【エヴァンゲリオン】葛城ミサトの声優は三石琴乃！代表作やアニメで演じたキャラは？

今回は「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する葛城ミサトのアニメ声優を務める三石琴乃さんについて、そのプロフィールや若い頃の活躍、代表作や演じたアニメキャラについてみてきます。

さらに、三石琴乃さんの演じた葛城ミサトの過去や加持リョウジとの関係、新劇場版での活躍などを紹介し、かわいい魅力に迫っていきます。そして、葛城ミサトの名前の由来やモデル、名言・名セリフについても紹介していきます。まず、次に「新世紀エヴァンゲリオン」の作品情報をみていきます。

「新世紀エヴァンゲリオン」はテレビ東京系列で、1995年10月4日～1996年3月27日に全26話が放送されたSFロボットアニメです。「新世紀エヴァンゲリオン」は放送当時、社会現象を巻き起こし、今なお根強い人気を誇る大ヒットアニメとなっています。また「新世紀エヴァンゲリオン」は漫画化もされており、角川書店の「月刊少年エース」や「ヤングエース」で、1994年12月26日～2013年6月4日の期間に連載されていました。

さらに「エヴァンゲリオン新劇場版」シリーズ（全4作品）の第1作目「序」が2007年9月1日に、2作目「破」が2009年6月27日に、3作目「Q」も2012年11月17日にそれぞれ公開となり、2021年1月23日には待望の完結編である4作目の「シン・エヴァンゲリオン劇場版（シン・エヴァ）」が公開を迎える予定となっています。

大災害セカンドインパクトにより世界の人口が半分になる被害を出してから15年が経ち、14歳の少年・碇シンジは長年別々に暮らしていた特務機関NERVの総司令を務める父親の碇ゲンドウから、第3新東京市に来るように突然呼び出されます。そして、エヴァンゲリオン初号機のパイロットになり、謎の生命体・使徒と戦うように命じられた碇シンジは一度は断るものの、その後引き受け、使徒との戦いを通して使命感に目覚め始めます。

「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する葛城ミサトは、紫がかった長い黒髪とタイトな服装が特徴的なスタイル抜群の美女です。そんな葛城ミサトは1986年12月8日生まれ、年齢は29歳、身長は163cm、体重は47kgで血液型はA型です。また、葛城ミサトは特務機関「NERV（ネルフ）」の戦術作戦部作戦局の第一課に所属し、当初の階級は一尉でしたが、後に三佐に昇格しました。

また、葛城ミサトは主人公の碇シンジやドイツからやって来た惣流・アスカ・ラングレーの保護者的な立場で、直属の上司でもあります。そして、2人と一緒に暮らし、2人を手元に置いて、時に支え合い、時に衝突し合いながら教育しています。

葛城ミサトは職務中は軍人として厳格な行動を心がけていますが、私生活では作戦中の凛々しい姿を一切感じさせないほど、気さくで明るい性格に一変します。また、自宅での葛城ミサトはかなりズボラで家事も一切しません。そして、彼女と一緒に暮らしている碇シンジと惣流・アスカ・ラングレーに家事を任せ、葛城ミサト自身は朝からビールを飲んでくつろぐ姿がよく描かれています。

「新世紀エヴァンゲリオン」で葛城ミサトの声優を務めている三石琴乃さんは、東京都出身で1967年12月8日生まれ、身長は160cm、血液型はA型で「琴ちゃん」や「琴ちゃわん」の愛称で親しまれています。また、三石琴乃さんはアニメ「エースをねらえ！ ファイナルステージ」の友代役で声優デビューを果たし、事務所には所属しておらずフリーで活動しています。

三石琴乃さんは声優のみならず、舞台女優やナレーターとしても活躍しています。特に有名なのがカー用品を取り扱うチェーン店を全国規模で展開する「イエローハット」のCMのナレーションです。代表作の「エヴァンゲリオン」葛城ミサトや「美少女戦士セーラームーン」月野うさぎとはまた違ったハイテンションなナレーションが話題となっています。

他にも、三石琴乃さんは多くのCM、テレビ番組、交通機関などでナレーションをしており、誰もがその声を一度は耳にしたことがあると言われるほど、幅広い活躍をみせています。

知名度が高く、もはや大御所声優と言われる活躍をみせる三石琴乃さんですが、そもそも最初から声優を志していたわけではないそうです。実は三石琴乃さんは高校時代には保育士を目指していたそうです。しかし、よく聞いていたラジオドラマの影響で「しゃべる仕事」に興味を持つようになります。

そして、高校卒業後に勝田声優学院に入り、スイミングスクールの受付やエレベーターガールなどのアルバイトをしながら声優になる勉強に取り組みます。その後、東京都庁への就職し、大気汚染の無線連絡係などをしていたそうですが、北海道電力泊発電所安全PRビデオにレポーターとして出演し、プロデビュー。声優としては1989年にテレビアニメ「エースをねらえ！ ファイナルステージ」でデビューを果たしています。

その後、1991年に放送された「ジャンケンマン」で初のレギュラーキャラに抜擢され、さらに翌年の1992年に「美少女戦士セーラームーン」の主人公である月野うさぎ役を演じ、一躍ブレイクしました。そして、この「美少女戦士セーラームーン」は社会現象となり、国内外で大ヒットする人気アニメとなりました。また、三石琴乃さんは「美少女戦士セーラームーン」シリーズで主人公の声だけでなく、主題歌も歌っています。

三石琴乃さんが歌ったのは1994年の「美少女戦士セーラームーンS」の92話〜127話のエンディング主題歌「タキシード・ミラージュ/愛の戦士」で、他のセーラー戦士役の富沢美智恵さん（セーラーマーズ）、久川綾さん（セーラーマーキュリー）、深見梨加さん（セーラーヴィーナス）、篠原恵美さん（セーラジュピター）と一緒に歌っています。

このように、順調に見える三石琴乃さんのデビューからブレイクまでの経歴ですが、新人の頃はそれなりの苦労もあったそうです。新人の頃の三石琴乃さんは事務所が受けたグラビア撮影や販促イベントでのトークをこなしたり、人生初のレコーディングではトラウマになるほど、何度も取り直しをさせられたりしたそうです。

また、若い頃は専属のマネージャーもいなかったことから、ファンからのストーカー被害にも悩まされたそうです。

そんな苦労も経て、1995年に三石琴乃さんは、社会現象となったテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で葛城ミサト役を演じ、一気に大人の女性役を演じる機会が増えることとなります。そして、2005年には国民的アニメ「ドラえもん」の3代目・野比玉子（のび太のママ）の声優に選ばれます。

さらに、日本でも大人気の海外ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」の日本語吹替版にも出演し、主演のエレン・ポンピオさんが演じるメレディス・グレイの声を担当しています。その後、三石琴乃さんは所属していた事務所「アーツビジョン」を退所。フリーで活動するようになります。

「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」のイベントで1曲歌うことになった三石琴乃さんでしたが、当時はお金がなかったため、友達にワンピースを貸してもらったそうです。また、サウンドトラックのキャラソンを声優が歌うという企画だと思って、軽い気持ちでメインキャラの歌を歌ったそうです。

しかし、その「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」のCDが予想以上の反響でオリコンチャート入りし、業界が騒然となったそうです。三石琴乃さんは数々の伝説を残していますが、こちらもそれらの伝説の中の1つとして知られています。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、1つ目は「美少女戦士セーラームーン」の月野うさぎです。アニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズは1992年3月〜1997年2月にかけて、全5シリーズ計201話がテレビ朝日系列で放送され、劇場版も何作か公開されました。さらに、2014年7月からはWebアニメとして「美少女戦士セーラームーンCrystal」シリーズの放送がスタートしました。

そして、2021年1月と2月には「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal」の前編と後編がそれぞれ公開をされる予定となっています。葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた月野うさぎは「美少女戦士セーラームーン」シリーズの主人公で、明るく天真爛漫な少女でしたが、人間の言葉をしゃべる黒猫のルナと出会い、月を守護星とするセーラームーンに変身して妖魔と戦うことになります。

また、月野うさぎは勉強も運動も苦手で、ドジっ子ですが、誰よりも純粋な心を持ち、どんな相手ともすぐに仲良くなれます。さらに、月野うさぎと仲間との関係について、セーラー戦士の中では火野レイと最も仲が良く、喧嘩ばかりしていますが実は姉妹のような間柄です。さらに、タキシード仮面こと地場衛とは恋人同士になります。

ちなみに、三石琴乃さんは1992年〜1997年版のみならず、2014年版「美少女戦士セーラームーンCrystal」シリーズでも、月野うさぎ役を続投しており、ファンからは再び三石琴乃さんが演じる月野うさぎの声が聞けるのが「嬉しい」という声が多く上がりました。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、2つ目は「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の菅生あすか役です。アニメ「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」は1991年3月〜1991年12月に全37話が日本テレビ系列で放送され、1992年〜2000年にかけては複数のOVAも発表されています。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた菅生あすかは「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の主人公の幼馴染でヒロインです。ショッピングが大好きな自動車メーカーの社長の娘で、オーナー代理という形でスゴウアスラーダチームに参加しています。

この菅生あすか役を演じた頃、三石琴乃さんはまだ駆け出しの声優だったそうですが、この頃から主要キャラを演じることが多くなってきたそうで、その実力の高さが伺えると言われています。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、3つ目は「少女革命ウテナ」の有栖川樹璃役です。アニメ「少女革命ウテナ」は1997年4月〜12月にテレビ東京系列で放送され、1999年には劇場版「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」も公開されました。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた有栖川樹璃（ありすがわじゅり）はフェンシング部の部長で、生徒会の一員でもあります。有栖川樹璃はその美貌を活かして、高級ブランドのモデルとしても活躍している男装の麗人で、その魅力から女の子からの高い人気を集めています。また、有栖川樹璃は作中で主人公の天上ウテナと決闘を2度行っており、2度ともウテナに負けてしまいますが、剣の実力では確かです。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、4つ目は「烈火の炎」の陽炎役です。アニメ「烈火の炎」は1997年7月〜1998年7月に全42話がフジテレビ系列で放送されていました。葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた陽炎（かげろう）は、当初、主人公・花菱烈火の敵のような存在として登場。「影法師」と名乗り、烈火を試すような行動ばかり取っていました。

その後、その正体が亡くなったとされていた烈火の実の母親で、名前が陽炎であることも判明。術の副作用のために不死身の身体となったことや、見た目にそぐわない422歳という驚きの年齢であることも明らかとなりました。声優の三石琴乃さんは「新世紀エヴァンゲリオン」で葛城ミサトの声優を務めてから、陽炎のような大人の女性役に抜擢されることが多くなっているそうです。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、5つ目は「GTO」の神崎麗美役です。アニメ「GTO」は1999年6月〜2000年9月に全43話と特別編がフジテレビ系列で放送されました。葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた神崎麗美は中等部3年4組の生徒です。彼女はオッドアイに金髪という印象的な容姿を持ち、IQ200以上の頭脳により文部省からの特別待遇を受けています。

神崎麗美はその頭脳を使い、証拠を残さないやり口での授業妨害を行うことで、過去に教師を何人も追い詰めていました。しかし、担任の鬼塚英吉と出会い、授業テロを行わなくなってからは、鬼塚英吉に甘える姿や嫉妬する姿など、子どもっぽい一面もみせています。「GTO」作中では、三石琴乃さんが出演している「新世紀エヴァンゲリオン」と「機動戦士ガンダム」のパロディネタが多く登場しています。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じるキャラ、6つ目は「名探偵コナン」の水無怜奈役です。アニメ「名探偵コナン」は1996年1月から日本テレビ系列で現在（2020年現在）も放送中で、スペシャルアニメも複数制作されています。さらに、劇場版「名探偵コナン」シリーズも1997年から毎年のように公開されており、OVAやWebアニメも制作されています。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた水無怜奈の表の顔は、人気アナウンサーの「水無怜奈」ですが、実はそれは偽名で本名は本堂瑛海。本堂瑛祐の姉で、黒の組織に潜入しているCIA諜報員です。黒の組織でのコードネームは「キール」、組織内で正体を疑われたため、主人公の江戸川コナンや赤井秀一と示し合わせて赤井秀一の死を偽装し、組織に再潜入しました。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、7つ目は「機動戦士ガンダムSEED」のマリュー・ラミアス役です。アニメ「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月〜2003年9月に全50話がTBS系列で放送されました。葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じたマリュー・ラミアスは、地球連合軍の士官として登場しましたが、その後、強襲機動特装艦アークエンジェルの艦長となります。

その身体能力はかなり高く、スタイルも抜群で地球連合軍のエースパイロットとして活躍するムウ・ラ・フラガとは恋人同士です。さらに、葛城ミサトも「エヴァンゲリオン新劇場版：Q」でAAAヴンダーの艦長をしていることから、声優繋がりでマリュー・ラミアスとの共通点も指摘されています。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、8つ目は「ドラえもん」の野比玉子役です。アニメ「ドラえもん」は第1期が1973年4月〜9月に全52話（1回の放送で15分2話）が日本テレビ系列で放送され、第2期は1979年4月〜2005年3月に全1787話と特番作品全30話がテレビ朝日系列で放送されました。

そして、主だった声優陣が一新された第3期は2005年4月から放送を開始し、現在（2020年現在）もテレビ朝日系列で放送中となっています。また、劇場版作品も1980年から2020年8月までに数十作品以上が公開されています。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた野比玉子は、主人公であるのび太の母親です。いつも成績の悪いのび太に怒っている厳しい母親のイメージが強い彼女ですが、作中では誰かから本名の「玉子」で呼ばれることはあまりありません。2005年からスタートした第3期で「ドラえもん」の声優陣が一新されたことで、三石琴乃さんが3代目の野比玉子を演じることとなりました。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんの代表作や演じたキャラ、9つ目は「ゾンビランドサガ」の山田たえ役です。アニメ「ゾンビランドサガ」は第1期が2018年10月〜12月に全12話がAT-Xで放送され、第2期の「ゾンビランドザガ リベンジ」の制作決定も発表されました。

葛城ミサトのアニメ声優・三石琴乃さんが演じた山田たえは、謎多きゾンビ0号で、誕生日も死因も分かっていません。また、山田たえは「伝説の山田たえ」の異名を持ち、うめき声しか発することができないため、ライブで歌うことはありません。当初、山田たえの声優は「？」でシークレットとされていましたが、3話目でようやく三石琴乃さんが声優であることが明かされました。

葛城ミサトのかわいい魅力、1つ目は加持リョウジとの関係です。葛城ミサトは特殊監査部に所属する加持リョウジと、エヴァンゲリオン開発責任者である赤木リツコの2人とは、大学時代からの仲で、かつて加持リョウジと恋人同士だった時期もありました。しかし、葛城ミサトの抱える心の闇が原因で一度は破局。その後、久々に再会したときにまだ互いのことを好きであることが分かり、復縁しました。

葛城ミサトのかわいい魅力、2つ目は過去です。15年前、葛城ミサトの父親は葛城調査隊の隊長として南極に向かい、葛城ミサトも同行しました。その際、彼女たちはセカンドインパクトに遭遇し、父親が葛城ミサトを守り抜いたため、調査隊の中で彼女だけが生き残りました。この出来事のショックから、葛城ミサトは失語症になり、お腹から脇腹にかけて大きな裂傷を負いました。その傷跡は今でも彼女の身体に残っています。

さらに、葛城ミサトは父親に対して愛と憎しみの混じった複雑な想い抱くようになり、恋人の加持リョウジに対しても無意識に父親の姿を重ねてしまいます。そして、自分が怖くなった当時の葛城ミサトは加持リョウジとの別れを選んだのでした。

このように、壮絶な過去を持つ葛城ミサトは、セカンドインパクトの原因となった使徒に対し、激しい憎悪と復讐心を持っています。そのため、碇シンジらエヴァンゲリオンのパイロットたちに過酷な作戦を実行させることがあります。

葛城ミサトのかわいい魅力、3つ目は碇シンジとの関係です。葛城ミサトは碇シンジ同様、父親に対して複雑な感情を抱いています。そのため、葛城ミサトと碇シンジは何度も衝突しながらも、徐々に互いに共感し合うようになります。そして、最初は碇シンジの上司であり保護者という立場でしたが、やがて疑似家族のように強い絆で結ばれることとなります。この2人の関係は公式でも以下のように表現されています。

葛城ミサトのかわいい魅力、4つ目は「エヴァンゲリオン」のもう1人の主人公なところです。葛城ミサトは主人公の碇シンジを含め、エヴァンゲリオンのパイロットたちと同じくらい出番があり、活躍シーンも多く描かれています。

さらに、原作者であり監督の庵野秀明さんも企画初期の段階から、碇シンジと葛城ミサトの2人を主人公としたことを明言しており、この設定が今でも続いているのかは分かりませんが、ファンの間では何かと特別扱いされている葛城ミサトについて「碇シンジと双璧をなすもう1人の主人公」だと言われることが多くなっています。

葛城ミサトのかわいい魅力、5つ目は新劇場版での活躍です。テレビ版の「新世紀エヴァンゲリオン」と「エヴァンゲリオン新劇場版」では初期の階級が異なるなど、葛城ミサトについて若干の設定が変わっている部分があるものの、基本的な立場は変更されていません。ただ、新劇場版での葛城ミサトはテレビ版よりも性格やセリフが大人っぽくなっていると言われています。

また、葛城ミサトは「エヴァンゲリオン新劇場版：破」の終盤で、自身の使命よりも碇シンジの意志を尊重し、世界を危険に晒してしまいます。さらに、その次の「エヴァンゲリオン新劇場版：Q」では反NERV組織である「WILLE（ヴィレ）」の幹部で空中戦艦のAAAヴンダーの艦長として登場し、階級は大佐に昇格していました。

さらに「Q」の葛城ミサトは性格もガラリと変わっており、冷徹で厳格な性格になっていました。そして、碇シンジに対しても厳しい態度をとっていましたが、その一方で碇シンジの命を奪う決断を躊躇するなど完全に情を失ったわけではないようでした。

葛城ミサトのかわいい魅力、6つ目はスパロボでの活躍です。「新世紀エヴァンゲリオン」の登場キャラやエヴァンゲリオンは、人気のロボットゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズにも登場します。そんな「スパロボ」で葛城ミサトは原作と同様に主人公の所属する部隊を指揮する現場の指揮官として活躍しています。

葛城ミサトは高い権限を持ちながらその人柄の良さで「話の分かるお姉さん」的な存在として、「スパロボ」でもパイロットたちから慕われています。

葛城ミサトの名前は、大日本帝国のとき海軍が所有していた海軍雲龍型航空母艦「葛城」と、漫画家の成田美名子先生の漫画「あいつ」の主人公・泉みさとが由来だと言われています。さらに、葛城ミサトの恋人・加持リョウジも同じく「あいつ」のもう1人の主人公・沢田涼司（りょうじ）が名前の由来だと言われており、名前の由来に関しても葛城ミサトと加持リョウジには共通点があることが分かります。

「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザイン担当の貞本義行さんによると、葛城ミサトのキャラクターは「ルパン三世」のキャラ・峰不二子をイメージし、それをベースに前髪に関しては「美少女戦士セーラームーン」の主人公・月野うさぎをモデルにしたそうです。

また、原作者で監督の庵野秀明さんも三石琴乃さんを宴会で見かけ、葛城ミサトのイメージの参考にしたと語っており、オーデションで葛城ミサトの声優が三石琴乃さんに決定したときにはその偶然に驚いたそうです。

葛城ミサトの名言、1つ目は「サービス、サービス…」です。葛城ミサトは「新世紀エヴァンゲリオン」の全話の次回予告を担当し、その予告の締めの言葉として頻繁に登場したのがこの名言でした。ファンの間で非常に話題になり、人気のあった名言ですが、後半で重めのシリアスな展開が続くようになると、このセリフも使用されなくなりました。以下がその名言の全文です。

葛城ミサトの名言、2つ目は「奇跡ってのは…」です。葛城ミサトは奇跡に頼って何もしないことを嫌い、そして自分や周囲がそうなってしまうことを恐れています。普段は明るく楽観的な性格で冗談もよく言う葛城ミサトですが、絶体絶命の危機に陥ったときにはどれほど成功の確率が低くても生き残るために最善を尽くす強さを見せます。

また、他のシーンでも葛城ミサトは「奇跡を待つより、捨て身の努力よ」というセリフを発しており、「奇跡ってのは…」の名言とともにこちらも名言とされています。以下がその名言の全文です。

葛城ミサトの名言、3つ目は「鳴らない電話を気にして…」です。葛城ミサトはかつて恋人同士だった加持リョウジと久々に再会し、よりを戻します。しかし、それも束の間、加持リョウジは葛城ミサトの前からいなくなってしまいます。葛城ミサト自身も加持リョウジの行き着く先をすでに悟っていますが、それを認めたくない想いのために葛藤します。

しかし、そのように苦しい中でも葛城ミサトは加持リョウジが彼女に託した情報を無駄にしてしまわないように、彼の想いに答えるために動き出します。このセリフはそんな葛城ミサトが発した名言として知られています。以下がその名言の全文です。

こちらは「新世紀エヴァンゲリオン」で葛城ミサトの声優・三石琴乃さんに関するツイートです。葛城ミサトと「ドラえもん」のび太のママが同じ声優だということで、プロの凄さを実感したそうです。

こちらも「新世紀エヴァンゲリオン」で葛城ミサトの声優・三石琴乃さんに関するツイートで、様々なキャラの声優がみんな三石琴乃さんだったとして、凄いと絶賛されています。

こちらも「新世紀エヴァンゲリオン」で葛城ミサトの声優・三石琴乃さんに関するツイートです。三石琴乃さんが演じた「機動戦士ガンダムSEED」マリュー・ラミアス艦長と、同じく艦長役の「エヴァンゲリオン新劇場版：Q」の葛城ミサトがリンクするという感想で、三石琴乃さんはこのような役柄が似合うという感想となっています。

いかがでしたか？「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサトの声優・三石琴乃さんのプロフィールや活躍、「美少女戦士セーラームーン」などの代表作や演じたアニメキャラ、名言を紹介し、そのかわいい魅力に迫ってきました。そして、葛城ミサトはかつて加持リョウジと恋人同士でしたが、一度破局し、その後よりを戻したこと、父親との確執という共通点を持つ碇シンジとは疑似家族のような間柄であることなどが分かりました。

また、葛城ミサトの名前の由来は戦艦や漫画「あいつ」の主人公の名前で、キャラデザインは月野うさぎを参考にしていることなどが分かりました。今後も葛城ミサトの声優・三石琴乃さんの活躍に期待していきましょう！