ハリー・ポッターで亡くなった俳優は？キャストと担当キャラクターまとめ

『ハリー・ポッター』とは、1997年に発行された魔法を題材とした児童文学です。各国で翻訳されており、世界中で人気の作品です。ファンの年齢層も子供だけでなく老若男女に愛されています。日本では「ハリポタ」という略称で親しまれています。『ハリー・ポッター』は全部で7巻で完結しており、その続編としてハリー・ポッターの子供が主人公の『ハリー・ポッターと呪いの子』が出版されました。

『ハリー・ポッター』の映画は、2001年に第1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』が映画化されました。映画は最後の『ハリー・ポッターと死の秘宝』のみPART1とPART2に分かれており、全8作が放映されました。『ハリー・ポッター』シリーズが完結した後は、スピンオフ作品の『ファンタスティック・ビースト』シリーズが2016年から公開されています。

初代アルバス・ダンブルドアを演じていたキャストは、リチャード・ハリスです。第2作目までアルバス・ダンブルドア役を演じていました。役を演じたリチャード・ハリスは、1930年10月1日にアイルランドで生まれ、2002年10月25日にホジキンリンパ腫によって死去しました。出演作品には、『孤独の報酬』のフランク・メイチン役や『天地創造』のカイン役などがあります。

バーティ・クラウチ役を演じていたキャストは、ロジャー・ロイド=パックです。バーティ・クラウチは、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で生徒達に3大魔法学校対抗試合について説明した時に登場したキャラクターです。ロジャー・ロイド=パックは、1944年2月8日にイングランドで生まれ、2014年1月15日に膵臓がんによって死去しました。出演作品には、『ドクター・フー』のジョン・ルーミック役などがあります。

ホグワーツ特急の売り子のおばあさん役を演じたキャストは、マージェリー・メイソンです。ホグワーツ特急の売り子のおばあさんは、百味ビーンズや蛙チョコレート、かぼちゃパイなどを販売していたキャラクターです。役を演じたマージェリー・メイソンは1920年9月27日にイングランドで生まれ、2014年1月26日に100歳で死去しました。出演作品には、『レ・ミゼラブル』の修道女役などがあります。

魔法省の魔法使い役を演じたキャストは、シーラ・アレンです。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で登場しました。役を演じたシーラ・アレンは1932年10月22日にイングランドで生まれ、2010年10月13日に死去しました。出演作品には、『ラブ・アクチュアリー』のジェイミーの母役や『嵐の中で輝いて』マルガレーテの母役などがあります。

ナイトバスの運転手役を演じたキャストは、ジミー・ガードナーです。『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で登場しました。役を演じたジミー・ガードナーは1924年8月24日にイングランドで生まれ、2010年5月3日に死去しました。出演作品には『ロビン・フッド』のファーマー役、『愛と野望のナイル』のジャービス役などがあります。

フェンリール・グレイバック役を演じたキャストは、デイブ・レジェノです。狼男で、戦闘中にビル・ウィーズリーを噛んだキャラクターです。役を演じたデイブ・レジェノは、1963年10月12日にイングランドで生まれ、2014年7月6日に熱中症によって死去しました。出演作品には『スノーホワイト』のパンフレット役、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』の死刑執行人役などがあります。

アーマンド・ディペット役を演じたキャストは、アルフレッド・バークです。アーマンド・ディペットは『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で登場したホグワーツの前任の校長です。アルフレッド・バークは1918年2月28日にイングランドで生まれ、2011年2月16日に胸部感染症によって死去しました。出演作品には『Public Eye』のフランク・マーカー役などがあります。

フランク・ブライス役を演じたキャストは、エリック・サイクスです。フランク・ブライスはリドル一家殺害の容疑者として疑われていたキャラクターでした。役を演じたエリック・サイクスは、1923年5月4日にイングランドで生まれ、2012年7月4日に死去しました。俳優だけでなくコメディアンとしても活躍しており、多くのTVシリーズに出演した人物です。

マーカス・ベルビィ役を演じたキャストは、ロブ・ノックスです。マーカス・ベルビィはハリー・ポッターの1学年上のホグワーツの生徒です。役を演じたロブ・ノックスは1989年8月21日にイングランドで生まれ、2008年に刺殺されて18歳という若さで亡くなりました。出演した『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は死後に公開され、遺作となりました。

太った婦人役を演じたキャストは、エリザベス・スプリッグスです。太った婦人とは、グリフィンドールの寮の扉を守ってきた婦人のことです。役を演じたエリザベス・スプリッグスは、1929年9月18日にイングランドで生まれ、2008年7月2日に死去しました。出演作品には『即興曲/愛欲の旋律』のバロネス・ラギンスキー役などがあります。

エルファイアス・ドージ役を演じたキャストは、デヴィッド・ライオールです。エルファイアス・ドージは不死鳥の騎士団のメンバーであり、「日刊預言者新聞」でアルバス・ダンブルドアに関する記事を書いた人物です。役を演じたデヴィッド・ライオールは1935年1月5日にイングランドで生まれ、2014年12月25日に死去しました。出演作品には『カルテット!人生のオペラハウス』のハリー役などがあります。

エルファイアス・ドージ役を演じたキャストは、ピーター・カートライトです。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で演じ、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』でデヴィッド・ライオールに交代しました。役を演じたピーター・カートライトは1935年8月30日に南アフリカで生まれ、2013年11月18日に死去しました。出演作品には『第四の核』のヤン・マレー役や『遠い夜明け』の警察官役などがあります。

グリップフック役を演じたキャストは、ヴァーン・トロイヤーです。グリップフックはグリンゴッツ銀行に務めるゴブリンです。役を演じたヴァーン・トロイヤーは1969年1月1日にアメリカで生まれ、2018年4月21日に死去しました。出演作品には『Dr.パルナサスの鏡』のパーシー役や『バブル・ボーイ』のDr.フリーク役などがあります。

トム役を演じたキャストは、デレク・デッドマンです。トムは、『ハリー・ポッターと賢者の石』でハグリッドとハリー・ポッターが漏れ鍋に行った時に挨拶してきた初老の男性です。役を演じたデレク・デッドマンは1940年3月11日にイングランドで生まれ、2014年11月22日に糖尿病の合併症により死去しました。出演作品には『ロビン・フッド』のニーロック役や『バンデットQ』のロバート役などがあります。

クリーチャー役を演じたキャストは、ティモシー・ベイトソンです。クリーチャーはブラック家に仕えている屋敷しもべ妖精です。役を演じたティモシー・ベイトソンは1926年4月3日にイングランドで生まれ、2009年9月15日に死去しました。出演作品には『ラヴェンダーの咲く庭で』のハレット役や『人生は、時々晴れ』のハロルド役などがあります。

ピーブス役を演じたキャストは、リック・メイヨールです。ピーブスはホグワーツにいるポルターガイストで、生徒にいたずらをしていました。役を演じたリック・メイヨールは1958年3月7日にイングランドで生まれ、2014年6月9日に心臓発作によって死去しました。コメディアンとして有名な人物で、多くのTVシリーズに出演しました。

バチルダ・バグショット役を演じたキャストは、ヘイゼル・ダグラスです。バチルダ・バグショットは魔法史の著者で、彼女の本は授業にも使われていました。役を演じたヘイゼル・ダグラスは1923年11月2日にイングランドで生まれ、2016年9月8日に死去しました。出演作品には『アサイラム/閉鎖病棟』のリリー役などがあります。

血みどろ男爵役を演じたキャストは、テレンス・ベイラーです。血みどろ男爵はホグワーツにいるポルターガイストです。役を演じたテレンス・ベイラーは1930年1月24日にニュージーランドで生まれ、2016年8月2日に死去しました。出演作品には『ドクター・フー』のイェンドム役や『バンデットQ』のルシアン役などがあります。

エバラード役を演じたキャストは、サム・ビーズリーです。エバラードは18〜19世紀頃にホグワーツで校長を務めた人物です。役を演じたサム・ビーズリーは1916年3月29日にイングランドで生まれ、2017年6月12日に死去しました。出演作品には『秘密情報部トーチウッド』のアラン・エリス役などがあります。

魔法省の役人役を演じたキャストは、クリストファー・ウィッティンガムです。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で出演しました。役を演じたクリストファー・ウィッティンガムは1949年4月14日にイングランドで生まれ、2012年8月8日に死去しました。TVシリーズを中心に出演していた俳優です。

ノクターン横丁の魔法使い役を演じたキャストは、サロ・ガードナーです。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で出演しました。役を演じたサロ・ガードナーは1936年にチェコスロバキアで生まれ、2018年12月2日に死去しました。『ファンタスティック・ビースト』にもエキストラで参加していました。

コーネリウス・ファッジ役を演じたキャストは、ロバート・ハーディです。コーネリウス・ファッジは、1990年〜1996年まで魔法大臣を務めた人物です。役を演じたロバート・ハーディは1925年10月29日にイングランドで生まれ、2017年8月3日に死去しました。出演作品には『いつか晴れた日に』のジョン・ミドルトン卿役などがあります。

ギャリック・オリバンダー役を演じたキャストは、ジョン・ハートです。ギャリック・オリバンダーは、ダイアゴン横丁で杖専門店「オリバンダーの店」を経営していた人物です。役を演じたジョン・ハートは1940年1月22日にイングランドで生まれ、2017年1月25日に死去しました。出演作品には『ミッドナイト・エクスプレス』のマックス役などがあります。

黒い犬姿のシリウス・ブラック役を演じたのはベリーです。ベリーはスタントマンの飼い主に飼われていたシェパード犬です。生没年は不明です。

先程まとめた亡くなったキャストの他に、アラン・リックマンという俳優も『ハリー・ポッター』に出演後亡くなっています。アラン・リックマンは、1946年2月21日にイングランドで生まれ、2016年1月14日に膵臓がんにより死去しました。俳優としては1974年から2016年まで活動されていました。数々の受賞歴があるベテラン俳優で、『ハリー・ポッターと死の秘宝』ではキャスト賞を受賞しました。

アラン・リックマンの出演作品をまとめると、『ロビン・フッド』のノッティンガムの司法官ジョージ役、『Mesmer』のフランツ・アントン・メスメル役、『ラスプーチン』のラスプーチン役、『ラブ・アクチュアリー』のハリー・トレバー役、『マイケル・コリンズ』のエイモン・デ・ヴァレラ役、『いつか晴れた日に』のクリストファーブランドン大佐役などがあります。

アラン・リックマンは『ハリー・ポッター』に登場するキャラクターのセルブス・スネイプ役を演じていました。セルブス・スネイプは教師でありながら、ハリー・ポッターに対して執拗な嫌がらせをしていた役です。作中ではヴォルデモートの手先なのではないかと何度も疑われていたキャラクターでもあります。アラン・リックマンは、実は悪役のようなセルブス・スネイプ役を演じることに不満があったそうです。

複雑な役柄だったこともあり、役作りがとても難しかったといいます。実際に第1作目の映画が公開された時は、まだ原作本は3巻しか出ていませんでした。そこからセルブス・スネイプという人物のキャラクター作りをしなければならないところが難しかったそうです。物語の終盤には、作者のJ.K.ローリングと会談して役作りのヒントをもらったこともありました。

先程まとめた亡くなったキャストの他に、リチャード・グリフィスという俳優も『ハリー・ポッター』に出演後亡くなっています。リチャード・グリフィスは1947年7月31日にイングランドで生まれ、2013年3月28日に心臓手術後の合併症で亡くなりました。俳優としては1973年から2013年まで活動していました。2008年には大英帝国勲章を叙勲されました。

リチャード・グリフィスの出演作品をまとめると、『グレイストーク -類人猿の王者- ターザン伝説』のビリングス役、『ウィズネイルと僕』のモンティ役、『不機嫌な赤いバラ』のフレデリック役、『ヴィーナス』のドナルド役、『バレエ・シューズ』のマシュー役、『ヒューゴの不思議な発明』のムッシュ・フリック役、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のジョージ王役などがあります。

リチャード・グリフィスは『ハリー・ポッター』に登場するキャラクターのバーノン・ダーズリー役を演じました。バーノン・ダーズリーは、ハリー・ポッターを引き取ったマグルです。ハリー・ポッターを幼い頃から虐げていました。ハリー・ポッターにとっては嫌なおじさんという役回りでしたが、ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフはリチャード・グリフィスの存在が支えだったと言っています。

ダニエル・ラドクリフは始めての撮影の時、とてもナーバスになっていたそうです。しかし、リチャード・グリフィスはそんなダニエル・ラドクリフをフォローしてくれました。映画では仲が良くなさそうな印象でしたが、実際には2人はとても親しかったようです。

『ハリー・ポッター』でマルフォイ役を務めた俳優は、トム・フェルトンです。マルフォイといえば、ハリー・ポッターとはライバル的な立ち位置のキャラクターでした。トム・フェルトンを検索すると、死亡説があります。しかし、先程の亡くなった俳優一覧のまとめにも含まれていなかった通り、トム・フェルトンは生存しています。

なぜ死亡説が噂されているのかというと、『ハリー・ポッター』の俳優が亡くなったという情報が入った時に、マルフォイ役のトム・フェルトンが生存しているか確認している方が多いからだといわれています。

トム・フェルトンは現在も映画・ドラマで活躍しています。トム・フェルトンといえば、ブロンドヘアのマルフォイのイメージが強いのですが、とても役作りに熱心な方なので、役によっては髪色や体型を変えて出演されています。そのため、映画に出演していても気づかなかったという方も多いようです。

トム・フェルトンの出演作品をまとめると、『猿の惑星:創世記』のドッジ・ランドン役、『アパリション-悪霊-』のパトリック役、『オフィーリア』のレアティーズ役、『復活』のルシウス役、『THE FLASH/フラッシュ』のジュリアン・アルバート役、『オリジン』のローガン役、『イントゥ・ザ・シー』のトニー・パストゥラ役、『ベル 〜ある伯爵令嬢の恋〜』のジェームズ・アシュフォード役などがあります。

アラン・リックマンは、出演作品一覧でもまとめたように多くのヒット作品に出演していたので、たくさんの方がその死を嘆いていました。セルブス・スネイプは『ハリー・ポッター』のキャラの中でも特に人気でした。アラン・リックマンが亡くなっても、ずっと忘れないとその想いを語っている方もいました。

亡くなったキャスト一覧のまとめを見ると、シリーズ終了後に亡くなった方が何人もいました。メインキャストがほぼ亡くならないまま、8作もの映画を完結できたのは奇跡的だと言う方もいました。亡くなった方だけでなく、1作目からキャストがほぼ変更されていないのもすごいと評価されています。

こちらの方は『ハリー・ポッター』のキャラクターの中で、ロン・ウィーズリーとセルブス・スネイプが好きだそうです。セルブス・スネイプでアラン・リックマンを知ってファンになったという方もいました。

『ハリー・ポッター』の亡くなった俳優一覧のまとめを見ると、ベテラン俳優が沢山起用されていたことが分かります。『ハリー・ポッター』の作中では、亡くなったことが悔やまれるほど名演技を見せていました。『ハリー・ポッター』シリーズを見る時は、ぜひ亡くなった俳優達の活躍に注目して観てみて下さい。