【進撃の巨人】進撃のスクールカーストとは?設定や登場キャラクターを紹介

『進撃の巨人』の漫画には「進撃のスクールカースト」が嘘予告として掲載されています。「進撃のスクールカースト」は本編とは全く関係ないのですが読者からとても人気があります。「進撃のスクールカースト」では『進撃の巨人』のキャラクターが登場するのですが、性格や設定が本編とは異なります。この記事では『ANSWERS』で明らかになった「進撃のスクールカースト」の設定やあらすじなどをまとめて紹介します。

【進撃の巨人】進撃のスクールカーストとは?設定や登場キャラクターを紹介のイメージ

目次

  1. 進撃のスクールカーストが話題の進撃の巨人とは?
  2. 進撃のスクールカーストの漫画とは?
  3. 進撃のスクールカーストの登場キャラクターの設定~主要キャラ~
  4. 進撃のスクールカーストの登場キャラクターの設定~幹部組~
  5. 進撃のスクールカーストの登場キャラクターの設定~その他~
  6. 進撃のスクールカーストの嘘予告の設定
  7. 進撃のスクールカーストに関する感想や評価
  8. 進撃のスクールカーストまとめ

進撃のスクールカーストが話題の進撃の巨人とは?

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』は2009年から別冊少年マガジンで連載されているダーク・ファンタジー漫画です。単行本の累計発行部数は全世界あわせて1億部を突破する人気があり、別冊少年マガジンの看板漫画です。この記事で紹介する「進撃のスクールカースト」は『進撃の巨人』の単行本や『ANSWERS』というガイドブックに掲載されています。

進撃の巨人のあらすじ

『進撃の巨人』は、人間を捕食する巨人がいる世界を描いています。人類は巨人から身を守るために50mの壁を築き、その中で平和に暮らしていました。しかしある時突然50mの壁を超える超大型巨人が出現し、シガンシナ区とウォール・マリアの壁が破壊されたことで多く巨人が侵入しました。主人公のエレンはこの時に母を亡くし、巨人を全て駆逐することを決意します。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

進撃のスクールカーストの漫画とは?

進撃のスクールカーストはANSWERSに掲載された

『進撃の巨人』のこれまでのストーリーや諫山創のインタビューがまとめられたガイドブック『ANSWERS』には、「進撃のスクールカースト」がifイラストとして掲載されています。『ANSWERS』では「進撃のスクールカースト」が漫画の嘘予告として掲載される前に書かれたもので、嘘予告のような漫画にはなっておらず設定だけが書かれていました。

また『ANSWERS』で掲載された時は「もしも104期の面々がアメリカンハイスクール的スクールカースト世界にぶち込まれたなら…」というタイトルでした。「進撃のスクールカースト」の初期設定がまとめられた『ANSWERS』は書店やネットで購入できるほか、電子書籍としても販売されています。

進撃のスクールカーストの設定

『ANSWERS』では漫画の嘘予告で掲載されているキャラクター設定よりも詳しい設定がまとめられています。ここでは『ANSWERS』に載っている「進撃のスクールカースト」の設定をまとめて紹介します。そもそもスクールカーストとは、学校内の身分制度のようなものです。例えばアメリカのスクールカーストでは、アメフトなどのスポーツが得意な人が上位となり、オタクや引きこもりなどは下位に位置します。

下位の人々はいじめの標的にされやすいといわれています。一部の不良や不思議系などはカースト外のくくりになります。「進撃のスクールカースト」に登場するウォール高校では、100年前に始祖の巨人がアメフト部を設立したので絶対的な権力を持っているという設定になっています。

ちなみに『ANSWERS』ではウォール高校特有の設定も書かれていますが、単行本ではウォール高校の設定はなく単純に一般的なスクールカーストの設定だけが書かれています。また、『ANSWERS』の設定にあった始祖の巨人とアメフト部の関係性については、漫画の嘘予告にその設定が反映されているかは分かりません。

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進撃のスクールカーストの登場キャラクターの設定~主要キャラ~

ライナー

ライナーは「進撃のスクールカースト」では最上位のジョックです。ここではライナーの設定をまとめて紹介します。ライナーはアメフト部に入っており、学校中からの人気者です。しかし少々デリカシーに欠ける部分があります。『ANSWERS』では弱いものいじめなどはしないと書かれており、悪い噂を真に受けるところから正義感が強いことが分かります。

人気の理由は『ANSWERS』の設定にもあったように、アメフト部は始祖の巨人によって設立されたものなので、アメフト部に所属すれば絶対的に立場が上になるようです。嘘予告ではヒストリアに好意を持っているようですが、ヒストリアからはなぜ皆から人気なのか分からないゴリラだと思われています。

ヒストリア

ヒストリアは「進撃のスクールカースト」では最上位のクイーン・ビーです。ここではヒストリアの設定をまとめて紹介します。ヒストリアはセレブの娘で何不自由なく育ちました。それ故に人生が楽しくないと思っており、基本的に自分たちに取り巻くギークには興味を持っていません。エレンのことは自分と同じように人生をつまらなく感じているタイプだと思っていました。

そのため、いつも周りの話を聞いているのかよくわからないつまらなそうな顔をしながらスマホを見ています。設定には詳しく書かれていませんが、チアリーディングの格好をしていてクイーン・ビーの地位にいるのでチアリーダーだといわれています。

エレン

エレンは「進撃のスクールカースト」ではどこにも属さない普通の人です。特にどこのグループに所属しているわけでもなく、夢も何も持っていないのでヒストリア同様につまらなそうな顔をしてよく下を向いて歩いています。服装もパッとせず、特徴もないシャツにチノパンをあわせ、リュックを背負っています。アルミンやミカサと関わる前は友達もいなかったようです。

特に変化のない日常を送っていましたが、ジャンからアルミンを助けたことで様々な人と関わるようになります。ただ夢はないものの何か変化があることを求めているようで、学校にゾンビが現れて自分が活躍した夢を見た時は、夢だということにショックを受けて泣いていました。ちなみに自覚していませんが幽霊が見えます。『ANSWERS』では設定がワナビーになっていました。

ヒッチ

ヒッチは「進撃のスクールカースト」では上位のワナビーです。クイーン・ビーと友人になってその人気にあやかろうとしています。ライナーやヒストリアの言うことには角が立たないように反論せず全て肯定するため、ヒストリアからはAIでも言えるようなことばかり言うと思われています。

ベルトルト

ベルトルトは「進撃のスクールカースト」では中位のメッセンジャーです。メッセンジャーはジョックの使いっぱしりなので、ベルトルトは常にライナーの側にいます。漫画の嘘予告ではライナーの使いの者としか紹介されていませんが、『ANSWERS』ではライナーに依存しているという設定が書かれています。

マルロ

マルロは「進撃のスクールカースト」では中位のプレップスです。基本的にライナーの取り巻きをしていますが、慈善活動や政治参加などへの呼びかけを積極的に行っています。意識が高く正義感が強いのが特徴的です。『ANSWERS』では下位のギークで文化系の中では最上位という設定でした。

ユミル

ユミルは「進撃のスクールカースト」では上位のプリーザーです。プリーザーは取り巻きの上位者の中でも最上位のクイーン・ビーと親しい立場にいます。ユミルはヒストリアを守り、甘やかすことで自分なしでは生きていけないようにしようとしています。『ANSWERS』では下位のギークという設定だったので、設定が変わっているようです。

ミカサ

ミカサは「進撃のスクールカースト」では下位のゴスです。サブカルチャーに影響された格好をしており、黒髪をポニーテールにして十字架のネックレスやピアス、リングなどを着用しています。ゴシックスタイルが好きで呪いなどに興味を持っており、口調がやや中二病がかっているのが特徴的です。ジャンのことをよく思っておらず、彼を撃退する呪いを研究しています。

ジャンを撃退したエレンのことは「闇の騎士」と言って慕っており、それからつきまとうようになりました。呪いや心霊などのオカルトが好きなのですが新興宗教には興味がないようで、エレンを拉致した唯一神ユミルの宗教に対して「神の奴隷共」と罵っているシーンもあります。

アルミン

アルミンは「進撃のスクールカースト」では下位のギークです。日本のアニメや「21ジャンプストリート」にハマっているオタクです。ジャンに絡まれているところをエレンに救われ、それをきっかけにエレンにつきまとうようになります。エレンとは一緒に好きなアニメや映画を見たいようですが、興味がないエレンからは断られています。

基本的にジャンにいじめられて弱気になることが多いのですが、腹黒いところもあります。人心掌握することも得意で、エレンの嘘の噂が流れた時はヒストリアに貸しを作って一瞬で収束させました。この時の貸しはその後エレンが宗教団体に拉致された時に役に立ちます。

マルコ

マルコは「進撃のスクールカースト」では下位のブレインです。アルミンとはオタク仲間で、『ANSWERS』ではガリ勉という設定でした。ちなみに降霊術をエレン・ミカサ・アルミン・マルコの4人でした時には、マルコが事故で死亡して霊的存在になっていることが判明し、アルミンには見えていない可能性があります。

ジャン

ジャンは「進撃のスクールカースト」ではカースト外のバッド・ボーイです。悪ぶっていることがモテると勘違いしている不良で、よくアルミンをいじめています。アルミンを助けたエレンとは会う度に喧嘩しているようです。『ANSWERS』の設定では世の中に不満があって悪ぶっている不良ではないと書かれています。

アニ

アニは「進撃のスクールカースト」ではカースト外のバッド・ガールです。ジャンと同じ不良ですが、同じだとは思われたくないようです。いつもロックバンドが好きそうな格好をしています。『ANSWERS』では義理の父親と折り合いが合わず反抗期中という設定があります。

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進撃のスクールカーストの登場キャラクターの設定~幹部組~

リヴァイ

リヴァイは「進撃のスクールカースト」では清掃員をしています。生徒達の間ではマフィアのボスだったという噂があり、怖がられています。エレンのことは一緒に掃除をしてから気に入っているようです。

ハンジ

ハンジは「進撃のスクールカースト」では化学の教師をしています。好奇心旺盛で、法を犯すような実験をすることもあります。

エルヴィン

エルヴィンは「進撃のスクールカースト」では歴史の教師をしています。ハンジとは違いごく普通の歴史教師なのですが、変なタイミングで笑うことがあります。

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進撃のスクールカーストの登場キャラクターの設定~その他~

サシャ

サシャは「進撃のスクールカースト」ではカースト外のフローターです。不思議少女で嘘予告ではよく蝶やハトなどを追いかけている姿が描かれています。食べられる物とそうでない物の区別がつかないので、もしかしたらそれを捕まえて食べようとしているのかもしれません。

コニー

コニーは「進撃のスクールカースト」ではカースト中位のスラッカーです。よくサシャと共に何かを追いかけている姿が描かれており、設定では「バカ」としか書かれていません。

旧リヴァイ班メンバー

旧リヴァイ班メンバーは「進撃のスクールカースト」ではリヴァイに最新のクレンザーを渡していました。どのような関係なのかは謎です。

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進撃のスクールカーストの嘘予告の設定

第21巻の嘘予告

『進撃の巨人』の漫画第21巻の嘘予告ではストーリーはなく、登場キャラクターの簡単な設定とイラストが描かれています。しかし、イラストを見ればひと目でどのキャラクターがどの地位にいるのかが分かるイラストとなっています。どんなイラストが描かれているのかまとめると、まずクイーン・ビーのヒストリアはチアリーディングの格好をしてベンチに座り、つまらなそうな表情をしたままスマホを見ています。

その隣に座っているのはプリーザーのユミルです。ユミルは楽しそうにヒストリアに何か話しかけています。そしてベンチに手を置いてヒストリアの後ろに立っているのがジョックのライナーです。ライナーはアメフトの格好をしていることから最上位であることが分かります。そしてライナーの隣りにいるのがメッセンジャーのベルトルトです。ベルトルトはライナーの使いっぱしりなのでライナーの腰巾着になっています。

そしてベルトルトの後ろにいるのがプレックスのマルロとワナビーのヒッチです。この2人はヒストリアやライナーの取り巻きで、何かを言い争っている様子です。そしてヒストリア達に近い位置にいるものの、ヒストリアやその取り巻きには興味がなさそうにしているのはエレンです。そして道を挟んで左側のページに描かれているのは階級下位やスクールカースト外のキャラクターです。

バッド・ガールのアニはロックな服装をしており、楽器を肩にかついでいます。アニの後ろではフローターのサシャやスラッカーのコニーが蝶を追いかけている姿が描かれています。手前の木にはギークのアルミンがパソコンを操作しており、その隣にはブレインのマルコが飲み物を飲んでいます。その2人にちょっかいを出しているのがバッド・ボーイのジャンです。

ゴスのミカサは木を背もたれにして立っており、十字架がたくさんついたアクセサリーやチョーカーをつけて本を呼んでいます。このように、第21巻の「進撃のスクールカースト」ではキャラクターの服装や行動、仕草などからどの地位にいるのかわかりやすく設定と共にイラストが描かれています。

第22巻の嘘予告

『進撃の巨人』の漫画第22巻の嘘予告では教師陣の設定とイラスト、そして「進撃のスクールカースト」のプロローグが載っています。まず設定イラストでは、清掃員のリヴァイが、科学教師のハンジに注意をしている姿が描かれています。そのすぐ側ではジャケットを持っている歴史教師のエルヴィンが2人の様子を眺めています。

そして教師陣の後ろには廊下を歩くエレンと、ジャンに絡まれているアルミン、そして影からエレンを覗いているミカサが描かれています。そして次のページのプロローグでは、エレンがアルミンに絡んでいるジャンに対して「それ楽しいか?」と問いかけています。その言葉が癪に障ったのか、ジャンとエレンは殴り合いの喧嘩になります。

エレンは服を破かれたことに怒り、頬には殴られた後がありました。ジャンも殴られた後があり、「その面覚えたからな!!」という捨て台詞を残して去っていきました。アルミンはジャンから助けてくれたと思い、エレンにお礼を言います。そして影に隠れていたミカサもやってきて、エレンは自分がジャンを撃退するために遣わせた闇の騎士だとわけの分からないことを言いました。

第23巻の嘘予告

『進撃の巨人』の漫画第23巻からは「進撃のスクールカースト」が本格的におまけ漫画のように描かれます。ここでは第23巻の漫画の嘘予告のあらすじをまとめて紹介します。前回エレンがジャンを撃退したことでアルミンとミカサから慕われるようになりました。エレンはアルミンから「21ジャンプストリート」を一緒に観ようと言われたり、ミカサから「トワイライト」を勧められます。

しかしエレンは2人に慕われたいからジャンを撃退したわけではないので、ついて来る2人が煩わしくて仕方ありませんでした。エレンがついて来るなと言って逃げるとアルミンとミカサは「待ってよエレーン」と言って追いかけました。しかしエレン達は、リヴァイと複数の男女が怪しい白い粉の袋を持って何かの取引をしている場面に出くわします。それを見た3人は顔をこわばらせました。

リヴァイと一緒にいたグンタは、すぐにこの白い粉は最新のクレンザーだと言って3人に渡そうとします。しかし完全に怯えきっていたエレン達は「何も見ていませんから」と言って逃げていきました。ちなみに白い粉は本当に最新のクレンザーで、オルオがアタッシュケースに入れてきてさも麻薬の取引をしているかのようにリヴァイに見せていたので勘違いされたのです。

ペトラやエルドはなぜ紛らわしいことをしたんだとオルオを責めます。仕方がないのでリヴァイは誤解を解くために「エレーン」と呼ばれていた少年に会いに行くことにします。

第24巻の嘘予告

ここでは前回の続きである『進撃の巨人』の漫画第24巻の嘘予告のあらすじをまとめて紹介します。第24巻の嘘予告はエレンとミカサとアルミンが路地裏で見たことを教師に相談するシーンから始まります。相談した教師とはエルヴィンとハンジです。丁度2人は同じテーブルに座ってコーヒーを飲んでいました。なぜこの2人に相談したのかというと、2人は清掃員のリヴァイと仲が良いからです。

しかし声をかけられたエルヴィンが振り向くと、テーブルの上に置かれていたものが見えました。それはリヴァイとオルオ達が取引をしていた白い粉の入った袋だったのです。これを見たエレン達は無言で立ち去ります。3人はもうリヴァイ達に学校が支配されているんだと思い込みました。ミカサは警察に通報するべきではないかと言いますが、エレンは報復されることを恐れました。

エレンは何か策を考えようとしますが、その前にリヴァイがエレンの元にやってきました。リヴァイは白い粉の袋を懐から出し、「おはようエレーン、掃除しに来た」と言います。そしてエレンは恐怖に怯えながらリヴァイと一緒に白い粉だと思っていたクレンザーで床掃除をしました。これでリヴァイが麻薬取引をしていたという誤解は解けます。

第25巻の嘘予告

『進撃の巨人』の漫画第25巻の嘘予告からは新しいストーリーが始まります。ここでは第25巻の嘘予告のあらすじをまとめて紹介します。ヒストリアやライナー、そしてその取り巻き達は木陰に座って話をしていました。ライナーはなぜかギターを持ち、今後の「善行クラブ」の活動方針について語っていました。ライナーは根拠のない噂話に騙される生徒達を救ってやりたいと言い、皆から称賛されます。

しかしヒストリアだけはつまらなそうな顔をしていました。ヒストリアとライナーは一見お似合いな2人ですが、ヒストリアはライナーのことを心の中でゴリラ呼ばわりしていました。ヒストリアはつまらないことばかりを言うライナーがなぜ学校で人気なのか分かりませんでした。そんなことを思われているとは知らないライナーは得意げな顔をしてヒストリアを見つめます。

しかしそれもヒストリアにとっては煩わしく、ライナーが言っていた「善行クラブ」の活動内容もふわふわしていてつまらないと感じていました。取り巻き達も同じで、ライナーの言うことにほとんど賛同するばかりのAIでも言えそうなことばかりしか言いません。そんなヒストリアは密かにエレンに目をつけていました。なぜなら、エレンもまた世界がつまらなそうな顔をしていたからです。

とはいえ、ヒストリアはエレンとは喋ったこともありません。ただヒストリアは同類のエレンを見ると心が落ち着きました。しかしある変化に気づきます。エレンの周りには今までいなかったミカサとアルミン、それからアルミンの友人のマルコが声をかけてきたのです。ついにエレンにも友人が出来たのかと驚きますが、ヒストリアが予想していた通りにナード達と関わるようになりつまらないと感じます。

しかしエレンなら興味のない映画などを見せられてすぐに飽きてしまうと思います。次にエレンに声をかけたのはジャンでした。ジャンと喧嘩する姿を見て、本当は正義感なんてないくせにナードから頼られて気持ちよくなってるんだと思います。しかしその喧嘩を仲裁したのは元マフィアのボスだと噂のあるリヴァイでした。リヴァイから気に入られている様子を見てヒストリアはきっと面白いことがあったのだと察しました。

そして世界がつまらないと思っているのは自分だけなのだと気づきます。エレンは自分とは違って充実した生活を送っているのだと思ったのです。そのことがつまらないと思ったヒストリアは、エレンを指差して取り巻き達に「私あいつにひどいことされた」と言いました。

第26巻の嘘予告

ここでは前回の続きの『進撃の巨人』の漫画第26巻の嘘予告のあらすじをまとめて紹介します。ヒストリアの一言によってエレンの学校生活はがらりと変わってしまいます。歩けばよく人とぶつかり、いつの間にか背中に「Kick me」の張り紙をつけられて突然背中を蹴り飛ばされてしまいます。また突然飲み物をかけられたり、ロッカーは汚されていました。

ヒストリアにひどい事をしたという噂はスマホによってまたたく間に広がり、学校中のほとんどの生徒がエレンに嫌がらせを始めました。ライナー達は前回嘘の噂による被害者を助けたいというようなことを言っていまいたが、まんまと加害者側になってしまったのです。状況が分からないエレンに、ミカサとアルミンはエレンがヒストリアにひどい事をしたという噂が流れていると教えました。

エレンはヒストリアの事さえ知らなかったので、なぜそんな噂が立ったのかも謎でした。一方でヒストリアは焦っていました。まさかあの一言でこんなことになるとは思っていなかったからです。ヒストリアは内心、なぜこんなデタラメを流したのかと取り巻き達に腹を立てていました。そして嘘の噂を流した取り巻きは、正義によって悪に裁きを下した風の得意げな顔をしており、ヒストリアはいっそう腹立たしく思います。

ヒストリアはどうしようかと思いましたが、デタラメだったと正直に謝ることにしました。エレンはヒストリアに声をかけ、自分が何をしたのかと聞きました。しかしヒストリアは思わず「ちゃんと自分の心に聞いてみて」と言ってしまいます。それにキレたエレンはヒストリアの頭にかぶりつきました。ヒストリアはいつもの美しい表情を崩して絶望的な表情で叫びました。

この続きは『進撃の巨人』の漫画第27巻の嘘予告で掲載されています。どのようにしてヒストリアの嘘による嫌がらせが終息したのかぜひ漫画を読んでみてください。また、その後も降霊ごっこをするストーリーやゾンビに襲われるストーリー、そして変な宗教にエレンが拉致されるストーリーなどがあります。

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進撃のスクールカーストに関する感想や評価

別冊少年マガジンでは、『進撃の巨人』ではなく「進撃のスクールカースト」の104期生が表紙に起用されることがありました。さらにこの時、「進撃のスクールカースト」のクリアファイルが付録としてついていました。ちなみに「進撃のスクールカースト」はDVD特典としてドラマCD化も果たしています。

「進撃のスクールカースト」は表紙に起用され、グッズ化されるほど人気があることが分かります。また、『進撃の巨人』のハリウッド実写化が決まった時には「進撃のスクールカースト」のほうを思い出したという方もいました。

『進撃の巨人』の原作漫画はどのようなラストを迎えるのかたくさんの考察がされています。その中には『進撃の巨人』の第29巻に掲載されていた「進撃のスクールカースト」のような、夢オチ展開だったらと不安に思っている方もいました。

ちなみに第30巻の「進撃のスクールカースト」で、エレンは自分が人類滅亡の危機を作ればいいんじゃないかと本編に繋がるようなことを思っているシーンもあります。嘘予告ですが、本編に繋がっている部分も多いのでそうなりかねないと思っている方も多いようです。

「進撃のスクールカースト」は嘘予告として掲載されていましたが、実は単行本第30巻の本編でエレンが座標に来る時、走馬灯の中に「進撃のスクールカースト」のミカサとアルミンが登場しました。本編にも登場したということは、実は「進撃のスクールカースト」は重要な伏線なのではないかといわれるようになりました。

『進撃の巨人』のガイドブック『ANSWERS』では、第21巻の嘘予告で描かれたキャラクター設定よりも詳しい設定が書かれています。『進撃の巨人』の読者の中には『ANSWERS』に掲載されているアニのキャラクター設定に注目している方がいました。『ANSWERS』では、アニの設定部分に「義理の父」と書かれていました。

この当時、アニが過去に父から厳しい訓練を受けていたということは判明していましたが、実父か養父なのかまでは分かっていませんでした。つまり『ANSWERS』で「義理の父」と書かれていたことが、本編のアニの過去編の伏線になっていたのです。『進撃の巨人』のキャラクターの設定がいかにしっかりと考えられているのかが分かります。

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進撃のスクールカーストまとめ

「進撃のスクールカースト」をまとめると、本編とは全く違うストーリーであることが分かります。主に学校での出来事が描かれていました。また、キャラクター一覧のまとめを見ても分かるように、キャラクター達も性格が少し違います。

しかし、実は「進撃のスクールカースト」のミカサとアルミンは本編にも登場しています。『進撃の巨人』の漫画の嘘予告では第26巻以降も「進撃のスクールカースト」が続いているので、ぜひ単行本で読んでみてください。

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