2020年01月09日公開
2020年01月09日更新
【からくりサーカス】ファティマがかわいい!コロンビーヌとの関係と最後は?
『からくりサーカス』に登場するファティマは、自動人形と人形破壊組織「しろがね」との最終決戦となった「からくり編」にて初登場を果たしました。主人公の加藤鳴海としろがねは共に行動しているのですが、鳴海は感情が希薄なしろがねを否定しています。しかし、しろがねの1人であるファティマだけは別でした。感情表現が豊かなかわいい女性として描かれており、最後は鳴海を守るために自らが犠牲になっています。ここでは『からくりサーカス』のファティマについて、コロンビーヌやミンシア、鳴海との関係や名言などを紹介しています。
目次
からくりサーカスのファティマがかわいい
出典: http://anican.jp
『からくりサーカス』に登場するファティマは鳴海に恋するかわいい女性です。しろがねのほとんどは感情に乏しいキャラが多く、仲間が死んでも動揺するそぶりを見せないところが鳴海の反感を買っていました。しかし、その中でもファティマだけは別で、感情豊かな女性であり、人間らしさがセリフと行動からうかがえます。ここでは、そんなファティマのプロフィールを紹介。それではまず『からくりサーカス』の簡単な作品情報からご覧ください。
からくりサーカスの作品情報
からくりサーカスの概要
『からくりサーカス』は藤田和日郎によるバトルアクション漫画です。『週刊少年サンデー』より1997年32号から2006年26号にかけて連載されており、2018年3月14日に発売された同誌でテレビアニメ化されることが発表されました。アニメ化決定が報じられた時点での累計発行部数は1500万部を突破。作者の前作『うしおととら』を上回る強烈なバイオレンス描写に加え、前作ではあまり見られない恋愛要素を盛り込んでいるのが本作の特徴です。
物語の事件は全てが200年前の出来事に繋がっており、それから現在に至るまでの過程を、それぞれの主要人物の視点で描かれています。またストーリーが展開していくにつれて真相が明らかになっていくのですが、それは時系列通りではなく、過去のエピソードにまつわる手がかりがストーリーの各所に散りばめられています。
からくりサーカスのあらすじ
ここからは『からくりサーカス』の簡単なあらすじを紹介していきます。『からくりサーカス』の主人公は「勝編(プロローグ)」「サーカス編」と「からくり編」、「からくりサーカス編」、「機械仕掛けの神編」と5つの編で分けられています。「勝編」では才賀勝が何者かに命を狙われる中、偶然出くわした加藤鳴海とエレオノールとが勝を守るために奔走しています。
その時に勝を守るために鳴海が死亡…したかに思われたのですが、実は生きており「からくり編」で再登場を果たし、そこで知り合った組織「しろがね」と自動人形を破壊する使命を背負うことになります。今回紹介するファティマは、しろがねのメンバーとして初登場を果たしていました。
ファティマのプロフィール
『からくりサーカス』のファティマは、加藤鳴海が主人公となっている「からくり編」に登場した人物です。死亡したかに思われた鳴海は人形破壊者であるしろがねのギイに命を救われていました。それから、自動人形を追ううちに自身も患っているゾナハ病の真実を知った鳴海。それはフランシーヌ人形がゾナハの病原菌を世界中にばら撒いている、というものでした。
そこで、鳴海はゾナハ病の進行を食い止めるために、自動人形を破壊している組織「しろがね」と行動を共にし、自身も自動人形を破壊していくことになります。そのしろがねに属していたのが「ファティマ」です。ファティマは自動人形としろがねの最終決戦となったサハラで初登場を果たしました。しろがねのメンバーの多くは、仲間が死んでも動揺することなく、また自分の命への執着が乏しいなど感情が薄いです。
しかし、ファティマはそうではありません。感情表現が豊かであることに加え、結婚に憧れているなど人間らしくかわいい様子を多く見せていました。そんなかわいいファティマですが、残念ながらサハラでの戦いのみの登場となっており、出番は多くありません。しかし、さまざまな登場人物に影響を与えていました。
からくりサーカスのファティマとコロンビーヌやミンシアとの関係
『からくりサーカス』のファティマは登場回が少ないものの、終盤にかけて活躍したミンシアとコロンビーヌに多大な影響を与えていました。ファティマとその二人が関わる時間がサハラでの戦いのみとなっているのですが、短い時間の中でも2人だけでなく読者にも強い印象を残したことがうかがえます。ここでは、ファティマとの関係をコロンビーヌとミンシアのプロフィールを交えつつ紹介していきます。
ファティマとコロンビーヌの関係
『からくりサーカス』に登場するコロンビーヌは、フランシーヌ人形を笑わせるために作られた自動人形です。フランシーヌ人形が作った疑似体液を与えられているため、自らの意思を持つ「最古の四人」と呼ばれています。自動人形ではあるものの、恋愛小説に影響されたことで男の人間との恋に憧れを持っており、「人間の男の人に抱きしめてもらうのが夢」と言っていました。
ファティマとコロンビーヌが出会ったのはサハラでのことでしたが、2人の絡みは多くありません。しかし、コロンビーヌが破壊されて動けなくなった状態でファティマと言葉を交わしており、かなり強い影響を受けていました。その後、物語の黒幕であるフェイスレスによって子供の姿に改修され復活。
その時にフランシーヌ人形とそっくりなエレオノールがフェイスレスの元にいたため、エレオノールに忠誠を誓い、才賀勝の味方になっていました。コロンビーヌの最後は勝を助けるために自らを犠牲にしています。そして最後の最後でファティマとの会話を思い出し、少しずづ機能が停止していきますが、そこへ才賀勝が現れてコロンビーヌを抱きしめたため、笑顔で最後を迎えていました。
ファティマとミンシアの関係
続いて『からくりサーカス』に登場するミンシアは、加藤鳴海の形意拳の姉弟子です。ファティマとミンシアの関係ですが、サハラでの戦いでは2人が一緒にいるシーンが多く見られました。父をパンタローネに殺されたことがきっかけで、しろがねと行動を共にする鳴海についていく形となっており、その時は鳴海に対して弟のような感情を持っていたのですが、次第に鳴海を男として意識するようになりました。
そのことがファティマとミンシアが一緒にいる理由だったのかもしれません。ファティマは、ミンシアから鳴海のことを聞いていたため、それによってファティマも鳴海に対して好意を強めていたのです。それもファティマが鳴海のことを聞いていた時、自分が戦場にいることを忘れているほど。また、ミンシアにしろがねのことを教えたのもファティマです。
その後、アクロバット・ブラザーズとの戦いとなりますが、その時にファティマとミンシアは即席ペアとして共に戦っています。そこで、かわいいファティマの意外な一面が明らかとなっており、その一面が勝利へと導いたと言っても過言ではありません。自動人形は、人間の女性の弱点が恥ずかしがりだと思い込んでいたため、ファティマとミンシアに対してその弱点を突いてきました。
しかし、ファティマはその弱点を逆手に取り、完全に弱点を突かれたフリをミンシアに提案しています。その思惑に気付かない自動人形らはまんまと騙され、完全に油断したところをミンシアとファティマの攻撃で打倒されていました。まさか会ったばかりだとは思えないチームプレーを見せています。
からくりサーカスのファティマと鳴海の関係や最後
『からくりサーカス』に登場する加藤鳴海は「勝編」で笑うことができないなど、感情に乏しいエレオノールの気持ちに変化をもたらす人物。『からくりサーカス』の中でも、特に感性が豊かで優しさに溢れた個性的なキャラクターとして描かれており、そんな彼に好意を抱く女性は少なくないようです。その女性の1人がファティマ。ここでは、鳴海のプロフィールを交えつつ、2人の関わりに焦点を当てて紹介していきます。
ファティマと加藤鳴海の関係
『からくりサーカス』に登場する加藤鳴海は「からくり編」の主人公です。感性が豊かな人物なためかゾナハ病をばら撒く自動人形を強く憎み、自動人形を破壊することこそが自分の使命だとして、人間の姿を捨ててまで人形破壊者となっていました。そんな鳴海に対して好意を寄せるファティマですが、かつてしろがねながら恋をして結婚まで至ったアンジェリーナに憧れていました。
ミンシアから鳴海のことを聞いた時は「素敵」と言って頬を染めるなど、かわいい一面見せています。ただ、ファティマは鳴海と直接会話を交わした時間はそう多くはありません。しかし、ミンシアから鳴海のことを聞いてから鳴海の行動を意識してみており、その行動が恋心を本物にしていきました。そのことはファティマが「私もう、しろがねではなくなっちゃいました」と言っていたことからもうかがえます。
サハラでの戦いでは、鳴海を含めたしろがねがフランシーヌ人形を破壊するためだけに戦っていたのですが、ファティマだけは鳴海を守ることだけに意識を集中し戦っています。それを使命として戦うファティマの姿勢を見た、最古の四人・パンタローネは敬意を示していました。
ファティマの悲しい最後
鳴海に対して強い好意を抱くような人間らしくかわいいファティマですが、残念ながらサハラでの戦いで悲しい最後を迎えてしまいます。自動人形との戦いでしろがね一行は劣勢に陥り、鳴海ですらも深手を負い失血死になりそうな状態になります。その時のファティマはマリオネットを失ったため、鳴海の治療に専念することになりました。
一方、最後の望みを託すために鳴海を守るしろがねたちですが、奮戦もむなしく次々と倒れ、結局まともに戦えるしろがねはファティマだけになってしまいます。そこで、ファティマはたった一人で最古の四人の中で残った2人、パンタローネとアルレッキーノを相手に戦いますが、圧倒的な戦力差で勝てるはずもなく、ファティマは致命傷を負ってしまいました。しかしその時、鳴海が復活したのです。
それも鳴海はしろがねの肉体を自らに取り込んだため、桁違いな戦闘力を持って復活しています。そんな鳴海はすぐに致命傷を負ったファティマを助けだし、あっという間にパンタローネとアルレッキーノを打倒したのでした。ついにフランシーヌ人形の元に辿り着き破壊した鳴海。しかし、なんとここでフランシーヌ人形が偽物だという事実が明らかになったのです。そして、致命傷を負ったファティマの最後の時が訪れることに…。
ファティマの最後を看取ろうとする鳴海でしたが、ファティマは「最後は見られたくないの…」と言い、立ち去るように告げました。それを聞いた鳴海はファティマから背を向け、その背後で粉々になっていくファティマ。フランシーヌ人形が偽物だったという事実を直視し、ファティマの最後でより一層の悲しい事実を痛感した鳴海は顔を覆っており、その悲劇性をより増した様子が描かれていました。
その後、鳴海は心を閉ざしてしまいます。しろがねたちの犠牲の割に得たものは偽物のフランシーヌ人形の破壊のみ、ということが大きな原因となっていますが、やはりファティマの最後は大きな影響を与えたはずです。最後まで『からくりサーカス』において大きな影響力を与えた女性でした。
からくりサーカスのファティマの名言集
『からくりサーカス』は多くの魅力的な名言がある作品です。ここではファティマの名言をみていきましょう。コロンビーヌやミンシアとの関わり方からかわいいキャラクターだということがうかがえますが、名言からもしたたかな女性でもあることが分かります。
ファティマの名言①「女は嘘をつくものよ…」
1つ目のファティマの名言「女は嘘をつくものよ」は、『からくりサーカス』でミンシアとファティマの即席ペアが、自動人形と戦ったシーンで残されました。ミンシアとの関係でお伝えした自動人形を手玉に取った時のセリフです。ファティマの女性としてのしたたかさがうかがえる名言となっており、またその時に鳴海に抱きしめられて頬を染めた様子もかわいいです。
ファティマの名言②「私はもう抱きしめられちゃった…」
2つ目のファティマの名言「私はもう抱きしめられちゃった」は、『からくりサーカス』でファティマとコロンビーヌが共に動けない状態で交わした会話で述べたセリフです。コロンビーヌは男の人に抱きしめられる、という夢を語っていましたが、それに対してファティマは自慢げにこの名言を述べており、最後とは思えないほど明るくかわいい笑顔を見せてくれました。
その後、コロンビーヌは改修により生き延びていましたが、コロンビーヌの最後でお伝えした思い出がファティマが言っていたこの名言となっています。その時のコロンビーヌは羨ましがっていたのですが、結局、コロンビーヌも勝から抱きしめられたことで夢が叶っていました。
ファティマの名言③「うふふ、わからないでしょうね…」
下記の名言は『からくりサーカス』でパンタローネとアルレッキーノを相手に、1人で立ち向かっていくファティマが述べたセリフです。この名言から恋心というものがはっきりしていなかった様子がうかがえ、鳴海と出会ったことで本当に人を好きになる気持ちを理解したということが分かります。
うふふ、わからないでしょうね、人形のおまえ達には。私も昨日までは知らなかったのですから…人を好きになるという気持ちを!
恋をしているファティマがとてもかわいいのですが、実はファティマと鳴海は出会ってから数時間ほどしか経っていないのです。しかし、このような名言を残し、鳴海に対する行動を見る限り、恋愛感情あるいは愛が時間で培うものではないということが分かります。
からくりサーカスのファティマの声優
これまでに『からくりサーカス』に登場したファティマのプロフィールやコロンビーヌとミンシア、鳴海との関係、名言などを紹介していきましたが、彼女がかわいくしたたかな女性だということが分かりました。そんなファティマの声優を務めたのが「佐倉綾音(さくらあやね)」さんです。ここでは、佐倉さんのプロフィールや主な出演作品などを紹介していきます。
佐倉綾音のプロフィール
- 本名:佐倉 綾音(さくら あやね)
- 愛称:あやねる
- 出生地:東京都渋谷区恵比寿
- 生年月日:1994年1月29日
- 職業:声優
- 所属事務所:アイムエンタープライズ
佐倉綾音さんは中学校の時から子役・俳優をマネジメントする芸能事務所「劇団東俳」に所属しており、中学3年生の時には日本ナレーション演技研究所に入っています。その年の終わりには所属オーディションに合格し、2009年4月1日に現在の事務所「アイムエンタープライズ」に所属しています。
劇団に所属している際にボイストレーニングを受け、その時の講師から「声の仕事をしたほうがいい」とアドバイスを受けたことが声優になるきっかけ。2018年3月3日には第12回声優アワード助演女優賞・パーソナリティ賞を受賞するなど、今やベテラン声優となっています。
佐倉綾音の主な出演作品
- 2010年~:オオカミさんと七人の仲間たち(二葉 役)
- 2011年~:夢喰いメリー(メリー・ナイトメア 役)
- 2012年~:PSYCHO-PASS サイコパス(霜月美佳 役)
- 2013年~:東京レイヴンズ(大連寺鈴鹿 役)
- 2014年~:四月は君の嘘(澤部椿 役)
- 2015年~:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(一色いろは 役)
- 2016年~:RS計画 -Rebirth Storage-(志水佳織 役)
- 2017年~:アトム ザ・ビギニング(お茶の水蘭 役)
- 2018年~:からくりサーカス(ファティマ 役)
- 2019年~:五等分の花嫁(中野四葉 役)
からくりサーカスのファティマに関する感想や評価
バイト行くまで少し時間があるからからくりサーカス続き。アンジェリーナとファティマがかわいい。
— 舞人 (@Maito_August) October 28, 2010
こちらは『からくりサーカス』に登場するアンジェリーナとファティマがかわいいと言われています。ファティマがアンジェリーナに憧れを抱いていたと上述しましたが、アンジェリーナは『からくりサーカス』で非常に女性らしく笑顔もかわいいキャラクターとして描かれていました。アンジェリーナに魅了されていた男性キャラが多いため、登場回は少ないファティマですが、もしかすると彼女も多くの男性キャラを魅了していたのかもしれません。
からくりサーカスは魅力的なキャラ多かったなぁ
— ぱぐまにあんオルタ (@toppoty24) August 8, 2017
女性キャラだと、ルシールとファティマかな
男性キャラだと、ジョージとやはりフェイスレスかなw
阿紫花も良かった〉RT
こちらは『からくりサーカス』に登場したキャラの多くが魅力的だといわれています。そこで候補に挙げられているのが、『からくりサーカス』の「からくり編」に登場したルシールとファティマ。ルシールは意思が固く信念のある女性であり、ファティマはこれまでお伝えしてきた通りかわいい女性です。
#死んで欲しくなかったキャラ晒す
— WHISKY PUB NOIR(旧 Reset) (@NoirPub) December 10, 2019
からくりサーカスのファティマですかね…
あとは後半のパンタローネとか
でもパンタローネは殺しすぎたからなぁ pic.twitter.com/9rPd7kiDhx
こちらは『からくりサーカス』で死んでほしくなかったキャラが挙げられており、そのキャラがファティマのようです。また『からくりサーカス』の終盤で味方となったパンタローネも挙げられています。やはり『からくりサーカス』で登場キャラが死ぬ際は、誰もが強い印象を残すシーンとなっており、その中でもパンタローネとファティマの最後は衝撃的で悲しいものでした。
からくりサーカスのファティマまとめ
『からくりサーカス』のファティマについて、加藤鳴海とミンシア、コロンビーヌとの関係、最後、名言などを紹介してきましたが、いかがでしたか?感性に乏しいしろがねの中では珍しく、感性はもちろんのこと感情表現が豊かなかわいいキャラクターであることが名言や行動からうかがえます。そんなかわいい魅力的なキャラクターだけに、悲しい最後に衝撃を受けた人はきっと多いことでしょう。
残念ながら、ファティマを含めしろがねのほとんどが最後を迎えているのですが、みんな満足して死んでいるのが協調されています。『からくりサーカス』の読者だけでなく、コロンビーヌやミンシア、鳴海などの登場人物にも大きな影響を与えたファティマ。
フランシーヌ人形が偽物だったという悲劇だけでなく、未来に繋がっていると捉えることができます。これを期に『からくりサーカス』を見た際はファティマのかわいい魅力や強さなどに注目してみてください。