【ワンピース】イーストブルー（東の海）編のあらすじネタバレ！世界で最弱の海？

『ワンピース』とは世界政府が治める世界で、海賊たちが自由を求めて冒険するストーリーが描かれた漫画です。イーストブルー(東の海)編はルフィが海へと冒険するところから始まります。ここではイーストブルー(東の海)編のあらすじやキャラクターなどを紹介する前に、『ワンピース』の基本情報をまとめています。

『ワンピース』は週刊少年ジャンプで長期連載されている作品で、単行本は95巻を越えています。『ワンピース』の物語は大きく超新星編と新世界編に分かれており、イーストブルー(東の海)編は超新星編の中で描かれた最初のストーリーです。長期連載されているので、メインキャラクターだけでなくたくさんのサブキャラクターが登場するところも魅力的です。

海賊王と呼ばれたゴールド・ロジャーは、ひとつなぎの大秘宝について語り、この世を去りました。海賊たちはひとつなぎの大秘宝を巡って激しい争いを始めます。そんな大海賊時代のルーキーとして注目を浴びた海賊のうちの一人が、主人公のルフィでした。ルフィは海賊王になるために強敵と戦いながら、ひとつなぎの大秘宝に通じるといわれているラフテルという場所を目指します。

『ワンピース』には4つの海が登場します。イーストブルー(東の海)、サウスブルー(南の海)、ノースブルー(北の海)、ウエストブルー(西の海)です。イーストブルー(東の海)は各海の中で最も平和で治安が安定しているところです。イーストブルー(東の海)編では凶悪な海賊が出たり、海賊が襲われたりしている描写がたくさんありますが、後に平和な国も登場しています。

本編から24年前、海賊王ゴールド・ロジャーは生まれ育ったローグタウンで処刑されました。ゴールド・ロジャーは最期に自分の全てをこの世のどこかに置いてきたと言いました。これに触発された海賊たちが猛威を奮い始め、大海賊時代が始まりました。

『ワンピース』の主人公、モンキー・D・ルフィはフーシャ村で暮らす少年です。フーシャ村には、1年ほど前から赤髪海賊団が停泊していました。ルフィは赤髪海賊団に憧れ、海賊になりたいと言いますが、船長のシャンクスはそれを認めませんでした。ルフィは自分が本気であることを証明するために、目の下に自らナイフを突き刺します。

赤髪海賊団のメンバーはルフィの根性を称えて酒場で宴会を始めました。しかしシャンクスは怒り、10年経ったら海賊船に乗せることを考えてやると言いました。皆で宴会で盛り上がっていると、ヒグマという山賊が酒場にやってきます。マキノは今出しているお酒が全部で、酒は切らしていると言いました。するとヒグマは目の前で酒を飲んでいるシャンクスに喧嘩を売ります。

しかしどんなに乱暴されても、シャンクスはヒグマに楯突くことはありませんでした。ルフィはかっこ悪いと言って怒って出ていこうとします。その腕をシャンクスが引っ張ると、なんとルフィの腕が伸びたのです。ルフィは間違えて赤髪海賊団が敵船から奪ったゴムゴムの実をデザートだと思って食べてしまいました。

シャンクスが不在にしている時に、再びヒグマがマキノの酒場にやってきました。ルフィはヒグマに楯突きますが、敵うはずもなく顔を踏みつけられてしまいます。そこにたまたま帰ってきたシャンクスが現れます。シャンクスは自分に何されても平気な顔をしていましたが、ルフィという友達を傷つけたことで激怒し、一瞬でヒグマの部下達を倒します。

しかしシャンクスは隙を突かれてヒグマを逃してしまいました。ヒグマは人質としてルフィを連れて小舟に乗って逃げました。ヒグマはもうルフィは用済みだと言って海へと落とします。その瞬間、ヒグマは海王類に食べられてしまいます。次に襲われるのはルフィです。そんなルフィを救ったのがシャンクスでした。シャンクスはルフィを助けた時に左腕を海王類に食べられてしまいます。

シャンクスに助けられたことで己の非力さを知ったルフィは、赤髪海賊団の海賊船に乗ることは諦めました。その代わり、いつか赤髪海賊団にも負けない仲間を集めて自分の海賊団作ることにしました。ルフィの「海賊王になってやる!!!」という言葉を聞いたシャンクスは、ルフィに自分が被っていた麦わら帽子を渡しました。そしていつか立派な海賊になって返しに来いと言いました。

17歳になったルフィはいよいよ海賊として海へと旅立ちました。小舟に樽だけを積んだルフィは、フーシャ村の人々に見送られながら出航します。すると10年前にシャンクスの腕を食べた海王類がルフィを襲います。しかし、10年間体を鍛えていたルフィはワンパンチで海王類を倒しました。

航海術を持っていなかったルフィは早速海で遭難してしまいます。さらには海の大渦に巻き込まれて船は大破してしまいました。一方でとある島ではアルビダという海賊が掃除がちゃんとできない部下を痛めつけていました。コビーもまたアルビダの元で働いていましたが、乱暴なアルビダに怯える毎日を過ごしていました。コビーはある時、大きな酒樽を見つけます。

するとその酒樽の中からなんとルフィが出てきたのです。ルフィはコビーに小舟がほしいと言いました。するとコビーは2年かけて作ったという船を出しました。コビーはアルビダから逃げるために船を作りましたが、逃げ出す勇気がありませんでした。コビーはルフィになぜそこまでして海へ出るのかと聞きます。それが海賊王になるためだと知ると、コビーは「絶対無理!!」と全否定してルフィに殴られてしまいます。

ルフィは海賊王になるために戦って死ぬなら別にいいと言いました。それを聞いたコビーは実は海軍になりたいということを打ち明けました。しかしその話をアルビダに聞かれ、襲われてしまいす。コビーは勇気を振り絞り、初めてアルビダに盾突きました。勇気あるコビーの行動を見たルフィはアルビダを倒し、アルビダの手下に小舟を用意するように言いました。

コビーと共に海へ出たルフィは、海軍基地へと向かっていました。コビーは海軍になるために、ルフィはそこに捕まっているというゾロに会うためでした。海軍基地にたどり着き、高い塀を登って海軍基地を覗くと、そこにはゾロが縛られていました。ゾロは9日間も縛られたままでした。

ゾロは海賊狩りをしており、むしろ海賊から恐れられる存在なのですが、ある日海軍大佐のモーガンの息子・ヘルメッポが飼っていた狼を斬ったことで捕まっていました。そして一ヶ月縛り付けた状態で堪えれば助けてやると言われていたのです。しかしヘルメッポは3日後に処刑するつもりでした。ヘルメッポの真意を耳にしたルフィはヘルメッポを殴り飛ばします。

ゾロは最初こそ海賊になることを嫌がっていましたが、ルフィがためらうことなくゾロとコビーの盾になったのを見て仲間になる決意をしました。ルフィとゾロは共闘してモーガンとヘルメッポを倒します。すると周りの海兵達は大喜びしました。海兵達はモーガンが恐ろしくて無理やり従わされていたのです。ルフィとゾロは海軍に入ったコビーと別れ、2人で出航しました。

ゾロとルフィはある町にたどり着きます。そこではナミが盗みを働いて海賊に追われていました。ナミはたまたまそこにいたルフィを「親分」と呼んで、盗みの責任を全てルフィになすりつけようとしました。ルフィが海賊を一瞬で倒すと、ナミはルフィの力量を見込んで自分と組まないかと誘いました。ナミは海賊専門の泥棒をしていました。

ルフィはナミの誘いを断りますが、ナミは勝手にルフィについていきます。ルフィはナミのことをただの空き巣だと言いますが、ナミは海賊専門の泥棒だと怒ります。そしてナミは、1億ベリーを稼いである村を買うために泥棒をしているのだといいました。そのために、この町を牛耳っているバギー海賊団のグランドラインの海図を盗んだのです。

ルフィはナミが航海術を持っていることを知り、自分の海賊の仲間になってほしいと言いました。しかし先程まで組もうと言っていたナミは、ルフィが海賊だと知るとそれを拒否しました。そして世界で一番嫌いなものは海賊だとはっきり言います。ルフィはそれでも航海士になってくれと引きません。そこでナミはルフィを使ってバギーと交渉することにします。

ナミはルフィを捕まえて海図もろともバギーに渡しました。そして自分をバギー海賊団に入れてほしいと言います。ナミはバギー海賊団に入ってお宝や海図を奪うつもりだったのです。バギーはルフィに自分の恐ろしさを知らしめるために、バギー玉を使って町を破壊しました。そしてバギーはナミに、ルフィを殺せと言いました。

殺せと煽られたナミは思わずバギーの部下を殴ってしまいます。そして、大切な人の命を奪った大嫌いな海賊と同類になりたくないと言って、バギー海賊団に喧嘩を売ってしまいました。ナミはピンチになりますが、そこにはぐれていたゾロが現れます。

ルフィはバギーに宣戦布告をしたものの、檻に入れられたままだったので状況は悪いままでした。さらにゾロは脇腹を刺されて重症を負います。ゾロはバギー玉をバギーに向けて撃ち、ルフィを檻ごと抱えて脱出しました。復活したバギーは激怒してルフィ・ゾロ・ナミを探すように言います。

ゾロは一旦町長の家で休ませてもらっていましたが、バギー玉の衝撃によって起きます。そんなゾロの前に立ちふさがったのがカバジでした。カバジは曲芸のような技で攻撃をしました。一つ一つの技の殺傷力は低いのですが、ゾロは先程負傷した脇腹を狙われてしまいます。しかし、ゾロはカバジをあっという間に倒してしまいました。

バギーはナイフを使った技でルフィを攻撃します。ルフィもゴムゴムの実の能力で対抗しますが、バギーのバラバラの実の能力でかわされてしまいます。しかしバギーが奪った麦わら帽子に3本の傷を入れ、ツバを吐いたことにルフィは激怒してバギーを殴り倒しました。

ルフィとバギーが戦っている隙に、ナミはバギー海賊団の宝を盗もうとしていました。バギーは上半身だけを浮かび上がらせてナミを襲いますが、残された下半身をルフィが攻撃します。そしてナミが手・足・顔以外の体を縛り上げて、残ったバギーの体をルフィが遠くへと吹き飛ばしました。こうしてルフィはナミと共に次の島へと向かいます。

シロップ村にはうそつきのウソップという男がいました。ウソップは毎日シロップ村で海賊が攻めてきたと大声を上げていました。しかし村の人々は慣れた様子で、いい加減にしろとウソップを追いかけました。嘘をついて怒る大人たちに、ウソップは面白がっていました。そんな時、ルフィ達が上陸してきます。ウソップはルフィに自分のことを「大海賊団を率いるウソップ」と名乗りました。

シロップ村には大富豪の館がありました。しかしその館の主はまだ幼く病弱な少女・カヤでした。ウソップはカヤの元に通って嘘の話をして楽しませていました。しかしある時クラハドールという執事に追い出されてしまいます。ルフィは追い出されたウソップの元へ行って話をしていると、クラハドールとジャンゴが崖の下でお嬢様暗殺計画について話しているのを聞いてしまいます。

クラハドールの正体は計算された略奪を繰り返すというキャプテン・クロでした。クロは自分の部下に村を襲わせている間にカヤを殺して屋敷の財産を奪うつもりだったのです。ウソップは村の人々に海賊が攻めてくると言いましたが、村人達はいつも嘘をついているウソップを信じませんでした。

ウソップはカヤのところに行きましたが、クラハドールを信頼していたカヤは信じませんでした。無理やり連れて行こうとすると、暴行犯だと言われて執事達に撃たれてしまいます。そしてついにウソップを慕っていた子供達も軽蔑して離れていきました。全ての事情を知っているのはルフィ・ゾロ・ナミとウソップの4人だけです。ウソップはクロの陰謀を止めることで、先程までの騒ぎを嘘だったことにしようとします。

ウソップの気持ちを聞いたルフィ達は、ウソップに加勢することにしました。4人がジャンゴ達を相手にしていると、時間になっても来ない部下たちに痺れを切らしたクロがやってきました。ウソップがクロに殴りかかりますが、逆に攻撃されそうになります。そんなウソップを救い、代わりに戦ったのがルフィでした。

クロは身のこなしが素早く、伸びたルフィの腕の上に立つなど驚異的な身体能力を持っていました。しかし、体を拘束されたクロはルフィから頭突きを食らって倒されてしまいました。

ウソップは今回のことを機に、海へ旅立つことを決意しました。一人で旅立つつもりでしたが、ルフィ達はもうウソップのことを仲間だと思っており、ウソップが来るのを待っていました。ルフィ達は今回のお礼としてカヤの執事・メリーが設計したキャラヴェル「ゴーイング・メリー号」をもらい、シロップ村を出航しました。

麦わらの一味はたまたま出会ったヨサクとジョニーから海上レストラン・バラティエの情報をもらい、バラティエに向かうことにしました。そこで海軍と鉢合わせしてしまい、砲撃を受けます。とっさにルフィが「ゴムゴムの風船」で跳ね返しましたが、跳ね返した先がバラティエでした。ルフィは料理長のゼフに、船を壊した弁償として1年間タダ働きをしろと言われてしまいます。

バラティエには海軍が逃したドン・クリークの手下のギンが来ていました。しかし金が払えないと知られるとコックに殴られて追い出されてしまいます。見かねた副料理長のサンジは、ギンにピラフを作ってあげました。サンジによって一命を取りとめて帰り着くことができたギンでしたが、これまでの経緯をドン・クリークに話し、バラティエに案内することにしました。

バラティエにやってきたドン・クリークは、金はいくらでもあるから何か食わせてくれと土下座しました。飢えを経験したことがあるサンジは、ドン・クリークが凶悪な海賊でも見過ごすことはできませんでした。しかしドン・クリークは料理を食べて復活するとサンジを吹き飛ばし、ギンの骨を折りました。そして船をもらうと言って襲い始めました。

料理長のゼフはドン・クリークの手下の分の食糧を渡し、なんとかその場をおさめました。そして骨を折られたギンから何があったのかを聞きました。ドン・クリークの船はグランドラインに入ってすぐに、ミホークによって50隻の艦隊を壊滅させられていたのです。一方でドン・クリークが手下へ食糧を与えていると、突然本船が真っ二つに斬られてしまいます。

ドン・クリークの本船を斬ったのはグランドラインから逆走してきたミホークでした。ミホークは剣豪といわれており、ゾロが目指す人物でもありました。しかしゾロは負けてしまいます。ミホークはゾロの心意気に関心し、殺すのはやめて強くなれと言って去っていきました。

ミホークは去りましたが、ドン・クリークはバラティエを奪おうと手下と共に襲ってきます。ルフィはドン・クリークを追い出す代わりに、砲弾をバラティエに跳ね返したことは帳消しにしてほしいとゼフに言ってドン・クリークと戦います。

9年前、サンジは客船のコック見習いをしていました。その船をゼフが率いる海賊に襲われてしまいます。しかし悪天候でサンジとゼフは荒波にのまれてしまいました。サンジはゼフに助けられましたが、食糧もなにもない岩の上なので助けを待つしかありません。ゼフは食糧を全てサンジに与え、自分は右足を切って食って生き延びました。

てっきり食糧をもっと持っているものだと思っていたサンジは、今まで助けられていたことを知って泣きました。そして遭難から85日経った時、通りかかった船によって2人は助けられました。

命がけでバラティエを守るサンジを見たギンは仲間に対して攻撃をします。たとえ相手が命の恩人でも、ギンはドン・クリーク側の人間です。そこでギンはサンジとのケリとつけると言って、代わりにサンジと戦おうとします。それが自分なりのケジメだと思ったのです。

ドン・クリークはサンジをギンに任せ、ルフィと戦います。しかしサンジを追い詰めたギンは命の恩人を殺す事ができませんでした。それに怒ったドン・クリークはギンに向かって毒ガスを放ちました。ギンはサンジとルフィを庇って毒ガスで倒れてしまいました。ルフィは激怒し、剣山のような盾ごとドン・クリークを殴り飛ばしました。

ドン・クリークとの戦いを終えたサンジは、いつかオールブルーに行きたいという夢をルフィに語りました。しかし、サンジはバラティエを守るためにここを離れられないと言います。一方でゼフはサンジの料理がまずくて食えないと言って追い出します。そしてルフィに、サンジをグランドラインに連れて行ってくれと頼みました。

ゼフがサンジの料理がまずいと言ったのは追い出すための芝居だったのです。サンジはゼフの想いを知り、ルフィに着いていくことにしました。

バラティエにちょうどミホークが現れた頃、ナミはゴーイング・メリー号ごと宝を奪って逃亡していました。その後をヨサクとウソップとゾロが追っていました。ナミがゴーイング・メリー号を奪って向かった先は王下七武海の一人、ジンベエの手下であるアーロンが土地を占領しているアーロンパークでした。

ナミはアーロンパークの住民達に嫌われる存在でした。実はナミはアーロン一味の幹部だったのです。しかしナミがアーロンの言いなりになって泥棒をしていたのには訳がありました。

ナミは昔ベルメールという養母とノジコという義姉と共に暮らしていました。ベルメールは元海軍で、戦争孤児のナミとノジコを引き取って貧乏ながらも育てていました。しかしある時、ナミは本当の姉妹じゃないと言ってノジコと喧嘩をします。それを聞いたベルメールは怒りました。するとナミはベルメールだって本当の母親じゃない、もっとお金持ちの家に拾われたかったと言って出ていきます。

ノジコがナミを連れ戻しに来た時、アーロン一味がやってきました。アーロン一味は大人一人に10万ベリー、子供一人に5万ベリー払うことを要求しました。ベルメールは一瞬でアーロンを組み敷きましたが、魚人族の歯で銃を壊されてしまいます。痛めつけられたベルメールに、ゲンゾウはいくら用意できるのかと聞くと10万ベリーなら用意できると言いました。

村人はナミとノジコを隠し、ひっそりと島から逃げ出させることで3人を救おうとしました。ナミは本当に親子の縁が切れてしまうのかと泣きます。しかしベルメールはそれは自分の娘達の分だと言って、自分が死ぬ代わりに娘達を助けるよう言いました。ナミは今まで航海術を勉強していたことを知られ、アーロン一味に攫われてしまいます。

村の人々はナミを助けようとしましたが、ナミは自分の足で帰ってきました。そして自分は自らアーロン一味に入ったと言いました。それを知った村人達はナミを追い出します。ナミはアーロン一味に入って海図を書く代わりに、1億ベリーで村を買うという取引をしていました。こうしてナミは一人で戦う決意をしました。

ナミが海賊相手に泥棒をしていたのは、村を買い取るためでした。しかしある時、アーロンと手を組んだ海軍がベルメールの家に押し入って今まで集めてきた盗品を奪おうとしました。ここで初めてナミはアーロンに騙されていたことを知ります。

ルフィは自暴自棄になっているナミをただ見ているだけでした。しかし島から出ていけと言われてもそこから動きません。そんなルフィに、ナミは泣きながら助けを求めました。

ルフィはアーロンのいる本拠地へと乗り込みます。しかしルフィは早々に水中へと落とされてしまいます。足を拘束された状態で水中に沈んでしまったルフィは、呼吸ができなくなり瀕死の状態になります。

ルフィが溺れている間、サンジとゾロはアーロン一味の幹部と戦っていました。サンジとゾロははっちゃんとクロオビを倒します。残るはアーロンだけですが、2人ともはっちゃんとクロオビとの戦いでボロボロになっていました。一方でウソップもまたアーロン一味のチュウをなんとか倒しました。

ルフィは水中で足を固定されたまま沈んでいたので、浮かび上がることもできませんでした。そこでノジコが頭を引っ張って口が水中から出るように固定し、水中でゲンゾウが心臓マッサージをしていました。おかげでルフィはやっと意識を取り戻します。

アーロンと戦うルフィは、アーロンの魚人特有の鋭い歯に苦戦します。一方でアーロンも引けを取らないルフィに苦戦していました。そしてアーロンはキリバチという大きなノコギリでルフィを攻撃します。

ルフィは今までナミが閉じ込められて海図を書いていた部屋を見て激怒し、部屋を壊し始めます。そしてルフィは大きく足を振り上げ、アーロンの頭に叩き込みました。これによってアーロン一味は崩壊し、アーロンに加担していた海軍もボコボコにされます。

ナミの故郷がアーロンの支配から解放され、ナミ自身も解放されたことから、本当にルフィの仲間になりました。そしてルフィはアーロンを討ち取ったことにより3000万の懸賞金がかけられます。

ルフィ達はローグタウンに訪れていました。ローグタウンはゴールド・ロジャーが処刑された場所です。麦わらの一味は各々ローグタウンを楽しみます。

ルフィはゴールド・ロジャーの処刑台に登って人目を集めていました。そこにアルビダとバギーが現れます。バギーはルフィを拘束して首を切ろうとしました。するとルフィは死を受け入れ、「わりぃ 俺死んだ」と笑顔で言いました。

その直後に処刑台に雷が直撃してゴム人間のルフィ以外は倒れてしまいました。こうして奇跡的に助かったルフィは、仲間たちと共にいよいよグランドラインへと船を進めます。

イーストブルー(東の海)は世界で最も平和なので、しばしば海賊達の間ではイーストブルー(東の海)出身というだけで舐められることもあります。ただ、かつての海賊王であるロジャーや海軍の英雄ガープ、革命軍総司令官のドラゴン、革命軍参謀総長のサボ、五皇と称されようになったルフィなど、過去から現在まで世界に名を轟かせる大物達の中にもイーストブルー(東の海)出身はいます。

ちなみにウエストブルー(西の海)は海賊というよりもマフィアが脅威となっている海です。戦争などを繰り返している地域もあります。ウエストブルー(西の海)出身のキャラクターにはロビンがいます。サウスブルー(南の海)は最も情報が少ない海域ですが、世界政府や革命軍が関わっているような国があります。サウスブルー(南の海)出身のキャラクターにはキッドやエース、フランキーがいます。

ノースブルー(北の国)は戦争屋のヴィンスモーク家が征服していた危険な海で、この海域出身のキャラクターにはサンジやロー、ドレーク、ホーキンスなど名だたる海賊がいます。他の海域に比べてイーストブルー(東の海)は治安が安定した海ですが、その分犯罪の目をくぐりやすい部分もあり、表立って出ていないところで犯罪が行われていることもあります。

イーストブルー(東の海)の海賊たちの平均的な懸賞金は300万ベリーです。300万ベリーを超える懸賞金をかけられると恐れられる存在となります。実際に、シャンクスに喧嘩を売ったヒグマは懸賞金800万ベリーで自慢していました。ヒグマは56人を殺したことでこの懸賞金額をかけられていました。億超えの懸賞金が当たり前のグランドラインと比べると、平均300万ベリーはとても低いことが分かります。

ゾロは1番目に仲間になったキャラクターです。三刀流の剣士で、世界一の剣豪を目指しています。ミホークに負けて悔しい思いをしたゾロは、ルフィに対してもう負けないと誓いました。

ナミは2番目に仲間になったキャラクターです。正確には4番目なのですが、ルフィと行動している期間はゾロの次に長いキャラクターです。麦わらの一味の航海士で、グランドラインの荒れ狂う海を渡るほどの腕を持っています。

ウソップは3番目に仲間になったキャラクターです。ナミをカウントしなければ2番目とも考えられています。ウソップは赤髪海賊団の狙撃手ヤソップの息子で、麦わらの一味の狙撃手としてゴーイング・メリー号に乗りました。

サンジは4番目に仲間になったキャラクターです。ナミをカウントしなければ3番目ともいわれています。サンジはコックとしてゴーイング・メリー号に乗りましたが、時には戦闘員として戦うこともあります。

『ワンピース』の読者の中には、イーストブルー(東の海)編で得た仲間たちが特別だと思っている方がたくさんいるようです。こちらの方は今のメンバーも好きだと書かれていますが、中にはイーストブルー(東の海)編の仲間だけで良かったと感じている方もいるほど、ゾロ・ナミ・サンジ・ウソップの4人は人気です。

『ワンピース』のイーストブルー(東の海)編のアニメは、たくさんの人が再放送を望んでいる人気シリーズです。久々に見て泣いたという方もたくさんいました。特にナミの過去が描かれたアーロンとの戦いは泣けると評判です。アーロンとの戦いは後の魚人島編にも繋がってくる話なので、魚人島編を見た後にアーロンとの戦いを読み返したという方も多いようです。

『ワンピース』は長期連載されているので、イーストブルー(東の海)編や空島編、新世界編あたりでついていけなくなったという方もいました。ただ、ワノ国編で面白い展開になっていることを知り、再び読み始めたという方も多いようです。特に新世界編はイーストブルー(東の海)編と繋がっている話が多いので、改めて読んでまた『ワンピース』にハマったという方もいました。

『ワンピース』のイーストブルー(東の海)編は、主に仲間となるキャラクターとの出会いが描かれていました。そのため、イーストブルー(東の海)編が一番好きだという読者がたくさんいました。現在は新世界編に突入していますが、イーストブルー(東の海)編に関係するストーリーも描かれているので、ぜひイーストブルー(東の海)編を読み返してみてください。