【ワンピース】ワポメタルはフランキー将軍の材料？ワポル再登場の意味や伏線を考察

ワンピースでは海賊王を目指すルフィは麦わらの一味と一緒にさまざまな海賊と戦いながら絆や友情を深め成長していく姿が描かれています。かつてドラム王国の国王を務めていたワポルは、幼少期に国王である父親に甘やかされて育ったためにかなり自分勝手でわがままな性格に育ってしまいました。それゆえに、全ては自分のものだと勘違いし医者狩りをしたり、多くの国民を苦しめたりしていたのです。

黒ひげ海賊団に襲われた際には国民を残し自分だけ助かろうといち早く逃走しています。ほとぼりが冷めた頃に再び国王に戻ろうとした彼はかつての部下だったドルトルや戦いに貢献したルフィによって国を追われました。ホームレスになったポワルですが偶然悪魔の実によってワポメタルを発明します。そこで、フランキー将軍の材料となったワポメタルやあくどいワポルが再登場した意味・伏線を考察していきましょう。

1997年34号(7月)から週刊少年ジャンプによって連載がスタートした「ワンピース(ONE PIECE)」は、熊本県熊本市出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって描かれている人気漫画となっています。2020年4月の時点では96巻まで単行本で刊行されてました。ワンピースでは海賊王を夢見ているルフィは、多くの仲間と一緒に友情や絆を深めながら激しいバトルシーンや感動的なエピソードが描かれていきました。

さらに思わず吹き出してしまうようなギャグシーンも散りばめられているため大人気となります。4億7000万部という全世界累計発行部数を突破しているワンピースは、2015年6月にはギネス世界記録として「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」に認定されました。国内の出版物においては数多くの記録を保持しながら記録を更新し続けています。

この世の全てを手に入れたとされるゴール・D・ロジャーは、海賊王として世界中に名を轟かせていました。彼が遺したとされるワンピースというひとつなぎの大秘宝を巡って戦いが繰り広げられることになります。海賊王になることを目指しているルフィは、悪魔の実を食べてしまったことで泳げなくなり海で命を落としそうになりました。しかし、友達となったシャンクスによって命拾いし立派な海賊になって再会することを誓います。

ワポメタルとは、かつてドラム王国の国王として数々の悪行を行ってきたポワルによって誕生した形状記憶合金となっています。凶悪な黒ひげ海賊団がドラム王国を襲ってきた際にいち早く逃げ出した彼は、再びドラム王国の国王として国を支配しようとしましたが、かつての部下や麦わらの一味達によって拒絶され、仲間思いのルフィに空高く吹き飛ばされてしまいました。

ホームレスとなった彼は、超人系のバクバクの実を食べたことで悪魔の実の能力者となりました。超人系のバクバクの実では、金属や大木、フグの内臓や猛毒のキノコ、人間など通常の人間では食べることができないもの全てを食べることができます。雑食人間となった彼は、食べたものの特性や能力を自分の身体の一部に取り込むことができました。さらに、2種類以上の物質を組み合わせて新たな物質を誕生させることもできたのです。

彼の雑食によって誕生したのがワポメタルでした。ワポメタルという形状記憶合金を作り出せるようになった彼はホームレスから一躍大金持ちになります。さらに、「悪(ワル)ブラックドラム王国」を建設し国王になりました。この悪(ワル)ブラックドラム王国は世界政府の公認国家となっており、世界会議にも参加する権利を得ています。

麦わらの一味の船大工として活躍しているフランキーは、元革命軍の幹部であり元王下七武海の1人だったバーソロミュー・くまによって未来国バジルモアに飛ばされてしまいました。彼はそこで2年間過ごすことになります。その国は世界最大の頭脳を持つ男と呼ばれている海軍の科学者のリーダーを務めていたベガパンクの出身地でもありました。天才科学者であるベガパンクの研究所にはさまざまな兵器の設計図があったのです。

しかし、彼が設計をしていた当時はその兵器(フランキー将軍)を完成させる材料が揃っていませんでした。しかし、船大工であるフランキーが形状記憶合金であるワポメタルを使用してフランキー将軍を作ったことで見事完成させることができます。また、彼が発見した兵器の設計図はフランキー将軍以外にもありました。現在ではワポメタルという最高の材料があるためどんな兵器も実現可能かもしれません。

傲慢でわがままな性格のワポルは、自らドラム王国を捨てたにも関わらず海賊がいなくなると舞い戻ってきて国を支配しようとしました。しかし、かつての優秀な部下だったドルトンや麦わらの一味によって阻止されます。ホームレスとなった彼でしたが超人系のバクバクの実のおかげで未開発の金属を偶然誕生させることに成功しました。

そんな彼は世界会議(レヴェリー)において再登場しています。傲慢でわがまま、それほど強敵でない彼が再び登場したことでその意味や伏線とは何かと考察されるようになります。再登場した理由が何かの伏線だとすれば、それは彼が偶然作り出すことができたワポメタルといえるかもしれません。未開発の金属として多くの研究者からも注目されたワポメタルは燃えることがないレイドスーツにも使用されている可能性も高いです。

一度は国を追われホームレスとなった彼が再び国王となり、世界政府に認められるようになったということは何かしらの裏があると考えられます。燃えることがない形状記憶合金のワポメタルは世界中で戦争をしたいと思ている国家には注目の金属ともいえるでしょう。それゆえに、彼が偶然開発したワポメタルが何かしらの伏線と考えることができます。

感情的で思慮も浅いワポルが再登場したことで多くの人がその登場の意味や伏線とは何かと探るようになりました。彼には超人系のバクバクの実の能力がありそれによってワポメタルという形状記憶合金を作り出すことができたためその金属によっての伏線が考えられます。また、ドラム王国が戦争に巻き込まれる伏線とも考えることができるのです。

凶悪な黒ひげ海賊団が襲ってきた際に国民を置き去りにして自分だけ逃走したワポルは、海賊がいなくなって再び国王になろうと戻ってきますが、かつての部下だったドルトンらによって阻止されています。その際に彼は必ず復讐すると言い放っていました。しかし、彼の発言は子供じみており、負け惜しみでいってしまった発言となっているため、戦争に巻き込まれることは考えにくいです。

また、ドラム王国はそれほど歴史的に重要な国として存在しているわけでもありません。そのため戦争をするメリットもほとんどないのです。かつてのドラム王国の国王であったワポルも今では悪ブラックドラム王国の国王として活躍しているため今更そのような気持ちは起きないでしょう。

戦争屋といわれているジェルマ66とは、「ジェルマ王国」という北の海にある海遊国家が持っている科学戦闘部隊を意味しています。その総帥を務めているのは、辛口の海鮮パスタが大好きで麦わらの一味ではコックを務めているサンジの父親だったのです。彼の名前はヴィンスモーク・ジャッジでヴィンスモーク家の当主であり、ジェルマ王国(海遊国家)を率いていたのです。

科学戦闘部隊であるジェルマ66にはレイドスーツという炎でも燃えることがない「形状記憶鎧(アーマー)」が用意されていました。その名前から連想することができるのが、形状記憶合金といわれているワポメタルです。レイドスーツに超人系のバクバクの実の能力を持っているワポルが関係しているのだとすれば、確実に彼が誕生させたワポメタルは使用されていると考えることができます。

未開発の金属として有名になったワポメタルを使用して炎の中でも戦い続けることができるレイドスーツを開発した、もしくはかつてのレイドスーツを改良してパワーアップさせたとも十分考えられるため、彼らに何かしらの繋がりがあるのではと考えることができるのです。

かつてはホームレスにまで落ちぶれてしまったワポルが悪ブラックドラム王国の国王として世界会議(レヴェリー)で再び姿を見せたことで何かの伏線だと感じている人は多くいました。炎の中でも燃えることがないレイドスーツに形状記憶合金であるワポメタルを使用することでそれらの機能を持たせることができたと十分考えることはできます。

あっという間にワポルが大金持ちになった理由がジェルマ王国(海洋国家)からの支援だとしたら、戦闘部隊であるジェルマ66が着用しているレイドスーツに形状記憶合金として注目を集めているワポメタルを使用している可能性はより高くなるでしょう。

悪ブラックドラム王国はワポルによって南の海に建設されていました。レイドスーツを使用しているジェルマ王国は北の海となっています。場所的には正反対の位置となっていますが、海遊国家であるジェルマ王国であれば自由に移動することが可能であるため、素材となるワポメタルとレイドスーツの関係性は深いといえるのです。

麦わらの一味の船大工を務めているフランキーは、天才科学者であるDr.ベガパンクの研究をもとにフランキー将軍を完成させます。しかし、彼の研究の成果だけでは完成させることはできませんでした。わがままで横暴な性格のワポルが開発したワポメタルを使用することでフランキー将軍という素晴らしい武器が誕生したのです。

彼はそれ以外にも多くの設計図を発見しているため他にも多くの武器を完成させることができるかもしれません。材料としては優秀なワポメタルが存在しているため、天才科学者であるDr.ベガパンクの設計図に基づく開発はもちろん、他の未完成の何かを形状記憶合金であるワポメタルを使用することで次々と完成させることは可能だと考えることができます。

豪快な海賊らしい性格の黒ひげは、黒ひげ海賊団が5人のメンバーしか集まっていない時にドラム王国に襲い掛かり滅ぼしています。当時の国王は弱虫で傍若無人だったワポルだったゆえにあっという間に滅ぼすことができたのです。

四皇の1人となっている黒ひげですが当時はあまり緻密な計画を立てて行動することはしていません。それゆえに、科学的なワポメタルに関しても無関心だったようです。彼らがドラム王国を襲ったのはただ単に力試し的な要素が強かったのかもしれません。

悪ブラックドラム王国の国王として再び登場したワポルは、彼自身が何かの伏線だと考えることができます。彼が急に出世して世界政府にも認められ世界会議に出席していることからも海軍とは癒着があるとも考えることができるのです。

政界政府と繋がっている海軍は自分達に有益なことであれば海賊とでも手を組むところがあります。それゆえに、武器に使用できる材料を開発した彼の力を手に入れたいと思うのは当然のことです。彼らはお互いに利害関係が一致する者同士手を組んだ可能性は十分考えられます。

敵キャラでありながら再び見事に返り咲いて登場しているワポルが誕生させたワポメタルがすごいと高く評価している人は意外と多くいました。ワンピースの作品ではかつて敵だったどうしようもない人物であっても後に深く繋がっていくことがあるため、その展開が好きだと感じている人もいます。

ワンピースでは本当に嫌われるキャラクターがいないと深く感心している人は多くいました。どんな変人なキャラクターにも必ずいいところがあり、逆にかっこいいキャラクターでも必ず欠点が存在しています。傍若無人でどうしようもないわがままなワポルですら素晴らしいワポメタルという金属を発明し、さらにサニー号の海賊船の材料として使用されているためその展開に感動している人もいました。

敵キャラで人間としてどうしよもない要素が多かったワポルですが、ホームレスにまで落ちぶれた彼が未開発の金属としてワポメタルを開発したことで再度国王となる姿に感動を覚え、何かの伏線であろうと考察している人は多くいました。かなり重要な人物ではと考える人もいたのです。

幼少期にかなり甘やかされて育ったワポルは国王としてはわがままで傍若無人でしたが、国を追われホームレスにまでなったことで超人系のバクバクの実の能力によって未開発の金属であるワポメタルを開発することができました。その素材はフランキー将軍をはじめレイドスーツにも使用されているといわれています。素晴らしい素材ゆえに海軍も自らの武器に使用する材料として欲しがっているようでもありました。