・エヴァンゲリオン劇場版でようやく結末を迎えます。エヴァンゲリオンファンの方は是非本記事の内容で序・破・Qのおさらいをして頂き、シン・エヴァンゲリオン劇場版の公開をお待ち下さい。