進撃の巨人の実写映画版をネタバレ解説!前編のあらすじと後編のラストは?

諫山創原作の大人気漫画「進撃の巨人」は、2015年に前編・後編と分かれた実写映画が公開されました。主演に三浦春馬、ヒロインに水原希子、その他数多くの人気芸能人が起用されたことでも話題となります。原作と比較して、キャラクターや、世界観の設定に違いはあったのでしょうか?この記事では、実写映画版「進撃の巨人」の前編のネタバレ、後編のネタバレを含むあらすじや、鑑賞者の感想などを紹介していきます。

進撃の巨人の実写映画版をネタバレ解説!前編のあらすじと後編のラストは?のイメージ

目次

  1. 進撃の巨人とは?
  2. 進撃の巨人の実写映画あらすじネタバレ~前編~
  3. 進撃の巨人の実写映画ラストネタバレ~前編~
  4. 進撃の巨人の実写映画あらすじネタバレ~後編~
  5. 進撃の巨人実写映画ラストネタバレ~後編~
  6. 進撃の巨人の実写映画はひどい?
  7. 進撃の巨人に関する感想や評価
  8. 進撃の巨人の実写映画ネタバレや感想まとめ

進撃の巨人とは?

進撃の巨人の原作情報

「進撃の巨人」は、人間を捕食する巨人との戦いを描いた、漫画家・諫山創の人気作です。2015年には、主演に三浦春馬を迎え、前編・後編と2部に分かれた実写映画「進撃の巨人」が公開されました。

進撃の巨人の実写映画情報

実写映画の予告動画

こちらが、実写映画「進撃の巨人」の予告動画になります。予告動画公開当初は、壮大な音楽やアクションシーン、巨人の完成度の高さを評価し映画の公開を期待する感想が多くありました。実写映画「進撃の巨人」は、前編・後編に分かれた2部作となっています。

実写映画の世界観

実写映画「進撃の巨人」の世界観を紹介していきます。人を捕食する巨人たちから身を守るため、人々は大きな壁を建設し、その内側で生活を送っていました。人類と巨人を隔てる壁は、100年以上破壊されることなく、平穏を守ってきてくれました。

しかし、ある日巨大な壁から顔をのぞかせる超大型巨人が出現し、壁を破壊します。一番外側にあった農業地区は巨人に侵略され、人々は飢えに苦しみます。一刻も早く農業地区を取り戻すため、軍は壁の穴を塞ぐ作業に乗り出しました。

進撃の巨人 作品公式サイト

進撃の巨人の実写映画あらすじネタバレ~前編~

あらすじネタバレ①壁の中の暮らし

実写映画「進撃の巨人」前編は、巨人から身を守るため壁の中で暮らしている人類の説明から始まりました。実家で菜種油を作っていたアルミンは、両親からエレンが再び職を失ったことを聞かされ、会いに行きます。まず、エレンの幼馴染で染物の仕事をするミカサの元を訪ね、彼女と共にエレンを探します。エレンは、不発弾がある人が寄り付かない場所に立って、空を見ていました。

職を転々とするエレンは、今回の仕事もおよそ1ヵ月でやめてしまいました。ミカサとアルミンは、そんなエレンを問い詰めます。2人に対し、エレンはこのまま家業をつぐ人生でいいのかと聞き返します。アルミンは、大好きな機械作りにもっと携わりたいとこぼします。

壁の外はもちろんのこと、壁の中は一番内側に富裕層が暮らしており、エレンたちは行くことができないようです。限られた範囲で生活して人生を終えてしまうことに、エレンは反発し、感情に任せて不発弾を蹴ります。その衝撃で不発弾に付いていた土が落ち、水着姿の女性が描かれた海の絵が登場します。生まれてからずっと壁の中で生活してきた3人は、存在は知っていたものの、海を見たことがありませんでした。

壁の外の世界に強い興味を持った3人は、身を隠しながら軍が作業する壁際へとやってきました。侵入防止の網を潜り、壁のすぐ近くまでいきます。くしゃみをするミカサに自身が身につけていたマフラーをかけたエレンは、2人を促して壁の外へ出ようとします。しかし、2人は巨人と鉢合わせる可能性に恐怖して、抵抗します。壁の中で生活してきた人々は、巨人を見たことがありませんでした。

エレンは、巨人の存在を信じておらず、壁に手をかけて登ろうとします。しかし、軍に見つかり殴り合いになってしまいました。そこへ、エレンの知り合いの兵士であるソウダが止めに入り、事態は沈静化します。ソウダは、調査隊が設置され、壁の外の調査が始まることをエレンたちに教えます。部隊に入れば壁の向こうへいけることを知り、喜ぶエレンたちでしたが、そこに地響きが起こります。

あらすじネタバレ②巨人の襲来

目の前の壁から石が落ちてきて、ヒビが入り壁の向こうから巨人が顔を出します。壁が今にも壊されることを察したソウダは、3人に逃げるよう指示します。エレンたちが住む町の方角に、巨人が壁を崩した時に飛び散った破片が飛んでいきました。ソウダは、部下たちに巨人への砲撃の準備をするよう命令を下します。壁の上から顔をのぞかせていた巨人は、足で壁に穴を開けた後、姿を消しました。

しかし、壁に空けられた穴から、他の大勢の巨人たちが侵入してきます。軍は砲弾を巨人たちに浴びせますが、すぐに傷は治り、進んできました。アルミンはその様子を見て、巨人が不死身であるという通説は本当だったのだと確信します。迫ってくる巨人に為す術もなく、壁際を持ち場としていた兵士たちは、次々と食べられていきます。エレン、ミカサ、アルミンは、町の方へと逃げ出しました。

町にもすぐに巨人は到達し、あたりは逃げ惑う人々で大混乱となっていました。人々はどんどん食べられていき、アルミンの父親も被害にあいます。巨人がら逃げるため壁の中へと逃げる人混みの中に、赤ん坊を抱えて座り込む女性がいました。エレンは彼女を助け起こしますが、その拍子に母親は抱いていた赤ん坊を落としてしまいます。ミカサはすかさず赤ん坊を抱き上げますが、人の波に押されたエレンとはぐれてしまいました。

エレンはそのまま教会に入り、教会の門は閉じられてしまいます。ミカサの身を案じるエレンは、閉じられたドアから名前を呼び必死に探します。ミカサは、すぐそこに赤ん坊を抱えたまま座り込んでいました。助けに行こうとドアを開けようとするエレンでしたが、周囲の人に阻まれてしまいます。そんなミカサのすぐそばに、巨人がやってきます。

その時、崩れた建物の破片が散って、エレンはミカサから目を離してしまいました。エレンは外に出て安否を確認しますが、そこにミカサの姿はありません。先ほどまでいた教会を振り返ると、屋根を壊して中にいた人を食べようとする巨人たちがいます。教会からは、人々の悲鳴が聞こえ、床からは血が流れてきました。エレンは、荒れ果てた街中をフラフラと歩き出します。

あらすじネタバレ③調査兵団

壁の中は外側から順に、エレンたちが住んでいた農業地区、商工地区、さらに金持ちや位が高い人々が住まう地区に分類されていました。モンゼン地区の壁が破壊され、農業地区は見捨てられ、農業地区で生き残った人々は、一段階奥の内部・商工地区へと移動します。食物を育てていた農業地区が使えなくなったことで、大変な食糧不足となっていました。

こうした問題を解決するためにも、早急にモンゼン地区の壁を塞いで土地を取り戻す必要があります。この作戦に取り組むのが、新しく設置された兵団です。訓練を終えた兵士の中には、エレンとアルミンの姿もあります。兵器班長のハンジは、作戦遂行に使う立体起動装置を新兵たちの前で披露しました。外壁修復作戦に挑む前、新兵たちはそれぞれ柵越しに家族と会話を交わします。

しかし、エレンとアルミンには、話をする家族はいません。そんな時、アルミンは幼い見知らぬ少女から人形をもらいました。外壁修復作戦に参加する兵士たちに食事が支給される中、エレンとアルミンは酒に溺れていたソウダと再会します。ソウダは、すでに亡くなった妻子に会いに行くため、死ぬ覚悟で作戦参加に志願したのだといいます。外壁修復作戦の内容は、穴が空いている壁の上の部分を壊すというものでした。

その壊した部分を用いて、空いている穴を埋めます。一部分だけ壁の高さは低くなってしまいますが、それでも巨人の侵入を防ぐには十分な高さがありました。壁の中に残る巨人は、壁を修復した後に倒していくといいます。しかし、今まで外壁修復作戦が成功したことは、一度もありませんでした。十分に積んでいた爆薬は、軍が壁に着く前になくなってしまい、巨人に殺されてしまったのです。

しかし、物資はほとんど残っておらず、あと使えるものは、オモテマチにある爆薬のみです。そのため、今回の外壁修復作戦が失敗したら、人類も滅亡するということも意味しました。集められた兵士たちは、仕事につけない人や、口減らしで親から軍に出された人などが多くおり、ジャンは作戦が成功するとは思っていないと感想を口にします。イライラとしているジャンは、全てを諦めているようでした。

アルミンは、そんなジャンに聞こえるように、巨人を恐れているのだろうと感想を言います。アルミンに摑みかかるジャンに対し、エレンは巨人を目撃したこともない坊ちゃん育ちに何がわかるのかと返します。喧嘩になりそうな空気の中、ハンジが現れ、巨人の生態について熱く語り出します。巨人は生殖機能を持っておらず、どのように繁殖していくのか不明でした。

巨人は死んでしまうと消えてなくなってしまうため、持ち帰って調査することもできず、ハンジは生け捕りにすることを望んでいました。呆然と自分をみる兵士たちの様子に気が付いたハンジは、指示を出してその場を去ります。ジャンは、ミカサを助けられなかったエレンに皮肉を言い、また殴り合いの喧嘩に発展しそうになりますが、サンナギに止められます。

ハンジによると、巨人も夜は人間と同じように睡眠をとる上、暗闇の中では視野が悪くなるようです。この特性を考慮し、夜中に旧街道を通って、オモテマチまで行く作戦です。けれど人間の声は鋭く察知するため、大きな声は出さないよう細心の注意を払うことなります。兵士たちを乗せた車は、門を潜って目的地へと向かいました。移動中にサンナギは、兵士の中で最強と名高いシキシマにつぐ実力を持つ女性兵士のことを話します。

あらすじネタバレ④生きていたミカサ

その女性兵士は「女神」という異名を持ち、半年で10以上の巨人を討伐したといいます。周辺の異変に気が付いた隊長は、いったん車を止めて、下ろした兵士たちとともにあたりを確認します。ライトで周辺を捜索すると、そこには何頭もの牛がいました。異常がなかったことを確認し、兵士達は車へと戻っていきます。

そこでヒアナは、取り残されたのかもしれない子供の声が聞こえるとして、1人で助けに向かいました。エレンはヒアナを追いかけ、ともに声の正体を探ることにします。声がする方へ向かうと、そこにいたのは人間ではなく、巨人の赤ん坊でした。ヒアナは悲鳴をあげてしまい、その声は兵士たちが集まる場所にも響き、混乱を招きます。場を落ち着けようとする隊長は、真っ先に巨人に食べられてしまいました。

エレンとヒアナは、巨人に追われながら、兵士たちが集まる場所まで戻ってきます。状況を知ったクバル主管と他の兵士は、まだ乗っていないエレン達を置いて先に出発してしまいました。ハンジは、車から安全なところまで走るように指示します。逃げ惑う中、アルミンは転倒し、迫ってくる巨人をサンナギが投げ飛ばして助けました。しかし、オモテマチを目前としたところに、巨人が立ちはだかります。

エレンは、ハンジの言葉を思い出していました。巨人は不死身ではなく、首の肉を切りつけることで再起不能にし、消すことができるといいます。そこへ、立体起動を使いこなして巨人を倒すシキシマが登場します。死んだと思われていたミカサもおり、もう一体現れた巨人を倒しました。ミカサはエレンに話しかけることなく、シキシマについて去っていきます。

あらすじネタバレ⑤本当の敵

爆薬は、反乱を抑止するため、 主管によって地下深くに隠されていました。爆薬を積む中で、ジャンは兵士たちの元に巨人を連れてきてしまったエレンを殴りつけます。2人は周囲が止める声も聞かず、殴りあいの喧嘩をはじめました。ジャンを蹴り飛ばした直後、エレンはミカサによって床に転がされ、注意を受けます。喧嘩の様子を見ていたシキシマは、エレンを呼び2人で話しをします。

エレンは、ミカサのことをシキシマに聞きます。ミカサは、シキシマの指導によって、巨人の倒し方を学んだようです。エレンは巨人に恨みがあると主張しますが、シキシマはそんな彼に対し、真の敵は「安全」であると言います。そして、巨人に怯え、安全にすがって柵の中で暮らす人類のことを家畜と表現しました。一方、アルミンは機械に興味を持っていることを、サシャに話していました。

昔は様々な機械が存在しており、中には空を飛ぶ乗り物もあったと言います。そこへ、話を聞いていた主管のクバルが登場します。クバルは、機械の発展の恩恵はあったのか、アルミンに問います。アルミンは、習った通りに、機械は自然破壊、戦争など悲惨なものしか産まなかったと答えます。クバルは満足したように笑い、その場を去りました。エレンは、1人で頬杖を吹きながらピアノを弾くミカサの元を訪れ、声をかけます。

ミカサはピアノを弾く手を止めて、立ち上がります。エレンは、ミカサが生きていたことに安堵したと感想を言いますが、ミカサはエレンを睨みつけ、助けようとした赤ん坊は巨人に食べられてしまったと言います。さらに、自身も食べられそうになり、まだクッキリと残っている腹部の大きな歯型の傷を見せます。それから、ミカサは、巨人を殲滅する強い意志を持つようになったといいます。

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進撃の巨人の実写映画ラストネタバレ~前編~

ラストネタバレ①シキシマとミカサ

そんな会話をする中、シキシマはエレンの頭にリンゴを投げつけます。2人は、どこから聞いていたのか、ようやくシキシマの存在に気がつきます。シキシマは、持っていた食べかけののリンゴをミカサに差し出します。恋人のように寄り添いながらリンゴを食べる2人を見て、エレンはその場を後にします。外に出たエレンは、やりきれない悔しさから、叫び出します。

ヒアナは巨人がくるからと、そんなエレンの口を塞ぎました。冷静になってエレンを引っ張り、建物の中に入った後、2人は話します。エレンは、ミカサと何があったのか言おうとしませんでした。ヒアナはリコという名前の娘を持つシングルマザーです。軍に入ったのは、子供の養育費がもらえるからでした。ヒアナはエレンを誘惑し、結婚してほしいと迫ります。

ラストネタバレ②補食されたエレン

しかし、エレンは外から様子をうかがう巨人と目が合います。巨人はヒアナを引き摺り出し、食べてしまいました。建物のあちこちには巨人がおり、兵士たちは立体起動装置を身につけて戦闘態勢に入ります。シキシマとミカサは、率先して巨人たちを倒していきます。クバルは、巨人たちから爆薬を守るよう支持しました。場が騒然とする中、フクシが命を落とします。

ソウダは、助けてほしいと叫ぶフクシの恋人のリルを連れ、その場から去ります。そんな時、爆薬を積んだ車を、謎の人物が運転して盗み出します。恋人が死んで自暴自棄になったリルは、爆薬を積んだ車に火を投げ込み、車内に侵入してハンドルを奪いました。車はそのまま巨人の足にぶつかり、大爆発を起こします。これにより、外壁修復作戦で使用するはずだった爆薬は全て失われてしまいました。

エレンと共に建物の屋上にいたジャンは、近くに巨人がいることに気が付いて、逃げようとします。止めるエレンでしたが、ジャンは考えを変える気はないようです。エレンは立体起動を使って、巨人に挑みますが、叩き返されてしまいます。屋上には、1人取り残され、四方を巨人に囲まれるジャンの姿がありました。仲間はジャンを助けるために、囮になり、近づいてきたところに、屋上からサシャが弓矢で両目を狙い撃ちます。

目を撃った後、下にいたサンナギが足を攻撃します。その後、屋上にいたジャンは立体起動を使って巨人の首を切って再起不能にします。無事ジャンを救った後に、アルミンが巨人に捕まってしまいました。近くで倒れていたエレンは、飲み込まれそうになるアルミンの腕を引っ張って、助け出します。エレンは代わりに飲み込まれてしまい、腕だけが外に残りました。

ラストネタバレ③エレンの巨人化

エレンが入った巨人の体の中には、溶けかけたヒアナもおり、巨人を駆逐する決意を固めます。外の世界では、クバルたちはその場からすでに逃げ出していました。アルミンは、ミカサにエレンの訃報を知らせます。ミカサは、取り残されている仲間を逃す道を作るために動き出します。しかし、つけていた立体起動の燃料が尽きてしまい、地面に放り出され、武器も折れてしまいました。

そんな中、ミカサの目の前にやってきた巨人の中から、新たな巨人が現れます。突如現れたその巨人は、他の巨人たちを次から次に倒していきました。一同は、過去類を見ないその出来事に唖然とします。その巨人の戦い方を見たハンジは、知性を持っていると判断しました。他の巨人たちは、その場から退散していきます。しかし、味方かに思われた巨人は、こちらに攻撃を仕掛けてきます。

巨人の正体がエレンであると見抜いたミカサは、動きを止め、瞳を見つめました。一度ミカサを掴んだ巨人でしたが、すぐに解放し、巨人になったエレンは身体から煙を出しながら倒れます。

ミカサが倒れた巨人のうなじを切りつけたところ、中から人間のエレンが姿を表しました。さらに、紛失したはずの腕と足は、元どおりに再生しています。実写映画「進撃の巨人」前編のあらすじはここまでで、物語は実写映画「進撃の巨人」後編へと続きます。

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進撃の巨人の実写映画あらすじネタバレ~後編~

あらすじネタバレ①幼少期の記憶

実写映画「進撃の巨人」冒頭で前編のあらすじが流れ、実写映画「進撃の巨人」後編はエレンの幼き日の回想から始まります。場所は、本棚に入りきれない大量の本が床にも散乱しているエレンの実家のようです。その場には、エレンの父親と、ソウダがいます。

あらすじネタバレ②注射

爆発的細胞分裂の調査のため、エレンの父親は息子に注射を施しました。エレンに注射を打つ父親の隣には、ソウダもいます。エレンの母親も登場し、息子を実験に使ったことを怒り、エレンの拘束具を外します。父親は、エレンの兄でも試したから問題ないと返します。そこに、軍がやってきました。

ソウダは、エレンと共に身を隠します。エレンの両親は、特定知識保護法違反の罪状で、連行されました。クバルは家に火を放ち、その場を後にします。回想シーンは終わり、エレンが目を覚ますと、拘束された上に軍に銃口を向けられ警戒されていました。そこへ、主管のクバルがやってきて、エレンに人間なのか巨人なのかと問いかけます。その問いに対し、エレンは人間であると主張します。

クバルは聞く耳を持たず、部下たちにエレンを始末するよう命令します。アルミンは、巨人になれるエレンの能力を使って作戦を実行すべきだと主張します。続いてハンジは、エレンを研究対象として生かしておくべきと言いますが、クバルは決定を覆す気はありません。ミカサは武器を取り出し、エレンを助けようとします。そんな彼女にクバルは、エレンは巨人の時にミカサを殺そうとしたと指摘します。

今まで話しを黙って聞いていたソウダは、エレンに非はないと言い、その理由を話す途中で撃たれてしまいました。ソウダは朦朧とする意識の中、エレンの兄について話そうとしますが、そこで息を引き取ります。銃口はエレンに向けられますが、その直後に上から巨人が降りてきます。クバルは巨人の下敷きになり、生きている気配がありません。今までにない状況に、ハンジは興奮し、巨人を撃たないように命令します。

しかし、混乱している兵士たちは、突如現れた巨人への砲撃をやめようとしません。巨人は砲撃をしていた兵士たちを殺し、エレンを連れ去っていきます。モンゼンにある不発弾を利用して壁を埋める作戦を実行するため、生き残ったハンジ、アルミン、ミカサ、サンナギ、サシャ、ジャンは出立しました。

あらすじネタバレ③白い部屋

エレンは、巨人に連れ去られた後、真っ白い部屋で意識を取り戻します。そこには、酒のボトルとグラスを持ったシキシマもいました。シキシマは、エレンを掴んでいた巨人と鉢合わせ、救出はできたが仕留めることはできなかったと言います。

あらすじネタバレ④巨人の正体

エレンはそこで、シキシマから巨人は元は人間だったという事実を教えられました。さらに、兵器として人工的に創られた存在だというのです。100数十年前には、巨人に感染する人が増大しました。原因が不明であるため、疑心暗鬼になった人々は、殺し合いを繰り返したといいます。巨人にならなかった人々は壁を作って、その中に避難しました。

2年前に起きた、超大型巨人による壁の破壊は、政府の陰謀であるといいます。政府は、人々に巨人への恐怖を抱かせて、壁の中に囲い込むことが目的でした。さらに、抑圧的な政治体制への憎悪を、巨人に向けさせる狙いもあるようです。

あらすじネタバレ⑤シキシマとの対立

シキシマは、知性を持つ巨人になれるエレンに、共にクーデターを起こそうと持ちかけます。事実を突きつけられたエレンは、シキシマについて行こうと決意します。隊服を身につけたエレンとシキシマは、地上へと出ました。そこには、全滅したはずの調査兵団がいます。シキシマは、クーデター実行のため兵団の爆薬を盗み出していました。

アルミンたち一行は、無事に不発弾を車に手に入れ、シキシマとエレンに再会します。シキシマは、みんなの前で内地へ赴き、クーデターを起こすと宣言しました。彼の計画は、爆薬と不発弾で内側にある2つの壁を破壊して、外の巨人を招き入れることでした。具体的な計画を聞いたエレンたち外壁修復団は計画に反対し、シキシマと対立することになります。

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進撃の巨人実写映画ラストネタバレ~後編~

ラストネタバレ①シキシマの巨人化

サンナギは、外壁修復団を守るようにシキシマと調査兵団の間に立ち、先へ進むよう促します。そして、銃弾を大量に浴びながらも、立体起動を使って時計塔を崩し、あたりの調査兵団たちと共に命を落としました。外壁修復団は、車で前へと進みますが、そこへ、先ほど死んだと思われたシキシマがやってきます。シキシマは自身の胸を刺し、巨人へと進化します。

その姿は、処刑されそうになったエレンを連れて行った鎧の巨人でした。不発弾を手にしようとするシキシマを止めるべく、エレンも巨人となり、2人の格闘が始まります。エレンはシキシマに勝利し、アルミンの指示の元、不発弾を使って壁を塞ぎに行きます。

ラストネタバレ②残忍なクバル

エレンは壁をよじ登り、言われた通りの場所まで不発弾を運んで人間に戻ります。不発弾の爆発を5分後にセットした後、一同はその場を離れようとしました。そこへ、死んだと思われていた主管のクバルが現れます。クバルは、エレンの身柄を引き渡しこの先も壁を守るなら、内地での安全な生活を約束すると言いました。アルミンは、その取引を断り、その直後クバルが撃った銃弾によって足を負傷します。

クバルは、外の世界は地獄でしかないから、壁によって人々を守っていたと主張します。エレンは、外の世界が地獄であっても、自由でありたいと言います。そんな中、サシャが引いた弓はクバルの喉元に突き刺さります。クバルは、2年前壁を破壊した超大型巨人へと姿を変えました。サシャはアルミンを連れて避難し、エレン、ジャン、ミカサの3人はクバルと戦います。ジャンは戦いの末、命を落としました。

ラストネタバレ③外の世界

地上からハンジも銃で応戦します。爆弾の爆発まで、もう時間がありませんでした。しかし、エレンはジャンたちの仇を打つため、ミカサが説得しても巨人になったクバルから離れようとしません。しかし、時間になっても爆弾は爆発せず、ミカサは爆弾の確認に行きます。

そこへ、シキシマが現れます。巨人となったシキシマは爆弾を持ち、クバルの口に押し込んで爆破させ相討ちとなりました。その爆発と同時に上部の壁も崩れ、穴を塞ぐことに成功します。壁の上から落下するエレンをミカサが助け、2人は壁の上から外の世界を眺めます。

ラストネタバレ④機械音声

エンドロール後、再び後編の物語が流れます。ジュークボックスから、機械音の話し声が聞こえてきます。実験区と呼ばれるエリアから2人が脱出したという言葉に対し、もう1人はその状況を楽しんでいるような感想を述べます。外壁修復団の行動を見ていた支配層の会話と推測され、実写映画「進撃の巨人」前編・後編の物語は、始まりにすぎないと予想されるシーンとなっていました。

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進撃の巨人の実写映画はひどい?

立体起動シーンがひどい

実写映画「進撃の巨人」は、前編・後編共に立体起動を使うシーンがひどいといった感想が多く見られます。建物、巨人などの大きな物同士の距離は、映画ではきちんと描かれていました。しかし、立体起動で動く兵士たちと背景の映像がマッチしておらず、違和感があって迫力を感じられないと酷評されています。

炎上騒ぎも?

実写映画「進撃の巨人」は、前編・後編共に批判的な感想が多く寄せられました。そんな中、映画批評家・前田有一氏がネットに載せた酷評を見た監督・樋口真嗣氏は、試写状を彼に送った宣伝部に対して怒りを露わにする内容を、自身のフェイスブックに投稿します。公開は友人限定でしたが、外部に内容が流出し、炎上してしまいました。

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進撃の巨人に関する感想や評価

実写映画「進撃の巨人」感想①原作と比較しないで見ると面白い

ここでは、実写映画「進撃の巨人」前編・後編の感想や評価を紹介していきます。一つ目に紹介する映画の感想は、別物としてみると良いというものです。実写映画「進撃の巨人」と原作「進撃の巨人」前編・後編は、あらすじや設定が異なる箇所が数多くあります。しかし、原作と比較せず別の映画作品として鑑賞したら、前編・後編共に映画を楽しめたという感想もありました。

実写映画「進撃の巨人」感想②ハンジ役の評価

二つ目に紹介する映画の感想は、ハンジ役の評価です。実写映画「進撃の巨人」前編・後編でハンジ役を務めたのは、石原さとみでした。実写映画「進撃の巨人」鑑賞者の間では、もっとも原作「進撃の巨人」のキャラクターを再現していたと言われています。

実写映画「進撃の巨人」感想③オリジナルの世界観とあらすじ

3つめに紹介する映画の感想は、映画のオリジナル箇所についてです。実写映画「進撃の巨人」前編・後編共に面白かったという感想の中には、オリジナルの設定を評価する人もいます。さらに映画に出演した役者の演技力や、原作「進撃の巨人」をリスペクトしているといった映画鑑賞者の感想も散見されました。

実写映画「進撃の巨人」感想④まとまりのあるあらすじ

次に紹介する映画の感想は、前編・後編に分かれて公開された実写映画「進撃の巨人」ですが、壮大な内容が綺麗に収まっていたというものです。映画の限られた時間内で物語が収束し、主な伏線も回収されているといったところを評価する映画鑑賞者もいました。

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進撃の巨人の実写映画ネタバレや感想まとめ

ここまで、実写映画「進撃の巨人」前編と後編のネタバレを含むあらすじや、映画鑑賞者の感想、批評などを紹介してきました。前編・後編共に酷評が目立つ作品ですが、楽しめたという感想も見られます。

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