【からくりサーカス】ゾナハ病の原因とは?しろがねの血が感染者を救う?

からくりサーカスのゾナハ病の原因に迫ります!からくりサーカスといえばユニークな設定を持つ奇病ゾナハ病が印象的です。ゾナハ病にかかった者は人を笑わせないといけない状態になりますが、果たしてゾナハ病の原因とは何なのか?またゾナハ病を治療するにはしろがね(エレオノール)の血が必要だといわれています。ゾナハ病を治す方法とは何でしょうか?勝や鳴海が活躍するからくりサーカスのゾナハ病の原因に迫るとともに、しろがねを含めた病気の治療法についても詳しく解説していきます!

【からくりサーカス】ゾナハ病の原因とは?しろがねの血が感染者を救う?のイメージ

目次

  1. ゾナハ病が登場する『からくりサーカス』とは?
  2. ゾナハ病の原因とは?
  3. ゾナハ病はしろがねの血で治療?
  4. ゾナハ病は地獄のような病気?
  5. ゾナハ病とゾバエ病の関係とは?
  6. ゾナハ病が去った後の世界は?
  7. ゾナハ病に関する感想や評価
  8. ゾナハ病の原因やしろがね(エレオノール)まとめ

ゾナハ病が登場する『からくりサーカス』とは?

漫画「からくりサーカス」ではゾナハ病という奇病が登場します。からくりサーカスにおいてゾナハ病は作品の面白さに直結してくるような面白い設定の病気です。ゾナハ病はからくりサーカスの序盤から最後まで登場し、その原因や正体がだんだん明らかになっていきます。

恐ろしい病気のゾナハ病ですが、治す方法もあるようです。ゾナハ病を治せるかもしれないものとして、しろがねの血が挙がっています。果たしてゾナハ病を治すことができるのは何なのか?またゾナハ病はある有名な漫画にも影響を与えていました。

この記事ではからくりサーカスを象徴するような病気「ゾナハ病」や、しろがね、エレオノールが関係する病気の治療法についても詳しく解説していきます!からくりサーカスのゾナハ病に興味のある方は是非最後までご覧ください!

からくりサーカスの作品情報

からくりサーカスとは小学館の週刊少年サンデーで1997年32号~2006年26号にかけて連載されていた、藤田和日郎さんによって描かれた漫画です。からくりサーカスの漫画コミックスは全部で43巻あり、全425話に及びます。からくりサーカスのフランス語タイトルは「Le Cirque de Karakuri」と表記します。

からくりサーカスはサンデーCM劇場で、30秒間のアニメーションとして放映されたことがあります。1993年「祝創刊40周年オールスター総出演編」では、からくりサーカスのキャラクターが出演しました。総出演編は長期間少年サンデーの公式ホームページで視聴することもできたようですが、今は配信が終わっています。からくりサーカスは2018年3月14日に発売された週刊少年サンデーで、テレビアニメになる事が紹介されました。

からくりサーカスの作者は?

からくりサーカスの作者は「うしおととら」などの漫画で有名な藤田和日郎(ふじたかずひろ)さんです。藤田さんは1964年5月24日に北海道旭川市に生まれた漫画家です。藤田さんは北海道旭川東高等学校を卒業後、日本大学法学部新聞学科に進学しました。藤田さんの血液型はA型で、現在は東京都豊島区で仕事をしています。藤田さんは以前から物語を考えるのが得意でした。

藤田さんは高橋留美子さんが描いた「闇をかけるまなざし」や「笑う標的」という短編ホラー漫画に感銘を受けて、漫画家を志すようになりました。藤田さんは1988年に週刊少年サンデー増刊号で「連絡船奇譚」によって漫画家デビューしています。その後藤田さんは「うしおととら」で初めて連載漫画を描くことになります。

藤田さんの代表作は他にも「邪眼は月輪に飛ぶ」や「月光条例」などの漫画があります。藤田さんは主に週刊少年サンデーを舞台に、漫画家としての地位を築いていきました。

1人目の主人公:才賀勝

からくりサーカスの一人目の主人公にあたるのは才賀勝です。才賀勝は11歳になる少年で、小学校5年生です。からくりサーカスで才賀勝が主人公をつとめるのがプロローグ編とサーカス編、からくりサーカス編に機械仕掛けの神編です。才賀勝は裕福な家の息子として生まれました。才賀グループのトップである才賀貞義が愛人に産ませた子供が才賀勝です。

才賀貞義は、180億円の遺産を勝のために残してくれました。あまりに巨額の遺産を勝一人が受け継いだことから、お金目当ての親戚は勝を殺そうとたくらむ者まで出てきました。からくりサーカスの序盤で勝は引っ込み思案な少年でしたが、しろがねや加藤鳴海たちと関わる中で、強い人間に変化していきます。

やがて勝にとって加藤は、尊敬すべき存在となっていきます。勝は小学生ですが大学生に負けないほど勉強のできる少年です。勝は一目見たものはそのままそっくりに再現できる、特殊能力を持っています。また勝は人を笑わせることに関心があり、仲町サーカスとの関係を持つようになりました。このため勝自身も芸人のような人を笑わせるスキルを習得していきます。

2人目の主人公:加藤鳴海

からくりサーカスで2番目の主人公になるのが加藤鳴海です。加藤はからくり編の主人公であり、中国武術である形意拳を操ります。加藤は初め18歳なのですが年に似合わず、外見は老けているのが特徴です。加藤は男らしく熱い性格をしており、才賀勝に大きな影響を与えました。加藤もお金持ちの家に生まれており、子供のころはいじめられっ子でした。

鳴海の母が弟を妊娠すると、鳴海は兄貴としての自覚がついたらしく、中国武術を習って自分を鍛えるようになりました。しかし結局弟は流産となり、鳴海はひどく悲しみます。鳴海はいつか弟が生まれ変わると信じて、中国武術の稽古により励んでいくようになりました。

からくりサーカスの序盤で鳴海はゾナハ病にかかっており、人を笑わせなければいけない状況にありました。鳴海は人を笑わせようとするのですが、なかなかうまくいかず、無理やり笑いを取って周りにしらけられることも多々ありました。

TVアニメ「からくりサーカス」公式サイト

ゾナハ病の原因とは?

からくりサーカスに登場するゾナハ病は恐ろしい病気ですが、はたしてこの病気の原因は何でしょうか?ゾナハ病は漫画上で登場する架空の病気であり、この病気がからくりサーカスの漫画を面白くしています。ここではゾナハ病について、またゾナハ病になる原因に迫ります。

ゾナハ病とは?

からくりサーカスに登場するゾナハ病の正式な名前は「他者の副交感神経系優位状態認識における生理機能影響症(Z.O.N.A.P.H.A.Syndrome」といいます。自動人形を操る「真夜中のサーカス」というサーカス団がゾナハ病の原因をふりまいていました。真夜中のサーカスは銀色の煙を発散させており、これを吸う事でゾナハ病にかかります。真夜中のサーカスはゾナハ病になる原因をまき散らす恐ろしい存在だったのです。

真夜中のサーカスは無差別にゾナハ病の原因となる煙をまくので、次々に感染者が現れました。ゾナハ病にかかると、人を笑わせないといけない状況になります。なぜなら人を笑わせることが出来ないと、呼吸困難が生じたり激痛を感じる発作が出てくるからです。ゾナハ病の発作を抑えるためにはとにかく人を笑わせるしかないのです。

ゾナハ病を長期間患うとだんだん免疫力も下がってくるので、合併症を併発して死亡する危険性もあります。そのためゾナハ病は人を笑わせないと死ぬことになる病気だとされています。ゾナハ病の原因となる煙はなんてことはありませんが、これを吸って病気に感染すると死か、それ以上の苦しみを味わうことにもなりかねません。

ゾナハ病は人を笑わせないと死ねなくなってしまいます。ゾナハ病にかかると激しい痛みや呼吸困難に襲われるので、まだ死んだ方がましな状態になります。しかしこれら激痛に襲われても死ぬことができないことが、ゾナハ病の真の恐ろしさなのです。

ゾナハ病原因:白金(フェイスレス)の嫉妬

ゾナハ病の原因を作ったのは錬金術師の白金でした。白金とは白銀の弟のことです。白金は人間としての生命を持つ人形です。白金は自分の思い人を参考にして人形を制作することになります。それがフランシーヌ人形です。白金の作った人形は色々な表情をするのですが、ただ一つ笑う表情を見せることができませんでした。白金は自分の作った人形が笑えないことが非常に残念でした。

ゾナハ病原因:笑えないフランシーヌ人形

からくりサーカスで思い人は殺されていました。白金は思い人を殺害した人間達に復讐をすることを誓います。また笑えないフランシーヌ人形を笑わせるためという目的も込めて、白金が作った病気がゾナハ病でした。白金は思い人を殺した人たちの住む村に向けてゾナハ病に感染する原因をまき散らします。

しかし白金がゾナハ病をまいたところでフランシーヌ人形が笑う事はありませんでした。笑ってくれないフランシーヌ人形に呆れた白金は、ついに彼女を見放すことになります。

ゾナハ病原因:ゾナハ病を拡散する「自動人形」

からくりサーカスのフランシーヌ人形は自分が笑えないために、創造主から見捨てられたと考えました。そのためフランシーヌ人形は笑えるようになるための方法を探し始めます。フランシーヌ人形は、エレオノールが創造した自動人形です。最も古い4人のメンバーとフランシーヌ人形は共に真夜中のサーカスを組むことになります。

こうして真夜中のサーカスはゾナハ病をまき散らす旅をする事になりました。ゾナハ病をまく理由はフランシーヌ人形を笑わせてくれる相手を探すことでした。このような原因からからくりサーカスの世界でゾナハ病が登場するようになりました。真夜中のサーカスが世界を回るようになって、世界中にゾナハ病が蔓延するようになっていきました。

ゾナハ病には元ネタがある?

ゾナハ病には元ネタがあると言われています。ゾナハ病の正体はミクロなナノマシンです。このゾナハ病の元ネタになったといわれている作品が、週刊少年サンデーで連載されていた「ARMS」です。「ARMS」はからくりサーカスと同じ時期に連載されており、ナノマシンの存在が作中で登場します。そのためからくりサーカスの作者が「ARMS」に影響を受けた可能性が考えられるのです。

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ゾナハ病はしろがねの血で治療?

からくりサーカスに登場するゾナハ病は恐ろしい激痛の発作と死ねなくなる症状を示しますが、治療法もありました。ゾナハ病の治療にはしろがね、またの名をエレオノールの存在が関わってきます。ここではゾナハ病の治療法について解説していきます。

ゾナハ病治療:しろがねはゾナハ病を治せる

ゾナハ病を治療する唯一の方法は生命の水(アクア・ウィタエ)を飲む事しかありません。生命の水とは柔らかい石(賢者の石)から作られた、あらゆる病を治すといわれる霊薬のことです。柔らかい石の水溶液に当たるのが生命の石であり、これを飲むとゾナハ病への抵抗力がつきます。

しかし柔らかい石がどこにあるのかはまったく分かりません。いちおう生命の水は残っているのですが、そこにはしろがねが溶け出しているので安易に飲むわけにはいきません。

ゾナハ病治療:超人「しろがね」になる鳴海

からくりサーカスで自動人形を憎悪しているエレオノールが溶け出した生命の水を飲めば、しろがねの心を受け継ぐことになります。しろがねの精神性の一部と自動人形を憎む気持ちまで生命の水と一緒に飲むことになり、自動人形を破壊するエレオノールそのものになってしまうのです。

生命の水を飲んでしろがね化した人間は5年に1歳づつ年を取るようになります。またしろがねとなった人間は一般人よりも再生する能力が増加し、死なない体を持ち合わせます。仮に体中の血液がなくなったり、体の大部分が破壊されたりしたら死にますが、それ以外の方法では死ねなくなってしまうのです。

加藤鳴海はゾナハ病にかかりましたが生命の水を飲みました。そのおかげで加藤はしろがね(エレオノール)と化すことになったのです。

ゾナハ病治療:アポリオンのモードをチェンジ

からくりサーカスでゾナハ病にかかった者に待つのは2つのことしかありません。1つは永久に死ねない状態で激痛を味わい続けること。もう1つが生命の水を飲んでしろがねになり、自動人形との戦いをするかです。からくりサーカスの世界において、生命の水自体が少ない状態にあります。一方ゾナハ病患者は増えるばかりなので、生命の水が患者全員にいきわたらなくなっています。

いまのところゾナハ病を治すには生命の水を使うしかありませんが、別の治療方法もあるようです。ゾナハ病になる原因の病原菌はとても小さい自動人形アポリオンです。このアポリオンを身体から除去することができれば、生命の水を使わなくてもゾナハ病を治療することができると言われています。ゾナハ病にかかったら生命の水を飲んでエレオノールと化すか、病気の原因となる病原菌自体を体から取り除く必要があります。

ゾナハ病治療:人の体を治す効果もあった

からくりサーカスでゾナハ病の原因であるアポリオンのモードが変わったことがありました。史上最悪の病気とされるゾナハ病でしたが、モードが変わったことにより体を治してくれる機能を持つようになります。このゾナハ病のモード切替を見る限り、使い方によっては医療技術に転化することもできそうです。一見恐ろしい病気に見えるゾナハ病ですが、人の体を治癒する能力も備えていたことになります。

本当に恐ろしいのはゾナハ病ではなく、それを人間を殺すために使用したフェイスレスの悪意にあるといえるでしょう。

ゾナハ病治療:しろがね(エレオノール)の子守唄

からくりサーカスでゾナハ病を治療するにはもう一つ方法があります。それはエレオノールが子守唄を歌うことです。エレオノールの子守歌はゾナハ病を治す効果がありました。エレオノールの子守歌は、ゾナハ病の原因である虫のゾナハ蟲のモードを変化させられます。ゾナハ蟲は初め人を病にする状態にありますが、エレオノールの子守唄を聞くことで、病気が治る状態に変化します。

そしてこれら全部が終了すると、ゾナハ蟲は人間の体から除去されることになります。なのでエレオノールはゾナハ病の原因を取り除ける重要な人物という事になります。

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ゾナハ病は地獄のような病気?

誰かを笑わすことを強いる病気

からくりサーカスに登場するゾナハ病は地獄のような恐ろしい病気です。なぜなら何があっても誰かを笑わさなければならないからです。もし人を笑わせられない場合は呼吸困難や体に激痛が走る発作が起こるので、対処のしようがありません。からくりサーカスの主人公である加藤鳴海は、ゾナハ病にかかってしまいました。

ゾナハ病は見方によってはギャグ漫画的に面白い設定の病気だと言えます。なぜならゾナハ病にかかった人は人を笑わせないと死ぬほどの痛みを感じるので、何としても笑わせようとするからです。加藤鳴海もゾナハ病の発作を回避するために必死に笑いを取りにいきましたが、すべりにすべりました。鳴海がいくらがんばっても人に笑ってもらえない状況は、読者からすると面白くみえます。

からくりサーカスの物語が進むなかで鳴海はゾナハ病を研究している施設に関わることになります。ゾナハ病の研究施設にはゾナハ病に感染した患者や研究員がいました。ゾナハ病研施設にいる人間達を見た鳴海は、ゾナハ病の恐ろしさを身に染みて感じることになります。暗い部屋にはゾナハ病に苦しむ多くの人間がいて、鳴海は恐ろしい病気にかかってしまったと考えざるを得ませんでした。

フェイスレスの恐ろしい悪意

からくりサーカスに現れるフェイスレスはこの漫画で最大の悪の親玉です。フェイスレスはしろがねたちの指導者でもあります。からくりサーカスの物語であらゆる悪さを裏で企んでいたフェイスレス。

悪の元凶であり、ゾナハ病で世界中の人間を苦しめようとしていたのがフェイスレスだったのです。フェイスレスはしろがね、またの名をエレオノールを手に入れようとしていました。

このフェイスレスの正体は白金でした。かつてフェイスレスはエレオノールにそっくりな人間を、兄貴である白銀に強奪されたことがあります。この出来事でエレオノールは白銀を恨むことになり、フェイスレスの野望が生まれるキッカケとなりました。こうしてフェイスレスは新しくのりうつる用の人間を決めました。フェイスレスがのりうつろうと目標を定めたのが、勝だったのです

アポリオン発狂モードで感染者増加

からくりサーカスの物語が終盤になると、フェイスレスは人間を全滅させる作戦を遂行することになります。ゾナハ病の原因となる病原体アポリオンを、世界中にまき散らすことで全ての人類を殺そうとするフェイスレス。このときフェイスレスが放ったゾナハ病はこれまでのゾナハ病とは違っていました。これまでのゾナハ病は症状が第3段階まで行くと、死ねない状態で苦しみ続けることになります。

しかしこのときフェイスレスが放ったゾナハ病に感染すると、人間を殺すことができるようになっていました。フェイスレスは人類抹殺のためにゾナハ病の原因となるものを改良して、人を殺せる力を持たせていたのです。

フェイスレスはその気になればいつでも人類滅亡ができた

からくりサーカスのフェイスレスはその気なれば、いつでも全人類を滅亡させることができました。なぜならフェイスレスはナノマシンを世界中にまき散らしており、アポリオンのモードを変えていたからです。これによってゾナハ病にかかった者が死ぬまでの時間を早めることができました。

フェイスレスがその気なれば、いつでも人類をみんな殺すことができました。いまや人類の命運はフェイスレスに握られていることになります。このようにゾナハ病の原因となるアポリオンは、人を殺すための凶器に性質を変えていました。

ゾナハ病の第1段階とは?

からくりサーカスに登場するゾナハ病にかかると、3段階の症状に襲われます。ゾナハ病の症状第一段階目は、誰かを笑わせないと、激痛にみまわれてしまいます。からくりサーカスの主人公鳴海も、ゾナハ病第一段階の症状でさんざん苦しみました。しかし第一段階目の症状であれば、誰かを笑わせさえすれば問題なく過ごすことができます。ゾナハ病の第一段階目の症状は、まだ対処できる範囲の病気です。

ゾナハ病の第2段階とは?

からくりサーカスのゾナハ病の症状が第二段階目にはいると、人間の免疫力がだんだん落ちていきます。免疫力が低下した人間は他の合併症に襲われる危険が高まるため、非常に危ない状態となります。ゾナハ病に感染した人は、この合併症によって死に至るケースがたくさんあります。

しかしゾナハ病の第二段階目で死ねる人はまだ運が良いといえます。なぜならゾナハ病第三段階目の症状は、救いようのないほど恐ろしい状況になるからです。

ゾナハ病の第3段階とは?

からくりサーカスのゾナハ病第三段階目は、人間が死ぬことができなくなってしまいます。死ねないだけでなく、身体には半永久的に苦しみが走ります。ゾナハ病第三段階目に入ると人間の新陳代謝が止まり、体温もある段階で止まってしまうので、体が硬くなります。このため年をとることがなくなり、死ねないまま苦しみ続けることになるのです。

ゾナハ病の第三段階目にはいると食べる必要もなくなり、よほどのことが起きないかぎり外部の状況によって死ぬことは不可能です。ゾナハ病の本当の恐ろしさはこの3期目の症状にあります。死ねない体となって、でも痛みに苦しみ続けなければいけなくなります。ゾナハ病第3段階目は死という逃げ道が亡くなり、苦しみと永久にいつづけることになるのです。

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ゾナハ病とゾバエ病の関係とは?

ハンターハンターのゾバエ病の元ネタ?

からくりサーカスに登場するゾナハ病は斬新な発想で、作品の面白さに直結するような存在です。そんなゾナハ病は他の有名漫画にも影響を与えているといわれています。それは富樫義弘さんが描く「ハンター×ハンター」です。ハンター×ハンターに登場する病気の名前は「ゾバエ病」といいます。ゾナハ病とゾバエ病、名前が似ているので、ゾバエ病の元ネタになったのがゾナハ病だと考察できます。

ハンターハンターのゾバエ病とは?

からくりサーカスのゾナハ病が元ネタとなったと思われる、ハンター×ハンターのゾバエ病とはどんな病気なのでしょうか?ゾバエ病にかかると死ねなくなる病気とあります。死ねなくなる病気という時点で、ゾナハ病と設定が同じです。このためゾバエ病の元ネタはゾナハ病だといえるのです。からくりサーカスはハンター×ハンターに影響を与えていたということになります。

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ゾナハ病が去った後の世界は?

ここではからくりサーカスの世界からゾナハ病が去った後の世界について解説していきます。からくりサーカスの悪の権化であったフェイスレスは物語の終盤になると驚きの行動を見せてくれました。ここに至るまでの間にどのようなあらすじの流れがあったのでしょうか?まずはからくりサーカスの物語ラストでフェイスレスが意外な行動をとるまでの、あらすじを振り返っていきます。

ラストまでのからくりサーカスのあらすじ概要

からくりサーカスの才賀貞義が死んだことで、莫大な遺残を小学生の勝は受け継ぎました。しかしあまりに巨額の遺産を受けた勝は、親族から憎まれ、命を狙われてしまいます。しろがねは加藤鳴海と勝のおじいさんに勝の命を守るよう命じられていました。

このおかげでしろがねは勝を助けてくれて、勝は九死に一生を得ました。加藤鳴海や勝、しろがね達はたまたま出会ったようにみえます。しかしその裏には出会うべくして出会う因縁があったのです。この出会うべくして出会う出会う仲間達というのは、作者の藤田さんの個性的な演出だという意見があります。

藤田さんの代表作である、うしおととらでも、1巻から最終話までの間に意味深な伏線が登場していました。からくりサーカスにおいても勝やしろがね、鳴海の3人には重要な関係性がはられていました。このような流れの中でフェイスレスとの最後のエピソードに入っていきます

フェイスレスの最期

からくりサーカスの物語も結末になりると、フェイスレスが意外な行動を見せます。フェイスレスは勝の命を助けてくれたのです。恩人のフェイスレスに対して、勝は一緒についてくるように提案します。しかしフェイスレスは、勝の好意を断ってしまいます。

フェイスレスは最後の段階にきて、緊急脱出艇を勝のために用意してくれました。そしてフェイスレスは落ちていく宇宙ステーションに残って、最後を迎えようとしていたのです。果たしてフェイスレスのこの意外な行動はなぜ起きたのでしょうか?

フェイスレスが勝たちに感情移入したことが考えられます。勝やエレオノール、鳴海たちが以前のフェイスレス自身に似ていたので、助けてあげたくなったと考察できるのです。もしもフェイスレスがフランシーヌを強奪しないで、兄に渡していたら彼の運命は変わっていたかもしれません。 こうしてフェイスレスは最後の局面で勝たちを助け、自分は宇宙ステーションとともに最後を迎えることになりました。

鳴海とエレオノールが世界を渡る

こうしてからくりサーカスの悪の元凶であったフェイスレスは滅び去りました。ゾナハ病がからくりサーカスの世界から消えていくことになります。ようやくからくりサーカスの世界に平和な世の中が訪れました。ゾナハ病のない世界でも仲町サーカスはこれまでのようにサーカスをして地域を回っています。

からくりサーカスの物語最後で、エレオノールと鳴海は新しい活動を始めだします。両者は2人でサーカス団を作り、世界中をサーカスして回ることを考えつきました。紛争で苦しむ世界をサーカス団として周り、笑いを届けることにしたのです。 こうしてゾナハ病の去ったからくりサーカスは終了します。

ゾナハ病に関する感想や評価

ここではからくりサーカスのゾナハ病に関するツイッターでの評価、感想について見ていきます。ゾナハ病に関する意見としては、この病気にかかった者の最後が惨めすぎるという感想がありました。ゾナハ病には3段階の症状があって、人を笑わせれば発作を抑えられる第1期の頃ならまだマシかもしれません。

しかしやがて死ねなくなり、激しい痛みに永遠に苦しみ続ける第3期のような状態では、あまりにかわいそうな状況に映ったのだと考察できます。世の中には花粉症で苦しむ人もいますが、実は花粉症の正体はゾナハ病だったのではという感想もありました。

からくりサーカスでアルテミスという大きな人形が現れて、ゾナハ病をまき散らすシーンがあります。このアルテミスに対して勝やギィが立ち向かい、オートマータと戦うのですが、この時期のバトル展開が面白いという評価もあります、

からくりサーカスはゾナハ病の独特な設定の楽しみもありますが、少年漫画らしいバトルの展開も求められていると考察できます。またアクア・ウィタエとゾナハ病が同じ場所から誕生していたことに驚く読者もいました。

ゾナハ病を治す唯一のアイテム生命の水(アクア・ウィタエ)と諸悪の権化ゾナハ病が、同一の場所にあったということが、読者にとって衝撃だったのでしょう。からくりサーカスに登場するゾナハ病はユニークな設定の病気ですが、見方を変えたら呪いのような病気です。読者からしたら絶対にかかりたくないという病気がゾナハ病なのです。

ゾナハ病の原因やしろがね(エレオノール)まとめ

ここまでからくりサーカスのゾナハ病について、病気の原因やエレオノールについて見てきました。からくりサーカスの世界でゾナハ病は面白くもあり、恐ろしい病気でもあります。ゾナハ病にかかったら人を笑わせなければいけない部分は面白くみえますが、症状が進行していくと合併症の恐怖や、永遠に死ねない中で苦しみ続けるという恐ろしさがあります。

決してかかりたくないゾナハ病ですが、治療法も存在しました。それは生命の水を飲むことであり、しろがねの子守歌をきくことでもありました。恐ろしいゾナハ病ですが、絶対に治らない病気ではなかったのです。

ゾナハ病はユニークな設定だけあって、ハンター×ハンターにも似たような病気が登場するほどの影響力もありました。エレオノールやゾナハ病のことを知って、これまで以上にからくりサーカスを楽しんでいきましょう!

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