2020年02月06日公開
2020年02月06日更新
【ワンピース】ドクQの能力・強さと懸賞金を考察!謎のリンゴの意味は?
『ワンピース』に登場する黒ひげ海賊団の1人であるドクQは、愛馬のストロンガーから落馬すると起き上がれないほどの虚弱体質の持ち主です。四皇クルーとしては弱そうな人物なのですが、彼は黒ひげ海賊団9番隊隊長の船医を務め、クロコダイルとナミのと同程度の懸賞金が掛かっている実力者。しかし、ドクQの能力と強さは今だ謎に包まれています。そこで当記事では、ドクQの能力と強さ、そしてそれに関わっているであろう謎の「リンゴ」の意味を考察と共に紹介しています。
ドクQとは?
『ワンピース』に登場する黒ひげ海賊団はついに四皇になりました。かなりの強さを秘める黒ひげ海賊団ですが、未だに謎めいたキャラクターが多く、その中でもとりわけドクQが謎に包まれています。ルフィや人間に謎のリンゴを勧めるなど不思議な行動をしているのですが、なぜリンゴを配るのか?またドクQの能力と強さとは?ここではまず、その疑念を解消する前に『ワンピース』の作品情報とドクQのプロフィールをみていきましょう。
ワンピースの作品情報
ワンピースの概要
『ワンピース』は尾田栄一郎による冒険ファンタジー作品です。1997年から『週刊少年ジャンプ』にて連載され、現在(2020年2月)までに95巻が刊行されています。夢への冒険と仲間との絆というテーマを前面に掲げ、感動エピソードと激烈なバトルが人気を博し、長年にわたって深く練りこまれた壮大なスケールと、緻密な設定のストーリーが本作の特徴です。
国内累計発行部数が単行本95巻の時点で漫画史上最高の3億9000万部を突破。また、第66巻は初週売上が227万5000部、第67巻では405万部という国内出版史上最高記録を叩き出すなど、出版の最高記録をいくつも保持している大人気の作品となっています。
ワンピースのあらすじ
- 東の海編
- アラバスタ編
- 空島編
- ウォーターセブン編
- スリラーバーク編
- 頂上戦争編
- 魚人島編
- パンクハザード編
- ドレスローザ編
- 四皇編
『ワンピース』の物語は大編が「サバイバルの海 超新星編」、「最後の海 新世界編」の二つとなっています。そして小編が上記のように分けられています。海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公とし、かつて存在した”海賊王”のゴールド・ロジャーが残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡った戦いが描かれています。
「東の海編」では東の海(イーストブルー)に住むルフィーとそこに彼の村に滞在していたシャンクスが偶然出会い、ルフィはシャンクスに憧れを抱きました。そしてルフィは立派な海賊になって再会することを約束します。その時に「ゴムゴムの実」という悪魔の実を食べたルフィは、全身が伸縮するゴム人間となっていました。彼はその能力を使い、シャンクスとの約束を果たすため大海洋への身を投じるのでした。
ドクQのプロフィール
- 本名:ドクQ
- 所属海賊団:黒ひげ海賊団9番隊隊長 船医
- 所属船:サーベル オブ ジーベック号
- 年齢:28歳
- 身長:342㎝
- 異名:死神
- 好きなもの:リンゴ(爆弾が入っていない)
『ワンピース』に登場するドクQは黒ひげ海賊団に所属し、船医としての役割を担う人物です。長髪で髭を蓄えたむさくるしい容姿をしており、移動は愛馬のストロンガーに乗り行動しています。身長が342㎝と「10人の巨漢船長」の1人に数えられる隊長でもあります。
ドクQの能力・強さ
「10人の巨漢船長」の1人に数えられるドクQですが、彼の登場回では弱々しい場面がたびたび見受けられます。しかし、四皇クルーということもあり、やはりドクQは能力と強さを隠しているだけでなのでは?という疑念が残っています。そこでドクQの能力と強さを、覇気が使えるのか、かごに入った謎のリンゴの正体、愛馬のストロンガーについての情報を交えつつ紹介していきます。
能力・強さ①覇気が使えない?
相当な能力と強さを誇る新世界の海賊にとっては、武装色の覇気と見聞色の覇気を使えるのが当たり前となっています。ドクQが所属する黒ひげ海賊団においては、覇気を使える人物が黒ひげとバージェスの2人で、そのほかのメンバーが謎のまま。おそらくこの2人以外にインペルダウン6の脱獄囚と雨のシリュウは使うことができると考えられます。
ドクQは覇気が使えないという情報については2年前から存在しており、今でも覇気が使えない可能性が残っています。ただ、ドクQ達はルフィ達が修行していた時期に覇気を覚えている可能性もありますので、断言することはできません。
能力・強さ②かごに入ったリンゴ
ドクQは死神という異名のとおり「鎌」を武器にしています。頂上戦争では白ひげを攻撃する際に鎌を使った攻撃を繰り出していました。また、「かごに入ったリンゴ」までを持ち歩いているのですが、ドクQは偶然出会った人々に配っており、これも武器の1つとなっています。
なぜなら、ドクQは人間の存在価値を運の強さで計るところがあるため、普通のリンゴと爆弾入りのリンゴをかごの中に入れておき、もし爆弾入りのリンゴを食べてしまった場合は爆発するからです。
能力・強さ③能力者狩り?
ドクQが配っているリンゴに関しては、以前ネット上で「能力者狩りをおこなうためのもの」という考察がされていました。悪魔の実とは、悪魔の実の能力者から生み出されるものとされており、もし能力者が死亡した場合、その死体の近くにある果実が悪魔の実へと変化すると言われています。
そして、その変化した悪魔の実がどこかに再び現れるとされているようです。しかし、すぐ近くの果実が変化する可能性は低いと考えられます。もしこ噂が本当なのであれば、爆発するリンゴで相手が死亡した場合、そのリンゴを悪魔の実に変化させることができるといえるでしょう。
能力・強さ④人の体力を奪う?
ドクQに関する考察は「人の体力を奪う能力」ともされています。その証拠となるのがルフィ一行が空島へと向かっている時に、黒ひげ海賊団が後を追っていたときのことです。普段は貧弱な体で立つことすらもままならない状態のドクQですが、その時は立って黒ひげ海賊団の丸太舟を漕いでいました。
そして片側をバージェスが漕いでおり、一方でヴァン・オーガと黒ひげは何もせずにただ立っていました。通常であれば、力と体力的な面から船漕ぎを任せるならヴァン・オーガです。もし、その考察が正しいのであれば、ドクQに船漕ぎを任せるのは納得のいく話です。
能力・強さ⑤体力を温存している?
そもそもドクQはなぜ体力がなく弱々しい体をしているのでしょうか?黒ひげ海賊団の中でも戦略家として活動しているドクQだからこそ、うかつに能力を出すわけにはいかないのかもしれません。もしかすると体力を温存している、と考えることもできるのではないでしょうか?
相手が油断した隙にとどめの一撃を食らわせるのも戦略の内です。弱いと思わせたところで体力を一気に増幅させることによって、一気に本領を発揮することができます。ルフィ達を追ってきた際は、体力を増幅させた状態で丸太舟を漕いでいたとも考えられるでしょう。
能力・強さ⑥相方の馬(ストロンガー)
ドクQの能力と強さには相方の馬であるストロンガーも関係していると考えられます。必然的にドクQのみが弱々しい体であることは自然な話ですが、ストロンガーも弱々しい体をしています。これは不自然でどうも考えにくいです。
もしドクQが体力を奪う能力を持っているのであれば、ストロンガーから体力を奪い続けていると考えられます。もしかすると、ドクQが呼ばれる異名”死神”というのは体力を奪う能力にちなんで付けられたのではないのでしょうか?
ドクQの懸賞金
並みいる競合達の強さをはかる一助として知られる懸賞金。『ワンピース』の序盤よりも高騰ぶりが明白となっているのですが、その額の基準は海賊団としての総合力と個人の戦闘力、民間人に対する危険度も指標となっているようです。今回のテーマとなっているドクQの懸賞金は7200万べりーです。その懸賞金と同程度の額を叩きだしているのがクロコダイルとナミ。そこでドクQの懸賞金と2人の懸賞金を比較し、ドクQの強さに迫っていきます。
懸賞金①クロコダイルと比較
クロコダイルが王下七武海に入る前の懸賞金は8100万べりーとなっています。『ワンピース』の序盤でルフィと最初に本格的な戦闘を繰り広げた人物で、白ひげとの戦闘で敗北を味わうまではルフィと同じ海賊王を目指していました。
体を砂に変えることのできる能力を駆使しており、武装色の覇気でなければ物理攻撃が通用しない防御力を誇ります。そんなクロコダイルの懸賞金と比較すると同じくらいなので、ドクQの強さはそうとうなものだと言えるでしょう。
懸賞金②ナミと比較
ナミの懸賞金は6600万べりーで、ドクQの懸賞金と比較すると800万べりーの差でドクQが勝っています。ナミはルフィ達と共に戦っているので、彼女の強さは周知のとおり。頭の回転の速さを活かし、戦闘ではサポートに徹することが多く、持ち前の頭脳と戦略的な戦法によって強敵とも渡りあえるほどの強さを誇ります。
ちなみに、アニメ『ワンピース』の891話では、覇気を礎にして極限まで肉体を鍛えたものにだけ体得できる武術「六式」を使いこなすことができ、それによって剃のような速度で移動が可能となりました。
ドクQの謎のリンゴの意味は?悪魔の実ではない?
ドクQが配っているリンゴは未だに謎に包まれているのですが、そのリンゴが彼の武器でもあります。そして黒ひげ海賊団は能力者狩りをしています。その目的とドクQのリンゴは何か因果関係があるのでしょうか?ネット上では、ドクQのリンゴが悪魔の実という声とそれに反対する意見の二つに分かれていました。ただ、悪魔の実ではないという意見の方が傾いているようなので、ここではその理由を紹介していきます。
悪魔の実ではない理由①爆発
ドクQが持っている謎のリンゴについては、能力者狩りをおこなっている可能性を指摘していました。そこで悪魔の実について触れていますが、悪魔の実には色々なタイプがあることも判明しています。それは、悪魔の実の能力者が悪魔の実を食べると爆発するということです。それについてはブルーノが語っており、ぺがパンクの研究結果が海軍に知られているとされているため、この説は既に裏付けられています。
ここで繋がるのがドクQのリンゴです。ドクQのリンゴも食べた後に爆発していました。ただ、そのままの解釈で「ドクQが悪魔の実を配っている」というのは無理があります。悪魔の実とドクQのリンゴの爆発には何かしらの因果関係が見いだされる可能性もあり得るのでしょうが、さすがに悪魔の実を配っているはずがないので、ここではあくまでも共通点があるということにとどめておきましょう。
悪魔の実ではない理由②「リンゴ」というワードが強調されている
ドクQのリンゴが悪魔の実ではない理由に、「リンゴ」というワードが強調されているということが挙げられます。ドクQが渡したハズレのリンゴは皆リンゴだと認識しており、ルフィがリンゴを飲み込んだ後、他の5人が吹き飛ばされたシーンでは「リンゴ」というワードが妙に強調されており、このことから皆が誰1人疑わずにリンゴを食べた、と考えられます。
ということは、悪魔の実(ぐるぐる模様の実)だったということは考えられにくいです。変な模様が入ったリンゴを勧められたのであれば普通は疑い、食べるはずがありません。さらに5人もの人達が躊躇なく食べているわけです。もし仮にリンゴではなく、能力者に食べさせる悪魔の実だというのであれば、ドクQが持つデザインセンスと造形能力はかなり高いと考えられるでしょう。
悪魔の実ではない理由③コストとリスク
ドクQのリンゴが悪魔の実ではない理由として、コストとリスクが挙げられます。能力者狩りをおこなっている黒ひげ海賊団にとって、ドクQが悪魔の実を配り能力者を生み出すというのはさすがにリスクが大きすぎるからです。確かに、ドクQが配る悪魔の実が偶然能力者に当たれば、能力者が死に有益かもしれません。もし能力者狩りをおこなっているのであれば、リンゴに宿っていた悪魔の実の能力を回収する方法も準備していたはずです。
しかし、黒ひげ海賊団は自分たちよりも強い能力者を狙っているため、相手がどのような能力かを把握しなければならず、仮にドクQのリンゴで能力を奪えたとしても能力を確認していないため、戦闘で使えるのかどうかも分からずじまいとなります。さらに、もしドクQが差し出したリンゴが悪魔の実の能力者ではなかった場合、リンゴによって能力を与えてしまうことになります。これはさすがに時間的なコストが無駄にかかっていると言えるしょう。
ドクQの声優
四皇となった黒ひげ海賊団はこれからまだまだ活躍していくと言われているのですが、それでもドクQは口数が少なく「マリンフォード頂上戦争編」ではほとんど話していません。そんな中、ドクQが直面した事象に対して「これも運命」といった発言が散見しており、落馬したら起き上がれないほどの虚弱体質で、虚無感に囚われているような人物。そんなドクQを演じたのが内田直哉です。ここでは彼のプロフィールと出演作品を紹介していきます。
内田直哉のプロフィール
- 本名:内田 直哉(うちだ なおや)
- 出生地:東京都
- 生年月日:1953年5月1日
- 職業:声優、俳優
- 所属事務所:大沢事務所
ドクQの声優を演じた内田直哉は、1972年に『幻の殺意』で俳優デビューを果たしています。それ以降、ドラマ出演とミュージカル出演などを経験し、1996年頃から声優を中心とした活動を始めています。声優としては、主に海外ドラマや洋画吹き替えに出演することが多いようなのですが、アニメでも活動しています。
シリアスからギャグ路線、善悪人とを問わず幅広い役柄をこなし、『ゲッターロボ』シリーズの隼人役や、吹き替えではブルース・ウィリス、アンディ・ガルシア、ポール・マクレーン、ウディ・ハレルソンなどを担当しています。また、ディズニー映画『ピーターパン』のフック船長やコブラなどの野沢那智、大塚周夫谷口節が退いた持ち役を引き継ぎ、津嘉山正種の代役を務めた実績を持つ声優です。
内田直哉の主な出演作品
- 1999年~:モンスターファーム シリーズ(ゴーレム 役)
- 2002年~:奇鋼仙女ロウラン(神子上博士 役)
- 2003年~:ONE PIECE(ドクQ 役)
- 2006年~:DEATH NOTE(夜神総一郎 役)
- 2007年~:逆境無頼カイジ(遠藤勇次 役)
- 2010年~:COBRA THE ANIMATION(コブラ 役)
- 2012年~:HUNTER×HUNTER(ノブナガ=ハザマ 役)
- 2016年~:DRIFTERS(織田信長 役)
- 2019年~:どろろ(醍醐景光 役)
- 2019年~:ヴィンランド・サガ(アシェラッド 役)
ドクQに関する感想や評価
感想や評価:ドクQのリンゴは悪魔の実の能力?
ドクQのこのリンゴ、今まで流してたんですけど、1口食ったら爆発するっておかしいですよね。
— ハンセイ(岩代俊明 待望論) (@neoamakusa) August 24, 2019
しかも、食い残したリンゴではなく、食った人間が爆散したっぽいですし。
悪魔の実の能力なのかな。
Mr.5のボムボムの実が自分の身体を爆弾に変える能力だったのに対し、ドクQは任意の物を爆弾にできるとか pic.twitter.com/Ldp2oxC8RV
こちらはドクQが持ち歩くリンゴの謎について言及されています。一口食べると爆発するのはおかしいと言われており、それが悪魔の実の能力によるものだと言われています。やはり、なぜリンゴが爆発するのか?という疑問が生じるようで、確かに感想のようにドクQの能力は任意の物を爆弾にできると考えることもできます。
感想や評価:能力者を選別するためのリンゴ?
同期と仕事中にワンピースの考察してたんだけど、1個ほぉってなったのがある
— イオリ (@iorikeiba) June 22, 2018
黒ひげ一味であるドクQが持ってたりんごは、悪魔の実の能力者かそうでないかを選別する為のものであったっていうの#ワンピース
こちらはドクQのリンゴについて考察されています。それがドクQが配るリンゴには、黒ひげ海賊団の目的である能力者狩りと関係しており、そのリンゴが能力者であるかそれではないかを選別する役割を担っているというもの。
確かに、選別するために利用するのであればコストとリスクも少なく、合理的な手段だといえるでしょう。ただ、もしそれが本当なのであれば、やはりドクQが使う能力は物を爆弾に変えることに加えて、細工までも施せるということになるのではないでしょうか?
感想や評価:ドクQの懸賞金が意外
初期の黒ひげ海賊団の中でドクQの懸賞金が1番高いのは意外やったな
— KERULA🍀いのりまち町民🍀 (@10KERULA42) February 7, 2019
「死神」っていう名前もシンプルでかっこええよな#ONEPIECE#VIVRECARD pic.twitter.com/u9NN9jt21j
こちらの感想では、初期の黒ひげ海賊団の中でドクQの懸賞金が一番高かったことに意外性を感じているようです。やはり見た目の特徴と貧弱体質というところが弱そうに見えるのでしょうか?
ただ「死神」という異名がシンプルでかっこいいと言われており、強い印象を抱かせてくれます。この感想のほかにもドクQの懸賞金が意外だった述べられている感想が多いので、多くの人が弱いキャラクターだと思っているのがうかがえます。
ドクQの能力・強さまとめ
『ワンピース』に登場するドクQの強さと能力を、ドクQの懸賞金と他キャラの懸賞金との比較、武器や爆発するリンゴなどを交えて紹介してきましたが、いかがでしたか?ドクQは黒ひげ海賊団の一味として以前から登場しているのにも関わらず、未だに能力が謎に包まれています。
ストロンガーから落馬したら自分では起き上がれないほどの虚弱な体質をしているドクQなのですが、なぜドクQはリンゴを配り続けているのか、そこに彼が持つ強さと繋がりがあると考える人も多いようです。ドクQが配っているリンゴが悪魔の実、という考察もありますが、さまざまな要素を考慮した上で出た結論は、悪魔の実ではないということになりました。
ドクQの懸賞金についてはクロコダイルやナミと同程度ですが、もしかすると戦略家であるドクQはナミの強さに近いのかもしれません。ついに黒ひげ海賊団が四皇になったということなので、それに伴いドクQも活躍するはずです。今後もドクQの活躍に期待しておきましょう。