【ワンピース】Dの一族の正体は月の民?月の古代都市や月の描写から伏線を考察

ワンピースの中でも大きな謎とされているDの一族、ファンによる考察ではDの一族こそが月の民ではないかと考察されています。エネルが月で見つけた壁画を代表とする数々の伏線が古代兵器や古代の民の存在を示唆されており、ワンピースの物語に大きく関わっているのではないかと考察されています。今回はワンピースのDの一族の正体ではと言われる月の民についての様々な考察をまとめて紹介していきます。

【ワンピース】Dの一族の正体は月の民?月の古代都市や月の描写から伏線を考察のイメージ

目次

  1. ワンピースとは?
  2. ワンピースのDの一族の正体は月の民?月の古代都市とは?
  3. ワンピースの月の民の謎をエネルから考察
  4. ワンピースの月の民とミンク族を考察
  5. ワンピースの月の民に関する描写や伏線
  6. ワンピースの「天暦」と「海円暦」を考察
  7. ワンピースの月の民に関する感想や評価
  8. ワンピースの月の民まとめ

ワンピースとは?

ワンピースの概要

ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が連載している海賊を題材とした漫画です。少年漫画らしい王道なテーマで描きつつ、精巧に作り込まれた世界観と物語の節々に散りばめられた伏線が様々な考察を呼び、高い人気を獲得しています。海外でも42の国と地域で翻訳版が発売しており、国内の発行部数記録をいくつも保持し、海外でも最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズとしてギネス記録にも認定されています。

その人気は漫画だけに留まらず様々なメディアミックスに派生しており、1999年から2020年5月現在まで放送されているアニメ、10作以上が作られている劇場版映画、アニメオリジナルや劇場版映画をノベル化した小説、様々なバリエーションで展開されるゲームなど様々なメディアで展開されそれぞれに評価を集めています。まさに日本を代表するコミックシリーズの1つです。

ワンピースのあらすじ

海賊王を目指すルフィは東の海(イーストブルー)のフーシャ村を出航し、島を巡りながら仲間を集め麦わらの一味を結成します。偉大なる航路(グランドライン)へと船を進める中、ルフィ達は空島へと辿り着きます。その空島で敵として出会う事になるのがエネルでした。ルフィは後に見聞色の覇気と言われる心網を使用するエネルに苦戦しますが辛うじてエネルを倒す事に成功します。

ルフィに倒されたエネルはワンピースの本編とは別に展開される扉絵連載「エネルのスペース大作戦」にて本編でも目的としていた「限りない大地」である月に到着します。エネルは月にて古代都市を見つけ遺跡採掘をしていた宇宙海賊と交戦しこれを殲滅。そしてこの古代都市の遺跡で見つける事になるのが謎の壁画です。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

ワンピースのDの一族の正体は月の民?月の古代都市とは?

考察①エネルが到達した月の古代都市

エネルが扉絵連載の中で見つけた月の古代都市はエネルの雷の力で稼働する近未来的な技術を持った古代都市です。エネルが宇宙海賊と交戦した際に放った電撃を受けて都市機能が回復したようでロボットが動き出す事になりました。上記でも触れたようにこの月の古代都市のエピソードは扉絵連載で展開されたものでワンピース本編にはこの月の古代都市、壁画は登場していません。

余談ですが、この月の古代都市には電気で動く小型のロボットが残されており、エネルの雷の力によって再稼働、エネルはこのロボット軍団を率いる存在になったという所で扉絵連載は終了しています。この事からエネルは月の勢力としてワンピース本編に再登場するのではないか、何らかの理由でこのロボット軍団を引き連れてワンピースの舞台となる星に戻るのではないかとも考察されています。

考察②月の壁画に伏線があった?

月の古代都市でエネルが宇宙海賊と共に見つける事になるのが謎の壁画です。壁画には様々な物が描かれていますが、右側に巨大な船のような物が描かれています。これはその他の描写から「古代都市プルトン」ではないかと考察されていますが、扉絵を180度回転して見ると巨大な麦わら帽子にも見えると言われているのです。そして巨大な麦わら帽子はワンピース本編にて既に描かれています。

ワンピース906話にてマリージョア内の保管庫にて冷凍保存された巨大な麦わら帽子が描かれています。この事から月の古代都市と世界政府には繋がりがあると考察されると共に、様々な考察が生まれ、その1つとして月の民がDの一族の正体なのではないかとする考察が生まれています。

考察③Dの一族の正体は月の民?

ただDの一族がそのまま月の民なのかと言われると疑問視も残っています。エネルが見つけた壁画には人物らしき姿も描かれていますが、その背中には羽のような物が生えています。この特徴はDの一族よりもむしろ空島に住む住民達の特徴と合致していると言えます。この事から或いは空島の民こそが元々月の民だったのではないかとも考察されています。

考察④Dの一族の正体は月の民のハーフ?

またDの形が半月に見えるという事から或いはDの一族は月の民とのハーフなのではないかとする考察もあります。上記のように月の民の候補としてはDの一族よりも類似点の多い空島の民がいる事もあって、月の民が空島に住み着き、さらにそこから地上に降りたのがDの一族なのではないかというような考察もなされています。

考察⑤Dの一族と月の民の関係はいつ判明する?

元々月の古代都市や壁画に関してはワンピース本編ではまだ存在すら示唆されていない状態であくまでも扉絵連載という形で登場しているだけです。ただワンピース本編には扉絵連載が連動している事が他の扉絵連載からも発覚しているので一切関係していないとも考えられず、或いはDの一族、世界政府との関係を描く中で月の民との関係性も描かれるのではないかとも考察されています。

2020年5月現在、展開されているワノ国編以降の展開についてはまだ大きな物が描かれていない事もあり、いつになるかは不明ですが最終決戦に進む中で描かれる事になるのではないかとする考察が多くなっています。

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ワンピースの月の民の謎をエネルから考察

考察①空島の住民は月から移住した人間?

上記でも触れたようにDの一族よりも月の民との類似点が多いのが空島の住民です。実際ワンピースの扉絵連載を集めた「ONE PIECE DOORS」内での解説でも壁画に描かれた角の様な髪型が空島のスカイピアの住民と、獣の頭の被り物のようなものがシャンディアの民と類似している事が触れられているなど、公式にも酷似している事が触れられているのです。

ワンピース本編ではシャンディアはノックアップストリームによって空島に突き上げられた民だと言われていますが、或いはシャンディアの民は元々空島の民だったのではないかとも考察されています。或いはシャンディアとスカイピアの争いは、空島に住み続けたスカイピアと一度地上に降りて空島に舞い戻る形になったシャンディアの民、つまりは元を正せば空島の民同士、月の民同士の戦いだったのではないかとも考察されています。

考察②エネルは故郷に帰りたかった?

エネルは元々空島ビルカの出身です。そして本当の故郷である月に帰りたがっているというのがエネルというキャラクターでしたが、実は扉絵連載にてエネルが見つけた古代都市の名前もビルカであることが明らかになっています。この事からエネルの出身である空島ビルカは月の古代都市と関連が深いのではないかと考察されています。

考察③エネルは本当に空島の出身?

一方でエネルの出身である空島ビルカはワンピース本編時点でエネルが破壊してしまった為、名前しか登場しておらず或いはエネルがそう思っているだけで実は出身は違うのではないかとする考察もあります。空島の民の特徴であり、月の民の壁画にも描かれている背中の羽がない事がエネルは代々の空島の民ではないのではないかとする考察があるのです。

エネル自身が空島の生まれだとしてもその両親や先祖が実は青海の出身なのではないかなどという説もあり、実はエネルは空島の中で最も空島から遠いキャラクターなのではないかとする考察もあります。余談ですが、エネルの背中には羽の代わりに太鼓のような物を背負っていますがあれはエネルが「ゴロゴロの実」の力で具現化させた雷の塊のような物で後天的な物である為、本来のエネルは背中に何もない状態だったと言えます。

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ワンピースの月の民とミンク族を考察

考察①ミンク族の電撃

空島の民やDの一族と同じく月の民との関連が疑われているのがミンク族です。ミンク族は子供から大人まで全員が電撃を放つ事が出来ます。そして月にあった古代都市はエネルは電撃で再稼働した事からもエネルギー源に雷、電撃が関係していたと考察されており、この電撃との関係性からミンク族の名前が上がるようになっています。

特にミンク族はスーロン(月の獅子)と呼ばれる覚醒状態を持ち合わせているなど電撃以外にも月との関連性を匂わせる描写が行われています。加えてエネルが遭遇した宇宙海賊も動物の姿をしていた事もありこの宇宙海賊とミンク族は同じ祖先を持つのではないかとも考察されています。

考察②ミンク族は月の民の奴隷?

特にミンク族は戦闘に適した年齢だけでなく、子供や老人であっても電撃を扱う事が出来ます。月の古代都市はワンピースの世界でもかなり発展していた事が伺える事もあり、エネルが発見した壁画などと合わせて、空島の民が「支配者層」、ミンク族が「労働者層」「奴隷者層」だったのではないかとも考察されています。

仮にミンク族が月の民であり支配者層であれば、エネルの発見した壁画にはミンク族の姿が描かれるはずです。しかしエネルの発見した壁画にはミンク族らしき姿は描かれていません。この事からミンク族が仮に月の民と関連がある場合には支配者層ではない階級にあったのではないかとも考察されています。

考察③月の住民たちはミンク族を追っていた?

ミンク族が月の民の奴隷層だったとしても電撃で都市を動かしている以上、ミンク族の存在は非常に大きな存在だったと言えます。そのミンク族が何らかの形で月を逃げ出したとすれば、当然月の住民はその後を追いかけ、連れ戻す必要が出てきます。そうしなければ月の都市の衰退は必至であり、実際連れ戻す事が出来なかったが故に滅んだのではないかとも考察できるのです。

ただこのミンク族が行動を起こすきっかけを作った誰かがいたのも事実です。ミンク族の中の誰かである可能性ももちろんありますが、ワンピースにはフィッシャー・タイガーが奴隷を開放したという「マリージョア襲撃事件」の存在もあり、或いは外部の者によって逃げ出す事に成功したという事も考えられます。この外部の者こそが或いはDの一族と関連しているのでは?とも考察されています。

考察④月の住民は1000年前に空島へ?

理由は不明ながらも月の民が移住してきたとして、考察されているのが「いつ移住したのか」という点です。ミンク族が奴隷だった説を前提に考察されているのがおよそ1000年前で、ズニーシャの上にミンク族がモコモ公国を作ったのがその時期に当たります。仮に上記の説の通り、ミンク族を追って月の民が移住したのだとすれば同時期、1000年前と考察する事が出来ます。

仮に空島の民=月の民であり、ミンク族がその奴隷であった場合、800年前にはミンク族と光月一族が交友を結んでいた事、400年前にシャンディアが空島に浮かび上がった事などのその他の事案とも矛盾しない形になります。

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ワンピースの月の民に関する描写や伏線

月の民に関する描写や伏線①キャプテンクロ編

月の民が明確に描かれているのは上記でも紹介したエネルが月で発見した壁画だけですが、ワンピース本編や関連する部分には月を連想させる描写も非常に多くなっています。その1つ目がワンピース単行本4巻に収録されたキャプテンクロ編です、この4巻、そして28話のサブタイトルは「三日月」であり、表紙のイラストにもキャプテンクロの後ろに大きな赤い三日月が描かれています。

キャプテンクロ編自体には三日月に関連するような内容は特になく、このサブタイトルになった理由は不明です。ただしワンピースは本編以外の部分、SBSやサブタイトル、扉絵連載など様々な部分に複線を張り巡らせる作品だけにこの三日月も何か意味がある、伏線があるのではないかと考察されています。

月の民に関する描写や伏線②マリンフォード

マリンフォード頂上戦争が行われた海軍本部基地であるマリンフォード。このマリンフォードも円形で一部が湾ができる形でくり抜かれた三日月の形をしています。この形も何か伏線があるのではないかとも考察されています。或いはマリンフォードには元々月の民に関連する国が収めていたのではないか、その土地を奪取した現在の世界政府が奪取した証に海軍本部の基地にしたのではないかという考察もあります。

このマリンフォードは防衛面にも優れていて敵は湾内に侵入しなければ上陸が出来ません。実際にマリンフォード頂上戦争でも白ひげ海賊団は潜水して湾内に潜入する形を取っています。防御に特化してこのような形になったとも考えられますが、それも海軍本部は再利用しているだけなのではないかとも考察されています。

月の民に関する描写や伏線③天竜人

月の民の候補として空島の住人、ミンク族と共に候補に上がっているのが天竜人です。天竜人は下民と同じ空気を吸わないようにという理由でヘルメットのような物をかぶっていますが、そのデザインはそのまま宇宙服を連想させる物になっています。天竜人は世界政府を作り上げた王達の末裔というのがワンピースの世界の歴史になっていますが、それもまた作り上げられた物なのではないかとも考察出来ます。

或いは天竜人の元になっている連合王国が宇宙にまで進行した頃の名残などという事も考えられます。いずれにしても天竜人が現在に続くまでそのような服装を保っているのには、表向きの理由以外にも何か伏線になるような理由があるのではないかと考察されています。

月の民に関する描写や伏線④光月家やゲッコーモリアなどの名前

ワンピースに登場するキャラクターの中には月に関連する名前を持っているキャラクターも多いです。代表的なのは光月家で、光月家はポーネグリフを作り出した一族でもある、光月家とミンク族は兄弟分であるなど月の民と関連性の深い一族なのではないかとも考察されています。或いはポーネグリフや海楼石なども高い技術力を持っていたと考えられる月の民が持ち込んだ物ではないかとも考察されているのです。

その他のキャラクターとしてはゲッコー・モリアの月光、サカヅキなどキャラクターが多いワンピースと言えど月を意識している事を匂わせるキャラクターも複数登場しています。また名前だけでなく白ひげのひげの形や、フランキーハウスの意匠など、様々な形で月が登場していると言えます。

月の民に関する描写や伏線⑤アポロ計画

こちらはワンピースに直接関連する考察ではありませんが、宇宙観から考察されているのが現実で行われたアポロ計画です。アポロ計画はアメリカの人類初の有人宇宙飛行計画の事です。成功したアポロ11号が有名ですが、このアポロ計画はそれまでに何度か失敗を重ねており、特にアポロ1号の時には予行演習で3名の宇宙飛行士が無くなっています。

この時亡くなった3名は「ガス・グリソム」「エドワード・ホワイト」「ロジャー・チャフィー」という名前でそれぞれポートガス・D・エース、エドワード・ニューゲート(白ひげ)、ゴール・D・ロジャーのモチーフになっているのではないかと考察されているのです。そしてこの3人の共通点はワンピース作中で明確に「死」が描かれているキャラクターである事があげられます。

海賊王となったゴール・D・ロジャーが死んで大海賊時代の幕が開け、エースと白ひげの死は間違いなくルフィに影響を与えています。この事から3人の死を糧にしてルフィがアポロ11号のように何かを成し遂げるという形にストーリー構成になっているのではないかと考察されているのです。

月の民に関する描写や伏線⑥海王星や冥王星

上記で紹介したエネルが発見した壁画には月の民以外にも特徴的な物が描かれています。それがワンピース本編でもその存在が示唆され実際にポセイドンとしてしらほしが登場した古代兵器です。この古代兵器にはそれぞれポセイドン、プルトン、ウラヌスという名前がつけられています。この3つの名前は神話に登場する神様の名前がモチーフだと解釈されていますが、もう1つ別の解釈があります。

この3つの名前はそれぞれ太陽系の星に名前がつけられているという共通点があるのです。それぞれ海王星にはポセイドン、冥王星にはプルトン、天王星にはウラノス(ウラヌス)という名称がつけられています。ワンピースの世界にこれらの星が存在するのかは不明ですが、古代兵器が元々は月の民の物、或いは月の民の技術を使っているからこそ同じ宇宙に存在する星の名前から古代兵器の名称をつけたのではないかと考察されています。

余談ですがロビンの過去編で描かれたオハラの研究所には巨大な地球儀が設置されており、月の民が「青色の星」と呼ぶワンピースの世界の舞台になっている星の周りをいくつかの星が衛星のように回っている事を示すような構造になっています。青色の星から見えるという事は月からも見えるはずなので、月の民がそれぞれこれらの星に古代兵器の名称になるような名前をつけていたとされても不思議ではありません。

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ワンピースの「天暦」と「海円暦」を考察

考察①天暦とは?

ワンピースの世界にも暦が存在する事はいくつかの描写から確認出来ます。ワンピースの中で使用された暦の1つが天暦で、天暦はアラバスタにてロビンがポーネグリフを読んだ際に使用されました。ロビンが本来ポーネグリフに描かれた古代兵器プルトンの情報ではなくアラバスタ王国の歴史を語る際に使用されたのです。

この時クロコダイルは知りたいのはそんな情報ではないと一蹴していますが、ロビンの語る歴史について否定するような事はなく天暦というワードに関しても指して反応を示していません。ロビンは考古学者で歴史に詳しい事からも闇雲にデタラメを語ったわけではないと考えられる事からもワンピースの世界では一般的に知られる暦の1つとして天暦が存在していたと考察されます。

ちなみにロビンは天暦239年から始まる暦を語っており、アラバスタが4千年の歴史を持つ事が明らかになっている事からも天暦は少なくとも4千年以上前から使用されている長期間に渡って使用されている暦であると考察されています。

考察②海円暦とは?

一方で海円暦が登場したのは空島編、正確には空島に登る前のジャヤでの事です。ナミがモンブラン・ノーランドの航海日誌を読み上げる中に登場しました。この日誌では1120年にノーランドがヴィラという街を出航した事から始まります。そしてもう1つここで重要なのがナミが「400年前の日誌なんて」と海円暦で書かれた日誌が現在と対比してどれくらい古いものなのかを正確に把握している事です。

この事からワンピース本編の時間軸は海円暦では1520年頃という事になります。長い暦である事は間違いありませんが、ナミが多少四捨五入していたとしても何千年前からも続く天暦よりは短い期間使用されている暦であると言えます。

考察③天暦から海円暦になった?

上記の2つの例からワンピース本編の時間軸では両方が併用されている、或いは天暦から海円暦に変更されたのではないかと考察されています。ロビンは考古学者なので過去に使用されていた暦を知っていても不思議ではなく、逆にナミが現在使用されていない暦を知っているとも考えにくい事から少なくともワンピース本編の中で海円暦が使用されているのは間違いありません。

仮にこの2つの暦が天暦から海円暦に変更されたのだとしたらその変更された時には何があったのでしょうか?そこで考察されているのが天暦は元々「青色の星」で使用されていた暦、海円暦は月の民が使用していた暦なのではないかとする考察です。月の民はワンピースの舞台となっている星が青い事を知っていると同時に円形である事も知っています。その為に或いは月の民が移住した年を海円暦0年としたのではないかと考察されているのです。

考察④空白の100年の謎

仮に上記の考察の通り、天暦から海円暦に使用される暦が変更されているのだとすると、その分岐点の1番の候補として考えられるのはDの一族と同じくワンピース最大の謎とされている空白の100年です。空白の100年では世界政府となる連合王国が巨大な王国と戦ったのではないかという考察をオハラのクローバー博士が提唱しています。この戦いがきっかけで暦が変わったのではないかと考察されているのです。

世界政府は20人の王が作った組織であり、誰も虚の玉座に座らない事が平和の証であるとされています。しかし実際にはイム様がその玉座に座っているのです。この事から或いはイム様は月の民なのではないかとする説、連合王国の力だけでは巨大な王国に勝てず月の民の力を借り実質的に月の民に支配される形になったからこそ月の民の暦である海円暦に変えられたのではないかと考察されています。

2020年5月現在、イム様の存在こそ描かれているもののその姿はシルエットになっており、その正体は不明のままです。イム様の存在を示唆しつつも正体がシルエットなのはイム様の背中に月の民の証である羽が生えており、これをそのまま書いてしまうとこの先のワンピースの展開を大きくネタバレするような事になるからなのではないかとも考察されています。

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ワンピースの月の民に関する感想や評価

ここからは既にワンピースを視聴している人の月の民についての感想を紹介していきます。Dの一族はワンピースの中でも特に深い謎として様々な考察がされています。特にDが月のような形にも見える事から月の民なのではないか月の民と関連があるのではないかという考察も多く展開されており、その関連で光月家やモコモ公国についても合わせて考察されています。

2020年5月時点ではDの一族については限りなく情報が少なく、エネルの見つけた壁画などから宇宙観が唱えられる一方でイム様の存在や巨大な麦わら帽子など何がどのような形で伏線になって描かれるのかが分からないという声も非常に多くなっています。

一方で月の民はDの一族以外にも様々な説が存在しており、空島の民が月の民説、世界政府を作った王達の末裔とされる天竜人が実は月の民で本当の王家はDの一族なのではないかとする考察など様々な考察が展開されています。伏線が多く、壁画など情報が断片的にしか登場していないだけにその考察の種類は多岐に渡りそれぞれの考察は否定的な意見も多いですが否定しきれないような状態が続いています。

元々ワンピースは非常に伏線が多い作品という事も相まって、何がどの伏線になっているのか分からないとする声も多く、本来伏線ではない部分まで伏線に見えてしまうという声も多くなっています。特に長らく登場しながらも意味深な存在であるDの一族や扉絵連載だけに登場が留まっている月の民などはその筆頭であり、数多くの伏線らしき物から様々な考察が生まれています。

またエネルと共に壁画を見つけた宇宙海賊が動物的な特徴を持っていた事や、子供から老人まで全員が電撃を使えるミンク族が月の民と深い関わりを持つと考察するファンも多くなっています。月の民は少なくとも星間移住ができる程、エネルが壁画と共に発見したロボットを作り出せる程の技術力を持っていた事からも或いは人為的に作り出された種族がミンク族なのではないかとも考察されています。

ミンク族は先祖返りが起こりやすく親兄弟でも見た目が違うという設定も、或いは月の民によって遺伝子操作などが行われ都市の機構を支える電気を使える状態にされたからではないかなどとする考察が展開されています。同時に仮にミンク族が月の民と関連していた場合、どのような形でワンピースの舞台となる星に移住したのかが気になるという声も多くなっています。

いずれの考察にしてもまだまだ回収されていない伏線を多く使用しており、実際に伏線なのかも分からないとされる情報も多い事から、月の民やDの一族について触れるのはワンピースの最終決戦付近になるのではないかとする考察が多くなっており、最終決戦になって様々な伏線が一気に回収されるのではないかとする感想も多くなっています。

加えてあまりにも大きな伏線が多くなっている事から一部には実は伏線ではないのではないか説、或いは既に収拾がつかない形になってしまっているのではないかとする説を唱えるファンもいます。特にエネルの見つけた壁画はあくまでも扉絵連載での登場でありワンピース本編では一切触れられていない事から関係ない可能性もあるのではないかとする考察も多くなっています。

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ワンピースの月の民まとめ

月の民はワンピースの扉絵連載で展開された「エネルのスペース大作戦」にて発見された壁画から長年考察が続けられているワンピースの大きな謎の1つです。空島の住民移住説やDの一族との関連性など、本編に壁画やが登場していないにも関わらず、伏線の多さで知られる作品だけに幅の広い考察が行われています。

一部には回収しきれないのではないか、破綻しているのではないかとする考察もある一方で最終決戦にてしっかりと回収される事を期待する声も多くなっています。Dの一族や空白の100年などワンピースの長年の謎に大きく関わっている可能性も高いので今後のワンピースでの展開に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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