【進撃の巨人】ベルトルト・フーバーがかっこいい！正体は超大型巨人でマーレの戦士？

「進撃の巨人」に登場するベルトルト・フーバーは、主人公のエレンと同じ104期生であり、卒業後は調査兵団に入団しました。同じ出身地であるライナーとは仲が良く、本人も何かと頼りにしています。背が高くファンの間でもイケメンと人気でしたが、大人しく内気なところがありライナーの影に隠れてあまり目立たないキャラクターでした。

人を食べる巨人との戦いを描いた「進撃の巨人」は、講談社が刊行する「別冊少年マガジン」で連載されている作品です。2009年10月号から連載が始まり瞬く間に人気を博し、2013年にはアニメが放送されました。

人を捕食する巨人の脅威から逃れるため、人類はシェルターとなる壁を築き上げ、その中で長年生活を送ってきました。主人公の少年・エレンは、一番外側の壁にあたるウォール・マリアのシガンシナ区に住んでいました。幼なじみのアルミンや、両親を亡くしたことで一緒に暮らすことになったミカサと、まだ見ぬ外の世界を夢見ていました。ある日、超大型の巨人がウォール・マリアの壁を壊し、外にいた巨人がなだれ込んできます。

ウォール・マリアは巨人で溢れかえり、住処を追われた住人は内側に避難しました。エレンは、この事件で母親を巨人に食われ、当初からの目標だった調査兵団入団を硬く決意します。訓練兵を卒業し、新たな兵団を決める時期に差し掛かった時、再び超大型の巨人が出現し、ウォール・マリアの内側にあるウォール・ローゼの扉を壊します。

ベルトルトは、主人公のエレンと同じ104期訓練兵の1人です。ウォール・マリアの南東に位置する村の出身であり、同郷のライナーと良く一緒にいました。自分の考えで行動することは少なく、ライナーをかなり頼りにしていたようです。訓練兵時代、安全な内地勤務の憲兵団に入る目標があったと語っていましたが、最終的には調査兵団に入っています。身長は192cmと周囲のキャラクターと比べても明らかに高く、体重は81kgでした。

キース教官からは、潜在能力が高いと評価されており、卒業時の順位は3位でした。大人しくて気弱な性格のためか、当初あまり目立つキャラクターではありませんでしたが、その正体はウォール・マリアの壁を破壊した超大型の巨人でした。

超大型の巨人は、身長が約60mもあるエレンの出身地でもあったウォール・マリアのシガンシナ区の壁を壊した巨人です。身体から立体機動装置が使えないほどの高温の蒸気を発することができます。この攻撃は、肉体を大量に消費して使うもので、無限に使えるわけではありませんでした。ウォール・ローゼの壁を壊した後、混乱の中ライナーとの重要な会話をマルコに聞かれた時は、ライナーとアニと共に口封じのため殺していました。

ベルトルトは、非常に寝相が悪いことで知られています。同期のジャンは、ベルトルトの寝相の悪さを芸術の域であると評していました。片足が頭の下にあったり、逆立ちしていたり、体のおよそ二分の一が窓から飛び出していたりなど、通常では考えられない格好のようです。周囲は面白おかしくネタにしていますが、当の本人は純粋に悩んでいました。

口数が少なく消極的なベルトルトですが、彼の視線は常にアニを追っていました。あまりにも彼女を見ていることをライナーからも指摘されており、国に帰ったら気持ちを伝えるようアドバイスされています。女型の巨人だったアニは、捕まる前に自身を結晶の中に封じて長い眠りにつきました。結晶化したアニは、兵団に地下で管理されることとなります。アルミンもベルトルトの好きな人がアニであると気づいていました。

ライナーとベルトルトは、自分たちの正体を明かした後、巨人化できるエレンとユミルを連れて故郷へ逃げ出します。そんな2人を、調査兵団はすぐに追いかけました。アルミンは、捕らえられているアニは地下室で兵から毎日拷問を受けていると嘘をいいます。彼の言葉を信じたベルトルトは、怒って隙を見せてしまいました。一方で、アニの方はベルトルトをどう思っていたのかは不明です。

当初ライナーとベルトルトは、同じウォール・マリアの南東に位置する村の出身であるとされてきました。しかし、本当の出身地は、ウォール・マリアではなくマーレでした。ライナーの正体は鎧の巨人、そしてベルトルトの正体は、ウォール・マリアの壁を壊した超大型の巨人だったのです。戦士として選ばれた2人の目的は、エレンを連れて国に戻ることでした。

ウォール・マリア最終奪還作戦が行われる前、アニのことはいったん忘れ、エレンを奪う目的を遂行することにしました。それぞれの持ち場に向かう前、今までは頼りにならなかったと言われています。しかし、頑張って作戦を成功させようと約束して別れました。2人の絆の強さがわかるシーンとなっています。

ライナーとベルトルトは、同じウォール・マリアの南東にあるとある村の出身とされてきました。104期生にとっては初となる第57回壁外調査の時、知性を持った女型の巨人が現れ、エレンをさらおうとします。この巨人の正体は、同期のアニだったことが判明しました。兵士やエレンらは、身柄を拘束しようとして追い詰めますが、アニは結晶化し長い眠りにつきます。

彼女の周辺を調べたところ、出身地がライナーとベルトルトと同じであると判明しました。ライナー、ベルトルト、アニの出身地は、ウォール・マリアではなく大陸のマーレ出身で、選ばれた戦士だったのです。ライナーの正体は、硬い皮膚を持つ鎧の巨人であり、ベルトルトの正体は、壁を壊した超大型の巨人でした。目的は、巨人化の能力を持つエレンをマーレに連れ帰ることです。

エレンたちに正体を明かしたライナーとベルトルトは、巨人化の能力を持つエレンとユミルを連れて逃走します。しかし、追いかけてきた兵団によって、エレンを連れていくことは失敗に終わりました。後日、調査兵団は、陥落したウォール・マリア奪還作戦を決行することにします。ライナーとベルトルトは、協力者の力を得て調査兵団を迎え撃ち、再びエレンを奪うことにしました。

調査兵団は、巨人が活動しない夜中にウォール・マリアへと向かいます。作戦は、ウォール・マリアの外門と内門をエレンの結晶化の能力を使って塞ぎ、中に残された巨人を倒すというものでした。しかし、あたりに巨人はおらず、兵士たちは違和感を覚えます。エレンを狙う者が潜んでいる可能性を考慮し、調査兵は全員隊服のフードを被って作戦を遂行します。

アルミンは、門の上に火を使った跡を発見し、ライナーとベルトルトが近くに潜んでいると勘付きました。エレンは、指示通り外門を硬質化して塞ぎ、次に内門へ向かいます。壁の中が怪しいと考えたアルミンは、壁をくまなく調べるよう指示しました。アルミンの読み通り壁に空洞になっている箇所があり、そこにはライナーが潜んでいました。リヴァイは、ライナーの首を切って殺そうとしますが、失敗します。

巨人化したライナーに続くように、外には獣の巨人と無垢の巨人が出現しました。その近くには、大きな荷物を背中にのせた四足歩行型の巨人がおり、その個体も知性があると判断されます。獣の巨人は、石を投げて馬が逃げられないよう穴を塞ぎ、次に兵士たちが逃げられないよう最初に馬を狙います。ライナーは、兵士たちのいる壁をよじ登ってきました。

リヴァイ以外のリヴァイ班とハンジ班は内側にいるライナーを、その他は内門にいる馬を守ることになります。巨人化したエレンは、壁をよじ登っていたライナーを引きつけました。エレンとライナーの一騎打ちとなります。ライナーは、周辺に隠れていた兵士たちに雷槍を首元に撃たれ、重傷を負いました。しかし、倒すまでにはいたりませんでした。

ライナーは叫び声をあげ、仲間に合図を送りました。ベルトルトは、四足歩行型の巨人が背負っていた荷台の樽の中に潜んでいました。獣の巨人は、ベルトルトの入った樽をライナーの元へ投げつけます。兵士たちは、超大型巨人が現れると判断し、すぐにその場から離れました。樽に開けた穴から外の様子を見たベルトルトは、距離を考え巨人化しようとしますが、大怪我を負ったライナーを目撃し立体機動を使って外にでます。

ベルトルトは、ライナーの心臓が動いていることを確認し、ひとまず安心します。アルミンは、近づいてきたベルトルトに平和的に解決しようと交渉を持ちかけますが、うまくいきません。アルミンは、再びアニを憲兵団から救い出そうと持ちかけます。しかし、ベルトルトの戦士としての決意は硬く時間稼ぎのための交渉であるのも見抜いていました。ミカサは、ベルトルトを討ち取ろうとしますが、逃げられてしまいます。

その他の兵士が鎧の巨人のトドメを刺しに向かいますが、仰向けになっており討ち取ることができません。立体機動装置で高く飛び上がったベルトルトは、超大型巨人に変身し、周囲は爆風に包まれます。ベルトルトの近くにいたハンジ班は、全滅したものと思われました。エルヴィンたちのいる壁にベルトルトが到達すれば、前後で攻撃を受けることになります。リヴァイ班は、すぐにベルトルトを倒す必要がありました。

アルミンは、ベルトルトを倒す方法が思いつかず、代わりにジャンに指示を仰ぎます。ジャンの指示から、エレンはベルトルトの足を抑えますが、力では敵わず壁の上へ蹴り飛ばされてしまいました。コニー、サシャ、ジャンが気を惹きつけている間に、ミカサが雷槍を首に撃ち込んで倒そうとします。しかし、身体から蒸気を発せられ、雷槍は弾き飛ばされました。

アルミンは、超大型巨人が自分の肉体を消費して蒸気を発する攻撃をしていたことに気がつきます。壁の上で倒れていたエレンを起こし、作戦の内容を聞かせました。立体機動装置をベルトルトの歯に打ったアルミンは、ベルトルトの熱を蒸発する攻撃を受け続けます。肉体を消耗し攻撃を出せなくなったところを、立体機動装置をつけたエレンが近付いてうなじの肉を削ぎ落としました。

ベルトルトは、硬質化していたエレンがそこで倒れていると思い込んでいたため、対処できずに敗北します。気を失ったベルトルトを連れ、エレンは屋根の上で黒こげになって倒れるアルミンの元に向かいました。そこへ、獣の巨人を追いかけるリヴァイが現れます。エレンは、リヴァイが持っている巨人になる注射をアルミンに打つよう頼みます。そこへ、フロックが瀕死の状態のエルヴィンを背負ってやってきました。

リヴァイは、エルヴィンに注射を打とうとしますが、考えを変えアルミンに打つことを決めます。巨人化したアルミンは、近くで意識を失っていたベルトルトを食べました。死の間際に意識を取り戻したベルトルトは、ライナーとアニの名前を叫びます。これにより、ベルトルトの超大型巨人の能力は、アルミンに受け継がれました。

アニメ「進撃の巨人」ベルトルト・フーバー役を演じたのは、ナレーターとしても活躍する橋詰知久でした。声優事務所の青二プロダクションに所属しています。趣味にドラムや、シンセサイザーなどをあげています。誕生日は4月13日牡羊座、出身地は兵庫県、血液型はB型でした。

橋詰知久の代表的な出演作品に、「美肌一族」ヘリパイロット役、「パパのいうことを聞きなさい!」小鳥遊光信役、「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」大造サンダース役、「魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜」中村一義役、「モーレツ宇宙海賊」マスター・ドラゴン役、「名探偵コナン」浅川信平役、「GANGSTA.」デリコ役、「テラフォーマーズ」ティン役「ALL OUT!!」佐野光役などがあります。

ここでは、「進撃の巨人」作中に登場したベルトルトの名言を紹介していきます。第57回壁外調査の時、大量の巨人を引き連れた知性を持つ女型の巨人が出没しました。彼女の正体は、エレンたちと同じ104期生のアニでした。兵団は、アニを捕らえようとしますが失敗し、巨人化の能力を使われてしまいます。エレンや兵と戦い、追い込まれたアニは、結晶で身を固め眠りにつきます。

結晶化したアニの身柄は、地下で管理されることになります。アニの仲間だったライナーとベルトルトは、巨人化の能力を持つエレンとユミルを連れて逃亡しました。エレンを担いだベルトルトは、巨人化したライナーに守ってもらいます。アルミンは、ベルトルトの不意をつくため、アニが地下室で日々拷問を受けていると嘘をいいました。こちらは、その時のベルトルトの名言になります。

ベルトルト2つめに紹介する名言は、ベルトルトの心の葛藤が現れたこちらの名言です。ライナーとベルトルトは、自分たちの正体を明かし、エレンとユミルを連れてマーレへ戻ろうとします。しかし、すぐに調査兵団たちが追いかけてきました。巨大樹の森を抜け、ベルトルトは拘束したエレンを背負って巨人化したライナーの腕の中に守ってもらいます。

104期の同期生は、今まで仲間として過ごしてきた時間は嘘だったのかと問います。その問いにベルトルトは、全て嘘ではなかったし、好きで人を殺してきたわけではないと胸の内を明かします。気持ちを吐き出した後、苦悩の表情でこの名言を口にします。

ベルトルトの名言3つめに紹介するのは、マーレの戦士として戦うことを決めた時のこちらの名言です。ウォール・マリア最終奪還作戦が行われる前、来ると予想していたライナーとベルトルトは、あたりに潜んでいました。それぞれの持ち場につく前にライナーとベルトルトは、必ず成功させようと言葉を交わしています。壁の中に潜んでいたライナーは、兵士に見つかり巨人化してエレンやリヴァイ班、ハンジたちと戦います。

調査兵団は、鎧の巨人の皮膚の硬さに対抗できる新しい武器・雷槍を開発していました。うなじに雷槍を大量に撃ち込み、ライナーに重傷を負わせることに成功します。ライナーは、ベルトルトを呼ぶ合図を出しました。獣の巨人が投げた樽の中に入っていたベルトルトは、覗き穴から周囲を確認して巨人化の能力を使おうとします。しかし、重傷を負っていたライナーを見つけ、立体機動装置を使って樽から飛び出し駆けつけました。

そばに寄ってライナーが生きていることを確認した後、1人で戦いに向かいます。アルミンは、ベルトルトに交渉を持ちかけますが、時間稼ぎであると見抜かれました。ミカサはベルトルトを倒そうと武器を交えますが、逃げられてしまいます。こちらは、超大型巨人になる前にベルトルトがいった名言でした。

ベルトルトは、潜在能力が高いと評価されているにも関わらず、あまり自分に自信がないようで何かとライナーを頼りに行動していました。しかし、ウォール・マリア最終奪還作戦の時は、マーレの戦士としてかつての仲間と戦う覚悟を決めます。このシーンのベルトルトがかっこよかったといった感想も多くありました。

ベルトルトは、キース教官やライナーから高い潜在能力を持っていると評されています。しかし、自分に自信がないのか何かとライナーに頼ってきました。ウォール・マリア最終奪還作戦の時は、その能力を発揮し戦います。高い能力を秘めているベルトルトがかっこいいといった意見もありました。

ベルトルトは、超大型巨人になった際、肉体を消費して身体から熱を発する攻撃をしているとアルミンに見抜かれ、体力を消耗したところをエレンに討ち取られています。そして、最後は巨人化の注射を打たれたアルミンに食べられ死亡しました。亡くなるシーンが可哀想だったといった感想も多くありました。

ベルトルトは、大人しい性格であることもあり、セリフは少なめでした。しかし、登場するセリフには、名言が多いといった意見もあります。エレン奪還戦や、ウォール・マリア最終奪還作戦で主にベルトルトの名言・セリフが登場します。

口数が少なく消極的なベルトルトは、ライナーを頼りにしていました。ウォール・マリア最終奪還作戦の時は、ライナーはベルトルトに、今までは頼りにならなかったと言っていますが、それぞれの持ち場につく際は、信頼を感じられる言葉をかけています。この言葉から、ベルトルトは覚悟を決めて戦うことができたのではないかといった意見も多くありました。

「進撃の巨人」に登場するベルトルトのかっこいい魅力や名言などを紹介してきました。大人しく気弱で自分に自信もなかったようで、当初は何かとライナーに頼っていました。ウォール・マリア最終奪還作戦では、マーレの戦士として戦いに向かう今までとはまた違った姿を見ることができます。