【ワンピース】シモツキ村はワノ国の子孫が作った?ゾロの故郷と九里の関係は?

壮大な世界観を誇るワンピースの中でもワノ国の関係性が注目されていたのが東の海にあるシモツキ村です。ゾロの出身地であり、様々な共通点からワノ国との関係性が考察されていました。中には九里との関係性やワノ国出身の侍が作った村なのでは?という考察もありゾロがワノ国出身の侍の子孫なのでは?という噂も上がっています。今回はシモツキ村とワノ国の関係性についてまとめて紹介していきます。

【ワンピース】シモツキ村はワノ国の子孫が作った?ゾロの故郷と九里の関係は?のイメージ

目次

  1. シモツキ村とは?
  2. シモツキ村はワノ国の子孫が作った?九里の関係を考察
  3. シモツキ村のその他の謎を考察
  4. シモツキ村出身のゾロは誰の子孫?
  5. シモツキ村だと噂のワノ国から東の海へ渡った人物
  6. シモツキ村に関する96巻にて判明した新事実
  7. シモツキ村に関する感想や評価
  8. シモツキ村についてまとめ

シモツキ村とは?

ワンピースの作品情報

ここではシモツキ村について紹介する前に、シモツキ村が登場するワンピースについても簡単に紹介しておきます。

ワンピースの概要

ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が連載している海賊を題材とした漫画です。夢に向けての冒険、仲間との友情など少年漫画らしい王道なテーマを掲げ、その裏を壮大な世界観と物語の中に上手く織り交ぜられた伏線の数々が支える漫画となっており、様々な考察が生まれる土壌を作り上げた事で高い人気を誇る漫画となりました。

漫画を筆頭に、1999年から2020年4月現在も放送中のアニメ、小説、劇場版映画、ゲームなど様々なメディアミックスを展開しそれぞれのメディアで高い評価を受けています。この人気・評価は海外でも受けており、日本国内外の様々な出版記録を保持・更新し続けている日本を代表する漫画の1つです。

ワンピースのあらすじ

幼少期、海賊赤髪のシャンクスとの交流の中で海賊王への夢を持った少年ルフィはシャンクスから預かった麦わら帽子をかぶり、故郷の東の海(イーストブルー)のフーシャ村から冒険に飛び出します。途中で仲良くなったコビーと共に音売れた海軍基地の町シェルズタウンで出会う事になるのがゾロでした。海軍に捕縛されたゾロを救い出したルフィは彼を仲間に加え麦わらの一味が結成される事になります。

東の海(イーストブルー)を越え、偉大なる航路(グランドライン)を半周、2年の修行期間の後に偉大なる航路後半の海、通称新世界と呼ばれる海域に踏み込んだ麦わらの一味はパンクハザードにて四皇カイドウを倒す為の海賊同盟を結成します。そんな標的カイドウが君臨し支配している国がワノ国です。

シモツキ村はゾロの故郷

シモツキ村は東の海(イーストブルー)に存在するゾロの故郷の村の名前です。ルフィがゾロに出会った際既にゾロは海に出ていたのでルフィは立ち寄っておらず、主にゾロの過去が明らかになるシーンなどで登場しています。そのような経緯から村の詳細は不明ですが、村にはコウシロウが師範を務める「一心道場」がありゾロが幼少期この道場に通って剣術の腕を磨いていました。

またコウシロウの娘で幼馴染のくいなとの幼き日の約束がゾロの夢である「世界一の大剣豪になる」のきっかけとなっています。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

シモツキ村はワノ国の子孫が作った?九里の関係を考察

考察①建物が和風

シモツキ村は東の海(イーストブルー)では珍しく建物が和風な建築になっています。シモツキ村は屋根は瓦で作られ和風な蔵などが描かれていますが、その他の東の海で登場する村、フーシャ村、シロップ村、ココヤシ村などは全て洋風な建物の作りとなっています。このような建物の作りはワノ国と共通する物があり、ワノ国出身者がシモツキ村を作ったのではないかと考察される事になりました。

考察②スナ~ッチ

スナーッチというのはワノ国編でモモの助が剣術の練習をする際に発した掛け声です。モモの助はゾロに「勇気が出ぬ時心を奮い立たせるまじない」として教えてもらってこの言葉を使用しています。その場に居合わせたお菊いわくその掛け声は九里の古い方言で、20年前から来たとはいえモモの助が使うにはふさわしくない言葉だという事が明らかになっています。

ゾロがこの言葉を習ったのは幼少期シモツキ村で一心道場に通っていた時であると考えると師範のコウシロウ、或いはそれに親しい人物がワノ国九里の出身で東の海にやってきたのではないか?といった考察を生むきっかけとなりました。九里はおでんが治めた地でありモモの助と浅からぬ縁がある場所であるというのもワンピースの奥深さに繋がっています。

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シモツキ村のその他の謎を考察

考察①ワノ国の船が東の海に到達

これは本編で明らかになった事ではありませんが、ワンピース単行本92巻のSBSにて「何十年か前にワノ国の船が東の海に到達した事実がある」という事が尾田栄一郎先生から明らかにされました。そして上記のようなシモツキ村の和風の建造物などの特徴からこの時の船が到達して開いたのがシモツキ村ではないかと考察される事になったのです。

さらにこの時のSBSでは「その時の子孫が皆も良く知るとある人物」である事が明らかにされており、その事実関係からコウシロウがその子孫に当たるのではないかとする声が高まる事となりました。また「何十年」というのは明らかになっていませんが25~20年前であればちょうどカイドウによる支配、おでんの反乱などがあった頃なのでこの時の余波で鎖国国家であるワノ国から海に出たのではないかと考察するファンもいました。

考察②白舞大名の「霜月」姓

さらにワノ国の白舞地区を収めた大名の名字が霜月である事が判明しました。霜月家というとワンピース作中では元大名という形で霜月康イエが登場しています。また『VIVRE CARD〜ONE PIECE図鑑〜』BOOSTER PACK 悪夢! スリラーバークの怪人達!!で明らかになった事ですが、ワノ国の伝説の侍でスリラーバーク編にてブルックの影が入れられていたリューマの姓も霜月だった事が明らかになっています。

この事からワノ国の霜月関係者が上記でも紹介した船で海を渡り東の海でシモツキ村を開いたのではないかと考察する事が出来ます。カイドウ支配下でこそ霜月家は大名ではなくなっていますがそれまで代々大名家として白舞、鈴後を収めていた事も明らかになっており、ワノ国でもかなりの地位にいたものなのではないかとする声が多くなっています。

考察③ワノ国製の刀が東の海に

そもそもですが東の海(イーストブルー)ではいわゆる日本刀の数はあまり多くありません。東の海で登場するのはどちらかといえば剣が多く、両方の特徴を中途半端に持つような物も多いです。刀といえばワノ国で製造されるものであり、鎖国国家であるワノ国から本来であれば流出するはずがない技術です。そんなワノ国の刀が東の海に少数とはいえ広まっていた事もワノ国出身の者が持ち出したからではないかとする考察が行われてきました。

またワノ国の刀鍛冶、天狗山飛徹が作った刀、三代鬼徹が東の海にあった事もあり、上記の東の海に流れ着いた船は刀を製造する技術はもちろん刀自体も持ち出していたのではないかと考えられています。

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シモツキ村出身のゾロは誰の子孫?

ゾロはワノ国で有名な侍の子孫?

上記の「皆も良く知るとあるキャラ」という尾田栄一郎先生のコメントからそもそもゾロがワノ国の有名な侍の子孫なのでは?と考察するファンもいます。とはいえ残念ながら「ロロノア」性、或いはそれに親しい性のキャラクターはワノ国では登場しておらず、共通点は見つかっていない状態です。仮にゾロがワノ国の有名な侍の子孫であればその侍が東の海にきて名字を変えた可能性はあります。

ただそもそも船で東の海にたどり着いた時期によっては子孫というわけではなくゾロ自身も育ちはシモツキ村でも生まれはワノ国であり、東の海に辿り着いたという船に載せられていた可能性も0ではないのです。その証拠というわけではありませんがシモツキ村で大人はコウシロウしか登場しておらず、子供の方が多い村であるかのような描写も見られます。

くいなの形見「和道一文字」は誰が作った?

ゾロがシモツキ村を飛び出して以降、2020年4月現在のワノ国編でも使用している刀が和道一文字です。和道一文字はくいなの形見であり、大業物に区分される白塗鞘太刀拵・直刃の名刀です。このような名刀がある事自体がシモツキ村がワノ国との関係性があるのではないかとされる一方でワノ国編で製造者の話が出た事で誰が作ったのかに注目が集まる事になりました。

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シモツキ村だと噂のワノ国から東の海へ渡った人物

みなともさん

ワノ国編にて正体を隠して潜伏している間フランキーが世話になっていた大工の棟梁港友というキャラクターがいますが、実は同名のキャラクターがワンピースの単行本7巻のSBSで登場していました。この事からファンから同一人物説が問われたわけですが、尾田栄一郎先生からは「同一人物ではないが名字は同じで血は繋がっている」という事が明かされています。

この事から上記で紹介した船というのは何世代にも渡って前の話ではなく、比較的最近だったのではないか。港友さんの親世代がみなもとさんなのではないか?などという考察が行われる事になっています。大工という職業とシモツキ村の村の作りを考えればみなもとさんを含む複数の大工が船に乗船していた事は間違いありません。

コウシロウの親

元々はコウシロウ自身がワノ国から海を渡ってきたのでは?という考察もされていましたが、尾田栄一郎先生から「子孫」という言葉が出た事で渡ってきたのはコウシロウではなくコウシロウの親なのではないか?という考察もされていました。コウシロウ自身、新世界編では51歳とそれなりの年齢には達していますが、海を渡ってきたのがコウシロウ幼少期であればその中心はその親世代だった可能性も否定出来ませんでした。

九里・白舞出身の侍

またスナーッチという掛け声やその霜月性とシモツキ村という名前から九里・白舞に関係の深い侍もまたこの船に乗船していたのは間違いありません。名前に関しては霜月性の者本人である可能性から霜月の家臣だった者という可能性などもありますがいずれも九里や白舞の出身で侍であった可能性は高くなっています。

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シモツキ村に関する96巻にて判明した新事実

ワンピース、特に関係性の深いワノ国編が展開されるようになってから様々な考察が行われてきたワノ国とシモツキ村の関係ですが、ワンピース96巻にてここまでに紹介した考察の答えとなる新事実がいくつか明らかになりました。

新事実①とある船で東の海に渡った人物

上記でも紹介したワノ国を出港して東の海に辿り着いた人物、それが本編でも名前だけが登場していた霜月コウ三郎という名の人物である事が明らかになりました。彼がワノ国からの大冒険の末に東の海で辿り着いたとある島で山賊などから人々を守り、剣術の指南をするなどして作られたのがシモツキ村だったのです。霜月コウ三郎は名前だけの登場で現在も存命であるかは不明になっています。

霜月コウ三郎と既存キャラクターの関係

上記の考察でも紹介した霜月コウ三郎の子孫というのは考察通り、ゾロの師であるコウシロウである事も判明しました。霜月コウ三郎はコウシロウの父でくいなの祖父に当たる人物です。また少なくともゾロが幼少期一心道場に通っていた頃は存命であったようでゾロとも面識があり、ゾロが後にモモの助に教えたスナーッチという掛け声をゾロに教えたのも霜月コウ三郎だと言う事が明らかになっています。

刀鍛冶の顔も持つ霜月コウ三郎

こちらは本編で明かされた事ですが霜月コウ三郎は山賊を対峙出来る侍である一方で、刀鍛冶としての顔も持っていました。そんな彼が作ったとされるのがくいなの形見でゾロの愛刀である大業物「和道一文字」とおでんが愛用しワノ国編にてゾロが「秋水」の代わりに受け取った新しい刀で大業物の「閻魔」で代表作からも分かるように刀鍛冶としても相当な実力者であった事が分かります。

新事実②とある船がワノ国を出国したのは55年前!

また霜月コウ三郎が乗る船がワノ国を出港したの時期についても判明しました。その時期は55年前です。この事からゾロやその師匠コウシロウは生まれはワノ国なのでは説は否定される事になりました。コウシロウも行き着いた島で出会った女性と恋をして生まれた事になっているのでワノ国出身ではありません。またこのワノ国の侍達がどれだけの期間をかけて東の海までやってきたかは不明です。

ただ霜月コウ三郎は霜月性なのでおそらくは白舞、鈴後どちらかの出身であり、九里との関係性は不明で何故九里の方言であるスナーッチを知っていたのかについては明かされていません。もちろんワノ国を出国したのは霜月コウ三郎1人ではなくみなもとさんなどもいるので霜月コウ三郎本人が九里の出身ではなくとも九里出身の者、九里出身の侍が同行していた可能性はあります。

船が出港したのが55年前という事を考えてもお菊が「昔の九里の方言」と言ったスナーッチも55年前当時は一般的に使われていたと考えれば事実とは合致しているので霜月コウ三郎以外に九里出身の人物が同行していても不思議ではありません。また55年前も既に鎖国していたワノ国からどうして霜月姓を持つ霜月コウ三郎が出港する事になったのかなどについても明らかになっていません。

またシモツキ村が出来たのが少なくとも55年前という事実が明らかになった事で、その因縁から関係性が疑われていたゾロはリューマの子孫ではないか説がさらに考察される事になりました。霜月姓を持つ霜月コウ三郎に同行した中にリューマの血を引くような同じ霜月姓を持つ人物がいても不思議ではない為です。ただ一方で霜月コウ三郎や霜月康イエがリューマの直系の可能性も生まれています。

新たな事実からの考察:出国したのは革命軍と関係が?

シモツキ村のコウシロウといえばワノ国との関係性と同時に示唆されているのが革命軍との関係性です。コウシロウは革命軍に食料を提供しているような描写がある為です。東の海にいるコウシロウが一から革命軍との関係性を構築したと考えるのは難しく実は霜月コウ三郎が革命軍に協力していたのではないかとする説が新たなに考察されています。

ワノ国は55年前当時から鎖国国家であり、革命軍にとっては絶好の隠れ蓑と言えます。そこで革命軍が関係を築いたのが霜月コウ三郎なのではないかと考察されているのです。霜月コウ三郎は革命軍との関係性がバレてしまった事でワノ国を飛び出す大冒険に出たのはでないか、革命軍との関係は東の海に来てからも変わらずで現在はコウシロウがその立場を引き継いでいるのではないかと考察されています。

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シモツキ村に関する感想や評価

ここからは既にワンピースを視聴している人のシモツキ村に関しての感想を紹介していきます。元より刀使いであるゾロは様々な面からワノ国との関係性が疑われていましたが、ワノ国編に入りワノ国の文化や人物などが判明した事でシモツキ村の出身である事、誕生月と霜月の関係性など様々な面がピックアップされてよりワノ国との関係性について様々な考察が行われる事になりました。

上記で紹介した以外にもその髪型などから霜月康イエとの血縁関係などを疑う声などもありワノ国編の中でゾロの遠い血縁者などが登場する可能性もあるのでは?と考察するファンも多くいる状態です。特にリューマが霜月姓である事もあり、リューマの血を引いた一族という繋がりを考えるファンも多いです。

今回紹介した情報の多くが本編とは直接関係ないSBSからの情報という事、加えて本編の中でゾロの過去の伏線となるようなエピソードが少ない事から、サンジのヴィンスモーク家のようなバックボーンを描くのは難しいのではないかという声も多いです。仮にゾロと同じ血をわけた子孫のようなキャラクターが登場しても本編では明かされずにSBSやビブルカードなどで明かされる事もあるのではないかとするファンも多くなっています。

元よりワンピースは世界観が壮大である故に本編では明かされない公式情報も多く重要な事実が本編とは別の媒体で発信される事も珍しくない為、ゾロにまつわるエピソードは今後もSBSを中心とした本編とは別の所で展開されるのではないかとする声も多くなっています。

これまでもSBSを始めとした本編とは別の媒体で新しい情報が明かされる事はありましたが、シモツキ村についてSBSで明かされた事は驚きだったとする声が多くなっています。本編には直接関係しない、或いは関係性を描きにくいからとする声も多い一方で、重要な情報なだけに本編のネタにしなくてよかったのかと心配する声も上がる程です。

逆にSBSでこの事実を明かした事で、もっと大きなネタがあるのではないかと推察する声も増えており、これまでの関係性からゾロがリューマの子孫説やゾロにまつわるシモツキ村とは直接は関係しないエピソードが展開される事に期待する声も多くなっています。ゾロは麦わらの一味の中でも過去が大きくフューチャーされていないキャラクターなだけにワノ国編で新たな過去が明らかになる事を期待する声も多くなっています。

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シモツキ村についてまとめ

ゾロの出身地として登場したシモツキ村はその特にワノ国編に入ってワノ国の全容が明らかになってくるにつれてその関係性に様々な考察が行われる事になりました。中にはゾロがリューマの子孫なのではないかとする考察や霜月家とシモツキ村の関係性などなにもないとは絶対に言えないような関係性が描かれる事になりました。

様々な事が考察されてきたワノ国の霜月家とシモツキ村ですが、ワンピース96巻のSBSにて新事実が明かされ、これらの考察の多くの答えが明かされる事になりました。ワンピースではSBSを始めとした本編とは関係のない部分で新しい事実が明らかになる事もあるのでワンピースの情報をチェックする際は本編以外の公式発信情報にも目を向けてみてはいかがでしょうか?

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