【ワンピース】トラファルガー・ロー はDの一族？隠し名と忌み名ワーテルを考察

5億ベリーの懸賞金を懸けられているトラファルガー・ローは、かつてドンキホーテ海賊団のに所属していた際には王下七武海の一員でもありました。しかし、船長であるドフラミンゴと対立したことで新たにハートの海賊団を立ち上げ船長を務め自由気ままに生きるようになります。「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」という本名を持つ彼は幼少期Dの一族ということで辛い経験をすることになりました。

残忍な海賊として有名だったトラファルガー・ローは幼少期Dの一族ということで周囲から恐れられ嫌われる暗い過去があったのです。そこで、周囲が恐れたDの一族についてや彼を苦しめた本名に隠された隠し名と忌み名であるワーテルを考察していきます。ロマンを追い求める船医であるローは超人系のオペオペの実を操ることもできました。彼の繰り出すかっこいい技なども一緒にご紹介します。

1997年7月(34号)から週刊少年ジャンプによって連載がスタートした「ワンピース(ONE PIECE)」は、熊本県熊本市出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって描かれた漫画となっています。2020年4月の時点では96巻まで単行本で刊行され、現在も連載中です。海賊王を目指すルフィが仲間たちと一緒に冒険をしながら友情や絆を深め合っていく姿は感動的なエピソードと共にギャグやバトルシーンもバランスよく織り交ぜられています。

週刊少年ジャンプの中では1976年～2016年に渡って連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の長期連載作品に次いで長い連載を誇っている話題の作品となりました。3億9000万部という国内累計発行部数は日本では最高の記録となっており現在も記録を更新中です。全世界においての累計発行部数は4億7000万部を突破しており、世界中の老若男女問わず愛されている漫画に成長しました。

この世の全てを手に入れ海賊王となったゴール・D・ロジャーは、ワンピースというひとつなぎの大秘宝を遺したとされています。その大秘宝を巡って海賊達は夢を抱き宝探しの旅に出ることになりました。海で溺れたルフィは友達となったシャンクスによって命を救われます。仲間思いで器の大きなシャンクスに憧れている彼はいつか立派な海賊になって再会することを約束しました。

死の外科医と呼ばれているトラファルガー・ローの本名は「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」で、ハートの海賊団の船長であり優秀な船医でもありました。Dの一族だった彼は本名を語ることで幼少期辛い目にあってきたのです。ぶっきらぼうな物言いの彼ですが、温かい心の持ち主だったゆえに船員からは心酔されるほど慕われています。命令されることを何よりも嫌う彼は自由を愛する男ゆえまさにDの一族といえるでしょう。

• 名前：トラファルガー・D・ワーテル・ロー
• 異名：死の外科医
• 血液型：F型
• 誕生日：10月6日
• 年齢：24歳→26歳
• 所属：ドンキホーテ海賊団構成員→ハートの海賊団船長
• 肩書：最悪の世代、元王下七武海
• 身長：191cm
• CV(声優)：神谷浩史

かつてドンキホーテ海賊団に所属していた彼は元王下七武海の一員でもありました。しかし、同じDの一族であるルフィにいい奴だと認められた彼は麦わらの一味と友達という同盟を結びます。ドンキホーテ海賊団の船長であるドンキホーテ・ドフラミンゴとは対立してしまったゆえに天下七武海からは外されることになりました。掴みどころがないクールな性格のトラファルガー・ローは、意外と男のロマンを愛する熱い男だったのです。

不器用な良心を持っているトラファルガー・ローの本名が、「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」だということが明らかとなりました。普段は死の外科医やトラファルガー・ローと呼ばれている彼の本名には隠し名や忌み名が含まれているため、幼少期から本名は話してはいけないと言われていたようです。しかし、子供であったローは友達についつい隠し名が含まれている本名を話してしまいます。

隠し名が含まれている本名を話しても子供である友達は意味が分からないゆえに興味を示さずにいました。しかし、周囲で聞いていた大人たちは隠し名に「D」が含まれていたことから彼を危険人物扱いすることになります。その大人達も深い意味までは理解していないようでしたが、「D」の隠し名を持つ人物だけは危険だと語り継がれていたのです。そのためそれ以降彼は辛い人生を歩むようになります。

自分の身体ほどの大きな太刀を持っているローは、幼少期に自分の本名を友達たちに伝えています。本当は本名を人に教えてはいけないと言われていながらもついつい口に出してしまうのは子供ゆえどうしようもないことだったのでしょう。しかし、自ら本名を話してしまったことで周囲で聞いていた大人がDの一族だと考えその後彼は辛い人生を歩むことになります。

彼の本名には隠し名と忌み名が含まれていました。「D」という隠し名が本名に含まれているのですが、そもそも隠し名とは周囲の人に自らの本名を知られないようにするために付けられた名前を意味します。筆名や変名などは隠し名を意味しているのです。

かつて海賊王として恐れられた「ゴール・D・ロジャー」の名前を政府が呼ぶ際に「ゴールド・ロジャー」としていたのと同じように周囲に知られないようにする特殊な名前だと考えられます。しかし、Dの一族は意外と多く登場していますが、「D」を自ら隠し名として扱っているのはトラファルガー家だけとなっていました。それゆえに、「D」について深い意味が込められているのかもしれません。

最悪の世代として恐れられているトラファルガー・ロー以外にもDの一族は存在しています。そこで、トラファルガー家以外のDの一族をご紹介しましょう。好奇心旺盛なモンキー・D・ルフィは、モンキー家の一員であり、彼の父親は革命軍を作り上げたモンキー・D・ドラゴン、彼の祖父は海軍本部で中将を務めていたモンキー・D・ガープとなっています。

海賊王だったゴール・D・ロジャーには、心優しい息子のポートガス・D・エースと美しい妻であったポートガス・D・ルージュがいました。その他には、黒ひげ海賊団の提督であるマーシャル・D・ティーチ、海軍本部では元中将を務めていたハグワール・D・サウロの8人が登場しています。海賊として名を馳せている人物が多く存在していますが、今の段階ではそれぞれの深い繋がりは見えてきていません。

掴みどころがない性格のローの本名は「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」となっていますが、本名の中には「ワーテル」という忌み名が隠されていました。ファーの帽子を愛用している彼の本名に入っている忌み名とは簡単に説明すると「本当の名前」という意味です。真の名と直訳することができる忌み名ですが、漢字に「忌む」という字が使用されているため多くの人が良くない意味が込められているのではと想像しました。

しかし、彼の本名に使用されている忌み名という言葉の本当の意味を紐解いていくと恐ろしい意味が込められていないことがわかります。作中では周囲には話してはいけないという前置きがあったゆえに読者は不吉な意味が入っていると考えるようになったようです。日本ではあまりいい意味がない言葉ゆえに仕方がありません。しかし、「忌み名」という言葉自体は本当の名前、本名を意味しています。

命令されることを嫌う性格のローにはワーテルという忌み名があることがわかりますが、その忌み名は本当の名前・本名を意味していました。また、彼の本名に入っているワーテルとはワーテルローの戦いと深い関係があるのではと考えることができます。歴史的にも有名なワーテルローの戦いは、フランス皇帝を務めていたナポレオンが負けた戦いであり彼にとっては最後の戦いとなりました。

フランスの皇帝であるナポレオンが起こした戦争で最後の戦いとなったワーテルローの戦いは、1815年6月にベルギーのワーテルローという地域において行われます。プロイセン軍やオランダ・イギリスをはじめとする連合軍とフランス皇帝を務めるナポレオン(フランス軍)との激しい戦いとなり、結果的にフランス軍であるナポレオンは敗れてしまいました。

ナポレオンの負け戦がローの本名に使用されているということで、深い意味が込められていることがわかります。今後の彼の運命を裏付けている名前のように考えることもできるでしょう。Dの一族であるということで辛い幼少期を送ったローですが、未来も不幸な運命が待っているのかもしれません。意味深な忌み名を持つ彼の今後の運命は次第に明らかになっていくでしょう。

幼少期からふわふわのファーの帽子を愛用していたローは、知り合った友達に隠し名や忌み名が含まれている自分の本名について語っている際に「ウチの家族は代々」と言いかけましたが、友達がその話に飽きて面白くないと話したゆえにそこで中断してしまいます。しかし、この言葉は何を意味しているのか読者の間では話題となりました。

この言葉に続く言葉としてはさまざまなパターンを考えることができます。現在ハートの海賊団の船長であり天才的な船医を務めているローは、医者であるため「医者の家系なんだ」と続けようとしたのかもしれません。しかし、彼は自分が医者だということを隠そうとはしていないためこのセリフではないでしょう。彼の話し方からしてもっと深刻な内容のように考えられます。

もう一つ考えられるのは「本名を語ってはいけない」です。しかし、このセリフは隠し名や忌み名が含まれている本名を語る前に話しているため、合っているようでもありますが違うとも考えられます。謎は深まるばかりですが、子供であるゆえそれほど深い意味が込められていないかもしれません。

自由を何よりも好む性格のローは、かつて海賊として活躍した「エドワード・ロウ」が名前の由来となっていました。18世紀の初頭に姿を現したエドワード・ロウは、英国出身の有名な海賊となっています。幼少期の頃から泥棒をして命を繋いできた彼は当時結婚もしていましたが最愛の妻を亡くしたため2年後には周囲を恐れさせる凶悪な海賊となっていました。

悪質な海賊として名を轟かせたエドワード・ロウは多くの人を殺してきましたが、ただ殺すのではなく激しく拷問をした上で残虐に殺すことでも有名だったのです。残虐の限りを尽くしてきた彼はカリブ海を恐怖で震え上がらせました。

強烈な怒りによって人を殺害するだけでなく、上機嫌な時でさえも喜んで人を殺害する姿に彼の微笑みでさえ危険性が漂っていたのです。そのような残虐なかつての海賊が名前が由来となっているローでしたが、仲間を大切にするルフィからはいい奴と認められ友達という同盟を組み、ハートの海賊団の船員からは絶大な信頼を寄せられ心から慕われていました。

掴みどころがない性格のローの一族はどうしてDとワーテルを隠していたのでしょうか？Dに関してはかつて海賊王とした大暴れしていたゴール・D・ロジャーの存在によって、「D」と名の付く者は嵐を巻き起こす存在として危険視されていたことが考えられます。また、ワーテルローの戦いが由来となっているワーテルは、かの有名なナポレオンが敗北した戦いとなっているため深い意味が含まれていることが考察できるでしょう。

この戦いではオランダやイギリスの連合軍とフランス軍との戦いが繰り広げられました。それゆえに、ワーテルという名がオランダやイギリスの連合軍を意味しているのであれば、フランス軍を意味するナポレオンの存在もいることになります。麦わらの一味と友達同盟を組んだローは、かつて所属していたドンキホーテ海賊団の船長であるドフラミンゴと対立しているためワーテルローの戦いと似ていると考えることもできるのです。

それが事実であるとすれば、近い将来にかつてのオランダやイギリスの連合軍のように麦わらの一味のルフィからいい奴だと認められているローは手を組みドンキホーテ海賊団の船長であるドフラミンゴを倒すのかもしれません。それらの伏線が含まれている名前のため隠したとも考えられます。

超人系のオペオペの実を扱うことができるローは、死の外科医と呼ばれていながらも多くの命を救っています。そこで、超人系のオペオペの実を自由に扱うことができるローから放たれる技をご紹介していきましょう。手術室のようなドーム状の空間を作り出し、その中で自由自在に手術できるようにする技がROOMです。

この手術室内では全てが患者となってドクターであるローによって緻密な手術をされることになります。この技を使用している最中はかなりの体力を消耗するため、力量によってサークルの大きさにも制限ができてしまうのです。彼はこの力を手に入れすぐに自分の病気を手術して治しています。

左手の人差し指や中指、親指を立てて捻ることによって手術室(ROOM)内の物体を他の物体と入れ替えることができる技がシャンブルズです。この技では対象者2人までの人格を自由に入れ替えることも可能となっていました。物体同士の交換以外にも人間の精神である人格も入れ替えることができる恐ろしい技となっています。さらに、サークル内の物と自分自身を入れ替えることで簡単に瞬間移動をすることもできました。

欲しい物を探し出したい時にはスキャンという技が便利です。自分の身の丈ほどの太刀を持っているローは鬼哭(きこく)を横にスライドしていくことでROOM内に存在している物体や人間をレントゲンのようにして中身を見ることができました。さらに、瞬間移動を可能とするシャンブルズを使用することで欲しいものを取ることもできます。67巻のパンクハザード編においてはこの力によって電伝虫を発見していました。

一瞬にして敵を黒焦げにしてしまえる技がカウンターショックです。電撃を相手に放つことで黒焦げにしていました。この技は威力が凄まじく相手を一瞬にして黒焦げにしてしまうため周囲を震え上がらせています。電撃の威力を調節することで、医療の際には心臓マッサージができるかもしれません。彼の技は時として殺人の道具となりますが、医療処置として施せば人の命を救うことができる立派な技だったのです。

愛刀である「鬼哭」を手術室(ROOM)内において振ることで、剣先周辺にある者は全て切ることができます。材質や大きさ、距離などは一切関係ありません。あまりにも鋭い切れ味になっているため切られた相手は痛みを感じることがなく、自分が切られたとも気付かないようです。また、切断面はあらゆるところに接着することが可能なため恐ろしい手術が展開されていました。

身の丈ほどもある愛刀の鬼哭に電流を纏わせることによって相手を切り分けていく技がラジオナイフです。先程の自由自在に切断面を接着できるアンビュテートとは異なり、どんな能力や処置を施しても接合できない切断面となっています。かなり厄介な技となっているため使い方によってはかなり有利に戦うことができるでしょう。ベタベタの実の力を使用することができるトレーボルとの戦いで使用されています。

敵の心臓を瞬時に生きたまま奪い取ることができる技がメスです。奪い取った心臓はROOMの中で保存しておくことで、心臓が取られたとしてもすぐに死亡してしまうということはありませんでした。しかし、いつでも攻撃したり刺したりすることができるためそれによって大きなダメージを与え死亡させることができます。彼はかつて七武海となる際に凶悪な海賊の心臓を政府に100個届けていました。

敵によって切断された腕に愛刀である鬼哭を持たせることによって、愛刀を振り回しながら相手を切り刻んでいく恐ろしい技となっていました。腕を失っても攻撃することができるため、死の刀(ステルベン)と呼ばれるようになったようです。その威力は素晴らしく相手を恐怖へと導いていました。

戦いにおいて攻めることも守ることもできるタクトは、物体を簡単に浮き上がらせ自由自在に操ることができる技となっていました。地面にある岩や切り分けたものを飛ばすこともできます。かなりの重量がある巨大な軍艦でさえも軽々と浮かせることができました。

相手の内臓を直接攻撃することができるガンマナイフという技は、手術で使用するガンマナイフと同じような機能を果たしていました。ドレスローザ編での戦いにおいては、ドンキホーテ海賊団の船長であるドフラミンゴの内臓をガンマナイフによって鋭く攻撃を仕掛けています。

ドンキホーテ海賊団の船長を務めているドフラミンゴとの戦いにおいて使用されたのが、インジェクションショットという技です。狙いを定めて相手を攻撃することができるインジェクションショット(注射)は、剣を鋭く突いていく技となっていました。かなりの威力にドフラミンゴも吹っ飛んでいます。

死の外科医と呼ばれているローは、人に永遠の命を与えることができる不老手術という技である手術をすることができました。しかし、その手術をしてしまうと手術をした当人は命を失うことになります。まさに自分の命を懸けた手術なのです。自分の命と引き替えにしても救いたい命がある場合にいずれ使用されることになるでしょう。

クールでかっこいいと評判のトラファルガー・ローの存在をしみじみと「いいですね」とコメントしている人は多くいました。彼の佇まいやルックスがかっこいいと評価している人もいます。ロー様と呼んで尊敬している人もいました。仲間思いのルフィーからもいい人として認められているため作中はもちろん、読者からも愛されるキャラクターとなっています。

ワンピースのキャラクターの中で今でもめちゃ好きと評価している人は多くいました。その理由としてはとにかくかっこいいというコメントが多く寄せられています。不器用な良心を持っているローは、ハートの海賊団の船長であり、船医でもありましたが船員からも心から慕われていたのです。

自由を何よりも愛しているローを大好きだと言っている人は多くいます。命令されることを嫌う彼は数々の心に響く名言を残していますが、彼の言葉に励まされ生き方を変えている人もいるようです。彼はルックスや雰囲気もかっこいいと評判ですが、中身の人格まで素晴らしいと高い評価を得ていました。

掴みどころがない性格のトラファルガー・ローのDの一族との関連をまとめてご紹介しました。天然な性格も垣間見ることができる彼は幼少期に辛い経験をしていますが、自由を愛し不器用な良心を持っているため多くの人から慕われています。彼の本名には隠し名や忌み名が含まれているため多くの謎が潜んでいますが、今後次第に明らかになっていくでしょう。かなり重要な人物であることがわかります。