2020年08月21日公開
2020年08月21日更新
【ラプンツェル】ゴーテルは愛情がない毒親?実はいい人?かわいそうと言われる理由は?
映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは、毒親と言われる一方で、優しいいい人なのではないかとファンの間で話題になっています。ラプンツェルを育てたゴーテルは、実はかわいそうな人だと考察されることも多いです。映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは、毒親という一面を持ちながらラプンツェルを育てた愛情を持ったいい人なのか。映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルがいい人で優しいかわいそうな人物なのかだけでなく、愛情のない毒親なのか紹介していきます。
目次
ラプンツェルのゴーテルとは?
塔の上のラプンツェルの作品情報
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」の作品情報や大まかなあらすじなどを紹介していきます。
塔の上のラプンツェルの概要
ヴィランズのゴーテルが活躍するディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」は、2010年に公開された作品です。映画「塔の上のラプンツェル」は、ウォルトディズニーアニメーションスタジオの第50作目の作品ということでも知られています。3Dで公開された初めてのディズニープリンセスストーリーになっていました。
映画「塔の上のラプンツェル」は、1940年代から映画化する企画があった作品です。原作になっているのは、髪長姫とも言われているグリム童話になっています。監督を務めているのは、バイロン・ハワードとネイサングレノです。どちらも、多くのディズニーアニメーション映画の制作に関わっている人物で、ファンの間では有名です。
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」の後日談が描かれた、「ラプンツェル・ザ・シリーズ」やラプンツェルとユージンの結婚式などもファンの間では人気があり新たに登場しているキャラクターや、魔法の花に関する謎なども明らかになっています。
塔の上のラプンツェルのあらすじ
遥か昔に、太陽から1滴の雫が降ってきました。その雫から生まれた黄金の花には、病気やケガなどを治す不思議な魔法の力があったのです。その後、時が流れて王国が誕生しました。出産を控えたお妃さまは、ある日病にかかり王国の人々は奇跡を呼ぶ黄金の花を捜索します。黄金の花は、ある魔女が隠して1人占めし何年も若さを保っていたのです。
ゴーテルはラプンツェルの母親
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは、ラプンツェルの育ての親でもあり誘拐した張本人です。黄金の花の力を何百年モノ間独り占めしていたヴィランズで、本来は400歳の老婆になっています。ストーリーでは、ゴーテルが何故黄金の花で何百年も生きているのかなどが一切描かれていませんでした。
ロマンスに対して異様に嫌悪感を示しているシーンがあり、過去に何かあったのではないかとファンの間では話題になっていました。美に対して異様に執着している魔女として描かれていますが、魔法を使っているシーンは一切ありません。後日談の作品では、ゴーテルに娘がいたことが発覚しています。
ラプンツェルのゴーテルは愛情がない毒親?
考察①子供に自己否定感を植え付ける
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは愛情がない毒親なのか考察①は、「子供に自己否定感を植え付ける」です。ゴーテルは、魔法の花の力が欲しいという欲望だけで、生まれて間もないラプンツェルを攫い、誰にも見つからないように塔の中に閉じ込めて自分の娘として育てた毒親です。
ゴーテルとラプンツェルが一緒にいるシーンは、映画の中でも少なくなっています。しかし、その少ないシーンの中でもゴーテルはラプンツェルの自己否定感を高めている姿がストーリーで描かれていました。ゴーテルがラプンツェルに靴を持たせていたのかは謎ですが、靴も履かずに裸足で生活している彼女を子供だと言い聞かせています。
もし、ゴーテルがラプンツェルに靴を履かせていないのだとすれば、家から完全に出す気がないという気持ちの現れです。18歳の誕生日に外へ出たいと願うラプンツェルに対して、ゴーテルは自己否定感を植え付ける為にたくさんの酷い言葉を言い放っていました。1つは、ラプンツェルに裸足で過ごす成長していない子供だと思い知らせていた点です。
わざわざゴーテルは、ラプンツェルに鏡を使って自分の姿を見せ彼女に思い知らせるような行動を取っています。ラプンツェルに外見の幼さをゴーテルは思い知らせただけでなく、内面に関しても完全に否定していました。ゴーテルは、18年間もの間塔の中しか知らないラプンツェルに世間知らずで常識もないことを指摘しています。
しかし、その状況を招いたのはラプンツェルではなく、全て毒親であるゴーテルのせいです。自分が何も教えずに育てたにも関わらず、ゴーテルはラプンツェルのことを全部否定して自信を奪おうとしていました。更にゴーテルは、ラプンツェルの外見がぽっちゃりしていると指摘しています。女性としてもラプンツェルのことを否定したのです。
ラプンツェルを否定し続けた挙句にゴーテルは、ラプンツェルを置き去りに塔を去っていました。ゴーテルがいない間にラプンツェルは、塔に逃げてきたティアラ泥棒のフリン・ライダーをクローゼットに閉じ込めることに成功し、自分も外でやっていけると自信を持ち嬉しそうにしています。喜んで報告しようとするラプンツェル。
ゴーテルは、ラプンツェルが必死に話そうとしたにも関わらず、一切話しを聞きませんでした。いい加減にしろとラプンツェルに声を荒げただけでなく、ゴーテルは思わず一生塔を出れないと言い放っています。その後、ラプンツェルが塔を抜け出したことに気づいた際も見つけ出したゴーテルは、彼女の自己否定感を高めようとしていました。
フリン・ライダーの本当の名前を知り、ユージンにと惹かれ合っていると感じていたラプンツェルに対して、ゴーテルは全否定しています。その理由に関しても、ラプンツェルを本当に心配しての行動ではなくゴーテルが彼女を操りたいという毒親ならではの考えです。世間を知らないから、そんな考えになるんだと全否定しています。
ロマンスなどまやかしだと言い放っているゴーテルは、娘を思う親の姿とはかけ離れていました。映画「塔の上のラプンツェル」の後日談が描かれたオリジナルストーリーでもラプンツェルは、ゴーテルに否定された日々を思い出し悪夢を見ているシーンなどがあります。毒親のゴーテルの洗脳は、その後もラプンツェルを苦しめていたのです。
考察②母親への依存度を上げようとする
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは愛情がない毒親なのか考察②は、「母親への依存度を上げようとする」です。ゴーテルは、成長して外に出たいと望んでいるラプンツェルに対して、まだその時ではないと言い聞かせていました。ゴーテルは、母親としてラプンツェルに可愛い娘と大好きだと言っています。
ラプンツェルが家に居る時のシーンでも、彼女は裁縫や絵画や掃除や読書やろうそく作りや陶芸などをしていました。家にある本の数がとても少なく、ゴーテルは外の世界に関するモノは一切ラプンツェルに教えていない可能性が高いです。常識や教養を一切教えずにゴーテルは、ラプンツェルが自分に依存するように仕向けていました。
ゴーテルは、ラプンツェルが外に出たいと言ったシーンでも外の世界が危険だと教える為に色々な怖いモノを教えています。毒虫や病気やお化けやギャングや強盗など1通り怖いモノをラプンツェルに言い、必要以上に怯えさせていました。ゴーテルは、ラプンツェルの恐怖心が高まった所で、彼女を抱きしめて自分が守ると言い聞かせています。
この塔にラプンツェルがいれば、全てのモノからゴーテルが守ると安心させていました。ゴーテルは、ラプンツェルを完全にマインドコントロールしている毒親です。実際にラプンツェルも、恐怖心を煽られたせいで自分からゴーテルの胸に飛び込んでいます。ゴーテルは、ラプンツェルの全てを否定していましたが、優しい言葉も織り交ぜていました。
ラプンツェルの全部を否定しながらもゴーテルは、彼女に大好きや可愛いなどの言葉を言い聞かせているのです。それだけではなく、全てラプンツェルの為で外に出れば母親として心配でたまらないと同情まで誘っていました。ラプンツェルは、フリン・ライダーと外に出た時もゴーテルから言い聞かせられたことを気にして中々進めずにいます。
外へ出てしまったラプンツェルに対しても、ゴーテルは自分への依存度を高める為に画策していました。塔の中に隠されていたティアラを見つけたゴーテルは、わざわざソレを持ち出してラプンツェルからユージンに返せと言い放っています。ゴーテルは、ラプンツェルの行動を予測しただけでなく、ユージンを追う強盗の兄弟を利用していました。
ゴーテルは、ティアラよりもいいモノがあるとラプンツェルの髪の毛の価値を強盗の2人に教えています。ゴーテルは、強盗の2人を操り、ユージンが裏切ったとラプンツェルに思わせただけでなく、強盗にラプンツェルを襲わせて自分が助け出すという筋書きを実行したのです。ラプンツェルは、思惑通りゴーテルに助けられたと思っていました。
娘を助けた優しい母親を演じただけでなく、ゴーテルはラプンツェルを見捨てなかったと思わせたのです。ラプンツェルは、実際にゴーテルの姿を見て安心して抱き着いていました。ゴーテルは、悲しみ傷ついたラプンツェルを抱きしめて2度と外に出たいと言わないように約束させているのです。自分しかいないと思わせ、依存度を高めていました。
ラプンツェルが自分がプリンセスだと思い出さなければ、ゴーテルとそのまま塔で暮らし外に出たいとも思わなくなっていた可能性が高いです。ユージンが塔に駆け付けていますが、ラプンツェルが自分の過去を知らないままならゴーテルのマインドコントロールが解けなかった可能性もあります。
考察③実際に経験させる
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは愛情がない毒親なのか考察③は、「実際に経験をさせる」です。ラプンツェルの誕生日プレゼントを手に入れに向かったゴーテルは、お城の馬であるマキシマムを見て急いで塔へ戻っていました。ラプンツェルの姿がないことに気づき、ゴーテルは彼女を探しに行っています。
ラプンツェルを見つけ出したゴーテルは、フリン・ライダーが離れた隙を見て彼女を連れて帰ろうとしていました。しかし、ラプンツェルはゴーテルの言うことを聞かずに塔へは帰らないと断言しています。外の世界に興味を持ち、外の世界でもやっていけると言い放ったラプンツェルにゴーテルは実際に経験させることにしました。
その理由は、優しい母親というわけではなく、毒親のゴーテルがラプンツェルに自分が無力で浅はかだと思い知らせる為の行動だったのです。ゴーテルと話し合おうとするラプンツェルでしたが、ゴーテルはまたしても彼女の話しを聞かずに、ティアラを渡して「泣いて悔やんでも遅い」と捨て台詞まで言い放っていました。
出会ったばかりのフリン・ライダーに恋をしたラプンツェルに対してもゴーテルは、騙されているだけだと実感させる為に自信があるならティアラを返すように指示しています。ティアラを渡せば、フリン・ライダーはすぐに逃げ出すとゴーテルは予言しました。実際にゴーテルは、ラプンツェルに全て自分が正しいと思わせることに成功しています。
ラプンツェルに外の世界を実際に体験させた最大の理由は、彼女が2度と外へ出たいと言わない為の作戦だったのです。毒親のゴーテルは、ラプンツェルが外の世界への興味を失うことはないと気づいた可能性が高く、かわいそうな娘を救った良い母親を演じてマインドコントロールに成功しています。
考察④ラプンツェルに愛情はもっていない?
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは愛情がない毒親なのか考察④は、「ラプンツェルに愛情はもっていない?」です。ファンの間では、ヴィランズのゴーテルなりにラプンツェルに対して愛情を持っていたのではないかというコメントも多くなっています。しかし、一方で愛情など微塵もなかったという意見も多いです。
赤ちゃんの頃からゴーテルは、攫ったラプンツェルを育てています。18年間もの間ラプンツェルを育てていたゴーテルですが、誕生日のことや空を飛ぶ光が星だということなど、彼女に対して平気でウソをついていました。本や裁縫の道具や絵を描く道具などをラプンツェルに与えてはいますが、家から出さない為という可能性が高いです。
ゴーテルがラプンツェルに対して一切愛情がないと考察できるシーンは、いくつかあります。ラプンツェルの話しを真剣には聞かず、ゴーテルは可愛いや大好きなどの言葉で誤魔化していました。それだけではなく、ゴーテルはラプンツェルの髪の毛に乗り、塔を上り下りしているシーンが話題になっています。
いくらラプンツェルの髪の毛が長いからといって、髪の毛に乗り引き上げてもらうという行為はゴーテルが愛情を持っていればしない行為です。ラプンツェルをあたかも道具のように思っているからこそ、ゴーテルはエレベーターのように彼女を利用している可能性があります。あくまでゴーテルが愛しているのは、魔法の髪の毛だけなのです。
ゴーテルが毒親ではなくラプンツェルに愛情を抱いていたとすれば、誕生日を誤魔化そうとはしないハズです。去年も誕生日があったと言っていることから考察すると、毎年ラプンツェルの誕生日を祝っていなかった可能性があります。何かのきっかけでラプンツェルが誕生日に気づき、ゴーテルは渋々プレゼントを送っているだけなのです。
ストーリーでは、ケンカしたことを気にしてゴーテルはヘーゼルナッツのスープを作ろうとしています。しかし、これも愛情からではなくラプンツェルの機嫌を取る為だった可能性が高いです。珍しい絵の具のプレゼントをねだられ、3日かけて取りに行くという行動もラプンツェルを家に繋ぐ止めておく為だったと考察できます。
ラプンツェルのゴーテルは実はいい人?優しい人?
ゴーテルはいい人?
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルはいい人だという意見があります。毒親でもありながらゴーテルがいい人だと言われている理由は、ラプンツェルに対する態度が理由になっていました。ゴーテルは、ストーリーの中で自分の為だけではなくラプンツェルの為に行動しているシーンがあります。
ゴーテルは、わざわざラプンツェルの為に遠い場所へ出向いたり、珍しいモノなどを与えていました。ケンカをした後もラプンツェルのことを放っておかず、気にかけているようなシーンがあります。ラプンツェルの頭にキスをしているシーンなども、微笑んでいてしっかりと愛情を持っていたいい人なのではないかと考察されていました。
ゴーテルがいい人だと言われている理由の中でも最も多いのが、ラプンツェルをきちんと育てていたという点です。ゴーテルが本当にラプンツェルの魔法の力にしか興味がないのであれば、わざわざ娘として育てずに、必要最低限のモノだけを与える方法もあります。いい人とは言えなくても、自分の子としてきちんと育てていました。
料理や掃除などは、ゴーテルが楽をしたいから教えたという可能性はあります。しかし、絵や裁縫や陶芸などに関してはゴーテルからすれば、ラプンツェルに教える必要がありません。ゴーテルが少なくともラプンツェルの為に色々な娯楽を用意していることに変わりはないので、毒親というだけでなく愛情を持ついい人だったのではないでしょうか。
ゴーテルは優しい人?
ヴィランズのゴーテルは、優しい人なのではないかというコメントがあります。理由はゴーテルが、ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のストーリーでもケンカをした後にラプンツェルを放っておかず、わざわざ戻ってきて好物の食事を用意しようとしています。本当に愛情がなく優しい面がないなら、放っておけば良いハズです。
ゴーテルが優しいと言われている理由は、きちんとラプンツェルと向き合っているという点です。ラプンツェルは、ぼそぼそと小さな声でしゃべるという一面がありました。ゴーテルは、聞こえないフリをせずに、聞き直してハッキリしゃべるように指摘している優しい面があります。
他にもある優しいゴーテルの一面は、3日かけてラプンツェルの為にプレゼントを用意する点です。ゴーテルが優しい母親を演じているだけだとしても、歩いて3日もかけてラプンツェルにプレゼントを用意するというのは、愛情がなければ難しいと考えられています。優しい面が一切なかったというわけではありませんでした。
ラプンツェルのゴーテルがかわいそうと言われる理由
ゴーテルに対する声優のドナ・マーフィーの意見
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルの声優を担当したドナ・マーフィーは、かわいそうなキャラクターだと言っていました。ゴーテルを演じたドナ・マーフィーは、彼女の心情をインタビューで答えています。ドナ・マーフィーは、ラプンツェルに対してゴーテルは純粋ではなくても愛情を持っていたと断言していました。
魔法の能力を得る為にラプンツェルを攫ったゴーテルですが、彼女を育てていく間に愛情が芽生えたと語っています。ドナ・マーフィーは、私利私欲の為にラプンツェルを攫っていますが、残虐なだけでなく優しいいい人という面も持ち合わせていると答えていました。女性だからこそ、母親としてラプンツェルを育てたと考えられています。
・ゴーテルはラプンツェルにある種の愛を持っていたと思います。
・ただしゴーテルはそんな感情を持つとは思わずにラプンツェルをさらったのだと思います。
・ゴーテルがラプンツェルを育てていく中で、特別な感情が生まれてしまったのだと信じています。
・それは私が、すべての女性が持っている最も親密で最も持続的なものは、母と子の関係だと思うからです
ゴーテルは本当にかわいそうなキャラ?
映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルは、かわいそうなキャラクターだという意見があります。かわいそうだと言われている大きな理由は、魔法の花を奪われたという点です。魔法の花は、元々ゴーテルが所持していたモノでした。しかし、王国の兵士たちが勝手に奪って行ったのです。
ストーリーでは、ゴーテルの過去が描かれていませんが、裏設定では元々ゴーテルが所持していたことが発覚しています。その為、裏設定を知っている方はゴーテルがかわいそうだという意見が多いです。他にも、ラプンツェルをきちんと育てたことは事実なので、最期があまりにもかわいそうだというコメントもあります。
ラプンツェルのゴーテルの裏設定
「塔の上のラプンツェル」は時代の変化とともに変革させた映画
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」は、時代の変化とともに変革させた映画です。原作になっているグリム童話のラプンツェルでは、普通の夫婦から魔女が娘を奪ったというストーリーになっています。しかし、原作ではラプンツェルの両親に植物を与える代わりに娘をもらうと交換条件を出していました。
映画と同じようにラプンツェルは、塔の中で生活をしています。しかし、ラプンツェルはゴーテルがいない間に男性を塔の中に入れて関係を持っていただけでなく、男性に対する強い偏見を持っていたのです。グリム童話の方では、関係を持った男性を殺すシーンなどもあります。最終的にラプンツェルは、王子とも関係を持ち妊娠していました。
妊娠したことを知ったゴーテルは、ラプンツェルの髪の毛を切って王子と引き離しています。一方で、ラプンツェルに会えなくなった王子は、絶望し自殺をはかりました。かわいそうな王子は、自殺に失敗して失明するというようなストーリーになっています。新しいタイプのプリンセスの案もありましたが、純粋なキャラに修正したと明かしていました。
ゴーテルのキャラが誕生した裏設定
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルには、壮絶な過去があったことが小説で明らかになっていました。ゴーテルは、魔女アマネの娘で3番目の子供で人々に恐れられる存在でした。母親のアマネはとんでもない毒親で、いい人とは程遠く優しい面はありません。娘3人のことを全否定して魔術に没頭し放置していたのです。
ゴーテルは、2人の姉のことが大好きでいつも一緒に森の中で過ごしていました。しかし、ゴーテルは母親の魔術に興味がありアマネの目を盗んで本で勉強していたのです。そのことを知ったアマネは激怒し、ゴーテルの首を絞めて脅すような行動を取っています。優しい母ではありませんでしたが、ゴーテルは魔術に強く感心がありました。
ゴーテルたち姉妹は、森から一切出れない窮屈でかわいそうな日々を送っていたのです。母親のアマネに姉が殺されそうになりゴーテルは、守る為に母を殺してしまいました。優しい姉を守りたい一心で毒親のアマネを殺しましたが、ゴーテルはその後罪悪感を抱えて生活をしています。しかし、2人の姉は母親の呪いで死んでしまいました。
1人になったゴーテルは、魔法の花を守りながら優しい姉2人を生き返らせようと画策します。しかし、他の魔女たちに騙され力をほとんど奪われてしまったのです。かわいそうなゴーテルに更に追い打ちをかけるように、王国の人間が王妃の為に魔法の花を奪ってしまいました。そこから映画のストーリーへ繋がっていきます。
出典: https://prcm.jp
ラプンツェルを幽閉していましたが、ゴーテルが自由に娯楽を与えていたのはかわいそうな子供時代が関係している可能性が高いです。姉を生き返らせる為の花を奪われたにも関わらず、憎い王妃の子供ラプンツェルにプレゼントを用意していたのは、優しさからの行動でいい人の面もあります。
映画「塔の上のラプンツェル」のストーリーだけで見ると、ゴーテルは間違いなく毒親です。しかし、ゴーテルの裏設定である過去のストーリーを知れば、彼女はかわいそうな優しい女性なのかもしれません。いい人の面もあり、優しい姉たちに会いたいという気持ちがなければ、ゴーテル自身は永遠の命にそもそも興味はなかったのです。
ラプンツェルのゴーテルの声優
ゴーテルの声優はドナ・マーフィー
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルの声優を担当をしているのは、「ドナ・マーフィー」です。ゴーテルがかわいそうないい人だと言っていたドナ・マーフィーは、アメリカ出身の女優で映画「塔の上のラプンツェル」が初めての声優デビューになっています。
ドナ・マーフィーの出演作は、映画「ボーン・レガシー」や「ダークホース」や「私がクマにキレた理由」や「スパイダーマン2」などです。
ゴーテルの日本語吹き替え声優は剣幸
映画「塔の上のラプンツェル」のゴーテルの吹き替えを担当したのは「剣幸」さんです。元宝塚歌劇団のトップスターで、現在は女優として活躍しています。主に舞台で活躍していて、テレビドラマ「美しい罠」などに出演していました。
剣幸さんが出演している舞台は、「心を繋ぐ6ペンス」や「サマーディナーショー」や「カラミティ・ジェーン」や「西遊記」や「ガリレオ物語」や「ミスター・アーサー」や「蜘蛛の巣」や「ラヴ」・レターズ」や「ハイ・スピリッツ」や「ヴェニスの商人」などになっています。
ラプンツェルのゴーテルに関する感想や評価
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルに関する感想や評価を紹介していきます。
ラプンツェルの話だけど、ゴーテルって教育者としては本当に優秀。1対1の環境で、会話を完璧に行えるだけの声かけをしていて、日常的に歌を歌うほどに音楽に慣れ親しませ、家事を独りでできるレベルに仕込み、読み書きそろばんはもちろん陶芸やチェスや編み物楽器絵画などの知識と環境も揃えてる。
— 彩丹 (@mYIMe216) August 9, 2020
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルに関する感想や評価には、教育者としては完ぺきだというコメントがあります。ラプンツェルを幽閉していたゴーテルですが、編み物や裁縫や料理や掃除など生活できるだけの知識は十分に与えていました。毒親でもゴーテルの教育は、正しかったという意見もあります。
ラプンツェルとカサンドラの母親ゴーテルはどこまでも自分のことしか考えてない女だなぁ😭早く気づいて娘たちー!
— あいる (@gin1gamelove) August 10, 2020
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルに関する感想や評価には、どこまでも自分のことしか考えてない毒親だというコメントも多くなっています。若さを保ちながら400年もの間生き続けたゴーテルは、自分の為だけにラプンツェルを幽閉してました。騙されたラプンツェルがかわいそうという意見が多いです。
ラプンツェルのゴーテルって結局若さ以外でもラプンツェルのことしっかり愛してる感じはあるからなんか、複雑な気持ちになるときある
— もりのさん (@tototototo_88) August 8, 2020
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルに関する感想や評価には、ラプンツェルのことを愛しているように感じたというコメントもあります。毒親のゴーテルですが、ラストシーンはかわいそうに感じたファンも多いです。ラプンツェルを愛していたのか謎ですが、親として育てたゴーテルを評価する人もいます。
マザー・ゴーテルはラプンツェルを自分自身のために育てていたように思えないな。少なくともちょっとは本気でラプンツェルを愛していたんだと思う。そしてラプンツェルもそんなゴーテルを恨んでいないと思う。 pic.twitter.com/Uzdgy9F0MI
— ねねチャン (@yukaringlandoll) March 19, 2014
ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルに関する感想や評価には、ゴーテルは毒親ではないというコメントがあります。ラプンツェルに態度が優しいという意見もあり、いい人だと評価する声もありました。愛情があったのかどうかは謎ですが、ゴーテルが優しいいい人だと感じたファンも多くなっています。
ラプンツェルのゴーテルまとめ
この記事では、ディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」のヴィランズのゴーテルが毒親なのかラプンツェルに対して愛情がありいい人だったのかだけでなく、かわいそうな優しい人物なのかファンの感想評価などを紹介していきました。ゴーテルは、ヴィランズの中でも特殊なキャラになっているので、是非チェックしてみてください。