【進撃の巨人】フリッツ王(カール・フリッツ)とは?壁の中の最初の王?

物語も佳境に入ってきた『進撃の巨人』。『進撃の巨人』に登場するフリッツ王(カール・フリッツ)が物語のカギを握っていました。本記事では壁の中の初代の王なのか?フリッツ王(カール・フリッツ)とは一体誰なのか?フリッツ王(カール・フリッツ)とタイバー家との関係やパラディ島へ来て三重の壁を作った経緯、そして人々の記憶を改ざんした理由などを考察していきます!『進撃の巨人』の重大なネタバレを多分に含みますので、閲覧される際はご注意ください。

【進撃の巨人】フリッツ王(カール・フリッツ)とは?壁の中の最初の王?のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人のフリッツ王とは?壁の中の最初の王?
  3. 進撃の巨人のフリッツ王が行なったことを考察
  4. 進撃の巨人のフリッツ王に関する感想や評価
  5. 進撃の巨人のフリッツ王まとめ

進撃の巨人とは?

『進撃の巨人』に登場するフリッツ王(カール・フリッツ)とは一体何をした人物なのか?に迫る前に、まずはフリッツ王の登場する『進撃の巨人』の概要やあらすじを紹介していきます!

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』とは、別冊少年マガジンにて2009年より連載されている諫山創原作の漫画で、週刊少年マガジンでも『進撃の巨人』の特別編が2度掲載されたことがあります。2019年12月の時点で『進撃の巨人』の単行本の累計発行部数が全世界1億部を突破しており、講談社の中では『金田一少年の事件簿』に次ぎ2作目の快挙となっています。

進撃の巨人のあらすじ

人類は壁の外の巨人から生き延びるために「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という名前の付けられた三重の壁の中に逃げ込み、平和に暮らしていました。しかしその壁をも超えるほどの超大型巨人が現れ、人類は再び巨人の恐怖に支配されることになったのです。この騒動で母を亡くしたエレンは巨人を駆逐することを誓い、調査兵団へと入団し巨人を次々駆逐していきます。

進撃の巨人 作品公式サイト

進撃の巨人のフリッツ王とは?壁の中の最初の王?

フリッツ王(カール・フリッツ)とは壁の中の初代の王?

ここからはフリッツ王に迫っていきましょう。『進撃の巨人』に登場するカール・フリッツことフリッツ王は初代王と呼ばれていますが、初代のフリッツ王は約2000年前のフリッツ王を指します。カール・フリッツは第145代目の王のため、正確には初代の王ではありません。ではなぜカールフリッツが初代フリッツ王と呼ばれているかというと、壁の中では初代の王となるからです。

フリッツ王(カール・フリッツ)の基本情報

『進撃の巨人』に登場するフリッツ王の基本情報を紹介します。フリッツ王の本名はカール・フリッツといい、第145代目のフリッツ王です。「初代王」、「レイス王」、「壁の中の王」、「始祖の巨人」、「フリッツ王」など様々な呼ばれ方をされ、性別は男性で、かなりの歳を召していることがわかっています。

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進撃の巨人のフリッツ王が行なったことを考察

『進撃の巨人』に登場するフリッツ王が壁の中での初代王ということや、フリッツ王の基本情報を紹介してきました。ここからは『進撃の巨人』に登場するフリッツ王が作中で行ったことをまとめて考察していきます!

考察①タイバー家との関係

『進撃の巨人』のフリッツ王とタイバー家との関係について見ていきます。元々、始祖の巨人は王家が、他の鎧、女型、超大型巨人、獣、顎、車力、戦鎚、進撃の8つの巨人の能力はフリッツ家の下につく家々、つまりエルディア人が継承してきました。しかし8つの巨人をめぐり、エルディア人同士が争いを繰り返し行ってきたのです。

そのたびに王家は始祖の巨人の能力を使い諫めてきましたが、この歴史に第145代フリッツ王であるカール・フリッツは、始祖の巨人を継承する前から心を痛めていました。そしてカール・フリッツが始祖の巨人を継承する際に、8つの巨人を管理していた家々が裏切り合い、消耗し始めます。

ここにマーレの英雄・ヘーロスと戦鎚の巨人を持つタイバー家が手を組み、始祖の巨人を持つフリッツ王を倒すことに成功します。これが表向きに明かされている「巨人大戦」です。しかしこれはあくまで表向きの話であり、真実は違っていたのです。

カール・フリッツが始祖の巨人を継承する際、タイバー家と手を組みマーレ人を英雄として称える作戦、つまり「巨人大戦」を立てます。そしてその英雄こそが前述したヘーロスです。マーレ人を英雄に仕立て上げた方が、エルディア人をマーレ人が倒したという筋書きにしやすいですし、マーレ人としての誇りにもなるからそうしたのでしょう。

つまり「巨人大戦」とは、エルディア人の悲惨な歴史に終止符を打つべく行われた作戦だったのです。フリッツ王とタイバー家にはこのような関係が築かれていました。この「巨人大戦」の真相を知るのはフリッツ家とタイバー家のみとなっています。

考察②パラディ島へ

タイバー家と手を組んだフリッツ王ことカール・フリッツは、その後パラディ島へと移住します。このときにエルディア人も連れていきますが、すべてのエルディア人を連れていくことはできせん。またどのくらいの人数を連れて行ったかも明らかにされていませんが、このときにマーレに取り残されたエルディア人たちの子孫がグリシャやベルトルト、アニ、ライナーたちです。

パラディ島へ移住した際、フリッツ王であるカール・フリッツは「今後我々に干渉するなら、壁に潜む幾千万の巨人が地上のすべてを平らにならすだろう」と言い残し、遠回しにパラディ島へは手を出さないようけん制しています。

考察③三重の壁

そうしてパラディ島へと移住したフリッツ王は80mをも超える3つの超大な壁を巨人の硬質化能力を使い建造します。3つの壁はそれぞれウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナと名付けられました。これは始祖であるユミル・フリッツの3人の娘たちの名から取られています。

この壁を作るにあたり大量の巨人を使ったため、いざというときには始祖の巨人の能力で目覚めさせて攻撃することが出来ます。それを知っているからこそ他の国々は始祖の巨人を手に入れたくても簡単に手を出せないのです。

考察④人々の記憶を改竄した?

3重の壁を作った後、壁の中の人々が平和に暮らせるようにと、フリッツ王は始祖の巨人の力を使い「巨人大戦」以前の人々の記憶を消し「壁の外には人類はいない」「壁の中でずっと平和に暮らしてきた」という記憶を授け、人々の記憶を改ざんします。おそよ100年間は平和に過ごせていたのですが、845年、超大型巨人が現れたことによりこの平和は去ることとなります。

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進撃の巨人のフリッツ王に関する感想や評価

ここからは『進撃の巨人』のフリッツ王に関する感想や評価を見ていきましょう!こちらの方は「壁に閉じこもり不戦の契りを生み出すなんて平和的解決、これが最終回でもおかしくないくらい」だとし、フリッツ王が賢いという感想を持たれています。「実際はただの自滅だし問題の先送りでしかない」としたうえで、「それでも自滅前にワンクッション置くという発想がすごい」という感想を持たれていました。

こちらの方もフリッツ王が壁を作ったパラディ島に関して「問題を先延ばしするためだけに壁を作ったのだろうか?」と考察していますが、その理由に納得ができないようです。「わざわざ3重の壁を作り、大勢の民を連れて?」と疑問を呈しています。

こちらの方は初代フリッツ王についても、カール・フリッツについても、「呪詛しか出てこない」という感想を持たれています。初代フリッツ王は言わずもがな、カール・フリッツにおいても「マーレ人の中に残してきたエルディア人や他の巨人たちを「慰謝料代わりの奴隷」として差し出しているため、「束の間の楽園」「束の間の平和」と言われても困る」という感想を持たれていました。

こちらの方は「今の『進撃の巨人』は全員くそみたいな先祖の尻ぬぐいをさせられているようにしか見えない」とし、上の感想の方と同じように「初代フリッツ王と民の記憶奪って壁内に引きこもったカール・フリッツは擁護のしようがない」という感想を持たれていました。

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進撃の巨人のフリッツ王まとめ

ここまで『進撃の巨人』に登場する壁の中での初代フリッツ王、カール・フリッツについてまとめてきました。カール・フリッツは第145代フリッツ王で、初代フリッツ王と呼ばれていますが壁の中での初代という意味です。カール・フリッツが始祖の巨人を継承する際にパラディ島へと移住し、巨人の硬質化能力を使い80mもの3重の壁を作り上げ、以降平和に暮らしたいと人々の記憶を改ざんし、エレン達が誕生します。

そして来る845年、超大型巨人が現れたことによりこれまでの平和は崩れ、巨人との戦いを余儀なくされることとなりました。ここまでの真実を明かされた読者の中には、カール・フリッツにシビアな感想を抱く方が多く見られます。伏線や謎が多い『進撃の巨人』。もう一度『進撃の巨人』を最初から読み直してみてはいかがでしょうか?

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