2020年06月21日公開
2022年11月08日更新
【BLEACH】黒崎一護の必殺技を一覧で紹介!斬魄刀や卍解などの能力は?
BLEACH(ブリーチ)のキャラクターの中でも特に高い人気を誇っているのが主人公の黒崎一護です。特にその必殺技は1つの技を発展させていくタイプの必殺技の典型例として連載が終了した現在でも高い人気を集める要因となっています。。今回はBLEACH(ブリーチ)黒崎一護について必殺技を一覧で紹介しつつ、必殺技に関連する斬魄刀や、卍解となる天鎖斬月の能力についてまとめて紹介していきます。
黒崎一護とは?
BLEACH(ブリーチ)の作品情報
出典: https://ciatr.jp
黒崎一護について紹介する前に黒崎一護が活躍するBLEACH(ブリーチ)についても簡単に紹介しておきます。
BLEACH(ブリーチ)の概要
BLEACH(ブリーチ)は2001年から2016年にかけて週刊少年ジャンプにて連載されたバトル漫画です。そのキャラクター性の高さで高い人気を集め、その世界観も相まって日本はもちろん海外でも高い人気を獲得。世界で累計1億2000万部発行される程に人気を集めています。メディアミックスではアニメの評価も高く、テレビ東京が業績に影響を及ぼしたアニメとして名前を上げる程になっています。
BLEACH(ブリーチ)のあらすじ
霊感が強く霊や悪霊が見えてしまう少年、黒崎一護は偶然にも悪霊退治にあら荒れた死神、朽木ルキアと出会い死神の存在を知ります。悪霊が人の魂を喰らってしまう虚(ホロウ)に家族を襲われた黒崎一護は激昂して虚に襲いかかるも成すすべがなく、身を挺して黒崎一護を守った朽木ルキアが重傷を負ってしまいます。このままでは2人ともがやられてしまうと判断したルキアの提案により黒崎一護はルキアの力を借りて死神となる事を選びます。
死神化した事で無事に虚を倒す黒崎一護でしたが想像以上にルキアの力を吸ってしまった事でルキアは死神の力のほとんどを失う事になってしまいました。黒崎一護はルキアに迫られる形で死神代行としてルキアの代わりに虚退治を行う事になります。
黒崎一護のプロフィール
黒崎一護は地毛のオレンジ色の髪が特徴の高校1年生です。基本的には義理堅い性格ですが、その見た目から周囲からはヤンキーのように思われていますが本人はそれを気にして勉学にもしっかり励んでおり、空手をやっていた影響もあって元々の身体能力もかなり高くなっています。名前の由来は何か1つのものを護り通せるようにという意味が込められています。また名前のアクセントを「い」に置くのもポイントです。
死神になる前から「視える」「聴こえる」「触れる」「喋れる」「憑かれる」という超級の霊媒体質でしたが、その体質は作中では死神の力を持つ父を持つ「真血」と呼ばれる存在であった為である事が明らかになっています。
その他判明しているプロフィールとしてはBLEACHの連載開始時点で15歳で空座第一高校の1年生、身長は174cmで体重は61kg、血液型はAO型で誕生日は7月15日の蟹座だという事が判明しています。また作中死神代行消失篇以降は年齢が2歳上がった事で3年生になっており身長も181cm、体重66kgと成長しています。
黒崎一護の家族
黒崎一護はその家族関係に物語においての大きな意味を持っているキャラクターでもあります。黒崎家は元々は父親の一心、母親の真咲、双子の妹である遊子と夏梨の5人家族でした。しかし母親の真咲は一護が9歳の時に亡くなっている為、連載開始時点では4人で暮らしていました。ちなみに黒崎家はその家系から霊感が強く一護はもちろん夏梨も霊が見えますが遊子だけは霊感がありません。
そして父親の一心は旧姓を志波一心といいブリーチ作中では尸魂界にて没落した貴族志波家の分家の出身で自身も護廷十三隊の十番隊隊長を務める程の実力者でした。一方で母親の真咲は純血の滅却師である黒崎家最後の生き残りという血筋を持っていました。さらに真咲と一心が交流を持った虚グランドフィッシャーとの戦いの結果虚化しかけた過去を持っています。結果黒崎一護は死神・滅却師・虚の全ての力を受け継いで生まれる事になりました。
この3つの力を持っている事自体が非常に珍しい事であり、千年血戦篇においてはその潜在能力の高さから突起戦力の5人のうちの1人に名指しされており、一護自身の努力はもちろんその才能を授けるに至った家族関係も大きく関係している事が明らかになっています。
黒崎一護の必殺技一覧
必殺技一覧①月牙天衝
黒崎一護の全ての技の基本になっているとも言える必殺技が月牙天衝です。技の性質としては黒崎一護自身の霊圧を刀に喰らわせる事で高密度に圧縮した例出を放出させる事で斬撃を巨大化させる技になっています。始解時点から使用する事ができ、卍解の天鎖斬月でも使用でき天鎖斬月時に使用する際には色が黒くなり威力も段違いの破壊力を得る事が出来ます。
元々は一護の内にある内なる虚が初めて使用した技で一護自身は自在に使用する事はできませんでしたが卍解である天鎖斬月を習得する段階で自在に使用できるようになります。また当初は青白い色でしたが、一護が虚化を習得した後は赤黒い色へと変化しました。また食らわせた霊圧を放出せずに刀にまとわせて戦う場面があったりもしています。
必殺技一覧②最後の月牙天衝
黒崎一護が死神の力を代償に発動した技が最後の月牙天衝です。愛染を倒すべく元死神という正体を明かした一心と断界で修行して身につけました。黒崎一護自身が天鎖斬月と融合する事で天鎖斬月状態の一護よりも圧倒的に高い戦闘能力と霊圧を発揮し、この状態の一護には崩玉を使用した愛染すら及びませんでした。この技は使用したが最後死神の力を失ってしまうので愛染戦で使用されたもののその後の戦いでは使用されていません。
余談ですが、この最後の月牙天衝を使用したからといってすぐさま死神の力を失うわけではなく、徐々に力を失っていくという形式が取られています。
必殺技一覧③無月
最後の月牙天衝状態の一護は天鎖斬月と融合した状態なのでいわば自身が斬魄刀になっている状態で斬魄刀を保持していません。その代わりに自身の腕に霊圧を集める事で月牙天衝のように斬撃を放つ無月という技を使用します。状態こそ月牙天衝と近いですがその威力は天鎖斬月状態で放つ物と比較しても段違いの威力を誇っています。
必殺技一覧④真の斬月
斬月を二枚屋王悦が打ち直した事で真の姿を得たのが真の斬月です。長刀と短刀の二刀一対型でそれぞれに始解の状態である出刃包丁に近い形状の長刀に虚、石包丁に近い形状で刀身に穴が空いているのが特徴の短刀に滅却師としての力が宿っており、霊圧の流し方でそれぞれの技を使用する事が出来ます。さらに卍解状態と呼べる状態を残しており真の卍解を使用する事で完全虚化の力も使用する事ができるようになります。
必殺技一覧⑤王虚の閃光
真の斬月状態の一護は自在に虚・滅却師の力も使う事が出来ます。虚の力を使って放つ事ができる技の1つが王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)です。この技は元々は十刃(エスパーダ)が使用する最強の虚閃なので一護の中の虚の力の強さが伺える技になっています。
余談ですが、一護の月牙天衝は元々虚が使用する「虚閃(セロ)」に近い物があると作中でも明言されており、実際一護も完全虚化した際には「虚閃(セロ)」を放っていたりしています。これらの描写は王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)の発動の伏線だったとも言われています。
必殺技一覧⑥月牙十字衝
真の斬月が2刀である事を利用し、短刀を横に、長刀を縦に振るう事で月牙天衝を十字に放つ月牙十字衝という技も使用しています。他の変化に対して変化自体もシンプルだった事も相まってファンの間では地味な技だと言われています。
黒崎一護の斬魄刀
斬魄刀①斬月
一護の斬魄刀である斬月は斬魄刀の中でも非常に珍しい常時解放型の斬魄刀であり、常に始解した状態になっています。一護が初めて斬魄刀を手にした時から形状は始解状態にある為、他の斬魄刀にある解号が存在していないのが特徴です。出刃包丁のような形状の刀身しかない刀であり、柄に当たる部分からは晒が伸びており、携帯する際にはこの晒を巻きつける事で鞘代わりにしています。
始解としての能力は特にない代わりに刀の攻撃力や耐久力が高いのが特徴で、基本的には白兵戦を仕掛けるような戦い方を特徴としています。またこの始解状態はBLEACH本編のあらすじの中でも何度か形が変わっており、死神代行消失篇以降は晒がなくなり鞘が復活されるなどどちらかと言えば卍解の天鎖斬月に近い状態になりました。
斬魄刀②天鎖斬月
一護の卍解の天鎖斬月は卍解でありながら大型化せず、作中でも卍解と思われなかった描写がある程に非常に珍しい卍解です。能力としては卍解によって得られるエネルギーを大型化に向けずに凝縮する事で爆発的な白兵戦能力を得る事が出来ます。
また天鎖斬月を解放した一護は独自の死覇装をまとい、死覇装の変化も含めて卍解であるというのが大きな特徴になっています。その為、死覇装の状態で視覚的に霊圧を測る事ができるのも大きな特徴です。刀身の特徴としては出刃包丁のような形状から長めの日本刀のような形状に変化しており、霊力が凝縮しているのが斬魄刀にも現れています。
黒崎一護の卍解などの能力や強さ
黒崎一護の卍解
黒崎一護の卍解は斬魄刀と一体となるタイプの卍解で、その他の卍解のように特殊な能力はない代わりに一護自身の身体能力が霊圧によって向上し超スピードな移動や破壊力の高い斬撃を繰り出す事ができるのが特徴です。またBLEACH作中では卍解して天鎖斬月で戦闘する事も多い一護ですがこの天鎖斬月はまだ屈服させた黒コートの斬月は本来の死神の力の根源ではないために不完全な状態であると言えます。
強大な力を持つ代わりに霊圧の消耗も激しいその他の卍解と違い、卍解のエネルギーが一護自身に向いている為か、長時間卍解状態を維持する事が可能でBLEACH作中でその他の死神が意に反して卍解状態が解けてしまうような描写があるのに対し、一護は完全に負けてしまった状態のウルキオラ戦以外には卍解が解除されてしまったという描写がありません。
ユーハバッハとの最終決戦での卍解
上記の天鎖斬月がハッシュヴァルトに折られてしまい改めて打ち直してもらう事で一護が手に入れた二刀一対型の新しい「真の斬月」も最初から卍解を使用する事ができます。真の斬月の卍解は名称こそ天鎖斬月で変化していませんが通常の卍解とは形状が大きく変わっており、形状としては始解の斬月に近い出刃包丁に近いながらも少し小さめで弓のような形状も取り入れられたデザインになっています。
しかしこの真の斬月の卍解もユーハバッハには折られてしまいます。共闘した愛染や月島、石田などの協力もありギリギリまでユーハバッハを追い詰めますがユーハバッハに斬撃が当たる直前に再び折れられてしまいます。最後に現れたのは一護の始解状態の出刃包丁形状の斬月であり、一護はこの斬月でユーハバッハを切り伏せる事でその勝負に決着をつけています。
元々一護の身体には死神・滅却師・虚の力が同居している状態でした。しかしユーハバッハの能力によって滅却師と虚の力を引き剥がされる事になっています。その状態の一護が出刃包丁のような斬月を作り出せた事でBLEACH作中では言及されていませんが、或いはこの出刃包丁型の斬月こそが一護自身の死神の力による斬魄刀であり卍解状態を示しているのではないかとも考察されています。
黒崎一護の最後までの活躍
黒崎一護と朽木ルキアとの出会い
ルキアと出会う前の一護は霊感が強いだけの高校生でした。しかしその過去には真咲が死ぬ原因を作ってしまったという自責の念を抱えていました。そんな一護の家である黒崎家を虚が襲撃した事でルキアと出会う事になります。この時のルキアは死神状態であり本来人間である一護には見えないはずでしたが、一護の目にははっきり虚と死神であるルキアの姿が見えていたのでした。
黒崎一護は井上織姫と結婚
BLEACHの最終回にてユーハバッハとの戦いから10年後のそれぞれの姿が描かれています。一護は医者になっており、クロサキ医院を引き継いで経営していました。一護は元々その見た目からヤンキー扱いされないように勉学にも力を入れていたという設定がある為、医者になったのも納得と言われています。さらには織姫と結婚し、一勇(かずい)という息子まで設けています。
余談ですが、黒崎一護自身が死神の力を残しているのか、死神代行を続けているのかなどは不明になっている一方で織姫は盾舜六花の力を宿したままであり、息子の一勇は死神の力を宿しかなりのポテンシャルを持っている事、自宅のクロサキ医院に同じく結婚したルキアと恋次が訪ねてきている事からも少なくとも尸魂界との繋がりを完全に断ち切ったわけではない事が示唆されています。
黒崎一護の名言
黒崎一護が人気を集めるもう1つの要因になっているのがそのBLEACH作中で使用される名言です。ここではその名言の中でも代表的な物を紹介しておきます。
黒崎一護の名言①「俺があきらめると思ってんのか…」
てめぇが俺より強かったら…俺が諦めると思ってんのか?
ブリーチ作中で黒崎一護は色々な的に追い込まれる事になりますが、その中でも強敵だった敵の1人といえるのが破面篇にて虚夜宮(ラス・ノーチェス)で闘ったウルキオラ戦です。この戦いではウルキオラも破面の卍解ともいえる刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)を使用するなどしており、その力の差をまざまざと見せつけられる事になります。
この戦いでは最終的に黒崎一護は完全虚化してしまい不本意な形でウルキオラとの戦いに勝利する事になりますが、少なくとも精神面では黒崎一護は最初から負けていませんでした。ウルキオラが刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)を解放してその実力差を見せつけても一護は上記の名言を吐き諦めない精神を見せたのです。
黒崎一護の名言②「お陰でやっと雨は止みそうだ…」
お陰でやっと雨は止みそうだ
上記でも触れたように一護は幼少期に真咲が死ぬ原因を作ってしまった事で自責の念にかられていました。そんな一護の生き方を変えるきっかけとなったのがルキアとの出会いです。ルキアと出会った事で死神代行として活動する中で自分の生き方の指針となる物を見つける事が出来ました。
上記の名言は自身に死神の力を譲渡した事で裁かれる事になってしまったルキアを助け出す事が出来た時の名言です。ルキアを助け出す事で黒崎一護は自身の心の中にあったモヤを払う事が出来たという事を示した名言だと言われています。
黒崎一護の声優
森田成一のプロフィール
黒崎一護の声優を務めた森田成一さんは2001年より声優としてデビューした声優さんです。元々は役者として活動しており、ゲームのモーションキャプチャーなどを担当していましたが、ファイナルファンタジー10で主人公であるティーダのモーションキャプチャー担当と兼任する形で声優を担当した事で声優として活動するようになりました。
アニメ声優としては2002年に「テニスの王子様」にてデビューを果たし、2004年に「アクアキッズ」で初主演を務めた後、同年ブリーチにて黒崎一護を演じるようになります。その後もコンスタントに出演を続けており、主要なキャラクターを演じる事も多い声優さんになっています。
森田成一の主な出演作品
森田成一さんがこれまでに出演した作品と声優を担当したキャラクターとしては「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のアウル・ニーダ役、「リングにかけろ1」の高嶺竜児役、「MAJOR」シリーズの佐藤寿也役、「金色のコルダ」の火原和樹役、「マージナルプリンス〜月桂樹の王子達〜」のアルフレッド・ヴィスコンティ役などを担当しています。
黒崎一護に関する感想や評価
マジでこの技1本だけできたってキャラは黒崎一護だと思う。
— 笹 塔五郎@『生まれ変わった《剣聖》は楽をしたい』コミカライズ連載開始! (@sasanerineri) June 8, 2020
基本ベースが『月牙天衝』だからね。
ここからは既にブリーチを視聴した人の黒崎一護に関しての感想を紹介していきます。黒崎一護の技は派生や発展こそしますがそのベースは全て月牙天衝であり、他の漫画の主人公などを見ても非常に珍しい事からかっこいいという声が多く集まっています。
最初に登場した技がそのまま発展する形で使用できるという事はそれだけ連載初期からしっかりパワーバランスが取れていたという事でもあり、連載中に登場する様々な要素を取り入れながらも技が変わらなかった事に驚いたという声も多いです。
ネーミングセンスは、一護が完璧すぎてな。
— ろくがつ (@lockguts) September 30, 2017
本名・黒崎一護
武器・斬月
本気・天鎖斬月
必殺技・月牙天衝
またキャラ名・武器名・必殺技名と合わせて名称のセンスがかっこいいとする声も非常に多いです。特に天鎖斬月と月牙天衝については漢字も読み方もかっこいいとする声が多く、ブリーチという作品内はもちろんブリーチ以外のジャンプ作品やバトル漫画の作品と比較してもネーミングセンスが高いという声が非常に多くなっています。
ティーダと黒崎一護の声優が同じなのは知ってたけど、まさかウィス様まで一緒とは知らなかった。。。
— ス フ ィ ン ク ス さ ん (@Sphinxthan) April 29, 2020
黒崎一護の声優を務めた森田成一さんに関しては主要なキャラクターを演じる事も多いにも関わらず繋がりに気づけなかったという声も多いです。特に黒崎一護はアニメで演じた主人公の中でも作品の知名度の高さも相まって代表作とする声が多く、イメージが定着している事も相まって他の作品で森田成一さんの声を聞いても気づけないという声が多くなっています。
黒崎一護の必殺技一覧まとめ
黒崎一護の必殺技は月牙天衝を基本にしたシンプルな能力の技が多いのが特徴で、黒崎一護の出自や戦い方も相まって作中で様々な形で変化をしながらも最後まで月牙天衝をベースにした技を使用しているバトル漫画でも稀有な主人公という認識を黒崎一護に与えるのに貢献しています。
黒崎一護の技はシンプル故にその力は絶大で見栄えも良い必殺技と言われているのでまだブリーチを視聴していないという人は黒崎一護の技やその変化にも注目しながらブリーチを視聴してみてはいかがでしょうか?