【Fate/Apocrypha】相良豹馬には声優がいない?六導玲霞との関係は?

Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)では、一見イケメンでかっこいい相良豹馬が姿を現しています。しかし、彼の内面には常に魔術や人間性において力不足だという劣等感が渦巻いていました。それゆえに、劣等感の塊の相良豹馬は本当の姿がバレないように常に純粋で温かい性格を装っていたのです。そんな彼に声をかけられ一緒に住むことになった六導玲霞との関係や、声優がいない理由、自分が召喚したアサシンや騙していた六導玲霞によって迎える悲惨な最後をご紹介します。

【Fate/Apocrypha】相良豹馬には声優がいない?六導玲霞との関係は?のイメージ

目次

  1. 相良豹馬とは?
  2. 相良豹馬には声優がいない?
  3. 相良豹馬と六導玲霞との関係
  4. 相良豹馬が登場するFate/Apocryphaの主要キャラ
  5. 相良豹馬が登場するFate/Apocryphaの赤の陣営
  6. 相良豹馬が登場するFate/Apocryphaの黒の陣営
  7. 相良豹馬に関する感想や評価
  8. 相良豹馬についてまとめ

相良豹馬とは?

Fateでは、北欧からルーマニアに渡ってきたと言われている魔術師のユグドミレニア一族が存在していました。そこに属していた魔術師の中には、ネズミと呼ばれる諜報や潜伏、暗示などの地味な魔術を得意としている一族がいたのです。そこには、地味な魔術を得意とする一族の一員であり、自分の力不足を呪い、劣等感を抱き続ける相良豹馬(さがらひょうま)の姿がありました。

容姿に恵まれていた相良豹馬は、内面にある劣等感や自分勝手で冷酷な性格を悟られないために、常に純粋で優しそうな性格を装っていたのです。そんな彼は、自分の魔術の生贄にするために六導玲霞(りくどうれいか)に近づいていきました。そこで、Fateで一緒に住むことになった六導玲霞との関係や、自分が召喚したアサシンや騙していた六導玲霞による悲惨な最後、声優がいない理由などをご紹介します。

Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)の作品情報

2012年12月31日~2014年12月30日にかけて、有限会社ノーツのゲームブランドであるクリエイタープロダクションのTYPE-MOON(タイプムーン)によって誕生したのが、「Fate/Apocrypha(フェイト・アポクリファ)」という小説です。この作品は、2004年1月30日に誕生した「Fate/stay night(フェイト・ステイナイト)」というビジュアルノベルゲームのスピンアウト小説として刊行されます。

石川県出身のライトノベル作家である東出祐一郎によって執筆され、全5巻まで出版されました。独特な世界観を持っているイラストは、武蔵野美術大学を卒業されている近衛乙嗣さんによって描かれています。アポクリファでは、本来はオンラインゲームとして制作する方向の企画だったのですが、さまざまな理由によってシリーズ化はしない外典という形で小説とアニメが制作され刊行、公開されていきました。

Fate/Apocryphaの概要

アポクリファでは、複数の作家によってさまざまな英雄が登場して戦う三国志のような世界観のオンラインゲームの制作を目指していました。しかし、さまざまな理由からその企画がなくなってしまったため、途中まで制作していたそれらの企画をリメイクし、小説として誕生させたのです。Fate/complete material IV Extra materialでは、当時の制作の様子やキャラクター設定の模様を知ることができます。

アポクリファでは、当時からさまざまなキャラクターの設定が検討されていましたが、その名の通り、外典という言葉が度々使用されていました。新作シリーズとして発表された第1話の短編は、本編とは設定を一部変更させて、シリーズ化はせずに作られています。単行本も全5巻まで刊行されていますが、当時は全4巻を予定していました。しかし、制作の途中で増刊が決定して最終的には全5巻まで刊行されたのです。

Fate/Apocryphaのあらすじ

アポクリファでは、多くの人が命を落とした第三次聖杯戦争の際、戦いのどさくさに紛れて聖杯が失われてしまいました。その後時が経ち、アポクリファでは、失われた聖杯は北欧からルーマニアに渡ってきたと言われている魔術師のユグドミレニア家が奪っていたことがわかります。どんな願いでも叶えてくれると言われている聖杯を掲げた彼らは、魔術協会からの離反を決意するのでした。

Fate/Apocryphaの世界観

アポクリファでは、またしてもどんな願いでも叶えてくれるという聖杯を巡って、人間の欲望が渦巻くことになります。誰もがその聖杯を手にし、自分達の望みを叶えようと戦争を進めていきました。どんな願いでも叶えてくれるという聖杯を巡った戦争では、マスターとサーヴァントが7人ずつ存在しています。また、マスターとサーヴァントは、それぞれ2人で1組となって戦っていました。

聖杯戦争では最後の1組になるまで戦い続け、最終的に勝ち抜いた人が勝利を収めるという戦いになっています。しかし、数々の聖杯戦争が行われてきましたが、戦争を勝ち抜いて聖杯を手にし、自分の願いを叶えた者は誰一人いなかったのです。聖杯は次々と人の手を渡り歩き、戦争で多くの人が亡くなる中、誰の望みも叶えず、誰も幸せにはなれませんでした。聖杯は、ただ戦争を引き起こしているだけのように思える存在だったのです。

しかし、それに気付くことができない人間の欲望によってその聖杯は大切に敬われていたのです。かつては、7人のマスターとサーヴァントがそれぞれ1組となって最後の1組になるまで戦っていましたが、アポクリファでは、敵対する黒と赤に別れ、それぞれ7チームずつのマスターとサーヴァントが合計14チームで戦うことになりました。

Fate/Apocryphaのサーヴァント

アポクリファでは、マスターと共に協力して戦うサーヴァントの存在が欠かせません。彼らは、マスターによって召喚されることで戦うことができるため、使い魔と呼ばれることもあります。しかし、彼らは、ただの使い魔ではありません。彼らは、聖杯に選ばれた過去に活躍し英雄とも呼ばれていた実在の人物だったのです。また、彼らには自我もしっかりとありました。

彼らは、かつての有名な実際に存在していた英雄ですが、すでに肉体は滅びている存在です。それゆえに、英霊でありながら神霊や精霊という上位的な霊でもありました。素晴らしい功績を残した彼らは、死後も信仰対象になることで高位の魂に昇華している存在でもあったため、英霊となることができたのです。本来のサーヴァントは、意志を持っていませんが、アポクリファでは、かつての英雄の姿形や人格なども表現されています。

自我を持ったサーヴァントとして姿を現していますが、自分達を召喚してくれるマスターの存在が欠かせません。さらに、存在し続けるためにも魔力を供給してくれるマスターの存在が重要となるのです。魔力が持続できなければ、この世に存在することも戦うこともできません。また、サーヴァントは、セイバー、アサシン、アーチャー、バーサーカー、ランサー、キャスター、ライダーなど7つのクラスがありました。

Fate/Apocryphaのマスター

アポクリファでは、戦いの指揮をとれるマスターになるためには条件がありました。その条件とは、戦ってくれるサーヴァントを召喚し使役している事、そして、聖杯戦争に参加することの2つです。しかし、自らサーヴァントを召喚しなくても、他の魔術師などが召喚したサーヴァントを奪っても可能でした。サーヴァントを召喚することができるマスターには、彼らを従わせるための力もあります。

使役としてのサーヴァントを自分の思い通りに従わせるためには、令呪が必要ですが、それを持っているため、3回だけ命令をすることができるのです。また、戦いによって魔力を消耗しているサーヴァントに魔力の供給をすることも必要となっていました。しかし、令呪を使用することができるマスターは、サーヴァントの知識や能力を把握したり、得たりすることも可能だったのです。

サーヴァントを召喚していない人間もマスターになることは可能ですが、その際は、サーヴァントを奪った脱落者から令呪を引き継ぐことが重要となります。しかし、魔術回路がない場合は、令呪も得ることはできません。戦いを繰り広げてくれるサーヴァントと彼らを召喚してくれるマスターは、2人が存在して一緒に戦うことで本来の強力な戦闘能力を発揮することができるのでした。

相良豹馬のプロフィール

アポクリファでは、見た目はイケメンでかっこいい相良豹馬の姿を見ることができます。しかし、彼の心の中では、人間や魔術師としての力不足を自覚しているため、妬みや劣等感を常に抱いて生きていました。それゆえに、それを隠そうと純粋で優しい性格を装っていたのです。本来は、自分勝手で冷酷な性格をしている相良豹馬は、それに気付かれたり、余裕がなくなると口が悪くなるのでした。

  • 名前:相良豹馬(さがらひょうま)
  • 性別:男性
  • 所属:ユグドミレニア
  • 役職:アサシンのマスター
  • 性格:自分勝手、冷酷、劣等感が強い、卑劣
  • 魔術能力:生贄を利用する魔術

アポクリファでは、黒の陣営であるユグドミレニア側のマスターとして存在していましたが、自分が召喚したサーヴァントや、騙して一緒に住んでいた女性からも裏切られ、悲惨な最後を迎えることになります。また、彼の一族は魔術師の中でもネズミと呼ばれていました。諜報や潜伏、暗示などの地味な魔術が得意としていたため、幼い頃からからかわれたり、馬鹿にされたりしていたゆえにコンプレックスを抱いていたのです。

相良豹馬の最後

アポクリファでは、幼い頃から劣等感を抱いて生きてきた相良豹馬の姿を確認することができます。魔術師であった彼は、ユグドミレニアの黒の陣営に所属していたため、黒のアサシンというサーヴァントを召喚して戦いに備えようとしました。しかし、彼はその召喚したアサシンの手によって、最後を迎えることになるのです。まさか、自分が召喚したサーヴァントに命を取られ、最後を迎えるとは夢にも思っていなかったでしょう。

アポクリファでは、自分勝手で冷酷な性格をしていた相良豹馬は、生贄を利用して魔術を使用する魔術師でした。また、自分の力不足を十分理解していたため、サーヴァントを召喚する際も最新の注意を払って、それにふさわしい生贄を用意していたのです。サーヴァントを召喚するための生贄として選ばれたのが六導玲霞でした。しかし、自分が召喚した黒のアサシンは、生贄に用意された六導玲霞を気に入りマスターに選んだのです。

それゆえに、冷血でコンプレックスの塊だった相良豹馬は、サーヴァントを召喚してすぐに最後を迎えることになります。彼に召喚された黒のアサシンは、サーヴァントに命令することができるマスターである相良豹馬の喉を即座に潰しました。それによって、令呪を使用することができなくなった彼は、アニメや原作、漫画によっても異なりますが、足や手を切られ、令呪などすべてを奪われて最後を迎えたのです。

TVアニメ「Fate/Apocrypha」公式サイト

相良豹馬には声優がいない?

小説として誕生し大人気となったアポクリファでは、漫画やテレビアニメの作品も制作されていきました。テレビアニメで欠かせないのが声優の存在ですが、キャラクターによっては声優が当てられなかった人物も存在しています。

魔術協会側の赤の陣営でもそうですが、ユグドミレニア側の黒の陣営のキャラクターでも声優が当てられていないキャラクターが存在していました。そこで、アポクリファでは、重要な役割のキャラクターでありながら声優が当てられていなかったキャラクターや声優が当てられなかった理由をご紹介します。

相良豹馬には声優がいない

アポクリファでは、聖杯戦争になくてはならない黒の陣営のアサシンのマスターでありながら、声優が当てられていないキャラクターがいました。そのキャラクターは、倫理観がなく卑劣な性格を持つ相良豹馬だったのです。彼のキャラクターは、黒のアサシンのマスターという大活躍しそうな魔術師でありながら、声優が当てられていませんでした。

声優が当てられていないということは、話す必要がない、話せない状況が想定できますがアサシンのマスターであった相良豹馬には、何があったのでしょうか?彼は、聖杯戦争に参加するために生贄を用意し、魔術を使用して自分のサーヴァントを召喚しようとしました。しかし、その時に事件が起きたのです。彼は、自分が召喚したサーヴァントによって声を失い、最後を迎えます。それゆえに、声優の存在が必要なかったのです。

相良豹馬に声優がいない理由

アポクリファでは、聖杯戦争に参加するためにそれぞれのマスターは自分のサーヴァントを召喚していきました。黒の陣営のアサシンのマスターであった相良豹馬も、娼婦として働いていた六導玲霞を生贄にして、サーヴァントを召喚しようとしていたのです。しかし、彼によって召喚されたアサシンは、生贄として用意された六導玲霞の方を気に入り、自分を召喚してくれた相良豹馬の喉を即座に潰します。

それによって声を発することができなくなった相良豹馬のセリフは、うめき声や、何を話しているのかわからない空気が抜けたような音だけが響き渡るようになりました。それゆえに、彼の役には声優が当てられなかったようです。ナイフで何でも切り裂いてしまうジャック・ザ・リッパーによって、彼は、喉以外にも手足などを切られ、最後を迎えることになります。

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相良豹馬と六導玲霞との関係

六導玲霞とは?

ぼんやりとした性格の六導玲霞は、男性を狂わせる娼婦として有名でした。しかし、彼女は自分から男性を誘うタイプではなく、スタイル抜群な上に、甘く艶やかな声、憂いを帯びた表情によって男性を引き込んでいく悪魔的な素質があったのです。それゆえに、彼女によって最後を迎えることになった相良豹馬も、自分では彼女を利用していたつもりかもしれませんが、本当は彼女に翻弄されていたのかもしれません。

  • 名前:六導玲霞(りくどうれいか)
  • 血液型:B型
  • 誕生日:1月9日
  • イメージカラー:灰緑色
  • 身長:164cm
  • 体重:53kg
  • スリーサイズ:B90、W62、H89
  • 特技:料理
  • CV(声優):中原麻衣

自分勝手で冷酷な性格をしていた相良豹馬を殺して、黒のアサシンのマスターとなった六導玲霞は、唯一ユグドミレニアの人間ではありませんでした。彼女は、卑劣でコンプレックスが強い相良豹馬から暗示をかけられ、騙されて同棲させられていた、かつて新宿で働いていたただの娼婦だったのです。しかし、彼女の強い生命力によって、生贄から脱出することができ、アサシンのマスターとして生きることができました。

六導玲霞との関係①恋人?

新宿で娼婦として働いていた六導玲霞は、ある日純粋で優しそうな相良豹馬によって暗示をかけられ、一緒に住むことになりました。かつては裕福な家で育っていた六導玲霞でしたが、養子に出された先では酷い虐待を受けていたため、心が壊れていたのです。それゆえに、自分勝手で冷酷な性格をしている相良豹馬に暗示にかけられた時も、心にはぽっかりと穴が空いていたためかかりやすかったのかもしれません。

サーヴァントの召喚する際の生贄として六導玲霞と同棲していた相良豹馬は、恋人同士のように振舞っていたものの、彼には少しも愛情はありませんでした。いつでも魔術が使用できるように生贄として、彼女と一緒に同棲してしていただけなのです。それゆえに、彼にとっては、ほわんとした性格の六導玲霞は、奴隷であり、実験材料でもありました。彼の企みを知らない彼女は、恋人として一緒に過ごしていたのです。

彼は、自分の企みを達成するまでは、彼女を手放したくなかったため、その企みを気付かれないように実に上手く彼女を利用しています。これまでも表面的に純粋で優しい雰囲気を醸し出すことができる彼の話術や雰囲気によって多くの女性が騙されてきたのです。ついに彼の企みが実行される日が訪れ、彼女は自分は恋人ではなかったということを悟るのでした。

六導玲霞との関係②生贄にしようとした?

聖杯戦争に参加しようとしていた相良豹馬は、魔術師でしたが彼は自分の力不足を十分知っていたために、失敗しないために生贄を用意しようとしました。その標的にされたのが、新宿で娼婦として働いていた玲霞だったのです。本来であれば、召喚しようとしているサーヴァントの遺物を用意すれば、普通に召喚することができました。しかし、自分の魔術に自信がなかった相良豹馬は、彼女を生贄にしようとして最後を迎えます。

聖杯戦争では、サーヴァントの情報が少ない方が有利だと考えた相良豹馬は、ジャック・ザ・リッパーを召喚させることにしました。しかし、彼のサーヴァントとして選んだジャック・ザ・リッパーは、あろうことか生贄として用意した六導玲霞をマスターとして選び、自分を召喚してくれた彼には惨い最後を迎えさせたのです。生贄にされたことを知った彼女も、アサシンと一緒に彼を殺し、自分がマスターとして戦うことにしました。

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相良豹馬が登場するFate/Apocryphaの主要キャラ

この物語では、人造人間として誕生しながら突然自我を持ったジークと、全てのサーヴァントの能力を把握しているルーラーが姿を現しています。彼らは、7体ずつのマスターとサーヴァントによっての戦いには、特に参加していません。

しかし、さまざまな状況で関り、行く末を見守っていたのです。サーヴァントの心臓を持っている人造人間のジークと全てのサーヴァントの審判役を聖杯から依頼されているルーラーは、赤や黒の陣営には特に属さずに一緒に過ごすようになります。それによって、密かにお互いを意識し出していくのでした。

主要キャラ①ジーク

かつてユグドミレニア一族によって作られた人造人間の中の一体として誕生したのがジーク(主人公)です。彼は、アインツベルンの最高の技術を施され、サーヴァントの魔力の供給源として作りだされた人造人間だっため、自我はなく、肉体は非常に弱かったのです。一流の魔術回路は持つものの、肉体の寿命は約3年ほどと言われていました。しかし、ある日自我を持っていなかった人造人間の彼は、突然、自我に目覚めたのです。

自我に目覚めた彼は、自分の状況を冷静に判断することができるようになります。消耗品として作られた自分の運命を知った彼は恐ろしくなり、黒の陣営から逃げ出してしまったのです。脱出を試みた彼でしたが、失敗し捕まってしまいます。死にそうになっていた彼を救ってくれたのは、黒のセイバーでした。サーヴァントの心臓をもらうことができた彼は、急激に回復し、強くたくましく成長していきます。

名前もなかった人造人間の彼は、自分を助けてくれたジークフリートという黒のセイバーの名前から、ジークと名乗るようになりました。サーヴァントの心臓を体内に持つことになった人造人間の彼は、真名がジャンヌ・ダルクのルーラーによって保護されるようになります。自我を持つようになった彼は、かつての人造人間の仲間たちを救うべく行動したため、戦いに巻き込まれていくことになりました。

主要キャラ②ルーラー

全てのサーヴァントの能力を把握しており、その力を無効にする力を持っていたルーラー(ヒロイン)は、聖杯に聖杯戦争の審判役として召喚されたサーヴァントです。サーヴァントでありながら、統治を司るために誕生しました。かつてのフランスの英雄だったジャンヌ・ダルクが真名となっています。聖杯に召喚されたルーラーは、審判役として召喚されているため、マスターはいません。

また、全てのサーヴァントがどこにいるのかもすぐに見付けることができるため、赤の陣営、黒の陣営にも属さない特別な存在、審判役として戦いを見守っていました。彼女は、自分の霊格や肉体と一致する人間にのみ憑依することで、姿を現すことが可能となります。しかし、霊体化ができなかったため、人間のような肉体的な制約を受けることになりました。また、戦いの状況によってはサーヴァントとして戦うこともあります。

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相良豹馬が登場するFate/Apocryphaの赤の陣営

赤の陣営①獅子劫界離

笑顔を忘れず用心深い性格の獅子劫界離(ししごう かいり)は、赤のセイバーのマスターを務めていました。彼は、フリーランスの優秀な死霊魔術師(ネクロマンサー)だったため、魔術協会が戦争に向けてわざわざ雇った一人だったのです。32歳の彼は、さまざまな修羅場を潜り抜けてきた強者で、火薬や血の匂いを漂わせていました。周囲を威圧するような見た目だったため、常に周囲からは恐れられていたのです。

しかし、心優しい彼は、威圧的な外見の自覚がなく、周囲の反応や自分への扱いが不当だと不思議に思っていましたが、それを責めるようなことはありませんでした。仲間でありながら、目的のためであれば手段を選ばないシロウ・コトミネの考えや戦い方に賛成ができなくなった彼は、次第に彼との距離を置くようになります。

赤の陣営②シロウ・コトミネ

若くして神父の大役を務めていたシロウ・コトミネは、聖堂教会から監督役も任されていました。それゆえに、赤のアサシンのマスターを務めていましたが、赤の陣営の影の支配者でもあったのです。彼には、第三次聖杯戦争での暗い過去がありました。現在は、穏やかな性格で神父をしている彼ですが、目的のためであれば、どんなに卑怯な手でも使用することができる恐ろしい性格も持っていたのです。

彼は、かつて起こった第三次聖杯戦争では、サーヴァントとして召喚され戦っていました。元は、現在全てのサーヴァントの審判役を務めているルーラーに召喚されたサーヴァントだったのです。堅実に最後まで戦い抜いた彼ですが、戦争が崩壊したことで肉体を失います。しかし、聖杯に触れていたことで受肉することができたのです。それ以来彼は、自分の願いを叶えるために次に起こる聖杯戦争のために準備をしていたのでした。

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相良豹馬が登場するFate/Apocryphaの黒の陣営

黒の陣営①ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア

政治的手腕に長けているダーニック・プレストーン・ユグドミレニアは、ユグドミレニア一族の長として姿を現しています。肉体は若々しく20代~30代くらいを保っていますが、本当は97歳だったのです。かつては、元素転換の講師を務めてしましたが、講師としてはそれほど優秀ではありませんでした。現在は、黒のランサーのマスターを務めながらも、ユグドミレニア一族をまとめています。

組織運営に関して優秀な彼は、敵である魔術協会はもちろん、聖堂教会にもさまざまなユグドミレニアの血族を忍ばせては情報収集を行っていました。彼は、魂の融合をすることによって自身の人格が徐々に失われていきます。自分の魂を糧にすることで大魔術を生み出した彼でしたが、そのリスクは非常に大きなものだったのです。魂の融合によって自分の記憶が次第になくなっていく恐怖と向き合いながら戦っていました。

黒の陣営②フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア

19歳でありながら政治的手腕に優れたダーニック・プレストーン・ユグドミレニアの後継者と言われていたのが、フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアです。彼女は、黒のアーチャーのマスターを務めていました。人体工学や降霊術においては、周囲を寄せ付けない才能を持っていたのです。しかし、その強力な魔術によって両足が思うように歩行できなくなってしまいます。

彼女は平和主義な考えをもっていたため、そもそもこの聖杯戦争に賛成していませんでした。しかし、自分の足を元に戻したいという願いを叶えるために戦うことを決意します。ユグドミレニアの長を務めていたダーニックが亡くなると、彼女が後継者として選ばれました。しかし、優しい心を持ち、戦うことに向いていない彼女は、さまざまな苦しみを味わうことになります。周囲の仲間からもとても心配されることになりました。

黒の陣営③カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア

18歳で黒のバーサーカーのマスターを務めているのは、カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニアでした。彼は、心優しく、天才的に魔術を操ることができるフィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニアの弟です。才能豊かな姉に対して、平凡な魔術師の彼は、マスターに選ばれたという理由で渋々仕事をしていました。魔術を扱うことに関しては、意外と好きでしたが戦いとなると別の考えを持っていたのです。

人間の役に立つために魔術を使用することは賛成ですが、殺し合いの道具として魔術を使用することに関しては非常に批判的な考えを持っていました。それゆえに、心優しい姉が、ユグドミレニアの長を務めなければならなくなった時もとても心配していたのです。また、魔術師も魔術ばかりに頼らず、情報技術にも詳しくなった方がいいという考えから部屋にはパソコンが設置されていました。

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相良豹馬に関する感想や評価

劣等感が強く自分の力が信じられなかった相良豹馬は、その気持ちの弱さによって自ら最後を招いてしまいます。ほんわかとした性格を持っており生贄にされた玲霞は、彼によって内側に住んでいた悪魔が目覚めることになったのです。しかし、彼女たちの関係は、同一人物の多重人格者なのでは?二重身体者なのでは?などという妄想が膨らむようで、さまざまな意見が飛び出していました。

劣等感の塊だった魔術師の相良豹馬は、生贄にするはずだった玲霞や、彼が召喚したサーヴァントによって、最後を迎えることになりました。切り刻まれる自分の姿を冷静に見ている彼女を見た彼は、最後、自分はこの世にすごい怪物を解き放ったという充実感を得ていますが、それには様々な意見が飛び交っていました。

この作品の中では、声優も当ててもらえなかった相良豹馬は、かわいそうという意見が意外と多くありました。自分が召喚したサーヴァントによって喉を潰され、それゆえに声優も当ててもらえず、生贄に用意した彼女には自分の能力や地位も奪われ、彼の最後をかわいそうと感じる人は多かったようです。

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相良豹馬についてまとめ

知性に欠け、劣等感の塊だった相良豹馬は、聖杯戦争では重要な役割を担うはずでありながら声優も当ててもらえない、悲惨な最後を迎えるキャラクターとして姿を現しています。自分勝手で冷酷な性格をしていた彼は、自分が最後を迎えることでさらなる怪物を生み出すことになりました。しかし、魔術師としては何も残せなかった彼ですが、とてつもない怪物を解き放ったことに満足そうでもあったのです。

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