【ブラッククローバー】ジャック・ザリッパーは翠緑の蟷螂団団長！強さや声優も紹介

『ブラッククローバー』のジャック・ザリッパーは「翠緑の蟷螂団」を率いる団長です。名前から世間を恐怖に陥れた「斬り裂きジャック」をモデルにしているのではないか？と思わせ、さらに破壊愛好家であるなど危険度満載の人物。ここからはそんなジャックのプロフィールをはじめ、『ブラッククローバー』の作品を紹介していきます。

『ブラッククローバー』は田畠裕基によるバトルアクション作品です。読み切りとして『週刊少年ジャンプ(集英社)』にて2014年から連載されましたが、その後『週刊少年ジャンプ』にて2015年12号から連載されています。魔法帝を目指すアスタとユノは、クローバー王国の治安を守る「魔法騎士団」へと所属し、さまざまな敵との戦いに身を投じつつ魔法帝の夢を切り開いていくストーリーとなっています。

ここからは『ブラッククローバー』のあらすじを紹介していきます。かつて、世界は魔神と呼ばれる存在によって滅ぼされようとしていました。その時に現れた1人の魔導士。彼は死闘の末、魔神を滅ぼしました。のちに、その魔導士は「魔法帝」と呼ばれ伝説となります。そして、クローバー王国では魔法帝が国を統べる者としてその地位を引き継いできました。

平和を謳歌する中、クローバー王国の端に住む少年・アスタとユノは魔法帝に憧れていました。そのために日々鍛錬を積む2人でしたが、ついに15歳で「魔導書(グリモワール)」を手にし、ようやく魔法帝への道を進むことに。そして2人は魔法騎士団へと入団。魔法帝を目指すための一歩が、ここから始まるのでした…。

『ブラッククローバー』に登場するジャック・ザリッパーは「翠緑の蟷螂団」を率いる団長として活躍しています。ファンからはクローバー王国の裏切り者なのではないか？と誤解されるほどの人相と素行の悪さが特徴的です。ジャック・ザリッパーは元々ヤミ団長と同じく平民出身。

そして黒の暴牛のヤミ団長とは年齢が同じであるためおそらく同期だと考えられますが、ヤミ団長とは相性が悪いのか、何かにつけて口喧嘩など張り合う様子が描かれていました。周りが見えなくなるほどの戦闘狂で、自分の魔法攻撃が通用しない敵に遭遇すると「カカカ」と笑うのですが、そんな嗜好があったからこそ団長という地位に上り詰めることができたのかもしれません。

「翡翠の蟷螂団」の団長を務めるジャック・ザリッパーですが、戦闘シーンがあまり見られないキャラクターでした。斬り裂く快感を得たいがために戦闘を繰り広げるようなのですが、一体どれほどの強さを誇るのでしょうか？ヤミ団長との喧嘩事情を考慮するとかなりの実力者と言えるでしょう。ここでは、ジャック・ザリッパーの魔法や強さに関するエピソードを紹介していきます。

ジャック・ザリッパーの魔法は「烈断魔法・デスサイズ」です。白夜の魔眼の三魔眼の1人であるヴェットとの戦いでこの魔法が披露されているのですが、ヴェットは破壊力の高さに驚いていました。蟷螂(カマキリ)団団長といったいかにもジャック・ザリッパーらしい魔法を使っているのですが、魔法属性が何なのかは分かっていません。

かまいたちのような風属性にあたる魔法なのでしょうか？ネットではカマキリに関連した魔法を使うのではないか、という意見があります。ただ『ブラッククローバー』の魔法属性を考慮すると可能性は低そうです。しかし、ジャック・ザリッパーの活躍はまだまだこれからだと考えられるため、今後魔法属性が判明していくと考えられます。

「万物を裂く」と豪語する破壊愛好家・ジャックですが、そんな彼にはかつて山を一つ削ったという武勇伝があります。ヤミと軽い喧嘩をした際に一太刀で削ったと語られていました。そんなエピソードから烈断魔法の強さはかなり高いと言えるでしょう。

ジャック・ザリッパーが使う魔法の特徴はエルフ化したランギルスとの戦いで明らかになっています。ランギルス戦では刃を敵の魔法と同じ性質に近づけることができており、それによって斬れなかった魔法(空間魔法)を切り裂いていました。実は、その感覚はランギルス戦で身につけたものです。ただ”裂きたい”という強い想いのためだけに得た感覚であったため、戦闘狂であり戦いの天才でもあることが分かるエピソードとなっていました。

ちなみに、ヤミはその時のジャック・ザリッパーを見て「天才変態縦長奇人」と呼んでいます。また、ランギルス戦の最後の一撃シーンでは、ランギルスの方がジャックよりも少しスピードが上回っていましたが、ジャックは「オレの刃は裂けば裂くほどはやくなる」と言っていたため、スピードも速くなることが分かっています。

ジャック・ザリッパーの強さはファナとの戦いでも分かります。影の王宮でノエルとファナが戦っていた際にジャックが参戦しているのですが、その時のファナは三魔眼の時とは違い無限回復を使い体の半分以上が消し飛んでも回復するというチート級の魔法を披露していました。そんなファナに対し、ジャックは斬り続けていたのですが、それでも復活を繰り返すファナ。

しかし、ジャックは戦いの中で回復魔法ごと斬れる刃へと変化させることができています。ただ、もう少しで戦況が覆されるところで邪魔が入ったためファナとの戦いは終わりを迎えました。もし、そのままファナ戦が続いていれば、ジャックは勝てたかもしれません。無限回復というチート級魔法ですらも斬り裂くほどなので、そうとうな強さを誇る魔法と言えるでしょう。

「天才変態縦長奇人」の名の通り戦闘センス抜群のジャンク・ザリッパーですが、彼の強さは評価しずらい位置にあります。剣を使うアスタと同じ戦い方を繰り広げるため、接近戦での強さがモノを言い、さらにアスタが使う反魔法とも似ています。おそらく、現在はアスタの劣化くらいの強さではないでしょうか？

ジャックもアスタと同じくアシストが必要なキャラですが、その弱点を補うアスタとは違って基本1人で戦いを繰り広げ、さらに周りが見えなくなるからです。また、格闘技を繰り出すメレオレオナも接近戦ですが、ジャックはメレオレオナよりも攻撃範囲が無いため、彼女を相手にすれば力の差が大きく出てくると言えます。もし、珊瑚の孔雀団長ドロシーや水銀魔法ノゼルなどと戦うとなれば、あまり勝てるビジョンが見えないキャラクターです。

ジャック・ザリッパーが好きなものは酒場でくだを巻くことと裂く快感。「万物を斬り裂く」と豪語するドSの破壊者であり、それは爬虫類っぽい顔に刻まれた刺青からもうかがえます。言葉遣いが荒いのも特徴的でした。そんなジャック・ザリッパーの声優を務めたのが浪川 大輔(なみかわ だいすけ)さんです。ここからは浪川さんのプロフィールと主な出演作品を紹介していきます。

• 名前：浪川 大輔(なみかわ だいすけ)
• 出生地：東京都
• 生年月日：1976年4月2日
• 職業：声優、俳優、ナレーター、歌手
• 所属事務所：ステイラック

ジャック・ザリッパーの声優を務めた浪川大輔さんは、小学2年生の頃に「劇団こまどり」に所属しており、その後すぐにアメリカのテレビドラマ『白バイ野郎パンチ&ボビー』の子供役で吹き替え声優のデビューを果たしています。そしてスティーブン・スピルバーグ監督から『E.T.』の主人公・エリオット役に指名されたことを機に仕事のオファーが増え、『グーニーズ』や『ネバーエンディング・ストーリー』などの人気作に出演しています。

しかし中学生の頃から声優の仕事をサボるようになったため、たまに来る仕事以外は声優としての仕事が無くたったようです。浪川さん自身、社会で勝負していくことに何かと悩みを抱いていたようですが、その時に映画『ロミオ+ジュリエット』でディカプリオの吹き替えを担当したことで、改めて声優を志しています。その後、声優として多く作品に出演し、2010年には第4回声優アワードで助演男優賞を受賞するなど大人気の声優となりました。

【テレビアニメ】

• 1997年～：ケロケロちゃいむ（アオイ 役）
• 1999年～：アークザラッド（エルク 役）
• 2001年～：神雕侠侶 コンドルヒーロー（楊過 役）
• 2003年～：住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー（桜咲鈴雄 役）
• 2004年～：BECK（コユキ / 田中幸雄 役）
• 2005年～：機動新撰組 萌えよ剣 TV（雪之丞〈九尾の狐 役）
• 2007年～：BLEACH（ウルキオラ・シファー 役）
• 2008年～：メジャー（ジョー・ギブソンJr. 役）
• 2009年～：はじめの一歩シリーズ（板垣学 役）
• 2017年～：ブラッククローバー（ジャック・ザリッパー 役）

【劇場アニメ】

• 1988年～：はれときどきぶた（畠山則安 役）
• 2005年～：ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君（ファイ・D・フローライト 役）
• 2005年～：劇場版ポケットモンスター ミュウと波導の勇者 ルカリオ（ルカリオ 役）
• 2011年～：忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段（斉藤タカ丸 役）
• 2013年～：劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影（ヒソカ＝モロウ 役）
• 2013年～：ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE（石川五ェ門 役）
• 2016年～：魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!（クマタ 役）
• 2017年​​​​​​​～：ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険（ヒャッコイ博士 役）
• ​​​​​​​2018年～：薄墨桜 -GARO-（藤原保輔 役）
• ​​​​​​​2020年～：ヴァイオレット・エヴァーガーデン（ギルベルト・ブーゲンビリア 役）

ジャック・ザリッパーの活躍や魔法の強さなどを紹介してきましたが、彼は今後の『ブラッククローバー』でどのような活躍をみせてくれるのでしょうか？ここではジャックの魅力に触れつつ今後の活躍を予想していきます。

ジャック・ザリッパーはヤミ団長とはライバル関係にあります。2人は喧嘩するような関係にはあるものの、互いに信頼し合っている仲でもあり、一緒に戦っているシーンでは見事なコンビネーションを披露していました。また、「翠緑の蟷螂団」の新人にはヤミと同じように難しい任務を任せるなどチャンスを与えています。

そしてジャックの烈断魔法はアスタと似たような魔法とお伝えしましたが、刀を用いるヤミも接近戦での勝負がモノを言うためヤミとも似ていると言えるでしょう。ちなみに、ヤミ団長が「闇纏い 次元斬り」を習得した際は、魔法がジャックと似ていることから、あまり嬉しくなさそうなヤミ団長が描かれていました。

ジャック・ザリッパーは「翡翠の蟷螂団」の団長ですが、その団員にはアスタにちまちまと嫌がらせするフッハことセッケがいます。ただ、「翡翠の蟷螂団」の団員はセッケしか登場していないため、どんな騎士団なのか、どれほどの強さなのか？など詳細がいまいちわかりません。アスタが黒の暴牛に入団した際は、その年に獲得した星の数は6位でした。

クローバー王国の魔法騎士団は全部で9つあるため、あまり優秀な騎士団とは言えないでしょう。そして唯一登場しているセッケはいかにも情けないコメディ要員となっているため、あまりパッとしない騎士団である可能性が高そうです。

今のところ、ジャック・ザリッパーは、活躍するシーンがほとんどありません。では、今後の活躍に注目してみましょう。現在(2020年3月時点)の『ブラッククローバー』は魔法騎士団の団員達がエルフ化し、ジャック・ザリッパーはエルフ化した団員達と交戦していました。そこで才能を開花させたジャックでしたが、悪魔との戦闘には参加せずファナ戦でノエルと共に戦っています。ここでジャックの今後の活躍を予想します。

これまでのジャックはヤミ団長と喧嘩している描写が多かったのですが、エルフたちとの戦いでかなりの活躍を見せ、さらに才能までを開花させていました。そして才能を開花させた際はヤミ団長が言ったように「天才」をうかがわせる描写があったため、これが今後かなりの活躍を見せてくれるのではないか？と思わせるものとなっています。

また、ヤミ団長とライバル関係にある、という点も活躍を匂わせる要素であり、ジャックの部下・フッハことセッケも国王の側近的な役割をしているため、何かしら重要な役を買うと考えられるでしょう。

『ブラッククローバー』のジャック・ザリッパーという名前は、感想で「かっこいいしめっちゃ切れそう」と言われていました。そもそも、この名前はモデルとなった人物と全く同じです。ロンドンを震撼させた人物、ジャック・ザ・リッパーという名前からモデルに気付く人もいるかもしれません。それでは『ブラッククローバー』のジャック・ザリッパーのモデルを紹介していきます。

『ブラッククローバー』のジャック・ザリッパーという名前を聞いてピンときた人は多いかもしれません。その名前が、19世紀にロンドンを恐怖に陥れた連続猟奇殺人者「ジャック・ザ・リッパー」の名前と同じなのです。つまりその連続猟奇殺人者は『ブラッククローバー』のジャック・ザリッパーのモデルとなっています。

そもそも、現実のジャック・ザ・リッパーという名前は世間が呼ぶものであり、本人の特徴や名前すらも分からない状態でした。日本では「斬り裂きジャック」という名前で有名です。モデルとなった斬り裂きジャックは犯行予告を出す「劇場型犯罪」の元祖ともいわれており、結局事件は解決されず、犯人も特定することができないまま迷宮入りとなっています。

現在でもその真相を探る人は多いため、多くの書籍や特集番組で犯行の手口や犯人の特徴、心理分析など多く取り上げられています。『ブラッククローバー』のジャックのモデルがこのような人物だということも、ジャック裏切り説へと結びついた要因となっているようです。

『ブラッククローバー』のジャックのモデル「斬り裂きジャック」はあまりにも有名な人物であるため、多くの作品のモデルとなっています。『ブラッククローバー』以外に、ジョニーデップ主演の映画『フロム・ヘル』もジャック・ザ・リッパーをモデルにしており、王族の息子が娼婦との関係を持ってしまったために、彼の側近の者がその責任を感じ殺人を繰り返していくといったストーリーとなっています。

その他、アニメでもモデルとなっており、『名探偵コナン ベイカー街の亡霊 』や『 ジョジョの奇妙な冒険』、『鋼の錬金術師』などがあります。ただ、『ブラッククローバー』のジャック・ザ・リッパーという、モデルのそのままの名前が登場するのは珍しいです。

こちらの感想では、『ブラッククローバー』のジャック・ザリッパーの特徴があげられています。それはヤミ団長に自分が納得できる方法で勝つというもの。その特徴から「ある意味誓限強い」と言われているのですが、やはり戦闘狂だからこその特徴だと言えるのではないでしょうか？

こちらの感想では、ジャック・ザリッパーの名前について述べられています。名前がピッタリのキャラクターで、「ザリッパー」という名前もかっこよくかなり切れ味がよさそうという印象を抱いているようです。モデルの名前は、世間が作り出したものであるため、もしかすると同じ印象を抱いたからこそそのような名前を名付けたのかもしれません。

こちらの感想では、『ブラッククローバー』の人気投票ということで、ジャック・ザリッパーへの投票を望んでいるようです。ジャックのイラスト画像が多く載せられていますが、どれもがかっこよく描かれています。これを機に人気投票に投票してみてはいかがでしょうか？

『ブラッククローバー』のジャック・ザリッパーについて、魔法の強さや声優、魅力、モデルを交えつつ紹介してきましたが、いかがでしたか？モデルをはじめ名前や性格などがかなり強烈なインパクトを与えるため、いかにも敵側に回りそうなキャラクターとなっていました。どの辺までモデルのジャック・ザ・リッパーに寄せているのか、その点が今後どのような活躍を見せるかということに影響していると言えます。

場合によってはかなりの危険人物となる可能性もあり得るかもしれません。ただ、やはりヤミ団長とライバル関係にあり、喧嘩しつつも信頼し合っている仲を構築しているため、その可能性はかなり低いと言えるでしょう。とにかく、現在のクローバー王国はエルフの襲撃と悪魔によって危機的な状況にあるため、魔法騎士団団長として活躍してほしいものです。これからも『ブラッククローバー』のジャックに注目しておきましょう。