2020年04月04日公開
2020年04月04日更新
【ワンピース】ノロノロの実の強さは?最強の能力?フォクシーの技を一覧で紹介
『ワンピース』に登場するノロノロの実は、フォクシー海賊団船長のフォクシーが食べた悪魔の実です。その能力はノロマ光子に触れた対象物を約30秒間のろく(遅くする)というものでした。この特徴から使い方次第では最強の強さを誇ると言えるのではないでしょうか?ただ、能力者であるフォクシー自身が基本戦闘力が劣っていたため凶悪な能力には見えませんでした。しかし、やはり秘められた能力は計り知れません。そこで当記事ではノロノロの実について、その特徴やフォクシーの技を一覧形式で紹介しつつ最強説を検証しています。
目次
ノロノロの実が登場!ワンピースとは?
ワンピースの作品情報
海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公とした大人気作品『ONE PIECE(ワンピース)』は尾田栄一郎によるバトルファンタジー作品です。略称は「ワンピ」。1997年から『週刊少年ジャンプ(集英社)』にて連載が開始され、長年にわたって深く練りこまれた緻密な設定と壮大な世界観が人気を獲得した特徴となっています。2020年4月時点で単行本が第96巻まで刊行されており、『週刊少年ジャンプ』を代表する長期連載作です。
ワンピースのあらすじ
ここでは『ワンピース』のあらすじを簡単に紹介します。「大航海時代」、それは幾多もの海賊達が海の覇権を握るために争う時代。そんな時代に「東の海(イーストブルー)」のフーシャ村にする少年モンキー・D・ルフィは海賊王に憧れを抱いていました。ある日、ルフィは「ゴムゴムの実」という悪魔を食べたことで体が伸縮するゴム人間となります。しかし、その能力と同時に一生泳げない体となってしまいます。
それが災いし、海で溺れかけたルフィでしたが、その彼を助けたのが赤髪のシャンクスでした。彼と親しくなりより一層海賊への憧れを募らせていくルフィ。その後、シャンクスは村を去ることになりますが、その時に麦わらの帽子を託され、ルフィは立派な海賊になって再会することを約束するのでした…。
ノロノロの実の強さ
フォクシーのプロフィール
- 名前:フォクシー
- 所属海賊団:フォクシー海賊団
- 異名:銀ギツネのフォクシー
- 懸賞金:2400万ベリー
- 誕生日:4月4日
- 身長:180㎝
- 年齢:38歳
『ワンピース』に登場するフォクシーはフォクシー海賊団の船長です。「デービーバックファイト」というゲームを得意としており、最後ラウンドのサシ勝負で920戦無敗といった大記録を誇っています。彼は魚人や魚巨人(巨人族と魚人のハーフ)など多くの海賊を部下としていたため、かなりの組織力を持っていましたが、これを築き上げた基となっているのが海賊が乗務員を賭けておこなうデーバックファイトでした。
ノロノロの実に関するエピソード
ノロノロの実の能力者であるフォクシーが使っていたノロノロビームですが、これを相手に当てることさえできれば対象は約30秒間のろくなるため、最強と呼べる強さを持っていると言えます。しかし、ノロノロの実の能力者がフォクシーであり、デービーバックファイトで勝利をつかむためにズルをするといった使い方がメインとなっているため、基本戦闘力としてはそれほどではありませんでした。
ただ、ノロノロの実自体はロギアを相手に武装色の覇気が使えないというのであればどうしようもありませんが、30秒の間止まっている相手であれば、その間で戦いにケリをつけることができます。
ノロノロの実の特徴について
体にノロマ光子を生成
ノロノロの実は体にノロマ光子を生成します。そして生成した光子によって構成された光線を対象に放つのですが、この光線を浴びた物体は生物・非生物を問わず30秒間の間一定の速度を失い動きが非常に遅くなってしまいます。それも砲弾や弓矢でさえもカタツムリのように遅くなるといった具合に。
運動エネルギーの変化はなし
ノロノロの実の能力はあくまでも約30秒の間だけ一定速度を落とすというものであるため、能力の効果がきれてしまえば再び通常通りの速度で動き出します。また、ノロノロの実に速度以外のエネルギー変化はありません。作中ではフォクシーがノロノロの実の能力を駆使し、遅くなった相手にパンチを大量に打ち込んでいました。そしてノロノロの実の効果がきれたと同時にダメージを一気に増大させるという戦法を用いています。
鏡で反射する
ノロノロの実によって生成させるノロマ光子は当然ながら鏡に対しては効果を発揮せず、ただ光と同じように反射します。作中ではその性質を利用することで、鏡で埋め尽くされた部屋で大量のノロノロビームを放出し反射させることによってルフィの行動を大いに妨害していました。
しかしルフィから鏡を利用され、逆にノロノロビームによってフォクシー自身が遅くさせられるというシーンもありました。そのため、鏡の反射効果には致命的な弱点があるといってもよく、能力を使う相手の装備や環境に鏡のような反射作用のある物がないか気を配る必要があります。また、鏡の性質を有しているミラミラの実はノロノロの実にとって唯一の天敵となり得るでしょう。
形態変化も可能
ノロノロの実は対象の動きを遅くするだけでなく、形態変化も可能にします。作中ではフォクシーがノロノロビームを刀の形へと変化させることで、ノロノロビームソードという武器を編み出していました。もちろんこれにはノロノロの実の効果を有しており、ビームソードで斬りつけられた対象は一定の速度を失ってしまいます。
ということは、形態変化で自分の身体に鎧をまとわせることもできるのかもしれません。それによって相手が攻撃を繰り出す前に鎧に触れさせることで動きを遅くし、回避するといった使い方もできると考えられます。
相手の動きを制限
ノロノロの実は全ての行動を致命的な速度にしてしまうため、相手の行動に制限をかけるというのが能力の基本です。ただ、ノロノロの実の能力者であるフォクシー自身はそれほど攻撃力を有しておらず、ギャグテイストで描かれた戦闘が繰り広げられていたため、凶悪な使い方は見られませんでした。
やはり「30秒の間相手を無抵抗にする」と解釈できる能力であるため、無抵抗な状態の相手に制限時間こそあれ30秒もの間一方的に攻撃し続けるというのはかなり強力といえるでしょう。さらにノロノロの実の効果対象が能力者であれば、30秒の間に手錠をはめたり、毒が使えれば服毒させたり塗ることもできます。いくつもの一撃必殺技が編み出せそうです。
ノロノロの実は最強の能力?
能力者狩りの餌食になる?
今後、『ワンピース』でノロノロの実の能力者であるフォクシーの再登場の可能性は期待が薄く、さらに覚醒に関してはより一層期待できないと考えられます。ただ、最強の能力と言ってもいい「ノロノロの実」単体であれば再登場の期待はかなり高いと言えるのではないでしょうか?
黒ひげ海賊団は「能力者狩り」をしていることが判明しており、ドロレーザ編におけるバージェスはジンベエの元に能力者狩りの情報が届いていない段階でまだ悪魔の実を食べていないということが分かっています。既に能力者狩りは始まっているにも関わらず悪魔の実を食べていないということは、最強の能力を有する悪魔の実を選定していると考えられるでしょう。
このような事実から黒ひげ海賊団とのバトルシーンの際は、過去に登場した能力者が有していた悪魔の実の能力が再登場する可能性は大いにあります。そこでフォクシーが能力者狩りの餌食になるとしたら、ノロノロの実が再登場するかもしれません。ノロノロの実はメラメラの実の能力に匹敵するほどの最強の能力と考えられるため、能力者狩り絡みでノロノロの実単体で再登場するという考えは1つの候補にしておくのも丁度良いといえます。
ノロノロの実の覚醒はどうなる?
ノロノロの実は人智を超えた能力が身に付く種・パラミシア(超人)系です。そのためノロノロの実の覚醒効果が期待できるわけですが、この実の場合は性質上、覚醒するか予想しにくいといえます。
本来であれば環境に影響を与えるというのが王道ですが、ノロノロの実の能力は確認できている段階でビームが主体となっていました。もし覚醒したならば「一定範囲内の対象(能力者)などあらゆるものを任意の時間遅くする」ということができるかもしれません。ただ、その効果はあまりの強さを誇るため、現実的ではないといえます。
のろい=硬い?
ノロノロの実の効果である動きが遅くなるというのはどういうことなのでしょうか?おそらく、動きが遅くなるというのは硬くなることと同等だと考えられます。たとえば、水が凍ると氷になり硬くなるのですが、動きのある水とは対照的に氷は物質の動きが止まっている(固まっている)ということから動きがのろいということになります。つまり、水よりも氷りの方が遅く、それに伴い水よりも硬いということになるわけです。
のろくなった敵には攻撃しない方が良い?
上述の「のろい=硬い」という要素を踏まえると、のろくなった敵には攻撃しない方が良いのか?という疑問が生じます。なぜなら、動きが遅くなった対象は硬い(防御力が高い)からです。そのため、能力によって動きをのろくした相手を攻撃すると逆に自分自身の体にダメージを加えてしまう可能性があります。そもそもノロノロの実の能力によって防御力が大幅に向上した相手攻撃を食らわせるというのはあまり意味がありません。
相手をのろくしたことで致命的なダメージを与えるチャンスを得ているものの、結局のところ攻撃しようとしてもあまりダメージを与えれないというのは戦闘において使いづらい能力といえるため、最強の強さを誇るとは言い難くなってしまいます。ただ、相手をのろくした上で逃げることはできるため、負けが無いという実績においては最強の強さを持つと言えます。
ノロノロの実に値段をつけた場合
ノロノロの実は対象の動きをのろくするため、戦い以外ではさまざまな検証や実験に役立てることができるでしょう。その場合は飛行機などその場に留まっているものに限りますが。なぜなら、動きが速いものはノロマ光子を上手く当てることができないからです。
もし当てれるほどの速さのものであればわざわざノロノロの実の能力を使ってまで実験をする必要がありません。以上の要素を考慮すると、ノロノロの実に値段を付けた場合は2500万ベリーと値踏みできるのではないでしょうか?
実生活で使った場合
ノロノロの実は他の悪魔の実の能力とは違い、実生活で役立ていることができると言えるのではないでしょうか?もし、実生活でノロノロの実を使うなら、遅刻の理由にしたり、電車に乗り遅れそうな時に使ったりすることができます。
ノロノロの実の技
技①九尾ラッシュ
ノロノロの実の技、1つ目はノロノロビームでのろくなっている相手にパンチラッシュを食らわせる「九尾ラッシュ」です。ノロノロビームの効果が効いているうちは、相手が反応するまでノロイためパンチを食らわせるたびに衝撃が蓄積され、ビームの効果がきれた途端、相手は一気に蓄積されたパンチを受けることとなります。
技②メガトン九尾ラッシュ
ノロノロの実の技、2つ目は九尾ラッシュの強化版である「メガトン九尾ラッシュ」です。九尾ラッシュが残像が残るほどの強さであり、相手を数十mまで吹き飛ばすためその強化版であるこの技はより一層の強さを発揮します。
技③フォクシー飛行狐(ファイター)
ノロノロの実の技、3つ目はノロノロビームによってのろくした砲弾に乗ることで、上空からメガトンパンチを食らわせる「フォクシー飛行狐(ファイター)」です。効果時間がきれると砲弾の速度で能力者もろとも相手に襲い掛かります。
作中では砲弾速度に加えてメガトンパンチを食らわせ、さらに吹き飛ばされた相手にフォクシー飛行狐本体も特攻として追い打ちをかけていました。また、左右に軌道をずらすことも可能。フォクシーが体重を移動させるとで調整しており、飛行狐から逃げようとする相手にも即座に対応することができます。
技④ノロノロビーム
ノロノロの実の技、4つ目は手を狐のような形に構えることでノロマ光子を放つ「ノロノロビーム」です。これまでにお伝えした通り、この技の基本となっているのがノロノロビームであり、レース競技での妨害やのろくした道具の上に飛び乗って移動するなど応用の幅が広い技となっています。能力効果がきれる時間とタイミングを計ることで、飛び道具として奇襲をかけることも可能にします。
技⑤ノロノロビームソード
ノロノロの実の技、5つ目はノロマ光子を剣の形状に斬撃を食らわせることで相手の動きをのろくする「ノロノロビームソード」です。距離がある程度伸びるため、たとえ相手が距離を取ろうとしても簡単には逃しません。
技⑥ノロノロフォクシー顔爆弾(フェイスボム)
ノロノロの実の技、6つ目はフォクシー海賊船内にある大砲からノロノロにした爆弾を放つ「ノロノロフォクシー顔爆弾(フェイスボム)」です。爆弾自体、思わずルフィが「恐ェな!」とツッコミを入れるほどの不気味な顔をしており、眉の無い白目の顔をしたフォクシー顔が特徴的。
そして、次々と繰り出される爆弾の中には本物のフォクシーも紛れており、相手の不意を突いて攻撃を繰り出します。さらに、経過時間によってノロノロの実の能力効果が切れたと同時に集中砲火で相手の追撃を見舞います。ただ、作中では爆弾の範囲が広すぎるためにフォクシー自身も爆弾の巻き添えを食うなど危険な技となっていました。
技⑦鏡(ミラー)ラケット ノロマボール鬼コーチ
ノロノロの実の技、7つ目はノロノロビームを鏡で反射することによって、ボールのようにあらゆる方向へと打ち出す「鏡(ミラー)ラケット ノロマボール鬼コーチ」です。これは先にお伝えしたノロノロの実の特徴を活かした技ですが、鏡に跳ね返ったノロノロビームによって相手の逃げ場がどんどん狭まっていきます。ただ、鏡を逆に利用されたり、鏡が破壊されると使えなくなるなどの弱点が存在しました。
ノロノロの実が登場するデービーバックファイトとは?
デービーバックファイトの概要
ノロノロの実の能力者であるフォクシーは基本戦闘力がそれほど高いと言えないものの、『ワンピース』内に存在する戒族同士の試合では最強の強さを誇ります。このゲームは古代の強欲な海賊とされるデービー・ジョーンズにちなんでおこなわれており、勝敗結果によって仲間と海賊旗を分捕れる仕組みとなっています。さまざまな種類の試合を数回おこなうことで勝敗を決めていました。
たとえば、第1試合で海賊団Aが勝ち、海賊団Bの構成員を強奪したとしても、第2試合で海賊団Bが勝てば強奪された構成員を取り戻すことができます。ただ、海賊旗に関しては例外で1度強奪されてしまえば2度と取り戻すことができません。
ルールやゲーム内容
続いてはこのゲームのルールと内容についてです。まずルールは試合に参加する海賊団船長が、各試合数に応じた数のコインを海に投げ入れ、その後銃を空に向けて発砲することで試合が開始されます。そしてこのゲームは船長命令に従わなければならないため、たとえ船員が知らないところで開始の儀式がおこなわれていたとしても、船員は強制参加となります。なお、試合には1人につき一回参加することができます。
また、ゲームへの出場者の変更は認められておらず、出場予定者が強奪されれば、その出場者の補填は不可です。ただ、次の試合に控えるゲームの参加者を強奪し、次の試合の不参加者とするのは問題ありません。この戦法は「ピーナッツ戦法」と呼ばれています。
ルール上は問題無いとされているものの、この戦法は海賊の間にある美学に反する行為として敬遠されています。なお1人につき一回の参加とはなっているのですが、観客は参加プレイヤーへの攻撃が認められており、ウソップ曰く「海賊のゲームでは相手の妨害は常識」とのこと。
ノロノロの実に関する感想や評価
最強の悪魔の実誰か語らん?
— 明治 (@meiji_CR) July 28, 2019
俺はもう決まってんだけど、やっぱりノロノロだよな pic.twitter.com/ICkrDK8KiM
こちらの感想では、最強の悪魔の実としてノロノロの実があげられています。他にも多くの感想でノロノロの実が最強と言われているため、やはり使い方次第でかなりの強さを誇る能力であることがうかがえます。
ノロノロの実とボムボムの実って食ったやつが違ったら絶対最強クラスの能力だったよな https://t.co/874RmXVfia : ネタめし.com pic.twitter.com/3EmzyV5VhO
— ネタめし.com (@netamesi2ch) October 20, 2018
こちらの感想では、ノロノロの実を食べた能力者が違っていれば最強クラスの能力だったと言われています。フォクシーはデービーバックファイトにおいては最強のプレイヤーでしたが、戦闘面では大したことはありませんでした。やはりノロノロの実単体では最強説が多くあがっているため、もし能力者狩りの対象になるとしたらとんでもないことになりそうです。
「ノロマ光子」って何もノロノロの実の能力の要素として特別にあるってわけじゃなくて、自然界にも存在してるってことですかね?? pic.twitter.com/vZYOFUc9oS
— ONE PIECEが大好きな神木【🔬スーパーカミキカンデ🦛】 (@onepiece_kun) July 3, 2017
こちらの感想ではノロマ光子が疑問視されているようです。ノロマ光子が自然界にも存在しているということなのか?という疑問となっているのですが、ノロマ光子についてはフォクシー曰く「この世に存在するまだまだ未知の粒子」とのことです。
このセリフは自然界に存在すると捉えることができるのではないでしょうか?もし自然界に存在しているのであれば、幾多もの人がノロマ光子を使うことになるので、そうなればとんでもない世の中になりそうです。
ノロノロの実の強さや能力まとめ
『ワンピース』に登場するノロノロの実の強さについて、最強説の検証と能力者であるフォクシーの技を一覧形式で交えつつ紹介してきましたが、いかがでしたか?ノロノロの実を駆使するフォクシー自身があまり戦闘向きではないため、最強の強さを持つと言えるノロノロの実の能力が上手く戦闘に発揮できていませんでした。
ただ、デービーバックファイトにおいてはノロノロの実の能力を大いに発揮しており、連戦連勝を誇るほどの強さを誇ります。そのような特徴から、当記事では実生活における使い方まで紹介していますが、他にもまだまだ使い道があるはずです。ぜひこれを機に最強説の検証や実生活での役立て方など考察してみてはいかがでしょうか?