【約束のネバーランド】女王レグラヴァリマの正体とは?最後は自滅して死亡?

約束のネバーランド(約ネバ)では傲慢でプライドが高い女王レグラヴァリマの姿を見ることができます。彼女の正体は鬼の世界を支配している王家の血を継いでいる存在だったのです。自分の欲を満たすことしか考えていないレグラヴァリマは、鬼が増えすぎて食肉が足りなくなった際には民を殺すように命じています。また、現在の地位を確立するために父親や家族でさえも死亡させていたのです。そこで、約束のネバーランドで女王を務めている彼女の正体や欲が深すぎたために最後は自滅して死亡した状況、仮面の下の顔などをご紹介します。

【約束のネバーランド】女王レグラヴァリマの正体とは?最後は自滅して死亡?のイメージ

目次

  1. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマとは?
  2. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの正体
  3. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの最後は自滅して死亡?
  4. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマが復活・暴走した理由
  5. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの謎を考察
  6. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの名シーン
  7. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマに関する感想や評価
  8. 約束のネバーランドの女王レグラヴァリマまとめ

約束のネバーランドの女王レグラヴァリマとは?

約束のネバーランド(約ネバ)で鬼の世界でトップを務めていたのは女王を務めているレグラヴァリマでした。傲慢な性格の彼女は、あらゆる贅沢を欲する欲深い鬼だったために、家族であっても自分の欲望を満たす邪魔になると考えれば躊躇なく残酷に殺すことができました。鬼が大発生した700年前にも民のために力を尽くそうとは思わず、民が減れば人肉が不足することはないといい放っていたのです。

約束のネバーランド(約ネバ)で戦闘能力が非常に高い女王レグラヴァリマは、鬼の貴族階級である五摂家でさえも圧倒しており従えるほどの強さを持っていました。調停役を担っている一族のピーターとも繋がっており、賢いノーマンをラムダに送ったのも彼女だったのです。そこで、強烈な支配欲を持っている女王レグラヴァリマの邪悪な正体や支配欲が強すぎて最後は自滅して死亡した経緯、彼の仮面の下の顔などをご紹介します。

約束のネバーランド(約ネバ)の作品情報

約束のネバーランド(約ネバ)の概要

第1期のテレビアニメとして全12話によって展開され注目を集めた大人気漫画が原作の「約束のネバーランド(約ネバ)」は、フジテレビ他で2019年1月~3月に渡って放送されました。テレビアニメによって話題となった約束のネバーランド(約ネバ)は、2021年1月からは第2期のテレビアニメの放送が決定しています。作中では、厳しい試練や残酷な逆境などを仲間と一緒に協力して乗り越えていく姿が描かれていきました。

単行本においては19巻(2020年7月)まで刊行されている約束のネバーランド(約ネバ)の漫画は、漫画家・原作者である白井カイウさんによって週刊少年ジャンプ(2016年8月~2020年6月)で連載されています。2100万部の累計発行部数を2020年6月の時点で記録している「約束のネバーランド(約ネバ)」は、漫画以外にも映画や小説など幅広く展開されているメディアミックスとして楽しまれています。

約束のネバーランド(約ネバ)のあらすじ

GF(グレイス=フィールド)ハウスは親がいない孤児などが集まってくる孤児院となっています。そこではシスターでありママと呼ばれているイザベラに孤児たちは里親に出されるまでは大切に育てられていました。しかし、6歳~12歳になると里親へ送り出されます。里親の正体は人間の肉を食べる鬼で、孤児たちは食肉として殺されていたのです。その正体を知ってしまった最年長のエマや冷静なノーマンは脱出を試みます。

レグラヴァリマのプロフィール

約束のネバーランド(約ネバ)では人間の世界と鬼の世界が存在していますが、鬼の世界を支配していたのが女王レグラヴァリマです。高い戦闘能力と王家の血を受け継いでいる彼女は、鬼の世界の貴族階級である五摂家らも従える強さを持っていました。最強の腕を持つ五摂家らも彼女には敵わないと思っていたのです。全てを持っている彼女でしたが、非常に欲が深く支配欲に加えてあらゆるものへの欲求が止まりませんでした。

  • 名前:レグラヴァリマ
  • 役職:女王(鬼の世界)
  • 性別:女性
  • 生年月日:不明
  • 年齢:不明
  • 体重・身長:不明
  • 家来:五摂家ら鬼貴族ら全般
  • 初登場回:コミック第15巻・第131話「入り口」
  • 姉弟:レウウィス、ソンジュ

傲慢でプライドが高い彼女は、美食をはじめ富や名誉などあらゆるものを手にしたがったのです。自分の欲を満たすためであれば、父親をはじめ家族ですら何の躊躇もなく殺していました。鬼の世界でトップを務めている彼女は自分のことしか考えていない自分勝手な女王だったのです。自分にとって邪魔となる四賢者や大僧正などは追放し、調停役を担っている一族のラートリー家とは和平を結び現在の地位を築いています。

TVアニメ「約束のネバーランド」公式サイト

約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの正体

レグラヴァリマの正体①仮面の下には怪しい眼と口がある

約束のネバーランド(約ネバ)でかつて700年前に追放された貴族出身の鬼であったギーランは、自分たちを追放した女王レグラヴァリマにずっと恨みを持ち続けいつか倒すことを決意していました。そんな彼は、彼女の仮面を壊すことに成功します。仮面の下の顔の正体は下画像のように口が2つあり、目も人間とは異なる位置に存在していました。かなり不気味な顔となっていましたが、何でも食べようという食欲も旺盛だったのです。

特に頭脳明晰なノーマンの肉を食べることを狙っていた彼女は、彼の肉体だけは決して誰にも譲らないという執念を燃やしていました。鬼の食肉用として賢いノーマンが出荷された際もすぐに殺さずにラムダの新農園に送ったのは実は彼女の命令だったのです。鬼は自らの形状を保ったり、身体能力を高めたり、再生能力を強化するために人間の肉を食べていました。

そのため、天才的な頭脳を持っているノーマンの肉体を食べた際にはより最強になれると考えていたようです。尽きることがない彼女の欲望によって人間の世界や鬼の世界は大混乱に陥ることになります。欲望が強すぎた彼女は口が2つなくてはいけないくらいエネルギーが必要だったのかもしれません。しかし、それが最後には致命傷となっていきます。

レグラヴァリマの正体②強さと能力

約束のネバーランド(約ネバ)で鬼の世界を支配していた女王レグラヴァリマの正体は、底知れない戦闘能力を持った王家の血を受け継いでいる女性の鬼ということができるでしょう。仮面の下には2つの口を持った顔が隠されています。かつて鬼の貴族出身だったギーランは、五摂家の1つでもあったのです。しかし、700年前に追放されたことによって相当な恨みを持っていました。

かつての復讐をすることを決意していたギーランは、多くの兵を連れて彼女に戦いを挑みます。しかし、最強の鬼の貴族である五摂家でさえも彼女には敵わないと思っているくらい戦闘能力が高い彼女は、強靭な肉体を持つ鬼の身体を次々と無惨にも斬り裂いていったのです。彼女の爪は伸縮自在となっており、鋭い刃物と化していました。彼女の爪に触れた鬼たちは次々と刻まれることになります。

彼女の仮面を壊すことに成功したギーランは彼女の正体(素顔)を見ることができましたが、その瞬間に切り刻まれ最後には目玉を潰されてしまいました。その残虐さに周囲の鬼たちも固まってしまいます。豪華なドレスを身に纏っている彼女は戦闘に不利なように見えますが派手な装飾を施していても圧倒的な力を見せつけて戦っていたのです。

レグラヴァリマの正体③性格

約束のネバーランド(約ネバ)で非常にプライドが高い女王レグラヴァリマは、最上級のものは全て自分のものにしなければ気が済まない性格を持っていました。鬼を支配しているのは彼女でしたが、鬼の中で彼女も認める頂点の存在は「あのお方」だったのです。しかし、最高級の食肉であるノーマンの肉を「あのお方」に差し出すという考えは微塵も持っていませんでした。

頂点の存在が「あのお方」であっても自分のプライドにかけて1番の食肉は自分が食べなければ気が済まないという傲慢な性格を持っていたのです。最上級の食肉であるノーマンを差し出さずに済む方法を暗躍していた彼女は、邪悪な心を持ったピーターと組んで彼が新しく設立したラムダ農園に送ることにしました。圧倒的な強さを誇っている彼女は、自分の父親も殺しておりそれによって現在の地位を手に入れていたのです。

尽きることがない欲望を抱いている彼女は、何不自由ない生活を送っていても一向に満足することができませんでした。常に最高の最上級のものを欲し、自分は常に1番でなければ気が済まないという恐怖心に襲われていたのです。その根底にある正体は明らかになっていませんが、欲望が強すぎて自分の本当の正体がわからなくなってしまったのかもしれません。

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約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの最後は自滅して死亡?

考察①食べ過ぎたことで自分を見失った?

約束のネバーランド(約ネバ)で鬼にとっては弱点となっているはずの核を突かれたことで最後は死亡したかに見えた女王レグラヴァリマでしたが、復活を遂げています。王家の血を受け継いでいる彼女には2つの核が存在していたために、その中の1つの核を破壊されても死ぬことはなかったのです。しかし、ダメージは大きかったようでそれを補うかのように周囲に散らばっている死骸を次々と貪るように食べていきます。

死骸を無差別に食べつくしていった彼女は巨大に進化していきました。食べた死骸の能力や記憶、力を全て取り込むことができた彼女は自分は最高の力を手に入れたことに酔いしれていたのです。しかし、その乞食のように死骸を貪る姿に悲しみを覚えたムジカは彼女に対してどうして何でも持っているはずのあなたはそんなにも飢えているのかと問うたのです。

その言葉を聞いた彼女は驚きます。全ての力を手に入れて周囲を圧倒しているはずの自分が飢えているように見えるということ自体、プライドが許さなかったのです。彼女は鬼でありながらも独自の宗教観を持っているムジカの言葉にハッとし、次第に自分を見失っていきます。それと同時に食べ過ぎたことで多くの記憶や能力が押し寄せてきて混乱してしまったのです。

考察②女王は自滅して死亡した?

約束のネバーランド(約ネバ)で鬼の世界を支配していた女王レグラヴァリマは最強の力を誇っていました。鬼の貴族である五摂家ですら彼女に逆らうことができないほどの力を持っていたのです。そんな彼女は鬼にとっては重要な核を突かれてしまいます。それによって最後は死亡したかに見えましたが核を2つ持っていた彼女は復活して再度戦いを挑んできたのです。

顔に2つの口を持っている彼女は、ダメージを回復するかのように周囲に倒れている死骸を次々と取り込んでいきました。巨大化した彼女は全ての力を得て無敵になったように見えましたが、彼女の身体は悲鳴を上げることになります。身体のあちこちで異変が起こり、爆発していきました。そのダメージによってその場にうずくまってしまったのです。

欲望の塊だった彼女は全ての力を我がものにしようと貪り食べ尽くしたために限界を超えてしまいます。彼女は無敵になったのではなく、食べ過ぎによる消化不良によっても自ら自滅の道へ突き進んでしまったのです。彼女がこれまで食べ尽くしてきた人間や鬼たちの記憶がどっと流れ込んで最後は自分が誰なのかさえ分からなくなってしまいます。自分を見失って最後は自滅してしまったのです。

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約束のネバーランドの女王レグラヴァリマが復活・暴走した理由

レグラヴァリマが復活・暴走するシーン

約束のネバーランド(約ネバ)で貴族鬼である五摂家ですら敵わない女王レグラヴァリマは、圧倒的な強さで自分に攻めてくる子供たちと戦っていました。伸縮自在な爪を鋭い刃物のように扱う彼女は彼女の爪に触れた人間も鬼も全て切り刻んでいきます。しかし、食肉用として出荷され実験体として扱われていた子供たちは諦めませんでした。

子供たちの後ろには食肉としてどうすることもできなかった自分たちの運命を救ってくれたノーマンの存在があったからです。彼と一緒にラムダの新農園を抜け出すことができた彼らには自信がみなぎっていました。戦わずして殺されるよりも戦って死んだ方がよっぽどいいという気持ちが芽生え始めていたのです。そのため、どんなに劣勢な状況でも攻め続けることで勝機がやってくると信じていました。

彼らの粘り強い戦いによって彼女の仮面は砕かれ顔の正体も明らかになります。また、最後は鬼の命の源となる核を突いて死亡させることに成功しました。彼女を殺害したことでほっとしたのも束の間、彼女は復活してさらにパワーアップして暴走するようになってしまったのです。

レグラヴァリマは復活してノーマンを襲った

約束のネバーランド(約ネバ)で傲慢な性格の女王レグラヴァリマは、非常にプライドが高かったために何でも自分が1番でなければ気が済みませんでした。あらゆる望みを叶えてきた彼女ですが、1つだけ自分の思い通りになっていないことがあったのです。それは最上級・最高級の肉を食べるということでした。最上級・最高級の肉は「あのお方」が食べることになっていたために願いが叶っていなかったのです。

しかし、人間と鬼の調停役を担っている一族のピーターと取引をするようになった彼女はついに最上級・最高級の肉を食べるチャンスを掴みます。農園創設以来の最高級の品質の食肉が手に入るということで心待ちにしていたのです。そのため、本来であれば食肉として鬼に提供されるはずのノーマンの出荷が、別ルートによって新農園として誕生したラムダに送られることになります。

天才的な頭脳を持っているノーマンを鬼の食肉として通常通り殺して出荷しなかったのは、全て彼女の指示だったのです。しかし、研究所の全てを見抜いていた賢いノーマンは抜け出してしまったため食べることができなくなってしまいます。彼女の最高級の食肉への欲求は非常に凄まじく、死にかかっていながらも天才的なノーマンの肉を本能的に求めて襲っていました。

過去に食べた人間や鬼の顔が現れた

約束のネバーランド(約ネバ)で核を突かれてしまった女王レグラヴァリマは最後は死んでしまったように見えました。しかし、王家の血を受け継いでいる彼女には核が2つ存在していたことから瀕死の状態でありながらも復活を遂げています。のっぺらぼうとなった彼女の顔に周囲は驚きますが、さらに彼女は触れる者を無差別に貪り食べていったのです。異様なその光景に周囲は凍り付いたようになってしまいます。

死骸を食べれば食べるほど巨大になっていく彼女は無敵の存在のように見えました。しかし、彼女の身体は限界にきており消化しきれなかったために身体が巨大化していたのです。さらに、かつて自分が食べてきた鬼や人間、父親や家族、部下たちの顔が鮮明に浮かび上がって人格を持っているかのように話し出します。死亡したはずの過去に食べた人間や鬼が蘇って身体に浮き上がったことで彼女の最後が近いことを意味していました。

のっぺらぼうの女王が出現

約束のネバーランド(約ネバ)で鬼の弱点となっている核を突かれたことで死亡したと思われた女王レグラヴァリマですが、最後ではなかったのです。王家の血を受け継いでいる彼女には特別に2つの核が存在していたために死亡せずに済みました。しかし、大きなダメージを負ってしまった彼女は再生するために周囲の死骸を食べ尽くしていきます。

それによってどんどん巨大化して身体中にかつて彼女に食べられ死亡した人間や鬼の顔が浮かびあがっていきました。新たな化け物のような姿になった多くの顔で埋め尽くされた身体からは、本来の姿を取り戻した王女が現れます。しかし、彼女の顔には何もなくのっぺらぼうとなっていたのです。理性的に歩いている彼女は服装や身体は完璧に再生されていましたが、顔だけは再生されなかったようでのっぺらぼうとなっていました。

レグラヴァリマが復活・暴走した理由

理由①ヴィンセントの毒

人間をはじめさまざまな動物でさえも食べてきた鬼は、食べたものの能力を得ることができる形質変化の力を持っていました。そのため、さまざまな能力を手に入れて進化することができたのです。また、鬼には核が存在しています。身体に傷を負ってもすぐに再生してしまうため死亡したように思えた状態でも最後は再生して復活する力があったのです。そのため、顔の中央に位置し目の奥に存在している核を潰す必要がありました。

しかし、女王であるレグラヴァリマはさらなる特殊な能力を持っていたのです。鬼の貴族である五摂家と王家の血を受け継いでいる彼女には邪血という人間の形質を維持する力があったために、人間を必要以上に食べなくても形質を維持することができます。また、王家の血は格別であったために核が2つ存在していたのです。しかし、頭に縫い合わせた傷があるヴィンセントの毒によって、彼女は形質を保持する力が劣化してしまいました。

身体をうまくコントロールすることができなくなった彼女は、紙袋を被って顔を隠しているザジによって核を貫かれ死亡してしまったのです。核を見事貫いた際には天才的な頭脳を持っているノーマンも確認したため、彼女の最後を見届けたことになります。しかし、最終的に復活した彼女は優秀なヴィンセントの毒によって完全に細胞が暴走してしまうことになったようです。

理由②形質保持能力が非常に強い

頭脳明晰なノーマンたち実験体として扱われていた子供たちの総攻撃を受けた女王レグラヴァリマは、復活したもののさまざまな暴走をしていきます。形質保持能力が非常に強い彼女は、普通の鬼であれば完全に死亡している状況でありながらも再生して復活しているためその正体は得体のしれないものへと変化しているようでもありました。

優秀な頭脳を持っているヴィンセントによって開発された形質保持能力を衰えさせる毒でさえもはねのけてしまうような強さを持っていたのです。今まで取り込んできたあらゆる記憶を蘇らせたり、顔を再生したりしているため形質保持能力が非常に強いともいえますが、逆に能力自体が破滅寸前に追い込まれて暴走している状況とも考えることができます。完全な姿に再生した彼女の顔がのっぺらぼうだったことも深い意味がありそうです。

理由③あのお方が制御している

王家の血を受け継いでいる女王レグラヴァリマは、核を2つ持っていたために1つの核を潰されても尚再生・復活したのだろうという考えがされていましたが、彼女はすでに最後を迎えており死亡していたとも考えられます。しかし、彼女でさえも従わなければならない鬼の黒幕的なあのお方によって操られていたということも十分考えることができるのです。

鬼の貴族である五摂家でさえも全く敵わない彼女を抑え込むことができたのは、唯一あのお方だけでした。寺の御神体には、のっぺらぼうの鬼が七つの壁のマークとともに祀られています。この祀られているのっぺらぼうの鬼はあのお方と非常に関係が深いといわれていました。そのため、身体は本来のように再生され復活していたものの顔のみがのっぺらぼうとなっていたのはあのお方が操っていたからとも考えられるのです。

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約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの謎を考察

考察①父親から地位を奪った?

誰よりも美しく強くなりたいと切望した女王レグラヴァリマは、最後には鬼の世界を支配して頂点に立ちたいと思うようになります。そこで邪魔になったのが鬼を支配していた王である父親の存在です。彼女は自分の欲望を満たすためであれば、家族であろうと父親であろうと容赦なく死亡させることができました。そこには何の躊躇も後悔の気持ちもなかったのです。

2つの口を持っている彼女の正体は得体のしれない欲望を抱いた化け物といっても過言ではないかもしれません。鬼を支配することができる女王の地位を父親から奪った彼女ですが、満足するということがないためさらなる獲物を常に探しては手に入れようとしていました。彼女によって命を絶たれた王族や家族、貴族である五摂家、多くの民の命までが次々と奪われていくようになります。

考察②核が二つある?

女王として君臨していたレグラヴァリマは、弱点である核を突かれたことによって最後は死亡したように思われました。しかし、王家の血を受け継いでいる彼女の正体は、核を2つ所有していることが明らかとなります。そのため、死んだと思われていた彼女は復活を遂げてしまいました。普通の鬼であれば核をやられてしまうと死亡が確定となります。しかし、彼女には2つも核が存在しているため死亡しなかったのです。

核を2つ持っている彼女は起き上がり、エネルギー補充をするかのように周囲に無惨に殺されている鬼の死骸を食べては巨大化してさらなるパワーアップをしました。死骸を食べることによって巨人化した彼女の身体にはそこら中に今まで食べつくしてきた人間や鬼の顔が浮かびあがります。また、彼女の不気味な顔はのっぺらぼうとなっていたのです。

のっぺらぼうの彼女は、自分が食べたことで得た能力を使用してさらに強くなってしまいました。それによってそこに駆け付けた身体能力が高いエマたちにも攻撃を放っていきます。しかし、鬼でありながら人間を食べないソンジュや独自の宗教観を持っているムジカが駆けつけたことによってピンチを回避していくことができました。

考察③ソンジュの姉だった?

王家の血を受け継いでいながらも人間を食べないソンジュの正体は、女王の弟であり王家の血を引く鬼でした。彼は邪血の一族の生き残りであるムジカを常に守っていたのです。彼は鬼でありながらも幼少期に教わった全ての命は尊いということをしっかりと忘れずに生きていました。そのため、鬼はもちろん、人間や身分の低い民であっても全ての命を大切に思い敬意を払っていました。

自分の私欲のために自ら父親を殺害した女王レグラヴァリマの考えには反対して別々の道を歩むことになります。昔からの信仰を大切にしていたソンジュの姉である女王は、道理に背いて自分に都合の悪い邪血を排除しようとしたために、彼女によって殺されそうになったムジカを守るようになります。

姉であり女王となった彼女の考えに反発したソンジュは、王家を裏切ることで独自の宗教観を持っているムジカを救い逃げたのです。そんな彼もますます私腹を肥やす姉を見ていられなかったために自らの手で最後とどめを刺そうと戦いに駆け付けていました。

考察④ピーターに手を貸した?

1000年前に人間と鬼は争っていましたが、お互いに殺し合わないという協定を結んだことで現在の人間の世界と鬼の世界の2つの世界が誕生することになります。しかし、その協定を結んだかつてのラートリー家の初代当主はわずかな人数の人間を食肉として捧げることで今後はこの食肉を増やしていくことで人間の世界を平和に保とうとしていたのです。そのため、協定といっても鬼に有利な内容といえるでしょう。

その一族はそれ以降人間と鬼の世界の調停役を担うことになります。36代目の当主を務めているピーターは、その調停役の仕事を何よりも大切にしていたために兄である35代目当主が食肉となっている人間を人間界へ逃がそうとしていることに恐怖を覚え、兄を暗殺して女王であるレグラヴァリマと手を組みました。人間の平和のために食用児が必要だと感じている彼は、食用児の逃亡を密告することで彼女の協力を得ようとしたのです。

極上の食肉を欲していた彼女に、頭脳明晰なノーマンをはじめ身体能力が高いエマ、冷静沈着で知恵者であるレイら最高級の食肉を提供するという条件によって彼女が率いる王族の2000もの兵を借りることに成功します。この兵の数は王兵の半数に当たる人数だったのです。それほど彼女の極上の食肉に対する執念が強いことが伺えます。

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約束のネバーランドの女王レグラヴァリマの名シーン

レグラヴァリマの名シーン①「皆、妾の手に戻る…」

自分の私欲のために新農園であるラムダを設立したピーターは、女王を務めているレグラヴァリマの後ろ盾を得たことでますます調子に乗っていきました。彼の正体は人間の世界と鬼の世界の調停役を担っている一族の36代目当主となっていますが、それはあくまでも便利な肩書にすぎず自分の私欲を増やすために暗躍していたのです。

「皆、妾の手に戻る。皆、妾が食らうのだ。」

女王に極上の食肉を提供することを約束していたため目の前にその3人が現れた時には彼女は歓喜の声をあげて喜びました。その瞬間に放っていた名言が上記のセリフとなっています。賢く身体能力が高いエマや天才的な頭脳を持っているノーマン、読書好きで冷静沈着なレイら極上の食肉を目の前にした彼女はもっと強くなれると確信したのかもしれません。

レグラヴァリマの名シーン②「欲望は美徳だ…」

誕生した時から自分は特別な存在だと信じて疑わなかった女王レグラヴァリマは、あらゆる人間や鬼を食べてきたことで自分は誰にも負けない戦闘能力を得ることができたのだと自負していました。しかし、彼女の最後の時は近づいていたのです。際限のない欲望に振り回されていた彼女は、冷静で穏やかなムジカにどうしてそんなに飢えているのかを聞かれ、いつか破滅するという言葉に呆れていました。

「欲望は美徳だ。欲ゆえに皆求め、欲ゆえに皆動く」

その時に放たれた言葉が上記の名言となっています。欲望があるからこそ、周囲の鬼を動かすことができたり認められたりするのだといい張っていたのです。欲望は彼女の原動力となっているためそれについて否定してくるムジカの考えが全く理解できないようでした。

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約束のネバーランドの女王レグラヴァリマに関する感想や評価

果てしない欲望に振り回されて最終的には自滅してしまう女王であるレグラヴァリマの最後が、皮肉が利いていてよい決着だったと感心している人もいました。自分が食べた命によって最終的には身を滅ぼしていく彼女は最後は自分が誰かさえも認識できずに融解してしまったのです。自分が犯した罪に比例する悲惨な死に方に考えさせられる人も多くいました。

核を突かれてしまったレグラヴァリマは、復活して王家の血を受け継いでいる特別感を漂わせていましたがそれも一時的なものに過ぎなかったようです。復活した彼女が狂ったかのように周囲の死骸を貪る姿に化け物過ぎると感じた人は多くいました。全ての命を見下している彼女は、見下し過ぎて最後には見上げているというあべこべな状況となっていると感想を寄せている人もいます。

美しく味のある絵が好きだったという感想が寄せられている約束のネバーランドでは、女王であるレグラヴァリマが姿を現し子供たちと戦闘を繰り広げている辺りが1番盛り上がっていて好きだったと感想を寄せている人がいました。圧倒的な威圧感と存在感を見せつけていた彼女のキャラクターは強烈で印象深かったようです。

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約束のネバーランドの女王レグラヴァリマまとめ

自分のことしか考えていない傲慢な性格の女王レグラヴァリマは、最後はのっぺらぼうの顔となって復活していました。再生・復活したかに思われた彼女ですが、かつて取り込み過ぎて消化しきれなくなった人間や鬼の記憶が次々と脳内に流れ込むことで自分が誰なのかわからなくなって融解していきます。欲望に振り回されて自分勝手に行動してきたつけが回ったような最後となりました。

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