【名探偵コナン】純黒の悪夢に登場するノックリストとは？載っているメンバーは？

今回のまとめでは、大人気シリーズ「名探偵コナン」の映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」に登場する”ノックリスト”についてまとめていきます。ノックリストとは一体何のことを指し、どんな意味をもっているのでしょうか？それでは、ノックリストに載っているメンバーや意味などについてまとめていく前に、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」の概要やおおまかなあらすじについて見ていきましょう。

映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」は、2016年に劇場公開されました。映画「名探偵コナン」の20作目のシリーズとして知られています。興行収入は63億を超えるなど、2016年においてこれまでのシリーズの中では1番の好成績を残しました。原作でも人気の高いFBIや公安警察、黒の組織が衝突する大迫力の映画として評価も高いです。では、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」はどんなあらすじなのでしょうか？

映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」は、後に黒の組織の一員・キュラソーと判明した女性の警視庁への侵入から始まります。警視庁には機密情報”ノックリスト”が保管されており、その情報を巡り公安警察とFBIとのカーチェイスが繰り広げられていきます。その翌日、リニューアルオープンした東都水族館へ赴いたコナン一行は、記憶を失くしたキュラソーと出会い、関係を深めながらも事件に巻き込まれていくことになったのです。

映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」は、ノックリストを巡ったカーチェイスから物語が展開されていきます。では、ノックリストとは一体どんなものでどんな意味を持つのでしょうか？ノックリストとは、”Non Official Cover”の頭文字”NOC”を取ったもので、一般的な意味では”非公式諜報員”とされています。映画では、工作員（スパイ）のことを広く指しています。

キュラソーが映画冒頭でノックリストを閲覧していたのは、誰がスパイとして潜入しているかを調査する為でした。ノックリストとは、スパイリストのことであり機密情報であると覚えた方が分かりやすいでしょう。

それでは早速、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」に登場したノックリストに載っているメンバーを一覧で見ていきましょう。ノックリストに載っていた1人目のメンバーは、釣り目メイクが特徴的なキールです。キールの本名は本堂瑛海、作中では水無怜奈（みずなしれな）として広く知られています。彼女はアメリカの中央情報局、通称CIAに所属するスパイであり、水無怜奈として黒の組織に潜入しました。

コードネームにキールという名前を与えられ、日々諜報活動をしています。テレビアニメでは425話が初登場となり、水無怜奈を扱ったストーリーも展開されていますので、まだご覧になっていない方はチェックしてみてください。黒の組織からはスパイなのではないか？と疑われるなど、偽装工作には少々甘いところもあります。

映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」では、スパイ疑惑が濃厚となり危機一髪となりますが、何とか危機を免れました。

続いてノックリストに載っていた2人目のメンバーは、金髪が特徴的なバーボンです。バーボンの本名は降谷零（ふるやれい) 、公安警察官であり警備局警備企画課、通称ゼロに所属しています。黒の組織に潜入捜査している一方、表では私立探偵の安室透という名前でとして毛利小五郎の弟子として登場しました。また、弟子のほか、喫茶「ポアロ」の店員としても働いています。

黒の組織のバーボンとしては、”探り屋”として情報収集に当たっています。非常に切れ者で公安警察としても、黒の組織の一員としても卒なく何でもこなし、情報収集のほか洞察力にも長けているのが彼の特徴です。また、話術や柔術にも長けており、才色兼備という言葉が似合うキャラクターです。運転さばきも秀逸で、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」内でもそれを発揮しています。

今回の映画では安室透・バーボンがキーパーソンとなっており、FBIの赤井秀一と共にストーリーの展開を見せました。因みに、アニメでの初登場は667話でした。

続いてノックリストに載っていた3人目のメンバーは、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」のオリジナルキャラクターであり、黒の組織に潜入していたスタウトです。スタウトという名前はコードネームであり、本名は明かされていません。スタウトは、イギリスの諜報機関である秘密情報、通称MI6に所属するスパイで、黒の組織には潜入捜査をしていました。

ノックリストの情報からスタウトが潜入捜査しているMI6のスパイであることが黒の組織に知られてしまい、スタウトは映画内でコルンの手によって射殺されてしまいました。ノックリストが露見する以前は、スタウトもそれなりに組織に馴染み、コルンと信頼関係も結んでいましたが、リストから正体がバレてしまったことで、潜入捜査に関しては一流であったことが窺えます。

続いてノックリストに載っていた4人目のメンバーは、スタウトと同じく映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」のオリジナルキャラクターであり、黒の組織に潜入していたリースリングです。リースリングは、ドイツの諜報機関である連邦情報局、通称BNDに所属するスパイで組織で潜入捜査をしていました。本名はレオナ・ブッフホルツといい、リースリングという名前はコードネームです。

彼女もまた、ノックリストが漏れる前は卒なく任務を遂行していたので、能力が高い職員だということが窺えます。リースリングはノックリストの漏洩後、ベルリンにてジンとウォッカによって追い詰められ、最終的にはジンに射殺されてしまいました。

続いてノックリストに載っていた5人目のメンバーは、スタウトやリースリングと同じく映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」のオリジナルキャラクターであり、黒の組織に潜入していたアクアビットです。アクアビットはカナダの安全情報局、通称CSISに所属しているスパイです。ノックリスト漏洩以前は疑われていなかったことから、スタウトやリースリングと同様に優秀であったことが窺えます。

アクアビットという名前はコードネームであり、本名は明かされていません。アクアビットはトロントにあるCNタワーで観光案内業をしており、ノックリスト露見後、仕事中にキャンティによって射殺されてしまいました。

ノックリストとは、既出の通り”Non Official Cover”の頭文字をとった”NOC（ノック）”であり、一般的な意味は非公式の諜報員とされています。また、主にCIA工作員を対象としています。ですが、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」内でのノックリストの意味は、黒の組織に潜入捜査しているスパイリストのことを指しています。通常での意味と作中での意味合いは多少異なっていることが窺えます。

では、スパイ一覧であるノックリストとは現実に実在するのでしょうか？ノックリストとは、基本的には一般はもちろん機関内でも公開されていない機密情報ですので、実在するか否かは不明です。ですが、ノックリストという名前が実在していることや、世界には多くの諜報機関がありスパイ活動も行われていることから、ノックリストは十分実在する物であるということが窺えるでしょう。

2020年8月には、CIAの元職員が中国から送り込まれたスパイ容疑で逮捕されたというニュースもありました。また、過去にもいくつかスパイに関するニュースがあるので、ノックリストは実在している可能性が高いのです。情報の管理がどうなっているのかが不明瞭であることからも、ノックリストが実在し、どこかで保持されていることが想像できます。

映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」では、なぜ黒の組織はノックリストを狙っていたのでしょうか？ノックリストとは一体どんなものなのか意味を説明しましたが、黒の組織にとっては公安警察やCIAなどからの潜入捜査官からのスパイには常に敏感になっていたことが窺えます。そのことから、確実な情報であるノックリストの情報を奪い、誰がスパイなのかを判断する材料にするために狙っていたと考えるのが妥当です。

では、ノックリストは一体誰が作成したのでしょうか？実在するであろうノックリストは、諜報機関の中でも情報収集力に長けた優秀な人物が作成していると一部で言われています。作中では誰が作成したのかは言及されていませんが、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」に登場するノックリストは、恐らく公安警察の中でも特に優秀でゼロに所属する安室透が作成した可能性が非常に高いと考えられます。

映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」では、スタウト、アクアビット、リースリングの3人の潜入捜査官がノックリスト露見によって黒の組織のメンバーに殺害されてしまいました。キールこと水無怜奈やバーボンこと安室透も例外ではなく、ノックリストに名前が記載されていたことによって2人はジンに疑われることとなってしまったのです。2人は倉庫で拘束され、殺害される一歩手前まで話しが進んでしまいました。

ですが、コナンの機転により、コナンがキュラソーの名前で「2人は関係なかった、安心して」というメールをジンに送りました。このメールによって、水無怜奈と安室透は射殺されることなく一命を取り留めたのです。このように、ノックリストが組織側にバレてしまうと記載されている人物はアクアビット含めた3人のように容赦なく殺害され口封じと制裁をされることになってしまいます。

それでは、「名探偵コナン」に登場する諜報機関と日本に実在する諜報機関について見ていきましょう。まず、日本には「3大スパイ組織」と呼ばれている以下の組織があります。

• 内閣官房内閣情報調査室
• 警視庁公安部
• 法務省公安調査庁

この3つの組織はライバル関係であり、情報収集に長けた精鋭たちが集まっています。コナンで活躍する安室透が所属している組織は「警視庁公安部」に当たります。そのほか、日本には情報機関として、「道府県警察本部警備部」、「警察庁警備局」、「道府県警察本部警備部」、「防衛省情報本部」、「陸上自衛隊中央情報隊」、「防衛省陸上幕僚艦部運用支援・情報部別班」、「外務省国際情報統括官組織」が存在しています。

「名探偵コナン」に登場する諜報機関もだいたい実在する組織と同じと考えていいでしょう。コナンや安室透が活躍する裏では、多くの組織が動いています。

続いて、「名探偵コナン」に登場する諜報機関とアメリカに実在する諜報機関について見ていきましょう。まず、アメリカに実在する諜報機関は、一般に広く知られている以下の組織があります。

• CIA（中央情報局）
• FBI（アメリカ連邦捜査局国家公安部）

その他にも、「DIA（アメリカ国防情報局）」、「ONI（アメリカ海軍情報局）」、「NSA（アメリカ国家安全保障局）」があります。「名探偵コナン」では、主にFBIやCIAが登場してきます。

「名探偵コナン」に登場する公安警察のスパイを順に見ていきましょう。

• 降谷零（安室透、バーボン）…表では安室透として喫茶「ポアロ」の店員をしながら私立探偵をしています。本職は警察庁警備局の警備企画課「ゼロ」に所属する諜報員です。3つの顔を持つ優秀な人物として描かれています。

• 諸伏景光（もろぼしひろみつ）…作中では既に殉職していますが、かつて警視庁公安部に所属し、黒の組織にはスコッチの名でスナイパーとして諜報活動をしていました。
• 風見裕也…警視庁公安部に所属しており、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」で初登場したその後は原作でも度々登場してきます。降谷の優秀なサポート役として活躍しています。

続いては、「名探偵コナン」に登場するFBIのスパイを順に見ていきましょう。

• 赤井秀一…FBIでは優秀なスナイパーであり、かつてはライというコードネームでバーボンたちと黒の組織として行動していたこともありました。現在は訳あって沖矢昴という人物になりきって生活しています。

• ジェイムズ・ブラック…FBI捜査官のボスであり、赤井たちの上司に当たる人物です。観察眼が鋭く、かなりの切れ者として描かれています。
• ジョディ・スターリング…FBI捜査官であり、帝丹高校に英語教師として潜入していたこともある人物です。
• アンドレ・キャメル…体格のいいFBI捜査官で、運転さばきや体術に優れています。

続いては、「名探偵コナン」に登場するCIAのスパイを順に見ていきましょう。

• 本堂瑛海（水無怜奈）…水無怜奈として黒の組織に潜入しキールというコードネームで諜報活動をしています。
• イーサン・本堂…本堂瑛海（水無怜奈）の父親でCIAの諜報員として活動していましたが、殺害に見せかけた自殺で亡くなりました。

では、ノックリストが登場した映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」のキーパーソン・キュラソーについて見ていきましょう。キュラソーは、黒の組織のラムの右腕的存在として登場してきますが、キュラソーという名前には一体どんな意味があるのでしょうか？黒の組織のコードネームは、お酒が関連していることは広く知られていますが、キュラソーという名前も例外なくお酒と関係がありました。

お酒のキュラソーとは、リキュールに分類されるお酒で、バーなどでよく飲まれています。お酒のキュラソーには、ホワイトキュラソー、オレンジキュラソー、ブルーキュラソー、グリーンキュラソー、レッドキュラソーと主に5つの色があります。このお酒の色と、映画に登場するキュラソーには共通点があり、5色のカラーをキーに膨大な情報を記憶、保持しているというのがキュラソーの特徴となっています。

キュラソーは生まれつき脳に損傷があり、それが原因で膨大な記憶を保持できるという能力を持っています。キュラソーはとある理由でベルモットに殺されそうになりますが、その危機を救ったのが謎の人物として作中でも描かれるラムでした。ラムによって命を救ってもらったキュラソーは、ラムの右腕として黒の組織で生きることになったのです。

必死でラムの側近として奮闘していたキュラソーでしたが、ノックリストを奪った後、記憶を失ってしまうというハプニングを起こしてしまいます。ですが、偶々出会ったコナンや少年探偵団によって楽しい時間を過ごし、彼らと信頼関係を築いていったのです。その後、危機に陥っている少年探偵団たちを助けるために自らを犠牲にして命を落とすという悲しい最後となってしまったのでした。

キュラソーの声優は、ゲスト声優として天海祐希さんが担当しました。天海祐希さんは宝塚歌劇団出身の女優で、様々な作品に出演していることで知られています。天海祐希さんが声優を務めたキュラソーの演技は評価が高く、なかなかの評価となっています。

天海祐さんのこれまでの主な出演作は、以下のようなものがあります。

• Around40〜注文の多いオンナたち〜（緒方聡子）
• 離婚弁護士（間宮貴子）
• BOSS（大澤絵里子）
• 緊急取調室（真壁有希子）

• カイジ 人生逆転ゲーム（遠藤凛子）
• アマルフィ 女神の報酬（矢上紗江子）
• 清須会議（枝毛）
• 最高の人生の見つけ方（剛田マ子）

続いては、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」に出てくるノックリストに関する感想や評価について見ていきましょう。まず1つ目の感想は、「映画にで登場するノックリストの元ネタはミッションインポッシブルが元ネタか？」というものです。元ネタに関する推測は沢山ツイートされており、ミッションインポッシブルが好きな人には作品通しの繋がりで喜んでいる方もいらっしゃいました。

続いての感想や評価は、どうしてノックリストを持っていて挙句盗まれたの？というものでした。本来ならば、ノックリストは絶対に知られてはいけない最重要機密事項なので、そう簡単に奪われてはいけない代物です。ですが、映画冒頭で最重要機密事項が奪われるというもので、「警察は無能なのか？」といった感想がありました。

続いての感想や評価は、ノックリストという一級の機密事項をなぜコナンが知っているのか？というものでした。この点については様々な意見がありますが、なぜコナンが知っていたのかは謎です。

以上、映画「名探偵コナン 純黒の悪夢」に登場するノックリストの意味とは一体どんなものだったのかについてのまとめでした。コナンに登場する諜報機関やキーパーソンであるキュラソーについてもまとめてきましたが、いかがでしたか？サイト内には、「名探偵コナン」に関する他のまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。