【ワンピース】エニエス・ロビー編のあらすじ！CP9との戦いとロビンの過去まとめ

ゴーイングメリー号の修理のため麦わら一味は、造船業が盛んなウォーターセブンに立ち寄ります。造船会社ガレーラカンパニーに船を点検してもらいますが、竜骨の損傷が激しく修理は不可能であると告げられました。そんな中、ガレーラカンパニーの社長でありウォーターセブンの市長も務めるアイスバーグが、ロビンとフードをかぶった人物に襲われるという事件が起きます。

ロビンは、麦わら一味に罪を着せ、世界政府直下暗躍諜報機関CP9と共に、司法の島エニエス・ロビーへと連れて行かれました。しかし、それは世界政府の攻撃バスターコールから麦わら一味を守るための行動でした。ロビンの行動の意図を知った麦わら一味は、エニエス・ロビーへとロビンを助けに向かいます。

「ワンピース」は、集英社が刊行する「週刊少年ジャンプ」で、1997年から連載されている海賊の少年を主人公とした物語です。1999年にアニメ化され、世界でも人気を博士ました。

東の海ののどかな村で生まれ育ったルフィは、海賊王になるという幼き頃からの夢を叶えるため、一人旅立ちます。そこで、アルビダ海賊団に捕まり雑用としてこき使われるコビーと出会います。コビーを海賊団から解放したルフィは、賞金稼ぎの剣士・ゾロが捕らえられているシェルズタウンへと入りました。

ウォーターセブン編後に続くエニエス・ロビー編は、アニメ「ワンピース」だと264話から335話、漫画「ワンピース」だと39巻から46巻にあたります。エニエス・ロビー編後、物語はスリラーバーク編へと続きます。

「ワンピース」ルフィ海賊団は、立ち寄った島・ロングリングロングランドで、10年間竹馬から降りられなくなっていた遊牧民・トンジットを助けます。長い間竹馬の上にいたため、トンジットは仲間とはぐれてしまいました。そんな彼を、飼い馬のシェリーだけはひたすら待ち続けており、1人と1頭は感動的な再会を果たします。しかし、島にやってきたフォクシー海賊団の船長・フォクシーがシェリーの足を銃で撃ち抜きます。

ひどく怒ったルフィにフォクシー海賊団は、海賊たちのゲーム・デービーバックファイトを申し込みます。デービーバックファイトとは、負かした相手の海賊旗を奪ったり、海賊団から好きな船員を仲間にすることができるというゲームでした。

ルフィ海賊団は勝負に乗り、フォクシー海賊団と3回戦の対決します。1回戦は負けてフォクシー海賊団にチョッパーを奪われますが、2回戦で勝利し取り返しました。3回戦の船長同士の対決でも勝利し、ルフィはフォクシー海賊団の海賊旗を手に、勝利の報告のため、トンジット宅を訪れます。

トンジットの家の前には、いつの間にか海軍本部大将・青キジがいました。大将は青キジを入れて3人しかおらず、最高戦力と言われています。ロビンは青キジと過去に何かあったようで、ひどく動揺しその場に座り込みました。警戒するルフィ海賊団に青キジは、ロングリングロングランドには、ロビンの様子を見にきただけで捕まえるつもりはないといいます。

青キジは、ヒエヒエの実の能力を使って海を凍らせ、トンジットの仲間たちがいる島までの道を作ってあげました。トンジットは青キジとルフィ海賊団にお礼を言い、怪我をしたシェリーを引き連れ去って行きます。ルフィ海賊団に脅威を感じていた青キジは、組織が大きくなる前に潰そうと考えを改めました。そして、一番の危険因子はロビンであり、ルフィたちにいずれ仲間にしたことを後悔する日が来るだろうと言います。

青キジに凍らされ殺されそうになったロビンを、救出しチョッパーとウソップが船で手当しました。ルフィは一人で青キジに挑みますが、敗北します。ルフィとロビンは一命を取り止めますが安静にする必要があり、そのまましばらくロングリングロングランドで休息を取ることになりました。

ロングリングロングランドに停船しルフィとロビンの回復した時、身体中に傷のある巨大なカエルがクロールして近くを通ります。食料にするためにカエルを追いかける中、前方に灯台が見えてきました。そこへ、海を走る汽車が登場し、行く手を阻むように立った巨大カエルは敷かれます。シフト駅と呼ばれるそこには、駅長のココロ、孫のチムニー、動物のゴンベがいました。

先ほどの乗り物は海列車・パッフィング・トムというもので、巨大カエルは力比べが好きなことから、毎回列車の前に飛び出してくるのだといいます。ココロに次の行き先がウォーターセブンだと伝えると、造船業の技術が優れた町だと教えてくれました。それを聞いたルフィは、ウォーターセブンで船大工の仲間を見つけると決意します。

ココロは、造船会社ガレーラカンパニーの社長であるアイスバーグの紹介状と、ウォーターセブンの地図をルフィたちに渡して見送りました。ウォーターセブンにつくと、ルフィ、ナミ、ウソップはガレーラカンパニーへと向かい、ロビンとチョッパーは2人で買い物に出かけます。船に残っているのは自分とゾロだけと気づいたサンジも、ウォーターセブンへ出向きました。

一人留守番をしていたゾロの元に、賞金稼ぎのフランキー一家が襲撃にやってきますが、あっけなくやられ海へと落とされます。チョッパーはロビンと共に町を散策していましたが、少し目を離した隙にはぐれました。ロビンは、すれ違いざまに「CP9」と発した人物についていきます。宝を換金したルフィたちは、ガレーラカンパニーに出向き、大工のカクと出会いました。

ココロの紹介状を見せた後、カクは修理するゴーイングメリー号の様子を見に行きます。カクが船を見に行っている間に、ようやく目当てのアイスバーグと会えました。話している途中、大金の入ったケースをフランキー一家に盗まれそうになりますが、ガレーラカンパニーの職人が取り返してくれます。アイスバーグの秘書・カリファによると、フランキー一家は解体業を生業とした集団であり、賞金稼ぎもしているようです。

ゴーイングメリー号を点検したカクは、竜骨の損傷がひどいことから、修理することは不可能な状態であるとルフィたちに打ち明けます。アイスバーグたちは、新品か中古の船を買うようチラシを渡しました。そんな中、1ケースにつき1億ベリーもの大金が入っていた3ケースのうち2ケースが、いつの間にか空のケースにすり替えられており、ウソップもいないことに気づきます。

周囲の証言からフランキー一家に誘拐されたことを知り、ルフィはいち早く町へウソップを探しに行きました。ナミは、無事だった1億ベリーの入ったケースを船に預けに行く途中で、リンチされて血だらけで倒れるウソップを発見します。チョッパーを呼んでくるからその場で動かないよう支持し、船に戻りました。状況を知らされたゾロ、サンジ、チョッパーは、ウソップが待機しているという場に向かいます。

お金を盗られたことに責任を感じたウソップは、一人でフランキー一家の元へ向かいます。頼み込んでも返してもらえず、再びリンチに遭って外に倒れているところを、ルフィたちが見つけます。フランキー一家のアジトに乗り込むも、フランキーはお金を持ってどこかへ行方を眩ませていました。ルフィたちは一味とアジトをコテンパンにし、金のことは半ば諦めます。

ルフィは、ゴーイング・メリー号を手放す決断をします。しかし、ウソップは、ゴーイング・メリー号を手放すことに反対し、ルフィと衝突しました。これにより、ウソップはルフィ海賊団から抜けることを決めます。一方で、ロビンもまだ行方を眩ませたままでした。

しんみりとした空気の中、アイスバーグが何者かに撃たれるという事件が起きます。現場には、謎の仮面が落ちていました。ルフィとナミは、彼に会いに行くことにしました。サンジとチョッパーは、いまだに戻らないロビンを探しに出かけます。

一方、戻ってきたフランキーは、仲間とアジトがルフィたちに壊滅させられたことを知り、復讐に出向きました。中心部には、マスコミやアイスバーグを心配する人々が押し寄せていました。そこへ、ルフィを探しにフランキーがやってきます。ルフィは、自ら名乗りをあげました。フランキーはルフィを殴りつけ、自身がサイボーグであると明かします。

意識を取り戻したアイスバーグは、自分を襲ったのは仮面をつけた男とロビンだったと証言します。これにより、麦わらの一味に容疑がかけられました。フランキーと喧嘩をするルフィの元に、ガレーラカンパニーがやってきます。アイスバーグを襲ったのは麦わらの一味のロビンであるとして、ガレーラカンパニーはルフィに攻撃を仕掛けました。喧嘩の邪魔をされたフランキーは、怒ってガレーラカンパニーを牽制します。

ルフィは、その隙に波を連れてその場から逃げ出して、アイスバーグの元へ向かい襲撃された時のことを聞きます。アイスバーグは、ロビンで間違いないと証言し、彼女に合わせるよう要求しました。ルフィがロビンは行方知れずで会わせられないと返すと、アイスバーグは銃を放ちルフィはその場から逃走します。

銃声を聞いて駆けつけた部下にアイスバーグは、ルフィ海賊団を捕らえるよう命令しました。アイスバーグを襲撃したのは麦わらの一味であるという情報は島中を駆け巡っており、警備が強化されます。

フランキーは、中心街のブルーノの酒場へとやってきました。そこには、高潮から避難してきた知り合いのココロがいます。アイスバーグが海賊に襲撃されたという話題になり、ココロは犯人は世界政府直下暗躍諜報機関のCP9だろうと予想しました。

サンジとチョッパーは、ロビンの捜索を続けていました。そこへ、探していた本人が登場します。しかし、ロビンはアイスバーグを襲ったのは事実であり、その濡れ衣を着せて麦わら海賊団と決別すると言います。

チョッパーは、ロビンの裏切りを、ルフィ、ゾロ、ナミへ報告に行きます。発言から、ロビンが再びアイスバーグの命を狙うと判断したルフィたちは、彼女を捕まえて話をすることにしました。アイスバーグの部屋の前には、ガレーラカンパニーの面々が護衛に携わっていました。アイスバーグは、パウリーを一人呼びつけ古代兵器プルトンの設計図を取りに行く用事を頼みます。

そんな時、いきなり建物が爆破され、ロビンとくまの被り物をかぶった人物がアイスバーグを襲撃しました。CP9の目的は古代兵器プルトンの設計図であり、手に入ったらアイスバーグのことを始末するつもりでした。パウリーの元にも、被り物をかぶったCP9が現れ取りに行っていた設計図を奪われます。しかし、それは偽物の設計図でした。そこへルフィも駆けつけ、パウリーと共に捕らえられます。

ゴム人間の体質を生かしたルフィは、CP9の拘束から逃れ、パウリーの拘束も外してアイスバーグの元へと向かいます。一方、ゾロ、ナミ、チョッパーも、内部への侵入に成功し、アイズバーグの寝室を目指しました。

アイスバーグの元には、ロビンの他にマスクをかぶった4人のCP9のメンバーが集まりました。その正体は、ガレーラカンパニーのカク、ルッチ、カリファと、酒場で働くブルーノでした。カク、ルッチ、カリファは、5年アイスバーグの元で働き、信頼を得ていました。CP9は、政府に逆らう者への制裁が許された組織でした。世界政府は、兵器を手に入れて力を得た上で、大海賊時代を終わらせようとしているといいます。

アイスバーグは、その計画に協力すれば、より甚大な被害が出るとして設計図を渡すことを拒み続けてきました。偽物の設計図には、アイスバーグの名前の他に、伝説の船大工・トムとカティ・フラムの名前が記載されていました。アイスバーグとカティ・フラムは、トムの弟子でした。4年前に、フランキーはカティ・フラムと名乗ってガレーラカンパニーを訪問していました。CP9は、本物の設計図はフランキーに託したのだと推理します。

アイスバーグを殺そうとするCP9の元に、ルフィたちが駆けつけました。バウリーは、仲間の裏切りにショックを受けつつ、ルッチを攻撃しますが、返り討ちに合います。バウリーを助け、ルッチを相手取ったルフィもその場に倒されました。そして、その場にいたロビンにCP9に従って仲間から抜ける理由を聞きます。その問いに対しロビンは、叶えたい夢があるからだと答えました。

任務を終えて去ろうとするロビンを、ルフィは納得できないとして止めますが、CP9がそれを邪魔します。幼い頃より訓練を積んできたCP9は、人間離れした身体能力と強さを持っており、六式という体技も身につけていました。その上、全員悪魔の実の能力者であり、ルッチはルフィたちにネコネコの実の能力を使って建物を破壊します。チョッパーは、建物の倒壊からナミを庇い行方がわからなくなりました。

ルフィ、ゾロ、ナミは、ルッチに建物外へと吹き飛ばされます。パウリーとアイスバーグは、縄で縛られて燃え盛る建物内に放置されました。CP9は、設計図を持っているであろうフランキーを探しに行きます。

ウソップがゴーイングメリー号に一人でいるという情報を得たフランキーは、彼を人質にしてルフィをおびき出そうと画策します。時期に高潮が来ようとする中、一人でゴーイングメリー号を修理するウソップを、橋の下に構える秘密基地へと保護しました。ルフィ海賊団から抜けた経緯を聞いた彼は、涙を流し今までの争いは痛み分けにしようと申し出ます。

フランキー一家から場所を聞き出したCP9は、秘密基地を襲撃しました。フランキーは、ルッチの口からアイスバーグを殺したと聞かされます。設計図を渡すことを拒む彼の顔面に、ルッチは攻撃を入れ壁に叩きつけました。壊れた壁から、トム、フランキー、アイスバーグが働いていた造船会社・トムズワーカーズが姿を表します。

22年前、フランキーとアイスバーグは、トムの元で働いていました。そこには、当時秘書を務めていたココロもいます。ウォーターセブンは、造船に必要な材料を外からの輸入に頼っていました。しかし、大海賊時代に入り、輸入もうまくいかなくなっており、失業者も増加傾向にあったようです。そんな中、トムは周辺の島を行き来できる交易に便利な海列車を考案しました。

ある日、突然やってきた司法戦は、海賊王ゴールド・ロジャーの船を作った罪でトムに死刑判決を言い渡します。しかし、トムは、海列車の案をみんなの前で披露しました。エニエス・ロビーをつなぐこともできると聞いた裁判長は、その話に興味を持ち、トムに海列車を開発するまでの10年の執行猶予を与えます。宣言通り長い年月をかけて海列車を作り上げたトムは、免罪の判決が下されるだろうと予想されていました。

別件で、当時CP5主管だったスパンダムがやってきて、トムに古代兵器の設計書を出すよう要求します。トムは、設計書を渡そうとせずスパンダムを追い返しました。スパンダムは、フランキーが趣味で作っていた戦艦で司法船を攻撃し、濡れ衣を着せます。裁判にかけられ、トム一人のエニエス・ロビー行きが決まりました。フランキーは、トムを乗せてエニエス・ロビーに向かう海列車の前に立ってはねられ、死んだと噂されます。

CP9は、ウソップ、古代兵器使用に欠かせないポーネグリフを解読できるロビン、設計図の現所持者であるフランキーをエニエス・ロビーに連行します。エニエス・ロビーにある正義の門の先には、海軍本部と大監獄・インペルダウンがあり、犯罪者がくぐれば二度と外へは出られないとされていました。一人でロビンの動向を探っていたサンジは、後をつけて同じ列車に乗り込みます。

一方、チョッパーは炎に包まれた建物から、アイスバーグとパウリーを背中に乗せて脱出していました。意識を取り戻したアイスバーグから、ロビンは麦わらの一味をバスターコールから守るため世界政府に協力していると聞かされます。フランキー一家とルフィたちは、アクア・ラグナの中ココロが用意したトム制作の海列車・ロケットマンに乗り、ロビン救出に向かいました。

ロビンを追ってエニエス・ロビー行きの海列車・パッフィング・トムに乗り込んだサンジは、すぐさま見つかってしまいます。サンジは、最後尾にいたボクシングチャンピオンのCP6諜報部員・ジェリーと戦い勝利しました。次に、ウソップとフランキーが捕らえられていた6車両の船員を倒し、2人を解放します。パッフィング・トムの車両の上に上がったサンジたちは、電伝虫でロケットマンに乗る仲間と連絡をとり、情報を共有します。

ロビンは、ウソップが麦わら一味から脱退したことを知りませんでした。恥ずかしくて顔向けできないというウソップは、ロビン救出に参戦しないとしてその場から去ります。しかし、そげキングという別人になりすまして舞い戻ってきました。サンジ、フランキー、ウソップは、最後尾の車両に敵の注意をそらして、人員を集め後方2車両を切り離します。サンジは、次の第4車両でCP7のワンゼと戦いました。

その隙に、ウソップとフランキーは、前の車両へ向かいます。第3車両にいたCP9のネロは、フランキーが相手取り、ウソップは外からロビンのいる車両に入り、状況を説明しました。しかし、ロビンは助けて欲しくないと言い募ります。ワンゼとネロを倒した後CP9に遭遇し、サンジたちはロビンを救出して後方車両に移動し、前の車両と切り離しました。

ほどなくしてCP9に阻止された上、フランキーも捕らえられました。サンジとウソップは、ロケットマンに乗るルフィと再会します。エニエス・ロビーに到着した際、ルフィはいち早く乗り込んでロビン救出に向かいました。

エニエス・ロビーの正門めがけて、ロケットマンは走り続けます。ゾロは巨大帰るのヨコヅナに命令して、手前の鉄柵を叩いて斜めにしてもらいます。斜めになって鉄柵に猛スピードで突っ込んだことにより、ロケットマンは門を飛び越え敷地内へと入りました。

ロビンを探す中、ルフィはCP9のブルーノと遭遇し一戦交えます。ルフィは、いたるところにドアを出現させられるドアドアの実の能力を有する彼に苦戦しつつも、ギア2を使い勝利しました。ブルーノが倒されたことを知ったスパンダムは、CP9に麦わら一味討伐の命令を下します。

ロビンは、フランキーのサポートでバルコニーへと出てルフィたちと顔を合わせます。死を望んでいるから助けなくていいという彼女にルフィは、それでも助けるといい死を選ぶかどうかはその後にするようにと、信念を貫きました。そこへ、他の麦わら一味も到着し、ロビンと対面する建物に横一列に並びます。

ロビンの故郷・オハラは、考古学の聖地といわれる西の海に位置する島でした。彼女は、周囲の子供からは、悪魔の実の能力のため気味悪がられていました。8歳の時に博士号の試験を突破し、考古学者となります。しかし、同じ考古学を志す大人たちにポーネグリフの研究に加えてほしいと頼んだところ、危険な領域であるとして断られてしまいました。

ある日、ロビンは島に流れ着いたサウロと出会い、仲良くなります。世界政府は、空白の100年を研究し、さらにポーネクリフの解読できる学者もろとも消し去るため、オハラにバスターコールを発動しました。

オハラに砲弾が撃ち込まれる中、サウロはロビンを連れて小舟に乗せ、島の外へと逃してあげます。海に一人で出ることを怖がるロビンに、外の世界できっと受け入れてくれる仲間に出会えると告げるのでした。

空白の100年の研究、さらにポーネクリフを読むことができたオルビアは、海軍に捕らえられます。しかし、政府のやり方に不信感を抱いた当時の海軍本部中将サウロに逃がされ、オハラの学者仲間に島に危機が迫っていることを伝えに戻りました。

バスターコールによって島が砲撃される中、ロビンは母親のオルビアと再会し、もう離れたくないという願いを伝えます。ロビンを島にいたサウロに逃すよう託したオルビアは、そのままオハラの地と共に炎に包まれ、命を落としました。

ロビンの手錠には海楼石が用いられており、能力を使うことができません。また、手錠の鍵は、CP9の中の誰かがを所持しているといいます。司法の塔にたどり着いたルフィたちは、ロビンの手錠の鍵を探すことになりました。

ゾロはカクと、ナミはカリファと、フランキーはフクロウと、チョッパーはクマドリと、ルフィはルッチとそれぞれ戦います。その間にも、ロビンはスパンダムに連れられ、正義の門へと近づいていました。

スパンダムは、間違えてバスターコールのスイッチを押してしまいます。電伝虫の電源も入れたままだったため、そのことはエニエス・ロビー中に知れ渡りました。ロビンは、島にいる人々に避難を呼びかけます。

ルフィは、行く手を阻むネコネコの実の能力者・ルッチと戦っていました。最大輪六・王・銃を使い、ルッチはルフィを追い込みます。しかし、ロビンのことを思い出しながら、瀕死の状態で立ち上がり、反撃し勝利しました。

ルッチとの戦いに勝利したルフィでしたが、その場から立ち上がることができません。そこへ、ゴーイングメリー号が助けにやってきます。ロビンは、ゴーイングメリー号の上にルフィを落とし、脱出に成功しました。

ウォーターセブンに戻ると、ガープ中将がやってきます。ガープは、麦わら一味のいる建物内に入り、眠っているルフィをげんこつで起こしました。英雄と名高い彼は、ルフィの祖父だったのでした。

エニエス・ロビーでロビンを救出した後、麦わら一味は新しい船が完成するまで、ウォーターセブンで束の間の休息をとっていました。そんな中、シャンクスは白ひげと接触し、エースを止めるよう頼みます。エースは、仲間殺しという罪を犯した黒ひげを追っていたのでした。

ルフィは1億ベリーから3億ベリーに賞金額が跳ね上がります。さらに、他の一味に加え、フランキーまで賞金首となってしまいました。フランキー一家は、このままフランキーがウォーターセブンにいるのは捕まる危険性が高いとして、ルフィたちの仲間に入れてほしいと頼みます。

麦わら一味の新たな船、サウザンドサニー号が完成します。フランキー一家は、フランキーが麦わらの一味に入ることを望んでいると察していました。それでも義務として頑なに否定するフランキーを、周囲は強硬手段を使ってルフィたちのいるサウザンドサニー号に導きます。

海賊を抜け出すことは、非常に重い問題であるとして麦わら一味はウソップからの謝罪がなければ受け入れないと決めます。サウザンドサニー号は、ウソップをウォーターセブンに残したまま出航しました。ウソップは、遠ざかる船に向かって大声で謝罪し、再び仲間に戻ります。

バナロ島で再会したエースに黒ひげは、仲間にならないかと誘います。エースはその誘いをあっさり断り、両者の間で戦いが始まりました。白ひげ海賊団4番隊隊長のサッチを殺害した黒ひげは、彼の悪魔の実の能力を奪っていました。

エニエス・ロビー編に登場する重要キャラクターを紹介していきます。ロビンは、アラバスタ王国編で敵として登場し、その後麦わらの一味に加わったキャラクターです。身体の各部位を目的の場所に出現させることができるハナハナの実の能力者でした。穏やかで常識があり、8歳で考古学者になった天才です。

ロブ・ルッチは、ネコネコの実の能力者であり、ウォーターセブンに潜入していたCP9の一人です。ウォーターセブンのガレーラカンパニーに5年間潜入操作を続けましたが、情などは一切わかなかったといいます。

スパンダムは、CP9の司令長官です。過去にウォーターセブンにて、トムたちを犯罪者に仕立て上げた張本人でした。抜けたところがあり、バスターコールを誤って押したり、しょっちゅうコーヒーをこぼしています。

「ワンピース」カクは、ウォーターセブンに潜入していたCP9の一人です。角張った長い鼻が特徴で、よくウソップと間違えられています。20代ですが、年寄り風の喋り口調をしていました。

ブルーノは、ウォーターセブンの酒場の店主として潜入捜査していたCP9のメンバーです。どんな場所にもドアを作ることができる、ドアドアの実の能力者でした。場所に限らず人に対しても有効で、作中ではルフィの目元に回転ドアにしていました。

「ワンピース」のクマドリは、歌舞伎風のメイクと喋り口調が特徴のCP9のメンバーです。悪魔の実の能力者ではないにも関わらず、超人的な技を使います。真面目で責任感が強く、任務に失敗した場合は切腹しようとしていました。

「ワンピース」登場人物・ジャブラは、左右の長い髭と団子状になった長い髪が特徴のCP9のメンバーです。エニエス・ロビー編では、ウソップやサンジと対戦していました。イヌイヌの実の能力者でもあります。

カリファは、アイスバーグの秘書として潜入していたCP9のメンバーです。オールバックにした金髪にメガネをかけたセクシーな女性の登場人物でした。アワアワの実の能力者で、エニエス・ロビー編ではサンジ、ナミと戦っています。

「ワンピース」の登場人物・フクロウは、まん丸としたフォルムが特徴のCP9の登場人物です。大きな口にはチャックが付いていますが、非常におしゃべりで自分でチャックを開けることができます。

「ワンピース」の登場人物・スパンダインは、スパンダムの父親です。過去にCP9の長官を務めており、バスターコールを使ってロビンの故郷・オハラを消します。オハラから逃げ延びたロビンが8歳にして考古学者であったことを知っており、高額な懸賞金をかけました。

ジェリーは、エニエス・ロビー行きの海列車に乗り込んだサンジが最初に戦った幹部です。出身地は南の海にある空手で有名なカラテの島ですが、自身はボクシングのチャンピオンでした。背中が車内の天井につくほどの長身で、狭い場所では敵を見失いがちです。柔軟な身体を持ち、ヨガも得意としています。

ワンゼは、パッフィング・トム4両目の車両にいたCP7です。飛び出した目玉、渦を巻いたほっぺにボリュームある髪型が特徴のキャラクターで、戦いには食料を用います。食への冒涜とロビンを侮辱したことによってサンジの怒りを買い、腹に蹴りを入れられて倒されました。

麦わら一味は、エニエス・ロビーに掲げられた世界政府の旗を撃って敵に回し、ロビンを救出しました。危険を顧みず、仲間を大切に思う麦わら一味の行動がかっこよかったといった意見も多くありました。

ロビンは、エニエス・ロビーまで自分を助けにきてくれた麦わらの一味に、助けてくれなくていいと突っぱねます。最終的に生きたいと叫ぶシーンが好きといった感想も散見されました。

ロビンが海列車のパッフィング・トムでエニエス・ロビーに連れて行かれた時、ルフィたちは救助に出向きます。そこで、世界政府直下暗躍諜報機関CP6と戦います。エニエス・ロビー編で戦うCP9が好きといった感想も多くありました。

ここまで、「ワンピース」エニエス・ロビー編のあらすじ、登場人物などを紹介してきました。世界政府を敵に回しても、ロビンを助ける頼もしい麦わら一味がかっこいいと評判の物語です。