【アイシールド21】本物のアイシールド21は一体誰?正体は帝国学園の大和猛?

タイトルにもなっている程に定着しているアイシールド21。最初はセナの正体を隠す為のコードネームでしたが、やがてセナの代名詞的な扱いを受けるようになります。しかし秋大会が進むにつれて本物のアイシールド21の存在やその正体について作中でもネタバレされていく事になります。今回は本物のアイシールド21の正体についてその候補と言われたた赤羽や最終的な正体大和についても紹介します。

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目次

  1. アイシールド21とは?
  2. 本物のアイシールド21は一体誰?
  3. 本物のアイシールド21の正体は大和猛?
  4. 本物のアイシールド21・大和猛の能力や強さ
  5. 本物のアイシールド21・大和猛とセナの戦い
  6. 本物のアイシールド21に関する感想や評価
  7. 本物のアイシールド21まとめ

アイシールド21とは?

アイシールド21の概要

アイシールド21は週刊少年ジャンプにて連載されたアメフトを題材としたスポーツ漫画です。元々は原作者の稲垣理一郎先生が第7回ストーリーキングを受賞した事をきっかけに生まれた作品で、村田雄介先生が作画を担当する事で読み切りから掲載。2002年から2009年までの連載7年間1度も休載する事なく連載し、個性的なキャラクターとアメフトのルールを知らなくても楽しめる細かな解説もあって高い人気を獲得しました。

2005年から2008年にはアニメ化も行われ長期間に渡って放映されました。作者両名から好きにやっていいと言われていた事から様々なオリジナル要素を織り交ぜながらもスポーツを題材にしているからこその躍動感、それぞれのキャラクターの技の演出などからこちらも独自のファンを獲得するなどの人気を獲得しています。

アイシールド21のあらすじ

私立泥門高校に進学した小早川瀬那は気弱な性格から断りきれずに泥門高校アメフト部「泥門デビルバッツ」の主務をする事になります。その日の帰り道、不良に絡まれ、持ち前の瞬発力で逃げるのを目撃したデビルバッツの主将ヒル魔に半ば強制的に選手にされてしまいました。正体を隠したいヒル魔の思惑もあって彼に与えられたコードネームにして選手登録名がアイシールド21です。

アイシールド21として助っ人まみれの泥門デビルバッツで東京の強豪校である王城ホワイトナイツと試合をする事になったセナ。助っ人ばかりのチームでまともな試合ができるはずもなく一方的な試合展開の中で徐々にアメフトの魅力に目覚めていき、中でも王城の進との対戦で再び戦いたいと考えるようになります。この試合をきっかけにそれまでやらされているだけだったアメフトに自らの意志で前向きに取り組むようになります。

アイシールド21の意味

アイシールド21は作中ではアメリカにあるアメフト強豪校「ノートルダム大付属中」の最強のランナーがつけるエースナンバーであるという説明がされています。100年もの伝統を誇る同校で最強のランニングバックである事を自他共認められて初めて名乗る事ができる名前なのです。ただ小早川瀬那はその意味もしっかりとは理解しないままこのコードネームで出場を続ける事になります。

これにはヒル魔の策略も含まれており、泥門の他の運動部からのスカウトや引き抜き対策の他、他校のアメフトを知り、その意味を理解できる者がビビってくれたら良いという思いが込められています。またヒル魔はセナの足を見た上でこのコードネームを与えているので、或いは将来的に本当にアイシールド21のようになってほしいという願いが込められていた可能性もあります。

余談ですが現実世界のアメフトでも背番号21はランニングバックのエースナンバーである事を意味しています。アメフトでは選手の入れ替えが激しい為、審判から見ても分かりやすいようにポジションごとに背番号の幅がある程度決められており、ランニングバックに割り当てられた番号の1つが21なのです。アイシールド21はこのルールを忠実に再現した上でさらに分かりやすい意味をもたせた形だと言えます。

本物のアイシールド21は一体誰?

正体ネタバレ考察①筧の証言

本物のアイシールド21について作中で初めて言及したのが巨深ポセイドンの筧駿です。彼は中学時代にアメリカにアメフト留学をしていた過去を持っており、当時ノートルダム大付属中に所属していたアイシールド21と実際に対戦した事があったのです。しかしネタバレすると筧も1度だけ対戦をした事があるというだけで再戦の約束こそしていましたがその約束が果たされる事なくその正体は掴んでいませんでした。

加えてネタバレすると筧も本物のアイシールド21の消息を知っているわけではありません。かろうじて日本に帰ってきているらしいという曖昧な情報しか持っていなかったのです。しかし筧は本物のアイシールド21は日本人でありながら背が高く恵まれた体格を持っていたというのです。泥門では3チビに数えられるセナの体格は似ても似つかないもので本物のアイシールド21を侮辱しているとして憤りを覚えていました。

しかしあくまでもアイシールド21を名乗っている事に憤りを覚えているだけでセナ個人への印象はまた別に持っています。加えて実際に泥門デビルバッツvs巨深ポセイドン戦では1度目の対戦こそ筧がセナを止めてみせますが、2本目で完璧に抜ききって見せます。これにより、本物のアイシールド21ではないものの、その実力を認める事になるのでした。

正体ネタバレ考察②正体は赤羽?

筧から本物のアイシールド21について言及された事、どうやら日本に帰ってきているらしいという事を聞かされたセナは本物のアイシールド21の正体を気にするようになります。そんなセナが偶然出会う事になるのが盤戸スパイダーズの赤羽隼人でした。日本人にしては優れた体格を持っている事、アイシールドを使用している事など筧の話した本物のアイシールド21の特徴と赤羽の合致していた為です。

加えてその実力をネタバレすると1年前の東京大会で優勝した王城の進や当時在籍していた王城黄金世代を抑えて1年生にしてMVPに選ばれる程に高いバランスの取れたオールラウンダーである事も本物のアイシールド21ぽさをもっていました。所属するチームの盤戸スパイダーズでは背番号21もつけており、増々赤羽こそが本物のアイシールド21の正体なのではないかと考えるようになります。

しかしネタバレすると赤羽は最強へのこだわりと覚悟の証としてアイシールド21を名乗り、アイシールドを装着しているだけで本物のアイシールド21とは接点を持っていませんでした。赤羽は本物ではありませんでしたが最強への覚悟という考えがネタバレされた事は裏を返せばアイシールド21がノートルダム大付属中の最強ランナーの証である事が漫画アイシールド21の世界では広く知られている事を示しました。

ちなみに赤羽自身は本物のアイシールド21の正体にはさして興味を示しておらず、同じくアイシールド21を名乗るセナに関しても本物ではあるかどうかを問題視していません。ただアイシールド21という称号が持つ意味合いを理解している事から自身と同じく覚悟を持ってその称号を名乗っていると感じ取り、その覚悟をセナに問いかけたりはしているシーンがあったりします。

余談ですがアイシールド21はランナー=ランニングバックの称号であり、赤羽は背番号こそ21をつけておりアイシールドも使用していますがポジションはタイトエンドであるという点、40ヤード走も40秒6と最強のランナーと呼ばれる程には早くないという点などもあり、後出しされた情報も含みますがそのネタバレ情報は赤羽が本物のアイシールド21ではない事を示していました。

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本物のアイシールド21の正体は大和猛?

本物のアイシールド21は大和猛だった

ネタバレすると本物のアイシールド21である大和猛は関西の帝黒アレキサンダーズに所属する選手です。チームではランニングバックとフリーセイフティを兼任し、身長は192cmの体重は85kgと筧にネタバレされていた通り恵まれた体格を持ち、身体能力も40ヤード4.3秒、ベンチプレス135kgという数字を残しています。この数字は40ヤード走では作中TOP5入り、ベンチプレスでもTOP10入りする程の数字です。

またセナがアイシールド21を名乗る事を本物への侮辱として憤っていた筧とは異なり、セナがアイシールド21を名乗る事に関しては怒るでもなく、実力主義者かつ勝負好きという性格もあってセナの事を「東のアイシールド21」と呼んで実際の試合で対戦できるのを楽しみにしている様子を見せていました。大和自身は最強である事こそ目指していますがアイシールド21という称号にはこだわりを見せていません。

本物のアイシールド21の正体の認知度が低かった理由

大和猛が本物のアイシールド21だとネタバレされていなかったのにはいくつかの要因があります。その最も大きな要因となったのが彼がアメリカで受けた仕打ちです。筧と対戦した後、大和は偶然グラウンドに乱入してきたパンサーに走り負けてしまいます。その事が当時、ノートルダム大付属中で絶対的な権力を持っていたMr.ドンの逆鱗に触れてしまい、学籍を抹消される事になってしまったのです。

日本に帰国した大和は帝黒アレキサンダーズに編入し1日で1軍に上り詰めるなどその実力を遺憾なく発揮しますが大和自身は決して満足する事はありませんでした。パンサーに負けたケジメとして日本でも背番号21をつける事なく、代わりに22番を付けてプレイしていました。もちろん自らが本物のアイシールド21と名乗る事もしなかったので作中でもネタバレされる事なく知られていませんでした。

ただ同じチームの花凛が21をつけた大和のイラストを描いているシーンがあるなど背番号21に関しては少なくともチーム内では知られているような描写もありました。大和はクリスマスボウルにてセナとの対決において久しぶりに背番号21をつけて勝負に挑みます。しかし最終的に敗れてしまい続く日本代表ではセナにアイシールド21を譲り、自身は20番を付けてプレイしていました。

読者に本物と認知してもらえなかった理由

作中では上記の理由から大和が本物のアイシールド21と認識されていなかったわけですが、漫画アイシールド21の読者からするとネタバレした上記の理由以外に別の理由も加わって大和の正体がアイシールド21である事が認知されない結果を生んでいます。

アイシールド21でセナのライバルと言えばその筆頭に上がるのが王城の進です。セナにとって初めて対戦した相手であり、デビルバッツとしてもホワイトナイツはライバルポジションのチームでした。加えて神龍寺ナーガなど作中序盤からその強さが強調されたチームもあったのに対し、帝黒アレキサンダーズはどうしてもポッとでの印象が強くなってしまったのです。

単純な数字だけみても、体格こそ勝っていますが40ヤード走、ベンチプレス共に進の方が上であり、1つの強さの基準として扱われてきた数字においても既に登場していたライバルに勝る部分を見せる事が出来ませんでした。この事は大和自身もある種理解しており、自身の事を「ハイレベルな次元での器用貧乏」だとも評しています。

さらに追い打ちをかけたのが、アニメアイシールド21です。アニメアイシールド21は関東大会準決勝の王城戦までで最終回を迎えており、大和本人が登場しておらず、加えて当初から王城戦が最終回になる予定だったのか、上記で紹介した筧が話す本物のアイシールド21の話や赤羽を本物のアイシールド21と勘違いするシーンなど、その正体に繋がるエピソードはほぼほぼカット、或いは改変されているのです。

断片的にアイシールド21の正体に繋がるような演出は取り入れられており、その代表的なシーンが赤羽が自身のアイシールドをセナに渡すシーンがあったりします。これによってアニメでアイシールド21を視聴した人には赤羽が本物のアイシールド21っぽい?という不明瞭な状態で最終回を迎える事になってしまいました。

大和はアニメでは名前も登場していないので当然CVも決まっておらず、その存在の一切が明かされないまま最終回を迎えてしまったのです。結果として原作ファンにもアニメファンにも大和の印象が薄くなる結果になってしまったのです。

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本物のアイシールド21・大和猛の能力や強さ

能力や強さ①ボディバランス

大和猛の印象をさらに悪くしてしまったのがその能力にもあります。日本人としては並外れた体型を持ち、鍛えられた体幹によって圧倒的なボディバランスの良さが大和猛のウリでそのボディバランスで繰り出される「帝王の突進(シーザーズチャージ)」は泥門のライン全員が束になってようやく止める事ができる程の突破力を持っています。

決して倒れる事がない大和はアメフトのルール的には紛れもない最強選手です。ただ、如何せん大和が登場するまでに様々な派手な技を見てきた読者にとっては最強の技が倒れないだけというのはあまりにも地味に見えてしまいました。これもまた大和に本物のアイシールド21の印象がない理由の1つになっています。

能力や強さ②怪力

どうしても目立ちにくいですが、大和はそのパワーも並の選手では止める事が出来ないほどのパワーを持っています。そのボディバランスで相手の選手のタックルに倒れずに耐えた後、そのまま引きずって進む姿はオフェンスはもちろんディフェンスでもその怪力を遺憾なく発揮してくるので、目立ちにくいのはともかくとして対戦したくない選手であるのは間違いありません。

ただ大和自身も自身のボディバランスや怪力は後天的に努力で手に入れたものであると考えており、帝王の突進(シーザーズチャージ)もただの根性論でしかないと揶揄していたりします。基本的に爽やかスポーツマンな大和ですが無意識な傲慢さも持ち合わせているといえ、その象徴とも言えるのが帝王の突進(シーザーズチャージ)です。

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本物のアイシールド21・大和猛とセナの戦い

大和猛とセナの戦い①序盤の展開

デビルバッツとアレキサンダーズの試合ではセナと大和の勝負は試合の命運を握るキーの1つとしてピックアップされていました。しかしその対決は圧倒的に大和の勝利で終わります。試合の展開もネタバレするとセナ以外の選手も含めて個人戦では勝負が出来ず泥門は持ち前の攻撃力を持ってしても1点も取る事ができず一方的に点差をつけられていく事になります。

大和は「予告しよう、」と宣言をした上で実力でそれを実行する事がありますが、泥門デビルバッツとの試合冒頭には42(死に)対0で勝つという宣言を行っていました。その試合展開はまさに大和の宣言通りに進むかのような展開を見せていきます。

大和猛とセナの戦い②セナが大和を打ち破った?

その後の試合展開の中でセナと大和が直接対決する事はなかなかありませんでしたが、徐々に泥門が流れを掴んでいきます。アレキサンダーズの平良曰く、大和の宣言を覆される事も、後半になって猛追される事も初めてだと言います。そして残り時間僅かの所で実現したセナと大和の直接対決ではセナがこれまで以上の進化を発揮して大和を抜き去る事に成功。そのままタッチダウンを決めました。

試合のラストには60ヤードマグナムのコードネームを持つ武蔵が本当に60ヤードの距離のキックを決めた事で泥門が勝利します。セナvs大和の個人戦でもデビルバッツしても勝利した事でセナが名実共に本物のアイシールド21となるのです。

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本物のアイシールド21に関する感想や評価

ここからは既にアイシールド21を視聴した人の本物のアイシールド21に関しての感想を紹介していきます。アイシールド21は原作とアニメで変更点が多い事もあり、その割を食らう形となった物の1つが本物のアイシールド21エピソードであるという声も多いです。アニメだけを見た人は赤羽がアイシールド21の正体だと思っていたとする声も多いです。

特に赤羽の場合、アニメでは原作では使用していない「蜘蛛の毒(スパイダーポイズン)」という名前の技を使用したりとよりその強さが際立つ描き方をされていた事、試合後自身の青紫のアイシールドをセナに託している事などのエピソードが展開された事も赤羽がアイシールド21の正体であると錯覚される要因となっていました。

実際に本物のアイシールド21である大和に関して印象に残らない、帝王の突進(シーザーズチャージ)が地味だという声も多い一方で、アメフトにおいて倒れない事の重要性を考えると確かに強いとも言われています。ただ筧や赤羽を通して描かれてきた本物のアイシールド21という前評判もあってもっと派手な技を使って欲しかったという声も見られます。

試合としても神龍寺ナーガ戦や王城ホワイトナイツ戦の印象が強いという声が多く、帝国アレキサンダーズ戦にも本物のアイシールド21である大和とセナの対決、モン太と憧れの存在であった本庄の息子、鷹の登場などの要素だけでは弱かったという声が多くなっています。せめてもっと早い段階で片方だけでも登場していれば燃える展開になったとする声も多く残念な感じになってしまったという声が多くなっています。

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本物のアイシールド21まとめ

アイシールド21の中で主人公のセナが名乗る事になりタイトルにもなったアイシールド21。ノートルダム大付属中最強のランナーの証であるその称号は帝国アレキサンダーズの大和の物でした。作中筧や赤羽などチームでの対戦に織り交ぜて長く描かれる事になった本物の正体だけにその登場はアツい者があったという声もある一方で、どうしても阿含や進の印象が強すぎたという声も多くなっています。

原作にしか登場していないという事も大和の印象の薄さに拍車をかけていますが、ネタバレしたようにその実力は本物であり、高次元でスピードとパワーを両立した選手です。まだアイシールド21を視聴していないという人は本物のアイシールド21に関するエピソードにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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