黒崎一護の魅力と強さとは?結婚相手や斬魄刀・卍解の謎も考察【BLEACH】

週刊少年ジャンプで長年連載していた看板漫画『BLEACH』の主人公の黒崎一護という少年をご存知でしょうか?生まれつき霊感が強かった彼、黒崎一護はジャンプ史上でも類を見ない魅力的な主人公でした。今回は黒崎一護の強さ、斬魄刀やその卍解、また自身の霊感の強さの源である父親と母親について、更には物語の最後に登場した結婚相手までの黒崎一護の魅力について徹底的にご紹介します。

黒崎一護の魅力と強さとは?結婚相手や斬魄刀・卍解の謎も考察【BLEACH】のイメージ

目次

  1. 黒崎一護が主人公のBLEACH
  2. 黒崎一護のかっこいい魅力
  3. 黒崎一護の強さと斬魄刀・卍解の謎
  4. 黒崎一護の結婚相手と子供
  5. 黒崎一護のかっこいい名言
  6. 黒崎一護の声優
  7. 黒崎一護に関する感想や評価は?
  8. 黒崎一護の魅力と強さまとめ

黒崎一護が主人公のBLEACH

週刊少年ジャンプで長年連載していた看板漫画『BLEACH』の主人公の黒崎一護という少年をご存知でしょうか?生まれつき霊感が強かった彼、黒崎一護はジャンプ史上でも類を見ない魅力的な主人公でした。今回は『BLEACH』の主人公、黒崎一護について徹底的にご紹介します。

BLEACHの基本情報

黒崎一護が主人公の『BLEACH』は、週刊少年ジャンプで長年連載をしてきた久保帯人先生の代表作です。『赤マルジャンプ』2001WINTER号に読み切り版が掲載されて、その後人気だったので『週刊少年ジャンプ』本誌の36・37合併号から連載をスタートさせました。そこから2016年の38号まで15年間連載を続けた人気ご長寿漫画です。

『BLEACH』というこの作品のタイトルは英語で『脱色』や『漂白』を意味しており、この漫画のタイトルは『死神をイメージする黒の反対である白を連想させる言葉を選ぶことで、黒をより引き立たせる』という理由で名付けたと『ポルノグラフィティ岡野昭仁のオールナイトニッポン』2008年12月13日放送で作者がコメントしています。

連載から3年が経過した2004年には第50回(平成16年度)小学館漫画賞(少年向け部門)を受賞しています。そして『BLEACH』は様々な国で展開されました。作品の世界累計発行部数は1億2000万部を超えており、日本以外でも熱烈な支持を受けています。主人公の黒崎一護達が務める死神は黒い和風の装束に身を包んでいることが日本の和という文化を引き立てており、『NARUTO』と共に海外で人気を集めています。

黒崎一護が主人公の『BLEACH』は漫画だけにとどまらず、アニメ、劇場版アニメ映画、ミュージカル、ゲーム、実写映画など多岐に渡ったエンターテインメント展開がされました。特に実写映画は昨年2018年の夏に公開されたばかりでまだ記憶にも新しいです。エンドロール前のポストクレジットでは『BLEACH 死神代行篇』と書かれており、続編を思わせるような終わり方をしています。

BLEACHのあらすじ

『BLEACH』は主人公の黒崎一護を主人公とする少年漫画です。その内容からバトル漫画、剣豪漫画、ファンタジー漫画などに分類されます。主人公の黒崎一護が修行や闘いを経て段階的に強くなっていき敵を倒す王道とも言える漫画でもあります。ここでは『BLEACH』のあらすじをご紹介します。

主人公の黒崎一護はどこにでもいる男子高校生でした。しかし普通の人とは少し違うところがありました。それは幽霊が見えるというところです。彼はその霊能力で幽霊だけではなく、なんと死神まで見ることができたのです。そしてホロウと呼ばれるバケモノを倒しにやってきた死神の朽木ルキアと出会いました。それが物語の始まりです。

黒崎一護の家族がホロウに襲われ絶体絶命のピンチを迎えた時、朽木ルキアは自分の霊力を黒崎一護に貸し与えるという最終手段を取りました。しかし実際には一部どころか全ての霊力を黒崎一護に取られてしまうのです。そうして黒崎一護は死神の力を失った朽木ルキアの代わりに、死神代行としてホロウの浄化をする仕事に就くことになったのです。

死神になった黒崎一護のそれからは戦いの日々の連続でした。死神の刀、『斬魄刀』を手に入れ、『始解』、『卍解』(ばんかい)と力をつけていき、立ちはだかる強敵を仲間と力を合わせて倒します。大切な人達が平穏に暮らすため、世界を守るため、黒崎一護は戦うのでした。

BLEACHの主人公・黒崎一護のプロフィール

『BLEACH』の主人公、黒崎一護はどこにでもいる普通の男子高生です。身体的特徴はオレンジ色の頭にブラウンの瞳で長身です。見た目だけでいうと不良のそれに近い印象があります。その見た目から教師など、大人に目をつけられてしまいますが、そこは自身の学力を上げることで有無を言わせません。天性の見た目ですが、その見た目を変えるのではなく努力して他人を黙らせる姿勢はかっこいいと憧れを抱く方も多かったでしょう。

またその怖い見た目とは裏腹に実は漢気や優しい性格を併せ持っており、根っからのお人好し体質ですなのが黒崎一護です。父親が医者をしているせいか(普段はものすごくおちゃらけた父親ではありますが)黒崎一護はそんな父親を見て育っているため、人のために尽くすことを厭わない、まさに人格者に育っています。

また見た目などの特徴以外に黒崎一護には類稀な力があります。それは人並み以上の霊感を持っていることです。その霊感の強さは異常とも言えるほどで、霊が”見える”だけではなく、実際にその霊と話をしたり触れ合うことができるほどのものでした。双子の妹の内、片割れの黒崎夏梨も霊感が強く、またもう1人の妹は少し2人には落ちますが霊感があります。父親に全く無い(というのが初期の設定)のが不思議なくらいでした。

黒崎一護のかっこいい魅力

それではここで『BLEACH』の主人公、黒崎一護の強さと優しさを併せ持つかっこいい魅力についてご紹介します。

黒崎一護の魅力①優しい死神代行

『BLEACH』の主人公、黒崎一護の魅力は、ヴィジュアルのカッコよさと内面のカッコよさを併せ持っていることです。またその強面な外見から想像できないほど優しく思いやりに溢れた性格であるというギャップも魅力です。プロフィールでご紹介した通り黒崎一護は見た目は不良寄りの外見をしています。しかしその中身は驚くほど優しく、思いやりに溢れています。

死神というと冷酷であったり、どこかドライなイメージがあります。実際作中に登場する死神達もそういった雰囲気を身にまとっています。しかし黒崎一護はその元来の死神のイメージを覆します。強さを持ち、優しさを持ち、思いやりの心を持つ、そんな優しい死神代行であることが黒崎一護の魅力であると言えます。

黒崎一護の魅力②漫才コンビ!?ルキアとの関係

黒崎一護の命の恩人であり、家族の恩人であり、力をくれた恩人である人物が朽木ルキアです。朽木ルキアは『BLEACH』の第1話で登場しており、『BLEACH』という物語を語る上でなくてはならない登場人物です。主人公の黒崎一護とは当然深い関わりがあります。

朽木ルキアは体格が小柄で黒崎一護よりも大分小さな女性です。しかし死神である彼女はその見た目とは裏腹に黒崎一護の何十、何百倍も生きており経験も知識も豊富、なはずです。姉貴分になるはずの朽木ルキアですが、少々幼いというかポップな面があり黒崎一護がツッコミ役に徹しなければならない場面が多々登場し、まるで漫才コンビです。黒崎一護の見せる秀逸なツッコミスキルもまた彼の魅力となっています。

黒崎一護の魅力③結婚相手!?織姫との関係

最終回で黒崎一護の結婚相手として登場する井上織姫との関係も目が離せません。物語の序盤にクラスメイトとして登場する井上織姫ですが、物語が進むに連れて能力を身に着け黒崎一護と共に戦う仲間になり関係が進んでいきます。井上織姫は登場した時から黒崎一護のことが好きであることが描写されていますが、黒崎一護のほうはそうでもなく大切な仲間であるというような雰囲気です。2人の恋の行方もまた魅力の1つとなっています。

黒崎一護の強さと斬魄刀・卍解の謎

『BLEACH』の世界で描かれている死神達が持つ斬魄刀と呼ばれる刀は、普段はその見た目に対した違いはありません。刀の長さや鍔が違うぐらいです。しかしその実斬魄刀には刀1本1本に個性があり、性格があり、膨大な力を秘めています。もちろん主人公の黒崎一護の斬魄刀『斬月』(ざんげつ)も例外ではありません。

また黒崎一護が生まれ持っていた強大な力はその出生に秘密があったようです。特別な父親と母親の間に産まれた黒崎一護はその力も影響して斬魄刀の力も信じられないポテンシャルを秘めていました。ここでは黒崎一護の斬魄刀やその卍解(ばんかい)、また父親や母親の秘密についてもご紹介します。

黒崎一護の強さ①斬魄刀

死神が持つ斬魄刀は個々に名前があり性格があります。黒崎一護の斬魄刀は『残月』という名前です。巨大で鞘、柄、ハバキ、鍔のないまるで出刃包丁のような不思議な見た目の斬魄刀は他の死神も驚きを隠せないようでした。斬魄刀の大きさはその死神の力の強さを表しているからです。類まれな霊力を持つ黒崎一護だからこその強さが斬魄刀に表されています。

黒崎一護の持つ斬魄刀の成長は留まることを知りません。自身の斬魄刀の名前を知り、『始解』を身につけ、『卍解』(ばんかい)を身に着け、更にその『卍解』は物語を追うごとにどんどん進化を遂げていきます。進化を続ける黒崎一護の『卍解』については次で詳しくご説明します。

黒崎一護の強さ②卍解

斬魄刀はその持ち主の死神が修行すれば段階を踏んで強くなります。『始解』と呼ばれる第1段階は斬魄刀本体との対話と同調が必要とされます。そして次が『卍解』(ばんかい)と呼ばれる2段階目になります。斬魄刀本体の姿を具象化させ、戦いの中で屈服させることが必要となります。この『卍解』を取得できるのは限られた死神だけで、護廷十三隊の隊長格や一部の死神しか使えません。

『始解』状態の5倍から10倍の力を発揮することのできる『卍解』はその強大さ故に斬魄刀戦術の最終奥義と言われています。その『卍解』を習得するためには並々ならぬ努力が必要とされます。『卍解』は才能がある死神でも10年以上の鍛錬が必要で、使いこなすのに更に年月が必要です。黒崎一護は四楓院夜一の力を借りつつその『卍解』を3日で習得します。

『天鎖斬月』(てんさざんげつ)と呼ばれる黒崎一護の『卍解』は発動すると刀の形状と共に黒崎一護の様相が変わります。『月牙天衝』(げつがてんしょう)と呼ばれる霊力の斬撃を放つ技は他を圧倒し、絶大な攻撃力を誇りました。しかし黒崎一護の『卍解』はこれだけにとどまりません。黒崎一護の『卍解』は更に進化を続けます。

物語の最後の戦い、黒崎一護は千年血戦編でユーグラム・ハッシュヴァルトによって斬魄刀を折られてしまいます。そこで斬月を打ち直したことで、『真の斬月』が誕生するのです。真の斬月は長刀と短刀による、2つで1つの二刀流の刀です。長刀は『始解』の状態で『卍解』で得た『月牙天衝』が放てるという強力さを持っているのです。物語の最後まで成長していく黒崎一護と『残月』の『卍解』はまさに怒濤の勢い、目が離せません。

黒崎一護の強さ③父親の正体

黒崎一護の父親、黒崎一心は空座町で個人医院、クロサキ医院を経営していました。黒崎一心は驚異の親馬鹿で黒崎一護だけでなく、妹の夏梨と遊子に対しても行き過ぎた深い愛情を持っていました。しかしこの父親の行き過ぎた愛情は子供達から冷たくあしらわれ、その正体が明かされるまでは真剣なシーンは少なく、『BLEACH』きってのコミカル要員でした。

黒崎一護は類稀な霊能力を持っていました。父親か母親の血筋かと予想ができますが、母親の黒崎真咲は既に亡くなっており描写が少なく、また父親である黒崎一心は霊能力に優れているどころか見えもしないという絶望的な状態でした。そのためか登場シーンは少なく、登場しても先程あげたように特別コミカルに描かれていました。父親の黒崎一心に対して深く考察できた方は少なかったでしょう。

しかし読者全員が油断していることいいことに、作者の久保帯人先生は突然父親の黒崎一心に関するとんでもない真実を描きました。黒崎一護の父親、黒崎一心は実は護廷十三隊隊長を務める元死神だったのです。突然本編で死覇装を着て黒崎一心が現れた時には読者も大変驚いたでしょう。黒崎一護の高い霊能力は父親の黒崎一心の力を色濃く受け継いだものだったのです。

黒崎一護の強さ④母親の正体

黒崎一護の母親である黒崎真咲は彼が9歳の時にホロウによって殺され亡くなっています。物語の初期は父親の黒崎一心が壁いっぱいに引き伸ばして貼っている遺影や黒崎一護の回想で登場する程度で、その温和な笑顔から穏やかなそうな人物でることが予想できました。その性格からか、母親である黒崎真咲は黒崎家の中心的な人物で父親の黒崎一心はもちろん、妹達も母親が大好きでした。

もちろん黒崎一護も母親である黒崎真咲は非常に大切な人でした。母親の黒崎真咲は黒崎一護を抱きしめかばうように亡くなっていました。そのため黒崎一護は母親を家族から奪ってしまったとトラウマのように思っていました。母親の黒崎真咲は黒崎一護の心の中で重大な位置を占めている、物語の初期で予測できたのはこれくらいだったと思います。

しかし物語の後半では衝撃の事実が明かされます。黒崎一護の母親、黒崎真咲はなんとクインシーだったのです。しかもただのクインシーではありません。母親である黒崎真咲は純血統のクインシー、黒崎家の最後の1人だったのです。クインシーとは、霊力を使いホロウと戦う人間の集団のことで、200年前に死神との抗争に破れ絶滅したと言われていました。この事実は読者も衝撃だったと思います。

こうなると黒崎一護は死神である父親とクインシーである母親を持つスーパーハイブリットな子供だったのです。これならば黒崎一護の類まれな霊能力にも説明がつきます。物語の後半では黒崎一護の斬魄刀が二刀流になるのですが、父親の死神の力と母親のクインシーの力を併せ持っていると考えると納得がいきます。

黒崎一護の強さ⑤名前の由来

黒崎一護の一護という名前の由来は『何か1つのものを護り通せるように』という思いが込められています。その由来を聞いた時、幼い黒崎一護は母親である黒崎真咲を守りたいと思ったそうです。この一護という名前は実はその由来以外にもいろいろな意味が込められているのではないかと考察されています。

漫画の中で扉絵などでもよく15という数字が登場します。15と書かれたTシャツを着ていたり、これは一護という名前からきており、黒崎一護というキャラクターを象徴する数字になっているようです。しかしこの15という数字にはそれ以外に重要な情報を持っているようなのです。

『BLEACH』では様々な国の言語が用いられます。スペイン語やドイツ語、これが『BLEACH』がオシャレだと言われる所以でもあります。それは少し置いておきまして、『BLEACH』に登場する虚(ホロウ)はスペイン語です。そして滅却師(クインシー)はドイツ語だそうです。ホロウは『BLEACH』では死神よりの用語です。そこでこのスペイン語で15という数字を翻訳してみます。すると綴りは『QUINCE』となります。

クインシーは造語のようですが、この綴りは『QUINCY』と書くようです。『QUINCE』(15)と『QUINCY』(クインシー)綴りがとても類似しています。これには驚きを隠せません。このことからファンの間では黒崎一護の一護という名前そのものに『ホロウでもあり、クインシーでもある』という意味が込められているのではないかと考察されています。

ThumbBLEACHの斬魄刀の卍解・始解・解号一覧!最強ランキングも紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

黒崎一護の結婚相手と子供

かっこいい主人公として大人気だった黒崎一護ですが、漫画の最終回ではめでたく結婚をして子供にも恵まれていました。ここでは気になる黒崎一護の結婚相手についてご紹介します。

黒崎一護の結婚相手は織姫

黒崎一護の結婚相手、それは共に闘いの中駆け抜けてきた朽木ルキア…ではなくて、なんと同級生の井上織姫だったのです。このことには読者も驚いた方が多かったようです。井上織姫が黒崎一護のことが好きであるという描写は『BLEACH』の連載が始まった初期からされていました。しかし朽木ルキアという存在があることで井上織姫も引け目を感じていたというか、勝ち目がないなという表現もされてきました。

しかし蓋を開けてみれば、最終回で描かれている10年後の未来でクロサキ医院で仲睦まじく黒崎一護と暮らしているのは井上織姫でした。子供の一勇(かずい)と、黒崎一護の妹の夏梨と遊子(父親の一心は同居しているか不明)で仲良く暮らしています。井上織姫のほうは作中で黒崎一護への思いが溢れんばかりに描かれていましたが、黒崎一護のほうはと言うとそんなことは微塵もありませんでした。

そんなこともあってか、黒崎一護の結婚相手が井上織姫だったことについては、やや納得がいかなかったり、予想はできたがいざ描かれるとびっくりしたという読者が多かったようです。

黒崎一護の結婚相手がルキアではない理由

では何故黒崎一護の結婚相手が朽木ルキアではなかったのでしょうか?朽木ルキアは黒崎一護が死神になるきっかけを作った人物で、朽木ルキアを助けるために黒崎一護や井上織姫は死に物狂いで闘いました(尸魂界潜入篇~尸魂界救出篇:単行本9巻~21巻)黒崎一護は朽木ルキアと共に行動することで成長していきましたし、同じ悲しみを背負うことで心の痛みすら分かり合う存在でした。

そのことが結果として黒崎一護の結婚相手が朽木ルキアではなかった原因ではないかと多く考察されています。つまり黒崎一護と朽木ルキアはそういう色恋沙汰を超えたそれ以上の関係だったからだということです。

劇場版などを通して見ても、明らかに最終回になれば黒崎一護と朽木ルキアが結ばれるような展開をしていました。しかし身近にいすぎた彼らは恋人を超える関係になってしまい、今更関係を一段階下に戻す訳にはいかなかったのでしょう。多くの読者がこう考察しています。

黒崎一護の子供

最終回で描かれた10年後の未来では、黒崎一護は結婚相手である井上織姫との間に男の子1人授かっていました。名前は黒崎一勇(くろさきかずい)と言い、黒崎一護と同じオレンジ色の髪色と、井上織姫によく似た優しくて大きな目を持つかわいらしい印象を持つ男の子です。黒崎一勇は黒崎一護にソックリのようで、黒崎一護大好きな妹遊子からも可愛がられている様子です。

では超ハイブリットな黒崎一護とその結婚相手で超特殊能力持ちの井上織姫の間に生まれた黒崎一勇ですが、その実力はどのようなものなのでしょうか?もちろん最終回に出てきただけですので何か強大な敵と戦うようなことはありませんでしたが、その実力が当然バケモノ級であることが描写されています。

『BLEACH』の物語の最後を締めくくった闘い、最後の的であったユーハバッハの残滓と思われる霊圧を観測し、瀞霊廷では朽木ルキアの兄、朽木白哉(くちきびゃくや)や砕蜂(そいふぉん)、涅マユリ(くろつちまゆり)など隊長格が警戒態勢を取っていました。その残滓のカケラのようなものが現世の元黒崎一護の部屋に表れ出ようとした時、一勇はなんとそれを素手で握りつぶして消してしまったのです。

それに合わせて瀞霊廷内で観測されていた残滓の反応も消失してしまい、隊長達は何が起こったかわからない状態になりました。人知れず再び現れた驚異を消し飛ばしてしまう黒崎一護と結婚相手井上織姫の間に生まれた黒崎一勇ですが、最後は現れた阿散井恋次と朽木ルキアの子供、阿散井苺花に『ぼくも死神だよ』と笑いかけます。大人になれば黒崎一護以上の死神になるのではないかとも囁かれています。

黒崎一護のかっこいい名言

黒崎一護のカッコよさはなんと言ってもその漢気溢れる性格や熱い部分です。そしてそれは作中の黒崎一護のセリフにも顕著に現れています。ここでは黒崎一護のかっこいい名言を時系列に沿っていくつかご紹介します。

名言①後から生まれてくる弟や妹を守るため

コミックス1巻に収録されている死神代行篇で登場するセリフです。『BLEACH』史上1番初めに生まれた名言と言ってもいいでしょう。井上織姫の兄が亡くなってホロウ化してしまい、そして井上織姫を道連れにしようと付け狙います。井上織姫にとっては大事な兄、そして兄からすれば井上織姫は大事な妹のはずでした。しかしホロウ化した兄は井上織姫にこともあろうか『殺してやる』、『自分のために死ぬべきだ』と言い放つのです。

それは自分にも妹達がいる黒崎一護にはどうしても許すことのできない言葉でした。同じ兄という立場でありながらそのようなことを言った井上織姫の兄のその言葉は、家族こそが守るべき存在だと考える黒崎一護の逆鱗に触れてしまうのです。そして『BLEACH』初の名言が誕生します。『兄貴ってのが…どうして一番最初に生まれてくるか知ってるか…?後から生まれてくる弟や妹を守るためだ!!』黒崎一護の代表的な名言です。

名言②『助けてえ』んじゃねえよ!『助ける』んだ!

コミックス11巻に収録されている尸魂界潜入篇で黒崎一護が六番隊副隊長の阿散井恋次に向けて放ったセリフです。この時既に凄まじい強さを見せていた黒崎一護ですが、護廷十三隊の隊長格にはまだ敵いませんでした。しかし阿散井恋次が何度も圧倒的な力でねじ伏せようとする中で黒崎一護は何度でもしぶとく立ち上がります。諦めの悪い黒崎一護に阿散井恋次はついにこう言います。

『そんなにルキアを助けてえか』阿散井恋次のこの言葉に対する黒崎一護の返答、それが『『助けてえ』んじゃねえよ!『助ける』んだ!』です。黒崎一護の朽木ルキアを助けたいという意志の強さが感じ取れる名言になっています。

名言③お陰でやっと雨は止みそうだ

コミックス21巻に収録されている尸魂界救出篇最後に登場する黒崎一護の名言です。黒崎一護にとって雨というものは心にこびりつくトラウマ的な情景でした。幼い頃に母親が自分を助けて亡くなった時も、朽木白哉に敗北して朽木ルキアにかばわれた時も、大切なものを守れなかった時はいつも雨が降っていたからです。守られ続ける黒崎一護の心の中にはずっと雨が降り続いていたのかもしれません。

一方朽木ルキアの心の中にも雨は降り続いていました。朽木ルキアには自分の上司を自分の手で殺した過去があったのです。致し方のない状況だったとは言え、尊敬する上司を、家族がいる上司をその手にかけるしかできなかったことは朽木ルキアの中にトラウマとして残っていました。そしてその上司を殺した時も雨が降っていたのです。

しかし尸魂界救出篇で自分の力で朽木白哉を倒し、自らの手で朽木ルキアを救うことができた時、黒崎一護の心の中の雨はようやくやんだのでした。また朽木ルキアはそれを機に殺してしまった上司の家族の元へとようやく赴き話をすることができたのです。この長い戦いを経て黒崎一護、朽木ルキアの心の中に降っていた雨はやんだのです。『ありがとうルキア…お陰でやっと雨は止みそうだ。』考えれば考えるほど深い名言です。

名言④俺があきらめると思ってんのか

コミックス40巻に収録されている破面篇の中の空座決戦篇で黒崎一護が破面のウルキオラに向けて放ったセリフです。阿散井恋次との闘い同様、黒崎一護とウルキオラの間には圧倒的な実力差がありました。しかし黒崎一護は何度叩き潰されても諦めずに立ち上がってきます。そんな黒崎一護にウルキオラは疑問を抱くのでした。

そんなウルキオラに対して黒崎一護は『てめえが俺より強かったら…俺があきらめると思ってんのか…?』と言い放ちます。実力差なんて戦う前から痛いほどにわかっている、しかしだからと言って諦めるほど黒崎一護はやわな男ではないのです。敵のほうが強いから諦めるのではなく、それでも必死に足掻いて立ち向かっていく黒崎一護の姿に本当の強さとは一体何かと教えられるまさに名言になっています。

名言⑤ただの『死神』になりたい

コミックス48巻に収録されている破面篇の中の空座決戦篇の1番最後の闘いで黒崎一護が敵である藍染惣右介に対してつぶやいたセリフです。藍染惣右介は『BLEACH』の中で最も強敵であり、黒崎一護の最大の壁であったと言っても過言でもありません。その藍染惣右介を倒した直後、黒崎一護は『あいつはずっと心のどこかでただの『死神』になりたいと願ってたんじゃねえのかな』と言います。

藍染惣右介は様々な大罪を犯した死神でした。計画遂行のためには自分の部下も単なる駒としか考えない冷徹で非道な敵だったのです。彼を放置していれば黒崎一護の住んでいる空座町だけでなく、黒崎一護が大切に思っているもの達全てが世界とともになくなってしまう危機的状況だったのです。そんな敵をも思いやる黒崎一護の優しさや懐の深さが感じられる名言です。

Thumbブリーチのオサレ名言・名シーンまとめ!由来や師匠の傑作ポエムも【BLEACH】 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

黒崎一護の声優

それではここで長年『BLEACH』の主人公、黒崎一護にアニメで命を吹き込んできた声優についてご紹介します。

黒崎一護の声優は森田成一

黒崎一護を演じていたのは声優の森田成一さんです。もりたせいいちさんではなく、もりたまさかずさんです。『BLEACH』で黒崎一護役を担当するまではあまりアニメの声優としての活躍はされていませんでした。しかし黒崎一護役を獲得した後からはアニメの声優としても目覚ましい活躍を見せています。森田成一さんにとって黒崎一護との出会いは運命だったと言えるでしょう。

そんな森田成一さんは黒崎一護が大好きです。イベントに登場するために自身の髪の色をオレンジにしてくるなど体全体で愛情を表すほどです。しかしその髪色のせいでイベントの会場入りをする時に自分が森田成一だと気づかれず警備員に止められたというエピソードがあり、会場中をそのネタで笑わせていたこともあります。

森田成一のプロフィール

森田成一さんは1972年10月21日生まれの東京都出身の声優です。彼自身小学校2年生の頃から『週間少年ジャンプ』を買って読んでいたそうで、黒崎一護を演じている時も毎週欠かさず購入していたそうです。ですが黒崎一護を演じるようになってからは、読み方に変化があったとそうで、『BLEACH』を読む時だけは異常に緊張してしまい台本と同じような扱いになっていたと語っています。

そんな森田成一さんは実は声優ではなく俳優としての活動が先でした。しかし、2001年にPS2ゲーム『ファイナルファンタジーX』で主人公ティーダ役に大抜擢をされた時、共演者であった石川英郎、中井和哉、神谷浩史と出会ったことがきっかけで声の仕事の面白さと仕事に対する姿勢に尊敬を抱いたそうです。そして2003年には現在の青二プロダクションに移籍を果たしました。

森田成一の他の出演作

森田成一さんの代表さくと言えばやはりこの『BLEACH』ですが、他にもたくさんの作品で主人公や主要キャラクターを演じています。先に述べた『BLEACH』の前に出演したいたPS2ゲーム『ファイナルファンタジーX』で主人公ティーダとしての活躍はご存知の方も多いかと思います。

TVアニメで言えば、少年サンデーの『MAJOR』シリーズの佐藤寿也役、『TIGER & BUNNY』バーナビー・ブルックスJr.役、『バクマン。』の平丸一也役、そして最近ジャンプSQに復帰をして話題を呼んだ『ワールドトリガー』の三輪秀次役など様々な作品に出演しています。

ThumbBLEACH(ブリーチ)の名言集!名セリフをランキング形式で紹介 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

黒崎一護に関する感想や評価は?

それでは『BLEACH』の黒崎一護に関する感想をTwitterからいくつかピックアップしてご紹介します。黒崎一護の結婚相手についての感想もあります。

唐突な愛の告白から黒崎一護への愛が伝わってきます。おそらく黒崎一護のカッコよさにアテられたものだと思われます。

こちらはTwitterのアンケート機能を利用して『BLEACH』の好きなキャラクターアンケートを実施したようです。護廷十三隊の隊長格を抑えて黒崎一護が堂々の第1位になっています。

黒崎一護の結婚相手の井上織姫の印象的なシーンです。敵陣営に自ら足を運ぶ井上織姫がその前に黒崎一護の部屋を訪れる場面になっています。結婚相手についての箇所でご紹介しましたが、井上織姫から黒崎一護への好きだという思いははっきりと描写されています。

こちらの方は『BLEACH』最終回で明かされた結婚相手や子供に不服と言った様子です。やはり黒崎一護の結婚相手は朽木ルキアがよかったのでしょうか?

こちらは朽木ルキアと阿散井恋次の結婚模様が書かれた小説『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』についての感想です。最終的には黒崎一護と結婚相手の井上織姫のことにも触れられているようで気になる1冊になっています。

黒崎一護の魅力と強さまとめ

いかがでしたか?今回は週刊少年ジャンプで長年連載していた看板漫画『BLEACH』の主人公の黒崎一護という少年の魅力を徹底的にご紹介しました。ジャンプ史上でも類を見ない魅力的な主人公の黒崎一護の強さ、斬魄刀やその『卍解』、自身の霊力の強さの源である父親と母親について更には物語の最後に登場した結婚相手までその魅力は語り尽くせません。この機会に是非『BLEACH』を読み直して黒崎一護に惚れ直してください。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ