2018年07月12日公開
2018年07月12日更新
黒子のバスケ・黒子テツヤのプロフィール集!能力や技など一覧まとめ
黒子のバスケで登場する黒子テツヤは本作品の主人公です。帝光中学時代に全中3連覇を達成した「奇跡の世代」と呼ばれる5人のメンバーとは別に幻のシックスマンとして脚光を浴びた黒子は誠凛高校バスケットボール部に入部します。同じく新入生として入部したアメリカ帰りの火神大我と共に奇跡の世代を倒し日本一になることを目指します。そこで黒子のバスケで登場する黒子テツヤに焦点を当て、黒子の能力や技などを中心に画像を含んで紹介します。
目次
黒子のバスケの黒子テツヤのプロフィールまとめ!キセキの世代も一目置いた能力とは?
全中3連覇を達成した帝光中学校バスケットボール部には上の画像にあるキセキの世代と呼ばれる天才が5人(赤司・緑間・青峰・紫原・黄瀬)いましたが、そのキセキの世代が注目するチームメイトの黒子テツヤとはいったいどんな人物だったのか。ここでは黒子のバスケで登場する黒子テツヤというキャラクターの能力や技術を中心に紹介していきます。
黒子のバスケとは?
黒子のバスケは藤巻忠俊(ふじまきただとし)さんの漫画で高校バスケットボールを用いた作品です。黒子のバスケは週刊少年ジャンプで2009年から連載がスタートし2014年まで連載され、単行本は全30巻登場しています。アニメでは全3期構成で放送され、1期が2012年4月~9月、2期が2013年10月~2014年3月、3期が2015年1月~6月までの期間放送しました。それ以外にも本作品の集大成として劇場版の作品が1つ登場しています。
黒子のバスケで登場する帝光中学校バスケットボール部は全中3連覇を達成した強豪校でした。中でも天才と呼ばれる逸材が5人同時に存在した世代を「キセキの世代」と呼ばれています。ただ、キセキの世代には奇妙な噂がありました。キセキの世代にはもう一人「幻の六人目」がいたとされています。その幻の六人目が誠凛高校バスケットボール部に入部しアメリカ帰りの火神大我と共にキセキの世代を倒して日本一を目指す物語です。
黒子のバスケの黒子テツヤについて
黒子テツヤは帝光中学校出身の誠凛高校1年生のバスケットボール部員で黒子のバスケで登場する主人公です。身長は168cmで体重が57kgと小柄で、誕生日が1月31日のみずがめ座になります。ポジションはSF(スモールフォワード)で誠凛時代の背番号は11番です。誰に対しても敬語を使い、いつもは冷静であるが時には感情的にもなったりする熱い人物でもあります。バニラシェイクが好きでよくファストフード店に通っています。
基本的にはパスに特化したキャラクターで注目を浴びることはほとんどなく影となり黒子役に徹します。シュートやドリブルなどの技術は同じ年代の選手と比べても下手で基礎体力や筋力などの身体能力も平均以下の選手です。誠凛のマネージャーである相田リコによれば黒子の体は既に限りなく限界値に近く、これ以上の伸びしろはほとんど期待できないそうです。火神との1on1では相手にならず呆れられました。
幻の六人目(シックスマン)
黒子テツヤは帝光中学校時代にキセキの世代が存在した世代で「幻の六人目」と呼ばれています。バスケでは5人までがスタメンとして出場することができますが、その5人と同等の活躍をできる6番目の選手がシックスマンと呼ばれているのです。シックスマンは単なる控えメンバーとしての選手ではなく、試合の流れを変えたい時や戦術的な理由で登場してくる重要な役割を担っています。
黒子のバスケで幻の六人目と呼ばれているのは黒子テツヤがスティールやパスに特化した人物だったからです。黒子はシュートやドリブルなどをして注目を浴びることは全くなく、他の5人の技術に誰もが夢中になります。そのため、試合に出場しているはずの黒子はチームのシックスマンとして登場してはいるが、他のキセキの世代の印象が強く、活躍しているものの幻の六人目として語り継がれることになりました。
異常なまでに影が薄い
黒子テツヤは通常の人と比べても異常なまでに影が薄いです。誠凛バスケットボール部の新入生の挨拶の時には全く気配を感じられず、声を出すとようやく気づいてもらえる程でした。元々影が薄く、バスケットボールの試合ではミスディレクションを使用することで異様なまでに影の薄い選手となります。黒子の選手としての特徴はこの影の薄さがあってのものです。
黒子は試合中に影に徹してこそ能力を発揮できますが、陽泉との試合でファントムシュートで得点したことで注目を浴びてしまい影の薄さがなくなりつつありました。次の洛山との試合ではミスディレクションの効力は低く、下の画像にある同じシックスマンの黛千尋よりも目立つ存在となってしまいミスディレクションは完全に効力失ってしまいました。
黒子は影の薄さを取り戻すために黛にドリブルで抜いてもらい自分よりも目立つように仕向けます。そして上書きは完成し黒子は影の薄さを取り戻しミスディレクションの能力は復活しました。このことから黒子の影の薄さは最初から薄くても試合中に影に徹してこそ黒子は真の影の薄さを発揮するのです。
黒子テツヤのスタイルを確立させたのは赤司征十郎
黒子テツヤが影として活躍するためのスタイルを確立させたのは下の画像の帝光中学校時代にキャプテンであった赤司征十郎です。黒子は帝光中学校バスケットボール部に入部当初は3軍でスタートしました。自主練を重ねたが監督には退部を進められ挫折しそうになりましたが、青峰の救いもありバスケを続けます。赤司に興味をもたれ、影に徹する覚悟をもった黒子は昇格試験でチャンスをものにし1軍に昇格することができたのです。
赤司は黒子に対して感情を表に出さず闘志は内に秘めるように言われ、シックスマンとしてのキャリアをスタートさせました。赤司は黒子だけでなく黛の能力を見抜き新型のシックスマンとして確立させています。
黒子テツヤがいつも着用しているリストバンドの意味とは?
黒子のバスケで黒子テツヤはバスケをする際に画像のようなリストバンドを着用しています。リストバンドは本来、汗が手に流れて手が滑るのを防ぐ役割がありますがそれとは別に作中ではもう1つ意味があります。このリストバンドは元々は黒子自身の物ではなく、中学時代のもらいものなのです。
中学3年生の時の全中決勝で小学生以来の親友である荻原がいるチームと対決することになりました。バスケに本気で打ち込んできた荻原は大差をつけられるだけならまだしも、111-11というスコアにこだわり自殺点をされるなどこの試合で荻原はバスケを辞めてしまいます。そんな荻原がチームメイトの持田を使って黒子に「バスケを続けてほしい」という願いをこめて黒子に渡したものです。
黒子のバスケの黒子テツヤの能力・技
視線誘導(ミスディレクション)
黒子テツヤの能力の1つ目は視線誘導(ミスディレクション)です。この能力は黒子の核となる能力で異常なまでに影が薄い黒子ならではの能力になります。ミスディレクションは相手の視線をチームメイトに誘導することで、元々影が人より薄い黒子がさらに影の薄さを増すことであたかもコート上に存在しないかのようにしているトリックです。ミスディレクションは元々マジックの世界で使われる言葉になります。
ミスディレクションを使用することで相手は黒子が急に現れたかのような反応になり、コート上で黒子はパスやスティールを自在にすることができます。しかし、ミスディレクションは使えば使うほど効力が無くなるという欠点があるのです。これは試合が経過するにつれて黒子の存在に慣れていき、40分フルにミスディレクションを使うことはできません。
例外としてミスディレクションの効果がほとんど出ない相手もいます。秀徳高校の高尾は「鷹の目(ホークアイ)」の持ち主で、誠凛の伊月がもつイーグルアイよりも視野が広くコート全体を見渡すことができるため効力が最初は薄いです。また、上の画像にある桐皇学園の今吉は能力をもたずとも頭を使って黒子のミスディレクションの効果を受けませんでした。
ミスディレクションオーバーフロー
黒子テツヤの能力2つ目はミスディレクションオーバーフローです。この能力はミスディレクションの効果が切れた時に発揮する能力で、この能力はミスディレクションの種明かしをすることになる諸刃の剣になります。ミスディレクションオーバーフローは味方がプレイしてる時に一瞬だけ黒子自身に視線を集中させることで味方を敵の視線から外し、バニシングドライブと同等の効果を味方に与えることができます。
諸刃の剣であるがゆえに、この能力を使うのにはミスディレクションを切らし相当な体力が必要となるため試合の終盤にしか使えないのが欠点です。また、この能力は敵のシュート精度を下げるにも使用でき、どんな体勢からでもシュートを決められる青峰のシュートに対して使用し、青峰がシュートを外す結果となりました。
加速するパス(イグナイトパス)
黒子が使うイグナイトパスは画像のように掌でボールを押し出すようにしてパスする技です。作中序盤では黒子がボールをキャッチすることはなく、パスに特化した黒子はこのイグナイトパスを使用してチャンスを演出したりしていました。パスの威力が強くチームメイトでパスを受けることが出来たのは火神だけでしたが、チームが成長すると同時にチームメイトがパスを受けることができるようになります。
イグナイトパス・廻
イグナイトパス・廻はイグナイトパスの改良版の技です。画像のようにイグナイトパスの時よりも強く踏み込み螺旋状の回転をかけて放つパスになります。イグナイトパス・廻は誠凛では火神しかパスを受けることができず、誠凛と桐皇との試合で一度は青峰の手を弾くも2度目はあっさりと止められてしまった技です。通常のパスよりも体への負担が大きく、試合中に多用できるような技ではありません。
消えるドライブ(バニシングドライブ)
バニシングドライブは消えるドライブと呼ばれています。この技は存在感のある味方選手に視線を一瞬だけ誘導し斜めにダックインして相手を抜き去るドライブです。誠凛の場合は火神に視線を誘導するように仕向けます。このドライブが完成するまでは黒子がボールをキャッチすることはありませんでしたが、完成して以降キャッチするパターンも増え選択しが広がりました。
このドライブを止めた唯一の選手である青峰は目を閉じて黒子の気配だけを感じてドライブを止めています。バニシングドライブを使用し抜き去ることで相手チームのヘルプがくるため、パスコースのスペースが広がり効果的なパスを出しやすくなるのです。
幻影のシュート(ファントムシュート)
ファントムシュートはシュートが不得意な黒子特有のシュートです。下の画像のように普通の選手が行うシュートフォームとは違って黒子独特のシュートフォームでシュートします。通常のシュートでは決定率が低すぎるが、このフォームのシュートであればブロックされない限りは決定率が通常のシュートよりも高いです。ファントムシュートは消えるシュートとも言われていますが実際には消えていません。
ファントムシュートのカラクリは通常の選手よりも低い位置かつ速いテンポで放たれています。相手選手の視線を下げ一瞬の視線誘導をすることでボールが急上昇し消えたように錯覚するのです。ファントムシュートを止めるには下の画像の笠松のようにバックステップして距離をとり、視界を広げることでシュートが丸見えになります。
サイクロンパス
サイクロンパスは黒子が対秀徳戦で見せた技で下の画像のように回転の遠心力を利用したパスです。自陣ゴール下から敵陣ゴール下までコートをぶった切るようなスピードのあるパスになります。これはカウンターや残り時間が少ない時に利用する価値がありますが、敵陣ゴール下に味方がいないと使えない技です。
疑似的なエンペラーアイ
「天帝の眼(エンペラーアイ)」は赤司征十郎がもつ能力で、相手の動きを先読みし少し先の未来をみることができる能力です。黒子の場合は「疑似的な天帝の眼」として赤司のような能力が使えるわけではありません。黒子は培った観察眼で火神の動きを予測し火神の動きと逆に動くことで天帝の眼で先読みした赤司に追いつくことができました。
疑似的なエンペラーアイは普段ともに練習をしている味方にしか使用できず、仲間の行動を信頼してこそできる黒子にしかできない能力です。
黒子のバスケの黒子テツヤはゾーンに入れるのか?
ゾーンとは?
ゾーンとはスポーツの世界で多くみられる現象で、極限の集中状態であることを言います。選手は通常100%の力を発揮しようとしても上手くいかず100%の力を発揮するのは難しいですが、このゾーンの状態に入ると100%に限りなく近い力を発揮できるようになります。作中では下の画像のようにキセキの世代の青峰をはじめ、火神や紫原、赤司などがゾーンに入ることが可能です。
ゾーンは常に入っていられるものではなく、時間に限りがあるという欠点があります。またゾーンは1回目よりも2回目に入る方が難しく、本人がゾーンに入ろうと焦ったりすると雑念となっていしまいゾーンに入ることはできず集中力を欠くことでプレーに影響が出ることもあるのです。
ゾーンには段階があり、より深くなったゾーンとして火神の直結連動型のゾーン(ダイレクトドライブゾーン)が真のゾーンとして存在します。真のゾーンではアイコンタクトだけで動きを合わせ、火神のゾーンスピードに合わせた連携です。真のゾーンを解放させるには信頼するパートナーと仲間と勝つための想いが必要でそのパートナー役だったのが黒子でした。
ゾーンに入るための条件を満たしていない
結論から言うと黒子はゾーンに入ることができません。ゾーンに入るためにはいくつかの条件があります。作中でゾーンに入る明確な条件は明かされていませんが、青峰が2つの条件を述べています。1つ目がバスケをする上で「天才」かということです。これは陽泉の氷室がキセキの世代に限りなく近い能力をもっているのにも限らず、決してキセキの世代側に踏み入れることはありません。
2つ目の条件が何よりもバスケが好きであるかということです。バスケに対して雑念が入る選手はゾーンに入ることはありません。これらの条件をクリアして選ばれた選手だけがゾーンという領域に踏み入れることができます。
黒子テツヤがゾーンに入ることができないのは単純に才能に恵まれていないからです。元々はシュートやドリブル技術が低く、素人に毛が生えた程度の実力で影が薄いだけの選手でした。シックスマンとしての役割をもてたのは赤司が才能を見抜いたからです。そのため、ゾーンの条件には合致せず入れません。ただ、黒子テツヤは誰よりもバスケに対する想いが強く誰よりもバスケが好きなキャラクターです。
黒子のバスケの黒子テツヤと桃井の関係は?
中学時代の選手とマネージャー
黒子のバスケで登場する画像のピンク色の髪をした女の子が桃井さつきです。桃井は帝光中学校バスケットボール部の元マネージャーでキセキの世代のメンバーとは同学年になります。現在は青峰のいる桐皇学園高校のバスケットボール部のマネージャです。桃井のバスケ部マネージャーとして優れている点は情報収集力にあります。その情報は正確で各個人ごとの癖や特徴を把握し分析して対策を立てることが可能です。
黒子テツヤのことを「テツくん」と呼んでおり、キセキの世代のメンバーもニックネームで呼んでいるが赤司だけは例外で「赤司君」と呼んでいます。桃井はバスケのマネージャーとしては優秀ですが、青峰の弁当や下の画像のようにレモンをはちみつに丸ごとつけるなど料理に関しては壊滅的です。
黒子テツヤに恋心を抱く桃井
黒子のバスケで唯一の恋愛要素といえるのが桃井と黒子の関係です。桃井さつきは下の画像のように黒子テツヤに対してスキンシップが多く恋心を抱いています。帝光中学校時代から黒子にアピールし続けていますが桃井の恋はなかなか実りません。作中であれだけのアピールをしているのにも関わらず黒子は何食わぬ顔していつも通りに桃井と接しています。
桃井が黒子テツヤに対して好意を抱くきっかけとなったのは下の画像のように当たりのアイスの棒をプレゼントされたのがきっかけとされています。
桃井がなぜ黒子と同じ誠凛高校に行かなかったのかには理由があります。幼馴染の青峰は帝光中時代に圧倒的な力をもってしまったがために、これまで楽しそうに大好きなバスケをしていたものの、次第にバスケに対しえて情熱を失っていきました。そんな姿をした青峰を桃井は心配し気にかけて青峰と同じ桐皇学園高校に進学したとされています。
黒子のバスケの黒子テツヤの声優を務めたのは?
声優は小野賢章さん
黒子のバスケで黒子テツヤの声を務めるのは下の画像にある声優の小野賢章(おのけんしょう)さんです。小野さんは1989年10月5日生まれの28歳で福岡県出身の声優になります。声優以外にも俳優や歌手として活動していますが、代表的なのは「ハリーポッターシリーズ」の日本語吹き替えを10年間担当した声優になります。アニメだけに留まらず俳優としてドラマや映画などにも出演し幅広く活躍されています。
上の画像のように声優の中でもイケメンです。これまでの主な出演アニメは『ReLIFE』の海崎新太役や『アイドリッシュセブン』の七瀬陸役、『ダイヤのA』の轟雷市役など数多くのアニメに出演しています。小野さんが演じるキャラクターは男性の青年が多いです。声優以外にも歌手として自信が出演した黒子のバスケの2期のEDや同じく3期のOPを担当しました。アニメに留まらず黒子のバスケの舞台でも黒子役を演じています。
黒子のバスケの黒子テツヤの能力についてまとめてみた
黒子のバスケの主人公である黒子テツヤについて画像付きで紹介しました。黒子テツヤは本作品の主人公で黛千尋という似たキャラクターもいましたがバスケットボールの試合では影に徹するための覚悟とキャリアが違います。黒子のバスケ第3回人気投票では1位の座を赤司に明け渡してしまいましたが、それでも過去に2度1位を獲得するなど作中きっての人気キャラクターです。
黒子は影に徹しましたが黒子がいなければ勝てなかった試合は多数あり、活躍は影のMVP級の活躍尾しています。黒子のバスケでは数々の物販が販売されており、アニメや漫画が完結した今もグッズには根強い人気です。黒子のバスケをもう一度見たい方は下の画像のように黒子のバスケのDVDなどでまた見てみてはいかがでしょうか。