2020年02月10日公開
2022年11月15日更新
【ワンピース】革命軍モーリーの悪魔の実の能力は?正体とインペルダウンとの関係は?
『ONE PIECE(ワンピース)』では物語の鍵を握りながらも、未だその全貌が明らかになっていない組織「革命軍」。政府からは海賊以上に危険視されている組織なのですが、とにかく癖が強いキャラクターが勢ぞろいしています。中でも革命軍「西軍」軍隊長を務めるモーリーが強烈なインパクトを与えるキャラクターです。当記事では、『ワンピース』のモーリーについて、悪魔の実の能力やインペルダウンとの関係など、少しづつ明らかになってきた彼の正体に迫っています。
目次
ワンピースのモーリーとは?
『ワンピース』に登場するモーリーは、未だに活動目的など謎の多い革命軍のメンバーです。コミックス第91巻では彼が使う悪魔の実についての詳細が明らかになっており、攻守ともにかなり応用が利く技などを披露していました。ここではそんなモーリーのプロフィールを紹介します。それではまず『ワンピース』の概要とあらすじを交えた作品情報からご覧ください。
ワンピースの作品情報
ワンピースの概要
『ONE PIECE(ワンピース)』は尾田栄一郎による冒険ファンタジー作品です。海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィが冒険を通して仲間たちとの友情を築き上げ、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を追い求める様子が描かれています。
現在(2020年2月)時点で単行本が全95巻まで刊行されており、累計発行部数が日本の漫画史上最高となる3億9000万部を記録し、さらに第66巻においては初週売上227万5000部の国内出版史上最高記録を樹立するなど国内における最高記録を数多く保持する大人気作品です。また、1997年から現在まで『週刊少年ジャンプ』にて連載されているのですが、歴代作品の中でも『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に次ぐ長期連載の作品でもあります。
ワンピースのあらすじ
ここでは『ワンピース』のあらすじを簡単に紹介します。時は大海賊時代。かつて海賊王と呼ばれたゴールド・ロジャーは、この世のすべてを手にしていました。その彼が遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡り、幾人もの海賊達が戦いに身を投じています。そんな中、東の島(イーストブルー)の端の村・フィッシャー村に住む少年モンキー・D・ルフィはシャンクスと出会います。
彼との出会いによって海賊たちの生き様を知るルフィは、海賊への憧れを募らせていきました。そして、シャンクスとの別れの日、ルフィは村を去るシャンクスから麦わら帽子を託され、将来立派な海賊になって再会することを約束します。それから時が経ち、17歳となったルフィ。シャンクスとの約束を果たすため、大海洋へと旅立つのでした…。
モーリーは革命軍「西軍」軍隊長
- 所属:革命軍「西軍」軍隊長
- 年齢:160歳
- 異名:不明
- 懸賞金:不明
- 出身:不明
『ワンピース』の最新コミックス第91巻にて登場するモーリーは巨人族であり、革命軍「西軍」軍隊長を務める人物でもあります。男性という設定なのですが、オカマ口調で喋りミニスカートを履いています。また濃いひげと体毛、パンツ一丁という見た目をし、強烈なインパクトを残したキャラクターです。
革命軍とは?
モーリーが所属する革命軍とは、政府そのものを倒そうとはしない海賊と異なり、打倒世界政府を目的に活動する反政府組織のことです。そのため、政府は革命軍のトップである革命家モンキー・D・ドラゴンを「世界最悪の犯罪者」として危険視してはいるものの、彼や組織のことに関する手がかりがつかめずにいるようです。
そして各地域をまとめる役職が「軍隊長」として存在しており、東西南北の海と偉大なる航路に1人ずつ置かれ、その軍隊長の配下として副隊長が補佐をしています。ちなみに軍隊長は計5人で、モーリーはその1人です。
ワンピースのモーリーの悪魔の実の能力や技
巨人族のオカマであり革命軍「西軍」軍隊長でもあるモーリー。容姿やオカマ口調からかなり興味深いキャラクターとなっているのですが、そんな彼が使う悪魔の実の能力は一体どんなものを使うのでしょうか?悪魔の実がコミックス91巻で「オシオシの実」であることが判明しています。
モーリーのオシオシの実の能力
『ワンピース』のモーリーの悪魔の実は「オシオシの実」です。武器である銛を活用し能力を発動させていました。そしてオシオシの実の能力の特徴には、土などを押しのけることによって埋まる、あらゆる物を壊さずに押しのける、押しのけたものは粘土に変質させる、押しのけたところに空洞が作れるの4つが挙げられ、敵や攻撃を押しのけるなどの戦闘にも応用できると考えられます。
モーリーの地面に埋まる技
モーリーのオシオシの実の能力は「地面に埋まる技(技名はない)」という技が使えます。『ワンピース』第904話にて、地面を粘土状にして地下から姿を現しているのですが、これによって地中や壁などに埋まり潜んでおく技であることが判明しました。また『ワンピース』第908話で地下に空間を作り、聖地マリージョアにも潜入しているため、防御にも使える便利な能力だと言えるでしょう。
モーリーの押しのけた物質で攻撃する技
続いてモーリーが使う技に「押しのけた物質で攻撃する(技名はない)」があります。『ワンピース』第904話で敵キャラが「どうなっているんだ!?地面が粘土みてえに!」と言っていたことから、押しのけた物質を粘土状に変質することもできることが判明しました。そしてそれを応用し、銛で相手を突き刺して攻撃しています。また、突き刺したものが地面であれば、巨体という特徴も相まって地面を大きく動かすこともできるようです。
ただ、普通の悪魔の実ではこのような技を使うことが出来ません。つまり、モーリーは「覚醒した悪魔の実の能力者」であると考えられます。なぜなら、パラミシア系の悪魔の実を覚醒させることに成功すると、その能力者は周囲の環境に影響を与えることができるからです。であれば、モーリーの地面を粘土状に変質させる技も納得がいきます。
覚醒した悪魔の実の能力者には、モチモチの実の能力者であるカタクリ、イトイトの実の能力者であるドフラミンゴが挙げられます。カタクリは周囲の環境をモチへと変質させ、ドフラミンゴは周囲の物体を糸に変質させていました。このような事例から、モーリーはパラミシア系の悪魔の実における粘土人間だと考えられ、悪魔の実の能力を覚醒したことによって地面を粘土状へと変質させているといえるでしょう。
ワンピースのモーリーの正体とインペルダウンとの関係
モーリーが使う「オシオシの実」の能力には、地面に埋まる技と押しのけた物質で攻撃する技の二つが使えるというのが分かりました。プロフィールで触れた年齢は160歳となっているのですが、やはりその長い時を経てさまざまな経験をしているようです。ここでは、モーリーの正体としてインペルダウンとの関係やニューカマーランドの建国、イワンコフとの関係などを交えて紹介していきます。
正体①100年以上も前にインペルダウンに収監される
革命軍の「西軍」軍隊長を務めるモーリーなのですが、かつて大監獄「インペルダウン」に収監されていた囚人が彼の正体であることが判明しています。モーリーの見た目はおっさんなので、それから年齢を40~50歳代だと仮定し、成長スピードが2分の1だとされている巨人族の特徴を含めると実年齢が160歳。つまり、インペルダウンに収監されていたのは100年以上も前だと考えられます。
そしてインペルダウンといえば、ルフィ達が起こした脱走事件以外は「金獅子のシキ」しか脱獄に成功した者はいない、とされていました。しかし、実はインペルダウンの内部で、囚人たちが消える現象「鬼の袖引き」がたびたび発生しています。そしてその囚人たちはインペルダウンLEVEL5とLEVEL6の中間地点にある地下空間「LEVEL5.5番地」でオカマの楽園(ニューカマーランド)を築いていたのです。
正体②ニューカマーランドを建国?
モーリーの正体、それは「ニューカマーランドの建設者」でもあるということです。インペルダウンのLEVEL5.5に建設された「ニューカマーランド」の成り立ちについては、イワンコフが「大昔に幽閉されていた囚人が穴掘りの能力者で、その能力者を筆頭に楽園を築いたと聞いているわ」と言っており、その人物が複数いると考えられています。その人物こそがモーリーだったのではないでしょうか?
インペルダウンに収監されていたのが100年も前のことだとするのであれば、イワンコフが言う大昔の囚人と、穴掘りの能力者ということも当てはまります。厳密にいうとモーリーの悪魔の実の能力は穴掘りではありませんが、彼が使う悪魔の実の能力は地下空間をつくることができるので、ニューカマーランドを建国したという説は十分にあり得る話です。
正体③イワンコフとの関係
モーリーがインペルダウンに収監されていたのは100年以上も前のことで、イワンコフが語っていたことを含めるとイワンコフとモーリーの関係はそれほど深くないことがうかがえます。ただイワンコフとモーリーは似たもの同士ということもあり、すぐ意気投合したようです。
しかし、モーリーがインペルダウンにニューカマーランドを建国したのは知らないはず。意気投合したということから共闘することも十分に考えられ、また2人がニューカマーランドを作り上げてきた立案者だと知ればより関係が深まり一層盛り上がるのではないでしょうか?
正体④インペルダウンを脱獄
インペルダウンのLEVEL5.5番地を作ったモーリーですが、彼はどのようにしてインペルダウンを脱獄したのでしょうか?その脱獄方法に利用したのが彼自身の能力だと考えられます。脱獄方法と密接な関係にあるインペルダウンの構造ですが、海底に接する構造となっています。そこで、モーリーの能力であればインペルダウンの地下に「海底トンネル」を作ることが可能だということです。
さらに、イワンコフは「ヴァナタの父ちゃんが軍を率いて動きだす時、ヴァタ―シはシャバに飛びだす」と言っているのですが、これはいかにも脱獄する準備が整っているといった口ぶりです。
もしかすると、イワンコフはモーリーが過去に作った海底トンネルを利用して脱獄を目論んでいたのではないでしょうか?ルフィの脱獄事件を除けば、脱獄に成功したのが金獅子のシキ1人、ということなのでそう簡単には脱獄できるはずがありません。もしモーリーが過去に脱獄し、その方法として能力を使ったのであれば必然的にトンネルをつくることへ繋がるため、今でもそのトンネルが残っている可能性は十分あり得ます。
ワンピースのモーリーの活躍
かつて凶悪な海賊団としてインペルダウンに収監され、そのインペルダウンでニューカマーランドを建国し、さらにインペルダウンの脱獄後に革命軍「西軍」軍隊長という経歴を持ったモリー。謎が多いキャラクターとはいえ、ただ者ではありません。今のところあまり活躍は見られないのですが、ルルシア王国の港町と世界会議にて活躍を見せていました。この二つの活躍を見ていきましょう。
モーリーのルルシア王国の港町での活躍
インペルダウンの元囚人とニューカマーランドの建国者、革命軍の軍隊長といったさまざまな正体が明らかになったモーリーですが、残念ながらいまのところ出番が少ないです。ただ、黒ひげ海賊団の傘下である「桃ひげ」が襲ったルルシア王国の港町を同じ革命軍のリンドバーグとベティ、カラスと共闘して戦い助け出していました。
実際、桃ひげとの戦いでは、足場を不安定にしたことによって相手の隙を作り出しています。ただ、能力を駆使した攻撃にまでは至ってはいないので、今後攻撃側としてどのような活躍を見せてくれるのか楽しみという声があります。
モーリーの世界会議での活躍
モーリーの活躍回はルルシア王国を助けた後(ルフィーたちがホールケーキアイランドから脱出した頃)のことでした。バーソロミュー・くまの解放と天竜人への宣戦布告を目的とした世界会議(レヴェリー)が開催されている「マリージョア」に潜入しています。
世界会議は4年に一度だけ開催される大会議であり、世界政府加盟軍の代表や政府の要人らが集まり、さまざまな思惑が飛び交うため些細な争いごとも戦争のきっかけになります。そのような状況下で潜入するということはかなりリスクが高いため、モーリーが使う悪魔の実の能力は重宝されるものだと言えるでしょう。
ワンピースのモーリーの声優
「もー男子って乱暴!!」という言葉、JKの口から多くの人が耳にしたことがあるかもしれません。そのセリフを巨人族のオカマ・モーリーが口にしており、見た目も相まってそうとうなインパクトを残していました。また、「やだもー、どこ見てんのよー!!」というセリフも印象的でした。かなり癖が強いキャラクターですが、そんなモーリーの声優を担当したのが「三宅健太」です。ここでは彼のプロフィールと主な出演作品を紹介していきます。
三宅健太のプロフィール
- 本名:三宅 健太(みやけ けんた)
- 出生地:沖縄県
- 生年月日:1977年8月23日
- 職業:声優
- 所属事務所:81プロデュース
モーリーの声優を担当した三宅健太は、10代の頃にファンであった女優に「1度会ってみたい」と考えたことが声優を目指すきっかけとなったようです。その後、アミューズメントメディア総合学院声優学科を卒業したのち、81プロデュースに入所しています。声優として活動し始めた頃は吹き替え声優を務めることが多かったようですが、あまりの緊張でセリフを忘れるなどの失態でスタッフによく怒られていたようです。
しかし、その後自身の好きな作品『ジョジョの奇妙な冒険』のオーディションを受け、見事モハメド・アヴドゥル役を勝ち取り、自信をつけるようになったとのこと。今では2019年に開催された「第13回声優アワード」にて助演男優賞を受賞するベテラン声優となっています。
三宅健太の主な出演作品
- 2001年~:探偵少年カゲマン(怪盗デ・アール 役)
- 2003年~:WOLF'S RAIN(ツメ 役)
- 2004年~:恋風(佐伯耕四郎 役)
- 2007年~:エル・カザド(ダグラス・ローゼンバーグ 役)
- 2009年~:メタルファイト ベイブレード(花輪ベンケイ 役)
- 2011年~:SKET DANCE(武光振蔵 役)
- 2014年~:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(モハメド・アヴドゥル 役)
- 2015年~:オーバーロード(コキュートス 役)
- 2016年~:ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園- 未来編(グレート・ゴズ 役)
- 2018年~:バキ(ジャック・ハンマー 役)
ワンピースのモーリーに関する感想や評価
ここからは『ワンピース』のモーリーに関する感想や評価を紹介していきます。やはり、モーリーの見た目と特徴などに関する感想が多く上がっており、多くの人に強烈なインパクトを与えたキャラクターであることがうかがえます。
感想や評価:モーリーの画像はショックを受ける
そうでしたね。😊いつか機会があれば 「ワンピース モーリー 」で画像を検索してみて下さい。たぶんショックを受けるかもしれません。😆 pic.twitter.com/M02VgO1fW4
— アドル クリスティン (@82enhr7mqGH3hFo) April 15, 2019
こちらでは『ワンピース』のモーリーの画像検索がおすすめされています。ショックを受けると言われているのですが、やはりモーリーの見た目に対してということなのでしょうか?くまのぬいぐるみにもモーリーという名のキャラクターがいるようなのですが、それを聞けばワンピースのモーリーもかわいらしい名前だと言えるでしょう。実際は強烈なインパクトを与える見た目をしているのですが…。
感想や評価:モーリーのキャラが好き
ワンピースのモーリーっていうキャラが好きすぎる。見た目オッサンで中身Jkとか面白い
— ミミ (@T39MgPu9lCvc9rs) April 14, 2019
こちらは『ワンピース』のモーリーが好きだと言われています。その理由に見た目がおっさんでありながら、中身がJKといった特徴が挙げられているのですが、これらの特徴を聞くだけでも鳥肌が立つほどの強烈な印象を抱くのはないでしょうか?癖が強いキャラクターが好きだということがうかがえます。
感想や評価:モーリーはヤバい要素しかない
ワンピースのモーリーさん
— ふぁくぐい (@fackgui) February 7, 2019
・巨人族(被差別部族)
・オカマ(LGBT)
・革命軍(危険思想)
・オシオシの実の能力者(差別用語)
とヤベー要素しかない
こちらは『ワンピース』のモーリーの特徴が挙げられています。革命軍という危険思想を持った巨人族のオカマ。これはもう想像が追い付かない領域です…。ヤベー要素だと言われているのですが、これは良い意味で述べられた感想なのでしょうか?癖が強く面白いキャラクターなので、好印象なのかもしれません。
感想や評価:モーリーのキャラが強烈過ぎる
今日のワンピースのモーリーのキャラが強烈過ぎる笑
— mepo (@8biJGyygTrCzlYo) April 14, 2019
こちらは『ワンピース』のモーリーが強烈過ぎると言われています。他の感想でも最近笑った出来事として女子高生おっさん巨人(モーリー)が出てきたことが挙げられているので、やはり面白いキャラクターといった認識が多く根付いているのがうかがえます。
ワンピースのモーリーの能力や正体まとめ
『ワンピース』の革命軍「西軍」軍隊長を務めるモーリーが使う悪魔の実の能力や、正体とインペルダウンとの関係を紹介してきましたが、いかがでしたか?モーリーはインペルダウンの元囚人とニューカマーランドの建国者という正体が明らかになっていました。未だ謎に包まれている悪魔の実の能力ですが、地面を粘土状に変質させていることからモーリーは悪魔の実の能力を覚醒した人物の可能性が十分に考えられるのではないでしょうか?
また、インペルダウンに収監された100年前は、凶悪な海賊だったという情報もあります。もしかすると、ドリーとブロギーの2人を筆頭にした巨兵海賊団の一員という正体もあり得るかもしれません。戦闘と防御においてさまざまな応用が利く悪魔の実の能力者であり、さまざまな正体を持ち合わせたキャラクターなので、今後活躍する可能性が高いと言えるでしょう。興味を持った方はぜひモーリーの活躍に注目してみてください。