【鬼滅の刃】甘露寺蜜璃の過去が悲惨？破談になったお見合いや鬼殺隊入隊の理由とは？

柔軟な思考を持っている甘露寺蜜璃はスタイル抜群で可愛らしい雰囲気を纏った女の子でした。純粋な子供のように天真爛漫な彼女は、独特な感性と惚れっぽい性格を持っています。そのため、家族を失い殺伐とした雰囲気で鬼殺隊に入ったメンバーの中ではその天然ぶりがひときわ目立っていました。特異体質によって髪の毛の色がピンク（桜色）と黄緑色になってしまっている彼女は隊士としてはとても優秀で柱の1人だったのです。

鬼滅の刃で可愛らしい雰囲気の甘露寺蜜璃は恋柱と呼ばれており、凶悪で強靭な鬼との戦いでもかなり貢献していました。彼女に与えられた日輪刀も独特で新体操で扱うリボンのようにクネクネと柔軟になっています。そこで、穏やかな優しさを持っている彼女の悲惨な過去や髪の毛の色など特異体質によって破談になったお見合いについて、鬼殺隊に入隊した理由などをご紹介しましょう。

週刊少年ジャンプによって2016年11号（2月）～2020年24号（5月）にかけて連載された「鬼滅の刃（きめつのやいば）」は、2020年5月の時点では第20巻まで単行本で刊行されました。福岡県出身の漫画家である吾峠呼世晴（ごとうげこよはる）さんによって描かれた鬼滅の刃は全205話で完結しており、6000万部のシリーズ累計発行部数を突破し注目を集めています。

鬼滅の刃では大正時代に陽だまりのような温かく心優しい性格を持った竈門炭治郎（かまどたんじろう）は凶悪な人喰い鬼によって家族を殺されてしまいました。唯一生き残った妹は鬼となってしまったため彼女を救うために鬼殺隊に入って修業を積みながら心身とも成長していく姿が描かれています。2019年集英社本ランキングでは1080万部の売上を記録し第2位となり多くの人から人気を得る作品となりました。

生真面目で妹思いな竈門炭治郎は代々受け継がれている炭焼きをしながら長男として一家を支えていました。いつものように彼が仕事に出かけて帰宅すると人喰い鬼によって家族は血まみれになっていたのです。かわいい妹の竈門禰󠄀豆子だけがかすかに息をしていましたが鬼となっていました。ショックを受けた彼でしたが、可愛い妹を救うために鬼殺隊に入り、鬼と戦いながら妹を救う道を見出していきます。

美しいピンクの髪の色をした甘露寺蜜璃は、鬼殺隊では最強といわれている柱の1人であり恋柱として活躍していました。見た目は女性らしくスタイルも抜群の美貌の持ち主で、知勇に優れており、男勝りな性格を持っていたために鬼殺隊の仲間からも強さにおいてはかなり認められていたのです。桜餅が大好きな甘露寺は桜餅を食べすぎたことでピンク（桜色）になってしまいます。また、肩くらいからは黄緑色になっていました。

• 名前：甘露寺蜜璃（かんろじみつり）
• 年齢：19歳
• 誕生日：6月1日
• 階級：柱（恋柱）
• 出身地：東京府麻布區飯倉（現在：港区麻布台）
• 身長：167㎝
• 体重：56㎏
• CV（声優）：花澤香菜

惚れっぽい性格の彼女は、一般的には欠点と思えるような仲間の様子を見ては勝手にときめいてしまうという変態的な要素を持っています。かなり独特の感性を持っていたのです。鬼に恨みを持って集まってきた殺伐とした雰囲気の人が多い鬼殺隊の中では珍しく、天真爛漫で無邪気な姿を披露しています。とんでもない動機によって鬼殺隊のに入った彼女でしたが、人をむやみに傷つける鬼に対しては厳しい言葉を発していました。

知勇に優れている心優しい甘露寺蜜璃は、特異体質によって女性でありながらも鬼殺隊で最高の戦力とされている柱になることができたのです。スタイル抜群で女性らしい彼女は筋肉の密度が一般人の約8倍もありました。一般人の8倍の筋肉密度を持っている特異体質の彼女は、過去にその特異体質を披露して実の母親を驚かせています。1歳2ヶ月の頃彼女は母親が妊娠していたため、気遣って漬物石（15kg）を軽々と持ち上げました。

さらに、鬼殺隊で最強の柱のメンバー内で腕相撲をした際には冷静沈着で水の呼吸を極めた冨岡義勇や炎を連想させる髪型で炎の呼吸をマスターしている煉獄杏寿郎と同等の怪力を誇っています。筋肉密度が高いという特異体質によって鬼とも対等に戦うことができる彼女でしたが、その体質を維持するためにはそれに見合う大量のエネルギーを必要としていました。

そのエネルギーを確保するためには人の何倍もの食事量が必要だったのです。桜餅が大好きだった彼女は170個の桜餅を1日で平らげることができました。さらにそれを8ヶ月以上続けた結果、黒髪だった髪の色が草色っぽい黄緑色とピンク（桜色）となってしまいます。さらに、目の色も黒目から草色になってしまいました。生まれつき一般人の8倍の筋肉密度を持った彼女は特異体質によって恋柱としてはかなり活躍しています。

綺麗なピンク（桜色）と黄緑色の髪の毛を持った甘露寺蜜璃は、その特異体質によってお見合いが破談になってしまいます。当時17歳の若さでお見合いが破談になった彼女は、自分の特異体質や見た目が原因となったことにショックを受けました。大正時代のお見合いではか弱く小柄で守ってあげたくなるような女性が人気です。そのため、特異体質によって怪力を持ち、独特な髪色をしている彼女はかなり悩むことになりました。

お見合いを何とか成功させようと考えた彼女は髪の色を変えるために黒く染めたり、体質を維持するために必要な食事を我慢したり、か弱いふりをしたり努力をしました。特異体質をひた隠しにしたことでお見合いも次第に増えていきましたが、自分の本当の姿である特異体質を隠すことに疑問を持つようになります。最後には自分の特異体質を偽らなければならないお見合いはしないようになりました。

鬼によって悲しい過去を背負っているわけではない彼女でしたが、鬼殺隊に入ることで自分の特異体質を隠すことなく正直に生きることができるようになります。髪を染めず、食欲を我慢せず、怪力を隠すことなく逆に特異体質を活かす生き方ができるようになりました。特異体質によって桜餅を大量に食べたことで髪の毛がピンク（桜色）と黄緑になったため髪の色が変わる前にお見合いをしていたら結婚できたのかもしれません。

過去に自分の特異体質によってお見合いを破談された甘露寺蜜璃は、何とかお見合いを成功させようと奮闘しますが、髪の毛を染め直したり、食欲を我慢したり、嘘をついたりする生活が嫌になります。そのため、自分の本来の髪色や体質を隠すことなく堂々と生きていける場所を探すようになりました。自分の力を活かせる場所を探しているうちに辿り着いたのが鬼殺隊だったのです。

鬼殺隊で当主を務めている産屋敷耀哉と面談することになった彼女は悲惨な過去も全て打ち明けています。彼女の悲惨な過去を聞いた産屋敷耀哉は彼女を温かく迎え入れ、さらに彼女の体質がどんなに素晴らしいかを説き、自分自身それを認め誇って生きるようにといわれました。自分の居場所を見つけた彼女は号泣します。その後仲間からも認められ、さらに鬼を退治した際には多くの人々から感謝されるようになりました。

過去に悲惨なお見合いを体験した甘露寺蜜璃は、鬼殺隊で柱の階級まで辿り着いたことで剣士の名門の出であり確かな実力を兼ね備えている煉獄杏寿郎に継子と認められ、修業を直につけてもらえるようになります。炎柱と呼ばれている煉獄杏寿郎の継子となった彼女は炎の呼吸を学ぶことで将来的にはその使い手になるだろうと思われていました。しかし、彼女の特異体質によってどうしてもオリジナルが入ってしまったのです。

独自のスタイルを持っている彼女は、あまりにもオリジナリティが強いために独自の呼吸を編み出してしまいました。その呼吸法は恋の呼吸と呼ばれ認められるようになります。それによって炎の呼吸の使い手になるはずだった彼女は新たな呼吸を生み出し完成させたことで恋柱と呼ばれるようになりました。過去にお見合いに失敗した彼女は結婚相手を探すために入隊していますが、どんどん戦力をアップさせています。

悲惨な過去を背負っている甘露寺蜜璃は、刀鍛冶の里で出会った竈門兄妹と心を通わせるようになり仲良くなります。一旦は里を離れた彼女ですが、上弦の伍を務めている玉壺と上弦の肆を務めている半天狗が刀鍛冶の里を襲撃してきた知らせを聞いて再び戻りました。彼女は里の人々を殺害している上弦の鬼たちを何とか倒すために、先に戦っていた炭治郎に加勢して窮地を救っています。

上弦の肆を務めていた半天狗は、自分の分身として憎珀天を生み出し攻撃を仕掛けてきました。彼女は分身として誕生した憎珀天と戦うことになります。しかし、分身である憎珀天は頸を斬られても死にません。さらにあらゆる血鬼術を仕掛けてきました。恋柱と呼ばれている彼女は炭治郎たちでは太刀打ちできていない攻撃を簡単に斬り刻んでいきます。しかし、彼の正体を知った彼女は一瞬油断してしまったのです。

それによって一般人であれば肉体がバラバラになるような鋭い攻撃を食らってしまいます。一般人の8倍の筋肉密度を持っている彼女は何とか原型をとどめていましたが、意識を失てしまいました。彼女のピンチを知った炭治郎たちは必死に彼女を希望の光だといい放ち守ろうとします。その声を聞いて感動した彼女は、辛かった過去の記憶を払いのけ本気を出すことを決意し、彼らが本体の頸を斬るまで憎珀天を抑えていました。

鬼の首魁として多くの鬼に命令を下している鬼舞辻無惨は、鬼殺隊の当主を務めている産屋敷耀哉が予言していた通り彼の屋敷へ訪れます。彼らには過去にかなりの因縁があったのです。過去に辛い思いをしてきた甘露寺蜜璃は、鬼たちが襲ってくることを知り戦いに備えていました。命を懸けた産屋敷耀哉の攻撃によって重傷となった鬼舞辻無惨は、鬼となってしまった医者の珠世によって薬を与えられ治療をしてもらいます。

しかし、過去に鬼とされていながらも人間としての思考を失っていなかった珠世は当主を務めている産屋敷耀哉と組んで一緒に無惨を倒す計画をしていました。そのため、彼女が与えた薬は後でじわじわと無惨の身体を老化させたり攻撃したりするものだったのです。大きな傷を負った無惨は異空間である無限城を作り上げ、そこへ鬼殺隊らを突き落とします。天真爛漫な甘露寺は新たに上弦の肆を務めることになった鳴女と遭遇しました。

蛇柱と呼ばれている伊黒小芭内と一緒に行動していた彼女は感情のままに特攻を仕掛けます。しかし、琵琶を弾いている鳴女にあっけなく攻撃をかわされてしまいました。なかなかダメージを与えることができなかった2人ですが、医者であり鬼となった珠世に唯一鬼にされた愈史郎に自分は味方だから今すぐ協力するようにいわれます。彼の指示に従って鳴女の気を引く囮となり、彼女を操ることに成功しました。

天真爛漫で周囲を明るくする甘露寺蜜璃には自分を偽らなければ生きていけなかった辛い過去がありました。しかし、鬼殺隊に出会い自分の居場所を見つけた彼女は、自分の力を最大限に発揮して諸悪の根源である鬼舞辻無惨を倒すために全力を注ぎます。彼ら2人は無限城を操っている鳴女を鬼となっていならがも味方となった愈史郎が操ることで無惨と戦っている仲間の元へ駆けつけることができました。

そこでは生真面目で心優しい炭治郎や水の呼吸の使い手である冨岡義勇らが必死に戦っています。彼らに加勢しようとする蛇柱と呼ばれている伊黒と恋柱と呼ばれている甘露寺らを見た無惨は無限城を操っている鳴女が愈史郎によって操られ、自分を地上に出そうとしていることを察知しました。そのため、鬼である愈史郎を攻撃しようとしますが、4人の鬼殺隊によって阻止されます。

多くの心臓を持っていいる彼は頸を斬っても死亡しません。そのため、太陽の下に引きずり出すしかありませんでした。そこへ最強といわれている悲鳴嶼行冥と風柱と呼ばれている不死川実弥が加わり凶悪な無惨と死闘を繰り広げました。鬼であり医者である珠世が投与した老化の薬が徐々に効きだした無惨は必死に逃げようとしますが、最終的には内部からの日輪刀と外からの太陽の光によって消滅します。

鬼を何年にも渡って生み出してきた無惨がとうとう消滅しました。壮絶な戦いがやっと終わったことで安堵する甘露寺蜜璃でしたが、彼女はすでに深い傷を負っており感覚が麻痺していたのです。大きな傷を負った人々はすぐに治療を受けていましたが自分の身体の異変に気付いた彼女は自分の死を悟り、一緒に戦っていた伊黒に力になれなかったことを深く詫びていました。

しかし、彼は自分も死が近いことを伝え一人ではないと話します。また、彼女の存在が自分をどんなに支えていたのかを初めて出会った日を振り返り伝えていました。些細なことに喜んで笑うことができる彼女に救われたことを伝えたことで甘露寺は号泣して生まれ変わったらお嫁さんにしてほしいと伝えます。彼は甘露寺の気持ちを喜びきっと守ると彼女を優しく抱きしめました。これによって彼女の辛かった過去も救われたようです。

特異体質によって過去に辛い思いをした甘露寺蜜璃は、鬼を倒すために結成された鬼殺隊で多くの仲間と出会ったことでありのままでいられる場所を見つけることができました。一般人の8倍の筋肉密度を持っている彼女はその能力によって炎柱を務めていた煉獄杏寿郎に継子として見い出され、炎の呼吸を教えてもらいます。

しかし、型にとらわれない自由な発想の持ち主である彼女は、オリジナルの呼吸である恋の呼吸を炎の呼吸から派生させました。大らかな心を持っている煉獄杏寿郎は彼女の能力を認め、新たに恋の呼吸の使い手である恋柱が誕生します。縦横無尽に動き回ることができる彼女は柔軟な身体を活かし、鞭のようなくねくねした日輪刀を使用して鬼と戦っていました。

過去にお見合いを破談にされたことで女の子として相当ショックを受けた甘露寺蜜璃でしたが、隊士として勇ましく戦う生き方を選びます。唯一鬼を倒すことができる彼女が授かった日輪刀はかわいい桃色となっていました。長くて薄い形状をしている彼女の日輪刀は、かなり特殊な刀というよりは鞭のようです。リーチに関しては非常に優れていますが、一歩間違えれば自分の身体を傷つけてしまうリスクもありました。

桜餅が大好きな甘露寺蜜璃は辛い過去を背負っていましたが、自分の能力を誇らしく思うことでポジティブに生きることができるようになります。上弦の肆を務めている半天狗との激しい戦いによって覚醒した彼女は痣を発現させました。彼女の痣は花のような模様をしており、左首元に発現しています。痣は発現することでパワーアップすることができますが、その分寿命を縮めてしまうデメリットもありました。

独特な髪の色や見た目によって辛い仕打ちを受けた過去を持つ甘露寺蜜璃の声を担当したのは、声優の花澤香菜さんです。彼女は声優の他にも歌手や女優としても活躍しています。幼稚園の頃から子役として活躍していた彼女は「やっぱりさんま大先生」などにも出演していました。

• 名前：花澤香菜（はなざわかな）
• 愛称：香菜たん、香菜ちゃん、はなざーさん
• 血液型：AB型
• 生年月日：1989年2月25日
• 出身地：東京都
• 所属事務所：大沢事務所
• 職業：声優、歌手、女優
• 声優デビュー：2003年

14歳になってからテレビアニメの声優の仕事に挑戦したことがきっかけで声優としても力をつけていきます。2013年には「ファミ通アワード2012」において「キャラクターボイス賞」を受賞しました。さらに、2015年には第九回声優アワードにおいて助演女優賞を受賞しています。

声優の花澤香菜さんによる主な出演作品には、ゼーガペインの守凪了子役や、To LOVEる -とらぶる-の結城美柑役、会長はメイド様!の花園さくら役、青の祓魔師の杜山しえみ役、カンピオーネ! 〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜の万里谷祐理役、東京喰種トーキョーグールの神代利世役、銃皇無尽のファフニールのフィリル・クレスト役、アニ×パラ〜あなたのヒーローは誰ですか〜の風間結衣役などがあります。

素晴らしい能力を持っていながら天真爛漫で女の子らしい甘露寺蜜璃のキャラクターを可愛すぎると絶賛している人はたくさんいました。その他のキャラも好きな人は多いようですが、激しく戦う殺伐とした空気が漂う中に何事もなかったかのように無邪気に振舞う姿に癒されている人は多かったようです。思考が柔軟な彼女は辛い過去を乗り越え自分らしく立派に生きていました。

ピンク（桜色）の美しい髪を持っている甘露寺蜜璃は桃色の可愛らしい愛刀となる日輪刀を授かります。その刀は他の剣士たちの日輪刀と大きく異なっていたために注目を集めていました。鞭のようにしなる刀は応用が利く分、威力が低いのではと心配する声もあったのです。薄くて柔らかい刀ゆえに受け太刀などもできないだろうと想像している人もいました。

感情豊かで表情をコロコロと変えることができる甘露寺蜜璃の髪型が難しいと悪戦苦闘している人は多いようです。しかし、穏やかな優しさを持っている彼女はかわいいから大好きという人も多くいました。惚れっぽい性格の彼女は独特な感性をしていたために、鬼によって家族を失い偏屈になってしまう人が多い中それぞれの短所的な要素もポジティブに観察していたのです。

桜餅が大好きな甘露寺蜜璃は一般人の8倍の筋肉密度を持っていたために異常な食欲を持っていました。そのため、大量に桜餅を食べ続けたことが原因で髪の色がきれいなピンク（桜色）と黄緑色になってしまいます。

そのため、過去にお見合いをした際もその特異体質による見た目を非難され破談にされました。見た目を批判された彼女はかなりショックを受けますが、彼女のありのままの能力を認めてくれる鬼殺隊によってポジティブに生きるようになります。