植田千尋がからくりサーカスで声優デビュー！プロフィールや出演作品を紹介

人気漫画であるからくりサーカスは2018年から待望のアニメ化が決定し、TOKYO MXやBS11、Amazon Prime Videoなどで放送されました。そのアニメで声優を担当した植田千尋が注目を浴びています。この記事では植田千尋の年齢などの基本的なプロフィールや、どんなキャラを演じているのかをまとめています。

植田千尋は、アニメからくりサーカスのキャラの一人である才賀勝という役でデビューしました。プロアマ問わず行われたオーディションで、2500人を超える人の中から選ばれました。それだけ人気な漫画のキャラを、新人声優でありながらも実力で勝ち取りました。そのため、植田千尋には多くの注目が集まっています。

そんな植田千尋演じる才賀勝は小学5年生で、サイガグループの総帥である才賀貞義の愛人の子供です。物語開始当時は泣き虫な性格をしていましたが、困難を乗り込えるために弱い自分と決別し、物語が進むにつれて強くなっていくキャラです。声優としてディレクターからも、最初は「周囲の人全員を疑ってくれ」という指示を出されたそうです。

そんな魅力的なキャラを2500倍率から勝ち取った植田千尋ですが、からくりサーカスのオーディションではちょっとしたミスもあったそうです。オーディションの日、収録スタジオには4本のマイクスタンドがあり、スタッフは植田千尋に好きな位置のマイクを使っていいと言いました。植田千尋は、左から2番目のスタンドの前に立ったそうです。

マイクの前で気合を入れていたところ、スタッフから植田千尋が立っている場所のマイクスタンドにはマイクが刺さっていないと指摘されたそうです。そんな失敗もあったのですが、無事に才賀勝の役を勝ち取る事ができました。小さなミスでも左右されないほどの実力を兼ね備えていることが分かります。

また、加藤鳴海役の小山力也や、しろがね役の林原めぐみといったベテラン声優と共演したことで少なからずも影響を受け、将来はそれぞれのキャラに応じて個性を演じられるようになりたいと語っています。

植田千尋の才賀勝役に対するコメントでは、当初は本当に才賀勝が主人公なのかとキャラの性格に不安を覚えたようです。しかし、自分が演じるキャラが困難を乗り越えて成長していく姿に、演じている植田千尋本人も大興奮するほどカッコいいとキャラだとコメントしています。

また、最近では才賀勝に対してまるで弟ができたような親近感を覚えているようです。からくりサーカスに関しては声優デビューとして大切な作品だともおっしゃっています。

声優としての植田千尋の声は、おちついたクールな大人の女性、また少年のようなハスキーボイスを思わせる声質です。からくりサーカスの視聴者の中には、高山みなみを思わせるような少年ボイスだと評価されている方もいました。

からくりサーカスの2500人を超えるオーディションから、主人公キャラの声優として選ばれた植田千尋ですが、2019年4月時点ではまだWikipediaも作成されておらず、年齢も不明です。そこで、ここでは植田千尋のプロフィール情報や、あらゆるメディアで公開されている基本情報をまとめました。

植田千尋は2月28日生まれで、大阪府出身の声優です。ウエチという愛称で知られています。英検3級の資格を持っており、カラオケやお酒を飲むことが趣味だといわれています。また、Youtubeに公開されている「TVアニメからくりサーカス植田千尋のリングマスターへの道」では自身が高所恐怖症であり、ジャングルジムも怖いと公言しています。

特技はイラストを書くことで、以前はフリーのイラストレーターとして仕事をしていたこともあるそうです。植田千尋はからくりサーカスのファンアートキャンペーンにも参加されており、その画力を披露されています。元イラストレーターなだけあり、とてもクオリティの高い才賀勝のイラストとなっています。

その他にも、フラワーアレンジメントも秘密の特技として紹介しており、以前は花屋に勤めていた経験があるそうです。実際に「超！アニメディア」の公式Youtubeチャンネルでは、フラワーアレンジメントを綺麗に作っている姿が見られます。

植田千尋の年齢は、所属事務所のクレイジーボックスの公式サイトでも公開されていません。現在ネットで噂されている年齢は26〜28歳とされています。なぜ植田千尋の年齢が20代後半だと予想されているのかをここでは解説していきます。

植田千尋は2016年に放送された「金曜日の聞きたい女たち」に出演された経歴があるので、プロとしては2016年から活動されているといわれています。そのため、ネット考察されている植田千尋の年齢は、この2016年の出演経歴から年齢が推測されています。

また植田千尋さんは日本ナレーション演技研究所出身です。日本ナレーション演技研究所は1年制なので、もしストレートで卒業した場合だと2019年4月現在の年齢は、高卒の場合22歳、短大卒の場合24歳、大卒の場合26歳となります。ただ、過去にイラストレーターとして活動されていたこともあるので、年齢は20代後半なのではないかといわれています。

植田千尋の地声は低めのハンサムな声質が特徴的で、喋っている時にも才賀勝のような声を感じることがあります。女性声優では、自然な少年声を出せるようになるまでは難しいと言われる方もいるのですが、植田千尋はごく自然に少年のようなハスキーボイスを出されているようです。

植田千尋は才賀勝というキャラをきっかけに本格的に声優としてデビューしましたが、これまでにも出演した作品はからくりサーカスの才賀勝役の他に二作品あります。ここでは植田千尋が、どんな作品に出演しているのか、どのような実績があるのかを紹介します。

植田千尋の出演作品の一つ「金曜日の聞きたい女たち」は、2016年にフジテレビで放送されたテレビ番組です。この番組ではボイスオーバーとして出演されました。ボイスオーバーとは、英語などの元の音声の上から翻訳された日本語音声をかぶせる方法です。よく海外のニュース番組を翻訳して放送する時などに使われています。

過去の番組なので、ボイスオーバーとして出演されている植田千尋の声を聞くことはできません。しかし、昔から吹き替えよりも難しいと言われているボイスオーバーなどに出演して、しっかりと実績を積まれている事がわかります。

植田千尋の出演作品には人気スマホゲーム「白猫プロジェクト」もあります。「白猫プロジェクト」では、神鳥ベズトリフェニルというキャラの声優として出演されました。神鳥ベズトリフェニル役では、才賀勝の時とはまた違ったしっかりとした大人の女性のような声を披露されています。

からくりサーカスは、週刊少年サンデーで連載されていた藤田和日郎による漫画です。からくりサーカスが連載されていたのは1997年から2006年までですが、それから12年後の2018年にアニメ化されました。からくりサーカスは、勝篇、サーカス篇、からくり篇、からくりサーカス篇、機械仕掛けの神篇で構成されています。

からくりサーカスでは、植田千尋演じる主人公の才賀勝と、サーカスのアルバイトをしていた拳法家の加藤鳴海、人形遣いのしろがねを中心として物語が進みます。アクションやバイオレンスな描写に加えて、ロマンティックコメディ要素も含む作品となっています。

からくりサーカスの作者である藤田和日郎は、かつて「うしおととら」も連載していました。「うしおととら」では第37回小学館漫画賞少年部門や1997年星雲賞コミック部門などの受賞歴があります。からくりサーカスは、前作の「うしおととら」では描写されなかった恋愛要素が濃く描かれているのも特徴の一つです。

サーカスのアルバイト中に着ぐるみを着てビラを配っていた加藤鳴海は、とある少年とぶつかります。それは大きいスーツケースを持った才賀勝でした。才賀勝は、ビラを配った加藤鳴海に「サーカスに連れて行って」と言います。しかしその直後、勝は黒いスーツの男たちに誘拐されるように連れ去られてしまいます。

勝を放っておくことができなかった鳴海は、男達から勝を助け出します。なんとか電車に乗りこみますが、男達はしつこく追い回してきます。戦っていると、男の一人が電車に轢かれてしまいました。鳴海は驚きますが、バラバラになったその男の身体は人形だったのです。その人形にぶつかった反動で電車は脱線し、サーカス会場へと突っ込んでいきます。

人形と戦っていた鳴海でしたが、圧倒的な強さを前にピンチになっていました。そんな時、しろがねと名乗る銀髪の美しい女性が現れ、人形たちを撃退します。実は勝は、しろがねを探して家を飛び出していました。父が亡くなる前、もし何かあればしろがねを頼るように言われていたからです。しろがねは勝のことを「お坊っちゃま」と呼び、勝を守ることを決意します。

鳴海はしろがねに勝を任せましたが、二人を見捨てる事ができず自宅に匿うことにしました。鳴海は勝が愛人との間の子供であることや、亡くなった父からすべての遺産を相続したことで親族から命を狙われていることを知り、同情しました。つい先程まで戦っていた人形遣いを送り、勝を誘拐したり殺そうとしていたのは、勝の親族だったのです。鳴海もまた勝を守ることを決意します。

しかし、隙をつかれて勝は親族に連れ去られてしまいます。勝はその親族から「養子になれ」と言われますが、それを拒否して逃げ出します。勝は薄暗い部屋の棚の中へと身を縮めて隠れていました。そんな中、ふと棚の中で書物を発見します。書物を読むと、そこには「勝はエサである」と書かれていました。

その書物は勝の父が書いたもので、勝に多大な財産を相続させることで親族同士に争いを起こさせ、親族が雇った人形遣い達を戦わせることが目的だということが書かれていました。しかし、その瞬間勝は親族に見つかってしまい、暴力を受けてしまいます。親族からの暴力を受けている時、鳴海としろがねが自分を助けに来ていることを知ります。

自分のために戦い、自分のせいで捕まってしまっている二人を見て、勝は自分でも戦うことを決意します。勝は普通であれば死んでしまうような高い位置から飛び降ります。それでも生きていることができた勝は、その場にいた殺し屋の阿紫花英良と取引を行います。しかし、阿紫花英良は仁義を大切にしたいからと取引をためらいました。

そこで勝は、この争いは人形遣いを利用したものだと教えます。それを知った阿紫花英良は勝に手を貸し、親族側についている人形遣い達と戦います。勝はどうなってしまうのか、人形遣いとは一体何者なのか、勝の成長と共にその真相が明らかになっていくストーリーです。

植田千尋は、からくりサーカスの原作ファンの方も納得の演技力を見せています。2500人以上の中から選ばれただけあり、植田千尋の実力は確かです。最初は上手く演技ができず、悔しくて泣いてしまったこともあるそうなのですが、それを乗り越えて勝を全力で演じています。

アニメの丁寧な作りに対しても評価が高いからくりサーカスですが、それだけでなく勝役を演じる植田千尋が初主演なのにとても上手いことに驚いている方も多いようです。今までたくさんの出演作品があるわけではなく実力で選ばれているので、声優としての才能さえも感じさせます。

原作ファンの中には、漫画を読んでいた時の勝のイメージそのままの声だったという方もいました。アニメのPVを見ただけで感動して泣いてしまったそうです。

からくりサーカスのアニメを見た方の中には、植田千尋が本当に無名なのかと疑っている方もいました。とても自然な少年声が好みだという評価もたくさんあります。ただ、出演作品が少なくツイッターなどもされていないため、謎の人物ともいわれていました。

植田千尋の声に、今後あらゆる活躍を期待するコメントがありました。からくりサーカスでの才賀勝役をきっかけに、声優だけでなくたくさんのジャンルで活動の幅を広げてほしいところです。

植田千尋は、アニメからくりサーカスの高い倍率のオーディションで抜擢されて注目を浴びている声優でした。実力で選ばれているだけあり、たくさんの方がその声に才能を感じていました。ただし、新人声優なので所属事務所のプロフィール以外は不明で、年齢も分かっていません。

しかし、以前よりも活躍の場が増えています。現在はからくりサーカスのアニメ声優だけでなく、からくりサーカスのラジオやイベントにも出演されています。そのため、今後もたくさんの場で活躍することが期待されています。