2020年06月28日公開
2022年11月08日更新
【BLEACH】更木剣八のかっこいい魅力とは?作中一の戦闘狂の斬魄刀と強さは?
BLEACH(ブリーチ)のキャラクターの中でも特にかっこいいキャラクターとして名前が上がるのが更木剣八です。死神の強さの象徴とも言える卍解を長きに渡って使用せず、それでいて誰もが認める最強キャラクターといえる強さを発揮した事でかっこいいと言われる事が多くなっています。今回はBLEACH(ブリーチ)の更木剣八についてその強さや最終章で判明する事になった斬魄刀の名前などをまとめて紹介していきます。
更木剣八とは?
BLEACH(ブリーチ)の作品情報
出典: https://ciatr.jp
更木剣八について紹介する前に更木剣八が活躍するBLEACH(ブリーチ)についても簡単に紹介していきます。
BLEACH(ブリーチ)の概要
BLEACH(ブリーチ)は2001年から2016年から久保帯人先生が週刊少年ジャンプで連載していた死神を題材としたバトル漫画です。和風な世界観と多彩なキャラクターが人気を博し、日本国内はもちろん海外でも熱烈なファンが多い作品であると同時に第50回小学館漫画賞少年向け部門を受賞するなど高い評価を集めている作品でもあります。
メディアミックス展開も積極的に行われアニメは放映したテレビ東京からその業績に貢献したアニメの1つとして名前が上がる程に人気を博し、小説版は久保帯人先生も絡んで漫画本編を補完するような設定やその後を描いたストーリーなども多く登場するなど漫画の枠を越えて人気を集めている作品になっています。
BLEACH(ブリーチ)のあらすじ
超A級霊媒体質である事以外は普通の高校生である黒崎一護は霊に振り回されながらも日常からは逸脱しない生活を送っていました。そんな一護が目撃する事になるのが霊を導き悪霊を倒す存在である死神、朽木ルキアでした。当初は死神の力を信じようとしない一護でしたが家族が悪霊である虚(ホロウ)に襲われた事で身を呈して家族を守ろうとします。しかし一護に何かができるはずもなく一護をかばったルキアが重傷を負ってしまうのでした。
ルキアの提案でルキアの死神の力を借り入れる事でなんとか虚を倒した一護でしたが、一護があまりにも多くルキアの力を吸い取ってしまった為にルキアは死神の力を一時的に失ってしまい、一護はルキアに変わって虚を対峙する死神代行として活動する事になるのでした。ルキアと協力し様々な虚と戦うと同時に一護の力に触発されて異能に目覚めた友人らとの関係も構築していきます。
しかし死神の世界、尸魂界(ソウル・ソサエティ)で禁止されている死神の力の譲渡を行った事を咎められルキアは捕縛される事になってしまい、一護が借受た力も失ってしまいます。一護は責任を感じルキアを救出するべく自身の内に眠る死神の力を目覚めさせ、仲間らと共に尸魂界に侵入します。そんな一護らに対峙する事になるのが尸魂界を守護する護廷十三隊であり、その1人として登場するのが今回紹介する更木剣八です。
更木剣八のプロフィール
更木剣八は護廷十三隊の十一番隊の隊長として登場するキャラクターです。最強戦闘部隊と言われる十一番隊を率いる隊長らしく、戦いを楽しむ事に主眼をおいた戦闘狂であり、BLEACH(ブリーチ)作中でも最強キャラクターの1人として描かれています。また死神、しかも隊長でありながら卍解はおろか始解も、あまつさえ自身の斬魄刀の名前すらも知らないままに隊長になった異色の存在とされてきました。
その性質上、護廷十三隊の隊長の中でも常に最前線に送られるタイプで戦闘シーンも非常に多く、それぞれのエピソードで強敵といえる相手と交戦しています。その他ファンブックなどで判明したプロフィールとしては身長が202cmで体重は90kg、誕生日は11月19日である事が明らかになっています。隊長格の中でも戦闘面で全面的に前に出される事も多く作中でも出番が多い隊長の1人でその強さを遺憾なく発揮しています。
更木剣八のかっこいい魅力
かっこいい魅力①戦闘集団十一番隊の隊長
更木剣八が率いる十一番隊は歴代最強の死神と呼ばれる「剣八」という名を継承した者が隊長を務める異色の部隊です。実際更木剣八も公的に認められた方法の1つである「前隊長を倒す」という方法で隊長に就任しています。そんな更木剣八率いる十一番隊は席官には更木剣八が隊長になる以前から交流がある絆の強いメンバーで構成されています。
更木剣八はその性格から他の部隊の隊士からは恐れられ、同じ隊長格も露骨に嫌っている者もいる程ですが、一方で十一番隊内ではその強さに惹かれている者も多くなっています。血の気の多い十一番隊ですが更木剣八の元に集った時のパワーは凄まじい物をもっています。更木剣八の性格を見事に反映した部隊に仕上がっていると言えます。
かっこいい魅力②やちるとの出会い
出典: https://prcm.jp
更木剣八を語る上で欠かす事が出来ないのが副隊長を務めるやちるの存在です。やちるとの出会いは過去編として描かれており、それはまだ更木剣八が死神になる前、やちるがハイハイしかできないような赤子の頃でした。殺されそうになっていたやちるを更木剣八は救い出し、まだ名前のなかったやちるに「憧れの人の名前」としてやちると名付けました。
同時にこの時から更木剣八も死神最強の称号である剣八を名乗り始めます。他の剣八は継承して名を変えたのに対し、剣八は継承前から剣八を名乗っていたのです。以降二人は強い絆で結ばれ、剣八の背にはやちるが乗っているのが当たり前になっていますしあまり周囲の意見に耳を貸さない更木剣八もやちるの言うことには耳を貸すなどして強い絆で結ばれているのが分かります。
かっこいい魅力③戦いを求め続ける
更木剣八の魅力の1つといえるのはなんと言っても戦いです。更木剣八自身が常に戦う事に飢えており、そこには立場や善悪の概念はありません。しかも更木剣八は楽勝で勝つ事も好んでおらず常にギリギリで戦う事を求めているというのだから厄介です。普段つけている眼帯は自身の霊圧を抑える為につけておりそれも戦いを楽しむ為の措置になっています。
そんな常に強者とのギリギリの戦いを求める更木剣八の斬魄刀は時として味方であるはずの護廷十三隊の同じ隊長に向いてしまう事もあります。実際ブリーチ作中で隊長格と斬りあった事も1度や2度ではありません。そのようなある意味で純粋無垢な姿が更木剣八の魅力と言えます。
かっこいい魅力④昨日の敵と友になる
上記でも触れたように更木剣八は眼帯によって自身の力をセーブするなどしており強さを求めているというわけではなく勝利を求めているわけでもありません。求めているのは常に戦い続けるという過程であってその結果としてついてくる勝敗にはそこまで執着はありません。もちろん負けたら死ぬ可能性はあるので死なないようにはしていますが必ず勝つというタイプでもないのが更木剣八の魅力です。
実際ブリーチ作中でも尸魂界編で戦った一護とはその後、一定の良好な関係を築いていますしブリーチ本編では既に部下になっていた斑目一角とも過去に戦った記憶があります。戦いさえ楽しめたら勝敗にはこだわらない更木剣八だからこそそこに恨みなどの概念はなく、友となったり部下となった後も普通に接する事ができるのが魅力です。
更木剣八の斬魄刀
更木剣八の斬魄刀は名前がない?
更木剣八と言えば隊長でありながら卍解を習得しておらず、更木剣八自身が己の力で戦う事を好み斬魄刀に武器として以上の興味を持たなかった事から更木剣八自身もその名前を知りませんでした。また更木剣八の斬魄刀は本人の霊圧で常に刃がボロボロになっている見た目をしている事もあり、一護と同じ「常時解放型」の斬魄刀ではないかと示唆されていました。
この更木剣八の設定故にアニメオリジナルの「斬魄刀異聞篇」にて他の隊長達の斬魄刀が実体化してしまったのに対し更木剣八の斬魄刀は実体化せず普通に斬魄刀で戦うなどした姿を見せていました。
更木剣八の斬魄刀の始解
しかし千年血戦篇にて見えざる帝国の侵攻を受けた際、総隊長山本元柳斎重國が亡くなったのに伴って総隊長に就任した京楽春水の提案により、更木剣八に斬魄刀で戦う術を身に着けさせるという事で初代剣八である四番隊隊長卯の花八千流と戦う中でついに斬魄刀の声を聞く事ができるようになりました。
その後見えざる帝国のグレミィとの戦いで初めて解放した始解は「呑め『野晒(のざらし)』」という解号で解放され、2mを超える長身の更木剣八の身長をも超える程巨大な戦斧へと変化します。その野晒はグレミィが作り出した見えざる帝国側の仲間ですら驚愕する程の巨大な隕石を木っ端微塵にしてしまう程の破壊力を見せています。
更木剣八の斬魄刀の卍解
さらに更木剣八は卍解も習得しています。正確には他の卍解と違い、やちるが解放したような形になっており、更木剣八は理性を失い鬼の形相と肌が赤色に変色するような変化を見せています。武器は変わらず戦斧ですが、その卍解の破壊力は力加減を少しでも間違えると更木剣八自身の身体を破壊してしまう程の強さを持ち合わせています。
この卍解発動後やちるは姿を消しており、また上記のように更木剣八自身が解放したわけではない事から始解の野晒のような詳しい名前やその解号、能力についても詳細は不明です。ただこの卍解の描写からやちるは野晒だったのではないか、更木剣八の卍解を司る力の一部だったのではないかなどの考察を呼んでいます。
更木剣八の強さや戦績
更木剣八は剣道でさらに強くなった?
更木剣八は勝敗にはこだわりませんが死神の戦いは常に生死が伴う為、死なないように強さを求めていという面も持ち合わせています。そんな更木剣八は過去に護廷十三隊入隊した当時、山本元柳斎重國に騙される形で剣道を習っています。ただこの剣道を習った事が更木剣八の強さをさらに高めたとは一概に言えない状態です。
剣道の考え方は更木剣八の戦いを楽しむ戦い方とは相性が悪く辞めてしまったのです。ただし全くの無駄だったわけではなく更木剣八は剣道の中で「剣は片手で振るより両手で振った方が強い」という事を学んでいます。実際に更木剣八が両手で剣を振るうと鋼皮(イエロ)を持ち高い皮膚を持つノイトラを一振りだけで致命傷を与える程の強さを発揮しています。
また余談ですが、更木剣八が総隊長である山本元柳斎重國に逆らって剣道を辞める事が出来たのは中央四十六室が更木剣八を強くしすぎると仮に反乱を起こされた時に止める事が出来なくなると危惧した為だとされています。
更木剣八と黒崎一護との戦い
更木剣八の圧倒的な強さが最初に発揮されたのが尸魂界編での黒崎一護との戦いです。そもそも更木剣八はこの時、命令を受けたからというよりも尸魂界に侵入した中でも一番強い敵(=一護)と戦いを楽しむ為に一護の元に向かっていました。一護はその底知れない霊圧にできる事なら出会わないようにと行動する程だったのです。
実際に戦いになった後もそれまでに一護が戦った相手は斬魄刀の力を匠に使い自身の有利な展開に持ち込む事で戦う者ばかりだったのに対し、更木剣八は真っ向から戦う剣術勝負で一護を圧倒しています。最終的に斬月の協力を取り付けた一護と引き分け、更木剣八的には負けといえるような結果になりますが、更木剣八の強さを象徴するような戦いになったと言えます。
更木剣八と初代剣八との戦い
更木剣八がある意味で最大の死力を尽くして戦ったのが上記でも触れた初代剣八、四番隊隊長卯の花八千流、初代剣八との戦いです。京楽春水の命令で更木剣八をさらに強くする事で迫る驚異であった見えざる帝国に対抗するのが狙いでした。そしてここで卯の花八千流の過去も明らかになります。彼女は剣八になる前、悪行の限りを尽くした大悪人であり、最強の死神としての剣八の称号を受け取り作り出した存在だったのです。
出典: https://prcm.jp
同時に更木剣八にとっては彼女こそが自身が憧れた初代剣八八千流だった事を知る事になります。事実をしった更木剣八は仲間だからと言って容赦するようなタイプではありません。初代剣八超えを果たす為、八千流と戦いになります。しかし初代剣八の力は更木剣八をしても圧倒的な強さを誇っていました。
この戦いの最大のポイントは卯の花八千流が四番隊の隊長、つまり治療を担当する部門の長である事です。卯の花八千流は更木剣八を殺してはその治療術で癒やし、再び戦うという手法が取られたのです。そしてギリギリの死闘を続けた事で更木剣八はついにそれまで聞く事が出来なかった斬魄刀、野晒の声を聞く事ができるようになります。そして八千流を倒す事でこの修行を終えるのでした。
更木剣八のかっこいい名言集
更木剣八の名言①「ちくしょう強くなりてぇな…」
更木剣八は戦いを楽しむという感情以外あまり表に出す事がありませんが、珍しく悔しがったのがこのシーンです。この名言は尸魂界編にて一護と戦い終わった後の名言です。戦いを最大限楽しむ事に主眼を置いている更木剣八ですがやはり負ければ悔しいと感じる事が分かる名言です。
余談ですがこの時、一護が斬魄刀の力を引き出した事で負けたという事実から一時的にですが更木剣八は斬魄刀に語りかけその名前を知ろうとしました。この時はその思いは叶わず、更木剣八自身も納得している様子を見せていました。
更木剣八の名言②「つまんねぇ幕引きだぜ…」
こちらの名言も同じく尸魂界編の一護との戦いの中で放った名言です。上記でも触れたように更木剣八と一護との戦いは一護が斬魄刀の力を引き出すまでは更木剣八が圧倒的な強さを発揮する戦いでした。更木剣八としては旅禍(=敵)が侵入してきたと知り戦いが楽しめると思ったにも関わらず不甲斐ない一護に戦いを楽しむ事も出来なかったとする名言です。
更木剣八の声優
立木文彦のプロフィール
更木剣八の声優を担当した立木文彦さんは1983年から声優として活動している声優さんです。アニメ声優としてはもちろんナレーションや吹き替え声優としても活躍、ナレーションの経験を生かしてアニメでも多数の作品でナレーションを担当するなど幅の広い活動で知られる声優さんです。
様々なキャラクターを演じる立木文彦さんですが、特に成人男性、とりわけ渋いおっちゃんキャラが多く、また同時に特に印象に残るキャラクターの多くがグラサンをかけている事でも知られています。
立木文彦の主な出演作品
立木文彦さんがこれまでに出演した作品としては「新世紀エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウ役、「銀魂」の長谷川泰三/マダオ役、「鋼の錬金術師FULLMETALALCHEMIST」のスロウス役、「ポケットモンスターアドバイスジェネレーション」のオダマキ博士役及びマチス役及びルンパッパ役、「名探偵コナン」のウォッカ役、「ワンピース」のサカズキ役及び首領クリーク役などを務めています。
またアニメにナレーションだけで出演している作品も多く、「ゴールデンカムイ」「逆境無頼カイジ」「アイドル事変」「ナースウィッチ小麦ちゃんR」「SLETDANCE」「カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」「えびてん 公立海老栖川高校天悶部」「生徒会の一存」などにナレーションとして出演しています。
更木剣八に関する感想や評価
更木剣八か…
— ていたらく (@Ttaraku) August 6, 2016
けんぱち好きだけどしかいはまだしも卍解までしちゃったからなぁ…なんか魅力半減になった感はある
まぁそれでも超絶かっこいいけど
ここからは既にブリーチを視聴した人の更木剣八に関しての感想を紹介していきます。ブリーチ作中でも屈指の最強キャラクターとして描かれてきた更木剣八ですが、最終章となる千年血戦篇にてついに始解、卍解を習得し、その強さを遺憾なく発揮してくれました。その強さはかっこいいという声も非常に多い一方で否定的な意見も目立ちます。
更木剣八はブリーチ連載当初から始解や卍解に頼らない戦い方が魅力だったとするファンも多く、最後まで卍解はもちろん始解もしないでほしかったとする声も一定数見られるのです。やはり自身の力だけで戦う更木剣八が好きだったとする声も多く賛否両論集める結果となっています。
更木剣八の斬魄刀が始解出来る事に
— 消しまーす🙋 (@sara_stussy) March 31, 2016
驚き、更木剣八の斬魄刀に名前があって
しかも「野晒」とか言うかっこいい
名前でもうめちゃくちゃテンション
あがってるなう。#BLEACH
とはいえやはり更木剣八の始解や卍解、さらには野晒という名前も含めてかっこいいという声も多くなっており、詳細こそ明かされていないものの見た目のインパクトなどは更木剣八らしい能力になっていてよかったとする声も多いです。
とりあえず更木剣八の卍解をアニメで観れるのが幸せです
— おめめ👀 (@omeme_kun) June 16, 2020
「呑め、野晒」
一方で卍解や始解をしたのがブリーチ原作の最終章である千年血戦篇という事もあり更木剣八の卍解はアニメは原作でいう死神代行消失篇で終了していた為にアニメ化されておらずアニメで見たかったという声も非常に多く集まっていました。
2020年3月に千年血戦篇のアニメ化が発表された事で千年血戦篇のストーリーが楽しみという声と共についに更木剣八の卍解が見れるという歓喜の声も多く上がっています。また原作では結局明確にはされていない更木剣八の斬魄刀とやちるの関係性などがもっと明確に描かれるのではないかという声もあり楽しみという声が多くなっています。
更木剣八のかっこいい魅力まとめ
更木剣八はブリーチに長く登場している隊長の中でも自身が戦闘を好む事から活躍の場の多いキャラクターです。斬魄刀に頼らない戦闘スタイルはブリーチにおいては異質な存在であり、にも関わらず死神最強の名を実行し続けてきたキャラクターでもあります。この事からブリーチのキャラクターの中でも特に人気の高いキャラクターの1人になっています。
長らく己の力のみで戦ってきた更木剣八ですがブリーチ最終章である千年血戦篇にてついに始解、卍解を身につけその短いながらもその強さを遺憾なく発揮しています。まだブリーチを視聴していないという人は更木剣八のかっこいい要素にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?