【ブリーチ】最強の斬魄刀ランキング！持ち主と始解・卍解をまとめて紹介

斬魄刀とは、『BLEACH（ブリーチ）』に登場する死神たちが武器として使用している刀のこと。斬魄刀にはそれぞれに名前があり、持ち主と心を通わせられる意思を持っています。そんな斬魄刀ですが、では誰が持っている斬魄刀が最強なのでしょうか？ここでは、最強だと思われる斬魄刀をランキング形式で紹介していきます。ランキングを見ていく前に、まずは『ブリーチ』の基本情報から見ておきましょう。

『BLEACH（ブリーチ）』は、2001年から2016年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていた日本の人気漫画です。作者は久保帯人。刊行されたコミックスは、全74巻でした。2004年にはテレビアニメ化され、2012年まで放送。アニメ化以外にも、ゲーム化やノベライズ化など、様々なメディアミックスが展開されています。原作が終了したあとも一定の人気を誇っており、2020年現在でもグッズなどが販売されています。

ある日、強い霊感を持つ高校生・黒崎一護は、「虚」と呼ばれる悪霊を退治しにきた死神・朽木ルキアと出逢います。最初は死神だというルキアの言葉を信じなかった一護。しかし、彼女の言う通り虚が出現したことで、一護は死神の存在も虚の存在も信じざるを得なくなりました。

虚に襲われた一護はルキアに救われますが、そのせいでルキアは重傷を負ってしまいます。虚を倒すには、ルキアが一護に死神の力の一部を譲渡し、一護が戦うしかありません。一護はルキアの提案を受け入れて死神となり、虚の撃退に成功。その日から、一護の死神代行としての日々が始まるのでした。

『斬魄刀』は、死神の仕事道具であり大切な武器。虚と呼ばれる悪霊を斬って浄化する力を持ち、また霊を成仏させる力も有しています。持ち主である死神の霊力でできており、持ち主によってその形や能力はバラバラ。普段はその能力は封じられており、一般的な日本刀の形をしているものがほとんどです。また、斬魄刀には意思があり、所有者である死神と意思の疎通ができることが特徴。

死神は斬魄刀と対話することで、斬魄刀の力を高めていきます。所有する死神によって異なる斬魄刀は、キャラクターの個性も表す重要な存在。そのためファンからの人気も高く、斬魄刀の人気投票が開催されるほどでした。『ブリーチ』という作品になくてはならない存在。それが、斬魄刀です。かなりの数の斬魄刀が存在しているので、まずは自分のお気に入りのキャラクターの斬魄刀からチェックしてみるのが良いでしょう。

斬魄刀は、持ち主の霊力に合ったサイズとなります。しかしそうすると、隊長格のように霊力が大きな死神の斬魄刀はとんでもない大きさになることに。そのため戦闘のとき以外、死神の斬魄刀は能力を封じられた状態となっており、普通の刀の形をしていることが一般的です。

この封じられた斬魄刀の能力を解放する第1段階が「始解」です。始解は所有者である死神が解号と呼ばれるキーワードと斬魄刀の名前を呼ぶことで解放され、能力が解放された斬魄刀はそれぞれ個性的な姿に変わります。

「卍解」とは、始解のさらに上にあたる斬魄刀の能力の解放を指します。卍解はどの死神もできるというわけではなく、鍛錬を積んだごく一部の強力な死神のみが使用できるもの。護廷十三隊の隊長になるための条件の1つに卍解の習得があり、卍解がそれほど難しいことであるということがわかるでしょう。始解とは比べ物にならないほどの強力な能力が解放される、それが卍解です。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第15位は「金沙羅舞踏団（きんしゃらぶとうだん）」です。金沙羅舞踏団は鳳橋楼十郎の斬魄刀「金沙羅（きんしゃら）」の卍解。鳳橋楼十郎は、虚化した死神の集団「仮面の軍勢（ヴァイザード）」の1人で、通称ローズと言います。

物語の100年以上前に護廷十三隊の三番隊隊長を務めていた男で、藍染惣右介たちの策略によって虚化し、尸魂界から追放されていました。後に護廷十三隊の三番隊隊長に復帰しています。性格はナルシスト気味な伊達男。ウェーブがかった長い金髪が特徴的です。

所有する斬魄刀「金沙羅」の解号は「奏でろ『金沙羅』」。始解状態になると、斬魄刀の形状は薔薇の花が先端についた鉄製の鞭となります。この花の部分を相手に突き刺し、鞭を使って音楽を奏でるようにすることで爆発を起こせるのが、始解状態の特徴。そして卍解が「金沙羅舞踏団」です。卍解の能力は音楽を奏でて敵に幻覚を見せるというもの。

そして楼十郎の見せる幻覚は、幻でありながら肉体に影響を及ぼします。幻に斬られたり殴られたりすると、実際に切り傷や打撲というダメージを負うことになるのです。恐ろしい能力ですが弱点もあり、それは音楽が聞こえない相手には意味がないということ。元々耳が聞こえなかったり、意図的に鼓膜を潰して音を遮断したりすると、卍解の能力は効果をなくしてしまいます。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第14位は「風死絞縄（ふしのこうじょう）」です。風死絞縄は檜佐木修兵の斬魄刀「風死（かぜしに）」の卍解。

檜佐木修兵は、護廷十三隊九番隊副隊長です。左頬の「69」という刺青と顔の傷跡が特徴的で、袖のない死覇装を身に纏っています。外見は怖そうに見えますが、実際は面倒見が良く真面目な性格をしています。

所有する斬魄刀「風死」の解号は「刈れ『風死』」。始解状態になると、刀が鎖で繋がれた鎌のような形状に変化します。鎖を手に鎌を回転させながら投げつけるという攻撃が可能。変則的な攻撃ができて便利そうですが、檜佐木自身は風死の形が「命を刈り奪る形をしている」ことからあまり気に入っていないようです。

そんな風死の卍解が「風死絞縄」。風死絞縄が登場したのは、スピンオフである小説版でのことでした。卍解が発動すると、檜佐木修兵と敵の双方に鎖が巻きつき、頭上に鎖の塊のような黒い球体が現れます。鎖で繋がれた者たちは互いの霊圧で傷を完治させ合うため、不死身のような状態となり、檜佐木が卍解を解くまで霊圧を削り合って戦い続けます。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第13位は「金色疋殺地蔵（こんじきあしそぎじぞう）」です。金色疋殺地蔵は涅マユリの斬魄刀「疋殺地蔵（あしそぎじぞう）」の卍解。涅マユリは、護廷十三隊十二番隊隊長であり、技術開発局の局長でもあります。

人間離れした容姿を持つ不気味な男で、その身体は自身の手で隅々まで改造されています。マッドサイエンティストで、自身の興味のためならばいくらでも他人を犠牲にできる残酷さを持っています。所有する斬魄刀「疋殺地蔵」の解号は「掻き毟れ『疋殺地蔵』」。始解状態になると、刀身が3つに分かれ、刀身の根本に赤ん坊の顔のような不気味な飾りが浮かび上がります。

疋殺地蔵に斬られると、脳から発せられる四肢を動かすための信号だけが遮断され、動けなくなってしまいます。あくまで四肢に伝達される信号のみが遮断されるため、痛覚は消えないというのも特徴の1つ。そんな疋殺地蔵の卍解である「金色疋殺地蔵」は、鞘から芋虫のような身体に赤ん坊のような顔の化け物が現れ、周囲約182メートルに、マユリの血から作られた致死量の毒を撒き散らすという能力を持っています。

毒の配合は抗体を作られないために毎回変えているという徹底具合で、また化け物の胸部からは無数の刃が現れ刺す・斬るといった攻撃も可能。さらに、マユリは自身の卍解にも改造を施しており、改造卍解である「金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体（こんじきあしそぎじぞう・またいふくいんしょうたい）」は、敵の情報を得てそれを元にカスタマイズされているというものでした。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第12位は「白霞罸（はっかのとがめ）」です。白霞罸は朽木ルキアの斬魄刀「袖白雪（そでのしらゆき）」の卍解。朽木ルキアは、護廷十三隊に所属する死神。

物語の主人公である黒崎一護の命を救い、彼に死神の力を渡して死神代行にした重要なキャラクターです。古風な喋り方をする毅然とした態度の持ち主。冷静で真面目ですが、お茶目な一面も持ち合わせています。大貴族・朽木家に養子として入った身で、義兄は護廷十三隊六番隊隊長の朽木白哉。

所有する斬魄刀「袖白雪」の解号は「舞え『袖白雪』」。始解状態になると刀身から鍔、柄まで全てが純白になる氷雪系の斬魄刀で、尸魂界で最も美しい斬魄刀と言われています。そんな袖白雪の卍解が「白霞罸」。卍解が発動されると、刀だけでなくルキア自身も純白に染まり、ルキアを中心に広範囲で冷気が発生。周囲一帯や戦闘相手を瞬く間に凍結させることができます。

強力な卍解ですがリスクもあり、まず発動には時間が必要。そして温度を下げれば下げるほど動ける時間は短くなり、さらに卍解を解除する際は徐々に温度を上げなくてはルキア自身の体組織が崩壊してしまうという危険性を孕んでいます。使いこなすには、緻密なコントロールが必要となる卍解です。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第11位は「野晒（のざらし）」です。野晒は更木剣八の斬魄刀であり、始解状態を指します。更木剣八は、護廷十三隊十一番隊隊長。流魂街で最も治安が悪いと言われる「更木」の出身であるため、姓を「更木」とし、名前は代々最強の死神に与えられる称号「剣八」から取りました。

前十一番隊隊長を決闘で殺害して隊長の座に就いており、その実力は尸魂界屈指のもの。いかつい風貌と荒々しい言動が目立ちますが、部下たちからは慕われています。強い相手と戦うことに悦びを見出す戦闘狂で、自身の霊圧を削減する眼帯や、敵に自分の居場所を教える鈴をつけるなど、あえてハンデを背負っています。

物語の当初、剣八は自身の斬魄刀の名を知りませんでした。当然、卍解にも至っておらず、隊長格の資格である「斬魄刀の卍解」をクリアせずに隊長の座に就いていた剣八。しかし物語の中でようやく斬魄刀の名を知り、最終的には卍解にまで至ることになります。

野晒の解号は「呑め『野晒』」。始解状態になると巨大な斧の形になり、その威力は隕石をも粉砕できるほどです。卍解状態になると、剣八の肌が赤く変色し、顔は鬼のように変貌。自我まで失ってしまうという極めて危険な状態になります。卍解の名前は明らかになっておらず、ただ凄まじい力であるということだけが強調されています。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第10位は「大紅蓮氷輪丸（だいぐれんひょうりんまる）」です。大紅蓮氷輪丸は日番谷冬獅郎の斬魄刀「氷輪丸（ひょうりんまる）」の卍解。日番谷冬獅郎は、護廷十三隊十番隊隊長。

史上最年少で隊長に就任し、神童と呼ばれる少年。冷静で頭が切れ、責任感も強いため部下からの信頼が厚い隊長です。かつては主人公・黒崎一護の父親である黒崎一心の部下という立場にありました。

所有する斬魄刀「氷輪丸」の解号は「霜天に坐せ『氷輪丸』」。氷輪丸は氷雪系最強と呼ばれる斬魄刀で、始解の段階で「天相従臨」という天候を支配する強力な能力を持っています。斬魄刀は大気中の水分全てでできており、折られても作り直すことが可能。卍解である「大紅蓮氷輪丸」は、冬獅郎が氷の龍を纏い、背後に巨大な花を思わせる氷の結晶が浮かぶというもの。

冬獅郎が未熟であるため卍解も未完成であり、持続時間が短いというところが欠点でしたが、それでも斬魄刀としての能力は尸魂界屈指のものです。冬獅郎の背後に咲く氷の花は時間経過と共に散っていき、全てが散ると卍解が終了すると思われていましたが、実際は逆。氷の花が全て散り終わると卍解が完成するようになっており、完成した卍解になると冬獅郎は大人の姿になって、全ての物質を凍らせることができるようになります。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第9位は「神殺鎗（かみしにのやり）」です。神殺鎗は市丸ギンの斬魄刀「神鎗（しんそう）」の卍解。市丸ギンは、元護廷十三隊三番隊隊長。

藍染惣右介と共に瀞霊廷から離反し、その後は破面勢力の一員として登場しました。糸目でいつも薄ら笑いを浮かべた狐のような顔つきの男。十番隊副隊長の松本乱菊とは幼なじみで、一時期は同居していたこともありました。京都弁で喋るのが特徴的です。

所有する斬魄刀「神鎗」の解号は「射殺せ『神鎗』」。普段は脇差サイズの斬魄刀が、始解状態になると刀身が一気に伸びます。ただ伸びるだけでなく、威力も相当なものでした。長さは最大で刀100本分であるらしく、別名「百本差し」とも言われています。卍解する際の解号は「死せ（ころせ）『神殺鎗』」。

神殺鎗は始解のときよりも刀身が伸びる速度が上がり、また伸びる距離も上がります。重要なのは刀の伸縮ではなく、隠されていた真の能力。実は伸縮した際に刀身が一瞬だけ塵になっており、刀身の内側には魂魄の細胞を溶かしてしまう猛毒があります。凄まじいスピードで伸びる刀で敵を貫くことで毒を仕込み、「死せ」という解号を合図に毒を巡らせて敵を殺すという恐ろしい能力を持った斬魄刀でした。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第8位は「清虫終式・閻魔蟋蟀（すずむしついしき・えんまこうろぎ）」です。清虫終式・閻魔蟋蟀は東仙要の斬魄刀「清虫（すずむし）」の卍解。東仙要は、元護廷十三隊九番隊隊長。

戦いを好まない平和主義者と思われていましたが、実は藍染の瀞霊廷に対する反乱に加担していました。生まれつき盲目でありながら護廷十三隊の隊長にまで上り詰めたことから、彼がかなりの実力者であることがわかるでしょう。藍染に加担してはいたものの、温厚で面倒見の良い人柄で部下たちから慕われていました。

所有する斬魄刀「清虫」の解号は「鳴け『清虫』」。超音波のようなものを発生させて相手を気絶させたり、刀を振動させることができるのが特徴の斬魄刀です。元々は東仙が慕っていた女性の斬魄刀で、それを東仙が受け継ぎました。卍解である「清虫終式・閻魔蟋蟀」は、清虫を握っている人物、つまり東仙以外の人間の視覚、嗅覚、聴覚、霊圧知覚を封じるドーム状の空間を作り出すことができます。

抜け出すには清虫に触れなくてはいけませんが、敵が清虫に触れられる瞬間は清虫によって斬られているときのみ。更木剣八はわざと清虫に斬られることで活路を開きましたが、並の死神であればほとんどどうしようもできない能力でしょう。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第7位は「観音開紅姫改メ（かんのんびらきべにひめあらため）」です。観音開紅姫改メは浦原喜助の斬魄刀「紅姫（べにひめ）」の卍解。浦原喜助は、浦原商店という古びた駄菓子屋の店主。

実は、現世にいる死神に霊的商品や情報を提供する闇商人であり、元護廷十三隊十二番隊隊長で技術開発局初代局長でもあった死神です。藍染の策略によって尸魂界を追われてしまったため、現世にやってきました。一護や仲間のピンチに駆けつけた際の戦いっぷりから、彼が元隊長の名に恥じないかなりの実力者であることが窺えます。

所有する斬魄刀「紅姫」の解号は「起きろ『紅姫』」。始解状態になると鍔のない直刀に形を変えます。もう1つ「啼け『紅姫』」という解号があり、この解号を唱えると紅姫の刀身から血が流れ、その血を斬撃として飛ばしたり、盾にして使うことができるようになります。

卍解は「観音開紅姫改メ」。浦原の背後に巨大な女性が現れるのが特徴的な卍解です。その能力は「物を作り変える」というもの。具体的にどういうことができるのかというと、例えば浦原はこの能力を使って敵に潰された自分の目を作り変え、治療していました。閉鎖された空間に出入り口を作ることもできるなど、様々なことに応用できる卍解です。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第6位は「鏡花水月（きょうかすいげつ）」です。鏡花水月は藍染惣右介の斬魄刀であり、始解状態を指します。藍染惣右介は、元護廷十三隊五番隊隊長。物腰柔らかで優しい人柄であったため、五番隊のみならず他隊の死神たちからも慕われていた隊長でした。

しかしその本性は残虐かつ野心家。部下は捨て駒程度にしか見ていませんでした。市丸ギン、東仙要を連れて瀞霊廷から離反。虚圏へと消え、後に破面たちを率いて一護や瀞霊廷の死神たちと戦うことになります。所有する斬魄刀は「鏡花水月」で、解号は「砕けろ『鏡花水月』」。この斬魄刀は、始解状態になっても見た目は変わりません。卍解は使用していないため不明。

しかし鏡花水月は始解状態で十分に強力な斬魄刀でした。鏡花水月は、能力解放の瞬間を一度見た相手に「完全催眠」をかけることが可能です。対象の五感や霊感などを支配し、見ているものや感じていることを錯覚させることができるのです。敵に同士討ちをさせることもできますし、自らの死を偽装することも可能。藍染はこの能力を使い、瀞霊廷の死神たちを翻弄しました。

完全催眠から逃れる方法は、鏡花水月の能力発動前から刀に触れておくこと。しかしこの事実を知っていたのは市丸ギンだけでした。鏡花水月の能力は視覚を通して対象に作用するため、東仙要のような盲目の人間には通用しません。しかしそれ以外の者には、たとえ格上であっても通用する強力な力を持った斬魄刀です。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第5位は「花天狂骨枯松心中（かてんきょうこつからまつしんじゅう）」です。花天狂骨枯松心中は京楽春水の斬魄刀「花天狂骨（かてんきょうこつ）」の卍解。京楽春水は、護廷十三隊の元八番隊隊長。後に一番隊隊長になり、護廷十三隊の総隊長になりました。

隊長羽織の上に色鮮やかな女物の着物を羽織った派手な出で立ちが特徴的。飄々とした性格で軽薄にも見えますが、その実思慮深い切れ者で、判断力にも優れています。所有する斬魄刀「花天狂骨」の解号は「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う『花天狂骨』」。花天狂骨は尸魂界でも珍しい二刀一対の斬魄刀で、太刀の「花天」と脇差の「狂骨」からなります。

通常時は普通の太刀と脇差ですが、始解状態になると青龍刀を思わせる巨大な双剣に変化。能力は、子供の遊びを現実にするというもので、花天狂骨が生み出す一定の領域内にいる者を花天狂骨が提示する遊びのルールに強制的に従わせることができます。そんな花天狂骨の卍解が「花天狂骨枯松心中」。卍解が発動すると、花天狂骨の霊圧領域内に入った者は敵味方問わず全員が能力にかかってしまいます。

その能力は自分を女に、敵を男に見立てた物語に沿って技が発動するというもの。例えば技の1つに、女性に疵を負わせたことを悔いた男が慚愧の念から癒えぬ病に罹ってしまうという物語「二段目・慚愧の褥」というものがあります。その物語通り、敵の身体には疫病に罹ったかのように斑点が浮かび、ダメージを受けることになるのです。この能力は物理攻撃が通用しない相手にも効くため、かなり強力な卍解であることがわかります。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第4位は「しら筆一文字（しらふでいちもんじ）」です。しら筆一文字は兵主部一兵衛の斬魄刀「一文字（いちもんじ）」の真打。つまりは卍解です。兵主部一兵衛は、零番隊のリーダー各であり、全ての死神の頂点に立つ者。禿頭と顎髭が特徴的な、だるまのような見た目の男で、「まなこ和尚」という二つ名を持っています。

「まなこ」とは「真名呼」と書き、意味は「真の名を呼ぶ」という意味。尸魂界のあらゆる物体や事柄に名前をつけた人物であるため、このような二つ名がついています。尸魂界に存在する全ての斬魄刀の真の名前を知っている唯一の人物です。原初の世界に誕生した存在で、神々の人柱。霊王とは親友という関係のようです。

所有する斬魄刀「一文字」の解号は「黒めよ『一文字』」。巨大な筆の形をした斬魄刀で、この筆で撫でられたものは「半分」になり、力や能力が半減。そして塗り潰されると「名前」を失って一兵衛のものになってしまいます。どんな物体でも、筆で塗ることさえできればなんでも自分のものにできるのです。そんな一文字の真打が「しら筆一文字」。

真打とは現在で言う卍解で、その発祥となったのがしら筆一文字です。しら筆一文字は、始解で奪った相手の名前に新しく別の名前を与え、書き換えることで弱体化させるという能力を持っています。どんな能力も一度無にして上書きしてしまえる能力は、数多ある斬魄刀の中でも特別厄介で強力であると言えるでしょう。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第3位は「残火の太刀（ざんかのたち）」です。残火の太刀は山本元柳斎重國の斬魄刀「流刃若火（りゅうじんじゃっか）」の卍解。山本元柳斎重國は、護廷十三隊一番隊隊長にして護廷十三隊の総隊長。

額にある大きな十字傷と長い髭が特徴的な老齢の死神で、1000年以上の長きに渡り護廷十三隊の総隊長を務めてきた実力者。2000年前に死神などを教育する機関「死神統学院（現真央霊術院）」を創設するなど、尸魂界のために尽力してきました。

所有する斬魄刀「流刃若火」の解号は「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』」。流刃若火は炎熱系最強で最古の斬魄刀。始解状態となると同時に刀身から炎が現れ、周囲一帯を包み込みます。その熱は雲を消し、天をも焦がすなど環境に大きな影響を及ぼすほどのもの。そんな流刃若火の卍解が、「残火の太刀」です。卍解が解放されると、刀身は黒く焼け焦げたものに変化。

尸魂界全土が異常乾燥に見舞われるという、広範囲かつ強力な力を発揮します。氷輪丸のような氷雪系の斬魄刀は使用不能となってしまうことから、その威力がいかに凄まじいかがわかるでしょう。長時間解放を続けると尸魂界の存在自体が危うくなる、そんな規格外の強さを持った斬魄刀です。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第2位は「千本桜景厳（せんぼんざくらかげよし）」です。千本桜景厳は朽木白哉の斬魄刀「千本桜（せんぼんさくら）」の卍解。朽木白哉は、護廷十三隊の六番隊隊長。四大貴族・朽木家の当主でもあり、護廷十三隊の中で最も有名な隊長です。

冷静沈着で真面目な性格。大貴族の長としての矜持が高く、ルールには人一倍厳しいです。亡くなった妻の緋真は、ルキアの実姉。彼女の遺言でルキアを朽木家の養子に迎え入れ、義妹にしました。無口で厳しいためわかりづらいですが、ルキアのことは日頃から気にかけています。

所有する斬魄刀「千本桜」の解号は「散れ『千本桜』」。能力の解放と共に刀身が桜の花びらのように細かく分かれ、対象を斬りつけます。無数の花びらのような刃を躱すことは難しく、始解の段階でもすでに強力な斬魄刀であることがわかるでしょう。

卍解の「千本桜景厳」は、地面から1000本もの巨大な刀が現れるのが特徴。始解のときよりも刃の数は上回り、より躱すのが困難になります。千本桜はコントロールすることが難しく、操作誤ると自らを傷つけてしまうというリスクがあります。そのため、操作を誤っても自身を傷つけないように設定された範囲があり、その範囲内に入り込まれると攻撃ができないという弱点が存在します。

『BLEACH（ブリーチ）』の最強の斬魄刀の始解・卍解や能力ランキング、第1位は「天鎖斬月（てんさざんげつ）」です。天鎖斬月は黒崎一護の斬魄刀「斬月（ざんげつ）」の卍解。黒崎一護は『ブリーチ』の主人公。

朽木ルキアとの出逢いがきっかけで死神代行となり、数々の敵と戦っていくことになります。オレンジの髪と鋭い目つきで不良と誤解されがちですが、実際は真面目で心優しい性格の持ち主。仲間想いで、自分の大切なものを護ろうとする強い意思を持っています。

所有する斬魄刀「斬月」は、非常に珍しい常時解放型の斬魄刀。常に始解状態であるため、解号はありません。形状は鞘や柄、鍔やハバキがなく、巨大な刀身だけがあるというやはり珍しい形。一護の霊力の強さゆえか、斬魄刀の強度はかなりのものです。卍解は「天鎖斬月」。卍解が発動すると、巨大だった刀が卍型の柄がついた漆黒の日本刀に変化します。

また死覇装も変化するのが特徴的。始解より卍解のほうが巨大なものになるのが普通ですが、天鎖斬月は強大な霊力を凝縮することによって移動と攻撃のスピードを上げることに特化しているため、他の死神の卍解と比べると小さい印象を受けます。必殺技は、自身の霊力を刀に喰わせることによって超高密度の霊圧を巨大な斬撃として放つ「月牙天衝」です。

龍紋鬼灯丸とは、護廷十三隊十一番隊の第三席である死神・斑目一角が所有する斬魄刀「鬼灯丸」の卍解です。特殊な形をした巨大な刃が鎖で繋がれており、中央の刃に龍の紋が彫られていることが特徴的。戦えば戦うほどこの龍が徐々に赤く染まっていき、それにつれて攻撃力が増していくという能力を持っています。

一角の龍紋鬼灯丸は、最弱の卍解だと言われています。その理由は、後に明らかになった『ブリーチ』の設定。設定では、卍解は壊れてしまうと修復不可となっています。しかし一角の卍解は、敵との戦いで刀が衝撃を

射場鉄左衛門は、護廷十三隊七番隊副隊長。誕生日は7月18日、身長は182センチで体重は68キロ。趣味はサングラス集めです。いつもかけているサングラスと広島弁が特徴的な死神で、義理人情に篤い性格の持ち主。元々は十一番隊に所属していましたが、副隊長になるという目標を達成するためには十一番隊では無理だと判断し、七番隊に移籍しました。

射場鉄左衛門の斬魄刀も、斬魄刀の中で最弱ではないかと言われています。その理由は、射場の斬魄刀を使った戦闘描写がないため。能力を解放すると刀身が特殊な形状になるということ以外全てが謎に包まれており、強いか弱いかがわからないというのが実情です。

卍解どころか始解の解号すら明らかになっていません。斬魄刀に強い能力があれば作中で描かれていたはずなので、それが全くないということは最弱なのではないか、とファンの間で囁かれています。

作品を観るタイミングや見方によって、斬魄刀に対する印象は変わってきます。市丸ギンの斬魄刀も、最初はただ伸びるだけだと侮っていた人が、後にそのすごさに気がつくということが多々ありました。

数多ある斬魄刀の中でも特に人気の高い氷輪丸。氷雪系最強という点や、かっこいい解号が人気の理由です。氷輪丸以外にもかっこいい斬魄刀がたくさん登場しますので、興味のある人はぜひチェックして、自分のお気に入りの斬魄刀を探してみてください。

数多ある斬魄刀の中で、黒崎一護の卍解「天鎖斬月」が一番かっこいいというコメントです。主人公の斬魄刀である斬月と、その卍解の天鎖斬月は物語を通してずっと高い人気を維持し続けました。物語が完結した現在でも変わらず人気の高い斬魄刀です。

『ブリーチ』の最強の斬魄刀ランキングを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？どの斬魄刀も個性豊かで強力な能力を有していることがわかったかと思います。自分が思う最強の斬魄刀はどれなのか、改めて作品を見て考えてみるのも面白いかもしれません。ぜひ『ブリーチ』をチェックしてみてください。