【進撃の巨人】単行本の表紙からループ説を考察!裏表紙にも意味がある?

人気漫画「進撃の巨人」は、人類と巨人の生存をかけた戦いを描いたダークファンタジー作品です。漫画「進撃の巨人」の単行本の表紙は、本編とは異なる展開が示唆される場面が描かれていることから、読者の間ではループ説が考察されています。本文では、「進撃の巨人」の単行本の表紙から浮上したループ説をはじめ、裏表紙の意味や伏線、進撃の今後や最終巻の裏表紙、単行本の表紙一覧1~31巻をネタバレ考察しました。

【進撃の巨人】単行本の表紙からループ説を考察!裏表紙にも意味がある?のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人の単行本の表紙からループ説をネタバレ考察
  3. 進撃の巨人の裏表紙にも意味や伏線がある?
  4. 進撃の巨人の今後や最終巻の裏表紙はどうなる?
  5. 進撃の巨人の1巻から15巻までの単行本の表紙一覧
  6. 進撃の巨人の16巻から31巻までの単行本の表紙一覧
  7. 進撃の巨人の単行本の表紙に関する感想や評価
  8. 進撃の巨人の単行本の表紙まとめ

進撃の巨人とは?

漫画「進撃の巨人」は、生存をかけた人間と巨人の壮絶な戦いが目を引くストーリー展開だけでなく、ループ説がささやかれる単行本表紙や、その後の展開を示す裏表紙のデザインも多くの注目を集めています。以下では、進撃の巨人の単行本表紙のループ説をはじめ、裏表紙の伏線や意味、進撃の巨人の今後や最終巻の裏表紙、単行本表紙一覧などをネタバレ考察しました。

進撃の巨人の概要

諫山創先生の漫画「進撃の巨人」は、2009年から別冊少年マガジンで連載されている人気作品で、単行本は2020年4月時点で計30巻が刊行されています。物語は、壁の内側で暮らす人類と、壁の外に生存する巨人との壮絶な戦いを描いたダークファンタジーです。「進撃の巨人」は、諫山先生のデビュー作であり、同名の読み切り版を原型としています。

斬新な世界観が話題となった「進撃の巨人」は、連載当初から高い人気を得ていましたが、アニメ放送を機に読者層を拡大させ、海外でも多くの人気を獲得しました。そして、2019年12月時点の全世界累計発行部数は1億部を突破し、講談社の漫画作品では、「金田一少年の事件簿」シリーズに次ぐ快挙となりました。

進撃の巨人のあらすじ

人間を捕食する巨人の脅威かた逃れるべく、生き残った人類は三重に囲んだ壁の内側で暮らし始めます。ある日、主人公エレン・イェ―ガーが暮らす地区に超大型巨人の群れが侵入し、エレンは巨人と母親が捕食される光景を目の当たりにします。エレンは、外の世界への憧れ、故郷、母親を奪った巨人に復讐するべく、ミカサ・アルミンと共に第104期訓練兵団に入隊し、巨人の駆逐を決意します。

そして、訓練兵団の全過程を終えたエレンたちは、それぞれの部署へ配属され、エレン・ミカサ・アルミンは、調査兵団に入団を決めます。生存競争をかけた人類と巨人の戦いが激しさを増す中、エレンが巨人化能力に目覚め、人類の間でも様々な憶測やエレンの争奪戦が勃発します。同時に、世界の隠された秘密も明らかとされ、人類同士の争いが勃発しました。

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進撃の巨人の単行本の表紙からループ説をネタバレ考察

進撃の巨人の単行本の表紙は、本編ではあり得ない場面が描かれていることから、本編の世界とは異なるループ世界を描いているのではと言われています。以下では、様々な解釈が飛び交っている進撃の巨人の単行本表紙のループ説をネタバレ考察します。

単行本の表紙とループ説の関係

進撃の巨人単行本は、表紙一覧で紹介するように、本編ではあり得ない場面が表紙を飾っています。その場面とは、本編では死亡したはずのキャラ・マルコの生存ルートや、本編とは異なる選択をしたためにエレンがバッドエンドに進むなど、本編とは異なるシナリオとなっています。そのため、単行本表紙は、解釈の仕方によって様々な考察が飛び交っています。

このように、本編とは異なる展開が考察される単行本表紙の世界は、エレンが死亡するなどバッドエンドが予想され、エレンの目標が叶えられなくなることが特徴です。そこで、エレンを大切に思うミカサの想いがループを発動させ、世界のやり直しのチャンスを与えているのではと考えられます。そして、ループを発動するごとにエレンの目標を叶えるために必要な工程を踏みながら、前に進んでいるでしょう。

単行本22巻の表紙からはループしていない?

単行本表紙で考察されるループ説は、1・5・11巻を除いた2~21巻の表紙で確認でき、本編ではあり得ない展開が描かれています。しかし、22巻の表紙は、本編との関連が深い場面が描かれ、巻末にて海に到達したエレン・ミカサ・アルミンを後ろ姿が描かれ、物語の舞台が海の向こう側に移ったことを示唆しています。

一方、23巻以降の単行本表紙は、これまでと異なりあり得る展開が描かれています。これらは、ミカサのループ展開は、あり得ない展開が続いた21巻の表紙までと異なり、ループを繰り返してきたミカサも経験したことのない場面を描いていると考察されます。

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進撃の巨人の裏表紙にも意味や伏線がある?

裏表紙の意味や伏線を考察・イメージ画像

進撃の巨人の単行本は、作り込まれた表紙だけでなく、裏表紙も原作者・諫山創先生の手で丁寧に描かれており、裏表紙にも何かしらの意味や伏線が隠されているのではと考えられています。以下では、進撃の巨人の裏表紙の意味や伏線について考察しました。

裏表紙は諫山創先生が丁寧に描いている?

裏表紙のデザイン製作・イメージ画像

2018年11月18日の「情熱大陸」(TBS系)は、進撃の巨人の原作者・諫山創先生が登場した回であり、番組では、諫山先生が裏表紙をデザインする場面が放送されました。裏表紙のデザインは、単行本では重なって見えない部分まで、キャラクター1人にごとに丁寧に描いていることが明かされました。

裏表紙に対する丁寧な仕事ぶりについて、諫山先生は自身の性格によるものと話しており、進撃の巨人の裏表紙は、ストーリーを追うごとに全員が移動したり、または全員死亡という展開も予想され、今後の展開を示す伏線のような役割を担っているでしょう。

裏表紙の意味や伏線を考察

単行本の裏表紙のデザインは、1~22巻、23巻以降で異なる描写となっています。まず、1~22巻までの裏表紙デザインは、エレンたち104期訓練兵団卒業試験上位10位のキャラクターが、読者に背を向けながら敬礼しているシルエットになっています。そして、ストーリーが進むにつれて、巻ごとに死亡または裏切りが判明したキャラのシルエットが消されています。

当初は、裏表紙のデザインから「進撃の巨人」の結末は、104期生が全員死亡する展開ではないかと考察され、最終巻の裏表紙は、シルエットのない作画ではないかと予想されました。しかし、マーレ編が始まった23巻以降の裏表紙のデザインは、マーレ側の人間と、彼らと敵対する勢力の対立を示したものとなっており、死亡または裏切りが発覚した者のシルエットは消されています。

裏表紙の意味・伏線を考察・イメージ画像

また、23巻以降の裏表紙は、白のシルエットの他に、表表紙で登場した人物が灰色のような色彩で登場しており、これらも本編での関わりを示す伏線ではないかと考えられています。

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進撃の巨人の今後や最終巻の裏表紙はどうなる?

進撃の巨人の単行本の裏表紙は、本編で章が変わるごとにデザインも変更されていることが指摘されます。以下では、最終章に突入した進撃の巨人の今後や最終巻の裏表紙デザインについて考察しました。

進撃の巨人のこれから販売される単行本の裏表紙はどうなる?

進撃の巨人・31巻では、エレン1人による地ならしと、パラディ・マーレ側が手を組んだことで「エレン・ストッパーズ」が結成されたことまで進み、裏表紙は対峙するメンバーが左右に別れたデザインとなっています。よって、最新巻・32巻の裏表紙は、再び大胆なデザイン変更が予想され、エレンとエレン・ストッパーズの対立を示唆する構図となるでしょう。

進撃の巨人の最終巻の裏表紙はどうなる?

最終回に向けた伏線回収が見られる進撃の巨人は、その結末と同時に最終巻の裏表紙のデザインにも注目が集まっています。これまでの単行本の裏表紙を振り返ると、それぞれ一巻後を反映させた描写となっており、最終巻は、最終回で生き残ったメンバーが描かれると考えられます。そのメンバーは、エレン・ミカサ・アルミン・ジャン・コニー・ヒストリアが挙げられ、エレンと対立する構図で描かれるとも予想されます。

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進撃の巨人の1巻から15巻までの単行本の表紙一覧

単行本の表紙一覧の紹介・イメージ画像

進撃の巨人の単行本表紙は、本編ではあり得ない場面も多く描かれた一方で、その場面に隠された意図など探ることで見えてくるもう一つの世界など、読者の好奇心を掻き立てる魅力に富んでいます。以下では、進撃の巨人の単行本の表紙一覧・1巻~15巻を紹介します。

進撃の巨人1巻の表紙

進撃の巨人1巻の表紙は、人間と壁の外にいる巨人との戦いを描いた、作品を象徴する場面であり、本編・82話「勇者」でも描かれました。単行本・1巻時点では、ループ世界の構想はなかったと思われ、進撃の巨人の表紙一覧で唯一、ループ世界と関係のない作画となっています。

進撃の巨人2巻の表紙

進撃の巨人2巻の表紙は、エレンゲリオンが倒した巨人を、さらにミカサが斬りつける展開を描いており、表紙のループ説のはじまりと考察されます。ループ世界では、エレンの巨人化のトラブル、または時間による誤差が発生したと考えられ、本編とは異なる展開が推測されます。

進撃の巨人3巻の表紙

進撃の巨人3巻の表紙は、うなじ部分から出てくるエレンを、アルミンが確認する場面を描いています。本編では、13話にて類似の展開が確認され、エレンを起こすために、アルミンがエレンゲリオンのうなじ部分にブレードを刺し、エレンを救出したため、3巻の表紙はあり得ない展開と考察されます。

進撃の巨人4巻の表紙

進撃の巨人4巻の表紙は、マルコが生存している世界を描いたシーンであり、表紙からジャン・アニと共に憲兵団に入団していたと推測されます。一方、マルコ生存が生存していた場合、ジャンが調査兵団に入団していないルートも考えられます。それは、アルミン・ライナーがジャンと合流することなく、アルミンが女型巨人とアニの正体を見抜けなかったことを示唆しています。

また、マルコが生存していた場合、アニがソルビン殺害を隠すべく、マルコの立体機動装置を使うことはない展開も考えられます。よって、マルコ生存ルートは、最終的にエレンが目標を叶えることができず、死亡する展開となるため、やり直しループが発動したでしょう。

進撃の巨人5巻の表紙

やり直しループ発動後の世界である進撃の巨人5巻の表紙は、表紙一覧では珍しい通常の展開を描いたシーンとなっています。場面は、本編・72話「奪還作戦の夜」と思われ、表紙ではオルオ・ぺトラのポジションがアルミン・ミカサに変更されています。また、本編では、オルオ・ぺトラは、女型巨人(アニ)に倒されています。

このことから、表紙・5巻のアルミン・ミカサのポジションは、獣の巨人に倒されることを示した伏線ではと考察されます。一方で、表紙の場面は、本編ではあり得ない展開を描いているため、本編に繋がる伏線が描かれることはなく、諫山先生のミスリードの可能性も高いでしょう。

進撃の巨人6巻の表紙

進撃の巨人・6巻の表紙は、ジャン・アルミン・ライナーで、女型巨人の足止めを試みようとするシーンです。この場面は本編でも描かれ、アルミンが女型巨人に吹き飛ばされて負傷した後の姿は、通常の展開と変わりません。しかし、アルミンの負傷箇所がちがうこと、意識を失っているような姿から、本編より重傷とされ、アルミンの死亡ルートを匂わせます。

同時に、アルミンの死亡ルートは、本編のアルミンがジャンを助ける展開もなくなり、ジャンの死亡も示唆されたありえない場面でしょう。

進撃の巨人7巻の表紙

進撃の巨人7巻は、巨人化したエレンとアニの戦いの様子を描いたシーンで、女型巨人のアニを追い詰めるエルド・ぺトラ・オルオの姿も確認できます。このシーンは、28話での女型巨人の捕獲作戦を描いており、表紙では、エレンが巨人化し、リヴァイ班と共に戦うことを選択した後の展開と考えられます。もし、この場面で、女型巨人の捕獲に成功すれば、ストヘス区での捕獲作戦は実行されなかったことでしょう。

同時に、リヴァイ兵長の怪我もなく、死亡ルートが確定しているグンタを除いたリヴァイ班も生存していたでしょう。表紙一覧の中でも珍しい、バッドエンドの展開ではない7巻の表紙ですが、この展開で本編が進められた場合、104期生のリヴァイ班への合流が無くなることを意味します。また、本編では、104期生のリヴァイ班合流は必要な工程のため、やり直しループが発生したでしょう。

進撃の巨人8巻の表紙

進撃の巨人8巻の表紙は、巨人化したエレンとアニの戦いを描いており、ストヘス区での女型巨人の捕獲作戦を描いたシーンです。この表紙は、本編ではあり得そうな場面と思われた一方で、本編ではミカサが手前に描かれたシーンが少ないことや、本編ではあった頬の傷が表紙では消えていることから、表紙の場面はループ世界での出来事と断定できます。

また、表紙のミカサは、巨人同士の戦いではなく、どこか遠くの方を見つめており、何かの脅威を恐れているように見えます。その脅威をマルコ生存ルートから考察すると、マルコに正体を気づかれたライベルが、それらを察して何か行動を起こす展開が考えられ、ミカサが見ていたものは、鎧の巨人・超大型巨人だったでしょう。

進撃の巨人9巻の表紙

進撃の巨人9巻の表紙は、エルミハ区からウとがルド城を目指す途中で獣の巨人と遭遇し、エレンが襲われる場面となっています。一方、解釈の仕方によって座標のないエレンとミカサを、獣の巨人が見逃すルートとも考察されています。

進撃の巨人10巻の表紙

進撃の巨人10巻の表紙は、ウトガルド城が崩れることなく、エレン・ミカサ達が間に合うと同時に、塔の下に何かがいることを示唆するシーンが描かれています。エレン・ヒストリア・コニーが驚いた表情を見せる一方で、ベルトルト・ライナー・ユミルは厳しい表情をしており、塔の下にいる者の正体は、獣の巨人ではないかと考察されます。

仮に塔の下に獣の巨人が待ち構えていた場合、エレンが巨人に攫われる、ライベルの巨人化、ヒストリアはユミルによって助けられる展開が考えられるでしょう。

進撃の巨人11巻の表紙

進撃の巨人11巻の表紙は、1・5巻に続く通常展開を描いており、エレンとライナーの戦いのシーンを描いています。また、このシーンは、他の巻の本編でも確認することができ、進撃の巨人の重要な場面に位置づけられるでしょう。

進撃の巨人12巻の表紙

進撃の巨人12巻の表紙は、ユミルがエレンの味方になる展開だと推測され、エレンが「叫びの力」を発動させる中、ブレードを破損させ、アバラ部分を負傷したと思われるミカサという構図となっています。本編では、「叫びの力」を発動できたものの、表紙では、巨人のユミルがエレンを守っていることが影響して、エレンは叫びの力を発動できず、巨人が近寄ってきます。

進撃の巨人13巻の表紙

進撃の巨人13巻の表紙は、リーブス会長をとらえるシーンだと断定される一方、本編ではその場所にエレンとヒストリアはいないため、ループ世界での展開と考えられます。また、他のメンバーに注目すると、本編ではエレン・ヒストリアの身代わりを務めたジャンには、立体装置が付けられ、リヴァイ兵長・ミカサ・ヒストリアの手には、ライフルが携えられています。

本編では、エルヴィン団長にリーブス会長の殺害容疑がかけられる展開があり、表紙で描かれたループ世界では、実際にリーブス会長の殺害が起っていたことを示唆しています。しかし、ループ世界の展開では、中央憲兵サネスを捕らえることができず、レイス家が本当の王家だと判明しないため、エレンが王政やライベルに襲われる可能性が高くなってしまうでしょう。

進撃の巨人14巻の表紙

進撃の巨人14巻の表紙は、ストヘス区の酒場の光景をハンジ・エルヴィン・リヴァイの読者目線で描いた、表紙一覧で珍しい構図となっています。このシーンは、3人のうち誰か、または全員死亡の伏線ではないかと考察れる一方で、仮に3人のうちに誰かが死ぬことは、エレンが王政やライベルに攫われる展開となります。

エレンの危機・イメージ画像

また、ハンジやエルヴィンのどちらかが死亡した場合も、シガンシナ区決戦で支障が生じてしまい、結果、エレンがライベルに襲われる展開となります。

進撃の巨人15巻の表紙

進撃の巨人15巻の表紙は、ロッド・レイスの手で父・グリシャの記憶を見せられ、父親が犯した罪の重さを知り、巨人化しない選択をとった場面です。本編と比べると、口に工具がないことや、口元に怪我が生じているなどの違いが指摘されます。

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進撃の巨人の16巻から31巻までの単行本の表紙一覧

単行本の表紙一覧紹介・イメージ画像

マーレ編に突入した22巻以降は、本編でもあり得る場面が多く描かれましたが、最新巻・31巻の単行本表紙は、巨人をメインに描いた場面であり、大きな話題を呼びました。以下では、進撃の巨人の単行本の表紙一覧・16~31巻を紹介します。

進撃の巨人16巻の表紙

進撃の巨人16巻の表紙は、女型と思われる超巨大巨人の骨格を背景に、虚ろな表情で注射を打つヒストリアの姿が描かれました。この場面は、ヒストリアが超巨大巨人になることを示すループ世界の伏線である一方、エレンの仲間にならないことや、エレンを捕食する展開が示唆されます。また、本編では、涙を流しながら注射を打っています。

進撃の巨人17巻の表紙

進撃の巨人17巻の表紙は、本編・70話で描かれた104期生の集合場面であり、コニーの服装が異なる点を除けば、本編と同じ構図となっています。104期生がそれぞれ笑みを浮かべる一方で、エレンだけが憂鬱な表情をみせ、違和感を覚えます。その背景には、グリシャの罪やライベルを殺さなくてはならないという葛藤のように、本編でのエレンの心情を反映させたでしょう。

進撃の巨人18巻の表紙

進撃の巨人18巻の表紙は、壁の上の調査兵団を描いており、西から太陽がの上る描写から本編の伏線が描かれていると考察できます。本編では全員がフードを被りながら任務を遂行し、故郷・シガンシナの変わり果てた姿を目の当たりにし、衝撃を受けるエレンに対して、リヴァイ兵長から注意を受けていました。

しかし、ループ世界では、団員はフードを被っていない点や、エレンとアルミンの表情の違う点が指摘され、本編とは異なる展開、作戦が根本的に違うと考えられます。また、エレンはフードを外したまま、獣の巨人・ライベルを狙撃しており、やり直しループが発動したでしょう。

進撃の巨人19巻の表紙

進撃の巨人19巻の表紙は、ライナーとエレンたちの戦いを描いたシーンである一方、本編ではあり得ない展開となっています。表紙のエレンゲリオンの拳に着目すると、硬直化していることから鎧の巨人との戦いと考えられます。そして、エレンゲリオンの近くにいたアルミンは、雷槍を装備しているものの、後にエレンゲリオンと鎧の巨人との戦いに巻き込まれ、命を落とす展開となるでしょう。

進撃の巨人20巻の表紙

進撃の巨人20巻の表紙は、本編のエルヴィン達を囮にして、リヴァイが獣の巨人に攻撃する作戦の場面と思われ、リヴァイの負傷と、マルロの後を追うエルヴィンの構図で描かれています。表紙では、本編で実行された作戦とは異なる、特攻攻撃と考えられ、エルヴィン・リヴァイ側の全滅を示唆しているでしょう。そして、シガンシナ区のエレンたちを獣の巨人が襲撃し、エレンが攫われる展開となるでしょう。

進撃の巨人21巻の表紙

進撃の巨人21巻の表紙は、本編・85話で登場した場面を、机から見上げるように描いています。本編と異なり、登場人物たちの表情がハッキリと確認でき、一部ではループ世界とは関係ない描写から、本編の伏線ではないかとも考察されています。一方で、21巻の表紙のエレンとミカサの手が、本編とは逆になって描かれていることが指摘され、謎を秘めています。

単行本・21巻は、同日発売となった別冊マガジンの付録で、21巻の着せ替えカバーが登場しました。その表紙のシーンは、巨人化能力を得た直後のアルミンと超巨大巨人の場面となっており、こちらも本編との関連を匂わせる伏線と考えられます。

進撃の巨人22巻の表紙

進撃の巨人22巻の表紙は、90話の最後のシーンを背後から描いた構図となっており、本編とのつながりを感じさせます。また、これまで紹介した表紙一覧と異なり、本編と異なる点が見つかっていないことから、ループ世界ではないと考えられます。
 

進撃の巨人23巻の表紙

進撃の巨人23巻の表紙は、表紙一覧で紹介した4巻を彷彿させる描写であるものの、本編では、そのようなシーンは確認できません。一方、様々な角度から見ることで別ルートへの伏線の登場が期待されます。

進撃の巨人24巻の表紙

進撃の巨人24巻の表紙は、本編の96話「希望の扉」で描かれた、ライナーたちのローゼ内への侵入、エレンたちのトロスト地区への避難してきたときの出来事と考えられます。本編とは異なり、24巻の表紙ではアニが眠たそうな姿で描かれており、侵入してからしばらくたった頃の光景でしょう。

進撃の巨人25巻の表紙

進撃の巨人25巻の表紙は、ヴィリーの演説途中に襲撃を繰り出したエレンゲリオンが描かれ、宣戦布告のシーンとも捉えられます。また、同日発売となった別冊マガジンの付録・単行本25巻の付け替えカバーのデザインは、本編では登場していないものの、あり得る場面が描かれました。

進撃の巨人26巻の表紙

進撃の巨人26巻の表紙は、103話での獣の巨人との戦いの場面であるものの、所々あり得ない箇所が指摘され、リヴァイ兵長のブレードの持ち方が異なる点や、普段はブレードを使用するミカサが、26巻の表紙では雷槍を構えている点が指摘されます。その他は、サシャがパンツァー隊のカルロを撃ち抜くシーンや、ジャンがファルコに向かって撃つ場面と推測されます。

また、同日発売の別冊マガジンの単行本・26巻の付け替えカバーでは、26巻の最後のエレンの姿を鏡側から描写した場面が描かれました。エレンの背後に描かれた巨人は、エレンゲリオンとは異なる別の存在であり、エレンが変わった原因を作った巨人の伏線と考えられます。

進撃の巨人27巻の表紙

進撃の巨人27巻の表紙は、巨人化跡を顔につけ、手を噛んで巨人化し、地下牢からの脱出を図ろうとする場面です。もし、エレンがこの場で巨人化する選択をした場合、地下牢の天井は突き抜かれ、周囲は大騒ぎになることが予想されます。しかし、本編では、エレンは巨人化することなく、地下牢からの脱出に成功したと考えられるため、表紙の場面は、本編ではあり得ない展開を描いています。

また、別冊マガジンの着せ替えカバーでも、髪を後ろに束ねた姿のエレンが描かれ、こちらも本編ではあり得ない場面となっています。

進撃の巨人28巻の表紙

進撃の巨人28巻の表紙は、巨大樹の森を背景に、倒されたジークがリヴァイ兵長に捕獲されるシーンを描いています。また、蒸気を上げながら朽ちていく骨格は、リヴァイが倒した元部下の巨人と考えられます。しかし、本編ではこのような場面はなく、リヴァイ兵長の雷槍は損傷がはげしく、ジークの後方から近づき、拘束することはありませんでした。

進撃の巨人29巻の表紙

進撃の巨人29巻の表紙は、マレーとイェーガー派の対立を表現した構図となっており、ここまで紹介した表紙一覧では珍しい、イメージ画を採用しています。見方によって、マレー・イェ―ガ―派・エレンの対立構図とも捉えられ、今後の展開を示す伏線ではないかと考察されます。

進撃の巨人30巻の表紙

最終話に向けた伏線が回収されつつある進撃の巨人30巻の表紙は、120話「刹那」で描かれた、エレンが座標と始祖ユミルに出会うシーンで、表紙一覧のあり得る場面に数えられます。また、30巻からは、伏線回収の動きが見られたことから、表紙に込められた意味の伏線回収にも注目が集まっています。

進撃の巨人31巻の表紙

進撃の巨人31巻の表紙は、巨人化したエレンを中心に、巨人の大群がミカサへと行進していくシーンで、世界の終わりとも呼べる衝撃的な場面となっています。しかし、表紙のミカサがマフラーをしている点から、31巻は、表紙一覧のあり得ない場面に分類されます。

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進撃の巨人の単行本の表紙に関する感想や評価

単行本の表紙に関する感想や評価・イメージ画像

本編だけでなく、表紙・裏表紙にもこだわりを感じさせる漫画「進撃の巨人」は、その結末と共に最終巻の表紙・裏表紙のデザイン、表紙の場面に隠された伏線の回収にも注目が集まっています。以下では、進撃の巨人の単行本の表紙に関する感想や評価を紹介します。

感想1:単行本表紙はループ世界と考察

進撃の巨人1~31巻の単行本は、表紙一覧で紹介したように、本編ではあり得ない場面またはありうる場面のように、観る人によって様々な解釈がなされており、単行本前半は、ミカサのループ説が有力視されています。物語も終盤に突入し、これまでの伏線が回収されつつある「進撃の巨人」ですが、表紙に描かれた場面の意味の解明や伏線にも注目が集まっています。

感想2:表紙の場面は細部まで見ること

表紙一覧で紹介した単行本・28巻は、ジークを捕獲するリヴァイ兵長の場面と考察される中、左側に描かれた骸骨の正体について、SNS上ではエルヴィン団長ではないかと言われています。一見すると、背景の一部と捉えられる骸骨でしたが、よく見るとその表情は微笑んでいます。このように、進撃の巨人の表紙は、何気ない箇所も注意深く見ることで、その意図を読み取ることが出来るでしょう。

感想3:単行本・31巻の表紙に圧巻

様々な場面が描かれた進撃の巨人の単行本表紙は、様々な展開を考察することができる魅力的なデザインが目を引きます。一方、2020年4月に刊行された最新巻・31巻の表紙はこれまでの表紙一覧とは異なり、迫りくる巨人の場面が描かれました。そのインパクトある作画は、読者から「絶望的」「最悪の事態」などと評され、ますます目が離せない展開に、期待が寄せられています。

感想4:進撃の巨人の最終回を考察

原作者・諫山創先生から、2020年内の連載終了が宣言された漫画「進撃の巨人」について、SNS上では最終回について様々な推測が投稿されています。一部の読者からは第二部の開始が予想される一方で、巨人そのものの存在が忘れ去られた世界が描かれると考察されています。これまでの単行本表紙は、巨人と人間の戦いをメインに描いた場面が多く、巨人との戦いの結末が描かれる最終巻の表紙デザインにも期待が高まっています。

TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season

進撃の巨人の単行本の表紙まとめ

進撃の巨人の単行本表紙のループ説をはじめ、裏表紙に隠された意味や伏線、最終巻の裏表紙の結末、様々な考察が飛び交う進撃の巨人の単行本の表紙一覧・1巻から最新巻31巻までをネタバレ考察しました。単行本表紙のループ説は、いまだ解明されていませんが、最終回が近づくにつれて、表紙に隠された意図や伏線の回収にも注目が集まっています。

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