【ハイキュー】狢坂高校のメンバー一覧！悪球打ちの桐生や臼利などまとめて紹介

単行本『ハイキュー』37巻では、東京の強豪校である「梟谷学園」と「狢坂高校」との試合の様子が描かれていました。白熱した戦いの末、勝利したのは梟谷学園。結果的には梟谷学園の勝利に終わったものの、敗戦校となった狢坂高校もチームが一致団結し試合に臨む様子が魅力的でした。本文ではそんな狢坂高校のメンバーを紹介していきます。それではまず、『ハイキュー』の簡単な作品情報からご覧ください。

『ハイキュー』とは、スポーツ(高校バレーボール)を題材とした少年漫画です。2011年から『週刊少年ジャンプ』と『少年ジャンプNEXT!』2011 WINTERにて読み切り版が掲載され、その後2012年から2020年まで連載12号から33・34号までが連載されました。

また、テレビアニメは現在第4期までが制作されており、それぞれのタイトルが『ハイキュー!!(第1期)』『ハイキュー!!セカンドシーズン(第2期)』『ハイキュー!!烏野高校 VS 白鳥沢学園高校(第3期)』『ハイキュー!! TO THE TOP(第4期)』となっています。

ここからは『ハイキュー』の簡単なあらすじを紹介します。主人公は小柄な少年・日向翔陽。彼の物語は春高バレーのテレビ中継を偶然見かけた時から始まります。テレビ中継で見たのは「小さな巨人」と呼ばれ、躍動する宮城県立鳥野高校のエースでした。そんな彼の活躍を見て心を奪われたのをきっかけにバレーボールを始めることになります。

しかし、日向にはバレーボールの試合に対して低身長という身体的不利を抱えており、さらに入学した中学校のバレー部に指導者どころかメンバーが自分以外誰もいない状況で、上達の機を逃していました。ただ、彼には唯一類稀なる身体能力とバレーボールの情熱があり…？

『ハイキュー』に登場する狢坂高校(むじなざかこうこう)とは、大分県に設立された高校です。狢坂高校バレーボール部の実力は大分県の代表として春高に9年連続出場を果たすほど高く、インターハイにおいてはベスト4の実績を残しています。春高の際には『ハイキュー』の主人公・日向が所属している鳥野高校とは対戦していませんが、東京の強豪校である梟谷学園と試合をおこないました。

そんな狢坂高校のバレーボール部のキャプテンを務めるのが、桐生八(きりゅうわかつ)です。桐生が活躍する姿が見られるのは単行本『ハイキュー』37巻32話からで、主人公が所属する鳥野高校をはじめ東京の強豪校が集まった合同合宿では、名前が挙がるなど注目されており、全国3大エースの1人と称されるほどの実力を有しています。

それでは早速、『ハイキュー』の狢坂高校メンバーを一覧形式で紹介していきます。まずはエース・桐生八をはじめ、臼利満、雲南恵介、猯望、尾新春馬、蝦夷田尚陽、本渡昴、九刷みち子と続けて計8名を紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

• 名前：桐生　八（きりゅうわかつ）
• 身長：188.3㎝
• 体重：85.6㎏
• 誕生日：4月8日
• 悩み：サーブレシーブ、後輩指導
• ポジション：ウィングスパイカー(WS)
• 背番号：1

狢坂高校メンバーの桐生八は、バレー部のキャプテンを務める3年生のWS。見た目は坊主頭に剃り込みを入れた威圧感のある雰囲気を醸し出しているのですが、その見た目に反して心配性であり、ネガティブな性格をしています。バレーボールにおいては白鳥沢高校の牛島と井闥山高校の佐久早とともに「全国高校3大エース」と称されるほどの実力を有しており、威力を重視するパワースパイカーです。

しかし、それでも乱れたトスを上げられても踏み切りによる工夫を施すことによって、威力を高い攻撃に繋げるという器用さ持ち合わせており、その器用さと威力によって「悪球打ちの桐生」と呼ばれるようになりました。そんな高い実力を持ちながらも仲間に恵まれたことを喜んだり、仲間に期待するなど仲間想いで心優しい一面があるため、桐生の存在がチームに大きな影響を与えているといえるでしょう。

• 名前：臼利　満（うすりみちる）
• 身長：182.2㎝
• 体重：70.5㎏
• 誕生日：12月12日
• 悩み：時々目が怖いと言われる事
• ポジション：正セッター(S)
• 背番号：9

狢坂高校メンバーの臼利満は、セッターのポジションを担う人物です。傑出した能力は無いのですが、能力の差を補うほどの策士であり、チームメイトからは「ハツラツと性格が悪い」と評されています。対戦相手を心理面から揺さぶりをかけることによってチームプレーの乱れを誘い、春高の梟谷戦ではその効果を太いに発揮していました。

梟谷学園のセッター・赤葦が気負い過ぎている心情を的確に読み、その心情を利用して一時的に交代されるほど追い込むことに成功していたのです。そんな臼利ですが、桐生(八さん)のことを尊敬しており、普段から「八さん(桐生)は今日も最強やけん！」と全力で褒めています。梟谷戦においては最終的に敗北していますが、試合終了時に臼利自身のトスにプレシャーを抱いていた桐生を気遣うなどお互いを信頼しているシーンが見られました。

• 名前：雲南 恵介（うんなん けいすけ）
• 身長：190.3㎝
• 体重：79.8㎏
• 誕生日：1月29日
• 悩み：1㎝でも身長が伸びてほしい事
• ポジション：ミドルブロッカー(MB)
• 背番号：4

狢坂高校メンバーの雲南恵介は、ミドルブロッカーのポジションを担う人物です。190㎝という大柄な体格をプレーに活かし、狢坂のブロックの要として猯望と共に活躍しています。春高準々決勝では技術と読みの鋭さで「対木兎シフト」を回し、梟谷学園を大いに苦しめました。

基本的にはクールな性格で感情の起伏が薄めなのですが、同じポジションの猯望に対しては対抗心を持っているようで、鮮やかなプレーを決めた後、猯望に対して「お前、この試合、ブロック0本」と身振りで表現して煽るシーンがあります。さらに、日頃から無表情で感情を表に出さないのですが、梟谷戦で敗北した際は泣きそうな顔でうずくまっていたので、負けず嫌いな性格もうかがえます。

• 名前：猯 望（まみのぞむ）
• 身長：190.4㎝
• 体重：84.2㎏
• 誕生日：8月1日
• 悩み：石原さとみと結婚したい
• ポジション：ミドルブロッカー（MB）
• 背番号：3

狢坂高校メンバーの猯望は、雲南と同じくミドルブロッカーのポジションを担う人物です。大柄な体格をプレーに活かし「狢坂高校ツインタワー」の1人として活躍する一方、雲南に煽られたらすぐに激昂するなど単純な性格をしていることで、無意識にチームの盛り上げ役として和やかな雰囲気を作っているようなところがあります。

梟谷の試合終盤では、余計なことを一切考えることなく試合を続ける木兎を見た桐生は「楽しいこそが最強」と呟き、必要以上に考えてしまう自分との違いを羨ましそうにしていました。その言葉に対して猯望は同調し「かわいいは正義！みたいな感じやろ」と言いますが、桐生はその言葉の意味が分からずポカンとする始末。

そんな桐生を見て続けて「かわいいにはなれんちゃけど、楽しいは作れる！きっちい筋トレと練習次第で！」と言い、本質をしっかり見抜いている言葉を残したのです。表面上は思慮に欠けた人物のように見えるのですが、意外と思慮深い性格の持ち主なのかもしれません。

• 名前：尾新　春馬（びしんはるま）
• 身長：174.6㎝
• 体重：68.3㎏
• ポジション：リベロ（L）
• 背番号：13

狢坂高校メンバーの尾新春馬は、リベロのポジションを担う人物です。チーム内では最も身長が低い選手ではありますが、2年生でスタメンに入っている実力者で、守備が安定している選手と言えるでしょう。公式サイトの能力値ではスピードとスタミナが4なので、ボールの落下地点に的確で素早い動きが求められるバレーにおいてかなり強力な能力です。

強豪校の中でリベロとして活躍する理由がこの能力値から見て取れます。ただ、現状は木兎のサーブに触れることができない場合もあり、まだまだ発展途上だと捉えることができますので、これからの成長に期待しておきましょう。

• 名前：蝦夷田 尚陽（えぞたなおはる）
• 身長：182.2㎝
• 体重：75.6㎏
• ポジション：ウィングスパイカー（WS）
• 背番号：7

狢坂高校メンバーの蝦夷田尚陽は、ウィングスパイカーのポジションを担う人物です。チームのメンバーから「エゾさん」「エゾ」の愛称で呼ばれています。梟谷学園のセッター・赤葦のメンタルをへし折ろうとしている臼利を見て「ハツラツと性格が悪いよな」と言い残したのが蝦夷田で、メンバーのことをよく見ているのがこのセリフからうかがえます。

実力面においては、スタミナとレシーブが秀でており、『ハイキュー』の登場人物の中でも際立ったスペックを持つ人物といえるでしょう。梟谷戦では鷲尾辰生の強烈なスパイクをも拾い上げるほど高い技術を披露しているため、技術とスタミナの高さを考慮すれば長く続く春高の試合では大いに活躍できる選手と言えるでしょう。

• 名前：本渡　昴（ほんどすばる）
• 身長：179.2㎝
• 体重：73.3㎏
• ポジション：ウィングスパイカー（WS）
• 背番号：10

狢坂高校メンバーの本渡昴は、ウィングスパイカーのポジションを担う人物です。2年生でありながら、3年生が多くいるレギュラーメンバーの中にスタメンで入っている実力者で、公式サイトで公表されている5段階の能力値ではテクニックと頭脳、そしてバネが4と高く、残るパワーとスタミナ、スピードが3と公表されています。これらの能力値を見る限り非常にバランスが取れた選手と言えるのではないでしょうか？

梟谷戦では敵味方のコートの動向を明確に捉え、状況に応じてメンバーへの声かけをしっかりとおこなう配慮も見られました。担当しているポジションはセッターではないのですが、桐生が打ちやすいように乱れたボールをセットアップするシーンも見られたので、今後大きく成長していく選手と言えるでしょう。

• 名前：九刷 みち子（くずりみちこ）
• 年齢：42歳
• 狢坂高校バレー部監督

狢坂高校の九刷 みち子はバレー部の監督です。女性の監督ではありますが、サバサバとした性格が指導方針に反映されているようで、指導するところはしっかりと適切に伝えています。梟谷戦では後半にかけて調子付いてきた木兎に対して臆したメンバーがいましたが、その時にメンバーの方向を正していました。

木兎対策を中心とした作戦で試合を優勢に運べていない事に不安を感じたメンバーは、別の作戦を考案した方がいいのか迷っていたのですが、それでも九刷は断固として「攻めは最大の防御！」と言いチームの迷いを一蹴。これによって再びチームが一致団結したのです。また九刷は選手の精神も細かく把握しており、木兎に対して苦手意識を持っている桐生がそれを克服したのに気付き、その精神状態に応じ的確な指示を行おうとしています。

狢坂高校のユニフォームは、オレンジを基調にした明るめのユニフォームです。袖がネイビーカラーとなっており、キャプテンの桐生に限りユニフォームの下に黒のインナーを着用しているといった状態となっています。

全国高校3大エースの1人である桐生や、彼を尊敬している臼利など人気の高いキャラクター達が所属している狢坂高校。そんな高校バレー部のユニフォームやグッズを入手したいと考えている方は多いのではないでしょうか？そこでユニフォームとグッズの販売状況を調べたところ、残念ながら現時点で公式では販売されていませんでした。

• 臼利　満：ウスリータヌキ
• 雲南 恵介：ウンナンタヌキ
• 猯 望：マミ
• 本渡　昴：ホンドタヌキ
• 蝦夷田 尚陽：エゾタヌキ
• 尾新　春馬：ハクビシン
• 九刷 みち子：クズリ

実は狢坂高校メンバーの名前は動物が由来になっているのではないか？とファンの間で噂されているようです。では、どのような動物が由来となっているのか、上記の名前を確認しながら参考にしてみてください。

狢坂高校メンバーの名前の由来をご覧になって頂くと、実はその中で1人だけ名前が存在していないことが分かります。その人物がエースの桐生八です。実は彼だけが動物名ではなく「桐生が岡動物園のタヌキ」が由来だと予想されています。

彼らが所属している高校名・狢坂高校には「狢（むじな）」という文字が入っているのですが、この言葉は主にタヌキやアナグマ、ハクビシンを表現する文字です。このような意味合いからメンバーの名前の由来へと繋がり噂されるようになったのではないでしょうか？

これまでに狢坂高校のメンバーの詳細やグッズ、動物の由来までを紹介してきました。では、実際に狢坂高校のメンバーが登場するのはどの辺りなのでしょうか？ここからは『ハイキュー』の原作漫画とアニメで登場する場面を具体的に紹介していきます。

狢坂高校の桐生が活躍する姿が見られるのは原作『ハイキュー』37巻32話と前述しましたが、その他のメンバーが登場するのも桐生と同じく37巻32話です。ちなみにアニメ『ハイキュー』の4期第1シーズンが単行本28巻に掲載されている内容となっています。最終話では、鳥野高校と稲荷崎高校との試合が始まった直後の様子が描かれていました。

狢坂高校が原作漫画に登場する巻数が分かったところで、次に狢坂高校がアニメに登場する状態を見ていきましょう。前述では漫画『ハイキュー』28巻が4期第1シリーズで鳥野高校と稲荷崎高校との試合が始まる直後とお伝えしました。そのため、第2シーズンでは鳥野高校と稲荷崎高校との試合が主軸となっているのが予想されます。

これら予想される2つの要素を踏まえるとアニメ『ハイキュー』で狢坂高校のメンバーが登場するのはまだ先になると考えられます。そして狢坂高校と対決する梟谷学園は人気急上昇中の高校なので、アニメの制作過程でカットされることはないと見込まれるため、彼らの活躍が見れるのを期待しておきましょう。

「全国高校3大エース」の1人である桐生を筆頭に、梟谷学園との試合で活躍する姿を見せた狢坂高校のメンバー達。ここからは、その試合で見せた彼らの魅力をネット上で述べられた感想や評価を基に見ていきましょう。主に梟谷学園と狢坂高校との試合の魅力や臼利の性格の魅力などが挙がっていました。

こちらでは臼利に関する感想が挙げられています。サーブ打つたびに「行きます！」と宣言する臼利が良いと言われているのですが、これは元気で明るい性格が表現されているからなのでしょうか？この感想以外では臼利がかわいいと言われていたものもあったので、同じ感想を抱いたことがうかがえます。

こちらは梟谷学園と狢坂高校との試合が、『ハイキュー』の試合数の内5本の指に入るほど好きだと言われています。この他の感想では、木兎と桐生のスパイカー5本指対決が面白いとおすすめされていたので、ぜひ梟谷学園と狢坂高校との試合をご覧になってみてはいかがでしょうか？

こちらの感想では、狢坂高校バレー部の臼利について話題が上っています。狢坂高校の中で一番かっこいい人物が臼利と言われているようで、かわいい系爽やかイケメンというのがその理由。主に臼利が桐生を尊敬していることで表現されるセリフや、試合が魅力に磨きをかけているのかもしれません。

ハイキューの狢坂高校メンバーを一覧形式で紹介してきましたがいかがでしたか？梟谷学園との試合で活躍する姿を見せた狢坂高校メンバー。狢坂高校と梟谷学園との試合では、「木兎と桐生のスパイカー5本指対決が面白い」、「『行きます！』と宣言する臼利が良い」などの感想が挙げられていました。そんな試合を繰り広げる狢坂高校メンバーですが、チームメンバーを率いているのは「全国高校3大エース」の1人である桐生八です。

臼利が桐生を尊敬しているように、桐生にはメンバーの想いを背負って戦う心優しい一面があり、そんなエースだからこそチームが一致団結していると言えるでしょう。今後、彼らが桐生を筆頭にどのような成長をして、どのような活躍を見せてくれるのか？『ハイキュー』の単行本では37巻から登場しているので是非チェックしてみてください。