ククククの実（悪魔の実）の能力は最強？シュトロイゼン黒幕説も考察【ワンピース】

「ワンピース」は「週刊少年ジャンプ」で連載中の人気漫画です。作者は尾田栄一郎で、1997年から連載が始まりました。海を舞台に海賊王を目指す主人公・ルフィが、仲間との友情や絆を築きながら、様々な海賊たちとバトルを繰り広げる作品です。登場人物も実に様々なキャラクターが活躍し、長年読者に愛されている漫画です。テレビアニメの放送開始は1999年です。ここでは「ワンピース」に登場するシュトロイゼンを紹介します。

シュトロイゼンは元海賊で、今はビッグマム海賊団で総料理長をしています。ビッグマム海賊団の最初のメンバーです。シュトロイゼンはククククの実の能力者です。ビッグマムはシュトロイゼンに厚い信頼を寄せています。ここではシュトロイゼンが持つ「ククククの実」の能力を紹介し、シュトロイゼンとビッグマムの関係も紹介するとともに、シュトロイゼンが黒幕という説についても迫っていきます。
 

「ワンピース」に登場するシュトロイゼンは、ビッグマム海賊団で総料理長をしています。誕生日は4月27日で、年齢はだいたい90歳ぐらいです。若い頃から海賊というよりも料理人としての活動がメインでした。シュトロイゼンは、ビッグマムが孤児院「羊の家」にいた幼い頃に興味を抱き、自身が親の代わりとしてビッグマムを育てることにしました。やがてシュトロイゼンはビッグマムと共に、ビッグマム海賊団を結成しました。

ビッグマムと共に海賊団を作ったシュトロイゼンは、別名「美食騎士」と言われています。それは若い頃、まだ海賊として活動していたころは、サーベルを武器にしていたということで、ビッグマム海賊団の傘下となり、ビッグマムの娘と結婚したカポネ・ベッジの話から、剣の腕は相当ではないかと言われています。剣をとって戦うことから「騎士」と言われています。

「シュトロイゼン」という名前の由来は、シュトロイゼルというドイツ語で、意味は「散らす、広げる」です。シュトロイゼルは、小麦粉にバターと砂糖を入れて混ぜたもので、ケーキやパンなどの上に乗せて一緒に焼いてできたトッピングのことです。

ビッグマム海賊団の総料理長シュトロイゼンが初めて「ワンピース」に登場したとき歌をうたいました。そのような登場だったので、まさかシュトロイゼンが「ワンピース」の中で、重要なキャラクターになるとは思わなかったと言われています。それでは、シュトロイゼンが登場したときの歌を紹介します。

上記の歌は、ビッグマム海賊団の船長であるビッグマムを幼い頃から知っているシュトロイゼンが、ビッグマムの人生を歌ったのではないか？と言われています。ビッグマムが海賊団を率いるまでになるには、辛いことが多々ありました。そのビッグマムとシュトロイゼンとの出会いについては、後から紹介します。

ビッグマム海賊団の総料理長でありシュトロイゼンは、ビッグマムの娘のシャーロット・プリンとジェルマ王国の息子サンジの結婚式に、大きなウェディングケーキを作りました。そのお祝いのお茶会でも歌をうたっています。その歌を紹介します。

アニメ「ワンピース」でシュトロイゼンの声優は、壌晴彦（じょうはるひこ）さんです。壌さんは、1948年生まれです。舞台を中心に活動している俳優です。NHKの大河ドラマや朝ドラでは演技指導に入ったり、舞台演出もします。シュトロイゼンの声以外にも「游☆戯☆王ZEXAL」のドン・サウザンドや「名探偵コナン 世紀末の魔術師」のセルゲイ・オフチンニコフなど声優としも活動しています。

「ワンピース」に登場するシュトロイゼンは、ビッグマム海賊団の総料理長で、悪魔の実「ククククの実」の能力者です。ビッグマムは食べたいと思った物が食べられないと「食いわずらい」を起こします。この「食いわずらい」を起こすと、ビッグマムは大錯乱状態となるので、悪魔の実「ククククの実」の能力は、まさにビッグマムにとって最高の能力と言えます。ここでは、その悪魔の実「ククククの実」の能力を詳しく見ていきます。

悪魔の実「ククククの実」には、何でも食べ物に変えられるという能力があります。たとえばシュトロイゼンは、丸太を輪切りにしてハムにしたり、大きい物では、ビッグマム海賊団の本拠地・ホールケーキアイランドのホールケーキ城をホールケーキに変えることもできました。また、肉をスポンジケーキやクリームに変えることもできます。

「ワンピース」のアニメ版では、漫画版で描かれた他に、岩や土なども食べ物に変えています。シュトロイゼンは、この「ククククの実」の能力について「食うには困らせない」と言っています。何でも食べ物に変えられるので食事代の節約になります。また、食べ物を売ることもでき、収入を得ることもできます。

悪魔の実「ククククの実」の能力は、何でも食材に変えられますが、そこには制約があるのではないかと言われています。「ワンピース」の漫画の中でシュトロイゼンが変えた食材は、丸太をハムにした事と、ホールケーキ城をホールケーキにした事の2件です。この事から、元の形が、変えたい食材の形と似ていなければいけないという制約が考えられます。

つまり四角い物を丸い形にはできないということで、やはり似ている形の物にしか変えることはできないことになります。しかしシュトロイゼンが、丸太をハムにと望んだからハムになったとも考えられ、どんな形状の物でもシュトロイゼンの思った食材に変える事ができる、という考え方もあり、はっきりとしたことはわかりません。あくまでも推測となります。
 

悪魔の実「ククククの実」の、何でも食材に変えられる能力について見てきました。食材に変えるときの制約を考えてみましたが、それでは大きさについてはどうなのでしょうか？シュトロイゼンは、ビッグマム海賊団の本拠地で、街と同じほどの大きさのホールケーキ城を、同じくらいの大きさのホールケーキに変える事ができました。このことから、大きさに関しては、限界はないと考えられます。

悪魔の実「ククククの実」の能力によって変えられた食材の味は、ビッグマムは「腹にはたまるが、美味くはない」と言っています。能力によって変化しただけの食べ物の味に関しては、美味しくないということです。しかしおいしい物が大好きなビッグマムの信頼厚い料理人ということで、シュトロイゼンの手による料理は美味しいです。

悪魔の実「ククククの実」の能力を発動する条件について見ていくと、シュトロイゼンは、食べ物に変えたい素材をナイフで切ります。シュトロイゼンは、いつも同じナイフで切っています。このナイフに関しては次のような話があります。ビッグマムの娘のアナナが、シュトロイゼンがナイフを貸してくれないと母であるビッグマムに文句を言いました。

普通小さい子どもには危ないので、ナイフを貸さないのは当たり前かもしれません。しかし「ククククの実」能力を考えたとき、もしかしたら「ククククの実」の能力を発動するときこのナイフが必要だから、アナナにナイフを貸さなかったのではないか？という説があります。シュトロイゼンがいつも同じナイフを使用して、食材に変えているのだとすれば「ククククの実」の発動条件にはこのナイフが必要だということになります。

「ワンピース」のキャラクター、シュトロイゼンが持つ悪魔の実「ククククの実」の能力について見てきました。ここからは「ククククの実」の最強説に迫ります。それは、シュトロイゼンとビッグマムの過去に起こった出来事から見ていきます。シュトロイゼンとビッグマムの出会いは、ビッグマムがまだ5歳という幼い頃のことでした。ビッグマムは、名前を「シャーロット・リンリン」と言います。

63年前、シャーロット・リンリン（ビッグマム）は5歳のとき、恐ろしい事件を起こし、両親に見放され、国も追われてしまいました。リンリンは、巨人族がいるエルバフ国にある「羊の家」で暮らすことになりました。そこはマザー・カルメルが創設した孤児院で、リンリンはそこでマザー・カルメルを慕い、同じ孤児の子どもたちと楽しく暮らし始めました。

リンリンは、クマを倒すほどの力を持っています。あまりにも力が強すぎ、誰も手に負えないリンリンを、マザー・カルメルは根気よく見守ります。エルバフでは毎年冬至のときに12日間断食する祭があります。断食ですっかりお腹が空き過ぎたリンリンは、食べたいと思った物を食べられないと起こす「食いわずらい」となりました。この「食いわずらい」を起こすとリンリンは錯乱状態となり、誰も手がつけられないほど暴れます。

マザー・カルメルは急いでリンリンのところへ駆けつけますが、街は火事になり、巨人族の国エルバフは壊滅状態となりました。羊の家の子どもたちが心配で見に来た巨人族のヨルルは、リンリンに怒り、剣で向かっていきました。しかし反対にヨルルはリンリンによって殺されてしまいました。それをエルバフの戦士が見ていました。戦士はリンリンが恐ろしく、逃げていきました。

そして、もう一人、見ていた人物がいます。それはシュトロイゼンです。シュトロイゼンは、巨人族の国であるエルバフを破壊したリンリンに強い関心を持ちました。このままリンリンを放っておいたら死んでしまかもしれないと考えました。そしてリンリンの凄まじい力を見込んで海賊として育てようと決意し、リンリンの後を追っていきました。

エルバフに居られなくなったリンリンは、マザー・カルメルと、羊の家の子どもたちも一緒にエルバフを出ていきました。新しい土地でマザー・カルメルと羊の家の子どもたちと暮らし始めたリンリンです。リンリンの誕生日がやって来ました。食べ物を山のようにプレゼントされたリンリンは、大喜びで食べ始めました。

リンリンが食べていると子どもの泣き声が聞こえてきました。それでもリンリンは無心に食べ続けています。そしてすべて食べつくした後、マザー・カルメルと子どもたちはいなくなっていました。シュトロイゼンが持つ悪魔の実「ククククの実」によって、子どもたちは食べ物に変えられてしまったという説もあるのです。リンリンは、それを食べてしまったのではないでしょうか。「ククククの実」は人間も食材に変えられるという最強の実なのです。

リンリンの誕生日、姿を消したのは子どもたちだけではありませんでした。マザー・カルメルも消えてしまいました。シュトロイゼンの「ククククの実」によってマザー・カルメルも食べ物に変えられて、リンリンに食べられてしまったのです。リンリンを海賊に育てたいシュトロイゼンは、邪魔なマザー・カルメルを排除したのでした。断食による「食いわずらい」で追い詰められたリンリンは、何も知らずに食べてしまったのでした。

読者の中では、マザー・カルメルは本当に食べられて死んだのかという疑問もありますが、ビッグマム（リンリン）は、悪魔の実「ソルソルの実」の能力者です。この「ソルソルの実」は、マザー・カルメルが最初の能力者でした。これはマザー・カルメルが食材に変えられ、亡くなったことを示しているのではないでしょうか。シュトロイゼンが持つ「ククククの実」は、物だけでなく人間も食材に変えることができる最強の悪魔の実と言えます。

「ワンピース」に登場した当初、シュトロイゼンは重要なキャラクターだと思われていませんでしたが、実はシュトロイゼンには黒幕説があり、それは、ビッグマム（リンリン）を海賊に導いたのはシュトロイゼンだという説です。彼は、マザー・カルメルを失いショックを受けたビッグマム（リンリン）を連れ出し、育てあげました。そして二人はともに、ビッグマム海賊団を作りました。それではシュトロイゼン黒幕説に迫っていきます。

ビッグマム（リンリン）がエルバフで見せた凄まじい力を見たシュトロイゼンは、このままこの力を埋もれさせるのはもったいないと思いました。シュトロイゼンは、ビッグマムを放っておけば死んでしまうと思い、まだ幼い彼女を連れていきました。そしてシュトロイゼンとビッグマムは海賊団を作りました。ビッグマムはシュトロイゼンを慕い、厚い信頼を寄せています。

もしビッグマムがシュトロイゼンと出会っていなれば、海賊になっていなかったかもしれません。シュトロイゼンは、悪魔の実「ククククの実」でマザー・カルメルを食べ物に変え、何も知らないビッグマムに食べさせ、邪魔なマザー・カルメルを排除したのでした。ビッグマムの力を利用し、海賊団を作ったシュトロイゼンは、ビッグマムの一番目の夫という説もあり、ペロスペローは二人の子どもではないかとも言われています。

シュトロイゼンは、マザー・カルメルという精神的な支柱を失ったビッグマムに、海賊への道を歩ませ、ビッグマム海賊団を作りました。当時まだ若かったビッグマムにとってマザー・カルメルの次に頼れるのは、シュトロイゼンだったのです。そのため海賊団を実質支配しているのは、シュトロイゼンと言えます。表面的にはビッグマムが船長として海賊団を率いていますが、シュトロイゼンが裏で仕切っていると言えます。

ここではビッグマム海賊団の総料理長であり、悪魔の実「ククククの実」の能力者であるシュトロイゼンの、ビッグマム編での活躍を見ていきます。ビッグマムに厚い信頼を寄せられているシュトロイゼンが、ビッグマム編で起こった戦闘で、悪魔の実「ククククの実」の能力を使って活躍します。

シュトロイゼンは、ビッグマムの娘・シャーロット・プリンと、サンジの結婚式のため、ウェディングケーキを作りました。サンジはジェルマ王・ヴィンスモーク家の息子です。勢力を伸ばすために常に血縁を結び、傘下を増やしてきたビッグマムは、ヴィンスモーク家の科学力を取り込むことで戦力アップを狙っています。また、サンジの家は北の海へ勢力を伸ばすためビッグマムと手を組むことを望んでいます。

ビッグマムとヴィンスモーク家の利害は一致するということで、プリンとサンジは政略結婚させられるのです。サンジはルフィ率いる「麦わらの一味」です。サンジは自分がプリンと結婚することによって、実質ルフィがビッグマムの傘下になるので、結婚する気はありません。サンジを救うためルフィが乗り込んできました。ビッグマム海賊団と、ルフィの「麦わらの一味」の戦闘が始まりました。

戦闘の混乱の中で、シュトロイゼンが作ったウェディングケーキが破壊されました。ビッグマムは、大好きなケーキを破壊されたショックや、マザー・カルメルの写真をルフィに壊されたことで、手がつけられないほどの錯乱状態に陥りました。異常な錯乱状態に陥ったビッグマムを救うため、シュトロイゼンは必死に彼女に呼びかけます。

シュトロイゼンは破壊された建物などをお菓子に変え、それを食べたビッグマムは、少し落ち着きを取り戻しました。しかし、ウェディングケーキが食べられなかったことで「食いわずらい」を起こし、再び錯乱状態になりました。そのためシュトロイゼンは、戦闘によって破壊されたホールケーキ城を、ホールケーキに変えました。しかしルフィを取り逃がしてしまい、ビッグマム海賊団は敗北しました。

こちらの方は、シュトロイゼンの持つ悪魔の実「ククククの実」の能力は、現実の世界でも便利だという感想です。ビッグマムは、味は良くないと言っていますが「ククククの実」の能力で、食べる心配をしなくてすむことは、良いことだということです。

ビッグマム海賊団の黒幕というシュトロイゼンが持っている悪魔の実「ククククの実」は、どんな物でも食べ物に変えられます。この能力は、シュトロイゼンが「食うには困らせない」と言っているように、食べる物がなくて困ることがないということは、何より強いという感想です。

ビッグマムは、シュトロイゼンが「ククククの実」の能力によって変えた食べ物を不味いと言っています。しかし、子どもの頃は美味しいと言って食べていたのです。こちらの方は、大人になったビッグマムは、味覚が変わったのか？または、舌が肥えたのか？と疑問を持たれています。

シュトロイゼンは、歌をうたって登場してきましたが、ウェディングケーキを作った時も歌いました。こちらの方は、アニメ版でその歌を聞いた感想を書かれています。シュトロイゼンの歌が演出とともに最高だったということです。シュトロイゼンがビッグマムのことを歌ったのではないか？と言われています。

いかがでしたか？「ワンピース」に登場するシュトロイゼンは、ビッグマム海賊団の総料理長で、悪魔の実「ククククの実」の能力者でした。何でも食材に変えられるという「ククククの実」の能力について紹介し、その能力によるシュトロイゼンの活躍も見てきました。また、ビッグマム海賊団を裏で仕切っていると言われているシュトロイゼンの黒幕説についても迫ってみました。

悪魔の実「ククククの実」の能力者のシュトロイゼンは、ビッグマムを大海賊に育てあげました。最初は重要なキャラクターとは思わなかったと言われたシュトロイゼンでしたが、ビッグマムを四皇の一人と言われる強大な海賊に育てあげた彼は、ビッグマムにとって大事な存在だということが分かりました。このように「ワンピース」を調べると、実に様々なキャラクターが活躍する漫画で、読者に長く愛されています。