2020年02月24日公開
2020年02月24日更新
【魔法科高校の劣等生】服部刑部少丞範蔵の強さや声優は?達也との関係や好きな人は?
魔法科高校の劣等生では、次席で入学をし生徒会副会長を務めている服部刑部少丞範蔵の姿を見ることができます。彼は、とても長い自分の名前を嫌っており、学校へは服部刑部(はっとりぎょうぶ)という名前で籍を置いていました。少し意地悪で人を差別する傾向がある服部刑部少丞範蔵は、魔法師としては非常に優秀だったのです。そんな彼の魔術師としての強さや心を寄せている生徒会長の七草真由美について、二科生でありながら素晴らしい強さを持っている司波達也との関係、声優を務めている木村良平さんについてもご紹介します。
目次
服部刑部少丞範蔵とは?
魔法科高校の劣等生では、非常に長い名前を持つ服部刑部少丞範蔵(はっとりぎょうぶしょうじょうはんぞう)の姿を確認することができます。彼の名前は、非常に長く、どこまでが苗字でどこまでが名前なのかわかりにくい名前でもありました。生徒会副会長を務めている服部刑部少丞範蔵の名前の中央にある「刑部少丞」とは、官職名を現していたのです。それゆえに、服部が苗字で、範蔵が名前ということになります。
人によっては、名前の順番がおかしいという声も上がっていますが、服部家は代々官職名を苗字と名前の間に挟んでいるようです。彼は、自分の長い名前はもちろん、範蔵と呼ばれることも嫌っていました。そこで、細かいことを気にする服部刑部少丞範蔵が心を寄せている生徒会長の七草真由美や、魔術師としての強さ、二科生とは思えない強さを持っている達也の存在、声優を務めている木村良平さんについてもご紹介します。
魔法科高校の劣等生の作品情報
KADOKAWA アスキー・メディアワークスの電撃文庫によって連載がスタートした「魔法科高校の劣等生」は、佐島勤さんによって執筆され誕生したライトノベルとなっています。2008年10月12日~2013年8月10日の期間に連載され、2011年7月10日~刊行された「魔法科高校の劣等生」は、2019年9月の時点では、番外編1巻と本編30巻が刊行されました。
魔法科高校の劣等生では、ライトノベルをはじめスピンオフ作品や、14シリーズに渡る漫画、テレビアニメ、劇場版もそれぞれ刊行、公開されています。2019年11月時点でのシリーズ累計発行部数は、1500万部を超えており、現在も記録更新中の大人気作品となりました。
魔法科高校の劣等生の概要
魔法科高校の劣等生では、魔法師と呼ばれている体系化された魔法を使用する職業がありました。その職業を目指すべくで作られたのが、魔法科高校という魔法師を育てていく教育機関となります。魔法科高校の劣等生では、魔法科高校を舞台に物語が展開されており、学園内では優秀な魔術師になるために様々なバトルが繰り広げられていきます。この作品は、学園のバトルアクションが魅力のライトノベルとして誕生しました。
2008年10月12日~2013年8月10日に連載された魔法科高校の劣等生では、2012年~は漫画も次々と登場し現在では14種類も出版されました。完結しているものから、まだ連載中の作品まであります。ライトノベルとして大人気となった魔法科高校の劣等生は、14種類の漫画作品が大好評だったため、2014年4月6日~9月28日にはテレビアニメとして全26話がTOKYO MXほかより放送されました。
アニメが大人気となったため、「劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」が2017年6月17日~公開され、多くの人に愛される作品として成長していきます。さらに、2018年8月12日~は「魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画」というスピンオフ作品が連載スタートし、2020年1月現在では3巻まで刊行されました。また、2020年7月~は「魔法科高校の劣等生 来訪者編」というアニメが放送予定となっています。
魔法科高校の劣等生のあらすじ
2095年には、魔法の力が国の強力な武器になるとされていきます。そのため、優秀な魔術師を育てる国立魔法大学付属第一高校が用意されました。そこでは、一科生と呼ばれている将来が約束されたエリートクラスと、その補欠候補が集まっている二科生とに分けられ、優等生と劣等生による壮絶な戦いが繰り広げられていきます。将来を縛られてしまった兄妹が、自らの自由を掴み取ろうと戦い続ける姿が描かれていきました。
服部刑部少丞範蔵のプロフィール
- 名前:服部刑部少丞範蔵(はっとりぎょうぶしょうじょうはんぞう)
- 学校での名前:服部刑部(はっとりぎょうぶ)
- 所属:一科生
- 役割:生徒会副会長
- 身長:175cm
- 体重:67kg
- 学年クラス:2年B組、3年B組、魔法大学
- 好きな人:七草真由美
- CV(声優):木村良平
次席(国立魔法大学付属第一高校)で入学した服部刑部少丞範蔵は、生徒会副会長として活躍していました。そのため、入学時に首席で入学した中条あずさにライバル心を抱いていたのです。そんな彼は、勉強や魔術の実力において常に彼女と競っていました。センター分けの前髪に茶色の丸みを帯びた可愛らしい髪形をしています。一見、かわいいイケメンですが、いつもむすっとした険しい表情をしていました。
出典: https://ascii.jp
彼が誕生した服部家は、日本で最強と言われている魔術師の家系ではありませんでした。最強と言われている十師族の魔術師に次ぐ、百家の支流だったのです。しかし、ツンデレな性格の服部刑部少丞範蔵は、魔術師としては優れた強さを持っていました。魔術師でありながら専門分野に縛られることを嫌う服部刑部少丞範蔵は、何でも応用ができる現代魔法を追求していく能力もあったのです。
長いフルネームを持つ服部刑部少丞範蔵は、自分の名前にもコンプレックスを持っており、学校へもフルネームで提出していません。初めの部分だけをとった服部刑部で籍を置いていました。それゆえに、フルネームはもちろん、名前である範蔵と呼ばれることも嫌っていたのです。しかし、心を寄せている生徒会長の七草真由美には、「はんぞーくん」と呼ばれてしまっているのでした。
服部刑部少丞範蔵の経歴
国を挙げて魔術師を育てようと建設された国立魔法大学付属第一高校に、2094年4月に入学した服部刑部少丞範蔵は、次席だったために一科生としてエリートコースへ進みました。そして、1年生でありながら生徒会副会長として選ばれ、就任しています。翌年の2095年には、2年B組に進学し、魔術師としては素晴らしい強さを持っていながら劣等生(二科生)として現れた司波達也と出会うことになりました。
同年の8月5日に開催された全国魔法科高校親善競技大会(九校戦)に出場した服部刑部少丞範蔵は、準優勝を手にしています。また、同大会で12日に開催されたモノリス・コードでは、優勝に輝いていました。それらの実力が認められ、同年の10月には課外活動連合会の会頭に選ばれ、就任しています。2097年には、3年B組に進級し、この年も昨年同様にモノリス・コードで優勝を果たしました。
スティープルチェース・クロスカントリーでも大活躍した服部刑部少丞範蔵は、第3位となります。2097年3月15日には、これまでさまざまな分野で大活躍してきた高校生活を卒業することになりました。そこで、今まで共に過ごしてきた仲間達と沖縄に卒業旅行に行きます。その際に開催された西果新島竣工記念パーティーに参加しますが、ここでもテロ防止作戦に加わり、大きな任務を遂行し大活躍しました。
服部刑部少丞範蔵の強さ
一流と言われている十師族の出身ではないものの、3年生の3人以外では負けることがなかった服部刑部少丞範蔵は、1年生で生徒会副会長として大活躍するだけの魔術師としての優秀な能力を持っていました。彼の魔術は、専門分野に縛られることを嫌う柔軟性のある魔法だったのです。それゆえに、現代魔法の理想の形を手に入れることに成功しています。
そんな彼は、一流と言われている十師族出身の生徒とも対等に戦うことができるため、将軍(ジェネラル)と呼ばれ、大きな期待を寄せられていたのです。また、二科生でありながら強力な力を持っている達也と戦うまでは模擬戦において無敗を誇る実力の持ち主でもありました。そんな彼の将軍(ジェネラル)と呼ばれるほどの強さや、彼が得意としている魔法についてもご紹介します。
強さ①将軍(ジェネラル)
高校1年生の頃から生徒会副会長として大活躍してきた服部刑部少丞範蔵は、魔術師としてはかなり優れた能力と強さを持っていました。専門分野に縛られることを嫌った彼は、現代魔法の理想形を目指し、幅広く何でもできるという魔術師としての能力(ジェネラリスト)を持っていました。そのため、魔術師としては超一流と呼ばれている十師族ではありませんが、彼らと対等に戦うことができる力と強さを持っていたのです。
それゆえに、魔術師としては超一流の家系と言われている十師族以外の同級生からは、高く評価され、「将軍(ジェネラル)」と呼ばれるようになりました。彼の魔術師としての強さは、一流の家系出身でなくても、真剣に学び、努力を積み重ねることで、魔術師として立派に能力や強さをいくらでも手に入れることができるという希望を周囲の生徒達に与えたのです。
専門分野に縛られずに、柔軟に現代魔法を取り入れて何でもできる魔術能力を持つと共に、魔術師として超一流とされている家系の生徒達とも対等に戦うことができる服部刑部少丞範蔵は、模擬戦では一度も負けたことがないほどの強さを持っていました。しかし、二科生であり劣等生として姿を現した達也との戦いで負けてしまったのです。魔術の強さや実力を何よりも尊重する彼は、のちに達也を認めるようになります。
強さ②得意魔法
生徒会副会長として大活躍している服部刑部少丞範蔵は、一流と言われている十師族の七草真由美や、同じ百家支流であり、生徒会長の七草真由美とは首席を争うほどの実力者である十文字克人(じゅうもんじかつと)、同じく百家支流であり、風紀委員長で女子生徒から慕われている渡辺摩利(わたなべ まり)ら3年生に次ぐ、魔術の実力者とされています。それゆえに、同級生の中では1番の能力を持っていたのです。
そんな彼が得意としている魔法は、中距離以上のできるだけ広範囲を攻撃することができるような魔法でした。広範囲を狙った時の魔力は素晴らしいものがありますが、個人戦は苦手としていたのです。彼の魔法は、常に安定した力を持っていました。コンビネーション魔法というような多種多様な魔術を上手に組み合わせて使用することができたのです。特に苦手な分野もなかったため万能型の魔術師でした。
ずば抜けた処理速度や威力の魔法は持っていない服部刑部少丞範蔵でしたが、バランスの良いコンビネーション魔法の能力が高かったため、それぞれの魔法を上手に組み合わせることで調和を生み、最大の力を発揮させる「這い寄る雷蛇(スリザリン・サンダース)」を得意としていたのです。それぞれの魔法の特徴をしっかりと捉えることができる彼だから扱える魔法でもありました。
服部刑部少丞範蔵の声優
魔術師として一流の家系に生まれていない服部刑部少丞範蔵でしたが、魔術師としての実力は、一流と言われている十師族の生徒達とも対等に戦うことができる力を持っていました。そんな彼の声を担当しているのは、声優の木村良平さんです。
彼は、劇団ひまわりに3歳の頃から入団して、子役として活躍してから、声優としての仕事もスタートし、活躍の場を広げていきました。そんな声優や俳優として大活躍されている木村良平さんのプロフィールや、出演されている作品などをご紹介します。
木村良平のプロフィール
首席で入学し魔術師としての実力を兼ね備えている七草真由美に憧れている服部刑部少丞範蔵の声を担当しているのは、声優の木村良平さんです。彼は、声優以外に俳優としても大活躍しています。劇団ひまわりに3歳の時に入団した彼は、声優歴よりも俳優歴の方がはるかに長いのです。芝居が大好きな彼は、物心つく前から声優として吹き替えの仕事もしていました。
- 名前:木村良平(きむらりょうへい)
- 血液型:AB型
- 生年月日:1984年7月30日
- 出身地:東京都
- 所属事務所:劇団ひまわり
- 職業:声優、俳優
- 声優デビュー:1996年
- 身長:170cm
- 体重:55kg
声優の仕事は顔を出さずに演技ができるので、当時はとても楽だと思っていたようです。また、外見を気にする必要がないため、声だけに集中できるとも考えていました。木村良平さんは、爽やか系のイケメンの声から、凶悪なサディスティックなキャラクターまで幅広く演じることができる声優としても定評があります。それらの実力が認められた彼は、2012年には第6回声優アワードで、助演男優賞を受賞しました。
木村良平の主な出演作品
声優の木村良平さんが出演した作品には、おおきく振りかぶっての西広辰太郎役や、夏目友人帳の西村悟役、東のエデンの滝沢朗役、神様ドォルズの枸雅阿幾役、僕は友達が少ないの羽瀬川小鷹役、黒子のバスケの黄瀬涼太役、ROBOTICS;NOTESの八汐海翔役、革命機ヴァルヴレイヴのエルエルフ役、ミハエル役、銀の匙 Silver Spoonの八軒勇吾役などがあります。
その他には、テイルズ オブ ゼスティリアシリーズのスレイ役、PSYCHO-PASS サイコパス 2の鹿矛囲桐斗役、キュートランスフォーマーのバンブルビー役、トランスフォーマーアドベンチャー マイクロンの章のバンブルビー役、マクロスΔのキース・エアロ・ウィンダミア役、イナズマイレブン アレスの天秤/オリオンの刻印の道成達巳役、ぼくのとなりに暗黒破壊神がいます。の月宮ウツギ役で大活躍されました。
服部刑部少丞範蔵と達也との関係や好きな人
1年生でありながら魔術師としての優れた能力を持っていた服部刑部少丞範蔵は、入学してからさまざまな戦いにおいても負けたことがなかったため、二科生や敗北者に対してとても冷たい態度を取っていました。差別的な用語も平気で使用したり、生徒会副会長として失格な振る舞いをしたりしていたのです。しかし、あまり表情が豊かでない二科生の達也に敗北したことによって、考え方が変わっていきました。
出典: https://festy.jp
また、魔術師として一流と言われている十師族の出身を嫌っていた服部刑部少丞範蔵は、当初生徒会長を務めていた七草真由美のことも嫌っていました。家柄にコンプレックスを抱いていた彼は、十師族の生徒に負けたくないという気持ちを持っていたのです。しかし、お嬢様でありながら素晴らしい魔術を扱う七草真由美に自分は敵わないことを思い知ります。それによって、十師族である七草真由美を認めていくようになりました。
多種多様な魔術を上手に使用することができる服部刑部少丞範蔵は、自分よりも魔術が素晴らしい達也や七草真由美との出会いや戦いによって、大きく成長していくことになります。そこで、初めての敗北を味わった相手である達也や、次第に心を寄せるようになった魔術としての素晴らしい力を持っている七草真由美についてもご紹介しましょう。
服部刑部少丞範蔵と達也との関係
次席で入学した服部刑部少丞範蔵は、魔術師としては素晴らしい強さを持っていたため、模擬戦では入学してから一度も負けたことがありませんでした。多種多様な魔術が使用できる彼も、二科生として司波達也(主人公)が入ってきたことで、敗北を味わうことになります。しかし、魔術師としての能力を最重要視する服部刑部少丞範蔵は、自分の負けを素直に認め、最強の魔術を使用する達也に対しても潔く接し方を改めていました。
出典: https://festy.jp
- 名前:司波達也(しば たつや)
- 所属:二科生、魔工科生(2、3年)
- 学年クラス:1年E組、2年E組、3年E組
- 役割:風紀委員、生徒会副会長、生徒会書記長
- 兄妹:妹(深雪)との2人兄妹
- 誕生日:4月24日
- 身長:178cm
- 体重:70kg
それまでの彼は、自分が一科生であることをいいことに、生徒会副会長でありながら、二科生に対して差別的な用語も平気で使用していたのです。しかし、二科生にも自分よりも優れた魔術師がいることを知り、少し考え方を改めていきます。敗北した当初は、あまり感情を表に出さない司波達也とは微妙な空気が流れていましたが、魔術師としての能力を高く評価する傾向がある彼は次第に大きな心で接することができるようになりました。
服部刑部少丞範蔵の好きな人は七草真由美
イケメンなのにいつも険しい顔をしている服部刑部少丞範蔵には、心を寄せている女性がいました。それは、学園の生徒会長を務めている一学年上の先輩である七草真由美(さえぐさまゆみ)だったのです。生徒会長を務めている七草真由美は、魔術師の中でも一流と言われている十師族の一員であり、名門と呼ばれている七草家のお嬢様でもありました。十師族をライバル視し、嫌っていた彼も彼女との出会いにより考えが変わります。
- 名前:七草真由美(さえぐさまゆみ)
- 所属:一科生
- 学年クラス:3年A組、魔法大学
- 役割:生徒会長
- 出身:十師族であり、七草家(長女)
- 兄妹関係:二人の兄と双子の妹の5人兄妹
- 所持している物:腕輪形態の汎用型CAD
- 身長:155cm
- 体重:48cm
はじめは、十師族出身の七草真由美を嫌っていた服部刑部少丞範蔵でしたが、彼は魔術師としての実力や強さを何よりも重要視する傾向がありました。それゆえに、生徒会長を務めている七草真由美の魔術師としての実力や強さが自分よりも上だと認めた瞬間、十師族に対しても見る目が変わっていきます。魔術師としての実力や強さを兼ね備えている七草真由美に憧れるようになった服部刑部少丞範蔵は、彼女に好意を抱いていきました。
服部刑部少丞範蔵が通う国立魔法大学附属第一高校や生徒会
多種多様な魔術を上手に操ることができる服部刑部少丞範蔵は、優秀な魔術師を誕生させようと国を挙げて建設された国立魔法大学附属第一高校に通っていました。そこでは、入学当初から魔術の実力によって一科生と二科生に分けられ、差別的な扱いを受けることになります。その学校自体が優秀な魔術師の高校でありながら、すでに階級を設けられ、魔術師の学びに関しての大きな差をつけられていたのです。
国立魔法大学に多くの優秀な魔術師の生徒達を入学させている国立魔法大学附属第一高校には、一般の高校と同様に生徒会も用意されていました。しかし、その生徒会に関わることができる生徒は、入学時に首席や次席だった優秀な生徒ばかりだったのです。例外として、二科生でありながら生徒会副会長でもある服部刑部少丞範蔵を敗北させた達也のような生徒が生徒会副会長を務めることもありました。
次席で入学した服部刑部少丞範蔵は、1年生でありながら10月からは生徒会副会長として活躍しています。そんな多くのエリートを育てている国立魔法大学附属第一高校やそこに存在している生徒会についてもご紹介しましょう。
国立魔法大学附属第一高校とは?
魔術師が国の力となることが認められた2095年には、立派な魔術師を誕生させるべく、国を挙げての魔術師の養成学校が建設されるようになりました。国策として建設された高校が、国立魔法大学付属第一高校だったのです。この高校では、2つの科に分類されることになります。1つは、一科生という将来が約束されているエリート達が集められた科で、もう1つは一科生の補欠として設けられた科です。
国を挙げて優秀な魔術師を誕生させようと建設された国立魔法大学附属第一高校は、東京都八王子市(関東地方)にありました。一学年の生徒数は200名となっており、緑を基調とした学生服が用意されています。一科生の制服には、エンブレム(八枚花弁の刺繍)がシンボルとして付けられていました。国立魔法大学附属第一高校では、名門校である国立魔法大学に毎年多くの卒業生を入学させていることでも有名となります。
この高校自体が、小国の軍隊であれば、単独で攻撃し撃退できるほどの魔術の力を持っていたのです。一学年の生徒は一科生が100人、二科生が100人となっており、それぞれ4クラスずつに分けられ、一科生、二科生合計で一学年8クラスで編成されています。一科生は、魔法実技の個別指導を教員から直接受けられる権利が与えられ、二科生は独学で実力をつけていく方式を取ってしました。
入学当初からかなりの実力の差があるにも関わらず、教育方針もさらに差をつけられるため、よっぽどのことがない限り二科生は一科生を追い越すことができなかったのです。さらに、格差を浮き彫りにするためのスラングもありました。ブルームと呼ばれるエンブレム(八枚花弁の刺繍)を持つ一科生に対し、ウィードと呼ばれる二科生は、エンブレムに刺繍もなく、雑草という意味の名前が付けられることになります。
国立魔法大学附属第一高校生徒会とは?
毎年優秀な魔術師を誕生させている国立魔法大学附属第一高校には、他の高校と同様に生徒会が存在しています。その生徒会には、生徒会長はもちろん、生徒会副会長、会計、書記などが設けられていました。また、生徒会のメンバーである生徒には、CADの学内携帯を持つことが許されています。この学園の生徒会長は、ほとんどが入学時に首席を取っている生徒がなっていました。
また、生徒会副会長も同様に首席や次席で入学した生徒が就任することが多いです。次席で入学した服部刑部少丞範蔵は、1年生でありながらその年の10月には生徒会副会長に選ばれ、就任していました。その時の会長は、彼が憧れを持ち、心を寄せていた七草真由美だったのです。彼女も入学時に首席として入っています。彼らは魔術師としても優秀で、学園の中でもトップレベルの実力を持っていました。
服部刑部少丞範蔵のかっこいい魅力
かっこいい魅力①魔法至上主義者
広範囲を攻撃する戦いを得意としている服部刑部は、多種多様な魔術を上手に活用することができる優れた魔術師の一人でした。しかし、一流と言われている十師族の出身ではなかったため、常に自分達よりも上の存在として優位に扱われている十師族出身者の生徒に敵意を抱くようになり、対抗心を持っていたのです。
しかし、1年生でありながらその実力が認められ生徒会副会長として就任した彼は、そこに所属していた生徒会長の七草真由美や彼女と入学当時首席を争った十文字克人の存在を知り、自分よりも実力のある魔術師と出会うことになります。特に十師族の出身である七草真由美の女性でありながら、全く敵わない実力を見せつけられ、次第に対抗心が薄れ、丸い穏やかな性格になっていきました。
また、二科生でありながら初めての敗北をさせられた達也との戦いによって、彼は大きく成長していきます。自分よりも実力のある魔術師であれば、二科生であろうと認めることができるという考えを持っていた彼は、魔法至上主義者ということができるでしょう。二科生を軽蔑していた彼も、無表情でありながら確かな力を持っている達也の存在を知ることで、視野が次第に広がっていきました。
かっこいい魅力②芯の強い性格
ツンデレで芯の強い性格を持っている服部刑部は、魔法至上主義者でもあったため、自分よりも実力のある魔術師であれば、二科生であろうと認めることができるブレない信念を持っていました。しかし、そんな彼もかつてはかなり傲慢で、魔術師としては劣っているとされる二科生に対しては、冷たい態度を取ったり、差別的な用語を生徒会副会長でありながら堂々と使用している幼いところもあったのです。
また、二科生である達也が生徒会に入るということに関しても猛反対をしていました。しかし、二科生であり後輩の達也との戦いで敗北をしたことで、彼は大きく成長することができます。二科生であっても優れた能力や強さを持った魔術師がいるということがわかったからです。それ以来、生徒会副会長を務めている彼は、二科生である達也を認めていきます。
決して立場や肩書では人の優劣を決めることがない服部刑部ですが、魔術に関しては別でした。魔術に長けている者に関しては肩書がどんなに低くても認めていける能力があります。それゆえに、魔術師として認めている達也をエンジニアとして九校戦に参加させるか否かの話し合いの際も、彼を後押しするような賛成の意見を堂々と述べています。全てにおいて魔法の実力の有無が彼の判断の基準となっていました。
服部刑部少丞範蔵に関する感想や評価
司波達也、吉田幹比古、服部刑部少丞範蔵は好きだなぁ。
— 柳 (@Yuu_kurenai) September 27, 2014
あまり感想や評価をしない人の中でも、服部刑部少丞範蔵が好きという人はいました。辞書登録をするくらい服部刑部少丞範蔵を推している人もいます。イケメンでありながら常に気難しい表情をしている彼は、家柄などのコンプレックスを抱いていたのです。しかし、魔術師としての実力は本物で、多種多様な魔術を上手に扱うことができました。
服部刑部少丞範蔵かっこよいかっこよい
— みるく (@gyafun1126) February 6, 2017
フンって顔がまたいい
人を見下すような態度を取ることもある服部刑部をかっこいいと高く評価している人は多くいました。普通にしていればかわいい要素もあり、イケメンな顔立ちなのでかなり人気のあるキャラクターでしたが、フンって顔がまたいいという感想もあったのです。彼の無邪気で成長しきれていないキャラクター全部をひっくるめてかっこいいと評価している人もいました。
服部範蔵副会長♪って言われて「その名前で呼ばないでくださいとあれほど言ったではないですか!(照)」ってなる服部刑部少丞範蔵可愛いけどなげえよ。なげえよ。服部副会長は素直に達也お兄様を認めてくれたし深雪ちゃんにもすぐ謝ったし本当イイコ
— 春組パトロンさとり🌸 (@3krkrkr3) February 7, 2017
長いフルネームや範蔵と呼ばれることが嫌いな服部刑部は、名前に関しては照れたり、怒ったりの喜怒哀楽が激しいです。周囲はそれを面白がってかなりいじっていることろがありました。その照れている雰囲気がかわいいと感じている人は多くいます。また、二科生である達也を認めることができたり、妹の深雪に素直に謝ったりしている姿にいい子だと感じている人もいました。
服部刑部少丞範蔵の強さや声優まとめ
出典: https://frequ.jp
中距離以上での魔法が得意な服部刑部少丞範蔵は、多種多様な魔術を上手に扱うことができたため、一流と言われている十師族出身の生徒とも対等に戦うことができる実力の持ち主でした。コンビネーション魔法を扱うことができる彼は、同級生の中では一番の強さを誇っていたのです。そんな服部刑部の声を担当したのは、声優の木村良平さんで、彼によってより魅力的なキャラクターに仕上がっていきました。