【名探偵コナン】毛利小五郎の警察を辞めた理由は?当時の階級や経歴を紹介

名探偵コナンの中で探偵として活躍する毛利小五郎ですが、実は前職は警察官であった事が明らかになっており度々その関係性が登場しています。しかし警察を辞めた理由は劇場版名探偵コナン14番目の標的の中でしか描かれておらず、知らないという人も多くなっています。今回は名探偵コナンの毛利小五郎の過去について、警察時代の階級やクビの原因になった拳銃の扱いについてなどもまとめて紹介していきます。

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目次

  1. 毛利小五郎とは?
  2. 毛利小五郎が警察を辞めたのはなぜ?理由を考察
  3. 毛利小五郎と妻・妃英理は離婚している?別居の理由は?
  4. 毛利小五郎の経歴や警察時代の階級
  5. 毛利小五郎のかっこいい名言や名シーン・エピソード集
  6. 毛利小五郎のアニメ声優
  7. 毛利小五郎に関する感想や評価
  8. 毛利小五郎が警察を辞めた理由まとめ

毛利小五郎とは?

名探偵コナンの中でコナンの活躍のおかげもあって「眠りの小五郎」として抜群の知名度を誇っているのが毛利小五郎です。今回はそんな毛利小五郎の過去、特に14番目の標的で明かされた警察を辞めた理由についてを中心にまとめて紹介していきます。

名探偵コナンの作品情報

名探偵コナンの概要

名探偵コナンは1994年から小学館の発行する週刊少年サンデーにて連載されている推理漫画です。2020年10月現在も連載中の作品で、サンデー連載作品史上最長の連載期間作品となっている作品で、様々なメディアミックスが展開されいずれでも高い人気を獲得しています。

名探偵コナンのあらすじ

高校生探偵として「日本警察の救世主」とまで呼ばれるようになった工藤新一。ある日、幼馴染の毛利蘭と遊園地に遊びに行った所、「黒の組織」の取引現場を目撃してしまいます。好奇心にかられて夢中になっていた事で「黒の組織」の仲間が背後から迫っているのに気づかず、殴打された上に毒薬を飲まされてしまい目が覚めると身体が小学生のように小さくなっていました。こうしてコナンとなった新一は毛利蘭の家に転がり込む事になるのです。

毛利小五郎のプロフィール

毛利小五郎は毛利蘭の父親で私立探偵をしています。小五郎が探偵をしている事がコナンとなった新一が毛利家に転がり込む事になった要因でもあるのです。連載当初は素っ頓狂な推理を披露してコナンがそれを補う面も目立つようなコミカルなキャラクターでしたが、「眠りの小五郎」として有名になり場数を踏んだ経験もある為か、徐々にコナンも驚くような推理を披露する事もあるキレ者である一面を発揮するようになっています。

出身高校は新一や蘭も通っている帝丹高校で、当時から後の妻になる妃英理や、新一の母親である工藤有希子と同級生でした。基本的にはお調子者な性格で娘の蘭に対しても憮然とした態度をする事が多いですが父親として強い愛情を持っており、特に蘭自身が狙われる事も多い劇場版では身を挺して助けようとする場面も多くなっています。

私立探偵になる前の前職では警察官をしており、学生時代や警察官時代の知り合い・関係者が登場する事も多くなっています。多くの場合は好意的な形で描かれる事が多く、彼らが関わる事件ではずば抜けた推理力を発揮する場面も多いです。

毛利小五郎の年齢

見た目のわりに意外と若いのでは?と言われる事もある毛利小五郎ですが、高校生の娘である蘭がいる事を考えると若く年齢は38歳である事が発覚しています。長らく年齢については触れられてきませんでしたが、原作やアニメの中でも描かれている公式情報になっており、原作では78巻収録の「ミステリートレイン」にて、アニメでは原作同等部分に当たる701話~704話で展開された「漆黒の特急」にて描かれました。

名探偵コナン

毛利小五郎が警察を辞めたのはなぜ?理由を考察

警察を辞めた理由は映画「14番目の標的」で判明

元は警察官だった事自体は原作でも度々描かれる毛利小五郎の経歴の1つですが、警察をクビ・辞めた理由が描かれているのは劇場版名探偵コナンの第2作に当たる「14番目の標的」の中です。映画「14番目の標的」では真犯人が本来の標的と犯人像を結び付けない為に「警察時代の毛利小五郎が逮捕した犯人が毛利小五郎への復讐を行っている」という筋書きを作った事が毛利小五郎の警察をクビ・辞めた理由が語られるきっかけとなりました。

この筋書きと本来狙いたい標的のキャラクターの名前に数字が入っている事から犯人は毛利小五郎の関係者で名前に数字を持つ人物、目暮警部、妃英理、阿笠博士をトランプの数字に擬えて襲撃、この事から浮かび上がった警察の捜査線上に浮かび上がった犯人像が犯人の思惑通り、毛利小五郎が警察時代に捜査・逮捕し警察をクビ・辞めた理由になった「村上丈」という人物でした。

村上丈はちょうど事件が起きる1週間前に仮出所をしたばかりであり、同時に行方不明にもなっていた事、毛利小五郎に直接逮捕されたという事実が警察の捜査線上に村上丈の名前を浮上させる要因になっています。「14番目の標的」劇中では一連の事件から白鳥刑事によってコナンと蘭に当時の事を説明する形で毛利小五郎が警察をクビ・辞めた理由が説明される事になります。

余談ですが、名探偵コナンでは原作漫画だけでなく、他のメディアミックスで初登場したキャラクター、設定がそのまま原作漫画に踏襲される例も多くなっています。劇場版が初登場だった白鳥刑事などが後に原作漫画でも登場するようになった例、劇場版14番目の標的で初めて判明した目暮警部の名前「十三」などが代表的ですが、毛利小五郎が警察をクビ・辞めた理由もまた劇場版14番目の標的から原作に踏襲された設定の1つになっています。

人質にされた妃英理に発砲し警察をクビになった?

当時、毛利小五郎はトランプ賭博のディーラーを行った容疑者として村上丈の取り調べを行っていました。取り調べの途中、村上丈が「トイレに行きたい」と言うので毛利小五郎は調書を取っていた警察官に村上のトイレ同行を任せますがトイレに行った村上丈は警察官の隙をついて拳銃を奪い逃走を計ります。そこに偶然居合わせたのが泊まり込みで捜査をする毛利小五郎の為に服などを届けに来ていた妃英理とまだ幼い毛利蘭でした。

村上丈は妃英理を人質にして逃走しようとしそこに毛利小五郎が駆けつけます。迷わず村上丈に拳銃を向ける毛利小五郎は拳銃を発砲、その弾は人質となっていた妃英理の足を掠めてしまいます。まさか発砲するとは考えていなかった村上丈は動揺し、その隙をついて毛利小五郎は2発目を発砲、村上丈の拳銃を撃ち落とすと村上丈は応援に駆けつけた警察官達に取り押さえられる事になるのでした。

犯人確保の為とはいえ警察署内で拳銃を発砲した毛利小五郎は、警察署内での許可なき発砲はもちろん、自身の妻とはいえ人質がいる状態で発砲した上に怪我を負わせた事で責任を取らされる事になります。形式的には依頼退職という形になっていますが、その実は実質懲戒免職、つまりはクビであり、毛利小五郎のその後の人生の為に、依頼退職という形式が取られた事になっています。

毛利小五郎が拳銃で妃英理を撃った理由

毛利小五郎が警察をクビ・辞めた理由となった事件の事実としては上記で紹介した通りですが、毛利小五郎が何故拳銃を発泡したのかという問題は残っています。真意を知らない者や後からその話を聞いた者は毛利小五郎が自身の拳銃の腕に自信を持っていた事から人質である妃英理に当てずに犯人の村上丈に当てる自信があったからだと考えられていました。ちなみに当時毛利小五郎の拳銃の腕前は警察署内でも随一だと評価されています。

もちろん毛利小五郎自身も自身の拳銃の腕前には自信を持っていたのも事実です。結果的に1発目の銃弾は妃英理の足を掠めるわけですが、これは毛利小五郎が狙って掠めるように撃って実現させているので評価通りの腕前を持っていると言えます。それなら最初から村上丈を狙えばいいのでは?と考えますが、拳銃を持ちどう動くか分からない村上丈よりも人質にされて自由に動けない妃英理の方が確実性が高かったと言えます。

そしてそこまで考えた上で毛利小五郎が人質の妃英理の足を撃ったのは「人質としての価値を無くす為」です。村上丈は妃英理を人質に逃亡するつもりでいます。そんな時に人質が足を怪我して満足に動けなければ足手まといでしか無くなり無理矢理連れて行くにしても逃亡が失敗する可能性が高くなります。その為に毛利小五郎は妃英理の足を撃ったのでした。

ちなみにこの理由自体は、撃たれた妃英理も、その場に居合わせた目暮警部などの他の警察官なども理解しています。ただし話を伝え聞いただけの白鳥刑事などは真意までは図ることが出来ませんでした。さらにこの直後に妃英理が家を出る事になった事をまだ幼かった毛利蘭も(話を聞くまで忘れていましたが)記憶しており毛利蘭も撃たれた事がきっかけで妃英理が家を出たと思うようになりました。

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毛利小五郎と妻・妃英理は離婚している?別居の理由は?

毛利小五郎と妃英理は離婚していない

まず始めにはっきりと書いておかなければならないのが毛利小五郎と妃英理の関係性です。もう長い間別々に暮らしている2人ですが、離婚はしておらず別居状態が続いています。2人の仲は決して良好とはいえないようにも見えますがこれは2人の元々の関係性そのものであり、仲が悪くなったから別居したという訳ではありません。端的にいえば「子供の喧嘩」の延長線上の関係を継続している状態です。

ちなみに妃英理の職業は弁護士である為、普段は旧姓である「妃」性を名乗っており彼女が構える事務所も「妃法律事務所」という名前ですが、戸籍上は「毛利英理」であり、病院に入院した場合などは本名の方で描かれています。

普段はお互いに会えば悪口を言い合うような関係性ですが、大切に思っているのは変わっておらず、毛利小五郎は妃英理が入院したと知らせを聞いた時には慌てて駆けつけている他、作中では「戻ってきてほしい」という発言をした事もあります。一方の妃英理も結婚指輪を「男を近づけない為の虫よけ」と言いながらも付け続けており、敢えて外す事で毛利小五郎を試した事もあります。

毛利小五郎と妃英理の別居の理由

そんな2人が別居するようになった理由も劇場版14番目の標的の中で明かされています。村上丈の事件を思い出した毛利蘭はこの事件で毛利小五郎が警察を実質クビになっている事、何よりも「妃英理が自分に構わずに発砲したと考えた」事が別居のきっかけと考えますが実は村上丈の事件には毛利小五郎と妃英理の2人にとっては続きのある話だったのです。

上記で紹介した村上丈の事件後、妃英理は毛利小五郎の行動に感謝し、怪我をした足で毛利小五郎に料理を振る舞おうとします。しかし料理が苦手な妃英理は覚束ない動きで料理をする上に、その味はあまりにも不味いものでした。これに対し毛利小五郎が「こんなもん作るくらいならさっさと寝てろ!」と怒鳴った事が原因で大喧嘩になります。そしてこの大喧嘩の結果妃英理が家を出ていったのです。

ちなみに妃英理は後に毛利蘭にその話を聞かせた際には「毛利小五郎なりの気遣いであった」とも回想しています。怪我をしている、しかもその原因は理由はどうあれ自分が負わせた物である状態で無理をしてほしくなかったという毛利小五郎の考えもあったと考えるようになったのです。ただしそれはあくまでも妃英理側の回想であり、毛利小五郎の真意は不明のままになっています。

また余談ですが、「妃英理の料理が致命的に不味い」というのは紛れもない事実であり、劇場版第4作「瞳の中の暗殺者」にて妃英理がビーフシチューを作ろうとした際にはコナンや毛利小五郎がそれぞれに理由を付けて逃げ出そうとしているシーンなどが描かれています。

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毛利小五郎の経歴や警察時代の階級

毛利小五郎の経歴や学歴

ここからは警察時代よりもさらに前の毛利小五郎の経歴・学歴について名探偵コナンの中で描かれている範囲でまとめて紹介していきます。

毛利小五郎の経歴①学歴

毛利小五郎の学歴は、帝丹小学校入学から始まり、中学、高校と帝丹に通った後、米花大学を卒業したという学歴になっています。高校までは娘である蘭やコナンになる前の新一と同じ進路を進んでいる形です。帝丹か私立で小学から高校まではエスカレーター式で上がった形になっています。ちなにに帝丹には大学もあるのですが、何故毛利小五郎が帝丹大学ではなく米花大学に進学したかは明らかになっていません。

ファンによる考察では、卒業こそできたもののエスカレーター式で内部進学出来る程の学力はなかった説、帝丹高校の柔道部で1番強かったという実績からスポーツ推薦の形で米花大学に進んだのではないか説などが考察されています。

毛利小五郎の経歴②学生結婚していた

最終学歴は大卒の毛利小五郎ですが、妃英理と結婚したのは毛利小五郎が21歳、妃英理が20歳の頃です。そして毛利蘭は17歳なので2人は学生結婚をした事になります。しかも結婚してからすぐに蘭が生まれている事を考えると或いは「できちゃった結婚」なのではないかともされているのです。それでなくても毛利小五郎が蘭が生まれた後も学生を続けてしっかり卒業しているのは毛利小五郎の両親の財力が関係していると考えられています。

そもそもエスカレーター式とはいえ小学校から私立に子供を通えるだけの財力を持っているのは確かで、加えて後に毛利小五郎が探偵事務所を開く事になるビルも賃貸ではなく両親から譲り受けたものである事が発覚しています。それだけの財力を持つという事は世間の目も気になるでしょうから「大学くらい卒業しておけ」と援助したのではないかと考えられているのです。

毛利小五郎の経歴③警視庁へ入庁する

そして大学卒業後、進路して選んだのが警視庁への入庁です。そして配属されたのが上記でクビ・辞めた理由を説明した事件が起きるまでの間、警視庁捜査一課強行犯係でした。以降実質クビになるまでのおよそ6年~7年の間同課に属しています。ちなみにこの頃の上司が名探偵コナン作中の時間軸でも捜査一課に属している目暮警部(当時は警部補)であり、2人の関係性はこの頃に構築されたものでした。

ちなみに目暮警部も当時、14番目の標的の中で描かれた村上丈の取り調べに参加しており、毛利小五郎が拳銃を撃った場面にも居合わせています。目暮警部もまた毛利小五郎が妃英理を撃った理由を察しており、その立場関係から或いは毛利小五郎がクビになる所を取り計らって依頼退職という形になったのも目暮警部が動いたからである可能性もあります。

毛利小五郎の警察時代の階級や活躍

警察入庁後の毛利小五郎についても14番目の標的での描写を中心に各所で描かれています。ここからは毛利小五郎の警察時代についてまとめていきます。

毛利小五郎の警察時代の階級

警察には独自の階級制度があり、階級は下から順に、巡査、巡査部長、警部補、警部、警視正、警視長、警視監、そしてトップの警視総監へと階級が上がっていきます。しかし毛利小五郎の階級に関しては14番目の標的内で描かれた警察時代が既に10年近く前である事から描写が少なく、当時の階級については不明です。

しかし1番下の階級である「巡査」は「刑事」と言われる事がない事、当時の上司の目暮警部の階級がその頃はまだ警部補であった事から毛利小五郎の当時の階級は「巡査部長」だったのではないかと考察されています。ちなみに巡査部長というと名探偵コナンのキャラで言えば高木刑事と同じ階級で、高木刑事も28歳で階級は巡査部長である事からあながち間違っていないだろうと考察されています。

毛利小五郎の警察時代の活躍

14番目の標的作中でも拳銃の腕前は目暮警部も「所内で1、2を争う腕前だった」と語る程に優れていた警察時代の毛利小五郎ですが普段の捜査ではからっきしであった事も明らかになっています。同じく目暮警部が「お前のおかげでほとんど迷宮入りになったがな」と呆れた発言をする程で、これは探偵になってからも繰り広げられる的外れな推理が当時も行われていた事が分かる結果になっています。

毛利小五郎はキャリア組だった?

警察は国家公務員第一種試験に合格する必要がある「キャリア組」と地方公務員試験の「ノンキャリア組」があります。しかし毛利小五郎がキャリア組であるとは考えづらいです。名探偵コナンでキャリア組といえば白鳥警部が代表例として登場していますが逆にいえば多くの警察官キャラは特別に描写がない事からも「ノンキャリア組」であるとも言えるのです。

一応毛利小五郎も大卒なので国家公務員試験を受けた可能性が0であるとは言えません。ただしそもそもキャリア組は階級も「警部補」からスタートするので上記で紹介した毛利小五郎の階級は「巡査部長」だった説を考えても毛利小五郎がキャリア組であるとは考えづらいです。

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毛利小五郎のかっこいい名言や名シーン・エピソード集

毛利小五郎の名言①「わからねーな…」

わからねーな…どんな理由があろうと…殺人者の気持ちなんて…わかりたくねーよ

普段はへっぽこ推理のオンパレードな毛利小五郎ですが、身内や学生時代の同級生などの繋がりが深い人物が関わると推理力を発揮する場面が目立つようになります。ある時大学時代の同窓会に参加した毛利小五郎はそこで同級生の1人が殺される殺人事件が起こります。状況的にも犯人は内部の犯行、つまり毛利小五郎の同窓生の中の誰かが犯人だったのです。

そして犯人の正体が明らかになると「きさまに何がわかる!?」と毛利小五郎に掴みかかるのです。それに対しての毛利小五郎の返答がこの名言と共に一本背負いで返すのでした。普段はおちゃらけている場面も多い毛利小五郎が感情的になりかっこいいシーンも見せた名シーンになっています。

毛利小五郎の名言②「やだね…相手がおまえなら…」

やだね…相手がおまえなら、なおさらこの取り引きに応じるわけにはいかねーよ…
幼なじみのおまえを…こんなつらくて悲しいウソで、一生縛りたくねーからな…

こちらも毛利小五郎の学生時代の同級生天城瑠璃が登場した回での名言です。この時の事件の犯人は南雲暁、天城瑠璃の実の父親でした。元々天城瑠璃の母親と南雲暁は交際していましたが、別れてしまい、その後天城瑠璃の母親が別の男性と交際、しかし別れてから天城瑠璃を妊娠していた事が明らかになり、この事は秘密にされていたのです。

そしてこの回の事件の被害者はこの事実を知ったので南雲暁に殺される事になったのです。事情が事情故に天城瑠璃は毛利小五郎に犯人を黙っていたほしいと懇願します。それに対しての毛利小五郎の返答がこの名言になっています。

毛利小五郎の名言③「我を見失って…」

我を見失って人殺ししちまうような奴に…チームの運命を背負い続けることはできなかったと思うぜ…

この回の事件は野球に関する事件で、被害者はストッパーの日本記録を塗り替えた野球選手、犯人は過去に彼によって野球選手生命を断たれた元選手でした。真相を明らかにされた犯人は「日本記録を塗り替えるのは自分のはずだった」と訴えますがそれに対しての毛利小五郎の答えがこの名言です。サッカーが好きなコナンに対して野球好きが度々描かれている毛利小五郎ならではの名言であると言えます。

毛利小五郎の名言④「英理の裸を見ていいのは…」

バーカ…英理の裸を見ていいのは…この世で唯一…俺だけだ

妃英理を今も想っている事が分かる名言も1つ紹介しておきます。このエピソードでは弁護士をしている妃英理が誘拐され裁判に負けた腹いせに裸をアップしようとするという事件です。この事件を解決するべく毛利小五郎はビルの4階まで一気に駆け上り、妃英理を救出する事に成功しこの名言を伝えるのでした。

毛利小五郎の名言⑤「あんたがあいつに似てたから…」

あんたがあいつに似てたから…犯人があんたじゃなきゃいいと思って…無実の証拠を集めようとしたからこうなっちまったんだよ

劇場版9作目「水平線上の陰謀」でも毛利小五郎の活躍が描かれています。この時は珍しくコナンが真犯人のミスリードに引っかかり、真犯人を毛利小五郎が当てるという形になっています。この時の真犯人である秋吉美和子は犯人である日下の殺意を利用する形を取っており、日下自身も自分がやったと考えていました。そのためにコナンも気づく事が出来なかったのです。

しかし毛利小五郎はコナンとは別のアプローチで真犯人に気づいていました。それがこの名言中にもある「あいつに似てたから」というものです。ここでいう「あいつ」とは妃英理の事であり、やはり身内や交友の深い人物が絡むといつも以上の推理力を発揮する毛利小五郎らしい形になっています。

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毛利小五郎のアニメ声優

毛利小五郎の声優①神谷明

アニメ名探偵コナンの放送開始から548話まで、及び劇場版第1作~13作までの毛利小五郎役の声優を務めていたのが神谷明さんです。1970年代から活躍する声優さんで、デビュー当時からロボットアニメやコメディリリーフな役柄を数多く務める程の人気と実力を誇っている声優さんです。今回紹介した毛利小五郎の警察を辞めた理由が描かれた劇場版14番目の標的も声優を担当したのは神谷明さんでした。

毛利小五郎の声優②小山力也

アニメ名探偵コナンでは549話から、劇場版では14作目から毛利小五郎役を務めているのが小山力也さんです。海外ドラマ「24」のジャック・バウアー役の吹き替え声優を担当した事で有名な声優さんでその他の役どころも肉体派な中年男性声優さんを演じる機会が多くなっています。

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毛利小五郎に関する感想や評価

ここからは既に名探偵コナンを視聴した人の毛利小五郎に関しての感想を紹介していきます。警察をクビ・辞めた理由が大々的に語られているのが劇場版、しかも1998年公開第2作「14作目の標的」である事から意外と知らないという人も非常に多くなっています。知っている人も何故次の職業が「探偵」なのかは分からないという声も多いです。

何気に対比関係に描かれる事が多いコナン/新一と毛利小五郎ですが、想い人との関係性や想い人が絡んだ時の感情の動き方も対比しているのが良いという声も非常に多くなっています。特に原作でも度々描かれていた妃英理が絡む形の毛利小五郎の活躍が劇場版9作「水平線上の陰謀」で毛利小五郎が活躍するきっかけになっているというのも良かったとする声が多くなっています。

名探偵コナンはどうしても事件の概要を言葉で説明する必要があるという関係上、セリフが多くなりがちで、中でも毛利小五郎は「眠りの小五郎」として多くの回で推理を披露する事になる事から声優さんが大変そうという声も非常に多くなっています。

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毛利小五郎が警察を辞めた理由まとめ

毛利小五郎が警察をクビ・辞めた理由は劇場版14作目の標的で描かれ、人質となった妃英理への発砲、それによる怪我をお合わせた責任を取る形の依頼退職、実質的なクビが辞めた理由です。原作では大きく取り上げられた事はありませんが名探偵コナンは劇場版やアニメで初登場した設定・キャラが原作に反映される事も多く、この設定も原作に反映される形となっています。

この事がきっかけで探偵となってからの毛利小五郎は一般人になったという事はもちろんですが拳銃を持つ事を不快に思うようになり拳銃を握らなくなったという設定もあるなど、意外と毛利小五郎に強烈な印象を残す事件であった事は間違いありません。内容も面白いのでまだ14番目の標的を視聴していないという人はぜひ1度ご自身の目で14番目の標的を視聴してみてはいかがでしょうか?

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