【黒執事】マダム・レッドの正体は切り裂きジャック事件の犯人?声優や最後は?

大人気漫画のアニメ化「黒執事」に登場するマダム・レッドことアンジェリーナ・ダレスの正体や切り裂きジャック事件との関係、声優を担当した朴璐美さんについてまとめていきます。赤が似合うマダムとして夜会では知らない人はいないと言われているマダム・レッドですが、彼女には壮絶で悲しい過去がありました。また、悲しい最後を迎えたマダム・レッドとグレルとの関係についてもまとめていきます。

【黒執事】マダム・レッドの正体は切り裂きジャック事件の犯人?声優や最後は?のイメージ

目次

  1. マダム・レッドとは?
  2. マダム・レッドの正体は切り裂きジャック事件の犯人?
  3. マダム・レッドの声優
  4. マダム・レッドの最後
  5. マダム・レッドが登場する黒執事の詳細
  6. マダム・レッドに関する感想や評価
  7. マダム・レッドの正体まとめ

マダム・レッドとは?

黒執事の作品情報

今回のまとめでは、テレビアニメ「黒執事」に登場するマダム・レッドの正体や切り裂きジャック事件とグレルとの関係、また、最後についてまとめていきます。それでは、マダム・レッドや切り裂きジャック事件についてまとめていく前に、テレビアニメ「黒執事」の概要やあらすじについて見ていきましょう。「黒執事」とは一体どのようなテレビアニメなのでしょうか?

黒執事の概要

テレビアニメ「黒執事」は、2008年秋から2009年冬にかけて全24話で放送されていたダーク・ファンタジーアニメです。原作は、2006年より『月刊Gファンタジー』にて連載されている枢やなさんによる漫画になります。『黒執事』は2020年1月時点でも連載されており、現在29巻が刊行されています。テレビアニメ「黒執事」の監督は篠原俊哉さん、シリーズ構成は岡田麿里さんが務めていたことでも知られています。

テレビアニメ1期は、原作漫画をベースにオリジナルストーリーが加えられました。また、2010年夏にはテレビアニメ2期となる「黒執事Ⅱ」が全12話で放送、2014年夏にはテレビアニメ3期となる「黒執事 Book of Circus」が全10話で放送されました。テレビアニメ2期は、原作漫画には登場しない新キャラクターの追加や完全オリジナルエピソードが展開されました。

一方、テレビアニメ3期は原作漫画の『ノアの方舟サーカス編』が忠実に描かれており、1期及び2期とはストーリーが繋がっていないことが特徴となっています。テレビアニメ3期放送後の2015年1月には、原作の『ファントムハイヴ邸連続殺人事件編』を描いたOVA「黒執事 Book of Murder」が2部構成で劇場公開されました。その他、『豪華客船編』を描いた「黒執事 Book of the Atlantic」が2017年に劇場公開されました。

黒執事のあらすじ

テレビアニメ「黒執事」は一体どんなストーリーなのでしょうか?あらすじを見ていきましょう。「黒執事」の舞台となるのは、19世紀末期、ヴィクトリア女王が君臨するイギリスです。主人公のセバスチャン・ミカエリスは、ファントムハイヴ伯爵家にて執事をしていましたが、仕える主人は僅か12歳の少年でした。彼の名は、シエル・ファントムハイヴといい、若くして「伯爵」の爵位を継承し立派に家業を受け継いでいたのです。

広大な屋敷には、シエルやセバスチャンのほか、執事長の田中、メイドのメイリン、ガーデナーのフィニアン、料理人のバルドロイの僅か6人しかいません。ファントムハイヴ家は代々、イギリスの裏社会に蔓延る表ざたになってはいけない事件を解決するという女王からのお達しで仕事を請け負ってきたため、「女王の番犬」と呼ばれていました。シエルは、何事も完璧にこなすセバスチャンと共に”ある目的”の為に奔走していきます。

シエルとセバスチャンには誰にも言えない秘密がありました。それは、セバスチャンが悪魔だということです。セバスチャンとの出会いは、家族を殺され攫われたことがキッカケでした。シエルは憎しみのあまり悪魔を偶々呼び出してしまい、”契約”を結んだのでした。そんな悲惨な過去を持つシエルですが、マダム・レッドという叔母がおり、唯一の頼れる肉親でした。ですが、衝撃的な事実が浮かびあがってしまいます。

マダム・レッドのプロフィール

マダム・レッドという名前は、本名ではなく愛称でした。本名はアンジェリーナ・ダレスといいます。シエルとは親戚関係にあり、シエルの亡き母・レイチェルの妹でもあります。なぜ”マダム・レッド”と呼ばれるようになったのかと言うと、マダム・レッドの髪の毛が父親似の赤毛であることやいつも赤い服を着ていたこと、赤が大好きだったことに由来します。

”マダム”・レッドと呼ばれるようになったのは、バーネット男爵と結婚してからです。それ以前は”レディ・レッド”と呼ばれていました。赤が大好きなマダム・レッドですが、昔は赤が大嫌いで、自分の髪の毛が赤毛であることも嫌なくらいでした。ですが、それはある人物によって「大好きな色」へと変わっていきます。そのある人物とは、姉・レイチェルの夫であるヴィンセントでした。

マダム・レッドは、ヴィンセントに「赤が似合う」と褒められたことがキッカケとなり、自分の赤毛を好きになれ、赤が大好きな色へと変わっていったのでした。ですが、ヴィンセントは自分の夫ではなく姉の夫となりました。明るく元気なマダム・レッドとなったのはそれからでした。社交界へと繰り出し、「夜会の女王」などの異名も持つようになります。

アニメ「黒執事」新シリーズ公式サイト

マダム・レッドの正体は切り裂きジャック事件の犯人?

切り裂きジャック事件とは?

では、「切り裂きジャック事件」とは一体どんな事件なのでしょうか?切り裂きジャック事件は、漫画『黒執事』内で最初に起きた大きな事件として知られています。漫画『黒執事』では2~3巻で描かれました。テレビアニメ「黒執事」では5話「その執事、邂逅」にて描かれています。切り裂きジャック事件は、ロンドン市内で頻繁に発生する連続娼婦殺人事件のことを指します。

シエルは、女王直々にこの事件を調査してほしいという依頼を受けました。シエルが屋敷へ戻ると、ちょうどそこにマダム・レッドと新しい執事・グレルが来ていました。シエルの仕事を知っているマダム・レッドは、一緒に調査に協力してくれることになったのです。

調査を始めると、被害者の娼婦は”子宮ごと切り取られる”といった同じ手口で殺害されていたことが分かりました。そして、シエルたちはその事件の犯人を突き止めていきます。

マダム・レッドは事件の犯人だった?

何と、切り裂きジャック事件こと娼婦連続殺人事件の犯人は、シエルの叔母であるマダム・レッドとその執事のグレルだったのです。また、執事であると言っていたグレルの正体は死神でした。死神であるグレルの力を借り、マダム・レッドは犯行を繰り返していたのです。

マダム・レッドは、「地に燃えるリコリス」と嫌いだった赤毛を褒めてくれた姉の夫・ヴィンセントに想いを寄せていましたが、ヴィンセントは姉の夫となりました。そして、その後バーネット男爵と結婚し子どもも授かりますが、馬車の事故によって夫とお腹の子どもを亡くしてしまったのです。マダム・レッドはそれだけではなく、事故によって命の危機に瀕した際、子宮を摘出されてしまいました。

そして、今後2度と子ども授かることができない身体へとなってしまったのです。それからは1人で生きていくことを決心し、王立病院の女医になりました。ですが、その病院には娼婦が堕胎手術をしに度々訪れます。「子供は商売に邪魔」だと愚痴を言っていたのを聞いていると、だんだんと「私は子どもが産めないのに…」と娼婦にその憎しみをぶつけていったのです。

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マダム・レッドの声優

朴璐美のプロフィール

続いては、マダム・レッドことアンジェリーナ・ダレスの声優を担当した朴璐美(パクロミ)さんについて見ていきましょう。朴璐美さんは、声優のほかナレーターや女優、歌手として活動しています。桐朋学園芸術短期大学演劇科を卒業後、声優を目指し、テレビアニメ「ブレンパワード」で声優をデビューをしました。その後は様々な人気作品に出演し、2019年には初のミュージカル「レ・ミゼラブル」にも出演しています。

朴璐美の主な出演作品

マルチに活動をする朴璐美さんの主な出演作は、テレビアニメ「∀ガンダム」ロラン・セアック、「NARUTO -ナルト- / 疾風伝」テマリ、「鋼の錬金術師」エドワード・エルリック、「学園アリス」日向棗、「BLEACH」日番谷冬獅郎、「うえきの法則」植木耕助、「NANA」大崎ナナ、「Yes!プリキュア5GoGo!」シロップ、「進撃の巨人」ハンジ・ゾエ、「牙狼 -紅蓮ノ月-」星明、「狼と香辛料II」エーブ・ボランなどがあります。

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マダム・レッドの最後

最後①シエルに正体を見破られる

マダム・レッドの最後は悲しいものとなりました。シエルとセバスチャンは、連続娼婦事件の調査で、次に狙われると思われる娼婦に目星をつけ見張りをしていました。すると、見張っていた娼婦の部屋から悲鳴が聞こえてきたのです。現場に駆けつけるも、娼婦は既に子宮をとられ息絶えていました。その現場には血まみれのグレル、そしてマダム・レッドの姿がありました。

シエルとセバスチャンは張り込む前から2人が犯人であることを疑っていたので驚きはしませんでした。ですが、正体を暴かれたマダム・レッドの態度は豹変します。シエルとセバスチャンに、なぜ娼婦を殺してきたのか理由を話しました。その理由は既に先述しています。そしてマダム・レッドは、最後にヴィンセントと姉によく似た顔のシエルを殺害しようと目論みます。

最後②グレルに殺される

ですが、直前になって「この子は殺せない」と怯んでしまったのです。すると、「殺せ」と命令していたグレルはあっさりとマダム・レッドを見限り、マダム・レッドはグレルの武器によって心臓を貫かれてしまったのです。マダム・レッドの最後は、甥っ子であるシエルに情が出てしまい犯行を遂行することができずに終わります。そして、皮肉にも最後はシエルを救い、グレルによって殺害されるという悲しい最後となりました。

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マダム・レッドが登場する黒執事の詳細

黒執事の主人公

「黒執事」の主人公は、シエル・ファントムハイヴだと思われがちですが、主人公は執事で悪魔のセバスチャン・ミカエリスです。ですが、シエル・ファントムハイヴは”もう1人の主人公”という立ち位置で描かれています。僅か12歳にして伯爵の爵位を受け継ぎ、領地を治めています。そのほか、「ファントム社」という名前の玩具メーカーを創業するなど実業家としての顔も持っています。12歳には思えない態度と頭脳に注目です。

黒執事の契約書

シエルとセバスチャンは、”契約”によって伯爵と執事の関係を成立させています。その契約は、シエルが無意識に召喚した際に交わされました。シエルのトレードマークである黒い眼帯の舌には契約の印である”ペンタクル”と呼ばれる模様が刻まれています。そして、そのペンタクルはセバスチャンの左手にも記されています。この契約印には強い執行力があります。シエルの目的である”復讐を遂げる”までの契約となっています。

黒執事の悪魔

「黒執事」では悪魔と死神などの人外の生物が登場しますが、2つともに見た目は人間です。まず、悪魔について説明していきます。「黒執事」の悪魔は、人間の心臓を食べ生き長らえている生物をさし、姿は自由自在に変貌できます。悪魔を呼び出すには、自分の願望と心臓を差し出し契約を交わさなければなりません。契約違反の場合は直ちに心臓を食べられてしまうので、契約や呼び出しには注意が必要です。

黒執事の死神

続いて、死神について説明していきます。「黒執事」の死神は、見た目は人間と何ら変わりはなく、また、悪魔のように自由自在に姿を変える力はありません。死神は”死神派遣協会”という組織に属しており、死亡予定者リストを用いて死亡者の魂を滞りなく回収するという事務的な作業をする機関として描かれています。ですが、極まれにグレルのような規約違反を犯す者もいます。基本的には人間に害をもたらさない存在です。

黒執事のファントム社

「ファントム社」は、1つ目で紹介したようにシエル・ファントムハイヴが経営する玩具メーカーです。シエルは伯爵で社長である前に1人の子どもでもあります。また、玩具屋さんはシエルの幼少の頃からの夢でもありました。ファントム社では、シエルの提案によって当時では珍しいおもちゃやお菓子などを開発し、イギリス中の子どもから人気のある会社へと成長していきます。

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マダム・レッドに関する感想や評価

感想や評価①切り裂きジャック事件での走馬灯

グレルによって胸を貫かれた時に描かれたマダム・レッドの走馬灯とその後の葬儀の描写が泣けると評価が高いです。

感想や評価②赤いコート

グレルが着用する赤いコートは、「切り裂きジャック編」で殺害したマダム・レッドが着ていたものを脱がして奪ったものです。グレルは、その後続くストーリーにも登場してきますが、マダム・レッドの赤いコートをずっと着用しており、赤いコート=グレルという構図になっています。そのことに関し、グレルはマダム・レッドのことをまだ思うことがあるのか?という疑問がいくつか上がっています。

感想や評価③マダム・レッドの声優

マダム・レッドの声優を担当したのが朴路美さんだったということを最近知った方も多くおり、感激している方などが見られました。放送から数年経った今でもこうして声優さんを通し愛されている作品だということが窺えます。

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マダム・レッドの正体まとめ

以上、「黒執事」に登場するシエルの叔母であるマダム・レッドの切り裂きジャックとの関係や最後、声優などについてまとめてきました。「黒執事」は連載10年を超える長寿漫画として知られており、その勢いは止まることを知りません。サイト内には、グレルやシエルなど「黒執事」に関する他のキャラクターまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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