2020年09月29日公開
2020年09月29日更新
【キングダム】騰は王騎軍の副官!二人の強さを比較紹介!活躍シーン・名言や声優情報も
キングダムでもその強さが注目を集めているのがファルファルおじさんこと騰です。王騎の死後すぐにその軍をまとめる程の高い実力を誇る事もあり何故ずっと王騎の副官だったの?とも言われています。今回はそんな王騎軍の副官でありその後そのまま将軍として王騎軍を率いる騰の強さについて、王騎と比較して紹介しつつ、活躍シーンや名言、アニメキングダムでの声優など騰についてまとめて紹介していきます。
騰は王騎軍の副官
キングダムの中でもその立場とアンマッチな強さをしていると言われる事が多いのが王騎軍の騰です。王騎の死後にそのまま軍を率いる程の強さを持ちながら長年王騎を支える副官として活躍していました。今回はそんな騰の強さについてまとめていきます。
キングダムの作品情報
キングダムの概要
騰が登場するキングダムは2006年から原泰久先生が週刊ヤングジャンプにて連載している中華時代劇漫画です。古代中国の中でも春秋戦国時代の末期を舞台とした物語で後の始皇帝、贏政が中華を統一するまでの物語を、後に将軍の1人として贏政を支える事になる信の視点で描いており、信の立身出世やその他のキャラクターを中心に描く事もある群像劇的な要素を持った作品になっています。
それまであまり注目される事がなかった春秋戦国時代にスポットを当てた事もあって高い人気と共に評価も得ており、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した実績も持っています。メディアミックス展開も盛んに行われVOMIC化、アニメ化、実写映画化などが行われています。
キングダムのあらすじ
下僕の身分ながら天下の大将軍を夢見る少年信は、同じ境遇の漂と共に剣の腕を磨いていました。そんな漂の命と引き換えに秦王贏政に出会った事、王弟成蟜に反乱を起こされ追われる立場の贏政を助け、山の民の協力も取り付け無事に反乱を鎮圧信は家をもらい平民となります。それから数カ月後、迎えた初陣で出会う事になるのが王騎であり、その側に控えていた今回紹介する騰です。
騰のプロフィール
騰は六大将軍唯一の生き残りである王騎の副官、王騎傘下の筆頭将軍として常に王騎の側に控えていたキャラクターです。「常に王騎の側にあった」という事が本人の強さに繋がっており自身でも「長年王騎将軍を支えてきた事による自負」を掲げる程王騎の事を慕っています。普段は飄々とした態度とポーカーフェイスで感情を読み取りにくいですが、お茶目な一面も持っているキャラクターです。
王騎の死後はそのまま王騎軍を引き継ぎ、騰軍として秦に直接仕える将軍となり、そのまま大将軍にも任命されおり、秦軍を支える一翼して活躍しています。ファンの間では「ファルファルおじさん」の相性で愛され、特に王騎の死後人気を獲得していったキャラクターです。余談ですが、史実にも記述があるキャラクターの1人であり、史実に裏打ちされた実力者となっています。
騰と王騎の強さを比較
騰の強さ
騰の強さの大きな要因となっているのが「王騎を長年支えてきた事」に他なりません。王騎は第一線を退いた後も兵の練兵を欠かしておらず、精強な軍を持っていますがその中でもやはり騰の強さは別格に強いです。
攻撃法はファルファル?
騰がファンの間で「ファルファルおじさん」と言われる要因になっているのがその攻撃方法です。騰は自身が先陣を切る際、片手に持った剣を高速回転させながら撫で斬りするという攻撃方法を用いており、その際に「ファルファル」という謎の擬音が描かれるのです。どうしてもファルファルに目がいってしまいますがその威力は凄まじく、高い突破力を持つ要因にもなっている程の攻撃方法です。
ちなみにこのファルファルという擬音がどういう音なのかは不明です。当初は騰の笑い方なのではないかとも言われていましたが、真剣な表情で戦う場面でも描かれていた事から擬音であるとされており、場面によってはファルファルという擬音が剣を回す音であるように描かれています。場面に応じてファルと繰り返さない場合やファルファルファルファルと長く続く場合などもあります。
知能も高い
ファルファルという擬音がなる攻撃にばかり注目が集まる騰ですが、王騎から受け継いでるのは武力だけではありません。王騎は自身で作戦を立てる知将としての実力も随一を誇っており、騰はその知能も引き継いでいます。軍を率いる力をも引き継いでおり、戦争をしながらも今後の事を考える一面を見せるなど知能もかなり高いです。
王騎の強さ
王騎はキングダムにおいては六大将軍唯一の生き残りでありその功績はとどまる所を知りません。戦場にどこからともなく現れて参戦する様子は「秦の怪鳥」と呼ばれ他国に恐れられた存在でした。公式ガイドブックでは「武力98、指揮力93、知力95 カリスマ100」と数値化されいずれも高いポテンシャルを持っている事は明らかです。
キングダム作中では実際に戦場の活躍は最終的に王騎が死ぬ事になる馬陽攻防戦だけになり、最終的に李牧にハメられる事になってしまいますが、罠にかかっていると気づきながらもその状況を楽しめてしまうのが王騎の強さに現れています。
騰は王騎に「自分と遜色ない」と言われた?
そんな王騎を持ってして騰は「自分と遜色ない」と言われる程の実力を誇っています。つまり王騎は騰の事を六大将軍と変わらないとしているのです。実際上記の王騎の強さを数値化した公式ガイドブックでは騰の数字は「武力96 指揮力92 知力94 マジカル=ファルファル」とほぼ王騎と変わらない数字を付けられています。
ちなみにこの公式ガイドブックではそれ以外のキャラクターも数字が描かれており、合従軍編で騰が倒した楚軍の将軍臨武君ですら武力は93とされています。結果だけ見れば数字通りの結果になっただけとも言えますが、臨武君にも指摘されたように長らく副官という地位にいながらそれだけの数値を持っている事が驚異的であると言えます。
副官時代から既に他国に警戒される存在だった?
合従軍編にて臨武君は倒される前に騰の事を「副官如き」とバカにするような発言をしていましたが、騰の事を秦の将軍で一番警戒すると声を上げたキャラクターもいました。それが魏の呉鳳明です。知略を用いて戦う呉鳳明にとっては武力も知力も高い王騎は恐るべき存在であり、その実力と軍を受け継いだ騰は例え副官から将軍になったばかりであろうと警戒するべき存在だったと言えるのです。
王騎軍副官の騰の活躍シーンや名言・今後
騰の活躍
数値化された強さなどを紹介した所でここからはキングダム作中で見せた騰の活躍をまとめて紹介していきます。
趙軍との戦い
王騎の副官として挑んだ趙との馬陽攻防戦、ここでの騰の活躍はあくまでも王騎の副官という立場であり、各軍を率いるのは軍長達に任せサポート役に徹しています。しかし王騎の意を組んで名前を呼ばれただけで命令を理解して必要な場面に出陣していく姿など王騎と騰の関係性、王騎と同じ知力を持つからこそ出来る連携も見せています。
この戦いの中で騰の実力の一端が見えたのが王騎と龐煖の一騎打ちの後です。トドメを刺そうとする龐煖から王騎を守り、撤退戦の指揮を取ります。当時まだ百人隊であった歩兵隊である飛信隊を中心に据える事で王騎の戦線離脱を支えました。騰の指揮がなければ王騎が信に矛を託したり騰を含む部下達に言葉を残す時間を作る事も出来なかったであろうと言えます。
合従軍編での活躍
そしてその実力を知らしめたと言えるのが合従軍編です。合従軍編時点ではまだ王騎軍残党状態であり、騰の将軍としての評価は呉鳳明など一部を除いてそこまで高い物ではありませんでした。しかし合従軍編では蒙武軍と共に楚軍と対峙、昌平君の策略で蒙武を汗明軍と全力でぶつけるべく露払いを任されその任を自ら楚軍第一軍の将軍であった臨武君を討ち取る事で達成したのです。
騰の名言集
普段あまり口数が多いわけではない騰ですが、そんな騰の思いが感じられる名言をいくつか残しています。
騰の名言①「私には中華を股にかけた大将軍…」
私には中華を股にかけた大将軍 王騎の傍らで支え続けた自負がある
合従軍編にて臨武君に「副官如き」と言われた際に騰が返答する形で答えたのがこの名言です。言葉にこそしていませんが騰の王騎に対しての忠誠心はかなり高く、そんな思いが溢れた名言であると言えます。実際にその言葉通りに臨武君を討ち取る強さを発揮している事からも騰の自負は紛れもない事実であると言えるとされています。
騰の名言②「天下の大将軍だ…」
騰との戦いで討ち取られた臨武君ですが、流石の臨武君も一太刀で破れたというわけではなく騰の強さを存分に体感した上で負けています。臨武君は騰の事を「王騎の副官」という認識でいたのでその実力に驚きの発言をあげます。その臨武君に対しての騰の返答がこの名言です。王騎の存在は騰にとっていい意味で蓋になっていたともいえ、その蓋が無くなった事でいよいよ自身が背負わなければいけないと覚悟を固めた名言であるとも言えます。
騰の名言③「あの世で…」
あの世で同金・鱗坊・録鳴未と酒でも飲むがいい
騰が掴みどころのない性格である事は王騎の副官時代から描かれていましたがお茶目、ユーモアという点でも王騎の死後の方が目立つようになっています。合従軍編にて臨武君を討ち取った後、臨武君が強かった事を認めた上で、臨武君軍に討ち取られた王騎軍の軍長、同金・鱗坊とあの世で酒を飲んでくれというユーモアを発揮しているのです。
しかもそんな真面目そうな場面でまだ生きている録嗚未まで加えており、録嗚未にツッコまれるというお茶目さを発揮しています。騰の名言にはそんなお茶目な名言も多くなっています。
騰が再び登場するのはいつ?
合従軍編の後、著雍攻略編で大将を務めそこに飛信隊も加わっていた事で活躍が描かれていた騰ですが、その後は飛信隊と関わる事がなかった事もあり長らく出番がありませんでした。史実での騰の記述から次に出てくるのは韓攻略戦ではないかと言われていた騰ですが、楚の什虎を攻める蒙武軍の援軍に駆けつける形で再登場を果たしました。
王騎軍副官の騰の声優と実写版キャスト
騰の声優
騰は比較的序盤から登場するキャラクターである事からアニメキングダムでも比較的早く声優が発表されたキャラクターです。騰の声優は加藤亮夫さんが担当しています。
加藤亮夫のプロフィール
加藤亮夫さんは1980年代から活躍するベテラン声優さんです。低く渋みのある声質が特徴的な声優さんで主に海外映画・ドラマの吹き替え声優として活動しています。アニメ声優としては2000年以降にいくつかの作品に出演し、中年男性キャラの声優を担当する事が多いですが一部には少年役などもある声優さんです。
加藤亮夫の主な出演作品
加藤亮夫さんがこれまでに声優として出演したアニメ作品としては「TEXHNOLYZE」の町山宏利役、「NARUTO-ナルト-疾風伝」のキタネ役、「べるぜバブ」のフォルカス・ラフマニノフ役、「GON-ゴン-」のペリー役、「ダイヤのA」の田原和彦役、「ベイビーステップ」のケビン役などの声優を務めています。
吹き替え声優としては「24 -TWENTY FOUR-」シリーズ、「リゾーリ&アイルズ2」などに出演したマックス・マーティーニ、「キングスマン」「シャーロック・ホームズ」「裏切りのサーカス」などに出演したマーク・ストロングの吹き替え担当声優を務めている他、「X-MEN」シリーズ、「アントマン」「アントマン&ワスプ」などでもそれぞれに吹き替え声優を務めています。
騰の実写版キャスト
キングダムの実写映画化が発表された際、注目が集まったのが誰がどのキャラクターのキャストを務めるのかという点でした。騰も実写映画に登場しており、そのキャストは要潤さんが担当しています。
要潤のプロフィール
要潤さんは2001年に「仮面ライダーアギト」の氷川誠 / 仮面ライダーG3役でデビューした俳優さんです。その後続く仮面ライダーのイケメンヒーローブームを牽引した存在とも言われ注目を集め、さらに2002年に出演した昼ドラ「新・愛の嵐」での名演で人気を博しました。その後ドラマや映画はもちろんCMやバラエティなど多方面で活躍する俳優さんです。
要潤の主な出演作品
要潤さんがこれまでに出演した作品としてはドラマでは「動物のお医者さん」「夜王」「探偵学園Q」「龍馬伝」「重版出来」「空飛ぶ広報室」「カンナさーん」「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」などがあります。映画では「スマホを落としただけなのに」「劇場版タイムスクープハンター」「GOEMON」「LIAR GAME -再生-」などに出演していました。
王騎軍副官の騰のかっこいい魅力
かっこいい魅力①冷静な性格
王騎の死後こそ将軍となりますが、副官という立ち位置で登場し目立っているキャラクターは騰を置いて他にいません。騰がそれほどまでに目立てているのはお茶目ながらも冷静な性格をしている点にあります。キングダムのキャラクター、特に将軍として登場するキャラクターは皆野心家であり、冷徹でギラギラした圧倒的な雰囲気を醸し出すキャラクターが多い中で常に大局を見る一面を持つ冷静さこそが騰のかっこいい魅力だとされています。
かっこいい魅力②王騎への忠誠心
忠誠心の高さという点にもおいても騰はキングダムの中で突出した存在であると言えます。もちろん王騎軍のその他の軍長も王騎への高い忠誠心を持っていますが常に側に控える騰は取り分け高い忠誠心を持っているとも言えます。そして王騎への忠誠心の高さ故にその立場に押しとどまり、王騎の意図を名前を呼ばれるだけで察する事が出来る程に優れた将軍になったのです。
元々騰はポーカーフェイスで表情からは感情が読み取れないキャラクターです。王騎の死に立ち会った際にも表情を崩さないながらも軍を託す王騎に答えながらその拳は血が滴る程強く握られていました。その他にも名言も王騎に絡む、王騎を意識した物が多くなっているなど死して尚王騎への忠誠心を持ったキャラクターであると言えます。
かっこいい魅力③王騎亡き後はさらにお茶目に?
元々サポート役に徹する事が多く王騎との絡みでお茶目な一面を見せる事が多かった騰ですが、王騎の死後は自身がメインとなった軍を率いる事が多くなった印象からかお茶目さが加速しているとも言われています。普段ファルファルなるはずの擬音が「フェル」となった際には疑問を覚えたり名言で紹介した録嗚未の扱いをぞんざいにして本人ツッコまれるようなシーンなどが増える事になりました。
かっこいい魅力④若手育成に貢献
王騎といえば自身の武力、軍を率いる統率力や知力にも優れた将軍である一方で部下を指導する後進の育成にも力を入れていた将軍でした。しかもその対象は自身が気に入れば部下に限らず、形はどうあれ自身の元を訪ねてきた信の事も鍛えた程です。そんな王騎の事を意識してか騰も若手の育成に力を入れる場面が多く描かれています。
その戦争に勝つ事はもちろんながらその中でも信や王賁、蒙恬に活躍の場を与えるなどしており、必要なら自身の権限で臨時により多くの部下を任せて大規模な作戦を実行させる事も厭いません。利己的な将軍が多い中にあって騰は自身の軍以上に誰よりも秦の国としての行く末を意識した将軍と言えます。
騰と王騎に関する感想や評価
王騎将軍が死ぬ間際の騰のあの手を見て涙腺崩壊したのは俺だけじゃないはず
— 飛信隊羌瘣 (@last_7_days) September 24, 2020
ここからは既にキングダムを視聴している人の騰に関しての感想を紹介していきます。騰はやはり王騎との関係性が触れられる事が多いキャラクターであり、2人の絡みをもっと見たかったとする声が非常に多い2人になっています。個人で魅力的なキャラクターも多い中でやりとりが面白いキャラクターというのがキングダムでは貴重な存在でもあった事がより強く騰を印象づけた要因になったとも言えます。
そんな騰と王騎の関係性だけに王騎の死のシーンに立ち会った際の血が滴る握りこぶしは涙なしには見れないとする声も多くなっています。王騎自体の死はもちろんながら細かい所ではありながらも騰の王騎への忠誠心の高さを示すシーンとして人気のシーンになっています。
信に「大きくなったな」って王騎将軍のことを思い出しながら言う騰が見たい
— れん (@Ren_asshu) September 21, 2020
今後気になるとされているのが信と騰の関係性です。信は王騎の矛を受け継いだ存在であり、信に対して王騎が様々な事をしてやった姿を騰は側で見ています。それだけに2人の絡みが見てみたいとする声も多いです。特に鄴攻略編において信が王騎の死の原因を作った1人といえる龐煖を討った事で、信が騰に王騎への弔いに勝った事を報告するシーンがみたい、その際の騰の反応がみたいとする声も多いです。
#今週のキングダム
— つっち (@minta0827) August 27, 2020
久しぶりにファルファルが見れそうだー◝(⁰▿⁰)◜
大将軍の騰と録嗚未の立場は違えど
対等にしゃべってるのが
王騎将軍の下で共に闘っていた、
元王騎軍って感じで好き(๑•᎑•๑)
また今後も楽しみだと言われているのが騰と同じく王騎軍を支えた軍長達との関係性です。騰軍としてまとまっている王騎軍ですが、録嗚未は騰と対等な関係で喋っているなどその後も「元王騎軍」という側面を残したままになっているのです。それこそが騰軍の強さでもありこの関係性を維持してほしいという声が多い一方で、騰軍もどこかで入れ替わりが行われるのではないかとする声も多くなる要因になっています。
特に王騎の死後騰と絡みが多く、騰からも積極的に弄っている録嗚未に関しては今後王騎と騰のような関係性になっていくのではないかとして楽しみにしているという声も多くなっています。
騰と王騎の強さ比較まとめ
ファルファルおじさんこと騰は王騎の副官にして王騎並の強さを誇る将軍です。王騎の副官としてその意図を汲み取る力はもちろん、王騎亡き後も王騎軍を騰軍としてまとめ上げ、戦争をしながら後進の育成に目を向ける一面すら見せる程の強さを発揮しています。本来であれば王騎軍から独立して同じ規模の軍を持っていても不思議ではない程の実力者だったのが騰なのです。
騰は他のキングダムに登場する将軍と違い利己的な部分が少ない将軍でもあります。それだけに個人の強さを発揮する場面は少なめですが、今後も活躍する事が間違いない将軍でもあります。今後もファルファルおじさん騰の活躍に注目しながらキングダムを視聴してみてはいかがでしょうか?